平成20年度議事録

平成20年6月24日・所管事項に係る県内調査

1 調査日時・調査箇所・調査事項
  平成20年6月24日(火)
   ○いきいき成器保育園
     ・地域住民による保育園自主運営の取組について
   ○いなばエコ・リサイクルセンター
     ・廃プラスチックの再生・再商品化の取組について
   ○湖南学園
     ・県内初の小中一貫教育の取組について
   ○鳥取大学
     ・県教育委員会との事業連携について
     ・中高一貫教育について

2 調査委員
  藤縄委員長、浜崎副委員長、市谷委員、澤委員、伊藤(保)委員、松田委員、廣江委員、村田委員、山口委員、横山委員

3 随行者
  議会事務局議事調査課  野川主幹、前田副主幹

4 調査報告

 今回の県内調査では、福祉・教育分野に関して、今春から県内で初めて住民による自主運営を行っている「いきいき成器保育園」、県内初の小中一貫教育の取り組みを行っている「湖南学園」及び附属高校設置構想を打ち出した「鳥取大学」の取り組みについての調査を実施した。保育園児から小・中・高校、大学生まで段階を追って、本県の子どもをとりまく保育・教育環境の現状と課題についての認識を深めることができた。

 また、生活環境分野に関して、「いなばエコ・リサイクルセンター」の廃プラスチックの再生・再商品化の取り組みについて調査を行った。

 「いきいき成器保育園」、「湖南学園」双方に共通するのは、関係者や地元が共に支えていこうとする熱意である。また、「いなばエコ・リサイクルセンター」は児童による社会科見学や公民館活動を通じたリサイクル事業の理解の促進に尽力しており、こうした自発的な取り組みが県内で更に拡大していくことが望まれるところである。

 なお、これらについては行政による一定の支援も必要だが、県内各地の地域実情は必ずしも一定ではなく、当該地域の実情に応じたきめ細やかな対応が求められていることに留意が必要である。

 併せて、「鳥取大学」における附属高校設置構想についても、私学中高一貫校、公立中高一貫校の今後の動向を含め、地域の実情も踏まえた上で整合が図られるよう留意が必要である。

 なお、「鳥取大学」は、医師不足対策や教員免許更新制度の導入等、鳥取県が直面する課題に対して、今後さらに大きな役割を担っており、地域の課題を大学が吸収し、大学の「知」が地域に還元されるといった還流関係がさらに強まるよう、大学の魅力向上に大いに期待したいところである。

 

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