本会議で決定した議員派遣について、その概要等を掲載します。(結果報告については、派遣終了後に掲載いたします。
平成20年7月29日~8月3日
山根議員[団長]、前田八議員[副団長]、興治議員[秘書長]、澤議員、浜田議員、尾崎議員
議会事務局 野川主幹、田中副主幹 交流推進課 清水副主幹
【沿海地方議会を訪問】 【図書目録を交換(児童図書館)】 【児童との交流(児童図書館)】 【図書目録を交換(ゴーリキ図書館)】 【名探偵コナン、ゲゲゲの鬼太郎をグッズで紹介】 【市内中央市場を視察】
今回の県議会によるロシア訪問は、平成14年の訪問以来6年ぶりということもあり、沿海州地方議会を表敬訪問し、ゴルチャコフ議長に鳥取県への訪問を要請する鳥取県知事、鳥取県議会議長からの親書を手交した。
また、平成7年に鳥取県立図書館と業務協力協定を結んで交流を続けているゴーリキ図書館並びに沿海地方児童図書館を訪問し、県立図書館から預かった本(それぞれ55冊、50冊 計105冊)を渡すとともに、目録の交換を行った。
あわせて、来年2月に就航が予定されている定期貨客船の運航に向けて、沿海地方周辺の経済状況や観光客誘致の可能性についても調査を行った。
ロシア沿海地方と鳥取県の交流は、平成3年に「友好交流に関する覚書」を締結し現在に至るが、「北東アジア地域国際交流・協力地方政府サミット」や県立図書館とゴーリキ図書館・沿海地方児童図書館との交流や一部の文化・スポーツでの交流を除けば、当該地方との交流はあまり盛んではない感がある。今後は、議会同士の交流とあわせて、生徒・児童の相互交流なども検討すべきであると感じた。
経済状況については、品質の良さ、安全性などから日本の商品に対する信頼は高く、富裕層を中心に中古車や食料品など、日本の物を選んで買っている。店舗に並んでいる日本の農産品は新潟県産や青森県産が多かったが、いずれも高価格であった。定期航路ができれば、長いもや果物など、鳥取県産品でも十分対抗できると感じた。
また、2012年のAPECサミットに向けてのインフラの整備を始めたため、建設用資材の需要が高まると予想される。そういったことから、日本からの輸入はますます増加していくが、ロシアで商売をするためには、まずは信頼できるロシア側のパートナーをつかまえることが不可欠であるとのことだった。幸いにも、現在は総領事館に鳥取県から派遣されている川上副総領事がいるので、その利を最大限に活用すべきである。
今回の視察を通して、当該地方において鳥取県は余り認知されていないことを痛感した。定期貨客船の運航に伴う経済交流や観光客誘致のためにも、今後は、総領事館などの協力を得ながら、もっと鳥取県のすばらしさをPRする必要があると感じた。
さしあたって、蒲原総領事からの了解も得られたことから、鳥取県の食材を総領事館へ送り(総領事館が購入)、現地でも有名なシェフである総領事館の末広さんの腕と、蒲原総領事のトークセールスを通じて、現地の人に鳥取の食材のすばらしさをPRしていただくことを始めてはどうかと考える。
今回のロシア訪問は、当初の目的であった、ゴルチャコフ議長の来県についても、前向きな回答を得られ、さらに、今後、9月にウラジオストクで開催される「第13回北東アジアサミット」において、沿海地方議会から提案が予定されている議会レベルでの積極的な交流を進める足がかりとなる、大変有意義な訪問であった。
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