午前10時6分 開会
◎内田委員長 おはようございます。ただいまから総務警察常任委員会を開会いたします。 日程は、お手元の日程のとおりでありますので、この順序に従って議事を進めさせていただきたいと思います。 まず初めに、会議録署名委員の指名をいたします。 伊藤委員と尾崎委員にお願いいたします。 それでは、ただいまから本委員会に付託されました議案について審査を行います。 まず、付託議案に対する質疑、討論を一括して行っていただきたいと思いますが、質疑がありましたら。 質疑はございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) 続きまして、討論に移ります。
○山田副委員長 議案第44号、鳥取県人権尊重の社会づくり条例の一部改正等についてでございます。これにつきましては反対の立場ということで、意見を述べさせていただきたいと思います。 大きく第1条と第2条ということでセットで出されておるわけでございますが、第1条の方の人権に関する相談業務の関係につきましては了としたいと考えておりますが、第2条のいわゆる人権侵害救済推進及び手続に関する条例と人権侵害救済推進及び手続に関する条例等の停止に関する条例、2つ出されておりますけれども、まだ隘路や課題がある中で、結論が出されていない段階での廃止ということには反対だと、こういうことでございまして、結果的に反対という立場の主張をしたいと思います。
○銀杏委員 今、山田副委員長よりお話がありました議案第44号でありますけれども、基本的にはこの議案については賛成でありますけれども、ただし、これが十分なものだとは思っていません。2点ほど申し上げますと、今回の条例改正のねらいは、一つは相談窓口体制を充実させようといったことだと思いますが、果たして当初の議会提案で人権侵害救済の条例をつくったときのねらいを十分満足させるものなのかどうか、それから、これで県民のニーズに十分こたえ得るものなのかどうなのかということがあります。これはあくまでも今後相談者が満足をされて帰っていただけるのかとか、問題解決につながる機能を十分果たし得るものなのかどうなのか、こういったことをしっかり検証をしながら今後とも内容を検討する必要があるというふうに思っております。 といいますのは、中でも公権力による人権侵害への対応について、県行政の内部に窓口を置くといったことで、県行政に限った事案でないと十分な効果が得られないのではないかとか、さらに窓口自体が県行政に置かれるということで、公権力に被害を受けながら公権力の窓口に相談に行くという、これには県民の皆さんも抵抗を覚える方がいらっしゃるのではないかということで、外部に委託なり窓口を設置ということも今後検討する必要があるのではないかといったことが一つ思いとしてあります。 もう一つ、見直し検討委員会で示されました意見に3つの単行条例が示されています。子供と公権力と差別でありますけれども、これについては、やはり議論が不十分だというふうなことであります。子供につきましては、まず弁護士会の方で検討を進めるとありますけれども、まだまだ進んでいないように聞いております。片や県議会提案の条例は廃止になるということでありまして、単なる窓口機能を、単なると言ったら申しわけありませんが、窓口機能を充実することも大変大事ではありますけれども、強化するということだけではなくて、検討委員会で示されたそれぞれの単行条例などについても必要に応じて継続して検討する必要があるというふうに思っております。 スタートとして、この条例に従って窓口機能の強化をすることは必要であると思いますけれども、課題はまだ多しというふうに思っております。賛成した上でこういった意見を述べさせていただきます。
○尾崎委員 今の鳥取県人権尊重の社会づくり条例の一部改正等について、私も意見を申し上げたいと思います。 この人権条例に関しまして、私は一貫してずっと反対してまいりました。最初のときからずっとそうです。これは、余りにも人権という定義があいまいであったり、過料の問題があったり、それから大変大きな不備もあって、その他もろもろありますが、ずっと反対をしてまいりました。 しかし、一方で人権侵害ということをずっと私も女性の人権をスタートにいろいろ考えて、守っていかなくてはいけなという立場も持っております。そうした場合に、このたび人権条例が廃止されるということに対しては大賛成です。そしてまた、相談条例ができるということも賛成をいたしますが、先ほど銀杏委員がおっしゃったように、やはり公権力とか子供の人権ですとか、まだまだ十分に守られているわけではないですし、公権力の相談窓口、現在の考えられているものだけで果たして十分かどうかということは大きな懸念があります。 よって、私は今後これからも人権を個別に考えて、千葉の障害者条例のようにずっと積み上げて、県民が積み上げて考えていくというような、本当にプロセスを大事にした条例というものが個別に必要であろうというふうに思っております。ですから、今後も検討を続けていくということで意見を述べさせていただきたいと思います。
◎内田委員長 ほかにございませんか。
○初田委員 銀杏委員、尾崎委員が言われましたとおり、今回のもので100%対応できるとは思えません。よって、私は今後も検討していくというような附帯意見に対して賛成いたします。
○稲田委員 まず、今までずっとこの人権の問題について議論をしてきて、一つだけ私が山田副委員長とは対立をしてきたわけですが、その中で思いますのは、一つはおっしゃることはよく理解ができるのです。それは、人権尊重という大きな理念をずっと述べてこられた。このことに対しては、私たちも何ら、それがいいとか悪いとかということを言っているわけではなく、むしろそうだということなのでありますが、我々が申し上げているのは、人権尊重というこの大きな理念を達成するためにどういう手段をとってそれを達成するのか、その手段がかつて定められておった条例に幾つかの不備がある。それは、先ほど尾崎委員が言われたように人権の定義があいまいであるということ、そして一つは、ローカルな機関で準司法的な作用が果たして営めるかどうか、この問題が大きく人権の尊重ということにかかわってくるということを申し上げてきたわけであります。どうしても、片一方は理念を言う、片一方はそれに対する手段を言うということで、基本的にかみ合わない議論であります。そうではなくて、本当の理念を達成するためにどういう手段をとり得るのか、いわゆる条例、法をひっくるめた法の実態の適正なあり方というのはどういうものなのかということを、私たちは議論してきたつもりなのであります。でも、終始一貫、理想、理想、理念、理念ということを言われると、これはもともとかみ合わない議論であるというように思っております。 ですから、この問題についての考えに関しては、我々はやはり反対をせざるを得ない。理念系だけをもって、理想を持ってだけ論ずるということは、空疎な議論になってしまうということが1点あります。 現在、執行部から提案をされております条例について、私も幾つかこの委員会で申し上げたのですね。窓口の強化ということについて、果たして条例で定めなければならないものなのかということを論じてきたわけでありますが、それは百歩譲って条例でもしようがないということになったとしても、条例に対して附帯意見をつけるということに、非常に形式的にも違和感を感ずるということもあります。 2点目は、この附帯意見の中でいわゆる制度モデルとか、先ほど公権力の問題もおっしゃったわけですけれど、なるほど公権力に対してはある程度の危険性ということも私も考えないではないわけですけれども、あくまでもこれが相談窓口ということであれば、いわゆる相談者に対してこれはこうしなさいああしなさいという振り分け行為、振り分けの窓口であろうということを私自身思っておるわけでして、そういう部分からすれば、百歩譲ってむべなるかなという感を持たざるを得ないということであります。 3点目に、この附帯意見を委員長報告の中に盛り込んで、将来この条例の成立を見る、そしてそれに対する細かい規則や細則を定めていく中でその趣旨を生かしていくということに賛成であります。
◎内田委員長 ちょっと私の手違いで附帯意見の方にまで進んでしまいました。 そういたしますと、質疑、討論を終結してよろしゅうございますか。(「この件だけですか」と呼ぶ者あり) はい、議案第44号のみ。 よろしいですか。 それでは、議案第44号につきましては、質疑、討論とも出尽くしたようですので、これより採決に入ります。 まず、議案第44号、鳥取県人権尊重の社会づくり条例の一部改正等について採決を行いたいと思いますが、これに御異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) 異議がないようですので、議案44号について採決をいたします。 議案第44号、鳥取県人権尊重の社会づくり条例の一部改正等について、原案に賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手) 多数でございます。よって、議案第44号は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ただいま議案第44号が可決された結果、平成20年9月定例会から継続審査中の議員提出議案第3号、鳥取県人権侵害救済推進及び手続に関する条例等を廃止する条例については議決不要といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) それでは、議決不要といたします。 なお、議案第44号については附帯意見があるようでございますので、銀杏委員より説明をお願いをいたします。
○銀杏委員 先ほど討論でも申し述べました趣旨に基づきまして、この議案につきましては附帯意見をつけていただきたいというふうに思います。 内容を読み上げます。まずお手元にお配りしてあると思います。 鳥取県人権尊重の社会づくり条例の一部を改正する等の条例の施行に際しては、県民の人権に関する各般の問題解決のための相談体制については、必要に応じて充実を図ること。また、人権救済条例見直し検討委員会の意見で提示された制度モデルについては、国における人権救済制度の検討の状況を勘案しながら、その必要性等を含めて検討すること。 以上の附帯意見をつけていただきたいと思います。
◎内田委員長 ただいま銀杏委員から発議がございました。これについて御意見を伺いたいと思います。
○尾崎委員 先ほども討論で申しましたが、現在の人権条例が廃止されましたので、私はそれでよしといたしますが、公権力、子供、それから差別に関すること、まだまだ検討をしていくということも必要だと思いますので、銀杏委員の意見に賛成いたします。 ◎内田委員長 ほかにございませんか。
○稲田委員 改めて。先ほど私、これに対する話を言ってしまったのですが、簡単に言いますと、この内容について、わざわざ附帯意見をつけるまでもないことでありまして、これは委員長報告の中に記載していただくということで十分だろうと思います。
◎内田委員長 ほかにございませんか。 意見が尽きたようでございますので、附帯意見について採決を行います。 議案第44号について発議がありました。鳥取県人権尊重の社会づくり条例の一部を改正する等の条例の施行に際しては、県民の人権に関する各般の問題解決のための相談体制については、必要に応じて充実を図ること、また、人権救済条例見直し検討委員会の意見を提示された制度モデルについては、国における人権救済制度の検討の状況を勘案しながら、その必要性等を含めて検討することとの附帯意見を付することに賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手) 賛成少数であります。よって、議案第44号に先ほどの附帯意見は付さないことに決定いたしました。
○銀杏委員 附帯意見はつけないということに決せられたわけでありますけれども、先ほど稲田委員より意見がございました。附帯意見がつかないということでありましたら、こうした趣旨をぜひとも委員長報告の中に入れていただければというふうに強くお願いしたいと思い、採決をお願いしたいと思います。
○稲田委員 賛成。
○初田委員 銀杏委員に同意いたします。
○尾崎委員 私も同意します。
◎内田委員長 そういたしますと、附帯意見を付することに賛成等の意見があった旨の少数意見を委員長報告に含めるよう要求がありました。1名以上の賛成者がありますので、委員長報告に少数意見をつけることにいたします。よろしゅうございますか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) そういたしますと、議案第44号及び継続審査の議員提出議案第3号を除く議案の採決を行いたいと思います。
○鉄永委員 ほかにあるのですが。 議案第42号、鳥取県職員定数条例の一部改正についてでございますが、今般の本会議でも、同僚議員から代表質問、一般質問があったところでございます。また、鳥取市議会でのやりとりも相当大きくクローズアップされ、報告されたところでございますけれども、これは単に鳥取市だけの問題ではなく、市町村全体の問題でございます。したがって、30人学級等の問題につきましては、やはり市町村とよく協議して、納得した上でやっていただきたいという旨を委員長報告の中に入れていただけたらありがたいというふうに思っております。 今後そこで協議をされる中で、一応自分の意見を簡単に申し上げておきたいと思いますが、条例定数を年次的にきちんと目標を持ってやっていくということは、私は必要だと思います。それは国の流れ、あるいは全国都道府県の流れからしても当然の話であります。ただ、条例定数をなぜ削減していくかということでございますが、その大きな目的というのは、人件費削減にあるのだろうと思っております。要するに、合理化も含めて、効率性も含めて、十分に審議をしながらやっていくということではなかったかと思います。したがって、頭数だけでどんどん一方的にいくということではなくて、その他の方法も考えていただきたいという思いがありますので、今後、検討をいただければと思います。 私も検討している中で少し疑問に思ったことがあります。きょうは人事委員会事務局長もおられますし、財政当局もいらっしゃるわけですが、実は教育委員会の採用は教育委員会がやられることなのですけれども、給料の格付です。要するにA採用、B採用、C採用という形をとられますが、一般職であれば合格か不合格で試験の結果を出します。しかし、教育委員会は合格というのはいわゆるA採用だろうというふうに私は考えておるのですが、Bはともかくとして、C採用につきまして、試験の結果、一応正職員ではないという形になるわけであります。そこには明らかにA採用とC採用の間には差がなければならないと思います。要するに、何らかの形で順位づけして上位から採っていくわけです。もちろん、知識の問題もあるでしょうし、人間性もありましょうし、あるいは教育者としてどうかという評価もあるのだろうというふうに思います。 そこで、正職員と、常勤職員といえども非正規職員ですから、同じ給料というのはちょっとおかしいかなと。まして、私がお聞きしたところによると、例えば私がC採用になったとします。尾崎委員は評価が高くてA採用になったとします。私が同じ給料でその1年間はやります。2年目はもう一度私は受けます。鍵谷委員がA採用になったとします。私はまたC採用だったとします。そうしますと、私の方が鍵谷委員より給料が高くなります。実は現在そういう仕組みになっております。これはおかしいと思います。 もう一つは、非正規職員同士の格差が余りにも大き過ぎる。要は、常勤職員と非常勤職員の格差が倍半分になっています。これは余りにも問題が大き過ぎるのではないかと。教員はやはり1時間のこまの授業をしようと思いますと、事前にそれだけの準備をして授業をするわけでありますから、そこら辺も十分考えた措置が必要だろうというようなことも感じました。また、これから3年ぐらいたてば退職者がぐうんとふえますから、平準化の問題もあり、さまざまな問題がございますので、採用の仕方も含めて十分に議論して対応していただきたい。そういう意味で、最初に申し上げたことを委員長報告に入れていただきたいという意味でございます。
○稲田委員 私もまさに鉄永委員の御意見に賛成でありまして、本会議でも少し申し上げて、時間もなかった、私の不勉強もあって知事との十分な議論にならなかったのでありますけれども、この現実を踏まえた適正な行政の省力化、それは定数も給料もひっくるめて適正な省力化ということ、その頭の上に、また現実を踏まえた適正な省力化ということを強く私も申し上げたいと思います。細かいことについては今、鉄永委員がおっしゃったとおりであります。私も同じ疑問を持って今日まで来ておるわけでありまして、なかんずく、学校の先生、教育委員会については、同じような疑念を持ちながら今日まで来ておるということであります。したがって、大いに賛成であります。
○尾崎委員 私も鉄永委員の言われたことに賛成いたします。一般質問でもこの件について一部取り上げたのですけれども、自然減以上の削減はしないというふうに知事もおっしゃっておりましたが、本当に人数というよりも総額で見るということが大事なのであろうなというふうに思っています。 そしてもう一点、市町村との協議というのは非常に必要で、一般質問でも申し上げましたが、後出しじゃんけんみたいにならないように、きちんと十分に事前に話し合って、条件を厳しくしてもやはり話し合って納得詰めでいって、それから将来の方針を示して、相談をして決めていくということが非常に必要だろうと思います。賛成いたします。
◎内田委員長 どういう取り扱いにしましょうか。委員長報告でよろしいですか、それとも附帯意見をつけますか。どちらにしましょう。(「委員長報告で結構でございます」と呼ぶ者あり) 委員長報告でよろしいですか。 それでは、議案第42号につきましては、委員長報告の中にその趣旨を盛り込んで報告ということでよろしゅうございますか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) それでは、そのようにさせていただきます。 そうしますと、議案第44号、鳥取県人権尊重の社会づくり条例の一部改正等について及び平成20年9月定例会から継続審査中の議員提出議案第3号、鳥取県人権侵害救済推進及び手続に関する条例等を廃止する条例を除く付託議案について、一括して採決したいと思いますが、御異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議ないようですので、議案第44号、鳥取県人権尊重の社会づくり条例の一部改正等について及び議員提出議案第3号、鳥取県人権侵害救済推進及び手続に関する条例等を廃止する条例を除く付議案につきまして、一括して採決したいと思います。 これらの議案について、原案に賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手) 全員賛成であります。よって、議案第44号、鳥取県人権尊重の社会づくり条例の一部改正等について及び平成20年9月定例会から継続審査中の議員提出議案第3号、鳥取県人権侵害救済推進及び手続に関する条例等を廃止する条例を除いた付議案は、すべて原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 そういたしますと、次に報告事項に入ります。 質疑は説明終了後、一括して行っていただきたいと思います。 議題1、個人情報の入ったUSBメモリの紛失について、柏崎建設事業評価室長の説明を求めます。
●柏崎建設事業評価室長 行政監察監の資料をお願いします。個人情報が入ったUSBメモリの紛失について。このたび、当室の職員が以前の職場で管理していました個人情報が入っていたUSBメモリを紛失するという事故を起こしました。その内容と処理について御報告いたします。 この職員は米子方面での検査を行うために先々週の3月11日、12日、水曜日と木曜日ですが、その日程で出張し、私物のUSBメモリを検査に持参し、紛失したと。そして、その中に個人情報が入っていたというものでございます。 11日の朝、鳥取発の特急で米子で下車し、その後、大山町に移動して検査を行ったわけですが、昼になってリュックサックに入れていたセカンドバッグ、その中に財布とかUSBメモリが入っていたわけですが、それがないということに気がついたと。そしてその後、JRに報告するとともに、夕方には米子駅前の交番に落とし物の届け出をしたというものです。 そして、夜になってからですけれど、翌日の検査に使用する資料を点検しているときに、USBメモリをそこに入れていたということを思い出して、またそのメモリの中に個人情報が入っていたということも気がついたということでございます。 そして翌日、検査が終わった後、夕方帰庁し、所属長である私の方にそういうような個人情報が入ったUSBメモリを紛失したという報告がなされたものです。 この紛失物について、その後の状況でございますけれど、16日に、月曜日ですけれど、昼前に浜田警察署の方から県の方へ連絡がございました。職員が財布の中に古い身分証明書を入れていたわけですが、そのものがJR浜田駅前の道端に落ちていたという届け出が13日、金曜日の夕方に届け出があったという連絡がございましたが、きょう現在、それ以外のものはまだ見つかっておりません。 このUSBメモリに保存されていた個人情報でございますが、以前の職場で業務に使用していたものでございまして、平成18年度、中部総合事務所管内の県営住宅の入居者及び滞納金に関するものでございます。1市3町の15団地、243世帯の情報でございまして、1つは入居者の氏名、入居年月日、部屋番号、家賃の記録、もう一つは滞納金額の状況の記録でございます。 これに対しての対応でございますが、その報告を受けた後、個人情報の流出のおそれがあるということで、2次被害を防ぐということが重要であるということで、速やかに対象者に説明を行うことが必要ということ等を県は判断したところでございます。そして、13日には1市3町、これは町村への委託管理団地だったものですから、1市3町に説明するとともに、協力を得まして対象の方におわびと説明、そして不審な電話等があれば県の方へ通報していただくようにお願いに回ったところでございます。 全体の関係者は243世帯ですが、訪問したのは211世帯でございます。そのうち、本人あるいは家人に説明ができたものが179世帯で、不在は32世帯でございました。この不在の方にはおわびと説明、不審な電話等があれば通報していただくような手紙と御不在でしたという文書を置いてきたところでございます。また、その他の32世帯は県外転出とか死亡された方もございますが、住所のわかる17世帯には文書を送付したところでございます。 これが13日夜から14日夜にかけまして訪問とか説明をした状況でございます。これで一区切りの説明ができましたので、16日月曜日に記者発表したということでございます。 これまで鳥取県では記録媒体のメモリとかの持ち出しを原則禁止しておりまして、やむを得ず持ち出す場合は所属長の許可をとることとしてございましたが、本件の発生で改めて全職員に対してUSBメモリの管理の徹底と、私物USBメモリの利用を禁止するようにという措置がなされたところでございます。今後このようなことがないよう、情報管理を徹底してまいりたいと考えております。 以上が内容でございますけれど、多くの皆様に御迷惑をおかけしたことをおわびしたいと思います。
◎内田委員長 続いて、議題2、日本フランチャイズチェーン協会との帰宅困難者支援協定の締結について、城平副局長の説明を求めます。
●城平防災局副局長兼防災チーム長 それでは、防災局の委員会資料をごらんいただけますでしょうか。日本フランチャイズチェーン協会との帰宅困難者支援協定の締結についてでございますが、関係各社と今まで協議を進めてまいりまして、3月30日に協定締結の運びとなりましたので、御報告を申し上げます。 協定の概要ですけれども、1の(2)のところを見ていただきますと、協定の目的でございます。地震などの大規模災害が発生しますと交通が途絶するというような状況になりますので、通勤されている方、通学されている方、観光客の方が多く帰宅困難者になるというような状況が予想されます。そのような方へ支援をしようということで、県内に店舗数が多くて、かつ幹線道路沿いなどにあるというようなコンビニエンスストアとか外食事業者の方と協定を結ぼうというものでございます。 1の(3)のところに協定の主な内容を書いてございますが、飲み水、トイレなどを提供する、それから、ラジオやテレビなどで知り得た道路交通情報を提供していただくというようなことによって帰宅困難者の方を支援しようというものでございます。 支援可能な店舗を災害時帰宅支援ステーションという名前にしており、そのステッカーを張るようにしております。ちょっとお手元の資料では見にくいかもしれませんが、このような黄色い色で目立つようなステッカーにしております。それから、下の方には英語と、それから中国語、ハングル語の表記もさせていただいております。このステッカーについては、実は関西広域機構と連携して帰宅困難者対策を推進しようということで、同じステッカーを使用させていただいております。 2ページ目の方を見ていただきますと、今回締結する事業者を書かせていただいております。ファミリーマート、ポプラ、ローソンというコンビニエンスストアの方、それから外食事業ということで壱番屋、モスフードサービス、吉野家と、合計6社の方と3月30日に協定締結をするということでございます。
◎内田委員長 続きまして、議題3、ガイナーレ鳥取との少年非行防止教室の開催について、影井生活安全部長の説明を求めます。
●影井生活安全部長 警察本部資料の1ページと2ページについて説明させていただきたいと思います。 まず、開催趣旨でございますけれども、3月15日から実施しております学年末及び新学期における非行及び犯罪被害防止対策期間の初日に、ガイナーレ鳥取等の協力によりまして、「未来に向かって 育て少年 サッカー教室」ということを名目に少年非行防止教室を開催いたしました。県内のサッカー少年を対象に小学生を多数集めまして、ガイナーレ鳥取の代表選手などからサッカー競技の指導を受ける中で、ルールとマナーを守ることの大切さを体得するほか、少年警察補導員によります非行防止のアドバイスなど、サッカーチームと少年警察職員とのコラボレーションによります少年の健全育成を目的として取り組んだものであります。 3月15日午前9時半から約2時間、とりぎんのバードスタジアムで実施いたしました。主催は鳥取県警察、あと共催と後援はそれぞれ書いてあるとおりであります。 参加者は小学校の3年生から6年生までの約102名。これは事前にSC鳥取の方からインターネット等で募集いたしましたところ、これだけの少年が集まりました。 内容でありますけれども、私のあいさつ、コーチによります講話、少年警察補導員によります非行防止教室、全員で記念写真の撮影、サッカー教室を実施しております。最後にサイン会も実施しております。 参加されました小学生や保護者の反響を記載しております。小学生からは、サッカーのルールを守ることと同じように学校でもルールを守りたいと思う。非行防止教室で話を聞いて、欲しいものがあっても我慢したり、悪いことに誘われてもしないように注意したい。これが小学生のお話であります。保護者からも、いつもは親の言うことを聞かないので、我慢する、決まりを守るなどの非行防止の話をしてもらい非常によかったというふうな反響がありました。 参考でありますけれども、開幕戦のエスコートキッズ11人をこの102名の中から抽せんで選びまして、参加していただいています。
◎内田委員長 続きまして、議題4、中国横断自動車道「姫路鳥取線」供用に伴う交通安全対策について、西畑交通部長の説明を求めます。
●西畑交通部長 中国横断自動車道「姫路鳥取線」供用開始に伴う交通安全対策について報告いたします。 3月14日に智頭IC-河原IC間の15キロが供用開始となりました。交通規制でございますけれども、70キロで指定しております。強風とか雪など、天候などによっては、安全面を考えて、可変の標識によりまして50キロに制限すると。はみ出し禁止も実施しております。 供用開始に伴う安全対策でございますが、警察独自で4回やっております。交通規制の要領、それから事故当事者の二次被害の防止というものを考えて実施いたしました。3月6日には消防、それから国土交通省など関係者によりまして、トンネル内で事故が発生し、車両に閉じ込められ、火災が発生したという想定で大々的な訓練を行っております。 道路管理者との逆走防止対策について、特にこの道路につきましては、パーキングから出入りするということになって、インターもありますし、逆走が非常に心配ということで、各箇所を点検いたしました。右の写真のように、これはパーキングの方に入ってくる矢印をかいておりまして、これは逆行になるよということを大きな矢印で表示をするなどしております。 今後の課題でございますけれども、高速道路の高速隊員の東部分駐隊に向けて、3月末に3名体制から4名に増員いたします。さらに、装備資機材も充実していくということです。 供用開始になりましてから本日で10日目でございます。交通量を参考までに報告いたします。午前7時から午後7時までの交通量でございますけれど、平日で上下で約1万7,000台。開通前に比べまして約3,000台ふえております。この4割強が姫鳥線に乗っております。それから、休日でございますけれども、上下で約1万9,000台。開通前に比べますと約6,400台増加しております。平均しますと5割強が乗っておりますが、特に智頭に向かっての河原からの上り、これは6割が乗っておられる状況であります。現在までのところ、交通事故は発生しておりません。
◎内田委員長 続いて、議題5、平成21年度鳥取県職員採用試験、平成21年7月1日採用分の実施について、浅井人事員会事務局長の説明を求めます。
●浅井人事委員会事務局長 人事委員会の常任委員会資料をごらんいただきたいと思います。平成21年度鳥取県職員採用試験のうちの7月1日採用分ということで、大学卒業程度(土木)、高校卒業程度(一般事務)の試験の実施について御報告するものでございます。 定期的な試験の日程につきましては、前々回の常任委員会で御報告させていただいております。今回は、平成21年度採用試験の一部を前倒しで実施することとしたものでございます。これは、議会での知事答弁にもございましたように、知事からの依頼を受けて実施するものでございます。 募集職種等につきましては、先ほど申し上げましたように土木が2名程度、一般事務が3名程度ということで、平成21年7月1日採用予定ということでございます。したがいまして、受験対象は7月1日から勤務が可能な人というふうにしております。受験資格の年齢でございますけれども、今回につきましては、40歳までということで年齢を引き上げております。土木の方が、これは大学卒業程度の試験になりますので22歳から40歳までと。それから、一般事務の方につきましては、これは高校卒業程度の試験にしておりますので、18歳から40歳というふうにしております。 試験日程でございますけれども、先般13日から募集を始めまして、現在受け付け中でございます。3月30日まで受け付けをしております。1次試験につきましては4月19日に行うこととしておりまして、1次試験の合格発表が4月28日、2次試験につきましては5月21日、22日に面接試験等を行いまして、6月2日には採用候補者を発表するというふうな段取りにしております。 現在、募集中でございますけれども、けさのメール分まで含めまして1週間ほど、ちょうど今、半分ぐらい終わっておりますけれども、事務の方が108名の申し込みでございます。それから、土木の方がちょっと少なくて6名の申し込みと。ただ、この休み中の郵送分がまだうちに届いておりませんので、これも含めればまたふえると思います。まだ30日まで期間がございますので、かなりふえるのではないかなというふうには考えておるところでございます。 なお試験会場も、多数応募されたらいけないと思いまして、鳥取、米子、1,200名ぐらいは入れる会場を確保しておりますので、たくさん応募していただいても大丈夫だと思います。
◎内田委員長 それでは、ただいままでの説明につきまして、質疑等ございましたら。
○稲田委員 それでは、2点お伺いをしたいと思います。まず1点、USBメモリ。これを持ち出す場合には所属長の許可をとることというぐあいになっておりますが、これは所属長の許可が出ておるのでしょうか、どうでしょうか。この書面からはそこの部分が明らかでないということです。そこをちょっと教えてください。
●柏崎建設事業評価室長 出張前にはUSBメモリを使うという許可は出しておりませんでした。
○稲田委員 その辺も一つ問題があるのですね。ただ、この報告について以前にも行政監察監から受けたのですけれども、いわゆる情報の紛失、それが悪用されているのかそのままになっているのかはまだこの書面では明らかではない、多分ないだろうということなのですが、所属長のいわゆる許可をとらないで持ち出したということは、これは一つ大きな問題があると思います。私は基本的に、私自身が非常にずぼらな人間ですから、人のミスについてはまあまあ、だれも人間は犯すものだということは私自身は常日ごろ思ってはおりますが、それでも、この文面の中には、所属長の許可をとったのかとらないのかという、そこの部分が非常に明確ではないということをあえて申し上げたいなと思います。 私は詳しい内容についてはとやかく申し上げないけれども、監査委員の一人として、毎年上がってくるこの種のミスについて、最近非常に多いのですよ。そして、本当にこれが単なる軽過失なのか重過失に当たるのかというような問題はよく議論します。地方自治法にものっとって、これは軽過失だろうという推定のもとに処理をしていくわけですけれども、余りにもやはりミスが多い。私はこのたびの本会議の質問の中で、組織をいろいろいじくるということは、これはこれで大いに結構なことだろうとは思うのですけれども、やはり知事以下所属長の人心の収らん術というものを改めてきちんと認識をして、許可を出すか出さないか、これはどうなのだこうなのだということを、やはり所属長がそのことをきちんと認識をした上で行動してほしいなということをあえて申し上げたいなと思います。 もう一点がフランチャイズですが、もともとこの話は一体どこから出てきたのでしょうか。出どころを聞きたい。
◎内田委員長 まず、最初のUSBメモリについて。
●柏崎建設事業評価室長 説明の中で大事なことを1点忘れておりましたが、現在まで個人情報が流出したという形跡はありませんし……。
○稲田委員 いや、そんなことを問題にしているのではないのだよ。
●柏崎建設事業評価室長 はい。それと、所属長の許可の件ですが、USBメモリについては、私物のものが非常にたくさん利用されております。そういうことで、そういうような規則にはなっておりますが、実態としてそれは徹底されていなかったという実態がございまして、このたび、それを徹底するようにということと、それと、公用のものは許可を得て使ってもいいけれど、私物のものはもう使わないということを16日付で徹底されたということでございます。
○稲田委員 この情報が使われたか使われないかなどというのは、それは表に出たことであって、なぜこんなミスが起こるのだろうかという根源をちゃんと突きとめないと、また同じようなミスが起こるかもしれないのですよね。情報が悪用されているか、流れたか流れないかなどということは大きな……。流れればそれも大きな問題なのだけれども、それは出てきた行為の結果であって、本当はミス行為の根源は一体どこにあるのだということをやはりきちんと、いわゆる上司の人が認識をしていないといけないのですよね。そこのところをやはりきちんとしてほしいなということを申し上げたくて言ったわけです。
●礒江行政監察監兼行政監察室長 現在、公費で購入したUSBメモリと、それから私物のUSBメモリの2つが混在しているところでございますけれども、県の要領では、公的なものについては原則として持ち出しを禁止、持ち出すときにはその必要性について所属長の許可をとると。それから、私物のものについては原則持ち込み自体を禁止と。持ち込みが必要な場合には所属長の許可をとるというふうな体制になっておるところでございますけれども、このたびの事故に反映されますように、私どももその取り扱いが不徹底だということで、早速、職員の方には改めて徹底をし、それから、近々所属長も含めて研修を通して徹底したいなと。不徹底だということについては、私どもも重く受けとめて反省しているところでございます。
●城平防災局副局長兼防災チーム長 日本フランチャイズチェーン協会との協定について、どういう経過でということだと思います。これについては、実は鳥取県とコンビニエンスストアのローソンとが包括的な広い範囲での応援協定というのを結んでおりまして、そのような中で防災の観点で、帰宅困難者についての取り組みを支援してもらいたいというような話をやってきておりました。そのような中でローソンさんの方は、ローソンだけとするのではなくてフランチャイズチェーン協会としたら範囲が広がっていいのではないかというような提案もございまして、そのようなことからこういうような協定締結というふうになったものでございます。
○稲田委員 わかりました。要するに、県の方は少し働きかけをしながらこういうことをやったということですね。 その中でね、私はそれが果たしていいのかどうか、今この資料を読んでおってふと思ったことですから間違っていたら訂正をしてもらいたいですが、ガソリンスタンドもいいと思うのですよ。というのが、先般、上村副議長と浜崎議員の3人で、台湾へ視察に行きました。そのときに台湾では、要するにトイレ休憩を必ず受け入れなければならないという条件のもとにガソリンスタンドの許可を出すのだそうです。台湾の法制は法制として、日本の場合、特に鳥取県の場合に、もしこういったフランチャイズで幾つかの外食産業やらコンビニやらの許可をいただいてそういうことができるというのであれば、ガソリンスタンドも確かに沿道にあるのですよね。ただ1点だけ、やはり事故があったとき、災害があったときにガソリンスタンドが果たして安全なのかということになると、それも問題があるのですよね。だから私も、いや、それはやはりそういう安全面からだめですとおっしゃるのならそれはそれで結構なのですが、ガソリンスタンドなども一応働きかけをするにやぶさかでないのではないかなと思うのですが、どうでしょうか。
●城平防災局副局長兼防災チーム長 今お話がありましたとおりだと思います。実は、ガソリンスタンドは下にオイルタンクを持っているということで、非常に頑丈な構造にしないといけないというふうになっております。そのような中で、災害があったときには役に立つのではないかと言われていますし、防災用に、例えば給水設備だとか自家発電設備をつけたようなガソリンスタンドもできております。そのような中で、実は石油商業組合の方と帰宅困難者対策についての応援協定を結びたいということで協議を進めておりまして、かなり煮詰まってきております。そんなに遠くない時期に協定締結の御報告ができるかと思います。ありがとうございました。
◎内田委員長 ほかにございますか。
○銀杏委員 今のUSBメモリの紛失事件についてですけれども、これ以上は余り深く言いませんが、片山前知事の時代には、例えばそういったメモリがつかないような、差し込み口がないようなパソコンも検討しようだとか、大分そういう議論も知事自体から出ておったようなこともありまして、徹底をぜひしていただきたいなと。持ち込まない、それから持ち出すときの許可をきちんと得るといったことですが、公の分のUSBメモリのセキュリティーについて、認証がないと中が見れないとか、そういうふうになっていると思うのですが、その点を確認したいというふうに思います。 もう一点は、243世帯が関係者だということですけれども、説明と謝罪をされたということですが、反応はどうだったのかというお話がありませんでした。それについて、ちょっとお聞かせください。 もう一点は、例の河原インターの件の中の説明の中に、上り・下り線約900メーターの譲り車線の区間があって、そこははみ出し禁止は除くということなのですが、この譲り車線というのは、こういう高規格道路の場合は何メーター以上あったらつくれるのか、ちょっとその辺、規格等がありましたら教えていただきたいのですが。
●柏崎建設事業評価室長 訪問したときの関係者の感想ですが、夜に訪問したのですけれども、その訪問自体にかなり驚かれたようです。紛失したことに対するおわびとか、それについては納得していただけまして、非常にお怒りだとか、そういうようなことはございませんでした。 ただ数件、これが最終的にどうなったか、そういう報告をしてくださいというような注文はございました。
◎内田委員長 セキュリティーの問題はだれが。
●中山行財政改革局長 情報政策課がやっておりますので、ちょっと私がお聞きしている範囲でお答えいたします。 現在のところ、実は柏崎室長も御報告しましたように、公用、それから私用のUSBメモリも使える状態になっております。このメモリにはいわゆる暗号化ですとか、そういった策は講じられていないというふうにお聞きしております。 現在、USBメモリの私的使用は、機械的ではなくていわゆる職員に周知するという格好での禁止をこれ以後に周知徹底を図り、私の方も指導したところでございますし、引き続き、システム的な部分でUSBメモリを使えなくする、あるいはデータを公用のメモリでも移すときの暗号化の措置というのは今、情報政策課の方でシステム的な部分をつくっておりますので、近々、来年度当初になるかもしれませんけれども、そういった形での措置を講ずるような形で作業を進めているというふうにお聞きしております。 今回、行政監察監で起こった事故でございますけれども、これは全庁的に起こり得る事故、あるいはものかと思っておりますので、そういった意味での徹底とか、そういったものは、私どもの人事なり服務を監督する所属といたしましても、情報政策課なりと共同いたしまして、そういった徹底なり、あるいは注意喚起とかは引き続きやっていきたいと思いますので、その点は御理解をお願いしたいと思います。
●西畑交通部長 譲り車線のことについての御質問でございますが、この区間は道路構造法の関係で、私もこれは聞いた範囲でございます、本来は登坂車線とか追い越し車線ということで設けるということになっておるようですけれども、距離が短いために、900メーターしかとれないから譲り車線ということで供用をしているということでございます。
◎内田委員長 よろしいですか。
○銀杏委員 500メーターでは譲り車線はとれるとかとれないかということはわかりませんか。
●西畑交通部長 ちょっとそこまで研究はしておりません。
◎内田委員長 よろしいですか。
○尾崎委員 繰り返しになりますが2点ほどお願いします。やはりUSBメモリの件なのですが、訪問されて179世帯、それから不在が32世帯ということで、あと32世帯は県外へ転出、死亡等というふうにありますが、原則的にはやはり対面されて、謝罪をされるというのが一番重要ではないかなというふうに思います。不在の方に関して、その後どうされるのか。書面を入れただけでもう終わりにするのかということをちょっとお聞かせください。 あと、人事委員会の方になりますか、試験の件です。現在、外国籍の方の応募があるかどうかということと、それから試験内容は同じだとは思うのですが、その辺をお願いします。 今回、ここでお聞きしていいかどうかわかりませんが、女性警察官に関して、年次的にずっと採用していただいておりまして、吉村元本部長のころから定期的にきちんと計画的にやっていくということをおっしゃっていただいておりますけれども、退職される女性警察官はおられますか、あと何年間ぐらいでというようなこと、その点をお聞かせください。
●柏崎建設事業評価室長 不在の方については何度か訪問しても結局会えなかったお方なのですが、皆さんのおうちへ配った文書とあわせて、御不在でしたのでこれでよろしくお願いしますという文書も置いてきました。現在のところ、流出したということもございませんし、その可能性はちょっとわかりませんが、そういう状況でございますので、今、文書でお知らせするだけの状態でいいのではないかなと考えております。
○尾崎委員 私はそうは思いません。やはりもう一度努力をしていただきたいなと思います。1回行って2回行っておられなかったということで、その後どうなったかということを聞きたいというお方もおられたようですので、どうなったかという報告を兼ねてもう一度行かれるか、またはおられなくてももう一度来ました、こういう報告をさせていただくということを、誠意をお見せになるのが必要かなというふうに私は思います。
●浅井人事委員会事務局長 外国籍の方が応募されているかということですけれども、申しわけありません、現時点ではちょっとまだ確認をしておりません。特に私の方に報告はありませんので、ないとは思いますけれど、これは改めて確認をした上で、最終的に30日に確認した上でよろしいですか、御報告申し上げますので。
●坂警務部長 女性警察官の採用予定についてお答えいたします。 引き続き来年度も一定数の女性警察官を採用する予定でございます。 退職についてお尋ねがございました。本県の女性警察官はまだ比較的年齢が若いですので、定年ということでございましたら、まだ退職年齢に近いものはおりません。
◎内田委員長 ほかにございますか。 ○稲田委員 ちょっと、今の尾崎委員の質問について。どうも、どういうぐあいに理解されているのかよくわからない点がありますよ。尾崎委員も私も何を問題としているかというと、例えばの話ですよ、そういう情報がいっぱい詰まっているこういうものを盗んだとします。そうすると、窃盗になりますよね。窃盗になった。何がその窃盗の目的か、対象かというと、この紙本体もそんなに価値のあるものではないですが、この紙2枚も、これも窃盗の対象なのですよね。そして、これに盛られている情報も窃盗の対象なのですよ。それを今答弁を聞いていると、その趣旨が、この盛られている情報だけを、これが漏れなければ、何もなければ問題がないのだというような発言に我々は聞こえるわけですよ。けれども、本体もなくなっているわけでしょう。いわゆるUSBメモリか、いわゆるその媒体となる本体もなくなっているわけだから、それがなぜなくなったのだ、なぜ紛失したのだ、そしてそれがなぜ許可なく持ち出されたのだということを問題にしないとね、これは解決しない。 所属長は何も知らなかったと。では所属長の責任はどうなのだという話になってくるわけですよ。ただ情報が漏れていない、だからそれに対する情報だけは一々紙を配って終わりましたというだけではなくて、その情報はいつ流れるかわからない、いつ悪用されるかわからないわけだから、その点もちゃんとした答弁を尾崎委員にしてあげないとおかしいと思うよ。
●礒江行政監察監兼行政監察室長 紛失して13日の夜、金曜日の夜と、それから土曜日、日曜日と、また土曜日の夕方、2回ないし3回は伺いましたけれども、どうしてもお会いできないということなものですから、おわびとお知らせとともに御不在でしたのでという手紙を添えて、会えなかった32世帯には置かせていただきました。 ただ、やはり個人情報なものですから、尾崎委員なり稲田委員の御意見も重要だと考えておりますので、ちょうど1週間ぐらいたちますけれども、改めて再度伺って、会える会えないは別として、それから、最終的にはこういう結果になりましたということを関係者の皆さんにお伝えするという方法を検討したいと思います。
○尾崎委員 その必要があると思います。ありがとうございました。というのが、やはり最初の対応で非常に後々でやはりくすぶってくるということが多いわけです。ですから、きちんと誠意を見せられて、どうなりましたということは人間としては必要なことだなというふうに思いますので、お願いしたいと思います。
○稲田委員 私も一言。結局、今回はそれをうっかり持ち出した職員にも問題があるけれども、それに対してきちんと管理監督ができなかった所属長にも問題があるのですよ。深くは追及しませんけれど。それがなぜそういう不行き届きな管理になっていたか、そこのところをやはりきちんとやらないと、この種の事故は起こると思う。似たのがあるのですよ、もう1件か2件、たしかあったように私は記憶をしておる。だから、起こり得ることだから、本当にここできちんとやはり最後、踏ん張って、よくその原因を追及して、それに対する対応策を考えていかなければならないと思います。
○銀杏委員 重ねて。二百数十件の方たちが今後、半年、1年後に被害に遭われる可能性もあるわけですね。ですから、通知、謝罪だけではなくて、今後、被害に遭ったといったふうなことで県庁の方に報告があるかもしれませんので、それは今後とも何かあったら連絡くださいとか、そういった意識が大事だと思いますので、単なるこちらの体制だけではなくて、相手方が被害者になる可能性がありますので、その辺、しっかり連携をとって。
◎内田委員長 次に、閉会中の調査事項についてお諮りをいたします。 本委員会所管に係る主要事業、本県の行財政問題について、防災体制の整備について及び交通安全対策、犯罪防止などについて、閉会中もこれを継続審査することとし、その旨、議長に申し出ることとしたいと思いますが、御異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) 異議がないようですので、その旨、議長に申し出ておきます。 次に、その他でございますが、執行部、委員の方で何かございましたら。
○伊藤(美)委員 警察本部の方にちょっと伺います。 昨日来、林業試験場の事件がかなり大きく報道されております。それで、この林業試験場の乾燥施設というのは、恐らく今の鳥取県の木材業者を含めて非常に大きな関心を持っておられ、その試験場の中心的な研究課題の一つだと認識しておりますが、新聞にあの箱の中に入っても中でこれがあくのだと、いろいろとそういう当初の計画と、それでこの間の新聞を見ると壊れそうだったか何かみたいな話が報道されますけれども、現在まで警察で、恐らく現場検証あたりもやっておられると思いますけれども、どういう見解を持っておられるのですか、ちょっと教えてください。新聞紙上だけで見ておってもどうも腑に落ちないことが多過ぎて。
●佐藤警察本部長 腑に落ちない云々というのも、発生から間もなくて、あと関係者に対する事情聴取とか、まずやることをしませんと全体像が見えてこないと。その上で、今までの業務のやり方、トラブルとか、すべてを見て、行政スタンスというよりも事件とか事故とか、そういう局面からどうなのかというようなアプローチも、これは大切ではないか、まして一人亡くなっているわけでございますので。そこをしっかり踏まえた上で今後の責任なり、事件としてやるのかやらないのかとか、多極の部分で見ていきたいということでございます。 今ここで直ちに個別事件についてちょっと御報告というか、そこはちょっと差し控えさせていただきたいと。あくまでも人が一人亡くなっておるという状況で私どもは慎重に、十分その先を見据えながら一つ一つ積み重ねていくのではないかな、一言で言えば法と証拠に基づいて適正に処理していくというようなことだと思います。
○伊藤(美)委員 はい、わかりました。
○銀杏委員 2点ばかり。1つは、3月11日の新聞に出ておりました、マスコミ各社で報道もされていましたが、鳥取市蔵田の男性あての郵便物が1年間、隣の空き家に誤って配られておったといった事件でして、その誤って配られておったものの中に障害者年金の更新に必要な現況届が発送されたけれども、社会保険庁に提出できなかったために計25万円近くの年金が滞ったといった内容も書いてありますし、また、後期高齢者医療制度の保険料の督促状もあったけれども、市役所に誤配達の事情を説明し、延滞料を免除されたといったことで、多分、市役所の方では督促状を出したと、私は督促状を出したと、受け取る方は私は受け取っていないということで、これは通常であればいずれ罪となるわけですね。 こういったことは若干ほかでも見受けられまして、私がかかわったことでは県営住宅にお住まいの方です。親子で住んでおられて、親の方が長期に何年も病院に入院をされておると。親が契約者なので、契約者の名前でしばらく賃借料といいますか、家賃が滞納になっていますよとかいろいろ行くわけです。行くけれども、子供は知らないものですから、母親あての郵便はあけずにそのままにしておったということで、結局最終的には、昼間もいないし、仕事が忙しくて、夜も11時以降にならないと帰ってこないといったこともあって、なかなか連絡がついていなくて、最後、差し押さえまでなって、やっと事の重大さというか、よくわからなかった息子さんがやっとわかったといったことでありました。 当の契約者は入院しておってさっぱりわからないといったことで、これは多分行き違いがあったのだろうと思いますね。例えばこの郵便物の誤配達のようなものではないのですけれども、行政としては行っておると。ところが、夜間まで残業して、夜遅く会えるまで戸をたたいていくということは多分されていない。けれども郵便物は送っていますので、向こうには届いているはすだと。ところが、受け取る方は自分あてではないので見ていなかったと、状況がわからないと。こうした言ってみれば悲劇という、私もかかわったことがあるものですから、家賃の徴収だとか、そういったことについて、もう少し以前にそういったことで強制的に撤去させられたというふうな議会質問もほかの方でされていたようですけれども、少し丁寧な連絡がとれていないのではないかなというふうにちょっと心配をしたりしております。県庁に限ってのことではなくて行政一般の話だろうと思うのですけれども、この辺について何かしら改善等を考える必要があるのではないかなというふうに思っておりますけれども、お答えいただきたいと思います。 もう一点、浅井事務局長に、何か聞くところによりますとそろそろ定年だというふうなこともちょっと耳にしたことがあったりもするのですけれども、いろいろ難しい中で仕事をされてきたのだろうと思うのですが、人事委員会の事務局長という立場でございますけれども、いろいろと今までやってきた中でやり残してきたというか、今後の課題といいますか、何かしらありましたら、ぜひ御披瀝いただきたいというふうに思います。
◎内田委員長 先の答えはどうしましょう、総務部長。
●柴田総務部長 以前に銀杏議員からでしたでしょうか、議会で申請主義とかの関係で非常に県民の方が知らないことで不利益が起きているのではないかといったような、今の御質問と根っこのところでは通じるような御質問をいただいたことがあります。以前の御質問のときに、全庁的に点検をやりました。できるだけ県民の方が知らずにチャンスを逸してしまうことがないようにということを現在までも引き続きでやっているのですけれども、今の御指摘の件も似たような御趣旨だろうと思うのです。それもあわせて、どういうことができるのか、ちょっと検討してみたいと思います。不幸な行き違いといいますか、きちんと行政の意思伝達ができていないという意味では、前に御指摘いただいた県のPRが行き届いていないといったようなことと情報がきちんと相手方に届いていないという点では共通した部分があると思いますので、その辺よく点検してみたいと思います。
●浅井人事委員会事務局長 やり残したこととか課題というふうなお話でございますけれども、私一人で物事をやることでもございませんし、人事委員会事務局としていろいろ取り組んできております。ですから、私の独断で言うわけにもまいりませんが、このところ私の考えていること、あるいはそれが人事委員会の中である程度共通認識になっているような課題等、個別のことはちょっと言えませんので、大きなところをちょっと申し上げてみたいと思います。 大きく考えますと、人事委員会は職員の試験をやって、任命権者に採用していただくということですけれども、採用された方の給与等勤務条件も考えていくと。実際に県が県民の皆さんにどのようなレベルのサービスを提供するのかということによって、ではどのような職員を採用すればいいのかということからまず考えていかなければいけないと思います。その辺が決まることによって、では具体的にどういった処遇をするかということ、人材確保の面もございます。そういったことも考えていかなければいけないわけですけれども、まず、採用試験の方につきましては、このところまた景気の動向もございまして応募者はふえる傾向もございますけれども、つい先般までは受験者数がどんどん減ってきておって、受験生の確保をどうしたらいいだろうかというのできゅうきゅうとしておったということでございます。今後もそういった状況、景気の動向によって受験者の増減があると思います。ここらの受験者の確保をどうやっていくか。質的なものをどうやって確保していくかということだと思います。 あと、どういった仕事をしてもらうかによって、ではどういう人を採用したらいいかということで、選考するのにどういった試験内容をしたらいいのかというようなことも今後検討を引き続いてしていかなければいけないと思います。そうやって採用した方をどのような処遇をしていくか。特にこのところずっと給与の問題で、我々もかなり厳しい選択を迫られておりながらやってきております。ようやく地域の民間の実態をできるだけ反映するというところにほぼ定着したのかなというふうに思っているところであります。ただ、では具体的にどういった職員を確保してずっと勤めていただくかということで、民間のどういった方たちと給与を比較していくかということも今後また見直していかないといけないということだと思います。 特に水準については地域の民間をできるだけ考慮するというようなことで、国準拠から大きく離れてきておりますので、給与制度そのものは余りかけ離れない方がいいのではないかと思っていますけれども、そうはいっても地方分権というようなこともあって裁量がかなりできてきていると思いますので、その中でどうやって地域の実態を給与制度などにも反映させていくかというようなことを今後考えていかないといけないということ。昨年来、国の給料表とは離れて、独自の給料表を今模索しているような状況ですし、そういった中で、労使の方でも給与のフラット化というようなことも進んできておりますので、そこらも今後どうあるべきかなということをどんどん考えていかなければいけない。ですから、まだまだ山積みだというようなところだと思います。あと年収ベースでどう考えていくかとかというようなことも、退職金の問題とかいろいろありますし、今後まだまだやっていかないといけないと思っております。 ざっとそんなところを答えさせていただきます。
○銀杏委員 どうもありがとうございました。御苦労さまでした。
◎内田委員長 ほかにございませんね。(「なし」と呼ぶ者あり) 次回の閉会中の常任委員会は、4月21日午前10時から開催の予定でありますので、よろしくお願いいたします。 委員の皆さんには、御相談したいことがございますので、お残りください。 執行部の皆さんは退席していただいて結構でございます。御苦労さまでした。 (執行部退席) お残りいただいたのは、最終日の本会議での常任委員会の調査活動報告の内容についてでございます。 案につきましては、委員の皆さんのお手元にお配りしております。このような内容で報告したいと思いますが、何か御意見等がございましたら。(「なし」と呼ぶ者あり) それでは、案のとおり報告させていただきたいと思います。 以上をもちまして、総務警察常任委員会を閉会いたします。御苦労様でした。
午前11時35分 閉会
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