午前10時24分 開会
◎安田委員長 おはようございます。ただいまから平成21年1月臨時会企画土木常任委員会を開会いたします。 本日の日程は、お手元の日程のとおりでありますので、この順序に従って議事を進めさせていただきます。 初めに、会議録署名委員を指名いたします。 本日の会議録署名委員は、福間委員と米井委員にお願いをいたします。 それでは、ただいまから付議案の予備調査を行います。 なお、質疑については、すべての部局の説明終了後、一括して行っていただきます。 なお、企画部及び県土整備部の長期継続契約の締結状況並びに県土整備部の平成20年度公共事業実施地区の概要については、お手元に配付の資料のとおりであり、説明は省略することといたします。 初めに、企画部より説明を行っていただきます。
●桐林自治振興課長 企画部の資料1ページをお開きいただきたいと思います。議会から委任をいただいております専決処分の報告でございます。鳥取県知事の権限に属する事務の処理の特例に関する条例、いわゆる権限移譲条例でございますけれども、これの一部改正を12月18日に専決しております。 その内容につきましては、いわゆる被爆者手帳の交付の事務につきまして鳥取市ほか1市5町に権限を移譲しているわけでございますけれども、昨年中に新たに国外にお住まいの方についてもこの申請ができるようになりまして、新たな1項が加えられました。これに伴いまして移譲する事務の規定が一つずれたものでございます。したがって、内容等につきましては一切変更がございません。 なお、この改正条例につきましては、昨年12月24日に公布、施行しているところでございます。
◎安田委員長 次に、県土整備部に移ります。 初めに、谷口県土整備部長に総括説明をお願いいたします。
●谷口県土整備部長 それでは、説明をさせていただきます。 今回補正予算ということで計上させていただいています。1ページをごらんいただきたいと思います。総額的には1ページの上の欄を見ていただきますと道路、河川、砂防、空港という形で総額補正が32億466万円ということで計上しております。 内訳でございますが、一般事業、それから公共事業ということで補助事業と単県を上げております。政調政審等では17億円ということで、単県を中心にということで御説明をいたしましたが、今回国の2次補正の見込みということも含めまして補助事業を上げさせていただきました。 仕分けが、交付金事業というのを単県のほうに入れておりまして、これはカウントの仕方によって補助事業ということになりますので、これらを合わせまして32億円ということで計上させていただいております。 あと繰り越し、債務負担等のお願いもしております。 予算外ということで、道路管理の瑕疵に係る損害賠償等の和解ということで議案を提案させていただいています。 詳細につきましては、各担当課長から御説明を申し上げます。
◎安田委員長 関係課長から順次説明を行っていただきます。
●長本道路企画課長 同じ資料の2ページをお願いいたします。道路企画課関係でございます。今回の補正の中身といたしましては、大きく分けて3つの項目がございます。1つは、県の経済対策に係るもの。そして2つ目は国の経済対策に係るもの、これは2次補正でございます。先ほど部長が説明ございましたけれども、3点目は交付金の保留解除に係るものと、この3つのものがございます。 それでは、説明させていただきます。まず、2ページの一番上でございます。単県公共、カラーな道整備事業ということで、これは県の経済対策に係るものでございます。歩道整備に係りますもので人家連檐等におきまして歩道が整備できないというところにおきまして、外側線より外側に青い色のペイントを行いまして運転者に注意を促そうとするものでございます。これは3カ所で2,700万円ということでお願いをいたしております。 次に、一般公共事業でございます。道路維持補修、災害防除、国の経済対策に係るものでございます。2次補正でございます。これは181号の板井原におきまして無散水の融雪装置、これを整備いたしておるものでございます。これは継続事業ということで追加でお願いしております。 次に、単県公共の地方道路交付金事業でございます。交付金の保留解除に係るものということでございます。これは179号ほか7カ所でございます。舗装補修ということでございます。1億7,200万円をお願いいたしております。 次に、単県公共でございます。9億607万円ということでございます。これは県の経済対策に係るものということで、10個の事業がございますけれども、いずれも比較的小規模なものということで上げさせていただいております。特に新規の中におきまして単県の小規模修繕事業でありますとか舗装補修であるとか、大変小規模のものを上げております。 また、一番下にございます道路冠水危険箇所改修事業ということでございますけれども、この事業におきましては大雨のときに道路が浸水するようなところ、それをピックアップいたしまして、今回鳥取港湖山停車場線、これは湖山のあたりの「はなふさ」のあたりでございます。このあたりが冠水するということで、このほか2カ所ということで、これは設計なり、それからポンプの更新なりということでお願いしております。1,500万円でございます。 次に、3ページでございます。一般公共事業の国道の橋梁補修事業、これは国の経済対策に係るものということで2次補正でございます。179号線の3つの橋梁におきまして工事、そして設計等を行うものでございます。 次に、単県公共事業の地方道路交付金事業ということで6,300万円お願いしております。これにおきましても橋梁補修ということで、179号倉吉道路ほか5カ所、これはすべて設計を行い、工事のストックを確保しようとするものでございます。 以上、道路企画課といたしましては14億3,407万円ということで補正をお願いするものでございます。 次に、26ページをお願いいたします。損害賠償に係る和解及び損害賠償額の決定ということで、道路に係りますもの、昨年の12月24日に専決させていただいた案件でございます。 事故の概要。一昨年の6月7日でございます。米子市内におきまして歩道内の側溝のふたにすき間がありまして、ここに自転車が入り込んで転倒して自転車の損傷、そしてけがをされたというものでございます。これにおきましてこれまで交渉を重ねてまいりまして、合意いたしましたので、専決させていただいたということでございます。 和解の要旨でございますけれども、物的損害に対しましては損害賠償金が7,894円を支払うこと、そして人的損害に対しましては1,476円を払うもの。これにつきましては双方とも県の過失割合2割ということでの合意をいたしております。
●山田道路建設課長 4ページをお願いいたします。道路建設課におきましては、交付金の保留解除と国の補正に伴う補正でございます。 まず道路橋梁維持費でございますけれども、この災害防除で国道183号の3,000万円補正をさせていただいております。これは調査設計でございます。 次に、道路新設改良費でございますけれども、一般公共事業といたしまして県道の道路改築5カ所、5億2,000万円で補正をお願いするものでございます。 次に、交付金事業で県道改良でございますけれども、4カ所の実施を行うものでございまして、1億600万円の補正をお願いするものでございます。 次に、街路事業費でございますけれども、交付金事業で米子陰田線3,000万円の補正をお願いするものでございます。 締めて6億8,600万円の補正をお願いするものでございます。 次に、25ページをお願いします。翌年度にわたる債務負担行為ということで、いわゆるゼロ国債でございますけれども、奥日野地区ほか2カ所で3億7,875万円の補正をお願いするものでございます。
●桑田河川課長 県土整備部資料の5ページをお願いいたします。河川課分について御説明させていただきます。 まず、河川維持修繕費ということで7,800万円でございます。これは小田川ほか12河川におきます河道内の伐木並びに河床掘削等を行うものでございます。 次に、河川台帳修正費で4,400万円上がっています。これは河川管理施設の現地確認等を行うという事業でございます。河川維持修繕費といたしまして都合1億2,200万円になっております。 次に、河川改良費でございます。まずは補助事業の分でございまして、国の2次補正にかかわるものといたしまして大井手川並びに勝部川で合計1億5,000万円でございます。 次に、単県分でございますけれども、単県の河川改修費ということで浜村川並びに蛇の川で6,000万円、それから高規格幹線道路等の関連ということで大江川ほか3河川で4,000万円、合計単県分といたしまして1億円をお願いしているものでございます。 サンドリサイクル推進事業ということで、北条川放水路ほか4河川での3,500万円ということで、河川課分といたしまして合計4億700万円をお願いするものでございます。 25ページでございますが、国のゼロ国債ということで海岸事業2カ所、湯山海岸並びに岩美海岸を上げさせていただいております。2カ所合計で1億3,400万円でございます。
●竹森治山砂防課長 資料の6ページをお願いします。治山砂防課の補正内容でございます。まず、治山費でございます。これは保安林指定調査業務に関係します非常勤職員を雇用するための経費として74万円でございます。 続きまして、河川総務費としまして、砂防の維持修繕費、それから急傾斜対策事業あるいは地すべり事業のところの台帳の整備事業、合わせまして3億1,775万円でございます。 次に、砂防費としまして一般公共事業としまして特定緊急砂防事業、これは国の2次補正に伴うものでございます。琴浦町の納谷川、これは平成19年災害のフォロー事業でございます。これにつきまして1億円。 次に、単県公共事業としまして下に3つ事業書いてございます。小規模な砂防施設、それから急傾斜の崩壊対策、あわせまして今後の補助採択を目指しました新規事業化調整費という調査費、この3つを合わせまして2億160万円、合わせまして治山砂防課としまして6億2,009万円の補正をお願いしたいと思います。
●森本空港港湾課長 資料の7ページをお願いいたします。2件の補正をお願いしております。 まず、第1点は、上のほうでございますけれども、単県公共の港湾維持管理費でございます。この内容でございますけれども、港湾の既存施設がだんだん老朽化が進んでおりまして、それを長もちをさせるために維持管理計画を立てたいということを考えております。そのための健全度の評価を行いたいというものでございまして、国庫補助対象外であります物揚げ場とか船揚げ場、こういうものの現地点検調査をこの補正で行いたいというものでございます。 なお、国庫補助対象でございます岸壁等につきましては、21年度に国のほうに要望しておりまして、国の補助を受けてやりたいというふうに考えております。この補正額が250万円でございます。 次に、港湾建設費、これは一般公共でございますけれども、これは国の2次補正によりまして5,500万円要望しております。これに基づきまして鳥取港の整備促進を図りたいというものでございます。 合わせまして、空港港湾課といたしましては5,750万円の補正をお願いするものでございます。
◎安田委員長 ただいままでの説明につきまして質問、御意見ございましたらお願いをいたします。
○福間委員 最初に、自治振興課、県内で何人ぐらいおられるだろうかという推定みたいなものはわかりますか。
●桐林自治振興課長 これは福祉のほうに確認しないとわかりませんものですから、後ほど資料を出させていただくということでよろしゅうございましょうか。
○福間委員 結構です。
◎安田委員長 では、後ほどお願いします。
○福間委員 もう1点。県土整備部全体で、今回の補正は維持補修に重点を置くというのが知事の考え方ではないですか。公共事業の中で道路企画や河川を中心にして例えば年間600億円か800億円か概略あると。そのうちで維持補修は例えば従来だと大体1%ぐらいですよとか、今回はそれを何%ぐらいにするのですよというようなことというのは、ざっくりでいいですけれどもわかりますでしょうか。というのは、維持補修に重点を置いて今回経済対策として出すのだとおっしゃっているが、パーセンテージとしてどの程度なのかがちょっとつかめない。本当は維持補修費というのは、もっとどんどん日ごろからふやしていかなければいけないのではないかと僕は思っているのですけれども、どうなのでしょうか。
●谷口県土整備部長 まず、先ほどもちょっと概要で触れましたけれども、単県事業は当初17億円でやろうというものは全く補助がかかっていませんので、これに関しては小規模なもの、今、委員がおっしゃったような道路の維持修繕、それから橋梁とか河川とかというところのものをやるということにしています。 もう一つ、補助事業、今国の2次補正がまだ国会で承認されていないと思いますが、これに係るものも計上させてもらったということで、これが14~15億円ぐらい入っております。 それで、ここでの考え方が補助と単県の違いがございまして、補助事業に関しては、やはり国から2次補正に関してはこういうようなものということで、例えば防災とか交通安全とか、こういうようなものにかかわるものを計上するということでやっています。そのために国のほうの補正に関しては小規模というより、中には小規模的なものもあるのはありますが、余り小規模的なものというイメージではないということで、次に、割合的なもの、シェアですね、どれぐらいになるかということですが、確かに今維持系の事業費、予算が、ちょっとはっきり申し上げられませんが、今3割ぐらいは全体的にいっているのではないかというふうに思っております。 ただ、今回の単県での補正といいますのは、継続的なものというよりも、やはりここは県民からの要望があって、それでやはりやらなければいけない、通常のもので継続してやるものから少しはぐれていたとか、そういうようなもの、いずれはやらなければいけないけれども、それをやっていこうということで上げております。だから少しプラス枠的なものになっているというふうに思っております。そのために、全体で今までの通常の分でどれぐらい今回17億円がシェアになっているかというのは、ちょっとまた仕分けをしてお示ししたいと思います。
◎安田委員長 ほかにございましたらお願いいたします。(なし) 何かせっかくお忙しい中、会を開いておりますので、では私もちょっとお聞きしておきたいと思いますが、このたびの補正は緊急の経済対策ということでなされているわけですが、そうであるならばちょっとお聞きしたいのですが、32億円になるのですか、この金額の、維持補修となると余り大きなものではなくて、小さい中小の事業が多くなると思うのですけれども、その辺で東・中・西の振り分けは金額的にどうなるかわかりますか。概要でいいです。
●谷口県土整備部長 これは内部的には分けてはおりますが、ちょっと今ここに持ち合わせていません。 まず17億円の方ですね、単県のほうでいいますと、別に東・中・西というものを意識して振り分けておりません。これは必要に応じて上げていますので、その結果は若干西部地区のほうにシフトしているのかなという結果は出ております。細かい数字ということであれば、後ほどお示ししたいと思います。
◎安田委員長 率直なところ、今こうやって対象の具体的な名称が出てくるので、これを見ている限りでは東・中のほうが多いような感じを私は受けたのです。今のところ1,300人の予想というのが、現在の発生が東部が結構多いものですから、その辺にも配慮がしてあるのかなというふうに受けとめたのですが、職を失う人の見込みと今のこの工事とは連動はさせておられないということでしょうか。
●谷口県土整備部長 特別に地域性を意識してやっておりません。やはり公共事業の場合は必要なものを計上するということで、ある程度取捨選択しながら箇所を拾っておりますので。
○石村委員 今、国の2次補正もですし、緊急雇用経済対策として行う事業もなのですけれども、その中で繰り越しがすごいのだ。工期的に間に合わないというのはわかるのだけれども、要は発注するかどうかという部分があるわけだ。だから緊急経済対策や今回の国の2次補正の中で発注する部分はどれぐらいあるのですか。補正を上げたのはいいが、全部来年度に繰り越すということになると大して意味のない話になるわけです。前渡金の話もある。実際発注するのはどれぐらいのウエートになるのか。
●谷口県土整備部長 補正分はほとんど繰り越しになります。 発注は、早いのであればこの臨時会が終わりましたらすぐ、この2月、遅くても3月までには発注すると。
○石村委員 要は繰り越しはしますけれども、発注は終わるということですね。了解しました。
◎安田委員長 ほかに。(なし) 次に、その他の項に移りたいと思います。ございましたらお願いをいたします。(なし) 以上をもちまして企画土木常任委員会を閉会いたします。御苦労さまでございました。
午前10時50分 閉会
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