午前10時06分 開会
◎安田委員長 おはようございます。ただいまから企画土木常任委員会を開会いたします。 本日の日程は、お手元の日程表のとおりでありますので、この順序に従って議事を進めさせていただきます。 初めに、会議録署名委員を指名いたします。 本日の会議録署名委員は、野田委員と福本委員にお願いします。よろしくお願いします。 ただいまから本委員会に付託されました議案に対する質疑・討論を一括して行っていただきます。ございましたら、どうぞ。ございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) それでは、これより採決に入ります。 採決については、議案ごとに採決するか、一括して採決するのがよろしいか。(「一括」と呼ぶ者あり)一括でよろしゅうございますか。(「はい」と呼ぶ者あり) それでは、付託議案を一括して採決いたします。 原案に賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手) 賛成全員であります。したがいまして、原案のとおり可決または承認すべきものと決定をいたしました。 次に、陳情の審査を行います。 今回は、企画部関係で陳情の新規分1件の審査を行います。 それでは、陳情21年1号、高校の私学助成を増額し、授業料補助制度を拡充することについての審査を行います。 御意見を伺いたいと思います。御意見のある方は挙手をお願いします。ございませんか。
○浜田副委員長 高校の私学助成を増額し、授業料補助制度を拡充することにつきましては、私立高校に対します運営費助成の生徒1人当たりの補助金額は、既に全国的に最高水準に達しています。加えて、授業料減免助成においても、公立高校と同じ水準を確保するなど、高等教育支援の充実を図っていることから、不採択がいいと。(「不か。わかった」と呼ぶ者あり)
◎安田委員長 それでは、ただいま出ました不採択に賛成の方。(賛成者挙手) そうしますと、賛成が多数でございます。不採択多数ということで、陳情21年第1号については不採択と決定いたしました。以上で、陳情の審査を終わります。 次に、報告事項に移ります。 なお、質疑は説明終了後、一括して行っていただきたいと思います。 報告事項(1)青少年に有害な図書類の団体指定について、宮内青少年・文教課長の説明を求めます。
●宮内青少年・文教課長 青少年文教課でございます。そうしますと企画部の資料の1ページをお願いいたします。青少年に有害な図書類の団体指定について報告いたします。 ちょっと背景を申しますと、青少年への販売を規制します有害図書類の指定制度といいますのは、従来から有害図書類指定審査会というものを開催しまして、我々の方で書店から本などを買ってきまして審査している状況でございます。しかしながら、近年、過激なゲームソフト等が問題視されておりまして、ただこれにつきましては、なかなか審査が技術的に難しいという点がございました。ちょっと本文の1ページを見ていただきたいのですけれども、このたび鳥取県青少年健全育成条例を昨年4月に改正いたしまして、有害図書類、例えば性的なものですとか暴力的なもの、こういったもので団体指定制度というものを条例改正の上で設けたところでございます。このたび、以下の1に書いております4団体を指定し、青少年へ有害なゲームソフトなどを販売規制しようとするものでございます。 なお、団体指定制度といいますのは、かぎ括弧に書いておりますように、ゲームソフトとかビデオというものを、例えば18歳未満は禁止する、そういう審査をする業界の自主規制団体がございまして、その団体は県知事が指定することによって、例えばその団体が青少年に見せることは適当ではない、例えば18歳未満は禁止しますというものを認めた図書類を有害図書類としてみなして販売とかレンタルを禁止するものと、こういうものでございます。 今回、指定は初めてでございまして、4団体を指定しようというふうに考えております。ちょっと表を見ていただきたいのですけれども、第1点目は、コンピュータソフトウエア倫理機構、これはパソコン用ゲームソフトを対象にしております。右の方に審査済み表示ということで、18歳未満はこういうものは禁止しましょうというものにはこういうシールを張っておりまして、ちょっとここに具体的にこういうものがレンタルなどで売ってあります。ちょっとこれはカバーをはぐっているのですけれども、ここに18歳未満禁止と、ちょうどここの右の方に、一番上に書いてあります。こういうシールが張ってあるものについては、販売とかレンタルを 18歳未満の青少年については禁止するというものがございます。2点目にコンピュータエンターテイメントレーティング機構、これはいわゆるCEROと呼んでいるのですけれども、これは家庭用ゲームソフト。3点目の日本映像倫理審査機構、これはビデオとかDVDでございます。4点目のコンテンツ・ソフト協同組合、これはビデオ、DVD、パソコン用ゲームソフトでございます。なお、この4団体につきましては、他県の指定状況などを参考にいたしまして、その団体が組織として信用性があるのか、あるいは適正な審査が行われているのか、こういう点を県の方で審査をしまして、適当ではなかろうかというふうに判断をいたしました。 なお、指定予定時期なのですけれども、2に書いてありますように、この3月下旬をめどにしております。現在、3月31日の県の公報に掲載するように、今は準備を進めているところでございます。 はぐっていただきまして、2ページをお願いします。この指定に当たりましては、3に書いてございますけれども、有害図書類の審査を行う鳥取県有害図書類指定審査会において、一回審査をしていただいておりまして、この4団体とも指定することは適当であろうというような回答を得ております。 なお、今回指定することによりまして、2点ほど規制対象がかかります。1点目は、表の上に書いてございますけれども、例えばビデオ店ですとか販売をされるところにつきましては、こういう有害図書類の青少年への販売を禁止すると。これについては罰則規定もございます。なお、下ですけれども、何人もということで、これは県民一般、親とかそういうものを含めまして、そういう人たちが青少年にこういうものを見せたりすることを禁止するということでございます。なお、これについては罰則規定というものはございません。
◎安田委員長 次に、報告事項(2)若桜鉄道の鉄道事業再構築実施計画の認定について、髙山交通政策課長の説明を求めます。
●髙山交通政策課長 資料の3ページをお願いします。若桜鉄道についてですけれども、両町、それから若桜鉄道株式会社は、いわゆる上下分離の導入による存続を目指して検討を進めていたところであります。このたび、共同で申請をしておりました、上下分離導入を内容といたします計画が、先般 13日に国土交通大臣の認定を受けております。これは、いわゆる公有民営化方式という、自治体が第三種鉄道事業者になって運営に参画していく、方式としては全国で初めての事例となります。 計画の内容ですけれども、こちらの2番にありますような経営改善としては、安全な輸送サービスの確保、それから自治体、それから沿線住民による利用促進、それから観光資源としての側面を生かした増収策、それから地域でのマイレール意識の醸成等の施策を盛り込んでおります。それから、3番、4番にありますところが、この上下分離方式のポイントでありますけれども、若桜町、八頭町が鉄道施設を取得して、その維持管理を担っていく。それを若桜鉄道株式会社に無償で使用をさせていくということでございます。 この事業の予定期間としては、21年からの10年間を予定しておりまして、ただ、半ばの5年後には一たんそれまでの状況を踏まえて、見直しを図ることになっております。計画に必要な経費としては、10年間の合計で維持修繕、それから設備更新に、こちらに記載をしておりますような内容となっております。これに対して国庫補助等を受けながら事業を進めていくということでございます。これによって、若桜鉄道は施設の維持管理負担が軽減をされて、運行、それから増客、増収等の事業に集中をしていくということになります。現在は、運賃認可等の手続を進めておりますけれども、4月1日に新しい体制に移行をする予定で進められております。 当日、1日には若桜駅においてこの移行の記念式典も開催をいたします。
◎安田委員長 次に、報告事項(3)鳥取県観光振興条例(仮称)の検討状況について、山﨑観光政策課長の説明を求めます。
●山﨑観光政策課長 そうしますと、文化観光局の資料の1ページをごらんください。鳥取県観光振興条例の検討状況について御報告させていただきます。 本年度から、もてなしの心醸成事業に取り組んでおりまして、もてなしの向上の機運が各地域で盛り上がりつつある、そういった状況がございます。それからあわせまして、山陰文化観光圏の整備ですとか、あるいは山陰海岸の世界ジオパークネットワークの加盟に向けた取り組みによりまして、地域の連携、機運が芽生えつつございます。こういったことを背景にしまして、県民一人一人が主体的に観光振興に取り組むような条例の設定について、現在検討しておるところでございます。 ちょっと条例の内容がイメージしにくいので、他県の制定状況を説明させていただきますけれども、3ページをお開きください。ちょっと字が細かいのですけれども、観光基本条例を制定している他県の状況でございますけれども、現在、8道県で制定されておりまして、中国地方では広島県、島根県が制定をしております。ざっとした内容でございますけれども、例えば目的としまして、キーワードとしましては、例えば観光のくにづくりですとか、観光立県の実現ですとか、観光王国づくり、そういったような目的がございます。それから、どういうスタンスで観光を進めるかという理念でございますけれども、例えば岐阜県のように、「じまん運動」に取り組むとか、あるいは広島県のように、例えば地域の主体的取り組みの尊重とか、そういったようなことが掲げてあります。それから、目的を達成するための関係者の役割ということで、例えば県の関係では、総合的、計画的な施策を策定し実施するとか、あるいは市町村の役割としましては、県と連携したりとか、あるいは県民の役割としましては、観光客を温かく迎える、そういったようなことがございます。それから、事業者や団体の役割でございますけれども、基本理念に沿って事業を行うとか、そういったようなことが掲げてございます。それから、その下の施策の方向性ということで、目的を達成するために具体的にどう進めるかというところでございますけれども、多くの県では、例えば県が基本計画を作成するようになっております。例えばこの基本計画というのは、具体的な目標を設定しまして、それを達成するための具体的な施策を記載するといったような内容になっております。これが他県の状況でございまして、それでまた1ページの方にお戻りください。 それで、条例の設定につきまして、観光関係者ですとか、あるいは市町村等の意見を伺った状況でございますけれども、1の丸の1つ目でございますけれども、観光関係者以外ももてなしの心を持つきっかけづくりになるものとしてほしいとか、あるいは3つ目の丸で、地域の人が主役、そういったことを言い続けていく必要があるとか、あるいは5つ目の丸でございますけれども、例えば条例で市町村とか観光事業者の役割について規定する際には、十分なコンセンサスを得た上で進めてほしいとか、そういったような意見がございました。 こういった他県の状況ですとか、あるいは関係者の意見を踏まえまして、2番目の、条例の内容を想定しますと、次のようなものになるのではないかと思っております。例えば1つ目として、前文では観光資源の現状ですとか、観光振興の重要性、あるいは全県挙げて「ようこそようこそ鳥取県」づくりに取り組んでいくとか、こういったようなことが考えられます。それから、2つ目の丸としましては、条例の目的でございます。それから3つ目の丸としては、県とか市町村とか観光事業者、県民等の役割について規定してはどうかなと。それから4つ目でございますけれども、観光振興のための施策の方向性ということで、一例でございますけれども、例えばもてなしの向上に向けて県民運動を推進していくと、そういったようなことも考えられるのかなと思います。それから5つ目の丸で、県民運動のそういった推進組織の整備ですとか、それから6つ目の丸でございますけれども、具体的な取り組み事項としましては、例えば観光資源の発掘ですとか、あるいは県民の皆様方への学習の機会の提供ですとか、あるいは安心、快適で楽しい旅ができるような環境整備づくりですとか、あるいはもてなし意識の醸成、そういったようなことが考えられるのかなと思います。 それで、今後の予定でございますけれども、今まで関係者からいただいた御意見ですとか、あるいは本日の常任委員会でいただいた意見を踏まえながら、これから条例案の骨子を作成していきたいと思っております。それで、その条例案の骨子につきまして、また再度、常任委員会へ説明させていただくとともに、パブリックコメントを求めていきたいと思っております。
◎安田委員長 続いて、報告事項(4)県内の高速道路等をめぐる最近の状況について、報告事項(5)国家賠償請求事件、損害賠償(特許権)請求事件及び無効審判事件の結果について、及び報告事項(6)道の駅「大山恵みの里」のオープンについて、長本道路企画課長の説明を求めます。お願いします。
●長本道路企画課長 道路企画課でございます。県土整備部の資料の1ページをお願いいたします。県内の高速道路等をめぐる最近の状況についてということでございます。 本年度は道路にとって大きな激動があった年でございました。結果的には、我々が思ったとおりになったのでございますけれども、現在の状況、そしてこの道路の一番激動の影響を受けたというものが、1に書いてございます、高速道路等の新規事業化についてということだろうと思っております。これが、平成20年度の新規が通常であれば4月に決まるのですけれども、約1年おくれということで、これからちゃんとやっていかなければならないというふうに思っております。高速道路の新規事業化につきましては、去る3月13日に山陰道の瑞穂-青谷間、そして地域高規格道路鳥取豊岡宮津自動車道の岩美道路、この2件が県の要望どおり採択になっております。おのおの本年度1億円ずつの事業費がついております。力いっぱいやってまいりたいというふうに思っております。 2番目の高速道路の本年度の開通でございます。これにつきましても、鳥取自動車道の智頭-河原間は去る3月14日に開通いたしました。そして、地域高規格道路の鳥取豊岡宮津の東浜居組道路、これについては昨年の11月24日に開通させていただきました。そして、鳥取環状道路におきましては、おととい3月21日に開通させていただきました。おのおの予定したとおりの開通ということで、委員の皆様には開通式等に御出席いただきましてありがとうございました。今後ともかわいがられ利用される道路として使っていただければというふうに思っております。 次に、2ページでございます。平成21年度、来年の開通予定ということでございます。これにおきましては、鳥取自動車道、河原-鳥取間、そして、佐用ジャンクションから大原インターまでということが開通予定されております。鳥取から大阪までは智頭-河原間の開通によりまして、現在3時間10分という時間でございます。これが来年度、この2区間の開通によりまして2時間40分と、30分の短縮効果が得られるところでございます。これにつきましても、国の方が施行主体でございますので、我々は公表どおりの開通ということで働きかけを強めてまいりたいというふうに思っております。 次に、3ページ、4ページ、5ページは資料としておつけいたしております。後でお読みいただければというふうに思います。 次に、6ページでございます。裁判の関係でございます。国家賠償請求事件、損害賠償(特許権)の請求事件、そして特許の無効審判事件の結果についてということでございます。これにつきましては、消雪装置、消雪パイプでございますけれども、それを製造いたしております滋野鐵工というところからいろいろと訴訟等を起こされていたことでございます。県の起こしたものも含めて3件ございました。 1つは、1番に書いてございます国家賠償請求事件。これは18年に滋野鐵工の方から申請を受理しなかったということで、約800万円の利益を得ることができなかったということで訴えられたものでございます。これにつきましては、鳥取地裁では勝訴し、広島高裁松江支部に行ったのですけれども、これにつきましても本年1月31日に県の行為は適法ということで、県の勝訴ということで確定いたしております。 2番の損害賠償(特許権)請求事件。これにおきましては、大阪地裁の方に一昨年の12月に提訴されたものでございます。これにつきましては、対抗手段といたしまして、3番の無効審判事件、これは鳥取県が特許の無効を主張して、特許庁に対して無効審判を行っておりました。これにおきまして、無効の確定が本年の3月9日に出ました。これを受けまして2番の特許権請求事件、これの原因が消滅したものですから、滋野鐵工の方から本年の3月16日に取り下げがあったということで終結したものでございます。これにおきまして、滋野鐵工関係、すべて県の考えどおりに終わったということで、今後ともこの消雪パイプにつきましての争いというものを断ち切った形で終わっております。以上、県の方のすべて勝訴ということで終わったということを御報告申し上げます。 次に、7ページでございます。道の駅の大山恵みの里のオープンについてでございます。本県の11番目の道の駅となります大山恵みの里、これが4月4日にオープンいたします。場所といたしましては、現在名和インターからアクセス道路と県道との接続点というところでございます。ちょうど騒音問題等がやかましいところでございますけれども、県として一生懸命やっております。また、この恵みの里が騒音に対してプラスになるということは考えておりませんので、ぜひ御利用いただければというふうに思っております。
◎安田委員長 次に、報告事項(7)久本砕石(株)に対する債権の不納欠損処分について、桑田河川課長の説明を求めます。
●桑田河川課長 河川課でございます。それでは、県土整備部資料8ページをお願いいたします。久本砕石に対する債権の不納欠損処分について御報告させていただきます。 前回の常任委員会等でも経緯等につきましては報告させていただいたところでございますけれども、平成14年1月の崩落に当たりまして、久本砕石株式会社に対して支払いを命じていました債権の一部6億8,600万円余でございますけれども、それにつきましては、督促状の納付期限から5年間が経過中でございます。このままでいきますと、平成21年4月11日に消滅時効が完成いたしますものですから、不納欠損処分を行いたいということで御報告をさせていただくものでございます。 なお、今回の処分によりまして、9ページの方にもつけておりますけれども、代執行費用に係る債権、合計10億4,700万円余でございますけれども、これが時効を迎えるということになるわけでございます。債権回収に当たりましての今後の措置でございますけれども、法人であります久本砕石には上記以外に財産も見当たりません。また、平成19年5月には同社の清算結了が終了しております。そういうふうなことから、今後、同社に対します債権回収は極めて困難であるというふうに判断しているところでございます。 なお、原因者負担金8億8,900万円余でございますけれども、これにつきましては、現在、時効中断中でございます。さらに、久本砕石の役員3名に対しましての個人賠償請求を行いまして、これにつきましては、県の方は1億円という形での個人賠償請求の権利を有しておりますけれども、これにつきましても、平成16年6月に預金を差し押さえまして2万7,000円余を回収したところでございます。 今議会でもいろいろと御議論いただきました。この常任委員会でもいろいろといただいておるところでございます。先日は、知事名によります督促の書簡を本人さんに持参いたしました。1名の方は受け取っていただいたわけでございますけれども、残りの方につきましては、受け取り拒否という形でされたものでございます。ただ、受け取り拒否分につきましても、本日再度、郵送等でお送りしているところでございます。引き続きまして、今後とも本人への納付交渉を粘り強く続けまして債権回収に努めていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。9ページの方にはその債権の内訳等を記載させていただいておりますので、よろしくお願いいたします。
◎安田委員長 ただいままでの説明について、質疑、御意見等がございましたらお願いいたします。
○野田委員 済みません、文化観光局と道路の方をあわせて、ちょっとお尋ねしてみたいと思います。 きのう日曜日だったものですから、観光業者の方が大阪の方からこっちに来てみたいと。どこに世界砂像フェスティバルが開かれる場所があるのだろうかと思って来てみたと。そうしたところが、60キロぐらいでずっと走っていると。もうこれは高規格道路という感覚がないのだろうかなというのがまず1点と。それから来てみて、オアシス広場に行こうと思うのだけれども、どこがオアシス広場か、そういうものがなかなかわからないと、この2点がありましたので、これの対処をちょっとどういうぐあいになさるのか。先ほどもてなしの心という説明でございました。そういった部分を考えながら、条例とは違うのですけれども、ここのところをきちんと市町村と話をしたりしながら、県道の部分にそういうものでわかるところがあれば、ちゃんとした看板をつけるとかという方法もあろうかと思います。 一つだけ、私、ちょっと聞き漏らしたので、申しわけないですけれども再確認のためにお願いしたいのは、2時間40分という、完成したときの道路の最初から終点、それはどこかということだけ再度教えていただきたいと思います。
●山﨑観光政策課長 1点、因幡の祭典の例の砂像フェスティバルの誘導の関係でございますけれども、確かにおっしゃるとおり、県外からたくさんお見えになると思いますので、因幡の祭典の事務局の方とちょっと相談しながら、具体的にどこにどういう格好で誘導すべきかというものをちょっと検討してみたいと思います。
○野田委員 ぜひともよろしく。
●長本道路企画課長 高速道路についての御質問をいただきました。まず、走行速度の問題でございます。一般的に高速道路というものは、上下分離された道路におきましては、道交法によりまして最低制限速度というものが定められております。ですから、中国縦貫であるとか名神であるとか、それは最低速度50キロというのが設定されております。ただ、今回の姫鳥線につきましては、その範疇外ということで最低制限速度はないという状況でございます。ですから、この道は高速道路であるということを認識していただきまして、ともかく認識していただいて設定速度で走っていただくようにお願いするしかないと。また、追い越し車線等があればそこでの追い越しというものもあるのですけれども、現在はまだ姫鳥は1キロメートル程度のものであると、またその追い越し車線をつくるに当たりましても、ごらんになったかわかりませんけれども、ほとんど構造物になります。ですからトンネルを掘ったりとかになりますので、それは今後の利用が大きくなってくるに従って、そういう4車線化の必要性というものも出てまいるであろうというふうに考えておりまして、まずは利用促進ということで4車線化に向けての足がかりをつくっていきたいというふうに思っております。 また次に、看板でございます。オアシス広場の位置がわからないというふうなことでございました。砂像フェスティバルは4月から始まるのでございますけれども、まだ看板等は設置していないという状況にありまして、その砂像フェスティバルの行き先といいますか、看板はまだ出ていないという状況にございます。そういう中において、オアシス広場自体の看板ということでございますけれども、それはやはり高速からオアシス広場を直に案内するのはちょっと無理があるということでございますので、まず鳥取砂丘というような大きなところから案内してまいりまして、それから近くに行けば、小さな施設であるオアシス広場というような誘導形態になっておるとは思うのですけれども、その辺の御案内といいますか、来ていただける方の考え方といいますか、ですから鳥取砂丘の中でのオアシス広場なんだよというふうなことでのお知らせが必要なのかなというふうに思っております。 2時間40分の時間でございますけれども、これは市役所から市役所ということでございます。終点は大阪市役所ということで計算をいたしております。
○野田委員 ありがとうございました。再度申し上げますけれども、なかなかオアシス広場という部分はできないと思います。おっしゃったように砂丘というものをまず親しみながら、きちんと行けばいいと思うのですけれども、お互いの話し合いというものができていないというと、だれが担当するのかということもなかなか難しいので、そこのところだけをきちっとしてあげないと、きのう来られたのは観光業者なのですよ。観光業者がわからないということは、一般の方はまだわからないと思いますよ。そこのところを対処をしていただくようお願いをしておきます。
○石村委員 関連です。私も毎日高規格道路を通って、通っているのですが、それを認識してもらうしか手がないと言うけど、まず道路に認識するような仕掛けづくりがないではないかと。だから、ここは高規格道路ですから、最高速度は70キロと標識はあるのだけれども、そういう速度で走りましょうとかなんとか認識するところがない。料金所はないし、すっと入ってしまうわけだ。認識しろといったって、認識する仕掛けづくりをする必要があると思いますよ。
●長本道路企画課長 わかりました。我々だけで対処できないものですから、警察の方とも相談いたしまして、ちょっとそういう対応を考えたいと思います。
◎安田委員長 ほかにございませんでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり) それでは意見も尽きたようでございますので、次に、閉会中の調査事項についてお諮りをしたいと思います。本委員会所管に係る道路網・河川等の整備、並びにその他の主要事業について、閉会中もこれを調査することとし、その旨議長に申し出ることに御異議ございませんでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)ありがとうございます。 次に、その他ですが、執行部、委員の方で何かございましたらお願いをいたします。ないでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり) そうしますと、4月の常任委員会の件でございますが、4月21日火曜日、午前10時に開会をいたしますので、よろしくお願いをしたいと思います。 それでは、以上をもちまして企画土木常任委員会を閉会いたします。 なお、委員の皆さんには、御相談したいことが3点ほどございますので、お残りをいただきたいと思います。御苦労さんでございました。
午前10時43分 閉会
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