1 調査日時・箇所・内容
- 8月6日(木)
- ○倉吉未来中心(倉吉市駄経寺町)
- 「陰山メソッド」をはじめとする学力伸長への取り組みについて
2 調査委員
- 稲田委員長、山口委員、鍵谷委員、鉄永委員、伊藤(美)委員、興治委員、澤委員
3 随行者
- 鳥取県議会事務局議事調査課 前田(い)主幹、前田(康)副主幹
4 調査報告
平成21年度、鳥取県教育委員会では、「とっとり人財育成プロジェクト」と銘打ち、勉強をがんばるとっとりの子どもたちを支える教育の実現を目指す取り組みを打ち出した。
では実際に、鳥取県教育をどのように変えていくのか。
学校・家庭・地域はそれぞれ、大きな役割を担っているが、その手法・やり方は適切且つ効果的なものでなければならない。
・教師は時代の変化を認識すべき。
・親は自分の子供の本当のことを知りたい。
・基礎学力の向上は世界的な潮流。
・何をやってはいけないということはない。議論よりも子供たちを伸ばすこと。
・学習に効果的なのは「書く」こと。
・いい授業で子どもの成績が上がるのではない。いい点を取ると子どもがやる気になる。
・知能は短期間で伸びる
・「効率化」が重要
・学力低下の本質は生命力の低下
豊富な経験と実績、客観データに裏打ちされたこれら講師のメッセージは、鳥取県教育の現状に一石を投じているものと認識。
今回の講演は、義務教育を所管する県内市町村(学校組合)の教育委員会・教育委員を対象としたものであるが、家庭・地域の取り組みを含めた数多くの示唆が含まれている。
子どもたちにとっての基礎学力は、将来、どのような進路を選択するにしても必要不可欠な“礎”であり、教育者の皆さんには、学校はもとより、家庭・地域を巻き込み、子どもたちの「生きる力」を育むべく、教育改革に邁進していただきたい。
県議会としても、今後とも鳥取県の教育改革に積極的に関与していくとともに、教育者の皆様がどう行動を起こされ、鳥取県教育をどう変えていかれるのか、大いに期待し、また注目してまいりたい。