平成20年度議事録

平成20年5月20日~21日(所管事項に係る県外調査)

1 調査日時

平成20年5月20日(火)~21日(水)

2 調査箇所

○5月20日(火)
・斐伊川放水路
・尾原ダム
○5月21日(水)
・大橋川

3 調査委員

安田委員長、浜田副委員長、前田(宏)委員、米井委員、野田委員、石村委員、福本委員

4 随行者

鳥取県議会事務局議事調査課  岡田主幹、井嶋副主幹

5 調査概要

(1)斐伊川放水路
・斐伊川放水路の機能と工事の進捗状況
(2)尾原ダム
・尾原ダム工事の進捗状況
(3)大橋川
・大橋川改修工事計画の概要

6 調査報告

 今回の県外調査では、鳥取県への影響が大きい大橋川改修事業を含む斐伊川治水事業の全体像について、3点セットと呼ばれる「斐伊川放水路」「上流のダム」「大橋川改修事業」について調査を行った。
 斐伊川は、17世紀までは日本海へ注ぐ西向きの流れであったものが、江戸時代の大洪水をきっかけに宍道湖に流れ込むようになり、それ以降宍道湖周辺は洪水被害に悩まされることとなった。昭和47年7月の大洪水を契機に抜本的な治水対策に向けた動きが加速し、昭和50年に斐伊川・神戸川両水系を一体として、上級・中流・下流がお互いに治水機能を分担しあう「斐伊川・神戸川の治水に関する基本計画」が発表された。
 これにより、上流部における治水ダムの建設、中流部における放水路建設、下流部における大橋川改修の、いわゆる3点セットが基本となって治水計画が立てられた。
 現在、斐伊川放水路は平成20年代前半、上流の2基のダムについては、平成22年完成予定で事業が進ちょくしているが、大橋川改修については、周辺の地形調査、まちづくりや景観、環境調査といった多岐にわたる観点から多くの意見を聞きながら「まちづくりと一体となった大橋川改修計画の策定」に向けて委員会等において検討が進められている。
 今回、企画土木常任委員会として現地調査を行ったことで、この問題のスケールの大きさ、奥深さ、そして河川改修事業が周辺地域に与える影響の大きさといったことについて、認識を深めることができた。今回調査したこれらの事業概要については、今後の委員会活動の参考としていくこととしたい。
 

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