午前10時24分 開会
◎稲田委員長 それでは、ただいまから総務教育常任委員会を開会いたします。 日程は、お手元の日程のとおりでありますので、この順序に従って議事を進めさせていただきます。 初めに、会議録署名委員を指名いたします。 本日の会議録署名委員は、鍵谷委員と前田委員にお願いをいたします。 それでは、ただいまから付議案の予備調査を行います。 なお、質疑につきましては、説明終了後、一括して行っていただきます。 発言される方は大きな声で、スイッチを入れて簡潔明瞭に御説明をいただきますように、お願いいたします。 また、報告第3号、長期継続契約の締結状況については、お手元に配付の資料のとおりでありますので、特に説明は要しないものといたします。 最初に、総務部から説明を求めます。 初めに、門前総務部長に総括説明を求めます。
●門前総務部長 おはようございます。それでは、総務部関係の予算につきまして、御説明をさせていただきます。 総務部の説明資料の5ページをお開きいただきたいと思います。 総務部の今回の補正予算の歳出の額でございますが、補正額にございますとおり2億9,883万5,000円ということでお願いをさせていただいております。主なものは、その下の説明欄でございますが、中部総合事務所の耐震補強に係る実施設計の委託のほか、県有施設の修繕工事など、県内事業者に回るような小規模な事業を中心に、前倒しで事業を実施させていただくというものでございます。 財源は、一般財源のほか国庫支出金で1億900万円余りをお願いをしておりますが、国の1次補正の充当残に加えまして、昨日成立をいたしました国の2次補正の中にございますきめ細かな交付金、これも一部活用させていただいて、歳出予算とさせていただいているところでございます。 詳細につきましては、担当課長から説明させていただきますので、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
◎稲田委員長 それでは、関係課長から順次説明を求めます。
●木村参事監兼財政課長 財政課でございます。当該資料の1ページをごらんください。財政課のほうからは、歳入及び歳出の全体像について御説明いたします。個々の事業の中身につきましては、各事業課のほうから政調会のほう、並びにきょうの常任委員会のほうで説明をさせていただくこととしております。 歳入全体でございます。補正額147億3,065万7,000円余をお願いしております。ここにありますように、そのほとんどが国からの国庫支出金ということで、国庫支出金を94億7,400万円ほど見込んでおります。また、一番上は分担金、負担金ということがございます。これは市町村等からの公共事業等に係る分担金、負担金等でございまして、既に新聞報道等でお聞き及びかと思いますが、来年度、22年度からにつきましては、分担金、負担金に関するもののうち事務費についての分担金、負担金は取らないという方向で今スタートしておりますが、21年度分については国も今までのルールどおり取ることとしておりますので、引き続きこういう形で分担金、負担金を計上させていただいております。 なお、本体工事の分担金、負担金につきましては22年度も基本的には残るという方向ではおりますが、そうした点につきましても改革を国のほうに求めていく姿勢で、国と歩調をあわせて県と市町村の関係も整理していきたいと考えているところでございます。 また、この国庫支出金96億7,000万円のうち、国の1次補正及び今回成立しました2次補正でできました交付金及びさまざまな基金、それに伴うものが96億円のうちの69億円でございます。また、残りの27億円につきましては、今回、国の公共事業、21年度の当初予算で認めていただいた、つまり前政権時代から認めていただいておりました国庫補助金の残を積極的に鳥取県はとりに行きまして、河原インター線の第2期工事の区間でありますとか、そうしたところに対する地域活力基盤創造交付金事業を23億円入れるなど、そうした事業に対する国庫補助金が27億円ほどございます。道路のほかにも県営ため池や農道の整備などにも充てる予定でございます。 歳出のほうでございますが、同じく147億円でございまして、総務費から民生費、先ほど申し上げましたように、国の補正予算等を使いましたいわゆる公共事業的なものがメーンになっておりますので、土木費が87億円と一番大きなところを占めておりますが、それ以外のところでも農林事業費で林道の路網整備に12億円、また労働費の15億円につきましては、緊急雇用創出事業の追加認証を受ける予定でございます。これで今年度と22年度、来年度の2年間で新たに取り組もうとする雇用基金に15億円見込んでいるなど、県民生活にきめ細やかに至るように雇用、経済の両面から配慮する形での予算組みとなっております。 歳入の内訳につきましては、その後、2ページ、3ページ、4ページとつけさせていただきますが、割愛させていただきます。
●山本総務課長 それでは、総務課及び総合事務所所管に係る事業の御説明をさせていただきます。5事業ともいずれも県庁舎及び総合事務所の庁舎に係る施設改修でございまして、当初、新年度の予算で計画をしておりましたものを前倒しして、このたび経済対策として実施しようとするものでございます。 初めに、6ページでございますが、来年度、耐震の補強工事につきまして実施設計を行う予定にしておりましたが、それを前倒しして今年度末に実施設計に着手したいということで計画をしておりまして、その経費2,000万円余をお願いするものでございます。この事業につきましては、国の2次補正で成立しましたきめ細かな臨時交付金、これを全額充当するということで、措置をお願いするところでございます。 7ページでございますが、県有施設の営繕事業でございます。これは例年、県有施設全体の修繕をするということで枠的に予算措置をお願いしているものでございますが、そのうち、県庁舎の貸付金等の財産収入等特定財源が当たっている部分以外のものを前倒しして、これに一部経済危機対策の臨時交付金を活用して、早期に修繕等を行おうとするものでございます。2億1,000万円余をお願いしているところでございます。 8ページにつきましては、営繕工事の設計監督費でございまして、現在は1,000万円未満の先ほど出てきたようなもの以外、設計を予算措置するもの以外につきましては、営繕室の職員が自前で実施設計を行って工事に着手するということになっておりますが、経済対策等で業務が集中するものですから、一部500万円以上1,000万円未満の工事につきまして、外注できるものを選び出して、外注をすることによって工事の促進を図るということをお願いしようとするものでございます。あわせまして、資産等を売却する場合に建物を取り壊したりするのでございますが、それに関連して、建物の中に含まれているアスベストが材の中に含まれているというような場合には、取り壊しに慎重を要するというようなこともありまして、そういったものをあらかじめ調べておいて、早期にこれも資産の売却につなげていこうという趣旨の経費でございます。 9ページ、10ページにつきましては、八頭の総合事務所、それから西部の総合事務所にあります電話交換設備が老朽化しておりますので、これを交換しようとするものでございます。 13ページにつきましては、以上御説明いたしました5事業につきまして、いずれも年度内に工事が完成をいたしませんので、明許繰越をお願いしようとするものでございます。 なお、11ページ、12ページに事項別の明細書をつけておりますが、表題のところ、平成22年度と書いておりますが、21年度の誤りでございます。おわびして訂正させていただきたいと思います。
◎稲田委員長 次に、教育委員会から説明を求めます。 初めに、中永教育長に総括説明を求めます。
●中永教育長 教育委員会でございます。よろしくお願いいたします。 議案の説明資料の教育委員会の分をお願いします。1ページをごらんいただきたいと思います。議案の第1号の平成21年度の一般会計補正予算でございます。総額で6億7,363万円余をお願いしようとするものでございます。国の1次補正と2次補正を活用するというふうなことで考えております。 主な案件ですけれども、下のほうにありますけれども、教育施設の営繕費、これは学校のトイレ等の改修等です、それから技術スペシャリストの育成の環境整備事業というふうなこと、それから県立博物館の荷物用のエレベーターの改修事業ですとか、それから倉吉体育文化会館とか米子産業体育館のアリーナの床の改修とか、こういうふうなものの体育施設の改修費等でございます。 詳細につきましては、各課長等から申し上げます。
◎稲田委員長 続いて関係課長から順次説明を求めます。
●田嶋教育環境課長 2ページをお願いいたします。教育施設営繕費でございます。これは県立学校あるいは社会教育施設の改修等を行う経費でございます。臨時的に必要になるものなどを前倒しで実施していきたいということで、今回提出させていただきました。 続きまして、3ページをお願いいたします。3ページは鳥取商業高等学校の食堂改築整備事業でございます。これは、改築整備します食堂に必要な備品等を整備するもので、更新が必要な配ぜん用作業台ですとか厨房機器を整備するものでございます。 続きまして、4ページをお願いいたします。技術スペシャリスト育成環境整備事業、産業教育設備の導入・更新事業でございます。倉吉総合産業高校に溶接ヒューム集じん装置、鳥取中央育英高等学校に調理実習台、これは更新するものでございまして、11台でございます。米子工業高等学校に3Dプリンターを導入するのですが、3Dプリンターといいますのは、鋳造などの授業に使うものでして、樹脂を使ったペットボトルのキャップですとか、ああいった型をつくっていくと、そういう授業をするためのものでございます。 続きまして、13ページをお願いいたします。13ページに繰越明許費に関する調書をつけております。上から2段目、3段目の商業高校あるいは技術スペシャリスト教育環境整備事業は、いずれも年度内での導入が困難なことから繰り越しさせていただきたいというものでございます。もう一つ14ページに、教育施設営繕費でございますが、これも年度内の工事発注が困難なことから、翌年度に繰り越しさせていただきたいものでございます。
●川上高等学校課課長補佐 5ページをお願いいたします。各県立高校が文化部活動で必要としております楽器等の用具を計画的に整備しておるものであります。毎年600万円程度で計画的に整備しておりますが、新年度に予定しておりましたものを前倒ししてお願いするものであります。これも国の1次補正、地域活性化・経済危機対策臨時交付金を活用させていただこうということでございます。 13ページをお願いいたします。この事業につきましても、最上段でございますが、年度内の発注及び納品が困難でございますので、繰り越しをお願いするものです。
●森谷博物館長 博物館です。資料の6ページをお願いいたします。博物館の荷物用エレベーター改修事業ということで、申しわけありません、事業名、「エレベーター」の「タ」の字がちょっと1字多いので削除をお願いいたします。5,985万円をお願いしております。全額国庫支出金充当事業でございます。 博物館の荷物用エレベーターは昭和47年で、既に37年経過しておりまして、いろいろふぐあいが生じておるということで、最新の地震対策等に対応できるように改修をするものでございます。制御装置の更新、あるいは巻き上げ機等の更新でございます。 はぐっていただきまして、13ページでございます。繰越明許でございます。中ほどに記載のとおり、年度内の工事発注が困難でございますので、翌年度にお願いするものでございます。
●村山体育保健課長 お願いします、体育保健課です。3事業をお願いしておりますが、いずれも国の補正を充当するものでございます。 まず、7ページですが、運動部活動備品整備事業でございます。県立学校の運動部のために必要な備品を整備するものでございます。枠予算で600万円お願いしております。 続きまして、8ページの上段ですけれども、体育施設の改修費でございます。倉吉体育文化会館の直流電池の改修工事、それから米子産業体育館のメーンアリーナの床の改修及び天井の改修工事でございます。米子産業体育館は実施設計分を今回お願いするものでございまして、実際の工事は23年度になります。 その下、体育施設の運営費でございますが、これも施設の老朽化が著しい備品の更新でございます。内容等はそこに記載のとおりでございます。 済みません、それで13ページでございますが、先ほど説明しました事業はいずれも年度内の発注等が困難なため、翌年度に繰り越すものでございます。
◎稲田委員長 今までの説明について、質疑はありませんでしょうか。
○山口委員 ちょっと今説明がされましたけれども、この財源ですけれども、地域活性化・きめ細かな臨時交付金というのが第2次補正でありまして、それから前の政権で第1次ですか、地域活性化・公共施設臨時交付金とあるのですが、どこがどういうぐあいに違っておるのかということと、それから財源がきめ細か、この第2次補正がかなり民主党では目玉のような形で、きのうですか、国会を通過したわけですけれども、私はもっとこういうのがあるのだろうかと、こう思っておりましたところが、ほとんどの財源が前の政権からの財源なのです。3年間であるものを2年間で使ってしまえというような話もあったり、これはどういう理由でどういう形になっておるのか、これは本当に前の自民党政権がつくった交付金であって、これを代替しようと、こう思っておるわけですけれども、違うかな。本当にこれはちょっと理解しがたい。いや、もうちょっときめ細かい交付金事業により、県の臨時議会で対応されるべきものと私も期待しておった。違うか、皆さん。このあたりをきちんとされて。前の政権の中での基金であるとか、3年間の財源の中で、前倒しで2年間で使ってしまえという、その理由と、そのあたりを。
●木村参事監兼財政課長 財政課でございます。きめ細かな交付金と1次補正でありました経済対策交付金の違い等々について御質問がございました。確かに、きめ細かな臨時交付金という名前にはなっていますが、経済対策臨時交付金という前の政権下でつくった交付金のほうが、正確に言えばもっときめ細やかな交付金であることは、これは事実だと思います。使えるものといたしまして、前の経済危機対策臨時交付金は、ほとんど備品とかそうしたものにまですべて購入できるのですが、基本的にこのきめ細かな臨時交付金というのは、インフラ系の事業に限定されています。もちろん修繕等も認められているので、そういう意味ではきめ細やかな点も認められているところでございますが、ということで、ただ、そうは申しましても、鳥取県は今、経済雇用情勢が厳しゅうございます。公共工事も含めて、特に公共工事については来年度かなり減るのではないかという見込みもある中で、何とか今年度もらえるものをもらって、ソフトランディングといいますか、15カ月予算で公共事業なども組んでいこうと思っていく中で、今回、国で5,000億円いただきましたきめ細かな臨時交付金は、非常にありがたいものだと私どもは思っております。これによって今議会、大変恐縮ですが、総務教育の常任委員会以外の、特に県土のほうの常任委員会のほうで多分、心温まるような大きい金額の事業が連発されていると思いますけれども、全体でこれで52億4,700万円ほどのインフラ整備が可能になりましたので、そういう意味においては非常にありがたいと思っています。危険な橋梁の補修ですとか、森林における路網の整備ですとか、大変ありがたいと思っております。 ただ、先ほど山口委員が御指摘いただきましたように、この交付金につきましては、ともかく緊急の経済対策という思いもありまして、何とか今年度中に歳出行為を行って繰り越して、来年度中に使い切るようにということでございますので、ともかく今年度の追加の経済対策に限定された施策だということで補正予算で組まれたものというふうに認識しております。
○山口委員 総務教育には少なかったと思いますけれども、そういった意味からしますと、全体できめ細かな臨時交付金というやつは、国の補正予算というのは1年間限りのものであって、それからもとにある公共投資に交付金とか、こういうものは3年間で、もう1年あるはずですけれども、この1年間で全部使ってしまえというのかな。
●木村参事監兼財政課長 1年といいますか、今回の臨時議会でお認めいただければ、1年2カ月で、来年の3月いっぱいで完了することというのが、きめ細かな臨時交付金の趣旨でございます。 今、山口委員から御指摘いただきました公共投資臨時交付金という、これは麻生政権下でできたものでございますが、これにつきましては、これはどれぐらい基金に積めるかというのはまだ正確には国から支援は出ていませんが、基本的に基金を積んで、来年度の予算、補正予算も含めて来年度中に御議決いただいたものについて繰越明許費をとって1年間繰り越してということですので、その公共投資臨時交付金については、先に成立したものでありますけれども、むしろもう1年先まで認められるということで、そういう形での性質の違いはございます。
○山口委員 そうすると、もう1年間使えるやつがどのぐらいあるのですか。
●木村参事監兼財政課長 現在、1月議会でも一部充当させていただいておりますが、国から交付見込み額として52億円を予定しておりますが、それに対して充当したものが24億円、残り28億円を来年度以降使わせていただくように何とかしたいと思っていますが、ちょっと国のほうでそこまで繰り越してはいけないと言われることもあり得ると思いますけれども、今のところ28億円を来年度以降に回す予定でございます。
◎稲田委員長 ほかに。
○前田(八)委員 県職員は県民のために一生懸命働かなければならないのですけれども、ちょっとお聞きしたいのですけれども、21年度の技術職員の1人当たりの受け持ちする事業量は幾らですか。中山さん、どうですか。
●中山行財政改革局長 正確な数字はちょっと持ち合わせておりませんので、そのあたりはちょっと土木なり農林なりに照会いたしまして御回答させていただきたいと思いますが、少なくとも事業費等、かなり以前に比べてふえておりますので、受け持つ事業費、あるいは事業量が増大しているのは事実かと思っております。
○前田(八)委員 よく現場に行くのですけれども、もう本当に技術職員は21年度経済対策で限度に来ていますよ。建築であるとか土木とか農林、健康管理が非常に心配しております。どうですか、中山さん。
●中山行財政改革局長 委員御指摘のように、確かに技術現場、いわゆる早期発注等でかなり忙しい目をさせておるのは事実でございます。また、その意味で、いろんな意味で職員に頑張っていただいているのも事実でございます。そういった意味で、ある意味そういったメンタルヘルスとか、そういったようなケア、あるいは職員数の面での配慮なり、職場の本庁からの応援体制も含めてですけれども、そういった面で、ある意味技術的な職員でのフォローといいますか、そういった配慮は必要かというふうに思っておりますし、また、来年度定数なり、そういったような配分においても、そういった部分の配慮等は心がけてまいりたいと思っております。
○前田(八)委員 これで終わります。集中改革プランで定員削減をやられるのでしょうけれども、こういう危機的な状況ですから、柔軟に見直すべきだと思います。意見です。
◎稲田委員長 ほかにありませんでしょうか。
○鉄永委員 木村参事監に聞きたいのですけれども、今回も前倒し前倒しで、有利な戦略はどんどんやってということなのですが、12月にもあったと思うのです。本来ならば22年度予算に盛り込むべきものを前倒しでどれぐらいやっておられるのですか。12月でもですが、ほとんどこれは繰越明許で来年度に実質的な予算執行をするというのが多いのだろうと思うのですけれども、そういう総額というのは大体つかんでおられますか。
●木村参事監兼財政課長 本当に委員御指摘のとおりでございまして、本来であれば当初で議論すべき話ではないかという御指摘もあるところでありますが、国のこういう補正予算等が出てきたことも踏まえて、我々としては21年度の補正というよりも、22年度の何かゼロ次補正みたいな思いのイメージでの、15カ月予算ということでことしはやりたいと思っているところでございます。 前倒しの総額につきましては、備品等々、細かなものも全部ありまして、子細なところまでは承知しておりませんので大変恐縮なのですけれども、本当にかなり経済対策等で一気に集めたものですから、単純に公共工事関係でいえば、多分90億円ぐらい前倒しというふうに考えてください。
○鉄永委員 なぜこんなことを聞いたかといいますと、この間もある業者からちょっと聞いたのですけれども、きめ細かなというのはこれからなのでしょうけれども、経済対策でかなり21年度当初予算で見た予測とは大きく違って、かなり県内業者に潤いつつあるなと今感じたのです。ですから、切れ目というのはやはりつくるべきではないし、前倒しは私はどんどんやったらいいと思うのですが、できるだけ県内で金が循環するように考えていただきたいと。中には契約などは県外業者ということになる場合もあると思うのですけれども、やはりこういう経済対策、特に鳥取県の経済状況を考えますと、やはり執行面である程度配慮せざるを得ない状況だろうと思うのです。総務部だけで、あるいは教育委員会だけではないので、ほかの部のほうが多いと思いますけれども、やはりそれは全庁的な取り組みとして、しっかり意思統一してやっていただきたいというふうに思います。
●門前総務部長 御指摘はごもっともなところだというように思っておりますし、私どももそのように認識をしております。したがって、執行面で、各部局に必ずそういうような点に配慮するような形で予算を執行するようにということを全庁的に改めて伝達をするようにさせていただきます。
○興治委員 教育委員会ですけれども、まず3ページの鳥取商業高校の食堂改築ですが、これはあらかじめこれらの備品を整備するということになっているのですけれども、要するに改築の工事関係というのは来年度の当初予算に出てきて、あらかじめ備品については発注をしておかないといけないと、何かそういう事情があってこれをあらかじめ予算化することになっているのでしょうか、その辺の事情をお聞かせください。 それと、あと5ページの文化部活動であるとか7ページの運動部活動、それから8ページの体育施設の運営、これらの備品の購入が主なものだと思うのですけれども、これについても全額翌年度繰り越しということになっているのですが、備品の発注なり、あるいは納品が、まだ 2カ月ほどあるわけですけれども、実質的にその年度内に納品まで執行するということは困難なのでしょうか、何かできるような気もするのですけれども。その点、お答えをお願いします。
●田嶋教育環境課長 鳥取商業高校の食堂の改築なのですが、これは同窓会館の中にございまして、これは鳥取商業高校の同窓会の方々が寄附をされます、同窓会が整備された後に寄附を受けるという形で、大変ありがたい話になっております。その中で、厨房に必要な備品等の更新は県のほうでするというものなのですが、発注に必要な作業を今年度中にしておきまして、来年度できるだけ速やかに整備したいということで今回上げさせていただいております。
●川上高等学校課課長補佐 2カ月しかございませんので、これから仕様を定めて発注してという手続を考えますと、どうしても年度内には難しいと考えておりますので、お願いしたいと思います。
○興治委員 同じ理由ですよね。
◎稲田委員長 いいですか。 ほかにありませんでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり) 意見がないようですが、一言だけ委員長から御報告をさせていただきますと、先般、山口委員並びに浜崎委員から、白兎養護学校訪問学級の整備についての件で、今回の整備の承認決定が確かなのかという御質問がありました。松本特別支援教育課長、課長補佐あわせて、私も今までの経過をざっと聞きまして、その整備をする本体であります国立病院機構本部に私が直接電話を入れまして、確認をとりました。これは確かに承認決定をされておるということですので、御安心をいただきたいと思います。 それでは、意見が尽きたようでございますので、以上をもちまして総務教育常任委員会を閉会いたします。御苦労さまでございました。
午前10時57分 閉会
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