平成22年度議事録

平成22年5月21日会議録

出席者
(8名)
委員長
副委員長
委員
伊藤 保
福本 竜平
市谷 知子
藤縄 喜和
福間 裕隆
松田 一三
山根 英明
藤井 省三
 
欠席者
(1名)
上村 忠史
 
 

説明のため出席した者
  山根商工労働部長、鹿田農林水産部長、長谷川企業局長、竹本労働委員会事務局長、ほか次長、課長、関係職員

職務のため出席した事務局職員
  岡田主幹、山崎主幹、上月副主幹

1 開会  午前10時
2 休憩  午前11時26分
3 再会  午前11時30分
4 閉会  午後0時13分
5 司会  伊藤委員長
6  会議録署名委員  山根委員、松田委員
7 付議案件及びその結果
   別紙日程表及び下記会議概要のとおり
 

午前10時 開会

◎伊藤委員長
 ただいまから農林水産商工委員会を開会いたします。
 本日の日程は、お手元に配付しております日程表のとおりでありますので、この順序に従て議事を進めさせていただきます。
 なお、今回の常任委員会は執行部の入れかえを行うこととし、最初に農林水産部について次に商工労働部、企業局、労働委員会について行います。
 まず、会議録署名委員を指名いたします。
 本日の会議録署名委員は、山根委員と松田委員にお願いします。
 それでは、本日の議題に入ります。
 質疑につきましては、説明終了後に一括して行っていただきたいと思います。
 まず、農林水産部より……

●鹿田農林水産部長
 ちょっとお時間をいただきまして、先回の4月21日の常任委員会におきまして山根委員か御質問がありました件につきまして、私のほうから答弁に誤りがありましたので訂正させてただきます。
 談合が疑われる情報の公正取引委員会への情報提供なのですが、先回私のほうから義務規ということで、独占禁止法の中の45条に基づいての中ではできる規定になっておりまして、務としてしなければならないということで答弁させていただいたのですけれども、あくまできる規定ということで、県としてはできる規定の中で情報提供すべきという判断で公正取引員会のほうに情報提供させていただきましたということでございますので、訂正させていたくとともに御理解をいただければというふうに思います。
 口蹄疫の対応でございまして、緊急に消毒薬、炭酸ソーダを全戸配布させていただきましたこれは家畜伝染病予防法の関係の予算で140万円ばかりを流用させていただきましたので、の場で御報告させていただきます。
 本日、後半の商工労働部、企業局、労働委員会の関係でございますが、私はちょっと所用欠席させていただきます。次長の岡本と西山で対応させていただきますので、よろしくお願いたします。

◎伊藤委員長
 議題(1)鳥取県立とっとり花回廊の指定管理者募集要項等(案)の概要について、議(2)とっとり花回廊とキューケンホフ公園との姉妹公園締結について及び議題(3)二十紀梨の実止まり状況について、今井生産振興課長の説明を求めます。

●今井生産振興課長
 1ページ、鳥取県立とっとり花回廊の指定管理者の更新に当たりまして、4月の常任委員等での御意見を踏まえまして、次のとおり募集要項及び委託業務仕様書の案を検討しておりすので、報告いたします。
 なお、募集要項等につきましては、鳥取県農林水産部指定管理候補者選定審査委員会での見を踏まえまして最終決定することとしております。
 日程でございますが、選定委員会の設置は6月上旬を予定しておりまして、募集要項等にする意見をいただきまして、県で最終決定いたします。募集期間はこのように45日以上といことで設定しておりますし、現地説明会を7月1日、面接審査を経まして9月議会に指定管候補者の案を提出させていただきたいと思います。
 常任委員会からの意見の募集要項等への反映状況でございますが、いただいた意見を4つ分類させていただきました。
 県内花卉園芸の振興に資する取り組みを継続することということにつきましては、これまも要項のほうに記載しておりますし、それに加えまして計画書の中に記載して提出していたくことと、その提出状況に応じまして審査項目に加えまして審査していきたいというふうにえております。
 指定管理者の募集資格要件でございますが、県内業者への配慮をするというような意見をただいておりまして、これは要項の募集資格の欄に明記いたしたいと思います。
 現在の指定管理者が雇用している職員の継続雇用をすることということにつきましては、画書を出していただくとともに審査項目に追加すること。
 障害者の雇用への配慮につきましては、同じく計画書の提出と審査項目に追加したいと思ておりまして、該当部分を1、2、3、4というふうに明記しております。
 1ページの下半分からが募集要項(案)の骨子でございますが、この中の管理基準の基本針の中に、1としまして花卉園芸の振興に資する取り組みということで継続を条件づけておところでございますが、県内花卉の優先調達及びPRを通じて県内花卉園芸の振興に資するとということの以前からの記載でございますが、継続して要件としたいと思います。
 2ページの指定期間、委託料等、これは2月議会で承認いただいた分ですし、利用料金等取り扱いについては指定管理者がみずからの収入とする。これは以前のとおりでございます。 2ページの下のほう、応募資格等ということで応募資格を書いております。これは鳥取県に主たる事務所を置き、または置こうとする法人等であることということで、本社、本店機を県内に置くという要件をつけさせていただきたいと思います。
 法人等であることの「等」の意味は共同申請ということでございまして、2社以上が共同て申請される場合は、それぞれの構成員は本社、本店機能を県内に置く業者でなければならいという条件は一緒でございます。
 3ページに行きまして選定基準、これが指定管理者の指定手続条例の要件になっておりまが、それぞれに採点項目をいろいろつくっておりまして、これを委員さんに採点していただて、その集計で指定管理候補者を決定するという手順になっておりますが、その中の2番目施設の効用を最大限に発揮させるものであることという中に、県内花卉園芸の振興の取り組ということを審査項目の一つ、それから4番目の管理を安定して行うために必要な人員、財的基礎を有しておりという手続条例の5条3号に係りますことにつきましては、現在の職員継続雇用に関する方針を採点項目の一つ、それから障害者雇用を採点項目の一つとしたいといます。
 そのほか、3ページの下にありますように留意事項としまして、申請書において現在の指管理者の雇用する施設職員の継続雇用に関する提案を行っている場合は、引き続き従事するとを希望する者の雇用に努めなければならないということや、障害者雇用等県が推進してい施策について積極的に取り組むことというような注意事項を定めたいと思います。
 4ページをはぐっていただきますと、これが委託業務仕様書(案)でございます。具体的どう人員を配置していくか、どのような作業管理を行っていくかの最小基準を示すものであます。
 この中の再委託の項目がございまして、再委託の(2)に障害者雇用の観点から小規模作所等への除草、清掃等を内容とする軽作業業務を再委託すること。これは以前の仕様書にもれておりましたが、継続して管理の仕様として定めたいと思います。
 植栽のデザイン企画の欄の(3)のところに具体的にどのように花卉振興をしていくかとうことの最小基準の要件としまして、(3)といたしまして県内の優先調達、県内産であるとの提示、花壇苗につきましては、95%以上を県内産とすることというような条件を最小条でございますが記載したいと思います。
 5ページのとっとり花回廊とキューケンホフ公園との姉妹公園締結につきまして報告させいただきます。
 とっとり花回廊とオランダのキューケンホフ公園とは、平成7年から相互の職員の交流や園にそれぞれの公園のコーナーを設置するなど、友好交流をはぐくんできてまいっております平成20年には日蘭通商40周年、キューケンホフ公園開園60周年ということが重なりまして、ちらのほうの理事長なり園長が出かけておりますし、また21年、昨年の花回廊開園の10周年はキューケンホフ公園の理事長さんに来ていただきまして、さらに交流が深まりまして、姉公園締結をしようという話が出まして、そういう運びになっております。キューケンホフ公は世界的に有名な公園でございまして、姉妹公園締結を結ぶのは初めてだということでござます。
 日程でございますが、6月23日の午後に花回廊で調印式を行う予定としております。キュケンホフ公園からは理事長、園長さんを初め役員さん方3名、合わせて5名の方がおいでにる予定になっております。
 交流の経過ですが、花回廊の開園が平成11年4月でございますが、建設に向けまして国内の公園を調査しております。その一つがキューケンホフ公園でございまして、その後も交流続いているものでございます。職員交流、相互の公園にコーナーを設けること、イベント等の参加というようなことで交流を深めておりまして、今回の公園締結につながっております。 キューケンホフ公園の概要はこのとおりでございまして、花回廊よりやや狭いという感じすが、チューリップを中心とした公園でございまして、多くのリピーターがある。特に世界じうからの観光地になっておりまして、春の2カ月だけ開園しまして、年間に85万人、とっと花回廊は40万人ということでございますが、倍以上の方を集められているようでございます。 一番下の花回廊のキューケンホフコーナーの概要として書いておりますが、4月の委員会視察をしていただいた折にフラワートレインに乗っていただいて、すぐ下の左側のほうに回ていただいて風車が建っているところがキューケンホフ公園コーナーでございます。
 6ページ、二十世紀梨の実止まり状況につきまして報告させていただきます。
 ナシの交配時期、特に4月中旬でございましたが、低温によりましてナシの実どまりが不となっております。着果量の詳細につきましては、現在小袋かけ中ということでございましてそれが終わるのが6月上旬になるわけですが、この小袋かけの数というのを調査する予定にておりまして、そこではっきりしていくということになりますけれども、現在のところ普及からの聞き取り状況をまとめますと、昨年より2割減という状況になっております。
 交配の状況は、県の中心の交配日が4月14日でございました。早場地帯、これは湯梨浜町平場の一部から始まるわけでございますけれども、4月8日から10日、この時点では多少寒ものの何とか交配ができるというような状況でございまして、実どまりは確保できる見込みなっております。
 中間地帯、これが中心になるところですけれども、4月11日、12日が降雨がございまして配ができず、14日からの交配になったわけですけれども、非常に寒かったということでござます。14日、15日が交配になったところは、非常に実どまりが悪いという状況になっておりす。
 遅場地帯は17日、18日に交配を実施、佐治等の最も遅い地区では24日から25日にかけて交を行っておりますが、この遅場地帯は実の数は確保できるという状況になっております。
 各普及所からの聞き取りの着果状況のまとめを7ページのほうに書いておりますけれども鳥取地区ではこのように1~2割減、八頭郡では3~4割減というようなことでございまして全体を合わせますとやはり2割ぐらいの減かなというふうな見込みを立てているところであます。
 ただ、地区によりましても園によりまして大きく異なりまして、地区の中で8日、9日、1日に交配されたところは何とか期待数が確保できる。14日、15日に交配されたところは非常実どまりが悪い。おくれたところではよいというような状況になっているところであります。 今後の対応でございますが、3に農業団体及び県の今後の対応を書いております。
 (1)では、今後団体と協力いたしまして着果管理の指導を行うとともに、着果量の落ちみが大きい果樹園につきましては、施肥管理を含めた全体の栽培管理指導を徹底することとております。場合によっては、2個がけといいますけれども、1つの花芽には1つしか果実ならせないわけですけれども、枝の全体の着果量に応じましてよいものがあったら1つの花に2個つけるというようなことも対応として出てくるかと思いますし、逆に園全体、木全体3割以上の減収、実どまり不足になりますと木が勢いづく、元気づきまして、今度は枝が伸るということがございます。そういうことの対策としまして施肥管理の指導を行いたいといふうに考えておりますし、極端に実が減った場合は、とにかく枝が遅伸びしてしまう、過繁になってしまうということがございますので、病気や害虫をふやさないように防除経費につまして6月補正で要求させていただきたいというふうに考えております。
 販売対策につきましては、こういう実どまりが悪い年というのは小玉が出たり変形が出たということで、下物といいますか、企画外品が多少多くなるということが見込まれまして、れは今後の果実の発育状況を見ながらでございますが、もしそういうものが多くなった場合は対応していきたいというふうに考えているところであります。
 こういう気象災害のときには、共済のお世話になるというのがこれまででも再々ありましけれども、今回でも農業共済が地区を回られまして被害状況を調査しておられます。これは穫後、出荷量に応じて支払われるということになっておりまして、割合に応じて支払いが年には行われるというふうに思っております。
 資金需要につきましては、今後調査ということになりますけれども、果樹等経営安定資金無利子で3年償還の資金がございますし、10年償還の農林漁業セーフティーネット資金といのがございます。これらを適宜使いまして農家の要望にこたえていきたいと思いますし、現この果樹等経営安定資金の融資枠を広げるよう6月補正で要求させていただきたいというふに考えているところでございます。
 ほかの作物への影響でございますが、カキも一部被害を受けておりまして、河原町、郡家区では甚大な被害ということがございますので対応していきたいというふうに思いますし、稲苗は一部葉っぱが枯れてしまったりという被害が出ておりましたけれども、追肥なり葉先刈り戻し、かん水の処理によりましてほぼ回復して、大きな支障は出ていないということでざいます。
 スイカ、メロンの生育おくれということがございまして、7日ぐらいの生育おくれというとでございますが、現在のところ調査中でございまして、摘果で何とかなるのではないかとう声もございますし、今後収穫量の減少ということがありましたらまた対応していきたいとうふうに考えております。

◎伊藤委員長
 議題(4)口蹄疫に係る本県の対応について、澤田畜産課長の説明を求めます。

●澤田畜産課長
 8ページをお願いいたします。口蹄疫に関する本県の対応について御説明させていただきす。
 4月20日に宮崎県で初発が見られましたけれども、県内すべての農場に対する緊急一斉消等を実施いたしまして、今防疫を徹底しているところでございます。その概要について御報いたします。
 県内の偶蹄類を飼養する全農場について、異常の有無を確認いたしております。宮崎県と入、移出の関係のある12農場、東部で5農場、中部で6農場、西部で1農場でございますけども、異常を確認しておりません。また、きょう現在で県内の偶蹄類について698戸を調査ておりますけれども、これも異常はありません。
 続きまして、全農場の緊急一斉消毒でございますけれども、方法といたしまして県の告示いうことで、5月11日付で告示をさせていただいております。知事命令により実施しておりして、県の伝染病予防事業の予算の中から県が消毒薬、炭酸ソーダでございますが、1農家たり25キロ、1袋を購入いたしまして全農家の698戸に配付をさせていただいております。
 時期といたしましては5月14日から約1カ月間ということで、全農場の施設で作業をするたちの靴とか車両について消毒を行うようにしております。
 また、4月30日には鳥取県家畜伝染病対策協議会を開催いたしまして、口蹄疫の防疫対応ついて話し合っております。それぞれの役割を確認いたしまして、防疫対策を実施しているころでございます。
 本県の対応ということで、鳥取県家畜伝染病防疫対策本部を4月30日に設置いたしておりす。県内に発生した場合につきましては、この組織が鳥取県口蹄疫防疫対策本部に移行いたます。本部長には知事がなることにしております。
 また、昨日でございますけれども、県庁内の連絡会議を開催しております。生活環境部、土整備部、総合事務所、教育委員会、県警本部、関係課約30の課に集まっていただきまして情報の共有、また初動対応の確認ということで、まず一番初めの肝心なところを確認し合って万が一出た場合にはそういう対応をしよう。近県に出た場合でも、同じような対応をしていことで確認をし合っております。
 気になる海外からの渡航者の方たちへの対応でございますけれども、海外便が到着した場に、空港、港湾について防疫対応をどのように行っておるかということを確認しております米子空港につきましては、韓国便が入ってくる場合について、全乗客の靴底消毒を農水省の物検疫所のほうが出張いたしまして確認をしながら実施させているということでございます境港のDBSクルーズにつきましても、入国する全乗客についても米子空港と同様に実施しいるということでございます。
 鳥取県からの宮崎県に対する支援ということで、6名の職員を現在派遣をしております。月6日から6月2日の間、現在この間で家畜保健所、総合事務所、畜産課の獣医師、畜産技職員が現地に出向き、殺処分の防疫業務、疑いのある農場の病性鑑定、また処分の作業の補というようなことを支援いたしております。これ以外に、要請があれば各総合事務所の農林のほうで追加の支援なり、家畜保健所で追加の支援ということで考えているところでございす。
 宮崎県内の発生状況でございます。5月18日現在ということで、126戸、11万4,000頭と書ておりますが、昨日20日現在では159戸、33戸農場がふえております。発生頭数も1万6,000とふえまして13万258頭というように毎日毎日まだまだ広がっている状況でございます。
 その他といたしまして、報道関係への情報提供の際、畜産物への風評被害防止ということで牛、豚、ヤギなどの偶蹄類に対する病気であるということを念を押しております。人に感染ることはありませんということで、もしも仮に感染した牛、豚の肉、牛乳などを食べたとしも人体には影響はないということを念を押してお知らせをし、協力を願うということでお願をしているところでございます。

◎伊藤委員長
 議題(5)とっとり井手・ため池保全活動支援事業の審査結果について、中村農地・水保課長の説明を求めます。

●中村農地・水保全課長
 9ページでございます。このたびとっとり井手・ため池保全活動の支援事業の企画取り組につきまして、第1次募集を行いました。その結果を御報告いたします。
 この事業は、中山間地域等におきまして農業を継続するために水路などの井手掃除とかそいったものの労力というのが大変かかるということで、地域住民やNPOなどの創意工夫や働によって保全活動を進めていこうということで、ことしから新しく公募という形でそういた取り組みを公募いたしまして、支援をしていこうというものでございます。
 募集につきましては、比較的小規模なものにつきましては活用推進交付金、住民や企業団等と連携いたしました他にモデルとなりそうな事例につきましては、モデル支援交付金とい形で募集をしております。
 先般、4月26日から5月12日まで募集いたしました。応募は3件でございました。審査をたしまして、2に書いておりますが、3名の方に審査をお願いいたしました。
 結果といたしましては、まず活用推進交付金につきましては湖東大浜土地改良区さんが応されまして、内容につきましては周辺の農家と周辺にあります大学の留学生さん、周辺の小生さん、そういった方々と農業体験を通じて施設や農業への理解を取り組もうといったよう交流活動を行うといったものでございます。
 モデル支援交付金につきましては猪子集落と株式会社LASSICということで、これにきましては猪子集落と都市企業との農作業交流を通じた保全体制づくりということで、これ猪子の豊かな環境フィールドというものを生かしまして、大企業研修生を受け入れまして農業等を通じたメンタルケアを行うといったこと。それから集落につきましては高齢者が多いいうことで、水路等の清掃活動に入っていただくということ。そういった農作業を通じましできた農作物については企業側に買い取っていただくというような、そういった連携を通じがらやっていこうというものでございます。
 狩屋原de百笑一起保存会という応募団体で日南町の狩屋原の集落が応募されておりますが限界集落と集落出身者を含む都市住民グループあるいは森林組合、そういった方々と一緒にって、保全活動を通じていろいろ営農作業組織をつくりながらやっていこうといった活動でざいます。
 猪子集落とLASSICにつきましては、こういった活動につきましては多分全国初の事だろうと思いますので、鳥取県から発信できる活動だと考えております。
 狩屋原につきましては、限界集落と集落出身者を含む都市住民と連携していくという形でにない事例ということで、これから実践されていきますけれども、県としても支援していきいと思っております。

◎伊藤委員長
 議題(6)県有林におけるオフセット・クレジット(J-VER)の認証取得について及議題(7)松くい虫防除に係る空中散布について、大北森林づくり推進室長の説明を求めます。●大北森林・林業総室森林づくり推進室長
 10ページをお願いいたします。県有林におけるオフセット・クレジット(J-VER)の証取得についてであります。
 昨年度から申請しておりました日野町板井原の県有林のJ-VERのモデル事業でございすが、このたびJ-VERの認証運営委員会で森林吸収のプロジェクトといたしましては都府県として高知県と並んで初めてのクレジットの認証となりましたので、御報告させていたきます。
 今回の認証取得量につきましては621トンということでございます。今後、このクレジッを次の森林整備につなげるための財源として企業等に売ってまいりたいと思っておりますしあわせてこのJ-VERの制度を県内に普及してまいりたいというふうに思っているところございます。
 次に、11ページをお願いいたします。松くい虫防除に係る空中散布についてということでざいます。
 平成22年度は、一般競争入札によりまして9つの市町で空中散布が実施される予定でござます。県は空中散布を実施する市町村に対し、必要な支援や県民への情報提供等を行ってまりたいというふうに考えておるところでございます。
 空中散布の実施予定時期でございますが、第1回目が5月31日から6月10日、第2回目が月21日から7月1日ということになっております。
 実施面積でございますが、1,469ヘクタールということでございます。
 末尾に松くい虫被害量の推移ということで書いておりますが、平成21年度は1万3,280立ということで、対前年比66%ということで減っております。これは昨年度7月、8月の低温6月、7月の例年より多い降水量によりマツノマダラカミキリの成虫の活動が鈍ったことが因ではないかと推察される次第でございます。

◎伊藤委員長
 議題(8)第31回全国豊かな海づくり大会第2回実行委員会について、圓山全国豊かな海くり大会推進課長の説明を求めます。

●圓山全国豊かな海づくり大会推進課長
 4月23日に第2回の実行委員会を開催し、先送りになっておりました式典会場が決定されした。また、基本計画についても提案どおり承認されましたので、それにつきまして御報告せていただきます。
 式典会場につきましてですが、とりぎん文化会館と鳥取港西浜地区の荷さばき施設、県民育館という3つの候補を検討しました。条件を比較というような形で検討させていただきまて、提案させていただきました。そして、委員の皆様に多くの方々が参加できるとか、厳粛式典を行うのにふさわしく充実した設備があるということで、とりぎん文化会館のほうで開するということを決定していただきました。
 基本計画につきましてですが、別添1としてつけております。これにつきましては、かいつんでまた後で報告させていただきます。
 基本計画の中に、この大会を盛り上げていくために白うさぎ大使による新たな国づくり運の展開ということを記載いたしました。これにつきましても別添2でつけおりますので、ま後で報告させていただきます。
 基本計画の中でもう一つ加わりましたのが、1年前プレイベントを鳥取市と境港市の2会で開催したいということで、これも承認されました。
 テーマ、キャラクターデザイン及び愛称の最終受賞者についての報告をさせていただきます。 4月24日に、かにっこ館において最優秀賞を受賞された方々の表彰を行いました。
 テーマにつきましては「つくろうよ みんなが笑顔に なれる海」ということで、鳥取市現在中学2年の方ですが植嶋悠さん。キャラクターデザインにつきましては、新潟県上越市金津博さん。キャラクターの愛称につきましては「ととリン」ということで、鳥取市の5年の高田叶絵さん。魚(とと)と海(マリン)というのを組み合わせて、鳥取をイメージしたのということで決定させていただきました。
 それでは、別添1の基本計画を見ていただきたいと思います。
 まず、3ページでございます。全体概要でございますが、決まっておりませんでした会場に、式典会場はとりぎん文化会館というのを加えさせていただきました。
 基本計画を今初めて見てもらうわけですが、これまでに基本構想をごらんいただいておりす。それに肉づけさせていただいた形になっておりますので、かいつまんで説明させていたきたいと思います。
 6ページ、全体の概要で大会の展開方法というところですが、水産業を取り巻く課題といことで、現状の課題としまして資源の減少、環境の悪化、魚価の低迷というようなものがあます。これを海づくり大会を契機にしまして、県民が白うさぎ大使になって新たな国づくり動を展開していこうというような形になっております。それで水産業の持続的な発展、自然境の保全、「食のみやこ鳥取県」の魅力の発信ということを取り組んでいきたい。そういう動をしまして、水産資源の確保、環境の改善、付加価値の向上というようなことで、水産業取り巻く改善をしていきたいというようなことが承認されました。
 14ページでございます。式典の行事の計画でございます。プロローグから始まりまして、皇皇后両陛下の御臨席、大会旗の入場等々がありまして、ずっとそういう形で式典を開催しいきたいと考えております。
 おはぐりいただきまして、放流のほうですが、西浜地区でA、Bというふうに書いてありすが、そちらのほうで放流行事をやりたいという方向で調整していきたいと思っております。 22ページ、ふれあい交流事業ということで「食のみやこ鳥取県フェスタ」を組み込ましてコカ・コーラウエストパークを中心に体験コーナーとかステージイベント、あるいは企画展示あるいは水産物の物産販売というようなことをやっていけたらと思っております。
 さらにおはぐりいただきまして、35ページ、広報計画のところでございますが、海づくりェスタ、1年前プレイベントとしまして海づくりフェスタin鳥取港、海づくりフェスタin境ということで、10月9日、10月10日の両日に鳥取市と境港市で1年前プレイベントを開催しいきたいと思っております。これにつきましてはまた関係団体と調整しまして、どういうこをやっていくかというのをこれから詰めていきたいと思います。
 別添2としてお配りしております「「白うさぎ大使」になって国造り運動に参加しましう!」ということです。
 左下の枠のほうにその趣旨を書いておりますが、23年がうさぎ年ということで、また県内は白兎海岸を中心としまして白ウサギの伝説が残っております。東部のほうを中心に、若桜とか八頭町、西部の伯耆町あたりにも白ウサギと隠岐島の伝説みたいなものがあるようでして全県的にこういう伝説があるものですから、今写真で載せております海でのリレー放流とかでのリレー放流、環境保全活動、魚食普及、藻場育成活動みたいなことをしていただいた方白うさぎ大使と命名しまして、大会に向けた機運、運動を展開していきたいと思っております。
◎伊藤委員長
 議題(9)太平洋クロマグロ資源の管理について、古田水産課長の説明を求めます。

●古田水産課長
 13ページをごらんいただきたいと思います。
 農林水産省は、平成22年5月11日に太平洋クロマグロの管理強化についてということで、源管理の推進などの基本的な方向性を公表しております。地元紙でも大きく取り上げられまたので、今回この対応について御報告させていただきたいと思います。
 基本的な方向性の中で、国はまず平成22年度、本年度中に太平洋クロマグロの資源管理計を策定して、翌23年度からこれを実施する。さらに、この計画の実施を促進するための漁業得補償制度等の措置を導入するというようなことを盛り込んでおります。
 この中で想定される資源管理の措置でございますけれども、この表に書いておりますが、に鳥取県に影響のありそうなところとして沖合漁業の大中型まき網漁業を対象にして、例え産卵期の休漁といったようなことが想定されております。
 こういったことで、本県漁業の今後の対応ということで、特に境港というところは平成20度に過去最大の30億円のクロマグロを水揚げしておりまして、境港市の地域の基幹産業となておりますので、急激な管理措置の導入というのは地域経済に大きな影響を及ぼすというこが懸念されます。特に休漁期を漁期としておるものですから、この辺の影響が懸念されるとうことでございます。
 ただ、地元の声としましては、こういった資源管理に取り組む姿勢というのは地元として積極的に出していく必要があるだろうと。それもあわせて、産地としてのPRをしていかなればならないというような意向を聞いております。
 今後の対応でございますけれども、今年度、特に県の水産試験場でこれまでも長年にわたて日本海のクロマグロの資源調査を進めてきておりますけれども、今年度からは独立行政法の水産総合研究センターを中心にしまして、鳥取県の水産試験場など各関係県が共同でこの査を開始することとしております。こういった調査をもとに、これから国で策定されます資管理計画というものが科学的根拠に基づいた真に効果のあるものとなるよう注目していく必があると考えております。国に対しては、こういった科学的に判断した上での資源管理の実というのを求めていく必要があろうかと考えております。
 このような情報が入ったことを受けて、急遽5月13日に知事と農林水産部長が国に下の枠中のような要望を実施しているところでございます。

◎伊藤委員長
 議題(10)湖山池におけるフナの大量斃死について、田中水産振興室長の説明を求めます。
●田中水産課水産振興室長
 14ページをごらんいただきたいと思います。このたび湖山池でフナが大量へい死をいたししたので、このたび初めて御報告させていただきます。
 まず経緯でございますけれども、4月20日に湖山池漁協さんのほうより、湖山池の一部地でございますけれどもフナが大量に死んでいるということで連絡がありまして、東部総合事所と水産課、水産試験場が現地調査を実施したということでございまして、このときは死魚それほど多くなかったのですけれども、それ以降だんだんふえたようでございまして、5月日に広範囲に広がっているということで、引き続き漁協さんのほうから連絡と対策要請があたということで、5月2日に東部総合事務所と私ども水産課、水産試験場、鳥取市、湖山池協さんのほうにも漁船等を出していただきまして、死魚の回収作業を実施したということでざいます。7日にも引き続きまた死魚がかなり岸壁等護岸に打ち上がっているという状況がられましたので引き続き回収作業を実施しまして、5月2日は総勢29名の参加で990キログム回収いたしました。5月7日は43名の参加で500キロを回収いたしまして、いずれも焼却分したということでございます。
 水産試験場がこの現地調査の折に検体を3匹採取しまして検査したところ、いずれの検体らも運動性エロモナスという細菌が検出されております。
 このフナのへい死原因ですけれども、なかなかその原因究明というところまでいかないのすけれども、運動性エロモナス症の病原菌が検出された。フナ以外の魚はほとんど死んでいかったということから、運動性エロモナス症に感染したというふうに考えておりますけれどもただしそれが死亡の主因なのか、あるいはほかに原因があって弱ったところに罹病して、こ細菌によって死んでしまったのかということが県のほうではなかなか分析できないというこがありまして、独立行政法人水産総合研究センターの養殖研究所、魚の病理のほうの専門機でございますけれども、そこに5月10日に検体を送って、細菌はもちろんのことウイルス感についても今現在詳細な検査をしていただいているところでございます。
 今後の対応でございますけれども、当分の間こういう状況が続くようであればということ定期パトロールを総合事務所のほうで実施していただいておりますし、漁協さんのほうにも視を継続していただいております。大量へい死がまた出るようであれば、引き続き回収作業実施したいということでございますけれども、現時点ではさほどの死魚も確認されておりまんので、まだ鎮静化したとは言えないかもしれませんけれども、現時点では大量へい死はおまっているというふうな状況でございます。
 いずれにしましても、この病原菌の感染の原因というのがよくわかっておりませんので、効な対策としましては、とにかく死魚から感染が広がらないように回収作業を続けていく以にないということで考えております。
 参考で、エロモナス感染症について少しここの資料に上げておりますけれども、一般的にの中にも、また魚の体の中にも常在する菌ということでございまして、池の状況が変わって素不足あるいは水温の急激な変化などがあった場合に、健康状態が悪化したという状況になばこの病原菌が腸内で異常繁殖する。それで発病するというようなことが一般的に言われてります。
 本県でも、昨年の9月に東郷池でもこの状況がございまして、580キロほど回収したといこともありますし、養殖研によりますと近年他県でもこういう状況が見られているという報が上がっているようでございます。

◎伊藤委員長
 それでは、ただいままでの説明について質疑、御意見はありませんか。

○福本副委員長
 5ページの花回廊、キューケンホフ公園との姉妹公園締結について、4番、キューケンホ公園の花回廊コーナーの概要は、3,000平米で事業費3,748万円余を本県が負担して向こうにくるわけですね。
 一方、5番、花回廊のキューケンホフコーナーの概要、こちらは2,000平米なのですが、業費が書いていないのと、こちらの負担はどちらが持つのでしょうか。互恵的な内容になっいるのかどうかをお答えください。

●今井生産振興課長
 キューケンホフ公園の花回廊コーナーにつきましては、平成12年に設置したものでございして、設置したときの経費がこういうことでございまして、後の管理というのはあちら側がっておられるということでございます。
 花回廊のキューケンホフコーナーは毎年植えかえが必要なもので、球根を毎年無償でいたいておりまして、こちらが管理しているということでございます。

○山根委員
 確かにいいことだろうと思うけれども、ミッションが見えないのです。何がありました、キューンホフ公園とこうやりますよと言われるけれども、それではこのようにして姉妹締結するとがよくなるためにやるのか。そうすると、相互が情報提供し合って観光に、あるいは花回廊おいでになる方が多いとか、あるいは日本人がその公園に行くとか、あるいは技術が上がるかグレードも上がるのですよというようなことのために締結するのですよという、前段の説にはミッションがきちんと見えていないのです。そのあたりをきちんと整理されて、今の時ですから国際交流もいいでしょうし、おやりになることにとやかく言わないし、言う権限もいかもしれませんということでしょうけれども、そのあたりをもうちょっと整理して、ミッョンはこうだから、だからこうやるというもう一歩手前というか、きちんとした論が欲しい思うのですが、いかがお考えですか。

●今井生産振興課長
 交流の経過を簡単に述べさせていただきまして、大変失礼しました。
 初めにも申しましたけれども、平成11年にとっとり花回廊をつくっておりますけれども、成7年ごろから実はこの建設に向けまして国内外の公園を調査したということであります。界に通じる鳥取県のとっとり花回廊ということでつくろうということで、イギリス、カナダオランダというようなところの類似公園を調査されまして、その中で交流が現在まで続いてる。技術交流もさせていただいて、向こうから花の時期には球根をいただきというような交を続けておるのがこのキューケンホフ公園でございまして、このキューケンホフ公園にとっり花回廊コーナーをつくったことによりまして、向こうに旅行をされた国内の日本人の方かも何でここに鳥取県のコーナーがあるのだというような質問をこちらのほうにいただいたりいうこともあるようでして、世界的な公園の一歩になるのにこれも貢献しておるかなというとを思っているところです。
 おっしゃいましたように、技術交流ということがまず第一でございますが、技術交流をしがら、とっとり花回廊も評価アップにつながるように技術交流と今回姉妹公園締結をしようしているところであります。

○山根委員
 おっしゃるとおりでいいと思いますけれども、あったあったあったの話ではなしに、きょまで10年間そうやって積み上げてきたものもあるし、だからこの際締結をして相互に交流ししょうとか、あるいはそれによっての相乗効果としてはもっとたくさんの方に来場いただけとか、鳥取県をもっと世界の人に知っていただけるというようなことに資するから締結して力しましょうということが欲しいということを言ったわけです。

○福間委員
 花回廊で、基本的になるほどいろんな意見をよく取り入れていただいていますという思いします。
 ただ、3ページで、ちょっと細かくなってしまうのですが、法人等の社会的責任の遂行状で障害者雇用。障害者雇用というのは当たり前の話であって、今さらうたうような必要もなような気もするのですよ。ただ、私が心配するのは、障害者福祉という観点からもう一つ、ょっとここに文章的にないのですけれども、高齢者雇用というのもやはり花回廊はスタート点から特徴的な雇用形態ということで持っているというぐあいに僕は理解をしているのです要は、そういう意味での福祉を重点的にした雇用形態のあり方というのが、障害者福祉と高者雇用というのがスタート時点から非常に特徴的な取り組みとしてあったと思うのです。そはここでうたっている法的なカウントとかなんとかとは別にして、次の4ページに書いてあ障害者福祉の観点からということ、あるいは高齢者雇用ということからということで別ぐくできちんと理解をし合っていくことが必要ではないのかということを一つは思います。おわりいただいていると思うのですが。
 それでいくと、2ページの委託料の中に、障害者雇用という福祉政策をこの中で担っていということが見てあるのかどうなのかという気がするのです。そのことはしっかり福祉保健と協議するか何か知らないけれども、鳥取県知事としてこれを民間の人と契約をするのであば、ここで言う障害者福祉という施策を一つこの中の柱に入れるということであれば、その分は福祉政策をここに担わせるということで契約料の中に反映をさせてやらないと、業者はわいそうだという気がします。そのことで見ておくということが一つは必要だろうというぐいに思います。
 8ページの口蹄疫、全飼養農場698戸というのはわかりますけれども、直近でわかっていもので結構なのですけれども、この偶蹄類ですか、全飼養数、いわゆる今鳥取県内に該当すのはざっくり何頭ぐらいいますよというのを教えてくれませんか。
 9ページ、井手の保全事業というのは、ここにあるような内容でないとだめかという気がるのです。結局、1キロぐらい20年、30年ずっと井手をつくって持っていたけれども、がけれなどで崩れてしまうと直すのに1,000万円、2,000万円単位かかるというのが出てきているです。僕は前に一般質問で出したことがあるのだ。それが地元負担が物すごい馬力でかかっくるから、もう手が出せないというのだ。その下に20町歩ぐらい田んぼを持っているわけだこの間もちょっと行ってみたけれども。そうすると、NPOの皆さんや、あるいはどうやるといってみたって、なかなかここまでの新たな段階にできないもの、既存のあるものをひっりと息をひそめながら維持してきておった人たちが、壊れてきたのをどうするかといって悩でしまっているというのをどうすればいいのか教えてほしいのだ。金も莫大にかかるのだ。この井手を守っているのは80歳前後の高齢者の皆さん。そうすると、こんなのはここら辺にてはめるような格好にしてでもフォローするということにならないのかと思ったりもするのすが、これは後で個別に相談に乗ってもらってもいいですけれども、ということです。

●今井生産振興課長
 3ページのほうの留意事項の障害者雇用につきましては法的な部分と、4ページのほうに福祉のほうの観点ということで、おっしゃるとおりだというふうに思います。
 この障害者雇用の観点からの再委託の件につきましては、実はこれが以前から行ってきて続している事業でございまして、実は経費の中に見積もっておりまして、今後とも金額を入た分で仕様書には書きたいというふうに思います。
 高齢者雇用については特段記述しておりませんので、記述できるかどうかちょっと持ち帰せていただいて検討させていただきたいと思います。

●澤田畜産課長
 口蹄疫の関係で県内の偶蹄類の飼養頭数でございます。698戸の内訳でございますけれども酪農家、乳用牛が1万724頭でございます。肉用牛が445戸、1万8,982頭でございます。養農家、46戸、7万4,364頭でございます。合計10万4,070頭でございます。これにヤギが10数いるというようなことでございます。これはことしの2月1日の状況でございます。

●中村農地・水保全課長
 先ほど委員もおっしゃったように、中山間地域の農業につきましては非常に深刻な問題だと特にそういった水路の問題につきましては、我々も地元のほうから十分聞いております。数前からうちのほうも山腹水路とかそういったものの実情調査をしておりまして、最近の動きすけれども、一応日野郡のほうでそういった調査を先発的にやっておりまして、おっしゃるうな例えば水路が崩れて大変だ、補修費が非常に高くなるといったようなことで、そういっものを今度はまとめて何かいい補助事業、地元負担の少ないそういった事業を当てはめて対策を考えていこうかというような動きもあります。
 この事業につきましては、そういったハード事業以外の通常の維持管理、山腹水路は確か中山間地は非常に長い水路とか畦畔も非常に大きいとかいった形で、清掃なり草刈りがなかか難しいという状況ですので、そういったところをほかの方々と連携して継続してできるよな仕組みづくりをしようということで、今企画を公募してやろうということでしておりますそういったソフト的な対策、活動もハードとあわせて両面で支援していくような形でこれか考えていきたいと思っております。

○福間委員
 わかりました。
 それで井手の分をもう一遍。これは私の意見ですけれども、補修費が高くつく分について調査をして、できればその方向での研究もしてみたいということをおっしゃったのですが、は、思いつきみたいな言い方で、公共事業にして建設業にやらせるということはどうかとい気がするのです。農林だけで抱えるからつらいので、今言われたようにピックアップして県整備と一緒になってこれに向かって、それを公共事業として見たところを整備していくといようなことをしてやらないと、5年先に直りましたでは、今やっている、私が知っているとろなどは78歳ぐらいの人が1キロの山腹井手にかかっておられるのだ。それはとてもではなけれども見ていてつらい。5年先といったら、もうできはしないのだ。ことし1年でもうやてしまうかみたいな切実なことを言っておられるのだ。
 そうすると、僕は今おっしゃったように早急にやはり拾い上げてもらって順番でもつけてらって、真っ先にここはやらないといけないなみたいなところを何カ所かやって、モデルケスででも例えば公共事業みたいな扱いででもフォローしていくみたいなことをしないと、こ2~3年でどんと何か壊れてしまうような気がする。何か非常にそんな恐怖感を持っています意見としてとらまえていただければ結構です。

○藤井委員
 口蹄疫ですけれども、状況を見ていると実に悲惨な状況です。部長は獣医さんだと聞いてますけれども、鳥取県には一歩も入れないという自信がありますか。鳥取県の対応は早かっと思いますし、宮崎県の対応はちょっとおくれたかなという感じもしますけれども、今後のきがありますので、改めて新たな対応をする、その中で絶対にこれは守れる、こういう自信あるだろうかということが一つと、実は口蹄疫というのを聞いてちょっと思うのですけれども獣医さんだから聞きますけれども、人間の子供たちに手足口病というのがはやっていますがこれははっきり別物だということを科学的に証明がされているものなのでしょうか、これはょっと余分な質問のようですけれども。
 もう一つ、フナの大量死、これは塩分を入れるといいますか、今淡水なのでしょう。東郷でも発生したということですが、東郷湖は汽水湖なのだろうと思うのですが、そういうことらするとそれは関係ないと言い切れるのかどうか。その辺についてお伺いいたします。

●鹿田農林水産部長
 責任を持って入れないようにできるかと言われると、そこら辺は確証まで言えないのですれども、ただ、入れないようにすることに最善を尽くすということはするつもりでおりますそのために何が必要かというと、やはり農家自身が自分のところのエリアをどうするかといのがまず第一でして、もし発生したときに最小限で食いとめるためには通常と違ったことをているようなことを記録できちんと残しておいて、把握をすぐできるような形にすべきだとうふうに私は思っているので、そういうふうな形で今家畜保健衛生所もそうですけれども、場のほうにはそういう指導をしてもらうようにしています。そうすることによって、もし出も原因がすぐ判明できるということがやはり一番最初の初動体制かなと思っているものですら、特に今回宮崎県の中で一番何が悪かったかというと、原因がなかなかわかりにくかった発症源が実際どこなのだというところが今回みたいな形で大きく広がった一番の原因かなとうふうに思っているものですから、それをぜひやりたいというふうに思っていまして、そうると農家の皆さんの意識とかそういうのがかなり重要な部分を占めますので、そこら辺の意徹底を持続的に、ちょっと延びているので、短期間ですと割と緊張感を持ってもらえるのでけれども、ちょっと長引いているものですからそこら辺の緊張感を欠くことがないような形進めたいというふうに思っていまして、そのためのあらゆる手だてをしたいというふうに思ています。
 子供さんの手足口病ですが、ウイルスでいきますと種類としては一緒なのです。ただ、そが子供さんに感染するというようなことはありません。それは確かな話です。牛の場合につても、あれですぐ死んでしまうかというと、牛も別に死ぬ要素はないので、要は水泡ができ食べられなくなって、食べられない牛がたくさんできてしまうので、その伝播力が速いものすから経済的価値としてまるっきりなくなってしまうので、それで限局した段階で淘汰して染を防ごうというのが趣旨なものですから、ですから人間のほうではきちんと耐性ができれその後はもとどおりになるという話です。
 フナの大量死の関係でございますけれども、汽水湖の因果関係というのはどうかと言われと、はっきりしたことわかりません。ただ、東郷湖などの場合はシジミの関係もございまして産卵させるためにいっとき3,000ppmぐらいまで上げるのです。通常は1,000ppm以下の濃度で定しているわけですけれども、それもやはり樋門を開きながら、調整しながらやることによてそれを実現しているということがありまして、樋門の操作が結構重要になってきているのす。
 湖山池のほうも川がえをしていますので、実際に樋門をオープンにした場合にどういう水入ってくるかというと、賀露港の水が入ってくるような格好になるものですから、漁協さん言うように開放した場合にどういう影響が出るかというのはちょっと慎重にならざるを得なというところがありまして、それで今後そういう専門家の意見を聞くような話にもなっていすし、そこら辺のいろいろ情報を集めながら対応していきたいというふうに思っています。
○藤井委員
 口蹄疫のことについて、やはり情報公開の原則というものを末端まで認識してもらうといことが原則だろうと思うのです。何かあったときに、すぐそれが我々のところに情報としてがってくるという仕組みをきちんとつくるためには、末端の人たちがそういう意識を持つとうことが一番大事なことだと思います。よろしく頼みます。

○藤縄委員
 口蹄疫のことは今藤井委員がおっしゃられたことと同じ思いでして、報道によると最初の状がいろいろあるそうでして、しばらく経過を見ておったようなことが結果として放置になたみたいなことですので、今大変なことになっていることを調査をしっかりしていただいて対応していただきたいということです。
 フナのことは僕も気になっております。たしか回収しか方法がないような説明だったですれども、東郷池のことが今どうなっておるのか、その後の経過を分析されて、それを今回の山池に生かしていただかないと、回収しかないのかなという思いがあるのです。池の中自体も菌がある、魚にもあるというようなことであれば、もうちょっとある種高度な対応がなかたものかなと。これがまた東郷池に戻ったりというようなことで、行ったり来たりみたいなとだって、両方で起きたら想定もしないといけないのではなかろうかと思うので、ちょっと究してほしいです。

●田中水産課水産振興室長
 フナの件でございますけれども、東郷池の場合は昨年9月の初めぐらいに出まして、大体カ月ぐらいで終息したようでございまして、回収は11日に580キロほど回収したのですが、れ以降はぽつぽつというような状況だったので、さほど大量へい死は起きていないというよなことでございまして、原因につきましても湖山池と同様にエロモナス症ということしか原究明としてはできていないということがございまして、それ以降終息したものですから、原究明する手法もないですし、対応としては回収したのみということになっております。
 このたびも国のほうの養殖研のほうに検査を依頼しておりますけれども、それでもしかし細菌以外の要素もある程度疑われるような状況であれば、そういうことも踏まえてまた改め対策について検討してまいりたいというふうに思っております。


○藤縄委員
 エロモナス症ということがわかっておるわけでしょう。では次の段階だと素人考えで思うけです。これがわかっておりながらという思いがあるものですから聞いたようなことです。
●田中水産課水産振興室長
 エロモナス症は、最初に御説明申し上げましたように池の水の中にもおりますし魚の腸内もおりますので、普通にいる常在菌ということでございますので、それが何かのきっかけで常繁殖して病的な症状となってあらわれて、最終的には死んでしまうという状況がございまので、エロモナス菌とわかっておりましても常在菌でございますのでなかなかそれの対応とうのは現時点では非常に難しいという状況でございます。

○市谷委員
 まず花回廊のことですけれども、今回公募でいくということで議会から一定の条件がつけれたということはそれはそれで一定の前進だと思うのですけれども、この間現地調査をさせいただいて改めて思ったのですが、花卉振興をしようと思った場合には研究を何年も積み重て振興につながるということがあって、公募ということは条件をつけても受ける業者が変わ可能性があるということで、継続雇用ということを考えてもやはり指名指定でいくというのこの施設の目的からいけば筋ではないかというふうに改めて思っています。
 その上で、ここの条件のところで県内の花卉園芸の振興の取り組み、さっき今までもありしたということでしたけれども、この振興という中には研究ということも意味合いとしてはっているのかどうか。もしそれは別だというのであれば、振興と研究という表現を私は入れいただく必要があるのではないかというふうに思っているのです。研究があって初めて振興つながっていくというのがこの間の現地調査でわかりましたので、この振興の意味合いをも一度確認させていただきたいというふうに思います。
 二十世紀ナシのことなのですけれども、これも本当に結果的にどうなるかということで非に心配で、産地を本当に維持するという点ではかなり力を入れて支援していく必要があるとうふうに思っています。
 今後の対応のところで共済金の話が出ていますけれども、共済加入が7割程度だったと思ますので、もし本当に実のつきが悪くて収入がかなり減った場合に、共済に入っておられな農家への補償はどうするのか。私は入っていない方に対しても補償をきちんとするとか、そから共済掛金は高いというのを聞いていまして、市町村ではこの掛金に補助をしているとこがありますけれども、私は県としてもこの共済掛金に補助をして入れるようにしていくといこと、入っていなければ共済金を受け取れませんので、入れるような支援をしていただくとうことが要るというふうに思います。それについて、どうかということです。
 果樹の資金ですけれども、以前に資金を借りている方は返済が終わっていなければ新たに金が借りれないというようなことが起こるのではないかと思いますけれども、その辺はどううふうになるのかを教えていただきたいです。過去に借りているから、返していないから、了していないから借りれないということがないようにしていただきたいと思いますけれどもその点を教えてください。
 口蹄疫についてですけれども、発症がわかった段階で早く連絡をしてということは本当に言われたとおりだと思いますけれども、こういう状態になってきますと、やはり鳥取県で発するという可能性を想定して体制を検討しておくことが必要だというふうに思います。
 以前、鳥インフルエンザのときにあったのですけれども、大量に殺して焼くか埋めるかとうことになってきますと場所が要りますし、それに見合った体制だとか運搬だとかというこがあるので、その辺を今のうちに拡大防止をするためにやはりそういう封じ込めをしないとけませんから、その辺がどういうふうに今の段階で検討されているのか。やはり早期にそのとを検討しておく必要があるというふうに思いますけれども、その点について教えてください。 口蹄疫で競り市場を中止するかもしれないという話が出ているわけですけれども、牛がそに集ってきて、もし感染しているものがいて広がるという可能性があるということだからだ思いますけれども、島根県のほうではいち早く市場を中止したということで、それが悪いわではないかもしれませんけれども、牛が出せないということで収入の点で非常に心配が出たして混乱が起きているということがあるのですけれども、もしも市場が中止になった場合の得の問題はどういうふうに検討されるのかと。価格が下がった場合は補償がありますけれども恐らく価格が下がるというよりも上がってしまったりすることもあるかもしれませんので、ういう場合はどういうふうに、国のほうに言うということになると思いますけれども、要望ておく必要があると思いますけれども、その点について教えてください。
 11ページの松くい虫の防除のことについてですけれども、前回談合疑惑などがあって、一競争入札でやるということですけれども、入札に参加する組合さんがちゃんとあるのかといのをちょっと心配するのですけれども、その辺の状況がわかれば教えてください。例えば道がないとか技術的にできないとかいうことがあれば県のほうからも支援をして、必要な防除できるような支援をしていく必要があると思いますけれども、その点がどうかということをえてください。
 13ページのクロマグロのことですけれども、これは多分以前から指摘されていたことだといますけれども、産卵期に入っているクロマグロを鳥取県はまき網で大量にとっている。産期ということはこれから卵を産むわけですから、資源保護ということからいくとこれはかな矛盾する話になるので、確かにマグロをとって一定の産地化をして、鳥取県の売りにしていということはあるかもしれませんけれども、産卵期のものを大量に取り上げていくというこについては、やはり資源保護ということからいくときちんと規制をしていくということが要のではないかというふうに思うのです。しかも一本釣りではなくて、鳥取県の場合は網でごっととってしまうということはちょっと検討し直す必要があるのではないかと思いますけれも、その点について見解を教えていただきたいと思います。

●今井生産振興課長
 花回廊につきまして、花の振興の中に研究も入っているのか、振興の意味合いはというおねでございました。
 この件につきましては、花回廊の花の振興というのは一応生産者、消費者に対する花のPRなじみを深くするという意味でPR効果をねらっておるという場面が一番だというふうに私思っています。それで、研究というのはやはり試験場がございますし、それから技術の普及普及所がございますし、もちろん現在花回廊のほうで買っていただいている花壇苗を農家のと連携しながら、普及所と連携しながら技術を上げていくという取り組みもやっていただいいるわけですけれども、実際的な振興の意味合いとしてはやはり花のPR、花をなるべくなみがあるものにして消費を拡大するというようなことだというふうに私は思っておりまして今後もそういう方向でいきたいというふうに今考えているところであります。
 ナシの実どまりが悪くて、共済に入っていない農家でございますが、共済へ入っている方つきましてはおっしゃるとおり7割ぐらいの方が入っておられまして、その方は減収に応じ補てんがされるわけですけれども、そのほかの方につきましては減収の補てんを受けられなということで、このあたりはやはり災害資金を借りていただくのかなというふうに思っていところです。
 以前借りておられる方も、これは農協のプロパー資金への県の利子補給という形になりまけれども、県としては枠は設けておりませんで、10アール当たりの生産費の8割が借入金額いうことにしておりますので、その枠の中であったら借りていただけるというふうに思ってるところです。
 資金の借り受けが進みまして負債がふえた方はどうするのかということもありますけれどもその場面につきましては農家一戸一戸を経営指導という形でまた対応していきたいというふに考えております。
 掛金の補助でございますが、共済掛金の補助につきましては国が2分の1行っておりますし市町村のほうに要望されまして、今どの市町村も掛金の補助をするという体制になっておりすので、現在のところ県としての補助というのは考えておりません。

●澤田畜産課長
 先ほど想定して検討しておくようにということでございましたけれども、やはり鳥インフエンザのように前もって想定してシミュレーション的なものをやるべきだと私どもも考えてります。具体的に東、中、西の家畜保健衛生所を中心にしながら、どこが出たら次にはどううところを交通遮断をするのかというようなところもマニュアルを通してやっていこうといことで、具体的にはこれから考えていこうと思っています。一番大事なのは埋設場所の検討いうことで、酪農家等については牧草地を持っていますので、自分の土地に埋めれるだろうは思いますが、養豚農家の大規模なところについて、数百頭、数千頭のところについてはやり問題があろうと。そういうところをどうしていくかということを市町村なり飼い主さんなと相談しながら、これから検討していこうということで考えております。
 競り市の関係でございますけれども、鳥取県の場合は関係者と相談しながらやっていこういうことで、乳牛の子牛については開催をするということが決定しております。6月3日に牛の子牛がありますけれども、それは来週の月曜日に関係者が集まって検討するということございますけれども、これは発生がほかで出たときを想定して考えておりまして、今の現状は開催の方向でやっていこうと。ただ、消毒の徹底なり来場者の方への周知徹底、靴底の消とかそういうものをしながらやっていこうということを、前向きな検討ということでしてい方向になろうかと思っています。
 ただ、万が一子牛価格の低迷とかということになったらどうするかということがございまけれども、それについてはセーフティーネットのようなものを考えられないか、そういう枠できないかということで、これから考えていきたいというふうに思っております。

●大北森林・林業総室森林づくり推進室長
 一般競争入札の状況でございますが、現在のところ鳥取市さん、岩美町さん、三朝町さん入札が終わったということでございまして、鳥取市では林業会社さん、岩美町のほうでは地の業者さん、三朝町のほうでは造園業者さんがとられているという状況でございまして、どらにしてもなれない業者さんがとっておられるということで、やはりこれまでの森林組合さがやられたノウハウというのは非常に大きいかなというふうに思っているところでございます。 県といたしましても、市町村と一緒になって事故とか誤散布とかそういったことがないよに、実施主体である市町村のほうを支援してまいりたいというふうに思っております。

●古田水産課長
 クロマグロについてお答えします。
 今、国が進めようとしております資源管理自体は否定すべきものではないと思います。効的に進めていくべきものと考えておりますけれども、このクロマグロ自体が大変広い回遊経を持っておりまして、太平洋を広く回遊する。フィリピンあたりからアメリカ大陸まで広範囲その中の一部が日本海に回遊してくるということでございます。そういったことで、日本海回遊してくるマグロ、確かに産卵期に漁獲するということがございますけれども、それが太洋マグロ全体の資源にどういう影響、資源を維持するのに寄与しているのか、そのあたりをれからきちんと調査して、そういった科学的な根拠に基づいて資源管理の方策を立てていくう提言していく必要があると思っています。
 今年度から国のほうの委託で独立行政法人の研究センターとともに共同で調査をすることしておりますので、そういったことを提言できるかと思います。

○市谷委員
 松くい虫のことですけれども、私もヘリコプターの下でやるということで危険な作業だといていますし、薬を使いますので周辺の住民に対する危険性というのもありますので、しっり指導と監視をしていただきたいというふうに思いますし、今回やってみての検証を私はぜしていただきたいというふうに思うのです。一般業者さんであればなかなか難しいというこであれば、やはり森林組合さんにお願いをするということもあると思うのです。ぜひその検をしていただきたいと思いますけれども、ちょっとその点について確認をさせてください。 二十世紀ナシのことですけれども、これだけ鳥取県の特産品として売り出しておきながらこういういざ何かあったときの支援が私は今のままでは不十分だというふうに思いました。済に入っておられない方たちは資金を借りたらいいというお話でしたけれども、今でも収入かなりナシ農家も厳しい中で、お金を借りてまた返す、しかも実のなりが悪いわけですから入が恐らく減収になると思いますから、私はそういう対応ではなくて、きちんと価格や所得償ということで踏み出すべきだと思いますけれども、ぜひ検討をお願いしたいと思いますけども、もう一回御答弁をお願いしたいと思います。

●大北森林・林業総室森林づくり推進室長
 委員がおっしゃられますように大変危険な作業でもありますし、朝早くから、あるいは天等にもよりましてかなり難しい作業状態とか判断とか、そういったノウハウというのが非常大切なことなのかなと思っております。なれない業者さんがおられるという中で、委員がおしゃられますようにそういった現場段階での検証を私どももぜひ行ってまいりたいというふに思っております。

●今井生産振興課長
 二十世紀ナシの価格補償についてのお尋ねでございましたけれども、米のほうは現在、価補償のモデル事業がありまして、10アール当たり1万5,000円というような補助があるといことでございまして、今年度はモデル事業で、来年度の本格実施に向けて検討される中で、は県のほうの要望としましては果樹もその中に入れていただけないかということを、5月13に国に要望したところでございまして、今後状況を見ながらまた要望もしていきたいといううに思っているところであります。
 県としましての補てんというのはなかなかできませんけれども、今回果実が少なくなっために枝が遅くまで伸びて、病気や虫がつきやすいということがありますので、現在病気や虫来年に持ち越さないように防除を徹底しようということで補正予算を再度組み替えておりまので、また要望させていただきたいと思います。

◎伊藤(保)委員長
 そのほか、ございませんか。(なし)
 そうしますと、次にその他の事項に入ります。
 農林水産部について、執行部、委員の方で何かございませんか。

●﨏田森林・林業総室県産材・林産物需要拡大室長
 お手元配付の1枚物でございます。シイタケの生産技術の改善とか品質の向上、あわせて費拡大などを図ることを目的に第52回鳥取県しいたけ品評会が5月29日から30日にかけて米市の鳥取県西部農業協同組合本所で開催されますので、お知らせいたします。
 この品評会では、私どもが今御支援いたしております原木シイタケの生産チャレンジ支援業、原木の安定確保とか、良品生産、コスト削減、トラロープを使ったビニール被覆、そうったことを昨年させていただいているのですけれども、その成果があらわれて出品物のレベアップ、そういうことを期待しているところでございます。
 あわせて、出品されましたものの中で優秀なものは全国大会に出品される予定でございますまた、ここでの入賞を期待しているところでございます。

◎伊藤(保)委員長
 そのほか、ございませんか。(なし)
 意見がないようでありますので、農林水産部につきましては以上で終わります。
 ここで執行部を入れかえしたいと思います。5分休憩いたします。

                                午前11時26分 休憩
                                午前11時30分 再開

◎伊藤委員長
 再開いたします。
 引き続き商工労働部、企業局、労働委員会について行います。
 それでは、本日の議題に入ります。
 なお、質疑につきましては、説明終了後に一括して行っていただきたいと思います。
 まず、商工労働部より、議題(11)日露知事会議及び鳥取県とロシア沿海地方との友好協締結について、前田経済通商総室長の説明を求めます。

●前田経済通商総室長
 商工の資料の1ページをお願いします。5月1日から5月6日の間で知事が日露知事会議出席しました。日露知事会議というのはモスクワとウラジオストクであったのですけれどもウラジオストクのほうでダリキン知事との友好提携に調印したということでございます。
 モスクワの部分でございますけれども、福岡県知事以下そこに書いてあるところの知事がまって、ロシア側の知事等とお話をされたようでございます。
 内容的には、鳥取県からの提案といいますのは貨客船とシベリア鉄道を活用したことが両域の発展につながるというふうなことを提案しまして、それが共同声明に盛り込まれたとこでございます。
 あと個別にハバロフスク地方の知事とサハリン州の知事と話をして、今後の交流、特に水物を通した交流についてやっていこうということで話がまとまったようでございます。今度6月ぐらいにサハリン州知事とハバロフスクの知事が鳥取県に来られるようなことになってりますけれども、まだ詳細は決まっておりません。
 ウラジオストクの部分でございますけれども、一番最後のサビノフ・ロシア企業家組織連ということで、ロシアの柱ということで、ロシア企業家組織連盟というのはロシアの中小企の方の集まりでございまして、この方とお話しして、鳥取県に事務所をつくるのだというふなお話がございました。今週でございますけれども、火曜日に鳥取県のほうに来られまして一応2つのことが決まったようでございます。といいますか、そういう方向で話をするといことで、一つは境港市に現地事務所をつくるということでございますし、もう一つはロシア柱、沿海地方とハバロフスク地方の代表の方が鳥取県に来られるというふうなことが一応決ったようでございます。

◎伊藤委員長
 議題(12)境港・東海・ウラジオストク定期貨客船航路の運航状況等について、吉川通商流室長の説明を求めます。

●吉川経済通商総室通商物流室長
 資料の6ページをお願いいたします。境港・東海・ウラジオストクの定期貨客船航路の運状況等でございます。
 まず、運航支援の補助金でございますけれども、平成21年度は境港~東海の間を実績といしまして73往復いたしました。それに関する運航経費が8億6,300万円ということで、4月3日にソウルを訪問しまして会計法人立会のもと、その詳細を確認してまいったところでござます。これによりまして1航次当たりの運航経費が100万円を超えるということになりまして県及び中海市長会からの1航次当たりの補助金は100万円ということで確定をさせていただました。そのうち、県からは6割に当たります73航次ですので73航次の6割分ということで4,380万円を補助金としてDBS社のほうに環日本海経済活動協議会を通じまして支出をすという結果になりました。
 運航状況のほうでございますが、御説明をさせていただく前に大変申しわけございません4つ目のポツの右端のほうに東海~境港の貨物量が約4分の3というふうに書いておりますれども、東海~ウラジオストクの貨物ということですので、おわびを申し上げまして訂正さていただきます。
 就航以来、天候とか修繕、点検による4往復の欠航以外はずっと定期運航を続けていただているところでございます。このたび運航船のイースタンドリーム号が1年間の法定点検とうことでございまして、点検とそれから修繕をあわせまして5月の末から6月の末ぐらいま運航できない状態になりますが、その間は運航会社のほうがまた別の船を借りて定期運航を続するということになってございまして、その船による運航が初めて境港に入るのは5月28ということになる予定でございます。
 旅客につきましては、下のほうに表をつけておりますけれども、夏の最初のころはたくさおられましたけれども、だんだん減っているのが実情ですが、月で1便平均しますと150人度は達成しておりますが、最近はやはり日本人のお客さんが少し減少ぎみで、ロシア人の観客がふえているという状況でございます。
 貨物につきましては、7ページの表にございますけれども、コンテナ数は余り変動はないですけれども、棒グラフで示しておりますいわゆる全体の重量でございますけれども、こればら貨物が少しずつふえてきているということが言えます。4分の3が主に東海、ウラジオトクの荷物ではございますけれども、このグラフは境港の取り扱い貨物を示しておりまして境港のほうも中古車、中古農機、重機、クルーザー等のばら貨物がふえているという状況でざいます。
◎伊藤委員長
 議題(13)三洋電機株式会社本社への知事訪問について、三王寺企業立地推進室長の説明求めます。

●三王寺産業振興総室企業立地推進室長
 お手元の資料の8ページをお願いいたします。三洋電機本社への知事訪問について御報告せていただきます。
 昨年12月にパナソニックによる三洋電機の株式公開買い付けが完了し、子会社化され初めの決算がなされ、それとともに5月7日にパナソニック、11日に三洋電機の新中期計画が発されました。それを受けて、知事のほうが三洋本社に佐野社長を訪問いたしましたので、御告させていただきます。
 面談時の佐野社長の主な発言といたしましては、三洋はカーナビとか炊飯器、こういうもがかなりのシェアを持っており、売り上げも堅調である。昨年度は過去最高の純利益を上げいることは高く評価している。こういう強みのある商品を中核にすれば、鳥取県をベースにた生産は新中期計画以降も心配なく残るだろうと。また、3,000億円の撤退イコール白物家の事業統合イコール三洋CEの存廃というような短絡的なマスコミ報道というものがございしたけれども、そうではないというお話はパナソニックの大坪社長とも共有しているといううなお話がございました。
 実際に今後については、パナソニックの経営戦略の中、ワンマネジメントという言い方をれておりましたけれども、そちらのほうで事業全体のロードマップがつくられていくという話がございました。

◎伊藤委員長
 議題(14)株式会社LASSIC「IT業界エンジニア向けリワーク研修事業」に係る調式について、小林新事業開拓室長の説明を求めます。

●小林産業振興総室新事業開拓室長
 株式会社LASSIC「IT業界エンジニア向けリワーク研修事業」に係る調印式につい御報告を申し上げます。
 先般、4月30日になりますけれども、株式会社LASSIC、これはIT関係のベンチャ企業でございます。鳥取市に本社がございますが、新たに行うIT業界エンジニア向けリワク研修事業について、この事業が円滑に推進されるように関係機関の連携、協力について調式が行われました。
 その内容でございますけれども、下のほうに覚書を書かせていただいています。この事業円滑な推進という形で、ここにかかわる鳥取環境大学、鳥取市、鳥取県及び鳥取県教育委員が包括的な支援をしていこうという形で覚書を結んだものでございます。
 この事業の中身につきまして簡単に御説明申し上げます。10ページをごらんください。
 LASSICが行いますIT業界エンジニア向けリワーク研修事業でございますけれどもまずこの対象者は大手IT企業のSEの皆様方の中で、過密労働等によって休職をされて、して復職された方々、こういった方々が結構いらっしゃいます。その方々をこの豊かな自然残る鳥取県でITの仕事もしながら、あるいは農業体験もしながら、より早く戦力としてもの能力を発揮できるようなそういう社員になっていただくというリワーク研修事業というもでございます。
 この研修は、先ほど申し上げましたような農業体験でありますとか、環境大学における講のお手伝いでありますとか、これをIT関連業務と言っておりますけれども、あるいは本当ITの仕事、これは大手の企業から受けるようなプログラミング業務、こういったことを鳥県の地においてやっていただくというような研修プログラムを組みまして、これを研修生の況に応じたような形で実施していくことによって早期の回復を目指すというような事業でごいます。
 株式会社LASSICさんとしましては、今後の新たなビジネスモデルとしてこういった業を考えている。そして現在、大手のIT企業のITエンジニアの方々を一応研修生としてけ入れを予定しているところでございます。
 下のほうにはそれを図面にあらわしているところでございます。

◎伊藤委員長
 議題(15)鳥取県東京アンテナショップ「食のみやこ鳥取プラザ」の状況について、吉村場開拓課長の説明を求めます。

●吉村市場開拓局市場開拓課長
 引き続きまして、資料11ページと12ページをお願いいたします。
 20年8月にアンテナショップをオープンいたしまして2回目の春、4月、5月を迎えたとろでございます。
 引き続き販路開拓でございますけれども、アンテナショップに例えばネット通販会社のバヤーの方をお招きして商品を実際に見ていただい後に、今度は一緒に県内の事業所さんを訪していただくというようなことが最近多くなってきておりまして、そこに上げておりますよな事例も生まれております。
 そのほか情報発信等でございますが、新たに日本テレビの文化センターさんとの連携によアンテナショップめぐりの最後に、2階のレストランでお食事をいただくというようなこと始めております。
 今年度は県内の県民の皆様あるいは事業者の皆様にもさらにアンテナショップのことをPさせていただくということでございまして、5月から県内のケーブルテレビ局で、これは5ございますが、日にちはいろいろございますが今週の初めぐらいから順次始まっておりますがケーブルテレビの情報を5分間程度でございますがPRする番組も放送を始めさせていただたところでございます。
 4月、5月も県内の事業者様に東京に3日間程度おいでいただいて、実際の相対での販売るいはPRをしていただくもの、あるいは春は修学旅行のシーズンでございますので、各中校様にも修学旅行の一環でアンテナショップでの販売体験とかPRもことしも実施させていだいているところでございます。

◎伊藤委員長
 ただいままでの説明につきまして、質疑、御意見はございませんか。

○山根委員
 1ページの日露の友好提携についてですけれども、部長にお尋ねしますけれども、これは本海側の方々が参加されたということですけれども、一番近い島根県との何かアクションとか島根県など全く参加していないということで、例えば観光でも一緒になるとか、もっとたくんのものが島根県にあるのですけれども、島根県との関係は何かうまく、境港といっても県しては鳥取県ということで、ほとんど島根県と一緒のものみたいですけれども、一体的にやり振興するべきではないかと思うのですが、こういうことをしながらも隣の島根県はどういスタンスなのか、そういったものに対しての認識はいかがでしょうか。

●山根商工労働部長
 島根県さんはこの沿海州とは友好提携とか覚書のようなことは結んでおられませんけれどもウラジオストクとは貿易振興をしようということで、鳥取県と同じようなトレードセンター最近開設されました。貿易促進、境港もそうですけれども、島根県さんの場合は浜田港もあますので、浜田港との交易ということも視野に入れていらっしゃるようです。
 ただ、主力はやはり定期船がある境港ということでございまして、例えば今聞いておりまのは大根島のボタンなどをこの貨客船で輸出しようとか、それからロシアの経済団が島根県のほうも御視察になるとかといった動きがございます。ということで、直接には提携はないですけれども、島根県さんも境港を視野に入れていろいろビジネス展開をなさっていますし私どもとしましては島根県側に対しまして御協力、貿易促進の協力のお願いを機会あるごと言っているところでございます。
 ただ、この貨客船で島根県との連携が一番大きいのはやはり観光部分でございまして、こは文化観光当局が綿密にやっておりまして、例えばこちらへ来られましてバスツアーをするきのバス代の共通助成を島根県と一緒にやるとかいった取り組みを本年度からなさっていますそれからPR等、そういうことで島根県とも観光、貿易とも連携して取り組んでいこうといことは共通理解できているところでございます。

○山根委員
 部長、あなたも島根県にも赴任されておったから非常に深い仲だと思いますし、それと同に境港も管理組合等もつくりながら一体的な港ということでもあるし、そういったときに、は違うけれどもということでしょうが多分願いは一緒だろうと思いますから、京阪神も大事ありましょうけれども、近くて近い隣の島根県ともこういった、締結は別だけれども、やは鳥取県はやるのだよ、一緒にやりましょうかというような機運の醸成等も必要だというぐあに認識しますが、いかがでしょうか。

●山根商工労働部長
 おっしゃるとおりでございまして、実は、昨日島根県の商工労働部と意見交換会をさせてただきまして、今おっしゃったことも重ねてお願いして、協力できるところは島根県も協力るという部長の決意をいただいたところでございます。
 済みません、先ほど私のちょっと認識不足でございまして、島根県と鳥取県は友好提携の書を1991年に両県共同で締結していたということでございますけれども、鳥取県はこのたびこの覚書を発展形にいたしまして、友好協定という格好になったというものでございます。礼しました。

○市谷委員
 今言われましたけれども、この友好協定のことですけれども、91年にはもう既に覚書があて、このたびは鳥取県と沿海地方ということなのですけれども、その発展する部分というの貿易だとかということになるのですか。
 覚書の6番目に定期的に交流代表団を送るというふうに書いてありますけれども、これはういうイメージなのか、ちょっとその点を教えてください。

●前田経済通商総室長
 初めに、発展形と言いましたけれども、要するに覚書からより深い形で実のある交流にしいということで、経済交流とかそういったことを、3番目に書いてありますけれども、経済貿易、文化、スポーツ、そういったものを深くつき合っていきたいということで、具体的にいたものでございます。
 6番目のところでございますけれども、これはお互いに交流していこうということで、代団といいますか、必ず知事が行くとかそういう意味合いではなしに、交流を続けていこうとうことで書いているものでございます。

○藤井委員
 アンテナショップ。今日までの経過は、これは成功したという結論でいいのでしょうか。
●吉村市場開拓局市場開拓課長
 20年8月のオープンで、まだ2年弱でございますので最終的な結論というわけではございせんけれども、先般4月に御報告させていただきましたように比較的県のほうは少ない経費で運営事業者さんのほうもまだちょっと試行錯誤の面はございますけれども、何とか持続できような形でやっと安定に乗りつつあるというところでございます。
 各報道機関、マスコミさんでの取り上げ、あるいは東京を意識した販路開拓、あるいは県事業者さんの意識を徐々に変えていただくところではまだ道半ばのものが当然ございますけども、ある程度軌道に乗りつつあるというところだと考えております。
○市谷委員
 三洋電機のことですけれども、この不況の中でも過去最高の純利益ということで、すごく営努力をされたということだというふうに思いますけれども、同時に知事がこういうふうに望に行かれたというのも本当に当然のことで、大事な行動だったというふうに思います。
 事業所の県内での引き続きの経営ということと同時に、雇用のことについて、売り上げはびたけれども、鳥取県では雇用がきちんと確保できなかったということでは鳥取県としてはけないと思うのです。ですからその雇用の確保という点についてはどういう要望をされて、ナソニックとの関係もあると思いますけれども、あちらはどういうふうに言っておられるのを教えてください。

●三王寺産業振興総室企業立地推進室長
 このときに訪問させていただいて、知事のほうから三洋CEの技術や人材、そういうもの活用した事業展開を今後やっていただきたいというお話をさせていただきました。
 それに対して佐野社長様のほうは、これまでも三洋といいますのは商品の企画、生産、販ということを一貫してやっておりますので、そういう面では非常に強い体質を持っている。れから、先ほどお話しさせていただいたようにヒット商品というのも持っている。そういうでは、今後も非常に強い事業展開をしていくのではないかというお話がございました。
 したがって、雇用のほうにつきましてはそういう事業展開、これからパナソニックとの関の中でどこでどういう商品をつくっていくかということは、グループの中で将来的には一体に考えられるということになっておりますけれども、そういう強い体制を持っている、あるは商品を持っているというところは今後も体制として残っていくだろうというお話はございした。

○市谷委員
 つまり、鳥取県で今まで今言われたような一連のことをやってきて、そこに鳥取県の多く労働者の方が、県民の方が携わってこられたということを三洋側も一定評価をしているといふうに今のお話を聞いて思いましたので、ぜひ県としても積極的に雇用の確保について引きき言っていただきたいと思いますけれども、よろしいでしょうか。

●三王寺産業振興総室企業立地推進室長
 引き続きそういう点について働きかけていきたいというふうに思います。

◎伊藤委員長
 それでは、以上で終わりたいと思います。
 続きまして、企業局に移ります。
 議題(16)みなと温泉館の売却候補者の選定について、西尾企業局次長兼経営企画課長の明を求めます。

●西尾企業局次長兼経営企画課長
 企業局の資料をお願いいたします。みなと温泉館の売却候補者の選定について、御報告申上げます。
 みなと温泉館につきましては売却手続を進めておりましたところ、株式会社かいけさん1から購入の希望がございまして、外部委員5名の方による選定委員会で事業計画などについ面接審査を行っていただいた結果、売却候補者として選定されたところでございます。
 株式会社かいけさんは、なかやま温泉ナスパルでありますとか大山町の総合文化スポーツンターなどの指定管理を行っておられる会社でございます。
 売却物件はみなと温泉館の土地、建物、設備の一切でございまして、売却金額は1億2,00万円ということで、現在仮契約を行っているところでございます。
 選定委員会における審査の状況につきましては次ページ以降にお示ししておりまして、10点満点の88点という結果でございました。項目別の採点状況については、下の表に掲げておとおりでございます。
 提案のございました事業計画につきましての説明では、家族ぶろの新設あるいは地域のイントへ積極的に参加するといったようなこと、それから各種割引やサービスの提供を行いたという説明でございまして、委員さんのほうからの主な意見といたしましては、家族ぶろやニューアルによる利用客の増加が見込まれるといったようなことでありますとか、資金面なにつきましては経営基盤の懸念というものがあるので、慎重な資金管理が望まれるといったうな意見が出ておりました。
 次のページで事業計画と現状との主な比較をさせていただいておりますが、営業時間につましては通年午前10時から開館したいといったことでございますし、年中無休にしたいといことでございます。
 利用料金につきましては、基本料金につきましては現行どおりということでございますが障害者や介護者の方に対する取り扱い、料金の設定につきましては検討させていただきたいいうことで、現時点では方針が定められていないようでございます。
 23年4月に引き渡しをいたしますと、1カ月かけてリニューアルということで5月からのオプン、それから家族ぶろにつきましては23年の7月からオープンしたいということでございす。
 今後の私どもの主なスケジュールでございますが、現在仮契約中でございますので、6月議会で資産の売却ということについて御承認していただければ直ちに本契約へ移行させまして来年3月末に指定管理が終了いたしますので、それを待って23年4月1日に物件の引き渡しいうことで進めていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

◎伊藤委員長
 それでは、ただいまの説明につきまして質疑、御意見はございませんか。

○福間委員
 ちょっと初歩的なことです、私ちょっとよく勉強していないもので。ここにもありますけども、金融機関からの融資ということを含めて買ってから何年間かは転売できませんよとかあるいは契約が済んでから、実はパンクしてしまったみたいなことになったらそれはどうなのか。そういうことに対して何か歯どめはできているのですか。何年間かは転売できませんとか。極論すると、悪くいくと1億2,000万円で落としておいて、例えば2億円で3年後にれましたみたいなことになるとちょっと困るわけです。だから逆に言うとそんなことはどこで歯どめができているのですか。

●西尾企業局次長兼経営企画課長
 公募の条件の中で示しておりましたのは、まさに今3年とおっしゃったのですけれども、年間は現在と同様の温泉浴場としての経営を続けてくださいということを条件にしておりまて、それに契約違反ということになりました場合には、違約金として10%いただきますと。れからそれ以外に県として損害というようなものが算定されれば、損害賠償も請求いたしまということで条件をつけておりました。
 それと、仮契約から本契約をさせていただいたとして、だめになった場合は契約保証金とうことで直ちに預けていただく予定ですので、その分も別に私どもへ納付していただく、私もが取り上げることになるというような状況でございます。

○市谷委員
 そもそもこの温泉館を税金でつくったということの是非というのが、私も当時議会におりせんでしたので何ともわかりませんけれども、少なくとも県費をつぎ込んでこういう施設をくって皆さんにおふろに入っていただこうということでやってきて、今回売却になるわけでけれども、3年間は今言われたように一定のサービスなりの保証なりはあるのでしょうけれも、その後の保証が売却してしまえばなくなるということで、ここに料金が書いてありますれども、この料金がもしかしたら下がることもあるかもしれませんけれども、値上がりをしり障害者の方の料金もどうなるかわからないということで、本当にもったいないことをしてまったなというふうに正直思います。
 それで、障害者の方の料金は検討中になっていますけれども、少なくともこれは県費でつったおふろですから、検討中ということではなくて引き続き無料ということで県としては要していただきたいというふうに思いますけれども、その点はどうでしょうか。

●西尾企業局次長兼経営企画課長
 障害者などの方の料金設定のことにつきましては、さすがに私どもから無料というところではお願いできていないのですが、何らかのほかの民間の施設で行われているようなサービというものをきちんと見きわめて、配慮していただきたいということでの申し入れはいたしおります。
 当初どういう経過で温泉館というものができたのだということでございますが、夢みなと覧会の中で、たくさん入場していただくための施設として企業局でも一つ何かできないのかいったことで、温泉の可能性があるということから開設をして、それ以降は閉じようとしてたのですけれども、せっかくのものでもったいないではないかということで若干のリニュールを行って平成10年から今日まで経営をしてきたものということでございまして、その辺のころをひとつ御理解をいただきたいと思います。

◎伊藤(保)委員長
 そのほか、ございませんか。(なし)
 ないようであります。
 次に、その他の事項に入ります。
 商工労働部、企業局、労働委員会について、執行部、委員の方で何かございませんか。

○松田委員
 どなたに質問していいかちょっとわかりませんが、それは判断してください。
 例の中小企業支援円滑化法によってかなりの企業が救済されたというか、長らえたというとで、この前の新聞で3月末で大手の銀行8グループで返済猶予の申請が8万3,000件あっという報道がなされておりますが、鳥取県内の場合はどういう状況か把握できておりますか。
◎伊藤委員長
 きょうは担当が来ていませんね。後で資料を提出してください。

○松田委員
 それで、やはりいろんな面で助かった企業があると思いますけれども、問題は2年後、猶が最高2年ということでありますが、その後にやはり本質的に悪い状況であるとどうしてもた大変な時期を迎えるということになると思うので、これに対してどういうような手当てがきるか。その間に企業再生というか、いいぐあいにしていくというような形をとらなければけませんけれども、これは国のほうの政策に入るかもしれませんけれども、県としてもやは考えておかなければいけないという思いがありますけれども、その点についての考え方が今りますか。

●山根商工労働部長
 松田委員のおっしゃいますように、今一息ついているという状況だと思います。数年後たますとまた返済が始まるわけでございまして、そのときにまた大変だから借りかえというこもあるかもしれません。根本はやはり借りたら返さなければいけないということがございまて、今ちょうど経済が上向き基調だということでの報道がありますけれども、やはり鳥取県経済が来年、再来年に向けて元気になるしかないというのが根本解決だと思っております。れに向けて、商工労働部一生懸命各室頑張っているということでございます。
 ということと、本年度事業といたしまして企業支援ネットワーク事業ということで信用保協会さん、商工会議所、商工会、中小企業団体中央会、産業振興機構さんでいろいろ企業の報を持ち寄って、個別にそれぞれの団体が持っている情報を持ち寄って企業を支援していこう支援というのは経営指導でありますとか、それから必要に応じては専門家を当方の負担でそ企業に派遣して、診断を受けたりアドバイスをもらう。こういった事業もきめ細かくやってこうということで、特に信用保証協会さんが音頭をとって、一番状況もよくわかっていらっゃいますし、プラス金融機関も含めて一件一件の御相談に応じていこう、こういう体制を今化したところでございます。
 制度融資がその時点で数年後景況がどうなっているかということもあるのですけれども、のときはそのときで景況を見て、必要であればまた考えなくてはいけないというふうには思ております。

○松田委員
 資料のほうをよろしくお願いします。

○福間委員
 8ページの三洋電機への知事訪問について、これだけではないですけれども、一般論です企業を誘致しますね。すると税金や土地などいろんなことで例えば1億円や2億円ではないかなりの金を支援したりなどしますね。その上で、例えば今回一つの例、三洋電機が今度はナソニックに会社が変わってしまうでしょう。こういうようなことは、知事としては事前に談を受けるのか。結局、支援金をもらったけれども、後は我々の経営のあり方だから我々が自でやりますよということなのか。誘致企業として、地元として税金を投入したわけだから一定程度は相談してくださいというつながりができているかどうかというのが聞きたいのですこれからも企業進出というのはたくさんあるわけで、いやいや、進出のときだけに定めたもを投資すれば、後は企業サイドの理念でしっかりやってもらわなければいけない。ただ、撤してしまう場合だってある。そこら辺はどうなのかというのをちょっと教えてくれませんか。
●岡村筆頭総室長兼産業振興総室長
 助成条例の中に、重要な変更がある場合は事前に報告義務というのを一応掲げておりまして今回のようなケースとか、前回のエプソンさん、ソニーさんの件とか、そういうのは事前に絡はいただいております。
 その後、その資本が変わるとかということになれば、補助金が出ている場合はその補助金どう扱うかとかは当然詰めて協議をすることにしております。出ていない場合は、その投資ちゃんと引き継がれて投資されたのを確認してから助成金を出すということになりますので条例のほうでそういう重要な変更の場合は事前報告義務というのを課しております。

◎伊藤委員長
 そのほかございませんか。(なし)
 意見も尽きたようでありますので、以上をもちまして農林水産商工常任委員会を閉会いたます。御苦労さまでした。


午後0時13分 閉会

 

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