午前10時01分 開会
◎石村委員長 おはようございます。ただいまから企画県土警察常任委員会を開会いたします。 本日の日程は、お手元の日程表のとおりでありますので、この順序に従って議事を進めさせていただきます。 なお、今回の委員会は、執行部の入れかえを行うこととし、最初に企画部と文化観光局について、そして後半は県土整備部と警察本部について行いたいと思います。 初めに、会議録署名委員を指名いたします。 本日の会議録署名委員は、安田委員と尾崎委員にお願いいたします。 それでは、企画部及び文化観光局からはじめさせていただきます。 最初に、4月1日付で職員の異動がありましたので、執行部新任職員の紹介を各部局ごとに行っていただきます。
●髙橋企画部長 4月1日付で企画部長を拝命しました髙橋と申します。 厳しい経済情勢、また少子高齢化に伴う中山間地域の課題など本県を取り巻く環境は厳しいものがございますけれども、鳥取県の持つ強みを生かした元気な地域づくりをしていけるように、また機動的でスピーディーな政策展開ができるように精いっぱい頑張っていきたいというふうに思っております。議会の議員方の御指導、御鞭撻のほどを引き続き、どうぞよろしくお願い申し上げます。 それでは、組織の変更に伴う職名の変更も含めまして、御紹介をさせていただきます。 まず、岡﨑地域づくり支援局長でございます。
●岡﨑地域づくり支援局長 4月より企画部地域づくり支援局長を拝命いたしました岡﨑隆司と申します。よろしくお願いいたします。 今までは福祉で地域づくりをやっておりましたが、これからはもっと幅広い視点を持って、地域づくりに邁進していきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
●髙橋企画部長 次に、今岡参事監でございます。
●今岡企画部参事監 失礼いたします。4月1日付で企画部参事監を拝命いたしました今岡でございます。 人事交流で島根県のほうからやってまいりました。担当は青少年・文教、情報施策、それから統計、男女共同参画を担当いたします。県民の目線でスピード感をもって対応したいと思っておりますので、ひとつよろしくお願いいたします。
●髙橋企画部長 次に、亀井企画課長でございます。
●亀井企画課長 企画課長の亀井でございます。引き続き国要望ですとか県の施策の打ち出しをより高い観点で、広い視野を持って進めてまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。
●髙橋企画部長 太田青少年・文教課長でございます。
●太田青少年・文教課長 失礼します。青少年・文教課長の太田と申します。 次代を担う青少年の育成というものを第一に考えながら、健全育成、私学の振興などに取り組んでまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
●髙橋企画部長 宮城男女共同参画推進課長でございます。
●宮城男女共同参画推進課長 宮城でございます。県内全体に男女共同参画を普及推進していくために努力していきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
●髙橋企画部長 森本情報政策課長でございます。
●森本情報政策課長 森本でございます。引き続きよろしくお願いします。
●髙橋企画部長 米山中山間地域振興課長でございます。
●米山中山間地域振興課長 米山でございます。組織が室から課に変わりました。引き続きでございますので、よろしくお願いします。
●髙橋企画部長 門脇協働連携推進課長でございます。
●門脇協働連携推進課長 門脇でございます。昨年度に引き続き、地域の活力が高まりますよう鳥取力創造運動などに取り組んでまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。
●髙橋企画部長 松田交通政策課長でございます。
●松田交通政策課長 松田でございます。公共交通の維持発展のために全力で取り組んでいきたいと考えております。よろしくお願いいたします。
●髙橋企画部長 あと組織名変更に伴うものとして谷口移住定住促進課長がおりますけれども、きょうはちょっと所用で欠席をさせていただいております。どうぞよろしくお願い申し上げます。
◎石村委員長 では、野川文化観光局長お願いします。
●野川文化観光局長 22年度も文化観光局、精いっぱい頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。 特に世界ジオパークと国際マンガサミットは、まだ候補がついております。早く候補がとれて決定になるように全力を尽くしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 それでは、文化観光局の新任の職員のみ御紹介を申し上げます。 初めに、鳥取市の砂丘調整監から異動してまいりました当局の副局長であります堀田利明でございます。
●堀田文化観光局副局長 堀田でございます。2度目の文化観光局ということで、鳥取市での経験を生かしながら、県民の幸せにつながるような文化観光施策に取り組んでいきたいと思います。よろしく御指導をお願いいたします。
●野川文化観光局長 次に、医療政策課医師確保推進室長から異動してまいりました文化政策課長、松岡隆広でございます。
●松岡文化政策課長 松岡でございます。よろしくお願いいたします。 文化には人を引きつける力があると思っております。文化を振興いたしまして広く広めて、住んでおる皆さんが誇りに思える地域づくり、そして地域の活性化に貢献したいと考えておりますので、よろしくお願いします。
●野川文化観光局長 次に、観光政策課観光資源振興室長より異動でございます観光政策課長、加藤礼二でございます。
●加藤観光政策課長 加藤でございます。昨年までは山陰海岸ジオパークでございますとかマンガサミット等々の事業をやっておりました。今年度につきましては、山陰海岸ジオパークが世界ジオパークの一員となる節目の年というふうに考えております。さらに、県内の観光魅力の向上、掘り起こしに努めていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
●野川文化観光局長 今年度観光政策課に新たに設置いたしました広域観光推進室並びに山陰海岸ジオパーク推進室の室長でございます寺口嘉昭でございます。
●寺口広域観光推進室長兼山陰海岸ジオパーク推進室長 寺口でございます。よろしくお願いします。 山陰海岸ジオパークの世界ジオパークネットワーク加盟の実現、それからまんが王国とっとりの取り組み推進、そのほか島根県と連携いたしました山陰文化観光圏の取り組みや、岡山県と連携いたしました広域観光の取り組みなどを進めていきたいと思います。よろしくお願いします。
●野川文化観光局長 同じく今年度、新設いたしました国際観光推進課長、細羽正でございます。
●細羽国際観光推進課長 おはようございます。国際観光推進課長の細羽でございます。 引き続き米子-ソウル便、またDBSクルーズフェリーを活用した韓国をはじめとする外国人観光客誘致を進めて、本県の観光振興、地域活性化に貢献してまいりたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。
◎石村委員長 それでは、議題に入ります。 なお、質疑につきましては、各部局の説明終了後、一括して行っていただきます。 本日は議題が30件もありますし、また終了後、県警本部の視察等も予定しておりますので、説明は要領よく簡潔にお願いいたします。 まず、企画部より、鳥取県・関経連懇談会について、全国知事会議の概要等について、地方自治法施行60周年記念貨幣等のデザインに関する鳥取県検討会(第2回)の結果について、「中海会議」(仮称)第1回会議の開催について及び鳥取県地域主権研究会(第4回)における鳥取県発地域主権のあり方の検討について、亀井企画課長の説明を求めます。
●亀井企画課長 企画課でございます。そういたしますと、企画部の資料の1ページをお願いいたします。 まず鳥取県・関経連懇談会についてということでございます。去る4月4日にダイキンアレス青谷におきまして、関西経済連合会を招きまして意見交換を行いました。その会議の概要につきまして御報告をたいします。 大きな2番で会議の概要と記されているところでございますけれども、意見交換につきましては本県、それから本県の経済団体からの提案、関西経済連合会からの提案、そういった形で進めてまいりました。 意見交換につきまして本県、それから経済団体からの提案でございますが、海外の観光客の本県を含めました関西への誘致でありますとか、関西企業との農商工連携の取り組みといったことがございましたし、とりたてて本県の知事が申しましたのが、余部のかけかえが終わりました後、特急列車の鳥取延伸でありますとか増便あるいは普通列車の直通化など、そういったダイヤの改善等につきまして、特に関経連の井上副会長のほうにお話をしたところでございます。さらに、観光ルートも視野に入れ、鳥取豊岡宮津線の早期整備、そういったことにつきまして提案いたしました。関経連のほうからは、瀬戸内海から山陰海岸に至る関西圏域の一体的な観光ルートの検討、鳥取砂丘の利活用の促進、高速自動車道のさらなる高速化の促進でありますとか、こういった提案がございました。双方共通の提案といたしまして、関西、県内の企業のビジネスマッチング、DBSそれから高速道路といったものを利用いたしました物流の活性化、そういった話があったところでございます。 合意事項といたしまして、大きく3つございました。今回のような懇談会を定期的に開催すること、関経連の会員企業と本県、それから本県企業との交流を図っていくこと、それから本県の関西本部、関経連の中に本県のサポーターチームというのをつくっていただいておりますので、その双方が連携して事業を具体化すること、こういった3点につきまして合意をしたところでございます。 今後につきましては、こういった合意等も踏まえて具体の取り組みを進めていくということでございますが、来週、私ども事務方のほうが関経連に出向きまして、具体的にどうやって進めていくのか、そういったことの打ち合わせを早速行うという段取りにしております。 続きまして、2ページ、全国知事会議の概要等についてをお願いいたします。 まず大きな1番で、全国知事会議の概要についてでございます。4月6日、全国知事会議が開催されました。いろいろと議題があったわけでございますが、その中でも大きく議論がございました3点につきまして報告をいたします。 まず1つ目であります。永住外国人の地方参政権についてということでございますが、これにつきましては、各都道府県の知事から慎重な対応を求める意見が相次ぎました。その結果、全国知事会といたしましては、制度変更の際は、各政党が選挙公約に盛り込んで国民的な議論を喚起するよう求める、知事会として引き続き議論していくといったまとめになりました。 2つ目が、参議院議員選挙に向けましたマニフェスト、選挙公約の評価についてでございます。これにつきましては、参議院議員選挙は中間選挙的な位置づけということで、さきの衆議院議員選挙とは異なるということで、全国知事会として各政党のマニフェストを採点評価するといったことにつきましては見送るということになりました。また、各政党のマニフェストに地方側の意見を反映させるためということで、先週4月15日に全国知事会と民主党、自由民主党との意見交換を実施したところでございます。 3つ目が、一括交付金についてでございます。ひもつきの補助金を廃止して、それを一括交付金化しようということで現政権が検討をされているところでございますが、一括交付金につきましては、まず目的を見失わないということで、地方の自由裁量を拡大するためのものであるということを再認識する、何よりも地方の事業執行に必要な予算の総額が確保されることが必要であること、それから実際の配分に当たりましては社会資本整備のおくれた地方あるいは財政力の弱い地方といったところにも配慮すること、こういったことをまとめました一括交付金の制度設計における大原則が提案、了承されたところでございます。 大きな2番でございますが、鳥取・岡山両県知事会議を5月11日に開催するということで準備を進めております。 会場につきましては、鬼太郎の天井絵がございます大山寺の圓流院のほうで開催するということで予定をしております。 議題につきましては大きく3つ挙げておりますが、2つ目の意見交換といたしまして、岡山米子線の早期4車線化、あるいは北条湯原道路の早期整備、電気自動車の普及促進に向けた連携、ひとにやさしい地域づくり、それから地域主権、こういった内容につきまして両県の知事で意見交換、議論をしていただくということで現在、準備を進めているところでございます。 続きまして、3ページをお願いいたします。地方自治法施行60周年を記念いたしまして発行されます貨幣のデザインに関する本県の検討会の結果について報告をいたします。 先月23日、第2回目の検討会を開催いたしました。大きな4番の概要と書いているところでございますけれども、本県が提案いたしますデザインの素材、モチーフ案につきましては、県民からの意見募集の結果も踏まえまして当委員会で検討を行いました。その結果を4ページにつけております。 4ページのほうをごらんいただきたいと思います。まず、コインの中で1,000円銀貨弊につきましては、山陰海岸ジオパークの魅力、それから本県らしさの伝わる色彩豊かなデザインということを基本として素材を選定いたしまして、「鳥取砂丘と千貫松島」、「砂丘と菜種五島」、「砂丘と城原海岸」の3つを候補と選定したところでございます。 500円のコインにつきましては、基本テーマに限定せずに本県の地域資源を幅広く全国にPRしようという観点から地域性と、それから先ほどの1,000円のコインの素材案とのバランスも考慮いたしまして、歴史的、文化的な素材を中心に選定いたしました。候補として上げましたのが、「大山と投入堂」、「投入堂と麒麟獅子」、それから「投入堂」の3つをこの委員会で選んだところでございます。 切手につきましても、素材を選定いたしました。これにつきましては、ここに上げておりますような「二十世紀梨と梨の花」、「白兎海岸と大国主命と因幡の白兎」、「大山」、「麒麟獅子」、「山陰海岸」といったものを候補ということで上げたところでございます。 いま一度3ページのほうに戻っていただきたいと思います。こういった選定結果を踏まえまして、本県は今月末までにモチーフ案を造幣局のほうに提出をするという段取りにしております。このモチーフ案をもとにいたしまして、造幣局のほうが複数のデザイン案を作成いたしまして、6月を目途に本県のほうに提示をしてくるという段取りになります。その後、提示されました複数の案の中から本県が希望デザインを選定するということになりまして、選定に当たりましては第3回目の検討会を開こうと考えております。造幣局が最初のデザインを決定いたしますのは7月から9月ということが予定されております。状況が進展いたしましたら、その都度、当常任委員会のほうに報告したいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 次に、5ページをお願いいたします。あす第1回中海会議を開催するということで段取りをしております。その中海会議につきまして御報告をいたします。 昨年12月19日に、鳥取・島根両県知事が締結いたしました協定書に基づきまして、中海の水に関する諸問題を協議検討する新たな協議会といたしまして中海会議を設置し、その第1回会議をあす開催するということにしております。 場所は米子コンベンションセンターのほうでございまして、議事内容ということで上げておりますが、1つは設置要綱について、それから報告ということで、アからオまで上げております。このうち、アで「中海及び境水道の護岸整備」としておりますが、ちょっと誤植がございまして、「中海及び境水道の堤防・護岸整備」ということでございますので、申しわけありませんが訂正をお願いしたいと思います。あと、中海の水質、流動について、農地の排水不良について、それから中海をこれから将来的にどうやって利活用していくのかといったことにつきまして御報告、協議をしようということで進めております。 会議の構成員につきましては、大きな4番のところに記載しているところでございます。 あと急遽ですけれども、あしたの中海会議が終わりましたあとに鳥取県、島根県両県知事によります知事会議というものをセットすることにいたしました。ちょっと資料が間に合いませんでしたけれども、あす午後4時半からの予定で両県知事会議を設定するということで準備を進めているところでございます。 続きまして、6ページをお願いいたします。鳥取県地域主権研究会における鳥取県発地域主権のあり方の検討についてということで報告をいたします。 先月27日に第4回目、最終となります研究会を開催いたしました。これまでの常任委員会でも報告をしておりますが、7ページ、8ページ、9ページに、そのときに使いました資料を添付しております。 この研究会の場におきましては、6ページの大きな4番で主な意見というところに書いておりますが、大きな観点といいますか、くくりで言いますと2つの意見がございました。 1つは、住民参画、NPOという視点でございます。住民参画、NPOの視点から考えたときに、この研究会でこれまで検討されたものの中では、住民それからNPO等を行政の対等なパートナーとして位置づけるという視点が欠けているのではないかということから、NPOそれから住民を行政の対等なパートナーとしてこれから地域づくり等を考えていく、その出発点にすべきではないかという観点からの意見がございました。 2つ目でありますけれども、(2)で取りまとめのスタイル等ということでございますが、わかりやすい、それから全国に発信できる取りまとめ方をするべきと、そういった意見がございました。 あと、その他ということで、財政面で地域間格差の解消を強く打ち出す必要があること、それから権限等の移譲につきまして、職員それから人の移動、人材の確保といった観点が必要といった御意見があったところでございます。 こういった意見等も踏まえまして、現在、最終の取りまとめをしているところでございます。取りまとめができましたら、また当常任委員会のほうで報告したいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
◎石村委員長 次に、平成22年国勢調査鳥取県実施本部の発足について、中林統計課長。
●中林統計課長 資料の10ページをお開き願います。国勢調査は円滑かつ効率的に行う必要があるということで昨日、鳥取県実施本部を設置いたしました。 本部長は髙橋企画部長、副本部長は今岡企画部参事監でございます。事務局は統計課の中に設け、今後、庁内協力会議等を設置する予定にしております。 設置期間は来年3月31日までで、県と市町村が協力して行うこととなっております。 調査の概要につきましては、ごらんのとおりでございますが、今回で19回目で、10月1日を基準にいたしまして、9月下旬から調査票を配布し、10月下旬には回収するということでございます。国内に住んでいらっしゃるすべての方を対象にして調査を行いますが、鳥取県におきましては調査員が約3,100人、世帯が約21万6,000世帯ということになっております。項目といたしましては約20項目を調査いたしまして、市町村と県の人口及び世帯数につきましては、速報値として23年2月に公表予定でございます。さらに、確定値につきましては23年10月までに順次公表される予定でございます。 今回の国勢調査に当たりましては、調査方法が変更になっております。調査員に見られたくないという方もあり全封方式になっておりますし、郵送での提出も可能ということになっております。このため、調査票の回収状況を随時把握するという問題がございます。また、オートロックマンションやワンルームマンションがふえ、面接が困難な方がふえているという状況でございます。 そのほか、この調査に限りませんが、関係書類等の紛失とか盗難、いわゆるかたり調査みたいな形で個人情報が漏れるという危険性もございます。こういうものを防ぐためにも万全を期して取り組みたいと考えております。 今後の施策の基本となる全数調査でございます。各委員の皆様におかれましても、ぜひ御理解、御協力をよろしくお願いしたいと思います。
◎石村委員長 次に、鳥取県情報システム全体最適化検討委員会の検討結果について、平成21年度情報セキュリティ内部監査の実施結果について、森本情報政策課長の説明を求めます。
●森本情報政策課長 それでは11ページをお願いいたします。鳥取県情報システム全体最適化についてでございます。これにつきましては、平成20年9月の常任委員会で検討を開始する旨を御報告申し上げているところでございますけれども、この3月にその検討結果が取りまとまったということでございます。 結果は、大きく分けて3つございます。ちょっと言葉としては難しいですが、ずっと羅列してありますので注を見ながらごらんいただきたいと思います。1つは、オープン化技術というものがございます。これは、メーカー独自の技術によらないものでございまして、競争調達が可能になるという技術でございますが、まず1番目に税務、財務、給与という基幹系業務システム、かなり大きなシステムでございますが、これを再構築してはどうかという検討を行いました。この3つのシステムにつきましては、およそ20年前に構築されたものでございまして、相当古くから使っているということでございますが、結論としては再構築はしないということでございます。理由は、ぽつが2つ書いてございますけれども、これまで必要な改修がかなり行われていて、全然問題なく動いているということでございますし、あと費用が相当かかる割には運用費用の低減はさほどないということで、再構築する必要はないであろうということになっております。 もう1点、(2)のほうでございますけれども、それ以外にも小さな業務システムであっても古い技術でつくられているというものがございます。これらにつきましては県内企業に開放するという意味もございますし、費用の低減が見込まれるということもございますので、順次システムを再構築するという検討結果となっております。費用が低減するということもありますし、1つは業務の効率化にもつながるであろうということが見込まれております。 あと(2)番、サーバの集約化と書いてあります。これもちょっと難しい技術でございますけれども、要は、業務システムをつくる際に個々のシステムのデータの保管庫というようなものをサーバと言っておりますけれども、そのデータの保管庫のようなものがシステムごとにあるわけでございますが、それを集約すればコストの低減が図れるであろうということでございまして、これはぜひ進めたいと思っております。 いずれも、2番のアクション・プランで書いていますけれども、すぐに実施したいと思っておりまして、私どものほうで予算を持っておる範疇で進めていけると判断しておりますが、それぞれの業務システム自体は各所属が所管しております。それらにつきましては、私どもで規定等を整備して、強制力を持ちながらコスト削減を図っていきたいというふうに思っております。 13ページをお願いいたします。情報セキュリティの内部監査の実施結果でございます。 20年度までは、この情報セキュリティの監査というのを外部に委託して実施しておりましたが、21年度からは内部の職員でできるようにしようということで、この2月から3月にかけて実施をいたしました。 監査の対象は、本庁と東部、中部、西部の各2機関ずつと、東京本部の9機関につきまして、通常の検査ということでやっております。あと、最後の10カ所目の水産試験場沖合漁業部と書いてございますが、こちらにつきましては3月に沖合漁業部が運用するホームページの改ざん事案が発生したということで、特別監査を臨時に実施しております。ということで、昨年度は10カ所について監査を実施しているということでございます。 検査結果でございますけれども、最初に申し上げました9機関につきましてはおおむね適正に執行はされておりますが、若干指導すべき点がございましたので、これらにつきましては修正するように助言をしております。 あと(2)番、特別監査の結果と書いております。水産試験場の沖合事業部で、先ほど申し上げましたようにウエブサイトの改ざん事案が発生したということで、監査を緊急にしておりますが、やはりここは大きな問題がございました。1つは、きちんとした情報セキュリティに関しての知識が行き渡っていなかったということ。あとインターネットに接続しているパソコンにウイルス対策が施されていなかったということでございます。あとパスワードがきちんと設定されていない等々がありましたので、これらについては徹底した対策を行うように指導したということでございます。 ちなみに、この沖合漁業部の改ざん事件のあったネットワークは、庁内LANとは別に整備されているものでございますので、庁内LAN全体への影響はなかったということを申し添えておきます。
◎石村委員長 次に、日野地区における法定協議会の設置について、伊藤自治振興課長の説明を求めます。
●伊藤自治振興課長 14ページをお願いいたします。日野地区における法定協議会の設置について御報告申し上げます。 昨年9月より、県と市町村の権限移譲のほか、市町村間あるいは県と市町村の間で事務処理を行っていこうということで、県内4地区で協議を進めております。このうち日野地区におきまして、4月14日に開催しました第3回の協議会におきまして、事務の共同を進める組織といたしまして、地方自治法に基づく法定協議会の設置に向けて手続を進めていってはどうかということを合意いたしたところでございます。 1番に書いてございますが、これまでの経緯につきましては随時御報告しておりますが、昨年9月に立ち上げまして実務担当者レベルで協議をしてまいりまして、今回4月14日の合意に至ったというところでございます。 2番でございますが、共同して取り組む予定の事務といたしまして、県と町でやっていくものということで障がい者雇用の分野を拡大していこうということで、年間を通しまして委託計画をそれぞれ立てておりまして、それを集約して作業所における継続的な雇用を生み出していこうという分野、もう1点は、発達のおくれが疑われる乳幼児等を対象といたしました健康診査等を共同で行っていこうというものでございます。町と町の間で共同で進めていくものといたしまして、事務用品等の共同発注、あるいは悪質な訪問販売等を防止するために3町が協力してやっていこうと考えているところでございます。 3番の法定協議会の概要につきまして御説明いたしますが、15ページのほうに詳細を記載しております。今回の法定協議会の目的は、先ほど申しましたように、県と3町で事務を連携して取り組んでいくことによりまして行政サービスの向上、行政の効率化を図っていこうというものでございます。 名称については、最終的にまだ決定しておりませんが、仮称といたしまして鳥取県日野地区連携・共同協議会ということにしております。 構成団体は県と3町。 主な担任事務でございますが、先ほど申しました(1)のアからオの共同で行っていく事務のほかに、(2)に掲載しておりますが、道路の維持管理など引き続き連携共同で取り組んでいくものを協議していくということも入れております。また(3)番の県から町への権限移譲につきましても協議会の協議事項ということで、事務の一つとして入れているというところでございます。 5番でございますが、協議会の事務所につきましては日野総合事務所に設置したいと。共同で行う事務につきましては、それぞれの構成団体が事務分担をしてやっていきますので、そういったことを考えているところでございます。 会長につきましては、3町の町長さんの中から決定したい。 その下に幹事会、専門部会という形で各町の副町長さん、あるいは総務課長さん、その下に担当の課長さん方で組織する幹事会、専門部会を置いて実動部隊としてやっていこうという考えを持っております。 また10番に記載しておりますが、事務を遂行するに当たりまして、日野郡内の住民の皆さんの声をしっかり聞いていこうということで、これも規約に定めて取り組んでまいりたいというふうに考えております。 経費につきましては、3町並びに県で負担していこうということでございます。 14ページに返っていただきまして、今後のスケジュールでございますが、4月下旬から5月中旬あたりまで、3町の広報を活用いたしまして、こういった協議会をつくっていきたいということについてパブリックコメントを求めていきたいというふうに思っております。それを経て、法定協議会を設置につきまして議会の承認が必要でございますので、県並びに3町の6月議会に提案できたらというふうに考えているところでございます。その段階で仮に承認が得られるということであれば、7月の設置を目指していきたいというふうに考えているところでございます。
◎石村委員長 次に、米子-名古屋便について、米子空港の愛称化について、JR山陰本線「新・余部橋りょう」の供用開始日の決定について、松田交通政策課長の説明を求めます。
●松田交通政策課長 交通政策課でございます。資料の16ページをお願いいたします。米子-名古屋便について御報告いたします。 全日空の米子-名古屋便の廃止の意向につきましては既に報道等もされているところでございますが、この3月10日に、全日空から県のほうに10月をもって廃止したいという意向が伝えられました。理由といたしましては、経営改善ということで、非常に経営が厳しい中で赤字路線についてやめなければ、会社の存続にもかかわってくるというようなことでございました。廃止する場合は、4月末までに国交省への届け出をして発表をしたいということでございました。 県といたしましては、この米子-名古屋便は山陰と中京圏を結ぶ唯一の路線でありまして、ビジネス、観光等、非常に重要な路線であり、何としても存続しなければいけないということで早速3月16日に副知事等によりまして、全日空の本社及び国土交通省に対しまして要望を行いました。さらに、4月9日に愛知県と共同で知事ほかが本社に要望に行ったところでございます。その際、全日空の回答といたしましては、非常に経営状況が厳しい中で路線の見直しを提案したと。存続要望を受けまして再度、社内で協議・検討したいということでございました。その後、引き続き全日空に対しましては存続の働きかけを行っているところでございます。 さらに、米子空港利用促進懇話会等と連携して、旅行商品、それから路線のPR等、利用拡大の取り組みも強化をしていくということにしております。 続きまして、17ページでございます。米子空港の愛称化についてでございます。 この4月7日に、米子空港利用促進懇話会の総会がありまして、米子空港の愛称が「米子鬼太郎空港」ということに決定されました。愛称化につきましては、昨年2月に愛称化キャンペーンをやろうということで取り組んできたところであり、さらにその後、昨年2月から3月にかけまして、懇話会の会員へのアンケート、それから一般への意見募集等も実施したところであります。その結果が、懇話会の会員におきましては29のうち賛成が22、それから一般向けの意見募集におきましては賛成が89%というような状況でありました。そういう状況も踏まえまして、利用促進懇話会の総会において愛称を「米子鬼太郎空港」にしようということで決定をされたというところであります。 この鬼太郎空港の名称を使いまして米子空港をさらにPRをしていこうということで、イメージキャラクターあるいは空港看板等を設定、設置いたしまして、準備を整えた上で7月ごろを目途に記念イベントを開催する予定でございます。あわせまして羽田及び中部空港等でもPRをやっていきたいと考えております。この4月26日に、7月に向けて米子鬼太郎空港の命名式を開催して盛り上げを図っていこうというふうに考えているところでございます。次のページに、ちょっとこれはコピーが見えにくいですが、別途委員の皆様にはカラーのものをお配りしておりますが、そういうような横断幕等を設置して、まず命名式をやりたいというふうに考えているところでございます。 続きまして、19ページをごらんいただきたいと思います。JR山陰本線の「新・余部橋りょう」の供用開始日の決定でございます。 余部橋りょうのかけかえにつきまして、平成17年度から実施してきたところですが、8月12日から供用されるということが決定いたしました。その前に橋りょう切りかえに伴う現橋りょうの一部撤去等の作業があるため約26日間、運休がありますが、その期間は代替バスを運行するという予定になっております。 この新しい橋りょうのかけかえによりまして、JR山陰本線の安全性や定時制が確保されるということになりますので、さらに観光や経済、生活面で鳥取県東部地方と兵庫県但馬地方の交流を一層図っていけるのではないかということで、従来からJRに対しましては要望、協議等を行ってきたところでありますが、この3月29日に副知事がJR本社を訪問いたしまして、ダイヤの改善要望を行ったところでありますが、さらに引き続きまして、兵庫県それから関係自治体、関係団体と共同で要望活動を行いまして、ダイヤの改善を図っていきたいというふうに考えております。現在、要望の実施に向けて準備を行っているところでございます。
◎石村委員長 それでは、ただいままでの説明につきまして、質疑、御意見はありますでしょうか。
○尾崎委員 2つあります。1つは、日野地区の法定協議会ですけれども、これは、いろんな広域連携とか連合みたいなことをちょっと連想したりするのですが、住民の不便というか、そういったところはどんなことが想定されるのか、それからそれに対してどういうふうな対策を立てようとしておられるのかをお聞きしたいと思います。 もう1点は、鬼太郎空港ですけれども、前田委員が、「おにたろう」と県外の方は呼ばれる、漢字だけではいけないのではないかと以前おっしゃっていたのですけれども、それの周知というのはどうですか。その2点をお願いします。
●伊藤自治振興課長 若干質問の趣旨と違うかもしれませんが、今回の協議会は住民サービスを上げていこうという考え方で進めていきたいということで、今、例えば県と町がそれぞれ同じようなことをやっていて、障がい者雇用であれば、それぞれが別々に発注していくというような形をとっておりますけれども、それを1回集約していくことによって、1週間に集中したときがないようにとか、それから月ごとに集中しないように、定量的にずっと雇用があるような形にもっていこう。それから新たに障がい者の皆さんにできる仕事があるのではないかということも3町と県で相談しながら発注をしていきたいというふうに思っておりまして、よりアップしていくことを考えております。 さらに住民サービスの点からいけば、先ほど発達支援の部分がありました。今度はより身近な町が入って、その役割を分担をしていきますので、よりアップできるのではないかいうことを考えております。 ですから、不便が高まるわけではなくて、サービスを向上していく方向で3町と県でやっていこうという考え方のもとに今回は進めていくというものでございますので、御理解いただけたらというふうに思います。
●松田交通政策課長 交通政策課でございます。おっしゃるように読み仮名というか、読みを間違えないようにということで十分注意していかなければいけないというふうに考えておりまして、それで今回、例としておつけいたしました横断幕等につきましては、本体についているのはちょっとコピーが見えにくいので直接カラーのをお配りをさせていただいたところですが、これはローマ字で「KITARO AIRPORT」というような形で記載をさせていただいたり、いろんなやり方も含めて今後PRは、これだけではなくていろんなところでやっていかなければいけないと考えておりますので、そのときには読み仮名にも十分注意した形でのPRをやっていきたいというふうに思います。
◎石村委員長 よろしいですか。そのほかありますか。
○前田(宏)委員 松田課長、ダイヤ改正に向けた改善要望を3月29日に知事が行ってくれたのではないのかな。この間、僕は知事に言ったのですよ。JR西日本本社には僕は過去何回も行ったけれども、あそこほど官僚的な組織はないという印象だ。知事に、あなたと井戸知事とが相計らって言わなければいけないということを申し上げたのですよ。必ずそうしたいと思っているという返事がありましたから、これからそうしようと思っているだろうと思いますけれども、ぜひそれをやってほしい。 なぜかというと、この間も言ったけれども、余部鉄橋の事故があったのは昭和61年12月28日。それまでの山陰本線のダイヤを前の髙山交通政策課長に調べてくれと言ったら熱心にちゃんと調べたのだよ。どうやって調べたのかと聞いたら、図書館に行って調べたと。それを見ると、山陰本線では、当時、急行が上下で20本ありますよ。今は1本しかないのだよ、上下で2本だ。しかも急行がないばかりでなくて、ダイヤをしっかり見てほしいけれども、ほとんどの普通列車も浜坂どまりというのが多い。つまり豊岡とつながらないわけだ。このことは、この間のドクターヘリの開設に当たっても重要なポイントになると。つまり真っすぐに豊岡に行こうと思っても、行けれないというようなことですから、知事にはそう言っていますから、必ずそのことをぜひ井戸知事と相計らって。 というのは、松田課長は初めてだから勉強するかどうか知らないが、余部鉄橋は30億円かかった。30億円というのはこれは工事費だけだ。それまでにいろんなものがまだ何億円もあるよ。あるけれども、工事費だけをいうと、JRは工事費のたった2割なのだよ。JRはもうかっておるくせして、何でも地方に金出せだ。だから山陰線の高速化の問題でも、僕は澄田知事に言ったことがあるのだよ。あなたはJR出身だから、JRに甘いのではないかと。島根県の高速化で島根県が支払った金額が基準になってしまって、鳥取県も片山知事の時代に、片山知事にちょっと多いよと言うけれども、澄田知事がそれだけやっているからというようなこともあった。したがって余部も直接工事費だけで、JRは30億円のうちたった2割だ。残りの8割の中の2割は我が鳥取県、4億8,000万円ですよ。これだけの金を支払っておるわけだから、ダイヤは必ず早急にやらなければいけない。企画部長、そのことを言ってもらわなければいけないよ、知事に。ちょっと言ってごらん。
●髙橋企画部長 今、前田委員がおっしゃられるように、30億円の工事費のうち本県、また市町村とあわせて4.8億円負担をしているということですので、通常のダイヤ改善の要望とちょっと趣旨が違うというふうに私どもも思っております。昨年の秋以来、JRには何回も調整して事務方レベルでもやっておりますし、3月末にも兵庫県のほうと一緒に私もJR本社のほうにも行って働きかけをしましたけれども、JRは一貫して厳しいことをずっと言い続けているという状況であります。 それで、今委員のほうからもございましたように、まずは平井知事に兵庫県の井戸知事といっしょに行っていただくということを考えたいというふうに思っております。JRのダイヤ改正というのは夏ごろまでに固めていくというふうに聞いておりますので、それに向けてのスケジュールの中でということと、あと結構地元で盛り上がっているということをJRにも見せながらやっていかないといけないというふうに思っておりますので、今ちょっと兵庫県と内々に調整しておるのですけれども、例えば山陰本線沿線の兵庫県側、鳥取県側の各市町村長さんなどにも集まっていただいて、そういう場で、我々がこんなに負担をしたにもかかわらず、JRはこんなことしか言っていないというような情報交換をするとか、また山陰海岸ジオパークの関係での利用促進も沿線として図っていくという取り組みを今やっているわけですので、そんなことも一層やるということを確認しつつ、JRに対して地域一体となって働きかけていくと、そんなようなことを4月また5月の頭ぐらいに1回やって、地元の総意を受けて両県知事が要望に行くというようなことで強く働きかけをしていきたいというふうに思っております。
○前田(宏)委員 余部も山陰本線の高速化のときもそうだけれども、JRが赤字です、赤字ですと、ですから実際にお願いします、お願いしますと言ってきたのだよ。ところが、びっくりしたな。尼崎の脱線事故のときに分かったが、JR西日本は700億円ぐらいもうけているのだよ、いや、我々勉強不足だった。そんなこと知らなかったのだよ。だから、今言ったように、交渉に知事が行くにしても、そういうことをきちんと調べて、あなたのところはもうかっているではないかと、なかなかそれを言わないのだ、どうやって調べるかわからなかったけれども。何とこんなことを言って、赤字だ赤字だと言うものだから、ついこっちは早くしたい。自治体、住民は早くしたいものだから、JRがそれでいったら仕方がないではないかというのが澄田知事の時代からずっと続いているわけだ。そういうことがあって、僕は議長のころに澄田知事に直接、あなたがこんなことをしたから高くなったのではないかと言ったのですよ。ですけれども、そういうことがあるから交渉するときには、今言ったようなこともちゃんとよく調べて、そのことは兵庫県のほうにもそういうことを、どの程度発表したのかよくわからないけれども、そういう点もちゃんとやってください。
●髙橋企画部長 今、前田委員から御提案のあった、交渉するときにはしっかりと相手を揺する材料を持ってということは大変重要だと思いますので、きちっとそういうことも調べていきたいと思っております。 また、JRと交渉していると、流動が浜坂で完全に分断されているから、そもそも直通で動いている人なんていないのではないかみたいなことを言うものですから、私どもも2月に、実際に浜坂での乗り継ぎをされている方がどのぐらいいらっしゃるかということを、始発から終電までずっと時間ごとに、兵庫県の職員とうちの職員が交代で平日と休日に計りまして、本当かということで調べましたら、便によっては6割ぐらいの方が豊岡から来た電車を浜坂でおりられて、また浜坂から鳥取方面の電車に乗られるとか、そういう乗り継ぎをされている方というのがいらっしゃるということがわかっておりますので、そういう材料もJRに対して突きつけながら、利用者にこういう乗りかえる手間をさせるという不便をかけているわけですから、そういうことについて改善していくのはJRとしてもサービス向上という観点では当然ではないかと、そういうようなことも含めて働きかけもしていきたいというふうに思っています。
○前田(宏)委員 言うけれども、現在乗り継ぎしている者が何人あるかというのは、大した問題にならない。なぜかというと、つながっていないから乗らないのだ。(「そうですね、それはもうもちろん」と呼ぶ者あり)今のは乗りかえていった人の話であって、これはこういうふうにつながっていないからもともと乗らないのだよ。もっと乗っていたのだから。だって出雲などはいつも満員だったのだろう。満員でとれなかったものだ。それぐらいのものだから、今の話はそういう話をしなければいけない。それぐらいしないと。(「わかりました」と呼ぶ者あり)
●髙橋企画部長 今、分断されているから乗らないというのは当然ありますし、例えば浜坂より以東の方が鳥取方面の学校に通おうと思っても、朝、学校に間に合うような時間にそもそも電車が走っていないという現実がありますので、当然そういうことも含めて訴えていきたいと思っております。
◎石村委員長 そのほか。
○安田委員 企画課の地域主権研究会の地域主権のあり方の検討ですけれども、これは亀井課長に聞くよりは門脇課長の話なのかもしれないけれども、これからのあり方として、住民参画、NPOというものに重きを置くような提言がなされているわけですが、NPOなるものについて、私はよくわかっているようなわからないような、ちょっと明確なる御説明をお願いします。
◎石村委員長 NPOの説明ですか。これは門脇課長のほうがいいですね。
●門脇協働連携推進課長 NPOの説明ということでよろしいのでしょうか。もともとNPO自体は、今から10年ほど前に法律が施行されておりまして、県単位で活動している団体の皆さんの認証というのは県のほうでやっています。実際には各総合事務所で行っておりますけれども、例えば株式会社のように営利を目的として組織をされているものではなくて、営利的な活動ではなくて非営利ではありますけれども、一定の目的を持って組織をつくられて活動をしている団体が動きやすいように、例えばお金の問題でありますとか活動をするに当たっての登記の問題をクリアするために、今実際に活動されておられるということだと思っています。 現在、県内には3月末時点で183団体ございます。例えば福祉の関係でありますとか地域づくりの関係でありますとか、いろいろな目的を持って活動をしていただいているということだと思っておりますし、そういった方々と行政とで一緒になって、もちろん行政の一定の役割を担っていただくということもありますし、いろんな御提案を受けながら、また実際の皆さんが活動しやすい環境をつくっていくことも我々の役割だと思っておりますけれども、そういった鳥取県の地域をよりよくするために活動をしていただく団体と、より一層力を合わせながら取り組みを進めていきたいということで動いているところだというふうに思っております。とりあえずそんなところでよろしいでしょうか。
○安田委員 たしかこれは、非営利ということである、よくしようという団体ではあるけれども、支える側にも寄附金というような形での特典があったと思うのですけれども、団体とのその辺の兼ね合いをちょっと教えてください。
●門脇協働連携推進課長 寄附金の関係ですけれども、NPO法人さんに対して寄附をされた方が税額の控除を受けるという制度がございます。ただ、前提として国税庁の認定を受けないといけないというのがございます。なかなかその基準自体というのも厳しいのが現状でございまして、実際に受けておられる団体はたしか県内になかったはずで、中国地方でもほとんどないというのが現状ですのです。今、国のほうも今年度の税制改正の中でできるだけ受けやすいようにでありますとかという動きは出てき始めておりますけれども、なかなか税制控除自体を受けられる体制というのがきちんと整っているというのは、鳥取県の状況、もしくは全国の状況を見ると、まだまだ難しい状況かなというのが現状だと思っております。
○安田委員 ということは……。
◎石村委員長 ちょっと安田委員、この議題の中かな。4番の地域主権研究会にかかわることでなかったら、その他でやっていただきたいのですが。
○安田委員 いや、関係します。
◎石村委員長 そこに関係しますね。はい、どうぞ。
○安田委員 本来の意味合いというのは、そういう形で税金控除を認めるかわりに、そういうよい活動をしているNPOを住民そのものが認知していく、それは特典もあるけれども、寄附金という形で支えていく、そういう目的だったように私は何か思うのですけれども、そういう寄附金で成り立っているような団体も存在しないという説明だったのですが、NPOで非常に危うさを感じるケースが最近多いのです。ところが、一概にそうは言い切れないでしょうが、しかるに、指定管理者の対象にもなっているところもあるかもしれない、補助金の対象、それから行政の事業委託先、大変身近なところで行政と連動した活動を受託しておられるNPOさんがふえてきていると思うのですね。これは、即NPOを行政が対等なパートナーとして認めるというふうにしていいのかなというきらいも思わないでもないのですよ。 亀井課長に返ります。これ、NPOのありようは現状のままで、こういう地域主権の行政パートナーとして位置づけていいのでしょうか。課題はないのでしょうか。ちょっとお願いします。
●亀井企画課長 今の安田委員がおっしゃいましたように課題はないということはないと思います。課題はあると思います。ただ、これからの方向性といたしまして、行政だけで今の行政を完全にやり切れるかといいますと、行政が対応する分野がかなり多岐にわたってきているということがあると思いますし、NPOに限らず、その地域の住民の方が、例えば福祉の一翼を担うといった形態といいますか、そういったこともふえてきております。その中でNPOだけに焦点を当てますと、ちょっと違うかなと私も思うのですけれども、NPOをはじめとして行政以外の組織、あるいは住民の方々、あるいは住民自治組織でありますとか、そういったところが行政の一翼を担う、その場合に行政の下請ではなくて、主体的にという意味で対等なパートナーとしてやっていく、そういった仕組みを打ち出してみよう、考えてみようというのがこの研究会の中で議論があったところでございます。 ただ、安田委員がおっしゃいますように、では全く何も問題がなくて、今の状態で対等という形でふればいいのかというと、課題はあると思いますので、ちょっとその辺ももうちょっと整理しながらまとめていきたいというふうに思います。
○安田委員 ちょっと安直に公金がこういうところに流れていっていかがなものかなと思う実態を、このごろかいま見たのですね。だから、NPOとか団体とかをそのパートナーとして位置づけることは大変いいことですが、であるならば、県も認証の立場にあるわけですから、そこのところでチェックを働かせていくべきこともありはしないか。慎重になる点が私はあるような気がしてなりません。その辺、よく研究をしてみていただきたいと思いますが、いかがですか。
●亀井企画課長 今の委員の御提案といいますか、お話は具体のNPOの認証とかそういった点のことだと思いますので、またちょっと門脇課長のほうとも連携して、その辺は考えていきたいと思います。 私はどちらかというと今後のあり方の研究会としての打ち出しのほうですので、ちょっと企画部内でよく連携をして……(「認証」と呼ぶ者あり)
●門脇協働連携推進課長 補足でございますけれども、認証の関係ですけれども、もともと県が認証する際は形式審査になっておりますので、その活動内容とか実態というところを審査するということは難しいと思っております。もともと趣旨自体が、できるだけ活動しやすい環境をつくっていくということがメインでございますので、なかなかその入り口段階で審査するというのは難しいのが現状ではないかと思っています。 ただ、今お話がありましたけれども、どういった公共の一部を担っていただくのか、お互いにパートナーとして活動をしていくのかというのは内容だと思いますので、その内容に応じたところでどういう進め方をしていくのかという部分については、また亀井課長なりともよく話をしながら考えていきたいと思っております。
◎石村委員長 そのほかありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) それでは、次に、文化観光局に移ります。 第7回とりアート(鳥取県総合芸術文化祭)の評価結果について、松岡文化政策課長の説明を求めます。
●松岡文化政策課長 そういたしますと、冊子が変わります。文化観光局の冊子のほうをごらんいただきたいと思います。 1ページ目でございます。第7回とりアートの評価結果が出ましたので、それにつきまして御報告申し上げます。評価報告書につきましては別添のものをつけておりますが、分厚いものでございますので、概要を1ページ、2ページで御説明申し上げたいと思います。 まず、ゴシックになっております1番目、評価の目的でございますが、何といいましても公的資金を活用したものでございますので、その存在意義を明らかにする。県民にその成果と課題を報告するということ。それから2番目が、事業内容を見直し、点検することによりまして、より良質な作品創造や効率的な運営方法を確立するというものでございます。 2番目が、評価の実施概要でございますが、まず自己評価を実行委員会の委員とスタッフで行います。それから観客によりますアンケート調査、評価委員会により実地検証、専門家の方による評価というものを行っております。これらをもとにいたしまして、評価委員会におきまして総合芸術文化祭の評価結果取りまとめということにしておりまして、4番目に書いておりますように、ホームページにも掲載しておるところでございます。 その評価の概要でございますが、まず大きい1番目といたしまして、第6回の総合芸術文化祭の評価報告書で指摘された課題と改善でございますが、5つ課題が指摘されております。質はどうなのか、2番目が自主的な芸術文化活動というものは尊重されているか、3番目が環境整備が進んでいるのか、4番目がとりアートの開催方法と時期の見直し、それから5番目、アートマネジメント力の育成と醸成という課題が上がっておりました。 それにつきまして、改善点でございますが、まず、上記の諸課題がいずれも短期間で達成するのはなかなか難しいことであり、年ごとに事業を検証、検討して改善を図りながら追求していくべきであるということが評価として上がっております。 次にメイン事業についてですが、メイン事業は、西部地区で新・朝日座というものを催しまして、新歌舞伎の「名和長年」を行いました。これにつきましては、評価といたしましては存続の危機を抱えておる地歌舞伎、米子と法勝寺の歌舞伎でございます。これにいい刺激を与えたのではないかという評価をいただいております。ただ、メイン事業の開催のあり方につきましては、十分な練習期間をとる必要があり、それから内容を充実させるということから、毎年やっておりましたのを隔年度ということで見直しをしておりますが、これにつきましては評価をいただいております。ただ、その企画の選び方ですとか期間ですとかレベルをどうするのかという基本的なあり方の検討を重ねて提起することをいただいております。 公募で「キラリ☆アートプロジェクト」の3事業をやっておるわけでございますが、これにつきましては高い評価をいただいておるところでございます。 1ページ目の一番下段のほうでございますが、(2)番目で、総合評価といたしましては、参加者数はふえているということで、関係者の努力というものが認められるということで評価していただいておりますが、認知度が必ずしも高くないということで、粘り強い広報活動なり市町村との連携が課題という指摘をいただいております。 男性と20代の鑑賞者というのが日本の文化芸術全体の課題であるということで、若者が参加できる環境整備のために教育機関との連携が必要ではないかという指摘いただいておるところでございます。 2ページ目でございますが、今後の展望と課題でございます。 とりアートが歩み始めて7年目でございます。長い目で育て上げていかなければならないということを言っていただいております。 改善を重ねてきておりまして、ノウハウも蓄積し、人も育って一定の成果は挙げてきているということを言っていただいております。ただ、メイン事業のあり方については課題があるということでございまして、「キラリ☆アートプロジェクト」のような作品をメインに据えるということもあるのではないかと評価をいただいております。 評価が高く好評だった過去の作品の再演も検討すべき、それからレベルの問題なのですが、芸術性を優先するのか大衆性を優先するのかということがいつも議論になるわけでございますが、これについては両方を追求していく必要があるということでございます。 とりアートのレベルアップのためには、アートマネジメント力が欠かせないということで、アートマネジャーの育成が重要である。 広報につきましては、非常に多彩な事業が展開されておりますので工夫が必要であろうという御指摘をいただいております。 中海圏域の4市1町が連携を進められておるところでございますので、芸術文化面でも中海文化圏を視野に入れて、観光面と結びつけて展開できないか検討すべきであるということを言っていただいております。 これらを参考といいますか、基礎に置きながら改善につなげていきたいと考えております。
◎石村委員長 次に、鳥取県・バーモント州青少年交流事業の実施結果について、ロシア沿海地方における「鳥取県文化デイズ」の開催結果について、小牧交流推進課長の説明を求めます。
●小牧交流推進課長 交流推進課でございます。3月末に2つほど事業を実施しましたので、その結果を御報告したいと思います。 まずは3ページ目、鳥取県・バーモント州青少年交流事業の実施結果でございますけれども、これも出発前に一度、常任委員会のほうで報告させていただきましたので、特に結果について御説明したいと思います。 今回、3月18日から約2週間、高校生、大学生合わせて15名がバーモント州に参りまして、現地ではすべてホームステイということでいろいろな体験をやってまいりました。そのホストファミリーのところの生徒さんの学校、主に2つの高校にお世話になりました。ハーウッドユニオン高校とマウントアブラハム高校という2つの学校に一緒に授業について行って、ホームステイ先の生徒さんと一緒に一日、同じ授業を受けて体験をするというようなことも実施しましたし、そのホームステイ先のお子さんたちとペアを組んで、安いエコモデルのアイデア出しのような形のテーマを一つ与えまして一緒に研究をやって、最後に英語で成果発表をするというようなことを実施いたしました。 特筆すべきは2つほどあると思っていまして、バーモント州での本事業への関心が非常に高くて、100名以上の方に最後の成果発表会へ来ていただくなど、基本的に鳥取に対する関心が非常に強いということ、それからお世話になった2つの高校が、今は県を窓口にして交流をしているけれども、やはり鳥取県の高校とも直接交流をやりたいというような表明がありまして、ぜひそれを実現するためにちょっと汗をかいてきたいなと思っています。 子供ですけれども、全員無事に帰ってきておりますが、やはり、ほぼ2週間近くホームステイして体験するということで大分顔つきが変わって帰ってまいりまして、英語を学ぶということに対するモチベーションも非常に上がったのではないかと思っております。 続きまして、4ページでございます。こちらは鳥取県文化デイズと銘打ちまして、3月末にウラジオストク市、それからウスリースク市で文化のお届け事業を開催してまいりました。 和楽器・洋楽器団、それから生け花団、それから因州の和紙立体ちぎり絵団、この3つを派遣して、それぞれ事業を開催したところであります。 日程はごらんのとおりでありますけれども、全体としまして、ちぎり絵の体験教室が3日間で合計50名程度、生け花は合計で100名以上、それから最終日にありましたウラジオストクで最も格式あるフィラルモーニアホールというところでコンサートをやれたわけですけれども、そこは定員が600名のところに700名ぐらいの人が押しかけてこられる盛況ぶりでございました。こういったウラジオストク市において日本文化などを紹介するような事業というのが近年少なくなってきている中で、このような大規模な事業を見て、非常に鳥取のPRになったのではないかなと思います。 今回初めて、ウラジオストク以外の沿海地方第三の都市ですが、人口18万人ぐらいのウスリースク市で、ここの子ども芸術学校というところで音楽交流ですとか生け花の体験とかちぎり絵というのも実施しました。こういう日本文化自体の講習会みたいなものがほぼ初めてに近いところというので、やはりここも非常にいい交流ができたのかなと思っています。具体的に、実際に参加された方の感想などはこちらに記載しておりますので、後でごらんいただければと思っています。 こういった形でロシア沿海地方における鳥取県のPRというものを今年度も引き続きやっていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
◎石村委員長 次に、ようこそようこそ鳥取県運動取組指針に係るパブリックコメントの状況について、加藤観光政策課長の説明を求めます。
●加藤観光政策課長 続きまして、資料の6ページを開いていただけたらと思います。ようこそようこそ鳥取県運動取組方針に係るパブリックコメントの状況につきまして御説明をさせていただきます。 昨年7月に策定いたしましたようこそようこそ鳥取県観光振興条例に基づき、県民運動として観光振興を総合的に推進していくための方向性を提示するようこそようこそ鳥取県運動取組指針を3月19日に策定をいたしまして、3月24日から4月14日までパブリックコメントを行いました。 その結果につきましては、提案件数21件いただきました。電子メール、ファクス等でございます。その他と書いておりますのは、県民室、総合事務所等におります意見箱への直接の投書でございます。 その中で、まず仕組みづくりということで、国内、国外の観光客を受け入れるための仕組みづくりというのを積極的にやる必要があるという意見がございました。 また、推進体制につきまして、こういう県全域の協議会で一体的に実施することによりまして、各取り組み主体の自立的な活動が制約されることになってはならないというような意見がございました。これにつきましては、この取組指針の中では、観光振興の取り組みにおきましては各地域が主体的に行うということを基本としておりまして、そのためには市町村や地域の実情に応じた自発的な取り組みというのを促進するように努めていきたいというふうに考えておるところでございます。また、国外からの受け入れ促進につきましては、国際観光アクションプログラムを昨年策定をいたしまして、本年度から実施をしておるというところでございます。 また、市町村及び県の役割というところでございまして、この市町村の役割のところでちょっとかぎで抜き出して書いておりますが、県が実施する施策に協力するよう努めるということ、また市町村は、各地域における県民、観光事業者、団体が実施する施策に連携、協力するよう努めるではないかというふうに意見をいただいております。これにつきましては、御意見のとおり、市町村及び県のそれぞれの主体的な役割、また連携、協力するという立場での役割、それぞれについて取組指針のほうに明記していきたいというふうに考えております。 また、受動喫煙対策ということで、より一層公共の場等における受動喫煙の防止等を進めていくべきではないかというところがございました。これにつきましては、県としても公共施設等での分煙、禁煙等の働きかけをやっておるところでございますが、観光関係団体等の組織を通じて、さらに働きかけを強めていきたいというふうに考えております。 続きましてJRクーポンの利用でフルムーンパス等でございますが、これは第三セクターの会社の区間におきましては今現在、差額を支払うようなシステムになっておりますが、これにつきましては、そのグリーンパスの料金の中に含めて利便性をより高めるようなことをしていってはどうかという御提案がございました。これにつきましては、観光振興という立場で、よりサービス向上ということをJRに対して働きかけをしていきたいというふうに考えています。 いただいた意見につきましては、取組指針への反映を行っていくほか、ホームページ等に全体像を掲載をするということにしております。
◎石村委員長 次に、世界ジオパークネットワーク委員の現地審査日程等について、「まんが王国とっとり」推進協議会の設立について、寺口観光政策課広域観光推進室長兼山陰海岸ジオパーク推進室長の説明を求めます。
●寺口広域観光推進室長兼山陰海岸ジオパーク推進室長 資料は8ページのほうをお願いいたします。まずは、世界ジオパークネットワーク委員の現地審査日程等について報告させていただきます。 昨年12月に山陰海岸ジオパークの世界に向けての申請書を提出していたところでございますが、先般その審査日程が決まりました。審査の日は、本年8月1日から3日までの3日間でございます。審査の委員ですが、これは世界ジオパークネットワークの委員が2名見えられます。1名はイギリスからパトリック・マッキーバー氏、もう1名はギリシャからニコライ・ゾロス氏というふうに伺っております。なお、この2名は、昨年、21年7月に糸魚川のジオパークの現地審査に入られた委員の方と同じだということでございます。 そのほか、ことしの10月上旬に世界ジオパークネットワークの会合が開催され、そこで可否が判定されるのではないかというふうに伺っております。 この現地審査に向けてでございますが、この3月に県のほうで緊急雇用ということで砂丘事務所と山陰海岸学習館のほうに外国人にも対応できる、英語ができるガイドを非常勤職員で2名採用しておりまして、この2名の方にも現地の審査の際には対応していただくことになると思います。 続きまして、山陰海岸ジオパークの世界に向けた決起大会の開催についてでございます。 現地審査に向けまして、ボランティアガイドの方々の士気の高揚と一般県民の方の機運醸成を図りたいということで、決起大会を開催したいと思います。 開催日は今週土曜日、4月24日でございます。 場所と内容についてでございますが、全体としては2部の構成を考えておりまして、午前中第1部は10時から、ホテルモナークにおきまして、地元ガイドの代表者によります活動報告とか決意表明、あるいは推進協議会の学術顧問をしておられます西田先生に専門的な観点からのアピールをいただいたり、あるいはこれは偶然でございましたけれども、先ほど申し上げましたが糸魚川ジオパークの方に講演をいただくようにお願いしておりまして、先般、世界ネットワークの委員の方が糸魚川と同じ方だということもわかりましたので、ぜひとも、当日の講演の中では糸魚川に審査に入られたときの話題なども盛り込んで講演をいただければというお願いをあわせてしたところでございます。 午後に入りまして、今度はジオパークの拠点施設の現地視察を行いたいと思っております。最初は山陰海岸学習館、これは同じく24日のお昼にオープンする施設でございます。それから岩美町の施設でございますけれども渚交流館、こちらの中のほうのオープンは5月1日と伺っておりますので、外で見る程度になるかと思います。その後、場所を移しまして砂丘のところにございます鳥取砂丘ジオパークセンター、これは鳥取市の施設でございますが、この決起大会の前日、23日にオープンいたしますので、こちらのほうを視察したいと考えております。 議員の皆様にもぜひ御参加いただければありがたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 続きまして、山陰海岸ジオパークプロジェクトチームの設置についてでございます。 世界ジオパークネットワークの加盟を実現するために、県庁内の関係部局がさらに連携を密にして早急に課題等を解決していきたいということで、これは本日、緊急プロジェクトチームとして立ち上げたいと思っております。午後に発足式を開催いたします。 このチームで取り組んでいきます主な取り組み内容ですけれども、外国人対応のジオガイドの養成といったような受け入れ体制の整備ですとか、ジオパーク拠点施設やジオスポットの案内看板などの整備、ジオツアーの造成、それからジオパーク学習会の開催などを通じました住民等の意識向上といいました早急に取り組んでいくべき事項について対応していきたいと考えております。 このプロジェクトチームのメンバーでございますけれども、そこに掲げておりますような所属の職員を中心にいたしまして、全部で27名のメンバーで設置したいというふうに考えております。 続きまして、資料のほうは9ページをお願いします。「まんが王国とっとり」推進協議会の設立についてということでございますが、本県は従前から観光振興の一つの柱といたしまして、まんがを活用した観光客誘致ということに取り組んでいるところであります。そういう中で、本年2月に、来るべく平成24年開催の第13回国際マンガサミットの国内候補地として本県が選定されております。 このようなことを踏まえまして、まんがをキーワードとした地域づくりや観光客誘致を今後さらに促進していくために先月、3月29日でございますが、「まんが王国とっとり」推進協議会を設立いたしました。以下、簡単ではございますけれども、その設立総会の概要を説明させていただきます。 3月29日に、ホテルニューオータニ鳥取におきまして設立総会を開催いたしました。 主な協議内容といたしましては、設立総会ということですので、協議会の規約ですとか役員の関係、それからまんが王国とっとりの今後の推進体制でありますとか取り組み方針といったような基本的な事項のほかに、当日は東京にございますアジアMANGAサミット運営本部の立野広報部長にもいらしていただきまして、国際マンガサミットとはこういうものだという概要について説明をいただきました。 総会の中で出されました主な意見でございますが、この協議会の顧問にも当日就任の承諾をいただいた漫画家の倉田よしみ先生から、料理教室やまんが教室などまんが家と地域住民とが交流できるようなイベントを計画してほしいといった意見ですとか、鳥取市さんや境港市さんの関係市長等から、谷口ジロー先生からも国際マンガサミットへの協力について前向きな返事をいただいているでございますとか、来場者には県内各地を周遊してもらい、長期滞在をしてもらうことを考えていきたいということですとか、外国人対応、パンフレットとかガイド等でございますが、これらをより一層充実していきたいといったような意見が出されております。 組織体制でございますけれども、顧問といたしましては、アジアMANGAサミット運営本部の代表であります里中満智子先生とまんが家の倉田よしみ先生に就任いただきました。会長は、とっとりコンベンションビューローの長谷川専務理事が選任されております。会員等につきましては、そこに掲げておりますようなまんが関係の施設をはじめとした県内関係者あるいは明治大学といったような方に会員になっていただいております。 なお、まんが王国とっとりの推進に向けました取り組みの今年度の主なスケジュールでございますけれども、ちょっとこれはまだ時期が全く確定しておりませんが、夏から秋ごろには国際マンガサミット誘致に向けた機運醸成ですとか、まんが王国とっとりのイメージの浸透を図るためのフォーラムを開催したいと考えております。それから7月の終わりから9月にかけましては、台湾とか中国上海、韓国富川におきますまんが関係のイベント等に出展いたしまして、鳥取県のまんが王国をPRしていきたいと考えております。そういった中で、ことし秋ごろに予定されておるようですけれども、第11回国際マンガサミット韓国大会におきまして、現在、内定状態であります2012年の国際マンガサミットの開催地が正式に決定されるというふうに伺っております。
◎石村委員長 米子-ソウル国際定期便及び環日本海貨客船航路の平成21年度利用実績について、細羽国際観光推進課長の説明を求めます。
●細羽国際観光推進課長 それでは、資料のほうは最後の10ページをお願いいたします。米子-ソウル便及びDBSフェリーの21年度の利用実績がまとまりましたので、概要を御報告させていただきます。 まず、米子-ソウル便のほうでございますが、年間の搭乗率は最終的に60.2%ということでございました。これは昨年度の62.4%より若干低いのですが、機材のほうが大型化になった関係で若干落ちております。ただ、その下に上げておりますが、搭乗者数でいいますと3万2,000人余りということで、これは過去2番目に高い利用実績ということでございます。結果としまして、2年連続60%台ということで、一時期低迷しておりました時期からは、やや持ち直してきております。 4月移行の予約状況でございます。15日現在で4月が68.6%、それから5月が44%ということで、昨年度を上回る予約が入っております。 22年度の利用促進対策で、主なものを申し上げますと、まずアウトバウンドございます。日本から行っていただく場合の利用促進としましては、従来8人以上ということであったグループ支援を4人以上ということで条件を引き下げまして、より多くの方に行っていただくように支援をしていきたいと思います。それから仁川での乗り継ぎで第三国に行かれる場合には支援額も割り増しをしたいと思っております。それからインバウンドにつきましては、本年度より島根県と共同でバス代支援の制度をつくりまして、よりインバウンドの促進を図っていきたいと考えております。 続きまして、DBSフェリーのほうでございます。旅客のほうの実績でございますが、昨年6月末からことしの3月までということで約9カ月間でございますが、トータルでは2万2,000人余りということで、お客さんの内訳としては日本人の方が大体17%、韓国の方が78%ということで大半が韓国の方でございます。1便当たりの平均乗客数は156人ということで、DBS社が運航前に計画されていた目標数値を一応は達成できております。今後でございますが、アウトバウンドで特に日本からの利用については、旅行商品がまだまだ非常に少ないということで利用が伸びておりませんので、そういった旅行商品の造成促進ということを県としても図っていきたいと思っております。また、インバウンドにつきましては、韓国以外、特にロシアのほうからももっともっと来ていただけるように商品造成の促進を図ってまいりたいと考えております。
◎石村委員長 それでは、ただいままでの説明につきまして質疑等はございますでしょうか。
○前田(宏)委員 ジオパークのプロジェクトチームはトップは誰か。
●寺口広域観光推進室長兼山陰海岸ジオパーク推進室長 チーム長は藤井副知事でございまして、野川文化観光局長が副チーム長ということでございます。ここに掲げておりますのはチームを構成しておりますメンバーの所属を主に上げさせていただいていて、申しわけございませんでした。
○前田(宏)委員 ジオパークセンターのオープンはあしたではなかったかな。(「23日」と呼ぶ者あり)あさってだな。あれは鳥取市のものだけれども、僕はでき方はどうかと思って、きのう見に行ったのだよ。それであそこに畦崎君がいた。それから堀部君もいた。それで、ジオパークセンターは鳥取市のものだというのに彼らがいるというのが僕はわからなかった、県の関係者ばかりだからな。ジオパークセンターは鳥取市だというのに関係者は皆県の者ばかりだ。そこで、そのことはいずれわかったけれども、畦崎君に聞いたら、あの建物は奥のほうはジオパークセンター、入り口のほうは違うと言うわけだ。まことにわかりにくいことで、そこで、僕は入り口からぱっと見たのだよ。入り口の写真がいけないので、みんなに言ったのだよ、これはいけないと。夕日の砂丘で、岩戸のほうから見たのだと言うけれども、砂丘に見えないのだよ。だれの作品かということもわかっているが、あえて言わないけれども、こんなものをジオパークセンターで、しかも鳥取砂丘を知ってほしいと来ていただくお客さんに、鳥取砂丘は写真にするとこんなにいいものだということがあれではわからない。これは返せと僕は言ったのだ。ところが、それはジオパークセンターのものではないと思っているから、県のほうだと思うから、これは野川局長にぜひ見てもらって、あれはいけませんよ。あれは鳥取砂丘とわからないのですよ。鳥取砂丘を宣伝しようという建物に鳥取砂丘だとわからないような写真の大きいものを、ちょっとかけるところはないかともらったものですからというようなことを言っていたけれども、あれは、本当に。
●野川文化観光局長 ここに書いてありませんけれども、先ほど御説明いたしました緊プロ、プロジェクトチームの中に、オブザーバーといたしまして鳥取市あるいは岩美町あるいは浦富の関係のガイドの方々にも入っていただきます。前田委員がおっしゃった写真等も含めまして、あそこのセンターだけではなくて砂丘センターのほうの写真もかなり古くなっておりますので、受け入れ体制を含めて全体のレイアウト、写真、パネルを含めたところを一新して現地調査に間に合うように、みんなで整えていきたいと思っております。去年見た限りでありますので、至急確認したいと思います。
○前田(宏)委員 それで、局長、過去3年間で写真コンテストをやったでしょう。あの中に砂丘を写したいい写真があるのだよ。僕はあとであなたに見てもらうけれども、ああいうのでないと、初めて来たり、あるいは砂丘を見に来る人には、全然だめですよ。 ついでだから、僕は鳥取砂丘を売り出すために竹内鳥取市長にも何回も言ったし、鳥取の観光協会の河越会長にも何回も言ったけれども、みんなだめだ。というのは、県のものだったら絶対やかましく言ってしまうけれども、小さい観光バスが回っているでしょう、ループ麒麟獅子と書いてある。僕はあれを鳥取砂丘に直せと言っているのだ。鳥取砂丘にしなさいと。堀田副局長だって鳥取市にいたのにいけないぞ、あれは。ループ麒麟獅子と書いていてなぜ直さないのかと何回も僕は言ったのだ。この間、竹内市長の奥さんが我が家まで来たものだから、もうぜひに言っておいてくれといってとやかましく言っておいた。一緒についてきていた後援会長がさせますと言っていたけれども、なかなかこれをしない。時間がないから言わないけれども、あんなループ麒麟獅子を見る者はいないのだから、僕は自分の娘のこともあるけれども、駅前で鳥取砂丘に行こうと思って、あれがループ麒麟獅子と書いてあるから乗らなかったと言うのだ。これはやってもらわなければいけない。県のものだったら、もうやかましく言って僕はしてもらうけれども、市議会議長にもやかましく言って、いや、やると思いますけれどもと言っているが、あれは早くやらせないといけません。鳥取砂丘にさせてください。本当に県議会議員の声を軽く見ておって、やはり何でも役人に言わなければいけない、頼むよ。
◎石村委員長 野川局長、よろしゅうございますね。 そのほかありますか。ないようでございます。 それでは、その他ですが、執行部、委員の方で何かありますか。
●米山中山間地域振興課長 別様で中山間地域振興行動指針というのをお配りしておりますので、ごらんいただきたいというふうに思います。 この指針は、20年10月の条例制定にあわせて21年4月に作成したものでございます。基本的な事項というのは1年経過して特段変更ございませんが、10ページ以降に22年度の主な施策というページがございます。この部分だけは、各部局の新しい予算措置の状況に基づいて修正をかけさせていただきました。わかりやすくするために、赤字のものが22年からの新規事業、青字の事業が何らかの修正があった事業というふうに整理をさせていただいております。既に市町村等にも通知しておりますし、ホームページ等にもアップしております。後ほどごらんいただけたらというふうに思いますが、本日配付させていただきましたところでございます。よろしくお願いいたします。
○前田(宏)委員 野川局長、さっきのことでちょっともう一言言わなければいけない。 ループ麒麟獅子の話をこの間、商工会議所の八村会頭とほかのことがあって話ししたのだよ。いや、私もそう思っておりますと。うちの中でもそういう声がいっぱいありますと。それはあえて言っておく。だから言っておいて。
◎石村委員長 いいですね。 そのほかございますでしょうか。
○銀杏副委員長 鳥取環境大学の件について、代表質問も2月にあったりしましたし、それまでも何回か議論がありまして知事も答弁しているわけですけれども、今年度も余り芳しくない入学者の数だったわけですけれども、県の執行部としては、何かしら検討なりされておるのかどうかということと、それから大学での検討状況がどうなのか、わかれば報告をお願いしたいと思います。
●太田青少年・文教課長 環境大学の検討のことにつきましてお話しいたします。 入学者の状況につきましては前年度並みというような状況になっておるところでありまして、3月の常任委員会のときにも前任の青少年・文教課長のほうが報告させていただいておりますが、現在、鳥取環境大学のほうで学部、学科改編等の準備委員会、それから大学運営改革委員会をそれぞれ設けられまして、数回にわたって検討をされているという状況であるというぐあいに聞いております。内容につきましては、まだ正式にこれこれこういう状況であるというところまで我々も煮詰まった内容を聞かせていただいている状況にはなっておりませんので、この場でお答えできるような内容は今のところございません。 あと執行部といたしましては、その検討を見ながらということになるのですが、県や市と連携しながら、どういう形が将来の鳥取環境大学のあり方としてよいのかというようなことについて、内々にといいますか、我々はどういうことができるのかということを一生懸命考えているという状況でございます。
○尾崎委員 戻るわけではないのですけれども、お願いで、とりアートの評価報告の中で、専門家の評価がありますけれども、この方々が何を見られて、どこにどれくらい滞在されてということと、あとかかった費用を教えてください。
●松岡文化政策課長 後ほど資料をお出ししたいと思います。
◎石村委員長 では、後ほど資料を出してください。 そのほかにありますでしょうか。 それでは、意見も尽きたようでありますので、以上をもちまして企画部、文化観光局は終わります。 午後の再開は1時からにしたいと思いますが、委員の皆さんは若干時間がありますので、最初に相談させていただきたいと思います。どうも御苦労さまでございました。 (執行部退席) 相談したいことは2点であります。 まず1点は、5月8日に益田市で山陰自動車道建設促進総決起大会が開催されます。これは三県議会の議長会の主催でありますが、私どもの小谷議長から、本委員会として参加いただけないだろうかということがありまして、調査活動で行くのはどうかという意見もありますけれども、皆さんに御意見を伺いたいと思います。調査活動として全員が行けますかという。(発言する者あり)安田委員も日程が入っていると言われるし……(「委員会で行ったら公費になるということ」と呼ぶ者あり)公費になります。だけれども、そうするとほかの調査活動がどうなるかということで、バスが出ますからね……(「調査費にしてもらいたい」と呼ぶ者あり)では、公費でなくても可能な限り初田委員にも行っていただけるということで、銀杏委員……(発言する者あり)ああそうですか。(「私、欠席です」と呼ぶ者あり)何だ、副委員長だから何とか行ってください。
○前田(宏)委員 僕が聞いているのは、県内調査的な扱いで2回のやつをこれに行くのだったらプラスワンにするということだよ。
◎石村委員長 そう。だけれども、皆さんが行けないから、参加率が悪ければ、バスが出ますから行っていただいて。
○前田(宏)委員 だから、県内調査並みに扱えば、それで行くのに前の日に行って、浜田の辺のちょっと見させてもらって。
◎石村委員長 益田だから、遠いから。(「何人行けるのか」と呼ぶ者あり)
○尾崎委員 前日から行くのであれば、途中までは……。
◎石村委員長 途中までって何だ。
○尾崎委員 8日の日がだめです。
○村田委員 とにかく行けない人は仕方がない。
◎石村委員長 では、政調費で個々に行ってもらうと。バスが出ますので、よろしくお願いします。 それともう一つは、第1回の県外調査でありますが、日程表は皆さんのお手元にお配りをしておりますが、5月11日から13日ということでいかがでございましょうか。(「まあいいわ」と呼ぶ者あり)これでお任せいただけますでしょうか。(「わかった、わかった。よし、ええで」と呼ぶ者あり)よろしゅうございますか。 では、これで決定ということにさせていただきます。 それでは、1時まで休憩をいたします。御苦労さまでした。
午前11時46分 休憩 午後1時03分 再開
◎石村委員長 それでは、引き続いて県土整備部及び警察本部について行います。 まず、前回の委員会以降の人事異動に伴いまして、新任の執行部職員の紹介を県土整備部、警察本部の順に行っていただきます。
●古賀県土整備部長 それでは、私のほうから県土整備部の職員の紹介をさせていただきます。 まず、私でございますけれども、この4月1日から県土整備部長でお世話になっております古賀と申します。微力でございますけれども、一生懸命やらせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。 続きまして、県土整備部の新任の職員の紹介をさせていただきます。 まず、技術の次長の桑田でございます。
●桑田県土整備部次長 技術の次長を拝命いたしました桑田でございます。よろしくお願いいたします。非常に身に余る大役ではございますけれども、精いっぱい務めさせていただきますので、引き続き皆様方の御指導、御鞭撻のほうをよろしくお願いいたします。
●古賀県土整備部長 続きまして、県土総務課長の安田でございます。
●安田県土総務課長 安田でございます。どうぞよろしくお願いします。
●古賀県土整備部長 続きまして、技術企画課長の三鴨でございます。
●三鴨技術企画課長 三鴨でございます。よろしくお願いいたします。
●古賀県土整備部長 続きまして、道路企画課長の湊でございます。
●湊道路企画課長 湊でございます。よろしくお願いいたします。
●古賀県土整備部長 続きまして、河川課長の竹森でございます。
●竹森河川課長 竹森でございます。よろしくお願いします。
●古賀県土整備部長 続きまして、治山砂防課長の山本でございます。
●山本治山砂防課長 山本でございます。どうぞよろしくお願いします。
●古賀県土整備部長 続きまして、県土総務課参事の山本でございます。
●山本県土整備部参事 山本です。よろしくお願いします。
●古賀県土整備部長 続きまして、技術企画課用地室長の木村でございます。
●木村技術企画課用地室長 木村です。よろしくお願いいたします。
●古賀県土整備部長 続きまして、道路企画課高速道路推進室長の河田でございます。
●河田道路企画課高速道路推進室長 河田でございます。よろしくお願いいたします。
●古賀県土整備部長 よろしくお願いいたします。
●佐藤警察本部長 それでは、警察本部の新任の執行部職員を紹介したいと思います。 本日、交通部長の濱澤警視正につきましては、全国の交通部長会議に出席のため、欠席させていただきます。 そして、私が立っていますのは邪魔になりますので座らせていただきまして、よくお顔を見ていただきたいと思います。よろしくお願いします。 それでは、警備部長の田子警視正です。
●田子警備部長 田子でございます。よろしくお願いいたします。
●佐藤警察本部長 警務部参事官兼主席監察官の佐々木警視正です。
●佐々木首席監察官 佐々木でございます。よろしくお願いいたします。
●佐藤警察本部長 警務部総括参事官警務課長事務取扱の野澤警視です。
●野澤警務課長 野澤でございます。よろしくお願いします。
●佐藤警察本部長 刑事部総括参事官刑事企画課長事務取扱の保田警視です。
●保田刑事企画課長 保田でございます。どうぞよろしくお願いします。
●佐藤警察本部長 警衛統括参事官警衛対策課長の事務取扱、守山警視です。
●森山警衛対策課長 森山でございます。どうぞよろしくお願いします。
●佐藤警察本部長 警務部参事官総務課長事務取扱の林警視です。
●林総務課長 林でございます。よろしくお願いいたします。
●佐藤警察本部長 次に、刑事部参事官捜査第一課長の事務取扱、桝本警視です。
●枡本捜査第一課長 桝本でございます。よろしくお願いします。
●佐藤警察本部長 刑事部参事官組織犯罪対策課長事務取扱の片山警視です。
●片山組織犯罪対策課長 片山でございます。よろしくお願いいたします。
●佐藤警察本部長 本日、報告のため出席をしている課長につきましても、あわせて御紹介申し上げたいと思います。 交通部交通規制課長、これは今回新設の部門でございますが、課長の幸村警視です。
●幸村交通規制課長 幸村でございます。よろしくお願いします。
◎石村委員長 それでは、議題に入ります。 なお、質疑につきましては、県土整備部、警察本部それぞれの説明終了後、一括して行っていただきます。 説明は、要領よく簡潔にお願いをいたします。 まず、県土整備部から、平成22年度実施国土交通省直轄事業の予算配分について、安田県土総務課長の説明を求めます。
●安田県土総務課長 県土整備部の資料の1ページをごらんください。平成22年度実施国土交通省直轄事業の予算配分につきまして御報告を申し上げます。 このことにつきましては、去る3月26日に発表されたところでございます。国の公共事業関係予算が18%余り減少する中で、このたびの配分額の前年度対比は、そこの表に記しておるとおりでございます。一番下の計の欄をごらんいただきますと、前年に比べまして72億円の減少となっておりますが、この減少には姫路鳥取線の県内区間完了に伴う減少が53億円あります。これが大きく影響をしているところでございます。 その下の道路事業でございますけれども、山陰道につきましては埋蔵文化財調査あるいは東伯中山道の本年度供用に必要な額が配分されております。また駟馳山バイパスにつきましては、対前年比1.4倍余りの配分を得ております。 資料をめくっていただきまして、2ページですが、河川事業、ダム事業、海岸事業は、いずれも前年度を上回る配分を得て、必要額を確保しております。 ここで、大変恐縮ですけれども、海岸事業の対前年比0.77%と記しております。これは誤りでございます。申しわけございません。正しくは1.05%でございます。おわびをして訂正をお願いしたいと思います。 そして(6)の港湾事業でございますけれども、新規事業の中野地区多目的国際ターミナル事業が、選択と集中というふうなことが強化されている状況のもとで配分がございませんでしたが、この発表の後に国際フェリーターミナルとともに調査が行われるということとなりました。重点港湾選定に向けまして取り組みを強化することとしております。
◎石村委員長 続きまして、予定価格の事後公表の試行結果について、測量等業務の総合評価競争入札の試行結果について、山本県土整備部参事。
●山本県土整備部参事 3ページで予定価格の事後公表の試行結果について御報告させていただきます。 予定価格については、平成13年から事前公表をやっているところでございますけれども、平成19年に一般競争入札等の導入と応札額が最低制限価格付近に非常に集中したということを踏まえまして、試行の目的に書いてございますけれども、こういう積算能力を有する業者が適正な価格で入札できるように検討しようということで、昨年11月から22年3月にかけまして、今回は土木一般AとアスファルトAという形で、上位業者に限定いたしまして試行しました。そして、同時期に行いました土木とアスファルト工事と同程度の金額のものを抽出いたしまして事前公表30件、また事後公表29件という形で比較検討しましたところ、3番目に結果が書いてございますが、若干平均落札率が上昇したと。応札者数については減少しておりません。平均質問件数はわずかに増加と。また、予定価格を探ろうとする不当な働きかけというのは特にございませんでした。 今後の対応といたしましては、こういう試行結果を踏まえまして、また業界団体等の意見も聞きながら、これから事後公表にどうやっていけばいいのか、このような変更を可否を踏まえて、また引き続き検討してまいりたいと思います。 続きまして、4ページ目の資料もあわせて御報告させていただきます。測量等業務の総合評価競争入札の試行結果でございます。 これについては、平成19年に測量等業務の入札制度を限定公募型は100万円から500万円、また制限付一般競争は500万円から2億4,000万円という形で導入いたしましたところ、現状といたしましては15%未満が予定価格の70%未満で落札をするという形で、こういう低入札が起こることに伴いまして、一昨年の20年3月に成果品重点確認制度、これはすべての再委託の報告を義務化したりとか、成果品の重点検査を行うとか、このような制度、また低入札の価格調整制度という形で入札価格の内訳書を提出したり、当該業務の履行体制を確認するなり、履行能力等の事前調査を行う、このような制度を導入したところでございます。ところが、やはりこの81~85%の成果品の重点確認価格であるとか低入札基準価格付近にどうしても応札額が集中している、実際くじ引きによる落札も頻発したということを踏まえまして、一昨年の平成20年度と平成21年度に技術力を含む業務履行能力、これは技術者数であるとか手持ち業務であるとかISOとか、そういうような価格だけではなくて業務の履行能力を勘案する総合評価競争入札というものを試行したところでございます。 平成20年が16件、これは300万円から1,000万円、それから21年が500万円以上の業務30件と、これは昨年、平成21年度の全体の発注件数が675件ございまして、うち500万円以上が317件ございましたので、約1割程度の試行をしたところでございます。 その結果が下の欄に書いてございますが、20年では、総合評価を導入したものの平均落札率が86%、それから平成21年は86.7%とわずかながら平均落札率が上昇したこととあわせて、最低札を入れたものが受注者とならない、いわゆる技術者の評価を行うことによって逆転受注というものも約半数起こった。 このようなことを踏まえまして、今後の対応でございますけれども、まずは500万円以上のコンサルタント業務につきまして、昨年は1割程度でございましたが、これを3割程度までさらに試行を行って、その結果を踏まえて、本来あるべき姿というのをこれから検討してまいりたいと思います。
◎石村委員長 次に、大山PAに連結するスマートICの名称について、湊道路企画課長の説明を求めます。
●湊道路企画課長 道路企画課でございます。同じく県土整備部資料の5ページをお願いいたします。 現在の米子道に設置されております大山パーキングエリアにスマートインターチェンジ、いわゆるETCを搭載している車限定のインターチェンジを設置するよう今現在、事業を進めておるところでございますけれども、このインターチェンジの名称につきまして愛着の持たれる名前ですとか、地域振興に寄与するような名前、それから山陰道の大山インターチェンジと間違われないような名前というようなことから、名前の募集を現在行っております。ここに5案掲げております。この5案につきましては、いわゆる地区の協議会で出させていただきまして、現在4月14日から5月16日まで募集を行っております。これを受けまして、7月中旬ぐらいには名称の正式決定をして高速道路等に看板を掲げていきたいというふうに考えておりますので、委員の皆様方も応募していただきますと、応募者の中から抽せんで何人かには伯耆町の特産品が当たるようになっておりますので、よろしくお願いいたします。
◎石村委員長 次に、平成22年度鳥取県水防訓練の実施について、竹森河川課長の説明を求めます。
●竹森河川課長 資料の6ページをお願いいたします。平成22年度鳥取県水防訓練の実施についてでございます。 ことしは5月16日、日曜日、午前9時から正午まで千代川におきまして実施いたします。 日程及び参加予定団体についてはごらんのとおりでございますが、本日、当常任委員会の委員の皆様方、それから千代川ですので東部選出の各議員様方にも御案内をお出ししましたので、御都合のつく限り御参観等をいただきたいと思います。
◎石村委員長 次に、クルーズ客船「にっぽん丸」の鳥取港寄港について、森本空港港湾課長の説明を求めます。
●森本空港港湾課長 資料の7ページをお願いいたします。クルーズ客船「にっぽん丸」の鳥取港寄港についてでございます。 鳥取港の利活用の大きな柱の一つとして、クルーズ客船の誘致に努めておりますが、このたび「にっぽん丸」が5月3日に入港していただくことになりました。 一番下の参考の欄の中ほどに全体の行程というのを掲げておりますが、この「にっぽん丸」は暮れから3月にかけまして改装されました。それで、この連休の始まりの4月29日に横浜からぐるっと時計回りで本州、北海道にかけて回られるということでございますが、鳥取には5月3日に寄っていただくことになりました。400名の方が来られるというふうに聞いております。できることしかできませんので、心を込めておもてなしをしたいと思っておりますが、せっかくの機会に400名来られますので、県の関係部局と一緒になりまして山陰海岸ジオパークなどの観光情報の発信などにも努めてまいりたいと思っております。
◎石村委員長 なお、議題26の一定額以上の工事又は製造の請負契約の報告につきましては、お手元の資料8ページ以降に示しておりますので、説明は省略させていただきます。 では、ただいままでの説明につきまして質疑等はございませんか。
○前田(宏)委員 安田課長、さっき駟馳山バイパスの前年対比を1.44と言ったけれども、違うのではないか。違っていると思う。前年はたしか26億円だと思ったよ。今、下に書類があると思って取りに行ったけれどもなかったものだから、この数字は間違っておるぞ。余り喜ばすようなことを書いてはいけない。去年は26億円だったと思うよ。
●安田県土総務課長 業務取扱費を除いたところが17億4,800万円でして、21年度、前年度がです。(発言する者あり)いわゆる事務費です、工事費ではないです。
○前田(宏)委員 何でそんなに違っている。ちゃんと道路企画課がつくったやつがあるよ。
●湊道路企画課長 道路企画課がつくった資料でございまして、今、安田課長が申したとおりでございます。委員おっしゃられるように26億円というのは、22年度の予算提示の段階で最大値として26億円という数字は提示されておりますけれども、昨年度の21年度の予算といたしましては、業務取扱費において17億円余ということでございます。
○前田(宏)委員 だってその内訳も書いてある。その中の国費がいくら、県費がいくらと。あとで見せるわ。
◎石村委員長 そのほかありませんか。 それでは、ないようでございますので、警察本部に移ります。 被疑者取調べの監督の実施状況について、林警務部参事官総務課長事務取扱の説明を求めます。
●林総務課長 被疑者取調べの監督の実施状況について御報告いたします。 警察本部資料の1ページをお願いいたします。まず、被疑者取調べ監督制度の概要でございますが、この制度は捜査に携わらない警務部門の警察官が取調べ室における被疑者取調べ状況を確認し、不適正な取調べの未然防止を図ろうとするものでございます。 次に、被疑者取調べの監督の実施状況でございます。この制度は平成21年4月1日の施行ですが、これに先立つ平成20年9月から試験運用を行っており、平成21年3月、警察本部の総務課に取調べ監督室を設置して本格運用をしております。被疑者取調べを監督する取調べ監督官、その職務を補助する取調べ監督補助者は、警察本部にあっては警察本部長が、警察署にあっては警察署長が指名しております。取調べ監督官等は、取調べ室ドアの透視鏡からの視認等によりまして、被疑者取調べ状況を確認しております。また、警察本部長が巡察官を指名して抜き打ち的な巡察をし、被疑者の取調べ状況を確認することも実施しております。平成21年度中の取調べ件数は1万141件でございます。取調べ1件に対し、約1.5回の視認を行うなどをいたしましたが、監督対象行為はございませんでした。 主な監督対象行為につきましては、やむを得ない場合を除き、身体に接触することなどが国家公安委員会規則で定められております。 今後の取り組み重点といたしまして、取調べ監督官等による取調べ監督の強化とともに、このたびの定期人事異動によりまして新たに取調べ監督官等に指名されましたり、新たに取調べを担当する警察官もいることから、不適正事案を防止するための指導教養をさらに徹底することとしております。
◎石村委員長 続きまして、防犯ボランティアの活動状況について、そして猟銃所持許可者に対する銃刀法の一部改正の周知について、神﨑生活安全部長の説明を求めます。
●神﨑生活安全部長 それでは、議題28及び29について御報告をいたします。なお、報告者の藤田総括参事官、それから青木生活環境課長、両名とも本日は警察庁主催の全国課長会議に出席のため、私から御報告、御説明をさせていただきます。 資料の2ページをよろしくお願いします。防犯ボランティア団体の活動状況についてであります。 過去5年間における防犯ボランティア団体の推移をグラフであらわしております。棒グラフで示しております防犯ボランティア団体の数は約1.5倍、人員につきましては約2倍に増加しております。反対に線グラフであらわしております刑法犯の認知件数でございます。20%の減少となっております。 防犯ボランティア団体の主な活動内容につきましては、通学路等における子供の安全見守り活動、防犯広報等、こういったものが中心となっております。 活動事例についてでありますが、鳥取市内で活動するNPO賀露おやじの会では、昨年当初から地区内で空き巣の被害が発生したということから、時間と実施方法を工夫されてパトロールしたところ、犯罪の被害が減少したとか、中部の湯梨浜町におきましては、活動する青色防犯パトロール隊がございます。昨年、少年柔道クラブと協働いたしまして海岸清掃等を通じて、少年の健全育成活動とあわせてマナーアップにも取り組んでおられるということであります。西部、境港市内で活動をされています境港防犯パトロール会では、昨年9月中旬に小学生に対する声かけ事案といったものが連続して発生したということから、青色防犯パトロール車による活動を下校時間帯に集中したところ、続発事案がなくなったなどなど、それぞれ地域に密着したきめ細かな取り組みが注目されております。 なお、参考までに全国的な話でございますけれども、平成19年の総務省の調査によりますと、本県のボランティア活動の参加率というものが全国第1位ということもございまして、今後ともボランティア活動の充実を促して本県における犯罪抑止のための総合対策を推進してまいりたいと考えております。 次に、資料の3ページをよろしくお願いいたします。猟銃所持許可者に対する銃刀法の一部改正の周知についてであります。 銃砲刀剣類所持等取締法の一部を改正する法律が昨年、段階的に3つの段階で施行されております。今回、昨年12月4日、最後に施行された内容、具体的には項目の2として掲げておりますけれども、このことを周知することとしております。猟銃の所持許可を得ている方に対して新たに義務づけられた規定、例えば猟銃の所持許可更新時における技能講習の受講義務などでありますけれども、その周知状況を報告するものであります。 県内で猟銃の所持許可を受けておられる方は合計で864名の方がいらっしゃいます。このうち猟友会等への加盟状況は項目の3に記載しておりますとおりでありますけれども、改正法の周知徹底が必要な方は、これらの方々であります。昨年10月の県議会の一般質問におきまして、猟銃更新時に新たに義務づけられた技能講習などについては十分に周知することが必要であるといった御意見もいただいたところであります。 周知状況につきましては、警察本部生活環境課におきまして昨年11月から12月にかけて許可者のうち猟友会あるいはライフル射撃協会、こういった組織の会員の方を対象にいたしました説明会を実施しております。一方、各警察署におきましては、こうした協会に加盟されていない方、それから本部の説明会に欠席された方、こういった方々を対象といたしまして別途説明会、あるいは訪問による個別説明を行っております。この結果、ことし3月末までに入院中の方1名を除きましてすべての方に改正内容を周知徹底しております。 今後の取り組みといたしまして記載しておりますけれども、4月から5月にかけて銃砲の一斉検査等も予定されて実施しているところでありますし、あるいは経験者講習といたしまして法令講習を予定しております。重ねて改正法の内容周知に取り組みまして、事故防止の徹底を図ることとしております。
◎石村委員長 次に、中国横断自動車道姫路鳥取線の供用開始に伴う諸対策について、幸村交通部交通規制課長の説明を求めます。
●幸村交通規制課長 資料の4ページをお願いいたします。中国横断自動車道姫路鳥取線の供用開始に伴う諸対策について御報告を申し上げます。 中国横断自動車道姫路鳥取線は、本年3月28日、河原インターチェンジから鳥取インターチェンジまでの9.7キロメートルが供用開始となり、これによりまして志戸坂峠道路を含む県内区間38.4キロメートルが全線開通いたしました。 交通安全対策といたしまして、最高速度は通常時速70キロメートルとしておりますが、可変標識によりまして天候等の状況に応じて時速50キロメートルに規制を変えることといたしております。本線と一般道との連絡道でありますランプにつきましては、時速40キロメートルに設定しております。信号機は4カ所のインターチェンジに設置しております。また車の逆走を防止するため、規制標識、道路標示により安全対策をとっております。 高速道路交通警察隊東部分駐隊の発足でありますが、3月26日に副隊長以下11人で発足し、鳥取インターチェンジから岡山県境までを活動区域といたしまして、パトカーによる交通取り締まりや交通事故に対応するなどの活動を行っているところであります。 全線開通後の状況でありますが、3月28日の供用開始日には、下り線で最大約5キロの交通渋滞がありましたものの、以降は平日、土日とも目立った交通渋滞は発生しておりません。 交通事故の発生状況でありますが、人身事故は供用開始後、発生しておりません。物損事故につきましては、4月18日現在、6件発生しております。本日現在も同じく6件でございます。 ゴールデンウイーク期間中の対策でありますが、例年、鳥取砂丘へ向かう県外車両の流入により、鳥取砂丘周辺の道路で交通渋滞が発生しております。このたびの全線開通により県外車両の増加が見込まれ、交通渋滞の悪化が懸念されるところであります。このため、警察も国、県、市等関係機関と連携し、交通渋滞緩和対策を実施することとしており、警察におきましては、4月28日から5月9日までの12日間を対策期間として交通情報板による迂回誘導、信号調整、警察官による交通誘導を主な対策として実施し、関係機関と協力して交通渋滞の緩和に努めてまいることとしております。
◎石村委員長 それでは、ただいまの説明につきまして質疑等はございますでしょうか。
○尾崎委員 被疑者の取調べの監督の実施についてちょっとお伺いします。 単純な質問なのですが、取調べの時間がある程度長いと思うのですけれども、回数は1.5回と書いてありますが、視認の時間はどれくらいの間、見られているのでしょうかということと、大体取調べの時間というのに対して、その割合がどれくらいになるものかちょっと教えてください。 それともう1点、主な監督対象行為というのは、主なと書いてありますが、ほかにもこんなものがあるのかなというのがあったら教えてください。
●林総務課長 時間につきましては一定したものはございませんが、おおむね10数分ぐらい前後というのが多いのではなかろうかと思います。 監督の対象行為については、ここに上げた3種類以外に、直接、間接に有形力を行使させるとか、それから殊さらに不安を覚えさせるような言動をするとかというようなこともございます。内容的に一番多いと思われるのが便宜供与的なこと、親切心でたばこをやったりとか、自分の持っているお茶を飲ませてやったりとかというようなことが多いように聞いております。
○尾崎委員 はじめてみられて効果というのはどういうふうに判断しておられますか。この仕組みができてから。
●林総務課長 試験運用の期間中、それから本格運用になってからの両方を含めまして、署員、実際現場でやっている者にはかなり浸透、定着しているというふうに感じております。その結果、これだけ多くの取調べがございましても特に不適正なものも見当たらないということだと思っております。ただ、さき方申し上げましたように、異動等によりまして新たに経験の少ない者も担当しているということもございますので、徹底してまいりたいというふうに考えているところでございます。
◎石村委員長 そのほか。
○村田委員 前にちょっと言ったことがあるのだけれども、こうやって開放されるということを全県下で対応しているようにしているのだということを聞いておるわけだけれども、以前は厳しいというか、不適切ないろんなことがいっぱいある。ここで言えば切りがないほどあるけれども、だけれども、こうやってきちっとした対応をされるということだから、しっかり対応して、それからこういう対応のあり方について、全署ことしで終わるわけだな。終わっているわけか、もう既に。どうですか。
●林総務課長 これにつきましては、既に全警察署で実施をしております。
○村田委員 そういった実施はしておるのだけれども、取調べの室の改造とかなんとかも全部あわせて終わったということだな。
●林総務課長 はい。透視鏡ですとか、取調べの机の固定ですとか、遮へい板、そういうようなものにつきしても完了しております。
○村田委員 それはそれで、こうやってきちんとした対応をしていくという姿勢だから、過去の行為をずっといろいろなことをいっぱい聞いておるけれども、それは憲法違反だなどとちょっと口にしたけれども、そういうようなことにつながる問題がいっぱいあるけれども、きちっとした対応で今後やっていきなさいよ。
●林総務課長 はい、そのようにいたしたいと思います。
◎石村委員長 そのほかありませんか。
○銀杏副委員長 姫鳥線につきまして、物損事故が6件ということなのですが、用瀬インターチェンジに絡んだ事故は、この6件のうち1件でもありますかね。
●幸村交通規制課長 6件のうちにダンプでの事故が2件ございましたが、用瀬インターチェンジにつきましてはございません。ダンプは河原、智頭のランプのところで発生したものであります。
○銀杏副委員長 去年からよく言われるのですけれども、用瀬インターチェンジのところが迷路のようにになっていて、事故が起きていなくてよかったのですけれども、これは県警関係で、いわゆる標識の問題もあるのかもしれませんし、県土整備部というか、高速ですので国の管轄なのですけれども、構造上の問題があるのかもしれませんが、県警としては、私も通ってみたら間違えまして、ほかのところに出かけて慌ててちょっと横道にそれてUターンしたこともあるのですけれども、逆走はしなかったのですけれども、もう少し工夫をできないかなというふうに思っています。ちょうど県土整備部もおられますので、構造上の問題は解決しないものか、もし聞かせてもらえたらと思いますが。
●幸村交通規制課長 用瀬パーキングエリアにつきましては、御指摘のことで国土交通省により表示等が改善されたというふうに聞いております。警察といたしましても、高速道路警察隊によりますパトロール等により対応していきたいと考えております。
●佐藤警察本部長 銀杏委員の話ですが、ちょっと具体的な場所とか事案対応がわかりませんので、また後ほど、それを踏まえまして、例えば構造上の問題だとか規制上の問題があるというのであれば、交通規制の場合は私ども警察ですし、構造上だとかいろんな変更とかある場合は、関係機関がまた寄り合って、それぞれ確認をしていくというようなことでさせたいと思います。
●湊道路企画課長 路面表示等につきましては、国土交通省のほうで追加表示等を実施したところでございますけれども、先ほど県警本部長のほうからの御答弁がございましたとおり、悪いところがあれば、また関係機関で話し合っていきたいというふうに考えております。
○銀杏副委員長 後ほどちょっと具体的によろしくお願いします。
○初田委員 県境の担当部署のことなので、初歩的なことをちょっとお尋ねしますけれども、交通に限らずほかのこともあるのだけれども、県境にはそれぞれの担当の縄張りがあって、違反車が県境を越えて逃げたという場合には何の制限もなく鳥取が岡山のほうに行ってつかまえてもいいものかどうか。何か制限があるのですか。これは岡山のほうに許可を取ってからでないと逮捕できないと捕まえられないとかというのは。
●幸村交通規制課長 警察法によりまして事件の安全、治安の確保のためには他県に権限を及ぼすということがございます。高速道路のこちらで発生したものが岡山県側に逃走したという場合であれば、引き続いて追跡して確保する、逮捕するといったようなことになると思います。
○初田委員 何の制限もないわけですね。
●幸村交通規制課長 治安確保の必要上ということであります。
○初田委員 はい、わかりました。
◎石村委員長 そのほかありませんか。 それでは、その他に移りますが、執行部、委員の皆さんで何かございませんか。
○前田(宏)委員 安田課長、ちょっと来てください、めがねを用意するから。安田課長、ちょっと資料を見て。僕は駟馳山バイパスのことについては、地元の者だから毎年みたいに言わせてもらう。いいかな。小倉課長のときだ、これは。21年度、26億800万円だ。ことしは、さっき……(「22年3月ですか」と呼ぶ者あり)そうだ、たくさんのこれは書類だから、これよりもっと新しいものをつくれと言ってな。あったか。(「多分これではないかと思うのですけれども、これですか」と呼ぶ者あり)間違いか。21年度、26億800万円。そのうち国費が21億1,100万円、県費が48億円、こういうことまで書いてあるのだ。何だろうと思うのだ。(「わかりました」と呼ぶ者あり)だから、今年度は1.44倍というようなことを書くのは間違いだというのだ。1.44倍というようなことを書くのは。しっかりしろよ。(「前田委員の言うことを聞いてちゃんとしろ」と呼ぶ者あり)(発言する者あり)
◎石村委員長 その他ありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) 意見も尽きたようでございますので、以上をもちまして企画県土警察常任委員会を閉会いたします。
午後1時44分 閉会
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