平成22年度会議録・活動報告

平成22年8月20日会議録

出席者(11名) 委員長
副委員長
委員
安田 優子
澤 紀男
森岡 俊夫
浜田 妙子
錦織 陽子
内田 博長
斉木 正一
松田 一三
廣江 弌
上村 忠史
稲田 寿久
 
欠席者(2名)
委員
藤井 省三
鍵谷 純三
 

説明のために出席した者
  高橋企画部長、法橋生活環境部長、古賀県土整備部長外関係次長、課長

職務のため出席した者
 議事調査課  岡田主幹、上月副主幹、溝内副主幹

1 開会  午後3時30分
2 閉会  午後3時48分
3 司会  安田委員長
4 会議録署名委員  内田委員、森岡委員
5 付議案件及びその結果
   別紙日程表及び下記会議概要のとおり
 


午後3時30分

◎安田委員長
 それでは、ただいまから中海圏域調査特別委員会を開会いたします。
 委員の皆様には、お忙しいところ急遽お集まりいただき、ありがとうございます。
 お配りをしております新聞記事のとおり、斐伊川水系河川整備計画案について鳥取県は、常任委員会で報告の後、中国地方整備局に回答することとされておりました。御承知のとおり、昨年9月議会において本特別委員会が設置され、大橋川拡幅に関する件については本特別委員会の最重要課題として付託されているところでございます。そこで、本件について特別委員会の皆様に調査をいただくべきと思い急遽、本日開催させていただいたところでございます。よろしくお願いをいたしたいと思います。
 本日の日程は、お手元の日程のとおりでありますので、この順序に従って議事を進めさせていただきます。
 初めに、会議録署名委員を指名いたします。
 本日の会議録署名委員は、内田委員と森岡委員にお願いいたします。
 それでは、これより議題に入ります。
 なお、質疑は説明終了後に行っていただきたいと思います。
 議題1、斐伊川水系河川整備計画の策定について、古賀県土整備部長の説明を求めます。

○稲田委員
 その内容に入る前に、本委員会が開かれることになった過程について、桑田次長にはまことに申しわけないけれども、実はその過程で、私はやはり腑に落ちないという点があって、委員長と私とで抗議を申し入れたということであります。
 それは、この付託案件について常任委員会の付託案件になっておったということが一つの発端になったわけですが、この中海の特別委員会があるわけですから当然、本委員会に付託をすべき案件だろうと思っております。特別委員会のあり方については、廣江委員からもどういうあり方かということでかなり話があったりもしておりますし、これはやはり執行部としても、付託すべき案件はどこにその付託をするのかということをきちんとわきまえた上で付託をしていくという形をぜひ今後はとっていただきたいというように思います。そのことを冒頭に申し上げておきたいというように思います。

◎安田委員長
 ありがとうございました。
 それでは、古賀部長、今の稲田委員の発言も踏まえて説明をお願いいたします。

●古賀県土整備部長
 県土整備部長の古賀でございます。まずもって今、稲田委員から御指摘いただいた点もございますけれども、まことに申しわけございませんでした。
 この件に関しましては、本来この中海圏域の調査特別委員会がございますので、ここにきちんとお諮りすべきところであったと思います。私の認識不足からこのようなことになりまして、午後に急遽開催ということになりました点を、安田委員長を含め各委員の皆様方に心からおわびを申し上げる次第でございます。
 今後こういうことがないように十分気をつけていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 それでは、内容については、詳細は河川課長のほうから説明を申し上げますけれども、今回の斐伊川水系の河川整備計画でございますが、これは直轄が斐伊川水系で今後おおむね20年間の間に実施する工事の内容を河川法の16条の2の規定に従って策定していくものでございます。国から参りました意見照会に対して、今回する回答の案でございますけれども、これも河川法の手続に従って回答する内容でございますので、御審議のほどをよろしくお願いいたします。
 それでは、詳細は河川課長から説明させます。

●竹森河川課長
 では失礼します。内容について御説明したいと思います。配付資料の1ページをお願いいたします。
 先ほど部長のほうからお話がありましたように、斐伊川水系河川整備計画につきまして、国交省の中国地方整備局から6月4日付で県のほうに知事意見を伺う協議文書が出されておりました。これを受けまして、県のほうは米子、境港両市のほうに意見照会をしていました。
 このたび7月下旬に両市から、それぞれの附帯意見つきで国の計画を了承する旨の回答がございました。両市の意見を踏まえまして、本県の意見を付して計画を了承する回答を国に行いたいというふうに存じております。
 まず、境港市につきましては、7月26日に文書のほうの回答がございました。文書の本文は後ろのほうなのですが、7ページにございます。内容につきましては最初のページで説明させていただきます。
 まず、大橋川の改修の実施におきまして、これは昨年の12月なのですが、国交省が県のほうに回答した内容を確実に履行されることといったことでございます。また後ほど説明しますが、そのうちの一つとしましては、大橋川の改修の進捗と調整、整合をとった中海、境水道の湖岸堤の整備等でございます。2番目としまして、中海及び境水道の護岸整備については境港市が予定する内水対策事業と調整を図りながら、国、県、市が連携し、一体となって実施することといった2点でございます。
 続きまして、米子市でございます。これは7月29日に文書のほうが県のほうに出ております。文書の本文は6ページのほうにございます。
 ここに書かれています内容につきましては、昨年12月に鳥取、島根両県知事で協定を交わしております。この内容が確実に履行されることといった内容でございます。これにつきましては、先ほど申しました湖岸堤等でございます。
 これらの意見を踏まえまして、鳥取県としましては(1)から(3)にあるような意見を付した上で了承の旨を回答したいというように考えております。
 まず1番目でございます。これにつきましては、先ほど境港のところで説明いたしました同じ回答文書につきまして、誠実かつ確実に履行することといったことでございます。また後ほど説明させていただきます。
 2番目としまして、米子市、境港市両市が策定します内水排除計画に基づく対策事業との調整を図りながら、県、両市と連携して一体として実施することといったことでございます。
 3番目でございます。これは浅場造成等でございます。浅場造成等生物の生息、生育あるいは繁殖環境の再生、またはそれに伴います自然浄化機能の再生といったことが期待できる事業につきましては、事業効果を確認しながら積極的に推進することといったことでございます。
 今後の予定でございますが、今回この場で御審議等をいただきまして了解等をとれれば、国のほうに鳥取県の意見つきの了承といった旨を返したいというように考えております。その後、国交省のほうで環境省あるいは中四国農政局等との国の機関との協議を行い、その後、策定、公表されるといった予定でございます。
 ページを開いていただきまして、2ページをお願いします。右肩のほうに書いてございますけれども、これが平成21年、昨年の12月に国土交通省のほうが鳥取県知事に示した回答内容でございます。回答内容につきましては、1番の(1)といったところで、ちょっと見づらいところがございますものですから書き方の説明を簡単にしておきますと、括弧で数字があって(1)第2回という3行の文章がございます。これが鳥取県が出していた意見でございます。次に1行あけまして、ちょっと薄くなっていますが3行ほどの文章があると思います。これが先ほどの鳥取県の意見に対する国のほうの回答といった構成でございます。以下、(2)以下もそういった書き方でございます。
 代表的なものを少し説明しますと、(1)につきましては、これは昨年の11月なのですが、第2回のこの協議会におきまして整備方針等につきまして盛り込むという意見につきましては、内容を盛り込みますといったことで今回の整備計画案の中に盛り込んでございます。あわせて従来からの境港市、米子市の要望事項あるいは鳥取県確認事項を内容のとおり履行しますといったことが回答されております。以下、湖岸堤等の工程のお話、それから次のページのほうにありますが環境調査等のお話、水質改善等に係るお話、あと、その他としまして排水不良等が盛り込まれておる回答でございます。
 次の4ページが米子市の……。

○稲田委員
 これはずっと1、2、3も全部、この後、少し段落があいているところは、これが回答になるわけ。

●竹森河川課長
 そうです。最初のちょっと太く見えるところが県のほうの意見、それに対して、その下が国のほうの見解といったところです。よろしいでしょうか。
 次に4ページのほう、これは米子市のほうの意見にございましたが、この協定書の内容を確実に履行するとことといったところでございます。これが昨年の12月の19日、鳥取、島根両県知事の協定書でございます。特に合意事項の2の(1)から(4)及び3のあたりですが、これにつきましては、先ほどお話ししました国交省の回答文書と内容はほぼ同じでございます。
 資料の5ページをお願いいたします。これが河川整備計画の策定までの流れといったところでございまして、今回の一連の処理は、真ん中の太い矢印の一番下の方に近いところで、少し太枠で囲ってあるところがあると思うのですが、字が小さくてちょっと申しわけありませんが、鳥取県知事が関係市町村長の回答を受けて、左に向いた矢印で意見を出すといったところでございます。あと、下のほうに表5-1と書いてございますが、これがこれまで示されてきました大橋川の改修あるいは中海、境水道の湖岸堤の整備等に係る工程でございます。
 以上が、このたびの河川整備計画の策定についてといったことで鳥取県の回答をお返ししたいといった内容の説明でございました。

◎安田委員長
 ただいまの説明について、質疑等ございましたらお願いいたします。

○錦織委員
 説明についてではないのですけれども、質問してもよいでしょうか。

◎安田委員長
 今の説明について。

○錦織委員
 説明だけ。

◎安田委員長
 それはその他のところにしてくださいますか。
 ございませんでしょうか。ようございますか。
 そうしましたら、その他のところに移らせていただきます。

○錦織委員
 そちらにはないかと思いますが、新聞のコピーも配ってあるのですけれども、宍道湖漁協さんがダムの淡水の試験について不同意だということで、何か賛成しないということで言っておられるようなのですけれども、私の記憶によりますと、宍道湖漁協さんが、この一連の大橋川拡幅関連について意見を言われたというのは初めてみたいな気がするのですけれども、これはどういうふうなことだったのかというのがわかれば教えていただきたいのですけれども。

◎安田委員長
 わかりますか、部長。

●古賀県土整備部長
 申しわけございませんけれども、ちょっと当方では状況を把握してございません。

●桑田県土整備部次長
 補足でいきますと、今のまず尾原ダムのほうについては、ちょっとそれは島根県さんの事情がございますので、我々のほうとしては、そこまでは把握はしておりません。
 ただ、きょうの資料の5ページのほうにあるのですけれども、こちらのほうにいろいろと住民意見とかなんとかを入れながら、この河川整備計画の取りまとめ等をされております。そういう中で当然、漁業関係者の意見等も幾分か反映されてつくられておるというふうに我々は認識しております。

◎安田委員長
 ほかにございませんでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 いいですか。
 それでは、意見もないようですので、以上をもちまして中海圏域調査特別委員会を閉会いたします。

○廣江委員
 全然きょうの話とは違うのだけれども、DBSクルーズのほうが週に1回ぐらい検査だとか補修みたいなのがあって休むという話だったけれども、何かもう1台買って、それが休まずにできるようになったように新聞に出ておったけれども、その辺のことはどうなっておるのかを、ちょっとわからないもので。

◎安田委員長
 きょうの出席の執行部には、それが答えられる人は出ておられないのではないかと思います。亀井さん、どうですか。ちょっと商工がいませんね。
 きょうはこの分がメーンで急遽の臨時ですので。

○廣江委員
 そういうこともきょうの話と一緒に、今、中海のと一緒に常任委員会でも問題になっておる。そういう問題があったときも何の報告もないのだ。新聞にも出ておっても何をしても。そのことはどうなっているのか。このことについては、きょうの開会の問題とも、先ほど稲田委員からもあったけれども、そういうことについて、議会側もどうやっているのか。これは議長に聞かなければいけないことだけれども、一体どういう対応をしているのか。特別委員会というものを何と考えているのか。そこに掲げた項目というのは、特別委員会に主体を置いてやるわけで、そのために特別委員会というのをつくった。特別委員会の意義ということで前から私も20何年間も言い続けてきているのですけれども、他の議会は大分局長さんなどが改善をやられているけれども、鳥取県の議会は幾らやっても改善ができないので、そのことがきょうの問題にもなってきたと思うので、そういうところを今度、委員会として議長にも申し入れをして、議会のほうもきちんとした体制をとるように言ってもらいたいと思います。

◎安田委員長
 そのことにつきましては、また議長のほうに申し入れておきたいと思います。
 ほかにございませんね。
 それでは、以上をもちまして閉会をさせていただきます。大変急な会合で申しわけございませんでした。御苦労さまでした。

午後3時48分 閉会

 

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