平成22年度議事録

平成22年9月24日会議録

出席者(8名) 委員長
副委員長
委員
野田 修
森岡 俊夫
内田 博長
斉木 正一
錦織 陽子
浜田 妙子
廣江 弌
横山 隆義
 
欠席者(なし)  
 

説明のため出席した者
  林福祉保健部長、法橋生活環境部長、ほか次長、課長、関係職員

職務のため出席した事務局職員
  田中主幹、溝内副主幹、小川副主幹

1 開会  午後2時26分
2 閉会  午後2時58分
5 司会  野田委員長
6  会議録署名委員  廣江委員、浜田委員
7 付議案件及びその結果
   別紙日程表及び下記会議概要のとおり
 

午後2時26分 開会

◎野田委員長
 皆さん、本会議に続いて、本日は常任委員会でございます。御苦労さまでございます。
 それでは、ただいまから福祉生活病院常任委員会を開催させていただきます。
 本日の日程については、お手元の日程のとおりでありますので、この順序に従って議事を進めさせていただきます。
 初めに、会議録署名委員を指名いたします。
 本日の会議録署名委員は、内田委員と錦織委員にお願いをいたします。
 それでは、日程の順序に従って付議案の予備調査を行います。
 なお、質疑につきましては、説明終了後に行うことといたします。
 初めに、法橋生活環境部長に総括説明を求めます。

●法橋生活環境部長
 生活環境部のほうから1件、一般会計補正予算につきましてお願いしております。
 環境にやさしい・木の住まい助成事業につきまして、住宅の着工を助長するために増額補正したいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
 詳しくは、住宅政策課長のほうから説明させていただきます。

◎野田委員長
 続いて関係課長に説明を求めます。

●宮脇住宅政策課長
 住宅政策課でございます。追加提案させていただきます補正予算案について説明させていただきます。
 事業名が環境にやさしい・木の住まい助成事業でございます。部長の説明にもございましたけれども、国による住宅エコポイント制度が比較的人気を保っておりまして、その追い風を受けて木の住まい助成制度も4月から8月まで5カ月間、好調な申し込みがございまして当初の想定を超えておりまして、対前年比で2割増し以上の状況がございます。
 政府における経済対策、住宅エコポイントの1年延長も決定されておりますし、今後も当初の予想を上回る申請数が見込まれておりますことから、詳しくは2の事業内容に示しておりますが、新築については140戸分、伝統文化活用助成事業については31戸分、合わせまして7,600万円余の増額補正をお願いするものでございます。よろしくお願いいたします。

◎野田委員長
 ただいまの説明について、質疑等はありませんか。

○錦織委員
 今回は新築だけなのですけれども、改修については今どういう状況かということをお願いします。

●宮脇住宅政策課長
 改修につきましては、対前年とほぼ同じ件数で推移しておりまして、今回お願いしますのは新築についてのみ増額補正をお願いするものでございます。予算上はこの中で動かせていただきますので、万が一改修のほうがふえる見込みがあれば、改修のほうも対応する予定でございます。

○錦織委員
 前年並みということで、去年も資料をもらったら53件ということだったのですけれども、前年は何戸ぐらい、戸数としてはどのくらいを予定しておられたのですか。大体予想どおりでしたか。

●宮脇住宅政策課長
 大体予想どおり。今年度のリフォームのほうの申し込みが、先ほど錦織議員にもございましたけれども、昨年がこの5カ月間で30件に対しまして、今年度もちょうど30件でございます。年間が53件。ことしも53件を見込んでおります。

○錦織委員
 それで、通常ですと新築よりもリフォームというのが大体数が多いと思うのですけれども、リフォームで県産材を使おうとなるとちょっとハードルが高いのではないかなというふうには思いますが、そこら辺はどうなのでしょうか。これだけ使わないといけないとかということがあって、新築だと初めからそういう設計でやろうというので建てやすいと思うのですけれども、そこら辺はどういうふうに課としては考えておられますか。

●宮脇住宅政策課長
 あくまで木の住まい助成事業の中のリフォーム助成でございますので、県産材を使われたリフォームに対して助成しておりますので、1立米でもそれは補助の対象になりますので、決してハードルが高いとは考えておりません。

◎野田委員長
 ほかにございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 では、私のほうから。
 会派の政調会で法橋部長に山根議員のほうから質問がございました。それは、JASの製材使用というものが、鳥取県内には内田さんのところくらいしかないのではなかろうかと。そうすると県産材を本当に使用していくという部分においてどういう対処をなさるのか、そこのところをきっちり把握しながらこういった施策を展開していただきたいということでしたけれども、そのことについて。

●法橋生活環境部長
 自民党の政調会のときにもお話し申し上げたと思いますけれども、やはり基本的には材の品質によって、JAS材のほうが通常の材よりも値段が高く流通しておると。我々もできれば、これは農林の施策とも符合しているのですけれども、基本的にはやはり品質の高い材の流通というものを促進したいということがありまして、県産材の品質をできるだけそういった形で認証のある品質の高いもので流通させていって付加価値を高めていくということを考えていきたいと。実際問題、市場価格にも差があるわけですから、その分について上乗せ助成することについては一定の合理性を持っているのではないかというふうに考えております。

◎野田委員長
 続いて、山根委員の質問は、JAS規格の部分は県内には少ないのだと。そうすると、どこかの県外から取り寄せないと100年もつ家というものは不可能なのだろうと。そうすると、では県内には日南町ぐらいしかないのだから、そこら辺のところの配慮ということが必要になってくる。配慮がなければ、やはり県外からのJASの製品を使うことになるのではなかろうかという質問だったと思うのですが、もう一度。

●法橋生活環境部長
 この事業自体がJAS材を使ったら助成しますということではないわけで、県内で生産された材を使った場合について、まずは助成をしますと。そのうちで、より品質の高いJAS材というものについては上乗せをするということでございまして、県外からのJAS材の促進を図るということにはつながらないというふうに考えております。

◎野田委員長
 なかなか矛盾があるようには思うのだけれども。

○森岡副委員長
 山根先生は、県内産をたくさん使ってもらえるのだけれどもねという意味でしょう。

○内田委員
 私が説明します。
 それでは、日南産のJASというのはLVL、積層材ですので、山根先生が言っておられる無垢の製品とは違う段階ですので、そのあたりは区別して考えたほうがいいと思うのです。日南のLVLは要するに合成品ですから、ですから全く無垢材とは別なものだという発想でしてもらったほうがいいと思います。

◎野田委員長
 ほかにございませんか。
 それでは、続いて報告事項の説明を求めます。
 なお、質疑につきましては、説明終了後に行うことといたします。
 鳥取県地域医療再生基金事業、医師等環境改善事業の拡大について、中西医療政策課長の説明を求めます。

●中西医療政策課長
 福祉生活病院常任委員会資料の1ページをお願いいたします。予算の変更はございませんけれども、今回、追加提案させていただきました鳥取県緊急雇用経済対策、この一環といたしまして、医師等環境改善事業の拡大を行うこととさせていただいておりますので、御報告をさせていただくものでございます。
 そもそもの事業の内容でございますけれども、地域医療再生基金を活用いたしまして、平成22年度当初から医師の事務作業補助者、あと看護師の事務作業代行職員を新たに雇用いたしまして、医師・看護師不足の解消、勤務医の負担軽減を図っている病院に対して補助を行っているところでございます。今回、この補助の要件につきまして、2点について拡大を行おうとするものでございます。
 3番目の補助内容をごらんいただきますと、補助対象事業者、補助基準額は変更ございません。3番目の補助対象人数でございますけれども、これまで1病院につきまして2名までの雇用としていたものを5名までに上限を拡大したいと思っております。これが変更の1点でございます。補助率は変更ございません。続きまして補助対象経費でございますが、これまでは補助者、代行職員、それぞれ直接雇用した場合に補助対象としておりましたけれども、新たに派遣会社から派遣を受けた場合、この委託料につきましても対象としようとするものでございます。予算につきましては、まだ当初予算の執行残がございますので、変更なしで枠内でやらせていただきたいと思っております。今回の補助内容の変更によりまして、各病院の雇用拡大と医師・看護師の勤務環境の改善につなげていきたいと思っております。

◎野田委員長
 それでは、ただいまの説明について、質疑等はありませんか。

○内田委員
 1点、これは、補助者というのは何か資格が必要なのですか。

●中西医療政策課長
 特に資格はございません。

○内田委員
 特にない。だれでもいいということ。

●中西医療政策課長
 基本的にはだれでも、資格というのは特に必要ございません。

○内田委員
 はい、了解。

○廣江委員
 今、県内の医療機関でそういう仕事についている者は大分いると思うのですけれども、どれぐらいいるのか。それから、今、ことしの予算がついて、それが要求があったのが、今までに手を挙げたのが何人ぐらいあるのかというのをお聞きしたいと思います。

●中西医療政策課長
 県内にどれだけこういった補助職員なり代行職員がいるかというのは、実は調査をしておりませんので実態は把握しておりません。現在、補助の手が挙がっている方について申し上げますと、12病院で22名の方が今年度から新たにこの補助対象として雇用されたということでございます。

○廣江委員
 今の説明で病院に2名から5名ということだけれども、病院といっても40床から病院になるわけで、300床、500床の病院も40床の病院も同じような2名とか5名という対象では、1病棟に1人ずつ、今、うちなども、よそも大分やっておられると思うけれども、何十年前からクラーク制というのがあって、そこのクラークのする仕事の中にも、今おっしゃるようなドクターの補助とナースの補助ということに限定すると、その中の100%その仕事ばかりしているとは言われないけれども、実際にはドクターやナースの補助をやっている仕事が大部分になるので、そういうところに、病院一つに2名、5名というのもちょっと、規模が500床、600床の病院と40床の病院とを考えたら計算方法がおかしいので、患者数とか病棟数とか、何かそういうあれがないと、本当にそういうことをするという考え方がどこまでわかって、どこまで本当にそれを普及しようと思っているのかというのはちょっとわからないと思うし、また実際にどういうことが行われているかということももうちょっと掌握して、それに合うような予算の組み方をしないと、我々のほうでも前からずっと、もう何十年も前に病院クラーク制という、今はそういう学校もあったりするし、その学校が必ずしもどれだけの仕事ができるかということはないけれども、国家認定ということの問題があるのでなかなか難しい問題だと思うけれども、その辺も実態に合った、実際に現場をよく調査をして、それが本当に使いやすいような予算でないと実際の役に立たないと思う。前にも言ったように、介護の問題などでも、今いろんな学校に行ったら授業料を出してやるとか何をしてやると、県の出先などでも、米子などでもやっておって、それで一番簡単な資格を取ってくるわけだけれども、来て、これを使ってくださいと来るから呼んだら、3人呼んでも5人呼んでも、現場を見せたら、私はこんなことはできませんと。県が指導してその資格を取って、この人を使ってくださいと県の出先から言ってきたのを、1日2日来たら、とても私はこんなことはできませんからと帰る。
 だから本当にそういう仕事につこうと思って勉強に行ったのか、行けば金がもらえるから行ったのか、本当にそこのところがちゃんとできているのかという、前にも私はその機関にも行って、呼んで話もして、来たときにも話を説明して、今、この程度のレベルでは我々の事業所は全然当てにしていませんと。せめて介護の国家認定というところにまでつながらないと、我々のところの職員としての仕事ができないから、こんなのではだめですよということも何回も話をしたのだけれども、依然として今度も、いろいろ医療福祉関係ではなく、ほかの業務も一緒に何か、退職希望者が就職難で困っているから、それを助けるためだというような、ああいう計画では、現場のことがわかっていないそういう計画をしても、本当の目的の、お金だけは配るけれども、ばらまきの一つであって、本当の実際の意味に生きてこないと思う。そういうのでいっておると、片方では、この前も言ったように、県立の看護学校だって何だって、もう何年も前から言っているけれども、福祉保健部と教育委員会と、それから総務から企画にかわって、集まって現在ある学校などの支援体制やいろんなことを言っても、3課から来てもらってやったって一つもできない。現場のことをもうちょっと勉強して、やはりこういう施策をしてもらいたいということをお願いしておきます。答弁は結構です。

◎野田委員長
 総括して福祉保健部長、この医療環境改善事業とあわせて、今の廣江先生の思いに対しても答弁してください。

●林福祉保健部長
 まず、この制度ですけれども、先ほど課長がお話ししたとおりでありまして、現在既に申請されて22人が働いていらっしゃいます。それで、いずれにしてもこれは新たに雇用するという雇用創出の条件になっていて、それでしかも病院が雇われる形ですので、病院が必要とされる方を雇われる、クラークとしておっしゃられる……。

○廣江委員
 病院では人が必要で、入れているのですよ。

●林福祉保健部長
 それで、2分の1補助の形ですので、いずれにしても本当に必要な方でないと、病院としても2分の1は自腹を切るわけですので、何でもただ置くというものではなくて、さっき資格の話もありましたけれども、医師のかわりに、例えばカルテを記載するとか処方せんを書くとか、そういうような……。

○廣江委員
 そういう仕事はできるはずない。10年でもやらないと……。

◎野田委員長
 まだ答弁しているので……。

●林福祉保健部長
 実際には、だから今まで医療事務をやったことのあるような方を中心に雇用されるような形に、今までの例を見るとなっているようです。やはり医師とか看護師が非常に不足する中で、医師がやっている業務の中でも少しクラークのほうに移せるものがあれば、そちらのほうに移すことによって医師とか看護師の業務を改善することもできますし、新たに雇用創出にもなる部分ですので、そういう意味では、こういう制度というのは非常に役に立つ制度だと。
 ただ、では規模が大きければたくさん雇えるようにすればいいというものでもないので、最初は2人という形をとりましたところ、非常に効果があるので、もう少し置かせてほしいというようなお話がありましたので、いろいろうちのほうで熟慮した結果、5人までという形にして、やはり10分の10ではないので、それぞれが2分の1は負担される形になりますので、本当に必要な方を必要な場所に雇っていただくような形にできるのではないかというふうに、これについては考えているところでございます。
 先ほどいろいろなお話がございましたが、こちらのほうとしても看護師不足なりは大変厳しい状況ですので、これからも、教育委員会との関係もありますけれども、福祉保健部としてできる取り組みは積極的にしていきたいと考えておりますので、またいろいろ御指導いただけたらと思います。

○廣江委員
 今、ドクター、ナースの補助事業と言われましたけれども、実際に採用した人がどれだけ本当に今おっしゃったような能力のある人がいて、どれだけのドクターやナースのサポートができているか、そのことはどういうふうにして調査されますか。インチキであってもいいわけですか。どうでしょうか。

●中西医療政策課長
 今回の制度でございますけれども、もともと地域医療再生計画の中で制度が盛り込まれていたということがありまして、時限的には平成25年度まででございます。財源の限りがあるものですから、まず、正直申し上げまして、多分当初の計画のときは余り実態を調査しないで上限なり制度の内容なりを決めていたという面がございます。当初、予算から制度をつくって走っていたところ、いろいろな意見をいただいて今回拡大しようと思ったところですけれども、おっしゃるとおり、まだ余り実態をよく私どもも把握しておりませんので、これからもっといろいろな御意見をいただきながら柔軟に対応していきたいと思っております。
 ただ、どうしてもお金に限りがあるものですから、なかなか無制限に拡大するというわけにはいきませんので、実態はよく調査しつつ、なおかつ一定の何らかの歯どめをかけていかなければいけないというところで、そのあたりの折り合いをこれからよく見詰めていきたいと思っています。

○廣江委員
 県のほうにも少ないですけれどもドクターもナースもおられるわけで、実際にそういう無資格の何もした経験もなくてもいい人が入って、本当にドクターやナースの補佐ができるのか、そういうことを考えたら、まさしくばらまきであって、中身と実態とが違うと私は思うのですよ。本当にそういうことをするのなら、そういう形のことを考えないと。何かとにかくもらえる金だったらいいということで、だから実際に行ったら、その人はその仕事をしていないかもしれないよ。全然違った仕事をしているかもしれないよ。私はその可能性は大だと思う。
 そういうことで、本当に必要な人材だったら、それだけの資格なり経験がなければできないと思う。薬の名前がわからない、病名もわからない。鳥取県で福祉保健部のところや病院局のようなところに転勤になった職員が、本当に私は薬の名前も病気の名前も知らないのにと言われて、もうあしたやめようか、あさってやめようかと三遍も四遍も辞表を書いたと言っていましたけれども、1年2~3カ月したら、すごく勉強していて私もびっくりしましたけれども、本当にそういうものなので、言われたことができるはずがないと思うのですよ。だから、それはインチキ性が非常に濃いと思う。その辺はやはり本当にばらまきであって、実際にそれが生きて、本当にまずやらされたら、その人はそれに耐えられないと思う。それがいいことだから、またもっと金を出しましょうなんて、今、私らはこの前もちょっと、ここでは言わなかったけれども、今、そういうばらまきの金の撲滅運動を裏では展開しておりまして、ことしじゅうに使わないと、我々の運動がうまくいったら、来年からそのばらまきの金をオミットにできる、成功するかもしれませんよと言いましたけれども、こういうところにも私が言ったことの意味がたくさんあるので、これは医療の関係だけではなく、ほかのところでも県内の今そういう金の使い方は全部それなので、私も本当はもうちょっと調査ができていたら、今回、質問ででもやろうかと思っていたところなので、本当にその辺はきちんとした、自分たちもこれだったらできるという自信を持ったことに金は使ってもらいたいと思います。

◎野田委員長
 ほかにございませんか。

○内田委員
 今の廣江先生の発言でちょっと気がついたのですけれども、やはり我々も病院に行くと、いつもドクターの横でパソコンを打っておられる補助者がいるのですよね。そうすれば、逆に言うと、今、無資格でいいと言われたのだけれども、やはり病院事務の資格でも持っている人をある程度入れていったほうがいいのではないかなと。本当に今、廣江先生が言われるように、派遣でぽんと行った者を入れて、本当に無駄遣いになってしまうかなという気が今してきましたけれども、そのあたりは今々でなくてもいいですけれども、調整していただいたらいかがかなと思うのですが。

●中西医療政策課長
 資格の関係でございますけれども、国家資格というのがございませんで、民間の資格というのはあると聞いております。ただ、実際のやり方としては、事務をしながらだんだんと覚えていくというやり方もあろうかと思いますし、この補助金に関しましてはそういった御意見もありましたので、実際に今は別の事務などの仕事をやっておられて、長年経験を積まれて、医療事務の代行もできるというところまでスキルを積まれた方を新たに配置転換でこちらの医療事務の代行としてつかせるという場合もこの補助金の対象にはしております。あと、これから国のほうの経済対策のお金も活用したりしながら、新たに医療事務の代行として採用した人を研修に行かせるような事業も考えようと思っておりますので、このあたりも活用しながら、なるべく実効性のある医療クラーク制になるようにしていきたいと思っております。またいろいろと研究させていただきたいと思います。

○浜田委員
 刺激されてなのですが、22年度から始まっているので、実態調査が丁寧にされないと実効あるものになっているかどうかわからないと思いますので、その実態調査を定期的にきちっとやると。
 それと、これは個人についているものですか、採用されたその人に。それとも頭数で、入れましたよということで補助対象になっているのか、それとも何々さんを入れましたという、その人につくという形になるのか、どうなのでしょうか。頭数がそろえば、内部で融通をきかせていいみたいなことになってしまっているのか、それともこの人が補助者だから、この人に対して出しますということになっているのかをちょっと聞かせてください。

●中西医療政策課長
 実態調査の関係でございますけれども、何らかの調査はこれからしたいと思いますが、病院のほうもいろんな実態調査が回ってきまして、そちらの調査の対応も大変だと思いますので、あんまり定期的にというわけにはいかないかもしれませんが、実態は調査してみたいと思っております。
 あと、補助制度の関係ですけれども、先ほども申し上げたように、今、実際に事務の仕事をしておられて、その方を医療事務の代行として配置転換する場合も認めております。人に着目しているかということですけれども、基本的にはそういった方を採用した場合に補助対象としていますので、特に申請書で名前までは報告は求めておりません。

◎野田委員長
 よろしいですか。
 それでは、次に移らせていただきます。
 その他ですが、執行部、委員の方で何かありませんか。

○錦織委員
 1点お聞きしたいのですが、この前、インターネットで県内の障がい者の子どもさんの施設や学校の保護者だとか、それからそれにかかわっておられる先生たちの要望を聞く会か何かがあったのですかね、5月10日とか、東・中・西で。それの西部を見ていましたら、保護者のほうからの質問ということで、療育センターにことしの4月に給食の異物混入がまた起こりましたということで、気をつけてくださいみたいな、そういう文書があって、あれと思ったのですけれども、去年の話ではないよねと思ったのですが、この常任委員会ではそういう報告とかは聞いていませんし、確認をしたいのですけれども、そういう事実関係がわかりますでしょうか。

◎野田委員長
 どなたが答えられますか。

●林福祉保健部長
 その東・中・西の要望を聞く会というものについて、私もちょっとはっきり記憶しておりませんので、もう一度、きょうは障がい福祉課が出席しておりませんので、確認いたしまして、また報告等をさせていただきたいと思います。

○廣江委員
 そういう事実があったかないかだけの話だ。

○錦織委員
 そうです。事実があったかないか。それはたまたまそういうのが載っていたから、私もあれと思ったのですけれども、委員会でもそういう報告もなかったし、新聞にも出ていなかったのでね。ただ、当局側というか、県のほうはそれに対して答えておられるのですよね。それで、ちょっとどういうことなのか、事実関係を知りたいというふうに思いました。

●林福祉保健部長
 異物混入について1件、その分だったのか、ちょっとはっきり覚えていないのですけれども、その報告は受けておりますけれども、内容的にどこまでを公表するかどうかということについても内部的に取り決めがあって、その中で報告するかどうかを整理させていただいておりまして、この件については、特に報告まではする必要はないという判断をして、もちろん保護者の皆さんにはお伝えをしておりますけれども、特に公表まではしていない案件だったように記憶しておりますけれども、いずれにしても、きょうは障がい福祉課というか、これは子ども発達支援室の関係になると思いますけれども、確認をいたしまして説明をさせていただきたいと思います。

○森岡副委員長
 最終日に。

◎野田委員長
 それでいいですね。
 では、最終日の常任委員会の席で報告をしていただくようにお願いをいたします。

●林福祉保健部長
 はい。

◎野田委員長
 ほかにございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、意見も尽きたようでございます。
 以上をもちまして福祉生活病院常任委員会を閉会いたします。御苦労さまでございました。


午後2時58分 閉会

 

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