平成22年度会議録・活動報告

平成22年10月7日会議録

出席者
(9名)
委員長
副委員長
委員
伊藤 美都夫
福本 竜平
市谷 知子
伊藤 保
山口 享
野田 修
前田 宏
横山 隆義 
小谷 茂
欠席者
(1名)
委員 鉄永 幸紀
 

職務のため出席した事務局職員
  田中主幹、柳楽主幹、溝内副主幹

1 開会   午前11時55分
2 閉会   午後0時02分
3 司会   伊藤(美)委員長
4 会議録署名委員   野田委員、伊藤(保)委員
5 付議案件及びその結果
   別紙日程表及び下記会議概要のとおり
 


午前11時55分 開会

◎伊藤(美)委員長
 ただいまから、地球温暖化対策調査特別委員会を開会いたします。
 本日の日程は、お手元の日程表のとおりでありますので、この順序に従って議事を進めていただきます。
 まず、会議録署名委員は、野田委員と伊藤(保)委員にお願いいたします。
 それでは、これより議題に入りますが、今日は開会がずっと遅れてきております。本日は主にグリーンニューディール政策等の主要事業の進捗状況について、かなり詳しい内容になっており、読めばかなり理解ができると思いますけれども、生活環境部長、よろしくお願いします。

●法橋生活環境部長
 生活環境部でございます。よろしくお願いいたします。昨年、とっとり発グリーンニューディールということで、新しい、鳥取県の環境に配慮した鳥取県の成長戦略を策定させていただきました。このたびはその主要な関連事業について、進捗等についてご説明したいと思いますけれども、非常に時間がないようですので、総括的に説明させていただきたいと思います。
 このとっとり発グリーンニューディールという戦略なんですけれども、単に、新エネルギーですとか、ニューディールというとそういうものが中心になりますけど、そういうことではなくて、幅広く環境と関連する分野、こういったものに全庁的に取り組んでいくということで戦略を立てております。
 お手元にありますように、緑の産業革新ということで、就農率の向上でありますとか、それから林業の振興、それに結びつく木の住まいの助成とか、こういったものから、いろいろ新エネルギー等も含めて成長戦略としているところでございます。成果につきましてはお手元の資料をご覧いただきたいと思います。また、廃ガラスなどの研究開発につきましては、リン吸着能という新しい技術開発などもできまして、特許を出願したりという非常に進捗がみられたものがございますし、まだまだ十分でない点もございます。特に、三大湖沼なんかにつきましては、まだまだ環境の基準が達成されていないということもございます。
 それから、食品残渣なんかのリサイクル事業につきましては、3ページにありますように、中央病院や三朝なんかでも進んでおりますけれども、まだこれも全般的に大きく進展するという状況に至っておりません。今後そういった環境修復、リサイクル事業といったことを積極的に進展させていきたいと思っております。
 4ページは、LED等の照明技術とか、鳥取県方式の芝の推進であるとか、エコカー関連事業、植物工場、こういった環境新産業の進展について記載をさせていただいております。一部では、非常に新しい、植物工場なんかの立地等も進んでおりますし、LEDにつきましても積極的な導入を支援するということで、事業が進展しているところでございます。また、芝につきましても、いろんな方面で活用していただておると、エコカーにつきましては、ご存じのように米子のほうにEVの企業が立地が決定するようなことが、新しい進捗として見られております。
 次に、新エネルギーの技術開発・導入ですけれども、太陽光の発電につきましては、新しい形の補助金ということを打ち出しまして、非常に導入が進んでおるということでございますし、先ほどいいました米子に立地しますナノオプトニクス・エナジーのほうでは、新しい太陽光発電の製造の工場もつくろうというような動きが出てきております。
 その他の、いわゆるエネルギー関係でいいますと、マイクロ水力発電、先ほども賀祥ダムの話を決算審査特別委員会でさせていだきましたけれども、産業技術センターのほうでも非常に小さなマイクロ型の水力発電装置など連結させて使えるようなものも開発されたりして、今、特許の出願中というような状況でございます。その他、木質バイオマスにつきましては農林水産部のほうで非常に積極的に推進されておるところでございます。ちなみに、鳥取大学、それから県内外の企業と一緒になって新エネルギー研究会を設立いたしまして、積極的にこれからも取り組んでいきたいと。あわせまして、スマートグリッドですとかスマートタウンの推進可能性調査、こういったものも進めまして、鳥取県のなかで新エネルギーが積極的に導入される環境を整えていきたいというふうに考えております。
 また環境のまちづくりとしましては、エコハウスの推進でありますけれども、まだなかなかCASBEEというような認証のものについてまだ認識が深まっておりませんで、採択が7件にとどまっているということでございます。公共交通の利用促進につきましては、バスロケーションシステム等を開発しておりますけれども、まだ実証の段階で現実に実用化されているという状況に至っておりません。それからカーボンオフセット、国内クレジットプロバイダ育成等につきましては、県有林のカーボン・オフセット事業が非常に進捗しておりまして、いろいろそういったものを活用した新しい商品が市場に出てくるというような状況であります。
 最後に、環境保全型の観光地づくりということで、本議会でも皆さん非常にお喜びになっておられる、私も心から非常に喜んでおりますけれども、山陰海岸ジオパークが世界ジオパークネットワークに加盟できたということで、今後、これまで受入態勢等整備してまいりましたけれども、これからも引き続き、ジオパークを活用したジオツアーというようなことが進展していくように県庁一丸となって頑張っていくことを考えておる次第でございます。


◎伊藤(美)委員長
 非常に分かりやすい整理をしていただきました。ありがとうございました。
 皆さんの方で質疑等がございましたら、どうでしょうか。

○伊藤(保)委員    
 カーボンオフセットで販売した金額については、使途の制限というか、規制的なものは県にできていますかね。

●小林グリーンニューディール推進室長
 規制はないと思いますけれども、森林整備に使いたいというふうに農林水産部では考えているようでございます。

○伊藤(保)委員    
 その辺、使途については、何か明確なものをきちんと作ったほうがいいのではと思いますけれども。

●法橋生活環境部長
 委員ご指摘がありましたので、農林水産部ともども、ちょっと検討させていただきたいというふうに思います。

◎伊藤(美)委員長
 その他ございませんか。よろしいですか。
 一目瞭然の非常に分かりやすい整理をしていただきました。特別委員会でも一所懸命、勉強させていだきまして、進捗状況にいろいろ対応させていただきたいと思います。
 そうしますと、かなり熱心に協議ありがとうございました。これをもちまして、特別委員会の質疑を終了させていただきます。
 その他で、委員の皆様でなにかありますか。(「なし」と叫ぶ者あり。)
 意見が尽きたようでございますので、これで閉会します。

午後0時02分 閉会

 

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