平成23年度会議録・活動報告

平成23年6月22日会議録

出席者
(12名)
委員長
副委員長
委員
斉木 正一
濱辺 義孝
坂野 経三郎
国岡 智志
錦織 陽子
谷村 悠介
興治 英夫
小谷 茂
鉄永 幸紀
前田 八壽彦
内田 博長
伊藤 美都夫
欠席者なし
 

説明のため出席した者
  -

職務のため出席した事務局職員
  議事調査課 前田副主幹、伊藤副主幹、西村主事

1 開  会   午前10時37分
2 閉  会   午前11時00分
3 司  会   浜田委員長
4 会議録署名委員  内田委員、坂野委員
5 付議案件及びその結果
   別紙日程表及び下記会議概要のとおり
 

午前10時37分

●前田(康)議事調査課副主幹
 失礼いたします。開会に先立ちまして、皆様に申し上げます。
 本日の会議は、設置後初の防災・危機管理調査特別委員会でありますので、まず、正副委員長の互選を行っていただきます。
 互選の職務は、委員長が選任されるまで、鳥取県議会委員会条例第6条第2項の規定により、年長の委員に行っていただきます。
 それでは、伊藤委員様、よろしくお願いいたします。

○伊藤臨時委員長
 ただいま紹介いただきました伊藤でございます。
 年長ということで、委員長職務をさせていただきます。よろしくお願いします。
 そうしますと、ただいまから防災・危機管理の特別委員会を開会いたしますが、本日の日程は、お手元に配付しております日程のとおりであります。この順序に従って議事を進めさせていただきます。
 会議録の署名委員の指名でございますけれども、会議録署名委員は、内田委員と坂野委員、よろしくお願いします。
 では、これより委員長の互選を行いますが、お諮りいたします。
 互選の方法につきましては、いかがいたしましょうか。(「選挙でお願いします」と呼ぶ者あり)
 選挙という声がありましたので、そのようにさせていただきます。
 投票方法は、鳥取県議会会議規則第4章の選挙に関する規定に従って行います。
 この際、お諮りいたしますが、立会人を前田委員と国岡委員にお願いしたいと思いますが、御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 異議なしと認めまして、立会人に前田委員と国岡委員を指名させていただきます。
 念のために申し上げますけれども、投票は単記無記名でお願いします。
 投票用紙を配付いたします。
 〔投票用紙配付〕
 投票用紙の配付漏れはありませんね。(「ありません」と呼ぶ者あり)
 では、立会人。(「投票箱を改めます」と呼ぶ者あり)
 〔投票箱点検〕
 はい、どうぞ。
 〔投  票〕
 投票漏れはありませんね。(「なし」と呼ぶ者あり)
 開票を行います。では、どうぞ。
 〔開  票〕
 投票の結果を報告いたします。
 投票総数が12票、有効投票12票であります。
 有効投票中、斉木委員11票、錦織委員1票ということで、斉木委員が当選でございます。よろしくお願いします。
 では、委員長は委員長席に。私は席に戻りますから。

◎斉木委員長
 どうも皆さん、防災・危機管理調査特別委員会の委員長に当選させていただきまして、皆さん方の御推挽、本当にありがとうございます。
 この委員会、今までもちろんなかったわけですけれども、こういう名前の委員会もありませんでした。ことしの春から大雪あるいは水害、それから御案内のとおり福島の原発の事故等でお隣の島根県の原発問題といろんな諸課題がありますので、この委員会を設置するということでございます。
 付託案件は防災対策及びBCPの構築に関する件、それから原子力発電所に関する件でございますが、ぜひ皆さん方の御協力をいただきながら、この方向性を出したいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。私は思いますに、自然を侮ってはいけないし、征服するようになってはいけない。だけれども、最小限の防御がいかにあるべきかは大事だろうと思いますので、ぜひ皆さん方の賢明なる御指導をいただきながら、この委員会を進めていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。(拍手)
 そういたしますと、それでは引き続き、副委員長の互選を行います。
 お諮りいたします。互選の方法については、いかがいたしましょうか。(「委員長指名」と呼ぶ者あり)
 委員長指名という声ばかりでございますので、私から指名させていただきたいと思います。
 副委員長に濵辺委員を指名したいと思います。よろしくお願いします。(拍手)
 ここへ来てください。

○濵辺副委員長
 本当にどうも御指名ありがとうございます。委員長を支え、精いっぱい働かせていただきます。よろしくお願いします。(拍手)

◎斉木委員長
 そういたしますと、早速、調査事項に入りたいと思います。
 本委員会の付託案件は、お手元に配付の資料のとおりでありますが、重点調査事項として、本委員会において取り組む課題を明確にしてはと思いますが、いかがでございましょうか。
 御異議はないですね。
 それでは、本委員会の重点調査事項について、皆さん方の御意見をいただきたいと思います。
 御意見のある方は御発言をお願いいたします。

○前田委員
 BCPというのは、県民向けではないと思うのですけれども、日本語でわかりやすい言葉にしたらいかがでしょうか。

◎斉木委員長
 BCPは、日本語で略して直すと事業継続計画と言うようでございます。(「英語で正式には何と言うのですか」と呼ぶ者あり)(「ビフォア・クライシス・プランじゃないか」「ビジネス・コンティニュイティー・プランです」「ビジネスです」と呼ぶ者あり)どうでしょうか、前田委員からBCPという言葉がわかりにくいのではないかという話でございますけれども、ただ、日本語に直すと事業継続計画ということで、これもわかりにくい言葉ですが。(「再生」「訳すればいいのです」と呼ぶ者あり)括弧でね。(「ビジネスを続けるプランという」と呼ぶ者あり)ではBCP(事業継続計画)としてもよろしいですか。

○前田委員
 防災対策と合わないので、もう少し要約すればいいのではないか。(「災害のときの被災の対応」と呼ぶ者あり)

◎斉木委員長
 公共施設や民有施設の、何だかよくわからない。(「事業の継続」「そのこと自体がわからない」と呼ぶ者あり)

○前田委員
 まあ、委員長、一任でいいです。

◎斉木委員長
 この件に関してはもう少し検討して、BCPではなくわかりやすい言葉で……(「そこまで要るかなと、みんなが見るでしょう」と呼ぶ者あり)うん。ただ、議運などで付託を受けたのはこの全部の調査事件でありますので、我々の特別委員会の中でわかりやすくはしてもいいと思いますけれども、今すぐ案が出ないので、もう少し言い方を考えたいと思います。

○内田委員
 わかりやすい言葉がよい。事業継続計画はわかりにくいので。

◎斉木委員長
 ええ、わかりやすい言葉で一遍考えてみます。
 では、(1)の防災対策及びBCPの構築に関する件という付託事件は、BCPをもう少しわかりやすい言葉にすることで御了解いただきますようお願いします。
 ほかに何かございますか。何か調査を絞り込む御意見があれば。

○内田委員
 2年間ですので余り広げない方がいいのではないか。この2つの案件に絞ったほうがいいと思います。

◎斉木委員長
 しかし、防災対策でもBCPの構築に関する件でも範囲が広いものですから、この中で何を絞り込んでいくのがよいかが必要。例えば、津波や風水害、大規模事故などの分野に分けるのか、あるいは重点的な地域があれば地域を絞り込むのか、または要望や応急対策、要援護者の問題などに絞り込むのかですね。今、案が出ませんか。

○国岡委員
 防災対策といったら大体総括して全般が入ってきますけれども、その中で、今、鳥取県の取り組みとして地域防災計画の見直しが入っています。やはりそれも詳細にうたったほうがいいのではないかと思います。2年間の任期ですから、県がちょうど今取り組んでいる地域防災計画の見直しについて、この委員会でもしっかり精査していくことを考えてはどうかと私は思います。

◎斉木委員長
 国岡委員の発言がございますが、よろしいでしょうか。(「はい、よろしいです」と呼ぶ者あり)
 では、地域防災計画の見直しも含めていくことでやりましょう。

○鉄永委員
 次までに、市町村も含めてデータのバックアップがどうなっているのか、調べていただきたいなと、一番大切なことだと思うのです。
 今議会でも非常に問題になったのは、被災したときの無線などがどういう状況になっているか、再度資料をお願いしたい。

◎斉木委員長
 鉄永委員から、現状認識ということで、データのバックアップや無線など、今置かれている県内状況の問題点を拾い出して、どう対処していくかが必要だろうと思いますので、それもぜひ取り組みたいと思います。

○伊藤委員
 このたびの議会で、防災とか危機管理に関する質問がいっぱい出ていましたね。私はそれを一覧表で取り上げてみて、この2年間でどうしてもやらなければいけない課題を拾い出してみるとわかりやすいと思っております。いろんな立場や姿で切り口を変え、この防災と危機管理に対しての課題を出すと皆さん方の意見を反映することにもなると思います。一覧表を次の会につくっていただいて、その中から2年間でやれる範囲を拾っていくことができるのではないかと思いますけれども、どうですか。

◎斉木委員長
 伊藤委員からもそういう発言がございました。これも本当に大事なことだろうと思います。やはり防災計画の見直しは、そういう問題点を一つ一つ洗い出して、問題があるところは直していくことが必要だろうと思いますので、そのような資料を次回には用意して検討していただこうということでございます。

○興治委員
 津波対策ですけれども、この間、国会でも成立した津波対策の推進法を見ると、最新の知見に基づいた対策を立てるようにということも明記されていますが、日本海での津波にかかる、いわゆる最新の知見がどのようなことなのかを勉強してみたほうがいいのではないかと思うのです。その発生可能性も含めて、学者の見解もあるでしょうし、身近におられれば必要に応じて、こういう場に出てきていただいてお話を聞くなども含めて、委員長の方で御検討いただけたらと思います。

◎斉木委員長
 はい、わかりました。それも大事なことです。

○前田委員
 一回、僕、本会議でやったのですけれども、例の警察の災害に対する出動計画ですね。きちっと前の本部長は答弁されましたけれども、一緒にやはり点検してみないといけないと思うのですけれども。

◎斉木委員長
 はい、わかりました。それも大事です。次々、皆さん方の思っておられることが大分出てまいりましたが、ほかには。

○錦織委員
 いろいろありますが、原発問題では、今の活断層の問題をずっと研究しておられる地元の学者もおられるので、そういう方たちにお話をしてもらったり、宍道断層の現地調査などもあわせて考えられるのではないかと思います。

◎斉木委員長
 はい、そういう意見もございます、わかりました。活断層のことも大事なことですから。
 ほかにはございませんか。思われたことをいろいろ出してもらっておいて、またその中で一つ一つ精査していく感じでいきたいと思いますので。
 では、たくさん出していただきましたので、きょうの分を次回までに取りまとめて……。

○興治委員
 鉄永委員と伊藤委員たちは、東日本の被災地に行かれたのですけれども、そこで被災の状況や対応策を目の当たりにしてこられたのですが、我々としてそこに行ってみることはどうでしょうか。必要性はあると思うのですけれども、向こうも対応しないといけないため、かえって迷惑になってもいけないことはあると思うのですが、もし何か御意見あればお聞かせいただけたらと思います。

◎斉木委員長
 今、御意見ございましたが……(発言する者あり)。実際、百聞は一見にしかずで、状況を見るのも大事なことですけれども、ただ、相手のぐあいがありますので、迷惑されるようなところに行ってもいけませんし、そのあたりはまた検討させていただいて。
 ほかには。活発な御意見をいただきましたので、次回までにまとめて、皆さん方に提示できるようにしたいと思います。(発言する者あり)ちょっとそのあたりは調整したり……(発言する者あり)

○小谷委員
 いろいろ意見が出たのですけれども、余りにも広範囲になるとやれない。2年間でやるということだから、その中の項目等々を出して、これとこれはやるというような、次回には皆さんで意思統一したほうがいいと思います。全部やるということになると余りにも大変だと思います。

◎斉木委員長
 その辺は絞って、いろいろきょうは意見を出していただいて……。

○小谷委員
 意見はだれもが出したけれども、それを全部やることになると大変ではないかなと思ったものですから。(発言する者あり)そうだ、優先順位をつけてやればいいのだ。

◎斉木委員長
 はい。きょうの新聞にも出ておりましたように、国の35%ぐらいが津波被害にあうような話が出ておりましたので、鳥取県の場合も弓浜半島に津波が発生したら、あそこはすべて流される感じでありますので、やはりそういう面で地元の人は心配があるわけでございます。そういうことについてもしっかりと研究しなければいけないという気でおります。
 よろしいでしょうか。(「はい」と呼ぶ者あり)
 では、きょういろいろ出していただいた御意見を参考に取りまとめて、次回に提示したいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。
 では、皆さん方の英知を出していただくよう、今後とも御協力をよろしくお願いいたします。
 それでは、次に閉会中の調査事項についてお諮りいたします。
 本委員会所管に係る本県の防災対策及びBCP(事業継続計画)ですが、原子力発電所に関する諸問題、その他の主要事業については、閉会中もこれを調査することとし、その旨、議長に申し出ることに御異議はございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がないようですので、その旨、議長に申し出ておきます。
 次に、その他ですが、委員の皆さんから何かございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 意見が尽きたようでございますので、以上をもちまして防災・危機管理調査特別委員会を閉会いたします。御苦労さまでございました。

 

午前11時00分 閉会

 

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