平成23年度議事録

平成23年12月2日会議録

 開催概要、資料はこちらです。
出席者
(7名)
委員長
副委員長
委員
藤縄 喜和
福田 俊史
国岡 智志
興治 英夫
藤井 省三
前田 八壽彦
銀杏 泰利 
欠席者
(1名)
  稲田 寿久
 
 


説明のため出席した者
  古賀県土整備部長、ほか各次長、課長、関係職員

職務のため出席した事務局職員
  議事調査課 上月主幹、山崎主幹、五百川副主幹

1 開会  午後0時08分
2 閉会  午後0時25分
3 司会  藤縄委員長
4  会議録署名委員  藤井委員、国岡委員
5 付議案件及びその結果
   別紙日程表及び下記会議概要のとおり
 

午後0時08分 開会

◎藤縄委員長
 ただいまから企画県土警察常任委員会を開会いたします。
 本日の日程は、お手元の日程のとおりでありますので、この順序に従って議事を進めさせていただきます。
 初めに、会議録署名委員を指名いたします。
 本日の会議録署名委員は、藤井委員と国岡委員にお願いいたします。
 それでは、付議案の予備調査を行います。
 質疑については、説明終了後に行っていただきます。
 また、平成23年度公共事業実施地区の概要については、お手元に配付のとおりであり、特に説明は要しないことといたします。
 初めに、古賀県土整備部長に総括説明を求めます。

●古賀県土整備部長
 それでは、私のほうから総括の説明をさせていただきます。
 平成23年度の11月補正予算の追加提案でございます。資料の1ページをごらんください。一般会計で前回までの計上額が550億円余りに対しまして、今回国の3次補正が成立したことによりまして、追加予算として8億円余りをお願いするものでございます。
 主な事業といたしましては、公共事業で一般公共といたしまして道路橋梁事業として7億円余り、直轄公共といたしまして道路事業9,000万円余りなどでございます。
 詳細は各課長から御説明申し上げますので、御審議のほどよろしくお願いいたします。

◎藤縄委員長
 それでは、順次説明を求めます。

●安田県土総務課長
 お手元の資料の10ページをごらんいただきたいと思います。10ページは繰越明許費に関する調書でございます。ただいま部長が御説明申し上げましたとおり、道路事業の補正を行います。その補正が、今年度の残りの日数が少ないものですから適正な工期がとれないということで、繰り越しの御承認をいただいて、適正な工期をもって工事を進めたいということでこの繰り越しをお願いするということでございまして、今回の申請額、お願いする額は9億円余りということでございます。
 11ページに理由を記載しております。繰り越し理由に、ただいま申し上げましたように、国の3次補正によるということで、このたびの補正のものを並べております。
 13ページに地元調整、あるいは工法の変更といったことでの繰り越しをお願いしたいというふうに考えております。

●山本道路企画課長
 資料の2ページをお願いいたします。国の3次補正の配分があった内容でございますが、道路橋りょう維持費といたしまして、社会資本整備総合交付金(災害防除)、いわゆる道路の落石対策を行うものでございます。これについて、3億7,270万円の補正をお願いするものでございます。
 続きまして、道路橋りょう新設改良費といたしまして、社会資本整備総合交付金(橋梁補修)、これはいわゆる橋梁の耐震補強を行うものでございます。これについて3億3,900万円をお願いするものでございます。
 この2件について、防災震災対策ということで補正をいただいているものでございます。
 直轄道路事業費負担金につきましても9,500万円を、国道9号外とございますが、29号でございます。これの防災震災対策等に補正をお願いするものでございます。
 合計いたしまして、補正額8億670万円、合計133億4,300万円余の予算とさせていただきたいと思っております。

◎藤縄委員長
 今までの説明について、質疑等ございますでしょうか。

○前田委員
 2ページの直轄道路事業負担金で、工程表が、山陰道/県内区間の平成29年度までの全線供用と。防災震災対策とどういう関係があるでしょうか。

●山本道路企画課長
 おっしゃるとおり適切な表現ではなかったかと思います。直轄事業負担金といいまして、こういったくくりでやっておりますので、委員おっしゃるとおり、直結した工程表の目標、指標とはなっておりません。おわび申し上げます。

○前田委員
 了解しましたけれども、鳥取道の通行どめは今回防災対策でやらないのですか。しょっちゅうとめているでしょう。ラジオで言っていたけれども、また今月もとめるのでしょう。どうなっているのでしょうか。

●山本道路企画課長
 ここの表に計上しておりますのは県費負担があるものを計上しておりまして、御存じのとおり、維持等の経費というのは県費負担がございません。県費負担のないものとして、国道53号並びに国道373号姫鳥線ということで防災震災対策として今回の補正で直轄で事業実施されます。

○前田委員
 鳥取道ののり面は維持管理ですか。

●山本道路企画課長
 先般崩壊した斜面ということですか。

○前田委員
 違う。今度またかなり通行どめをするでしょう。あれはどこの工事ですか。

●山本道路企画課長
 あれは全線にわたって点検を行って補修を行うということでございます。

○前田委員
 供用開始して、こんなに短期間でしょっちゅうとめるのですよ。設計が悪かったのか、工事が悪かったのか、どうなのですか。

●山本道路企画課長
 国交省からお伺いしている話ですと、残念なことに今年度、智頭インターのところで崩壊が発生しました。それによって通常の規制雨量より厳しい規制で現在行っております。そういうのも踏まえまして、今年度については点検をきちんとやりたいということで今回の点検を行われていると聞いております。これが日常的に続くという話は現在のところ聞いておりません。

○前田委員
 幹線ですから、あんなに通行どめをしては幹線の役割を果たしていませんよ。もう一回言いますけれども、この9,500万円は、あそこは維持管理の範疇で別のところに使うわけですか。9,500万円の箇所はどこですか。

●山本道路企画課長
 9号線及び29号線ということで、先ほど申しましたように姫鳥は維持管理費の範疇で行いますので、9号線、29号線全線にわたってのいわゆる交通安全2種という工事で、情報掲示板だとかライブカメラ等々に使うということで聞いております。

○前田委員
 何でそれが防災震災対策ですか。

●山本道路企画課長
 防災震災対策といたしまして、情報掲示板によって迂回路の情報なりなんなりを流す、ライブカメラによって現況の把握を行うということで、交通安全2種ということで防災対策で計上していただいております。

○前田委員
 わかりました。

○銀杏委員
 のり面等の落石防止対策ということですが、ちょっと個別ですけれども、佐治の小学校の横から入って佐治アストロパークに向かうところがこの夏に大分落石、落木して取り除いてもらったりしたのですが、あそこは入っているのですか。佐治の分が出ていますけれども、そこではないのでしょうか。わからなかったらまた後で結構ですけれども。

●細川道路建設課長
 今のは小河内加茂線だと思います。今回の中には入っておりません。今年度から調査を開始して、来年度以降、少し改良も含めたものを検討しているところでございます。

◎藤縄委員長
 次に、その他ですが、執行部、委員の方で何かございますでしょうか。

○前田委員
 この秋、東郷のインターのところを2~3回通ったら、のり面が真っ黄色です。セイタカアワダチソウです。どうもこの山陰道を伝ってどんどんどんどん東にセイタカアワダチソウが生えてくるような気がしているのです。一回日本海新聞にも出ていましたけれども、御存じのとおりセイタカアワダチソウは在来種を駆逐するのです。あれは独占欲の強い植物でして、在来種をみんな駆逐してしまう。だから、鳥取県は今ススキがなくなっておりまして、ほとんどセイタカアワダチソウに独占されております。そういう状況からして、山陰道のセイタカアワダチソウについてはきちんとした対策をしてほしいと思うのです。ぜひとも直轄に申し入れてほしいと思う。

●山本道路企画課長
 セイタカアワダチソウにつきましてはそのような状況も把握しておりまして、国土交通省のほうに申し入れといいますか、聞き取りを行わせていただきました。セイタカアワダチソウ自体が確かに在来種を駆逐するという面はあるかもわかりませんが、特定外来種には指定されていない植物であると。いわゆるオオキンケイギクということであれば特定外来種に指定されていて、直轄においても刈り取りを実施するということで聞いております。しかしながら、今申しましたとおりセイタカアワダチソウについては特定外来種に指定されていないために、日常の維持管理の除草においては、路肩において車道のほうに繁茂してきて交通を阻害するような部分を除草するというのが原則ということで、大体路肩から1メートルの範囲でございますが、そういった範囲でしか予算の範囲内で維持管理ができない状態だということでお聞きしております。現状だけで申しわけございません。

○前田委員
 あの植物は根と種子の両方で繁殖するのです。根が物すごく強いのです。草刈り機でも相当入れ込まないと切れない。ああいう植物を特定外来種になっていないからといって繁茂させることは鳥取県の環境破壊です。ぜひとも申し入れてください。

●山本道路企画課長
 そのような御意見があったことも含めて、もう一度話をさせていただきたいと思います。

○銀杏委員
 関連ですけれども、国道ののり面の維持管理が国のほうも予算が少なくなってなかなかできていない現状のようでして、農家の方の中には、少し道路が高くなっていてのり面が広い場合、1メートルぐらいしか除草されないと。大部分が除草されずにそのまま残ると。その道路に面した田んぼは農家の方が一生懸命あぜを除草作業されるけれども、肝心の広大なのり面、幅広いのり面が全然除草されていないので効果がないということなのです。維持管理事務所に申し入れても予算がなくてなかなかできないというふうなことがありまして、せっかく土地を提供して国道をつくったのに、それによって作物をつくるのに非常に弊害が起きているというふうなことで、憤っておられる地元の方もいらっしゃるわけです。そういうことで、ぜひそうした国道ののり面の維持管理について重ねて強く要望していただきたいと思います。

●山本道路企画課長
 同じく銀杏委員からあったことについても国土交通省のほうと話をしたいと思います。

●細川道路建設課長
 お手元に1枚物をお配りしていると思います。国道9号鳥取大橋東詰交差点の合流車線の完成について御報告させていただきたいと思います。
 平成21年の3月に鳥取環状道路の供用を開始したところでございますが、国道9号線への合流点、鳥取大橋東詰の交差点で頻繁に渋滞が発生しておりました。このため、平成22年度から県のほうが国土交通省に委託して工事を進めておりました当該交差点の加速車線、いわゆる合流車線でございますが、11月29日に完成し供用を開始いたしました。
 当該交差点につきましては、平成21年、22年の県内ワースト1の人身事故発生交差点でしたが、当該合流車線の完成により安全性の向上が図られるとともに、鳥取環状そのものの渋滞緩和にも寄与するものとして期待しているところでございます。

◎藤縄委員長
 意見も尽きたようですので、委員の皆さんには御相談したいことがありますので、お残りください。執行部の皆さんは退席していただいて結構です。(執行部退席)
 お残りいただきましたのは、願意の聞き取りと常任委員会の勉強会で、日程は一任いただきましたので、陳情者からの願意聞き取りは調整させていただきました。12月6日午後1時から開催いたしましたので、よろしくお願いいたします。また、勉強会につきましては、執行部と調整をいたしました結果、12月9日、12月15日というふうになりましたので、大変お忙しい中ですけれども、御出席いただきますようお願いいたします。
 以上をもちまして企画県土警察常任委員会を閉会いたします。

午後0時25分 閉会

 

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