午後4時00分 開会
◎内田(博)委員長
ただいまから鳥取県産業振興条例調査特別委員会を開会いたします。
本日の日程は、お手元に配付しておりますとおり、日程表のとおりでございますので、この順序に従って議事を進めさせていただきたいと思います。
まず初めに、会議録署名委員を指名いたします。
会議録署名委員は、山口委員と森委員にお願いいたします。
それでは、議題に入らせていただきます。
パブリックコメントの結果とその対応についてでございますが、まず、11月15日から30日までの間に実施いたしましたパブリックコメントの結果につきましては、お手元に資料を配付してあります。また、その対応につきましても私と伊藤副委員長で協議をしながら作成した案も資料に記載しておりますが、伊藤副委員長から詳細な説明をしていただきたいと思います。よろしくお願いします。
○伊藤(保)副委員長
それでは、鳥取県産業振興条例修正案について、皆様からお寄せいただいた御意見と、その対応について、案でございますけれども、説明をさせていただきます。
それでは、本日配付いたしておりますお手元の資料をごらんいただきたいと思います。
今回パブリックコメントを募集しましたところ、個人では2名の方から御意見をちょうだいいたしました。概要につきましては、1枚目の上の表に記載のとおりであります。また、37の関係団体と県内の各市町村にも文書により意見を求めましたが、今回提出はございませんでした。なお、期間中、執行部からも意見の提出がございましたので、1枚目の下の表にその概要を記載させていただいております。御意見をいただきました方々には、貴重な御意見をお寄せいただきましたことにつきまして、この場をかりましてお礼を申し上げたいと思います。
以上、3名の方から御意見をいただいたわけでありますけれども、いずれも共通していたのは、この条例に規定する地産地消の定義と既に認知されている地産地消のイメージとが相違しており、食の安全・安心などを考えると不安を抱くというものでございました。いただきました御意見の原文は2ページ目から4ページ目におつけをしているところであります。それをごらんいただければと思います。
これらの御意見を踏まえまして、その対応を委員長と相談いたしました結果、それぞれ1枚目の表の右欄に記載しておりますとおりの対応を行ってはということで今回お示しをさせていただいております。具体的には、資料の5ページ、6ページに委員長修正案ということで以前からの変更箇所を太字見え消しで記載をいたしております。修正内容といたしましては、地産地消を県産品利用と置きかえた上で、県外に打って出る方向性という御意見もありましたので、基本方針として、消費の促進を図る対象を県内から県内外へと拡大をさせております。7ページ以降では、委員長修正案で見え消しした条例全体をおつけしておりますので、ごらんをいただければと思います。
◎内田(博)委員長
ありがとうございました。
ただいまのパブリックコメントの結果とその対応につきまして、意見交換を行いたいと思います。
委員の皆様、執行部の皆様、御意見がございましたら、どなたからでも結構でございます。
○鉄永委員
今回の正副委員長の修正案について賛成です。産業振興条例ですから地産地消の定義を行うということで結構なのですが、それと同時に、これを前面に押し出していくということになりますと、例の学校給食の定義でなくて取り扱い、これは別途にまた考えていただきたいというふうに思います。知事が答弁されたような格好でいいと思いますけれども、そのように取り扱ってください。
◎内田(博)委員長
ほかにございませんか。
○山口委員
その取り扱いについては、この提案をするときに委員長報告の中できちんとそれは取り扱いをされるということで、この条例と関係なしに提案のときに、そういう取り扱いのほうがいいでしょう。(「はい」と呼ぶ者あり)
○錦織委員
私は今回この条例、すっきりしたなというふうに思いましたけれども、今の鉄永委員の意見を聞きますと、よりまた混乱が起きるのではないかというふうに思います。私はそこのところはやはりもとに戻して議論、これはこれでいいんですけれども、給食関係はやはりもとに戻していただきたいという気持ちが多いので、その意見をつけるというのはやめていただきたいというふうに思います。
○山口委員
意見という、文言ということでなしに、表現は別にして、その趣旨を何らかの、生かせるような形の対応をしてもらいたいと、こういうことでいいでしょう。(「いいです」と呼ぶ者あり)そういうことで。そのものではなしに、趣旨に従って学校給食についても十分検討されたいと。
○鉄永委員
もうちょっと正確に。地産地消ということは、一般的に概念としては今まで皆さんがおっしゃったとおりでいいと思います。ただ、学校給食において、これは市町村がやっておるわけでありますが、鳥取県だけが厳格なことをやっておるということなのです。他県ではやはり、例えば市町村であれば、その市町村で生産されているものというのは同等な扱いをしながら扱っているというのが現実でございまして、そういう方向でお願いしますと。結局市町村もやりやすくなるということだろうと思います。
○森委員
今の議論はこの産業振興条例の修正案と離れた議論になっていますので、それはまた別のところで議論していただくとして、きょうはこの修正案の議論ですので、これがいいか悪いかをやってもらって、また別の場面で、一般質問でも何でも、またそれはやっていただくということで、これとは切り離したほうが、今このままこの案がすっきりすることが大事だと思います。
○山口委員
いいことはいいけれども、そういうはっきりしたことでなしに、ちょっとぼやかして対応したほうが、特別にというよりか、ちょっとぼやかして、どこでも通用するような形のものにしてもらいたいと、このほうがいいのではないか。
○鉄永委員
私は別に委員長報告にこだわりません。要するに、議場で私は言いましたので、それを配慮して今後考えてくださいというのは私の個人的な見解ですから、お願いしたいと思います。それに異論がある方は議場で一般質問でどうぞやってください。
○山口委員
ちょっとぼやかして。
◎内田(博)委員長
私も意味がちょっと……。
○伊藤(保)副委員長
地産地消の定義については、森委員が言われたようにこのたびの条例とは切り離して、やはりまだ、きょうの委員会でもそうでありますけれども、いろんな違和感を持っておられる方もありますので、いろんな思いがある方もありますので、改めてそれはやはり鳥取県の一つの地産地消という定義づけをする方向で今後の議場でのいろんな議論を踏まえてつくればいいかなと思っていますので。
○山口委員
いいです。私が今言いますのは、地産地消ということに限らずこの趣旨を十分そんたくしてもらって対応してもらいたいと、こういうことなのです。ということをやっておけばいいのではないでしょうか。
◎内田(博)委員長
いろいろと御意見をいただきました。実はその他という部分がございまして、それで、そういう件に関してはまた改めてという形でいきたいと思いますが、よろしゅうございますか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○山口委員
委員長にその件は任せる。
◎内田(博)委員長
それでは、できれば次回の委員会では本日お示しをいたしました案をもとに条例の修正案を決定させていただきたいと思いますが、各委員の皆様におかれましてはよろしゅうございますでしょうか。
○錦織委員
せっかくしていただいているのですけれども、それには感謝申し上げますが、やはりこの条例の中に本当は地産地消の推進ということも1個入れてもらったらいいなというのが、一歩進めて県産品の拡大というか、それと同時に地産地消も推進していきましょうということで入れていただいたらいいなというふうに意見としては言っておきます。
◎内田(博)委員長
意見としては伺っておきます。
○山口委員
だから、そのやり方については、提案するときにそういうような意味も含めてやられるのも結構だしと、私の言いますのはこういうことです。
◎内田(博)委員長
とすれば、例えば条例に附則をつけるとか……。
○山口委員
いうことではなしに。
◎内田(博)委員長
そこまでしなくていいですか。
○鉄永委員
県産品利用というのは当然、第1次産業の製品も全部入っていますから、これはもう今まで皆さんが……(発言する者あり)全部入っているのですからいいじゃないですか。
○山口委員
言わなくていい。この条例はそのままでいい。
◎内田(博)委員長
いいですか。
○山口委員
そういう議論があったということだけ。
◎内田(博)委員長
わかりました。
それでは、そういうことで次回の委員会には決定させていただきますので、よろしくお願いいたします。
ほかにございましたら。ございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
それでは、次回の委員会は12月15日に開催させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
それでは、以上をもちまして鳥取県産業振興条例調査特別委員会を閉会いたします。ありがとうございました。
午後4時17分 閉会
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