午前10時02分 開会
◎浜崎委員長
皆さん、おはようございます。
ただいまより総務教育常任委員会を開会したいと思います。
本日の日程は、お手元のとおりでございますので、その順序に従って議事を進めさせていただきます。
初めに、会議録署名委員を指名いたします。
会議録署名委員は、鉄永委員と谷村委員にお願いをしたいと思います。
それでは、ただいまから本委員会に付託されました議案について審査を行います。
これから付託議案に対しまず質疑を行っていただきますが、委員の皆さんにおかれましては、発言、前後でのマイクのスイッチの切りかえを忘れずにやっていただきますようお願い申し上げます。
それでは、質疑がある方、お願いしたいと思います。
○長谷川委員
1号議案で一般会計予算なのですけれども、質疑ですね。
◎浜崎委員長
質疑です。
○長谷川委員
新年度の財政収支見通し、概観で結構ですからお示しをいただきたいわけですけれども、特にやはり歳入の中心になります地方交付税、本当に40%を占めようかとする地方交付税の見込み、そしてあわせて歳出のほうで、公債費がずっと臨財債の関係でここのところ落ちないのだけれどもということが言われているわけです。この臨財債はともかくとして、いわゆる返済の公債費部分、このあたりの見通しが、私は今はピークになっているのではないかと思います。ですから、今後公共事業のシェアなどのこともありますけれども、そう大きな増加が見込まれないということになれば、私は少し好転をする傾向にあるのではないかと考えますが、そのあたりはどういう見通しに立っておられるでしょうか。
●小牧財政課長
では、私のほうから言わせていただきます。まず、歳入の見通しでありますけれども、地方交付税、これは去年の年末の地財対策におきまして、前年度プラスというふうな形で地方財政計画が組まれております。それに対応して、基本的に地方交付税というのは前年度よりも3%プラスということで当初予算で見込ませていただいております。
ただもう一つ、要因としましては、政府のほうで臨時財政対策債の割合を財政力に応じてきちんと見ていただいている、つまり生の交付税をふやそうとされている努力があるということで、これは基本的に今、上ぶれの要因がやや近年続いているというところでありますので、これからも歳入の40%を占めるというのは長谷川委員のおっしゃるとおりでありますので、しっかりと確保に向けて必要なことを訴えてまいりたいというふうに思っております。
公債費でありますが、臨時財政対策債を除けば、財政誘導目標のときなどにもお示しさせていただいていますし、いろいろ各種をお出ししておりますけれども、基本的には残高が減っていく基調であります。これはこの10年間、いろんな公共事業を含めて縮減してきたところの効果が出てきているというところであります。ですので、今後もただ必要な事業はしっかりとやりつつ、公債費というのも結構大きい水準にならないように、毎年度、毎年度の財政運営をしっかりやっていきたいというふうに思っております。
○長谷川委員
続きまして、地方公共団体に関係をする地方法人二税というものが、平成20年度に大きく税制制度そのものが改正をされております。そういう中にありまして、昨年度は、今年度になりますか、県内の主要産業の撤退なども見られるところでありまして、これらが新年度、それから、それに続く次年度にわたって、どういう影響を鳥取県財政に及ぼしてくると見通されているでしょうか。
●手嶋税務課長
長谷川議員の御質問にお答えいたします。
平成20年度から地方法人特別税ということで、県税にございます法人事業税の約半分を国のほうに国税としまして、それを従業員数等々で各都道府県に再配分するということで、この制度につきましては、これまで都会部のほうが一方的に法人税がたくさん入って、法人二税がたくさん入っておりましたので、地方との地域間格差をなくすということでこういう制度が創設されたものでございます。この制度につきましては、鳥取県が拠出する分より入ってくる分が多うございますので、この制度は地方部にとっては非常にありがたい制度といいますか、税源の偏在性を是正する制度でございます。ただ、鳥取県内の大きな法人等々の再編等々がございますので、この辺につきましては若干の法人二税関係の減というのは否めないところでございます。
さらに、平成24年度につきましては、復興需要、こういうものも臨めますので、その動向を今後中止していく必要があるということでございますが、本県におきましては、法人二税については若干の減というところで、平成24年度の税収を見込んでおるところでございます。
◎浜崎委員長
長谷川委員、よろしいですね。
○長谷川委員
はい。
◎浜崎委員長
ほかに質疑。
○伊藤(保)委員
教育長に1点お伺いします。鳥取西高、一般質問でもいろいろな議論がなされてまいりました。私どもも非常に現場の状況を考えれば、早く耐震改修ということを思うわけですけれども、ただ、いわゆる将来移転の前提という部分が非常に大きなネックになっておるわけでありまして、原理原則からいえば、なかなか文化庁の理解を得られないのではないかなという危惧もするのですけれども、次の陳情の問題の中で議論されるのですけれども、もしこれが採択ということになった場合、教育長として今後の要するに文科省への耐震の工事の申請状況については、どういうふうに判断というか、思いを持っておられるのか、お伺いしたいと思います。
●横濵教育長
思いということですので答えさせていただきます。陳情は、生徒の安全確保のために耐震化は進めて欲しいと。ただ、移転という状況はつけずにという趣旨でございます。もし採択されると、そうした耐震を進めてもいいけれども、条件をつけるなということになりますので、そういうことで文化庁に申請した場合に、仮に受理されたとしても文化庁がいわゆる諮問する際に、とてもこの内容では説明できないと、これまでの例えば彦根にある……。
◎浜崎委員長
教育長、恐れ入ります、もう少しマイクをぐっと。
●横濵教育長
はい。これまでの滋賀県の彦根にある高校の例とか、あるいは全国的な流れから見ると、とても審議会に説明できないだろうということで、返される可能性もあるというふうに思います。また、仮に審議会で審議されて、この場合でも恐らくこの前も藤縄議員のときにもお話ししましたように、将来的に全面的に改築等する場合には、指定地外で措置するようにという条件がつくと思います。そうした場合に、我々はもしそういう条件がついて返ってきた場合に、議会で採択されていますと、その趣旨と合わないわけですよね。そうしたら、また調整で時間がかかりますし、年に2回しかこの申請の機会がないということを考えますと、ますますおくれてくるというぐあいになります。また一方で、鳥取市も整備計画を進めておられますので、そのほうにも大きな影響が出てくるというふうに思います。したがいまして、やはり今の段階で切り離して申請するということは、生徒の安全のためにも、あるいは鳥取市の整備も、両方がおくれてくるということで、大きな影響が出てくるというふうに思います。
○伊藤(保)委員
わかりました。いずれにしても、我々も慎重にその判断はしてまいりたいと思うのですけれども、いずれにしてもベースとしては、共有できる部分としては、とにかく急がなくてはならないという部分は、いろんな意見があるにしても皆さんと共有する部分だと思うのですね。ですから、事務的にはやはりおくれのならないように、どういう判断になろうとしっかりと進めていっていただきたいなということだけは、お願いしておきたいと思います。
◎浜崎委員長
ほかに質疑ございますか。(「一括ですか、この質疑」と呼ぶ者あり)質疑です、その後、討論がありますので。(「議案一括」と呼ぶ者あり)ええ、そうです、もちろん。
○長谷川委員
第67号で、監査委員条例の一部改正についてでありますが、提案の内容は委員1名減ということでありますけれども、1名減とした場合、いわゆる監査実務といいましょうか効率というものが、監査結果、成果というものが1人減るということで、私どもはやはり6人体制で十分この成果が果たされていたと思いますので、この1名減においても、その結果は変わらないのだということでの提案になっていると思うのですが、このあたりの御説明をいただきたいと思います。
◎浜崎委員長
座っていいですよ、座ったままで。
●長谷川監査委員事務局長
先般の常任委員会でも類似の御質問をいただいたところですけれども、その折にも御説明させていただいたかと思いますけれども、やり方の工夫をすることによってこれまでの水準での監査の実施が可能というふうに考えております。具体的に言いますと、監査委員が1名減ということになるわけですけれども、常勤の代表委員がいらっしゃいますので、この方に出ていただく日数をふやすというようなことも含めて、改選後の監査委員の定数の中で、これまでと同様の監査の実施が可能というふうに考えております。
○長谷川委員
伝わるところ、やはり1名分のいわゆる人件費部分が削減できるというのが、何か大きな削減理由になっているようですけれども、そのやり方というのは、1名減らしても減らさなくても代表監査委員にやっていただく役割を今までどおりというか、今まで以上にやっていただくということで、必ずしも1名減にはつながらない考え方ではないですか。代表監査委員が何かこれまでは余り動いておられないような内容に今お聞きをしますが。
●長谷川監査委員事務局長
私が申し上げましたのは、代表監査委員、これまでも監査委員の2人ずつ組んで出ていただくという中で出ていただいているわけですけれども、大体年間50日程度監査委員が出ておられるという状況があります。これに加えて、常勤監査委員は、これまでもそれに加えて出ていただいているわけですけれども、常勤ということですので、より1名監査委員が減になった部分のこまといいますか、日程上のこまを代表監査委員に埋めていただくというような形で対応していただくことは可能というふうに考えております。
○長谷川委員
特に4月からは指定管理団体とか、いわゆる県の出資団体の情報公開がいよいよ県としても強めていこうと、透明度を高めていこうということですから、勢い今までもやっておられますけれども、監査についても熱を持って取り組んでいくということになる状況も一方ではあるわけです。だから密度や、それから量も減る方向にはないと思うのです。そういう中で、1人減ということになってまいりますと、どうしても一人一人の方からすれば加重であり、総体、総量から見ると減量になってしまうというか、1人減ということで、ですから余り今、二百数十万円、270万円程度の人件費の減以外に、余りさしたる理由が見出せないですが、後退ではないでしょうか。
◎浜崎委員長
後退ではないかということですが。
●長谷川監査委員事務局長
今回の監査委員の定数の見直しは、知事のほうの御意向として見直すという形で行われております。その趣旨として聞いておりますのは、他県の監査委員の実態等も比較しながら、工夫することよって、これまでの監査水準を維持しながら実施が可能ではないかという御判断のもとに、監査定数の見直しが行われたというふうに伺っているところです。
○長谷川委員
お答えいただくのが事務局で何かふさわしくないのですけれども、今、何か監査の必要性が残念ながらいろんな不祥事、特には特別監査的な性格をおびた監査の事象なども出てきているだけに、これは知事部局がちょっとかわってお答えいただけますか。
●伊澤行財政改革局長
では、私のほうから監査委員の定数の減の査定といいましょうか、知事部局としての考え方を申し上げたいと思います。今、長谷川局長のほうからもお答えしたことと重なる部分がございますが、よく御案内のとおり、地方自治法の改正を受けまして、鳥取県におきましては6名の監査委員の体制をとらせていただいたところでございます。その成果といたしまして、さまざまなこれまでにないような監査の御指摘をたくさんいただき、例えば業務のマニュアル化ですとか、あるいは御指摘いただいたことの体制の整備とか、こういったことを重ねてまいりました。その成果といたしまして、監査委員のほうからお聞きしておりますのは、近時、監査の指摘件数そのものは減ってきているということがまずあります。これは一つ大変大きな成果であろうと、このように思っております。
それとあわせまして、今のそういった監査体制の充実をさせていただいた一つの効果として、県の出先の非常に小さい機関も毎年検査をさせていただくようなことが可能になり、先ほど申し上げたような一つの指摘の増加というようなことにもつながっていったと、このように考えておりますが、これを5年間ほど続けさせていただいて、徐々に監査件数も落ちついてきているといったような状況ですとか、あるいは他県においても同様に監査体制の充実ということにも努力を重ねられながら、そうは言っても監査委員を増員という形ではなくて、より有効な使い方で、あるいは監査の実施方法を工夫されることで監査の水準を上げておられると、こういったような取り組み状況などを踏まえますと、鳥取県におきましても、もちろん監査委員が多い方がいいという御指摘はあるのかもしれませんが、少しスリム化をしても監査の体制を維持していくことは可能ではないかと、このように考えているところであります。
具体的に言いますと、例えばこれは監査委員のほうで御判断いただくことになりますが、小規模な県の出先機関等につきましては、本監査を毎年やるというようなことが本当に必要なのかどうかといったようなことですとか、それからいわゆる財政支援団体等の監査につきましても、ポイントを絞って監査を実施していただくといったようなやり方など、あるいは監査委員のローテーションを工夫していただくといったようなことなどで、現在の監査水準に劣らない監査水準を維持することが可能だと考えて、監査委員の減員をお願いしようとしているものでございます。もちろん表面的には人件費300万円弱ほどという御指摘があるかもしれませんが、スリム化というものはそういったものの積み重ねだというふうに考えておりますので、この取り組みをやらせていただきたいと考えているところでございます。
○長谷川委員
事務局職員のほうは、この2~3年前ぐらいから減員されておりますから、事務局のスリム化は図られていると思います。特に6人体制になってからふやされて、それはその後、内容を整えられて事務局職員は減らしておられたのですね。だから今回は監査委員そのものの1名減だけの話なのですね。本当に270万円程度の話なのです。
今、ここ5年ほどは指摘件数なども少なくなったと言われますけれども、最近の事例などを見てみますと、5年をさかのぼるもっと前のような不祥事があらわれてきているというケースがあちらこちらで見かけられます。一部土地改良区などのあれもありますけれども、そういうのは本当にもっと10年も、もっと前からずっと続いているような話が本当に今になってあらわれてきているというような実態もありますので、ようやく私は緒についたのではないかと。6人体制で本当に細かいところまで、隅々まで行き届く。さき方はどちらかというと、出先を含めた内部のほうには十分なというものが感じられましたけれども、少し県を取り巻く出資団体とか補助金を支出している団体とか、そういうところも含めて見ると、まだまだ減員をするような状況にはないと思うのですけれども、これもう最後、意見になりますので、そのあたりの私の所見の感想を伺いたいと思います。
●伊澤行財政改革局長
御指摘の面は受けとめさせていただきたいと思いますが、6人体制に拡充した際の、先ほど申し落としましたが、もう一つの効果といたしまして、従来はなかなか確保が難しかったいわゆる専門的な知見のある方、具体的に言いますと公認会計士の方ですとか税理士といったものが、従来必ずしもそういった御経験のある方、あるいは識見のある方の導入が難しかったところ、6人にした際にそれぞれ公認会計士あるいは税理士を参画していただくということが可能になったところでございまして、今回5人体制に減員はいたしますが、別途これは人事案件でも提案させていただいておりますけれども、公認会計士1名、税理士1名という体制は、これは維持させていただくというふうな工夫もさせていただいているところでございます。監査体制の充実という観点につきましては、我々も重要なことだと思っておりますので、引き続き留意していきたい、このように思っております。
◎浜崎委員長
よろしいですね。ほかに。
○鉄永委員
教育長にちょっと確認。私どもの会派でもいろいろ議論したところなのですけれども、我々の会派も一致して、耐震改修を急ぐべきだというふうには認識しています。したがって、さっきの伊藤委員と基本的には一致です。とにかく生徒の安全性第一ですから、それは問題ないと思います。ただ、これからの工程表ですけれども、先般たしか8月までに申請の準備をするということでよろしかったかということと、それから年2回とおっしゃいましたが、審議会が、大体いつごろ開かれているのか、ちょっと教えていただけますか。
●横濵教育長
8月といいますか、10月が大体申請の時期だと思っております。大体春と秋、年2回だと思いますが。
◎浜崎委員長
具体的にちょっとわかるようでしたら、お願いします。
●横濵教育長
4月、5月のあたりに1回と。
◎浜崎委員長
4月、5月が1回。
●横濵教育長
11月ぐらいに1回という、年2回です。
◎浜崎委員長
11月。
●横濵教育長
ですから、秋の申請に間に合うようにしたいということで、今回基本計画の予算要求をお願いしているというところです。
○鉄永委員
そうしますと、11月はその審議会が開かれるということであって、その前に申請ができるわけですね。
●横濵教育長
そうです。
○鉄永委員
いつまでということはないのですね。
●横濵教育長
ですから、当然その審議会が開かれる前に課長が、諮問するわけですから、当然調整するのでしょうけれども、その11月の会に間に合うようにということですから、10月ぐらいになるかもしれません。
○鉄永委員
そうしたら、何か8月までには何とかめどをつけたい、その申請の準備をと聞いたような気がするのですけれども、それは関係ないのですか。
●横濵教育長
8月という具体的な月をお示しした……(「あっちが手を挙げている」と呼ぶ者あり)
◎浜崎委員長
教育長、済みません。
●田嶋教育環境課長
教育環境課でございます。文化庁といろいろ協議しておりまして、11月の文化審議会にかけるに当たりましては、遅くとも9月の上旬ぐらいには申請していただきたいというふうに向こうから助言といいますか、協議をしているところです。私どもが申請しました後に、文化庁内でいろいろ審査する、あるいは文化審議会の中の専門調査会のほうで審査するというような手続が踏まれるようです。
◎浜崎委員長
9月の上旬。
○鉄永委員
それで、いろいろ相手があることですから、どういう対応を文化庁のほうがしてこられるかわかりませんけれども、その申請に対して11月が審議会であるとすれば、8月に例えば出した場合、大体文化庁の考え方というのはわかってくるのがどれぐらいの日数がかかるのですかね。
●田嶋教育環境課長
これは申請を出すまでにもずっと協議を重ねてまいりたいと思いますが、実際受け取られましてから、前回の場合だと1カ月くらい後に返却されたというような事例もございます。ですから、それぐらいはかかるかなというふうに予想しております。
○鉄永委員
そうしますと教育長、新年度の予算が成立したとして、一日でも早く対応をいずれにしてもしておく必要があると思うのですが、大体どれぐらい、さっき9月上旬とおっしゃいましたが、もっと前倒しできないのですか。
●横濵教育長
申請がですね。
○鉄永委員
申請準備がです。
◎浜崎委員長
具体的なところなので、田嶋課長が引き続き。
●田嶋教育環境課長
申請に当たりましては、基本計画というものをつくってまいりたいと思っています。基本計画で大体の形ができてきませんと、文化庁としても審査の対象にしにくいというふうに言われていまして、基本計画のあらかたのものができるのがやはり8月末ぐらいになろうかなというふうに考えております。
○鉄永委員
その基本計画の内容というのは、どういうものですか。
●田嶋教育環境課長
耐震改修をするに当たりまして、どこを壊すですとか、どういった補強内容をするとか、あるいは道をどうつけかえるか、そういう大まかなものなのですが、細かい補強の仕方ですとか、そういうところの工事の仕方、そういうところが必要になってまいりますので、やはり4月からかかりますと8月末ぐらいまではかかるかなというふうには考えております。
○鉄永委員
再度確認しますけれども、今お聞きしていますと、基本計画というのは耐震の完成図にあわせてどのように具体的に工事をしていくかの内容ということですね。
●田嶋教育環境課長
大まかにはそういったことですが、あとは新しい建物ですとか、道をどこにつけるとか、地籍にどういった影響を与えるとか、そういうところを詰めていきたいと思っています。
○鉄永委員
わかりました。
◎浜崎委員長
よろしいですね。ほかに。
それでは、質疑が出尽くしたようでありますので、付託議案に対する討論を行っていただきます。討論がございましたら。
○長谷川委員
議案第67号、鳥取県監査委員条例の一部改正についてでありますが、反対する理由はさっきの質疑で述べたようなことでありますが、結論的に申し上げまして、行政改革、財政削減を図ろうとする側面がいわゆる主の考え方であって、監査委員の充実にはやはり1名減はつながらないと、そういう今、見通しを持ちます。そういう理由から反対させていただきます。
◎浜崎委員長
ほかにございますでしょうか、討論のほう。
ないようであります。
それでは、これより採決に入りたいと思いますが、長谷川委員から第67号議案について反対ということで声が上がりました。それでは、まず議案第67号、鳥取県監査委員条例の一部改正について、この原案に賛成の方の挙手を求めたいと思います。どうでしょう。(賛成者挙手)
賛成多数であります。したがいまして、議案第67号は、原案のとおり可決すべきものというふうに決定をさせていただきます。
次に、議案第67号を除くすべての議案について、一括ということでよろしいですね。それでは、この第67号を除くすべての議案について、原案に賛成の方の挙手を求めたいと思います。(賛成者挙手)
全員であります。したがいまして、第67号を除くすべての議案は、原案のとおり可決すべきものというふうに決定をさせていただきました。
それでは、請願・陳情の審査を行いたいというふうに思います。
今回は、新規はございません。継続分の陳情2件の審査をこれから行いたいと思います。
まず、陳情23年教育13号、鳥取西高等学校の耐震改修整備にあたり移転を前提としないことについての審査を行います。
御意見を伺いたいと思いますが、御意見のある方は挙手をお願いします。先ほど質疑でありましたので、もう出尽くしたというところでよろしゅうございますね。
それでは、採決に入りたいと思います。よろしいですか。
それでは、採決に入ります。(「研究留保」と呼ぶ者あり)ただいま研究留保という声が上がりましたので、まず、研究留保とするか否かの採決を行いたいと思います。挙手をされない方は、研究留保とすることに反対であるというふうにみなさせていただきます。それでは、研究留保ということに賛成の委員は挙手をお願いします、研究留保。(賛成者挙手)
研究留保が多数であります。したがいまして、陳情23年教育13号は、研究留保というふうに決定をいたしました。
続きまして、陳情23年未来づくり推進16号、TPP参加に向けた関係各国との協議を中止することを求める意見書の提出についての審査を行いたいと思います。
御意見を伺いたいと思います。
○広谷副委員長
研究留保にすべきだというふうに思います。理由は、現在、国ではTPP交渉参加国との事前協議を段階的に行っているところでありますし、いましばらく動向を見守る必要があるのではないかということで、研究留保にすべきだというふうに思います。
◎浜崎委員長
ただいま研究留保という声が上がりましたので、これもまず研究留保とするか否かの採決を行いたいと思います。
それでは、TPPが研究留保の方は、もう一度申し上げます。23年未来づくり推進16号、TPP参加に向けた云々ということでありますが、研究留保ということの議員の方、挙手をお願いします。(賛成者挙手)
研究留保多数でありますので、研究留保ということで決定をいたしました。
この2点が終わりましたので、続きまして請願・陳情から報告事項に移りたいと思います。よろしゅうございますか。
委員会のインターネット中継において、執行部の皆様にお願いでありますが、声が聞き取りにくいという声がまたありましたので、マイクに向かって発言をよろしくお願いをしたいと思います。
それでは、まず、鳥取県に関するイメージ調査の結果について、田中未来戦略課長の説明を求めます。
●田中未来戦略課長
それでは、未来づくり推進局の資料の方をごらんいただきたいと思います。1ページであります。鳥取県に関するイメージ調査の結果についてということで御報告いたします。
これにつきましては、常日ごろこちらの常任委員会のほうでさまざまな情報発信、誘客等のPRをする中で、その効果といったようなお話がございます。ついては、本県に対するイメージというものがどういうものであるかというところの基礎をちょっと承知をしておこうということで、そこの1の調査概要の2のところにございますが、この1月に14都府県対象に、母数として5,400人を対象に、これはインターネットの調査という形で実施いたしました。内訳は、そこに首都圏以下、九州圏までそこに書いてあるような数字でございます。
2のほう、結果の概要ということでございますが、もう一つ別冊でお手元にこういう横長の調査結果の概要をグラフ的にまとめた資料も置いております。これとちょっと横を引き比べながらごらんいただきたいというふうに思います。まず1つ目、本県に対するイメージということで、資料によりますと7ページ、8ページの辺になりますけれども、連想されるものということでは、8割が鳥取砂丘ということで、これが断トツでありまして、約8割。そしてその次が二十世紀梨で、これが9%ということで随分差があるなということであります。それから、連想する色ということで、これは8ページに掲げておりますが、イエロー系、ブラウン系といった鳥取砂丘のイメージがやはり鳥取県のイメージとして非常に強いのかなというふうに感じました。それからその下、持っているイメージであるとか、当てはまる県のイメージということで、やはり田舎とか、地味であるとか、それから自然環境に恵まれた県といったようなことで、やや地味な印象を持たれているのかなといったようなことであります。
次、特産物、観光文化、芸能の認知度ということでありますが、これにつきましては資料の非常に見にくいのですが、12ページをごらんいただきたいと思います。右下のほうに小さな字で、ちょっと重なっているのですが、小さく12と書いております。3の1で、見聞きしたことのある鳥取県に関する話題ということで、話題の認知度ということで掲げておりますが、一番大きいのがやはり「ゲゲゲのふるさと鳥取県」ということで、これが6割強。続いて、ガイナーレであったりとか、ジオパークといったようなものがつながっております。「ゲゲゲのふるさと鳥取県」ということで、まんが王国とっとりをPRする上で追い風になるといったような、そういう認知をいただいているということもございますし、それと、これは多分今、調査をすれば、某携帯電話会社が数億円を使ってCMをしたことであります鳥取の羽合であるとか、砂丘で糸電話であるとか、そういうトリガーのきいたような部分で認知度の向上ということもまた別途図れたりということがあるのではないかなというふうに思います。
続きまして、13ページになりますが、特産物の認知度ということでございます。これにつきましては二十世紀梨が約7割と突出、続いて砂丘らっきょうが40%、松葉ガニが35%といったような状況でございますし、続きまして15ページになりますけれども、めくっていただきまして、観光地の認知度ということになりますと、やはりこれも鳥取砂丘が9割強、そして水木しげるロード、大山、そして皆生温泉、白兎海岸等といったような形で続いているということでございます。
続きまして、文化・芸能関係でありますが、これは非常に突出したものがなく、逆に言うと一つもそういう認知がないという、認知度の低さというところが目立った調査結果かなというふうに思っております。
続きまして、訪問の意向ということでございますが、これは22ページのところになるのですけれども、鳥取県へ行ってみたいと答えられた方は全体の調査の中で78%、関西圏や中四国エリアがその意向が多いということでございます。逆に、鳥取に行くという動機づけという意味で、19ページ、20ページの辺になるのですけれども、魅力が不足する点、あるいは魅力向上が必要な分野ということで掲げられているのが、やはり交通の便であるとか、あるいは魅力向上に必要な分野として交通網の整備といったようなことで、やはりアクセスの部分の改善ということについての声が非常に大きかったかなというふうに思っております。
ちょっとここの資料には特に書いておりませんが、21ページのところに、県外の方が鳥取県の情報を入手する手段としてどういうものがあるかというところで、調査をしております。一番大きなものがやはりテレビで約3割強、インターネットが2割、旅行雑誌が1割、その他口コミ、ガイドブック等ということで、やはりこういうテレビ、インターネット等のメディアの活用ということが必要でありますが、片やテレビ等は非常にコストもかかるということで、なかなか難しいところだなというふうに思っております。
そして一番最後になりますが、25ページをごらんいただきたいと思います。これは直接鳥取県がということではございませんが、最も行きたい県はどこですかということでお聞きをしました。やはり沖縄、北海道が断トツで4分の1ずつを占めるということで、正直その他、京都府以下はどんぐりの背比べといったようなことで、逆に言うと鳥取県がしっかりとしたPRをすれば出てくると、突き抜けられるというチャンスもあるのではないかなというふうに思っております。
3で、今後の対応ということで書いております。この調査結果を参考としながら、各エリアに応じた情報発信でありますとか、それから交通アクセス、それから特産品、観光魅力の向上等、こういう情報共有を関係部局が共有しながら、しっかりとした取り組みを進めてまいりたいというふうに思っております。
◎浜崎委員長
続きまして、第2・3回鳥取力創造運動推進プロジェクトチーム会議の開催結果について及び第4回ボランティアシステム検討プロジェクトチーム会議の開催結果について、岩﨑鳥取力創造課長の説明を求めます。
●岩﨑鳥取力創造課長
鳥取創造課から、プロジェクトチーム2件について御報告いたします。
まず、資料の2ページですけれども、鳥取力創造運動プロジェクトチームの開催結果についてです。こちらのさまざまな主体が共同連携して地域づくりに取り組む鳥取力創造運動の展開方策について検討するための会議ですけれども、こちらの第2回、第3回が12月と2月に開催されました。主な意見としまして、小さな活動からステップアップを促すような仕組みが不可欠、あと事業執行段階でのサポートも大切、こういった意見が出されまして、当初予算案に反映をいたしまして、4のところですけれども、既に2月に御説明申し上げているところですが、2つ新しいメニューをつくりました。1つは、ネットワーク型といいまして、複数の活動段階が連携して行う事業について支援するもの。もう一つは、ビジネスモデル創出型、こちらは継続的に収入を得られる仕組みを確立するための事業について支援するものです。あわせまして、フォロー体制として、相談の窓口機能を鳥取力創造課に設けまして、審査員はもとより、関係する機関等が全員でフォローするような体制をつくろうと思っております。
引き続きまして、3ページをごらんください。こちらはボランティアシステム検討プロジェクトチームですけれども、県民のボランティア活動への参加を促進するための検討を行うプロジェクトチームです。これの第4回が2月に開催されまして、主な意見としましては、ボランティアをしたい個人の情報ですね、これをどこまで公表するのか検討が必要である。あと、社会貢献活動を行っている企業の現状について情報提供すれば、その他の関心のある企業の活動を促進できるのではないか、こういった意見が出されまして、当初予算案へ2月の御説明のとおり、大きく3つしております。1つ目が、ボランティアバンクの設置ということで、県全体で横断的に関連情報を検索できるシステムをつくろうというもの。2つ目が、総合ボランティア市民活動センターについての検討ということで、検討委員会と3つのワーキンググループを設置しようと思います。3つ目が、企業の社会貢献活動のコーディネートをするための検証モデル事業を実施したいと考えております。
◎浜崎委員長
続きまして、一定額以上の工事または製造の請負契約の報告について、長谷川参事監兼営繕課長の説明を求めます。
●長谷川参事監兼営繕課長
別つづりになりますけれども、総務部の資料をお願いします。1ページでございます。よろしいでしょうか。一定額以上の工事または製造の請負契約の報告についてでございますけれども、中部総合事務所本館等耐震補強工事の建築工事につきまして、表にありますように変更契約を締結しましたので、報告させていただきます。
◎浜崎委員長
続きまして、東京国際アニメフェア2012及び「アニメコンテンツエキスポ2012」への出展について、大場東京本部長の説明を求めます。
●大場東京本部長
では、同じ資料の2ページをごらんください。この3月末に東京のほうで行われますアニメ関係の大きなイベント2つに出展しますので、それについて報告させていただきます。
1つは、1のほうに上げておりますアニメフェアでございまして、これは3月22日から25日にかけて、ビッグサイトのほうで行われます。主催は実行委員会なのですけれども、その中心になっておりますのは東京都ということで、石原知事が実行委員長でございまして、日本動画協会等が組織する委員会が主催ということで、4日間にわたりまして14万名程度の入場者を見込んでおります。もう一つは、2のほうに書いておりますアニメコンテンツエキスポということでございまして、3月31日から4月1日にかけて、千葉の幕張メッセのほうで行われます。これも実行委員会を組織して開催するものでございますけれども、構成メンバーはコミック本関係の出版社あるいはアニメ制作会社等が組織する委員会でございます。こちらは2日間で5万名程度の入場を見込んでおるということでございます。内容的には、両方とも同じような形でございます。アニメフェアのほうは、ことしで10回目になる歴史のあるイベントでございますが、アニメコンテンツエキスポのほうはことしが初めてということで、両方対抗的に開催されますので、一応両方とも出展するようにしております。
鳥取県の出展概要は、それぞれ書いておりますけれども、ブースを設置して宣伝すると同時に、ステージイベントをやるということなのですけれども、両方で同じことをやってもということで、多少内容を変えております。アニメフェアのほうは、どちらかというと西部のほうでいろいろ勝手に応援団というようなことでやっていただいていますので、そちらで使われているような内容を重視しながら、ステージイベントのほうではサンドアート、ガラスの上に砂をまいて、そこで砂絵をかいて、それに光を当てて影絵風に映すと。それを次々変化させていくというような、アニメのような形で見られる、そういうもので鳥取県を紹介すると同時に、地元でも活躍しておられます紙芝居師さんに紙芝居でまんが王国なりを宣伝していただこうというものを考えておりますし、コンテンツエキスポのほうは、正統派といいますか、コナンとか鬼太郎、そういったものをテーマにしたブースを開設して宣伝するとともに、イベントのほうは知事にも出ていただいて、鬼太郎のアニメで猫娘を演じられました声優さん、これとの対談形式でいろいろまんが博等を紹介していこうというものを実施する予定にしております。
◎浜崎委員長
続きまして、千里大丸プラザ鳥取うまいもん市場「トリピーショップ」オープニングイベントの実施結果について及び販路開拓のための効果的な商談会の実施について、米田関西本部長の説明を求めます。
●米田関西本部長
関西本部でございます。総務部の3ページをお願いいたします。先々回の常任委員会でも御報告いたしましたが、千里大丸プラザ内に鳥取うまいもん市場「トリピーショップ」というのが3月2日にオープンいたしましたので、その実施結果を報告いたします。
1番目に書いておりますのは、トリピーショップ自体は3月2日からオープンしております。今はこの写真にありますように、ピーコックストアの食品売り場へ入ってすぐのところに、一番いい花形の場所に置いていただいております。販売内容は、今のところ57品目、これは加工品のみでございますので、57品目。店のほうの目標金額としましては、月間200万円の売り上げ、これは定番になっているものを除いておりまして、今回新たにこのコーナーにのったものだけの予想でございます。
これにあわせまして、3月3日には、知事とピーコックストアの樋口社長様とで食のみやこの鳥取県に関する協定書の調印をいたしました。これについて、主にこのトリピーショップの運営もそうなのですが、鳥取県で今後試験研究機関等で開発されます新商品のモニターですとか、それから新しくできる加工品の開発などについて、ピーコックさんのほうと協働しながら、消費者に望まれるものをつくっていこうということが主な内容になっております。
次に、2日から4日にオープニングイベントをしております。このオープニングイベントにあわせまして、ミニ鳥取フェアですとか、JAいなばさんの店頭市、これは毎週商品、野菜は来ているのですが、この日は店頭市ということで、JAいなばさんのほうから直接来られて産直野菜をしております。そのほか青果コーナー、精肉コーナー、鮮魚コーナーということでやっております。この3日間の来場者数は約2万9,352人ということで、ほぼ大体1日平均1万人の場所ですので、初日は雨天で出足が悪かったのですが、3日、4日とかなりの人手が出ております。記念品の配布等をしておりますが、今継続中で、鳥取の3温泉にペアで宿泊券をプレゼントするということを温泉地さんとタイアップいたしまして、今、募集中でございます。
今回しました中で、お客様の声なのですが、やはり今までフェアは毎月あったのですけれども、常時なかったので、こういう常時場所ができて再購入が楽になった。それから、今まで見たことのなかった方も、目新しいものが多かったので興味深い。そのほか、鳥取に旅行に行って食べておいしかったものがここで買えるというような御意見も聞いております。
店側の意見としましては、出足の販売データも非常に目標金額を大体上回るような形でスタートしておりますので、まずまずだなということと、それから常にお客様の声を聞いて新しい商品を入れていきたいということで、今後も常に新しいものを出して、まだ私もここを見たときに、57品目でまだまだちょっと品が少ないような感じでしたので、ぜひこの取扱品をふやしていきたいと思っております。
次に、4ページでございますが、販路開拓のための効果的な商談会ということで、1月の常任委員会に、今年度、関西本部のほうで定期的に行いました商談会の実施結果でいろいろ課題が出てきました。その課題についての方向性ということで今回報告させていただきます。
まず、大きな問題点としましては、他の商品と差別化ができる展示方法ですとか、背景、物語ですね、そういう説明、売り方の工夫が必要であるということと、やはり関西まで持ってくるにしても流通経費が要りますので、そういう流通マージンを価格設定に考慮されていない商品が非常に多かったということです。それから、もう一つコスト管理とか生産量、損益分岐点の把握とか、自社の販売計画ができていない。割と基本的な販売に対する問題点なのですが、これができていないということです。
平成24年における販路開拓のための効果的な商談会の実施ということで、まず、県内事業者の改善の方向性を、これは県の各機関等とも話した結果なのですが、まず販売・生産計画の立案、商品企画力の向上では、やはり対象者をどうするかというのを明確にしていただくということ、それから販売先ですね、業態の明確化、それから長期的な生産・販売計画というのが、一気に売れたときに生産が間に合わないということがありますので、それをさせていただく。それから商品力の向上については、やはり消費者は今、安心・安全ということで、商品の適正表示がまだまだ十分できていないところがありますので、これは基本的なことですので、そういうものの徹底、それから売価を設定して品質管理をしながら流通マージンを考慮しながらやっていくと。やはり売り先を考えてから生産するということで、やはり生産してから、売り先を考えることが多いので、ここの徹底を図りたいということですね。
競合商品というのが当然ございますので、それとの差別化をしっかり、長所、短所をしっかりと把握していただく。それから、3番目に営業力の向上で、やはりこれは熱意を持ってバイヤーに売り込みを行っていただきたいということと、商談終了後も、できるだけ早く礼状を出すとか、コンタクトをずっとつけ続けていくということを徹底していただきたいなということです。そのために具体的にどうするかということで、鳥取県では市場開拓課なり県民局、それから関西本部と、それから県内の支援機関としまして鳥取県の産業振興機構ですとか、商工団体、金融機関、これがいろんな業者さんの支援をしておりますので、こういうところと協力して研修会を開催し、また個別支援を行っていきたいと思っております。
特に、県内事業者さんが商品をつくる初期段階から、常に相談できる方に市場のことをよく知っていただく必要がありますので、そこを特に検討しながら24年度は実施したいと思っております。研修会については、関西本部独自のものは、4月以降は売り先別ですとか、事業者の経験度にあわせて研修を行います。それから、県の場合では、市場開拓では10月にビジネス商品力向上研修、また、来年2月に予定なのは、東京のアンテナショップ及び大阪のプラザフェアの両方の活動報告会ということで、両地域に売れる商品づくりの支援をしていくということです。
2番目で、当初予算でもお願いしておりましたが、関西本部のほうで販路開拓コーディネート事業ということで、内容的には商品クリニックですとか、関西でのテストマーケティングですね、今年度の実施結果の問題点を把握しながら、より個別に対応していきたいと思っております。既にもう3月には中部の県民局と共同でそういう研修会も行っておりますし、あと商工会の各センターからも要望がありまして、我々のマネジャー等が行っておりますので、それの回数をふやしていって、より売れる商品づくりに御支援していきたいと思っております。
◎浜崎委員長
それでは、続きまして、平成24年度職員採用試験の実施計画等について、西山人事委員会事務局長の説明を求めます。
●西山人事委員会事務局長
人事委員会事務局の資料をお願いいたします。まず最初に、一番後ろの2ページをごらんいただけますでしょうか。平成24年度、来年度の人事委員会が実施いたします鳥取県職員及び警察官採用試験の実施計画がまとまりましたので、御報告をさせていただきます。
試験の種類につきましては、左側に書いておりますが、大学卒業程度、民間企業等の経験者対象、短大卒業程度、高校卒業程度、警察官のA、Bということで、昨年と同じ試験を実施することといたしております。試験の実施時期につきましても、基本的には昨年と同様の日程で、若干日にちはずれますけれども、実施する予定にしております。
返っていただきまして、1ページをお願いいたします。募集職種及び採用予定者数についてですけれども、警察官Aにつきましては既に決まっておりまして、男性27名程度、女性4名程度、武道の関係では、柔道、剣道、各2名程度採用予定にしておりまして、4月6日から受験申し込みを受け付ける予定としております。そのほかの大学卒業程度、民間企業等経験者対象は4月下旬ごろに、また短大、高校卒業程度及び警察官Bにつきましては、6月下旬ごろに職種なり採用予定者数を決定する予定としております。
昨年度との主な変更点ということでございますけれども、大学卒業程度の事務につきましては、これまで一般と環境の2コースだったのですけれども、一般につきましては基本的に専門試験のほうは法律だとか経済だとか、そういった分野からの出題を行っておりました。そうしますと、例えば土木とか農業だとか、そういったところを専攻していらっしゃるけれども、事務の仕事がやりたいといったような方も、そういう方にとりましては若干ハードルが高い試験となっておりました。そういったことから、任命権者のほうから多様な人材もとりたいというような御要望もありまして、これらの人が受験しやすいようなということを考えまして、専門コースの一部につきまして、土木だとか農業だとか、そういった専門知識に関する分野から出題して、選択して回答できるような、名称についてはまだ確定しておりませんけれども、例えば分野選択といったようなコースを新たに設けまして、多様な人材の確保をはかりたいということで、現在、その方向で検討を進めているところでございます。最終的には、4月下旬に職種なり採用予定者数決定と同時期に、最終的には決めたいというぐあいに考えているところでございます。
説明会の開催でございますけれども、例年、県が求める人物像ですとか、県や警察の仕事の内容などを理解してもらうために仕事説明会、学生が休みの8月中旬と12月下旬に開催しております。来年度も同様に開催をしたいというぐあいに考えているところでございます。
お手元のほうに鳥取県職員採用総合案内というものをお配りしております。先ほど説明いたしました実施計画だとか、ことしの採用試験の実施状況、若手職員からのメッセージなど、こういったものを記載しております。各大学だとか県内事務所、総合事務所等に配布いたしまして、優秀な人材の確保に努めてまいりたいというぐあいに考えております。
なお、それぞれの試験を実施する際には、議員の皆様方にも要項等をできましたらお送りする予定にしておりますので、お知り合いの方等に周知していただき、優秀な人材を確保できるよう御協力いただければというぐあいに考えております。
◎浜崎委員長
続きまして、一定額以上の工事または製造の請負契約の報告について、田嶋教育環境課長の説明を求めます。
●田嶋教育環境課長
教育委員会資料の1ページをお願いいたします。まず、新規分4件につきましては、いずれも県立高等学校の耐震改修工事でございます。この4件につきましては、23年11月補正で、工事請負費の前払い金の部分を前倒しさせていただいたものです。そのうちの4件をこのたび契約いたしましたので、御報告するものでございます。
また、変更分2件につきましては、1つは、倉吉農業高校の耐震改修工事で追加工事を行いましたため、増額の変更を行っております。また、倉吉養護学校の教室不足に対応するために校舎の新築を行っておりますが、これも追加工事を行いまして、工期も3月26日まで延長しております。そのほかの内容につきましては、記載のとおりでございます。
◎浜崎委員長
続きまして、第67回国民体育大会冬季大会における鳥取県選手団の成績について、木下スポーツ健康教育課長の説明を求めます。
●木下スポーツ健康教育課長
資料の2ページをお願いします。第67回国民体育大会冬季大会の結果でございます。冬季大会につきましては、まずスケート及びアイスホッケー競技会が、去る1月28日から2月1日にかけまして愛知県下で行いました。本県からは選手22名を初めまして、総勢36名参加しております。また、スキー競技会につきましては、去る2月14日から17日まで岐阜県下で行われまして、本県では選手31名を初めまして、総勢42名参加をしてございます。
入賞につきましては、書いてございますとおり、スキー競技のクロスカントリー、成年男子のCクラスの部で、宮脇宏和さんが2年連続、通算5回目の入賞をしております。なお、各競技につきましても、選手の皆さんには大変御健闘いただいておりますので、この場をおかりして感謝を申し上げたいと思います。冬季大会終了までの総合成績は、表のとおりでございます。なお、今回入賞されました宮脇さんにつきましては、来週月曜日、3月19日でございますけれども、県庁におきまして表彰式、知事表彰を行いたいと思っています。以上でございます。
◎浜崎委員長
説明は以上で終わりました。
ただいまの説明につきまして質疑等を行いますが、委員の皆様におかれましては、発言前後のマイクのスイッチの切りかえはよろしくお願いします。
それでは、お受けしたいと思います。質疑ございますか。
○谷村委員
私は、千里大丸プラザのうまいもん市場の件についてお伺いしたいのですけれども、ピーコックストアも食のみやこ鳥取県を推進していらっしゃるということで、我々も県外視察のほうでうかがわせていただきました。これについては、いろいろ農産品とか水産物とか、そういったものはポスターか何かでPRか何かはしていらっしゃるのでしょうか。
●米田関西本部長
このお店自体は、余りそういう装飾を好まれないですが、このフェアのときに限っては、魚のところには水産物のポスター、それから農産物には農産物というふうに、張れる範囲内では張らせていただきました。
○谷村委員
そのお店の中以外に、例えば関西本部とか、どこか鳥取県の関連の施設とか、そういったところにポスターを張ったりとか、そういったことはしていらっしゃいませんか。
●米田関西本部長
当日、このピーコックも地下鉄の出口から入り口については、ずっとショップがオープンしましたというポスターを配置していただいております。それから、関西本部ですと、関西にあります鳥取ゆかりの店等には、観光も含めて、随時新しくできた情報は出しておりますので、食だけに限らず、そういうものも提示はできる限りはさせていただいております。
○谷村委員
どの程度やっていらっしゃるか、実際見てみないとあれだと思うのですけれども、ぜひJAさんとか漁協さんとかとタイアップして、例えば漁業などであれば赤ガレイとかハタハタとか、そういったのが映ったようなポスターを、特定の企業のためにポスターを張るのはどうかという考えもあるかもかしれないのですけれども、ただ、鳥取県の県産品を売るということですから、やっぱりそのために税金使っても私はいいと思いますし、ぜひそういったことも、例えば関西本部とか大阪駅の周辺とか、人がよく見えるところに千里大丸プラザでこういう海産物を売っていますよとか、そういったことをやってもらって、いろんな人がやっぱり来てもらえるきっかけをぜひつくっていただきたいと思いますので、ぜひ御検討いただきたいと思います。
●米田関西本部長
各県人会の方にもDMを送っておりますし、それから事あるときにはそういう資料を渡しております。また、駅などでは料金もかかりますので、効果があるところを見つけて、それは今後も努力していきたいと思っております。
◎浜崎委員長
ほかに質疑ございますか。
○鉄永委員
未来づくり、調査をおもしろく拝見させていただいておりますけれども、ここで見ると、テレビ、インターネットが圧倒的に多いですよね。今までは、旅行雑誌もある程度はあるのですが、ちょっと比率が少ない。それから、新聞・雑誌に至っては微々たるものということですよね。情報発信の方法を少しテレビ、インターネットに傾斜させていって、戦略ちょっとやり直したらいかがですかなとこれを見て思ったのですよ。
といいますのが、例えばワイドショーなどは、奥様方がよく見ていると思うのですけれども、朝の時間帯は通勤前に御主人も見ておられたり、若い人も見ておられたりするのだろうと思うのですけれども、どういうものが取り上げられて、どういう報道をされておるかというようなことをちょっと分析してみられたらいかがですかな。それで、それに合ったような情報を逆に提供していくと。毎日毎日ですから、恐らく相当苦労しながらネタを集めているというふうに私は思うのですけれども、テレビとか新聞とか、一番好きなのは日本一とか世界一とつくと必ず飛びつきますけれども、しゅん、しゅんで、何かそういった戦略を一遍考えてみられた方がいいのではないかと思うのですが、いかがですかね。
●田中未来戦略課長
議員が御指摘のとおりで、21ページですけれども、非常にテレビ、インターネットが多いということで、実は今でも少ない予算ながらと言うと語弊がありますけれども、限られた予算の中でテレビとかでは、テレビというのは必ず時間を何かを流さないといけないという中で、旅番組とか情報番組に少しでもネタを出していくということで、そういうアプローチは県庁、本課でも、当課やら観光政策課あたりがそうですし、それから東京、大阪、それぞれの本部がそれぞれでアプローチもしていただいております。そういう中で、情報番組で鳥取を取り上げて来ていただくと、取材していただくというところに少し協力金、あるいはネタをいろいろ、あるいは段取りをしながらという形で来ていただいたり、そういうアプローチはいろいろにしております。ただ、なかなかテレビの番組の枠を買ったりCMスポットを流したりとなると、本当にソフトバンクのCMではないですけれども、億単位になりますので、そこはちょっと少しでもコストを考えながら、そういう取り組みをしたいと思いますし、少し分析といいますか、どういうふうに流されているのだろうという分析を少し関係先と相談もしながら、検討してみたいかなというふうに思います。
ただ、インターネットあたりは、やはりテレビで一たんフックがかかって、それでもう少し調べてみようということでインターネットなり雑誌なりに入っていくので、そういう意味ではどこか一度フックがかかって、その後のインターネットという部分もしっかり情報発信のツールとして、今も県民課長がしておりますけれども、さらにしっかりとして活用をしていく必要があるのかなというふうに思っております。
○鉄永委員
私が言ったテレビとは、番組を買えなどとは言っていないのです、高過ぎますから。ですけれども、向こうが欲しい情報は何かということを考えて提供しているというのはわかります。恐らく一生懸命やっておられるのだろうと思うのですけれども、提供しても、なぜ、では逆に取り上げられないかというのを分析してみた方がいいと思うのですよ。よその提供力に負けているのではないかなと思ったものですから申し上げた次第です。ですから、もう少し内容を精査されて、分析されたらいかがですかということを申し上げたところです。されたらいいと思うのですけれどもね。
インターネットですけれども、この間、藤原社長が来られた折に、EVのイー・モバイル、有名レーサーを使ってコマーシャルをしていくと。そのブログを使ってということが一つ出ておりましたけれども、あれを思い出すときに、例えば鳥取県出身者でもスポーツだろうと何だろうと有名な方があると思うのですよ。お願いすれば、そんなにタッチすればそっちに接続するようにとかしていけば、そんなに時間、金はかからないのではないかなと素人から考えたら思いますよね。そういうことも含めてインターネットと言ったので、それらも恐らく有名人はアクセス数が多いですから、そういったものも有利に使われたらいかがでしょうかと。いろいろな芸能人も輩出していますし、スポーツもありましょうし、文化人もありましょうし、いろいろな県出身者あるいは鳥取県に非常に好意的な方であるとか、そういったものを使われたらどうかなという思いがしたものですから、研究してみられませんかね。
◎浜崎委員長
今の意見について改めて。
●田中未来戦略課長
こういう情報発信の関係で、関係部局で連絡するとか、協議する場を設けておりますので、きょういただきました意見を参考にさせてもらいながら、検討・分析をしてみたいというふうに思います。
◎浜崎委員長
関連で。
○斉木委員
私もこれを見させてもらって、あんまり旧態依然として、鳥取県があれだけ売り込んでおるのに、やっぱり砂丘や、今、鬼太郎が出てきましたけれども、あとはわからないという方が3番目ぐらいに一番多いぐらいというようなことで、意外と浸透していないなというのが率直な感じです。それで、年代別に見ると、やはり50代、60代の方が訪問したということがあるので、私は手広くあれだこれだとするよりは、砂丘もそうですし、鬼太郎もそうですし、特化して鳥取県のイメージをぽんと植え込むようなことが必要かなとは思うのです。いろんなことを言っても、もう全国どこも一緒だから、鳥取県は砂丘だと、鬼太郎だというようなことも徹底的に売り込む、あるいはまんが王国でもいいのですけれども、そういうことを印象づけるような売り込み方をやったほうがいいかなと思います。
それと、若い人はみんな旅行はネットで全部されますので、やはりネットに何かアクセスできるようなことを仕向けていくということが必要ではないかなと思います。これを見たら、昔と変わらないなというイメージなのです。かなりいろいろやっているのだけれども、そういう感じがするので、やはり何かに特化するということが必要だろうと思います。
我々も、関西に行くのは、吉本を見に行くとか、野球を見に行くとか、何か一つの特化したことに目的を持って行きますので、関西全体を見て回るわけではなくして、それだけに行くのですから、砂丘が出ておりますけれども、私は鳥取県はこれだというものを、そういうのに特に重点的にやるとどうかなという感じがしますけれども、どうでしょうか、専門家。
●田中未来戦略課長
なかなか情報発信も、素人の中で何がどうということはなかなか言えませんけれども、逆に強い部分は、強みは強みとしてしっかりPRしていきたいというふうに思いますし、特化という意味では、やはり24年度はまんが王国とっとりということをまず特化して、しっかりやってまいりたいなというふうに思っております。
◎浜崎委員長
何か補足はありますか、ないですね。よろしいですね。
では、ほかに。
○長谷川委員
職員募集についてお尋ねをいたします。やはり私、4月を待たなければということですけれども、どれぐらい採用員数があるのかというのが本当にやはり関心のあるところで、それを早く、それから機会あるごとに何名程度募集するのだということを打ち出していくことが、多くの志願者を得ることになると思います。
それともう1点、優秀な人材と一言で言われるのですけれども、果たしてどういう方が優秀な人材たり得るかと、県職員として。その中にやはり採用の方法の中で、県の場合、全く知らないのですが、いわゆる対話能力などを重視するというような観点から、個々面接というようなあたりはどのような方法になっているのでしょうか。
●西山人事委員会事務局長
まず、採用人数についてなのですけれども、どうしても退職予定だとか、そういった部分というものを勘案しながら採用人員というのは決めていく必要がありまして、それぞれの任命権者のほうからそういう人数をお聞きしながら、採用者数というのは決めさせていただいております。
先ほど申し上げましたように、試験の日程といいますか、要項をつくりますのが、大学卒業程度であれば6月の下旬に試験を実施いたしますので、5月ぐらいに申し込みということになりますので、4月ぐらいに採用人員を決めていくというような形で、どうしても早目に決め過ぎますと若干、採用予定者数と実際の採用予定者数が異なるというようなことも起きてまいりますので、その要項をつくる前ぐらいまでに採用予定者数は決めるというようなやり方でさせていただいております。
優秀な人材確保についてですけれども、近年、やはり先ほどおっしゃられたように、個別面接を重視するというやり方をとらせていただいております。基本的には1次試験で合格者の中で、その1次試験の結果は抜きにして、2次の面接試験、そういったものを重視した形で最終の採用候補者についても選考しておりますし、面接のほうも技術職については個別面接、2組に2度やるというようなやり方もとってきたりして、なるべく県の仕事に対応できるような、そういう優秀な人材を確保したいということで、面接のほうにも、面接官の研修等も行いながら、何とか優秀な人材を確保するように努力をしてきているところでございます。
○長谷川委員
まず、採用枠ですね、それは知事部局以外もありますからということで、まとまらないということだろうと思いますけれども、なるべく早く打ち出されるほうが、やはり志願者にとりましては、希望する者にとっては、ことしの場合は何名ぐらい募集があるのかと。ではチャレンジしてみようかということに関心を高めることになると思います。今のままですと、やはりまだ余りにも漠然としていて、来年は何名ぐらいありますよという話に入っていけませんのでね、我々のほうも。早くそれは決定いただきたいと思います。
それと、2点目の採用のあり方として、個々面接の方法もとられているようですけれども、私、ここがかなりウエートを高くしていただきたいと思うのですね。いわゆる採点・選考の基準においても。面接とか作文とか何かありますよね。そういう中で、学科試験の結果に本当に全く伍するぐらい、本当にウエートを高くしていただきたいと思うのですけれども、もう少し詳しく、どういう方法で2次選考がなされて、最終決定に至るのか教えていただきたいと思います。
●西山人事委員会事務局長
おっしゃられるとおり、1次試験につきましては、学科の試験成績によって合格者を決定しております。大体採用予定者数の2~3倍程度を1次で合格者を出しております。そうして、2次試験のほう、これは1次試験の結果は考慮しないこととしております。いわゆる面接試験と、1次のときに実施しました論文試験があるのですけれども、それの点数のみで最終の合格者のほうは決定することとしております。ですから、面接のほうでのウエートといいますか、最終合格については基本的には面接試験の結果といいますか、そういったものを重視して合格者を出しているということになります。
面接官につきましては、先ほども言いましたけれども、技術の試験につきましては一般の面接試験と、あと専門的な試験、2段階に分けて面接試験のほうもやっておりまして、職場に適応できるかどうか、そういった部分なり、専門知識を持っているかどうかという部分についても、面接試験のほうで把握するような方法も新たにとっておりますし、一般の事務職につきましても、いろいろやり方等にも工夫しながら、できるだけ優秀な人材を確保できるようにということで面接時間のほうも若干時間も多目にするなり、そういったこともしながら優秀な人材の確保に努めているところでございます。
○長谷川委員
ちょっとここが、やはり漠然としておりまして、大体2次試験に去年の場合ですと何名ぐらいおられて、そして2次試験に残る方は、1次のほうでいわゆる学科試験のほうを越してきているということで、皆同じフリーの状態で2次試験に臨まれているのかと。それで結果においては2次試験は個々面接のそういう能力を見て決定していくという運びなのか。それから、面接官というのは、人事委員会だけでやっているのですか、どういう、そのあたりを。
◎浜崎委員長
西山局長、簡潔にお願いします。
○長谷川委員
はっきりと。
●西山人事委員会事務局長
先ほど申し上げましたように、1次試験については、学科試験の成績ですけれども、2次試験につきましては、その学科試験の成績は考慮せずに、面接試験のほうの結果で採用しております。あと、倍率等につきましては、今ちょっと手元に資料がございませんけれども、一応採用予定者数の先ほど申し上げましたけれども、2~3倍程度の1次合格者を選定しておりまして、ですから2次試験のほうでは、その2~3倍の中から、最終の面接で最終の合格者を選ぶというようなやり方をしております。面接官につきましては、人事委員会と、あと任命権者のほうにも入っていただいて、幅広い目で見るようにしております。
○長谷川委員
去年の例でとかでおっしゃっていただくとちょっとイメージがしやすいのですね。2~3倍というのが、200~300人なのか、50~60名なのか、そして面接官というのが大体5~6名でやっているのかと、そういう中にいわゆる知事部局の行財政改革のほうが出てくるのか、あるいはいろいろな事業部のほうのそういう人を出してきているのかとか、そういうあたりにも工夫が物すごく必要だと思うのですよ、本当に何十年間勤めていただく上でね。そのあたり、もう話を聞く機会はここしかないのですから、県民の方にも、こういうことに改善を加えていると、本当にいい人を得ていきたいと、長く働いていただくためにもという意味で、もうちょっときちっとおっしゃっていただけませんか。
●西山人事委員会事務局長
済みません、お配りしています総合案内をちょっとごらんいただけますでしょうか。これをちょっと開いて、中のほうに、23年度の採用試験の実施状況というのがございます。ここに書いてございますけれども、例えば事務の一般でしたら、1次試験合格者48名合格者数を出しておりまして、最終的に採用候補者名簿に登載した人間は20名と、こういった形で、そこの要するに1次試験合格者と採用候補者名簿登載者数、これを見ていただければ、どの程度絞り込んでいるかというのがわかるかと思います。この中で、基本的にこれにつきましては、面接の成績によりまして絞り込みを行っているという状況でございます。
面接の人数ですけれども、一般事務等につきましては、4名で行っております。技術系の職種につきましては、3名の面接官を2回実施するというやり方で現在、面接のほうは実施しているところでございます。
○長谷川委員
もう最後にいたします。面接官の人数が少なくありませんか、4名と3名では。もうちょっと検討いただきたいと思います。
●西山人事委員会事務局長
済みません、3名掛ける2名ですので、技術職につきましてはトータルでは6名で行わせていただいているところでございます。
○長谷川委員
一般職4名ということでしょう。それが少ないと思います。やはりもう少し多くの方を、やりとりすることが大事ですからね。ぜひ望んでおきます。
◎浜崎委員長
よろしいですね。ほかにございますか。
質疑も出尽くしたようでありますので、それでは質疑等を終わりたいと思います。
では、次に参ります。閉会中の調査事項ということでございますが、閉会中の調査事項についてお諮りをいたします。本日の西高並びにTPP、陳情の研究留保と決定したもの並びに本委員会所管に係る本件の行財政運営、そして学校教育の諸問題、その他の主要事業につきましては、閉会中もこれを継続審査及び調査するということにさせていただき、その旨、議長に申し出ることに御異議はございませんでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議がないようでありますので、その旨、議長に申し出ておきます。
なお、委員長報告の作成・内容につきましては、委員長に一任をいただけますでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
それでは、ただいまの皆さんの御意見を踏まえまして作成し、報告することとさせていただきます。
それでは、その他の事項に移りたいと思います。
執行部並びに委員の方で何かございましたら、お聞きしたいと思います。
●岩﨑鳥取力創造課長
鳥取力創造課から、来週開催するイベントについてちょっと御紹介させていただきたいと思います。資料の一番最後に、黄色いチラシがあると思うのですけれども、ごらんいただければと思います。このようなチラシです。
昨年に引き続きまして、鳥取力創造まつりを来週20日ですね、春分の日に開催させていただきたいと思っております。場所はとりぎん文化会館でして、ゲストとして地域密着型の映画をとられている林弘樹さん、あとはイラストレーターのガイナックスの赤井さんをお呼びして、鼎談、基調講演をしようと思っております。その他、活動団体の表彰もありますし、あとテーマごとに分科会を開催したいと思っております。このチラシの裏に詳細がありますので、またごらんいただければと思います。奮って御参加いただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
◎浜崎委員長
野川局長も出られますね、出演で。
ほかに何か。(発言する者あり)ちょっと待ってください。執行部のほうから最初にまいりたいと思います。
●上山文化財課長
文化財課から、先週金曜日に起きました、三徳山三佛寺正善院の火災について報告させていただきます。1枚物の資料をごらんいただきたいと思います。
まず、この三佛寺正善院ですが、後ろに2ページを見ていただきますと、地図を載せておりますが、まず三徳山全体が国の名勝史跡でございます。それから、その上のほうにあります三佛寺の投入堂、これは国宝で、それ以下、文珠堂までが三佛寺ということで、これが国の重要文化財になっております。それから、下のほうにおりまして、本堂までが三佛寺の建造物群ということで、県の保護文化財のほうに指定しております。このたびの正善院は、その下にあります三佛寺関連の3つの支院の1つでございます。丸にあるところでございます。この建物自体は文化財指定はございませんが、正善院さんのほうの庭園が県の指定文化財でありますし、この中に県の保護文化財であります蔵王権現立像1体がございました。
1ページをごらんいただきたいと思いますが、3月9日金曜日に、この三佛寺正善院の本堂あたりで出火いたしまして、2時間後に鎮火いたしましたが、木造の本堂、これは木造かわらぶき、江戸時代のものですが、これと庫裏を全焼いたしました。それで、現在、現場検証中で、当時中に4人の人がおりましたけれども、被害としては軽微だった。ただ、住職さん等が今、入院中でございます。現場検証に当たりましては、立ち会いとか聞き取りが必要ですので、今まだ現場検証中ということで立入禁止になっておりまして、この蔵王権現立像等がどうなっているかは、今不明な段階でございます。
もう一つの庭園のほうは、若干水の減少とか、焼け落ちた部材の崩落がありますけれども、今、被害は軽微ではないかと推測されております。きのう、おとといのまた雪で30センチぐらい積もっておりまして、ちょっと今、現場がまだわからない状況でございます。今後の対応としましては、立入禁止の解除後、県と三朝町で蔵王権現立像の捜索をし、現場確認をしていきたいと思いますし、また毀損等の場合には、県の保護文化財のほうに諮りまして、その指定解除も含めた検討をしていきたいと思っております。
また、本課は、県内の文化財につきまして、防火、防犯に取り組んできたところではありますけれども、改めてさらなる徹底に取り組んでまいりたいと思います。
◎浜崎委員長
ほかに執行部の皆さん、ありませんか。
ないようです。
それでは、委員の皆さん、その他の事項であります。
○長谷川委員
本当に総評的なことなのですけれども、一般質問で私、森議員が地方交付税というものがどうしても形の上で国から来るということをもって、県職員のほうが、何かこれが県民の暮らしとは違うところから出てきたお金のような感覚で受けとめられることを恐れるという、本当に私は意味のある発言をされたと思います。だから一方では、本当に今、県民の暮らしが苦しいのだという中での予算編成になっているということを、やはり強く意識しなければいけないと思います。そういう中で、交付税が4割です。これが最近、この4~5年、3~4年は少し回復傾向にありますから、辛うじて予算編成が保たれているということだと私は認識しております。
歳出のほうで、本当のところで苦しいのは、もっと伸びを予想される社会保障費の県負担分を、本当はもう少し行くかもしれないけれども、そのときは補正で9月、12月、2月で対応するのだということで、本当はそういう心配ごとを残しながら予算編成をして進んでしまっていくことのほうが、仮に多少でも気持ちが残っているような状態であるかもしれません。実際そうであろうと思います。伸びが、これまで10%程度伸びていたものが、昨年は8%でとどまったということで今回そういう組み立てになっていると思いますけれども、どうしてもこれらは伸びていくわけで、これからがいよいよ私は苦しい、本当に財政運営になっていくという認識を持っております。特に、ことしは見直しが図られなかったのですけれども、自動車関連の取得税、重量税が大きく税制改革の中でとりざたされました。そこは税務課長に認識があれば御発言いただきたいのですけれども、これが据え置きになって、地方にとってはその部分だけは有利にはなっているのですけれども、そういうあたりの改正もこれからどうしても手がつけられようと思いますし、また、地方消費税部分ですね、今賛否両論分かれておりますけれども、やはり地方に持っていくのだというものも国は引き上げようとする大きな理由の一つにしているわけです。
その場合に、やはり地方の何か今、打ち出し方というのが物すごく難しいと思うのですね。地方消費税部分が上げられた場合は、地方においてもそれが社会保障費部分に充当されなければいけないという枠の中で話が進んでおりますだけに、地方から、どうしても今、消費税を上げてもらわなければ地方がやれないのですよとか、そういう意思表示がややいろんな面で難しい状況にあるなという感じがしておりまして、だから突き詰めて言えば、今のところ消費税の増を期待しなくても、何とかやっていけるという、自前の県財政運営というものをいよいよ組み立てていかなければいけないと思うところでありまして、最近の具体的には自動車税のことがありますけれども……(「委員長、議事進行。今のは討論ですか、意見表明ですか」と呼ぶ者あり)その他ですから。(「その他では何を言ってもいいのではなくて、それは一般会計のことだったら、一般会計でいいでしょう」と呼ぶ者あり)ええ、だからその他で言っているわけです。(「だから簡潔にしてください」と呼ぶ者あり)簡潔といって、まだ時間が始まったばかりですよ、本当に。(発言する者あり)あると、当然発言していただきたいと思います。(発言する者あり)その他ですからね、議案以外のその他で、そう認めた上で、終わってから言っているのではないですか。(「討論でやればよかった」と呼ぶ者あり)討論ではないですが。討論は、3,400億円の予算についての部分ですから、その他です。
◎浜崎委員長
長谷川委員に申し上げます。意見ということだと思うのですが、確かに一般会計、それから交付税の問題であるとかいうお話がありましたが、これは1号議案等々、議案ということになりますので、もう少し簡潔に、手短にお願いをしたいと思います。よろしくお願いします。
○長谷川委員
そういう意味で、私どもも議決に当たって、本当にそういう気持ちでおるのです。私が議案の採決のときには、好転をする見込みなどと言いましたけれども、それはあくまでも国との関係の中での好転でありましてね、依存体質には変わりないわけです。そのあたりを本当に踏まえて、これからの財政運営に皆さんも事業執行にも当たっていただきたいし、私どももそういう意味でいわゆるチェック・アンド・バランスの役割を果たしていきたいなと思っているところです。
◎浜崎委員長
その他。改めて今の意見に対して。
●河原統轄監兼総務部長
ただいまの長谷川委員さんのほうから、森委員さんと同趣旨で2点あったと思います。1つは、少し我々執行部側、予算の執行の気構えとして、非常に国のほうから交付税が来る、それから県税も入っているのだけれども、その重みというか、県民の立場に立って余り執行していないのではないかという御疑念が1つはあったと思います。もう一点のほうは、将来の歳入見込みがなかなか厳しいものがあるので、ここはきちっとふんどしを締めて効率的な執行をすべきだと、大きく言ってこういう2点だったのかなというふうに思います。
まず1点目でございますけれども、これについては、そういう姿勢でやっていかなければいけないというのは、これは間違いないと思います。私も間もなく38年県職員生活が終わるわけですけれども、まず執行主体については、本当に以前と比べると随分変わったのかな。経済も右肩上がり、予算も右肩上がり、ですからやりたいことはとにかくどんどんやっていこうという時代が随分私の中盤のころにはあったわけでありますが、最近では経済の不振、高齢化、少子化が随分進んできて、もちろん歳入の見込みもだんだん厳しい状況になってきました。
我々の執行する姿勢も、本当に以前と比べたら職員の大方がそうでありますけれども、かなりシビアに金の使い方もやっているのではないかなと、そういう傾向になってきているのではないかなと思っています。
私も事実上、いろいろな指導をする中で、いろいろな予算を見る中で、あなただったら、自分の財布だったらこれを出すかと、それが嫌なものはいけないぞと、予算は。自分の金よりも、むしろこの予算、預かったお金は大切だよということを随分私、ここ10年ぐらいはいろいろなことで言ってきたところであります。したがいまして、職員も随分一生懸命やっております。ただ、まだまだ努力を未来永劫やっていかなければならないジャンルだと思いますので、そこは後輩の皆さんにもこれからもやってもらいたいというふうな思いであります。
歳入のほうは、先ほど監査委員の数等のこともありました。これもいろいろな御議論があるのでしょうけれども、私としては、やはりこれからは1つは選択と集中という視点がやっぱり大事になってくるだろうと。それから、さらに効率化ということが大切になってくるのだろうと。ですから、どのジャンルにおいても、やはり先ほど言った監査委員の数も多ければ多いほどいいのでありますけれども、やはりよそとのバランスも見ながら、その限られた数の中でいかに効率化をしていくかということは、どの分野でもこれからやっていかなければいけないというふうに思っております。
我々の親みたいな国が、今までその時点で最善を多分尽くして行財政をやってきたのだと思いますが、今結果、1,000兆円を超えるような債務を今負っているような状況であります。これはその都度その都度最善をとってきたつもりだけれども、やはり将来のことを少し見ることが少なかったのかなと。ですから、今回の議会、全協あたりでも財政の見通しなども示させていただきましたけれども、やはりこのあたりは厳し目に将来を見ながら、やはり効率的な予算の立案、提案をしていくことが必要ではないか。それがまさに今の高齢化、少子化、それから経済が国際化している厳しい状況の中での、やはり一つの基本になっていくのかなと、こんなふうに思っているところであります。
今後とも御指導、御鞭撻のほどを、どうぞよろしくお願いしたいと思います。ありがとうございました。
◎浜崎委員長
その他でありますが。(「なし」と呼ぶ者あり)
もうよろしいですね。意見も尽きたようでありますので、執行部、委員の皆様に御連絡をさせていただきます。
次回の常任委員会は、4月20日金曜日午前10時から開催の予定でありますので、よろしくお願いをいたします。
それでは、委員の皆様には御相談がありますので、この場にお残りをいただきたいと思います。
執行部の皆さんは御退席をいただいて結構であります。大変お世話になりました。御苦労さまでした。
(執行部退席)
進行させていただきます。本会議におきまして、各委員会の1年間の活動状況についてということで報告することになっております。本委員会の23年度の活動状況について、お手元に配付させていただきました。このようにさせていただきたいと思いますが、よろしゅうございますでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
それでは、そのように報告をさせていただく、読んでおられないと思いますが、その辺は信用していただきまして。
それでは、以上をもちまして総務教育常任委員会を閉会いたします。大変御苦労さんでした。
なお、もう一つ、委員の皆さんに御連絡があります。来年度の、24年度以降ですが、県外調査、県内調査についてであります。調査先の希望がありましたら、定例会中に、私か事務局のほうに、副委員長でも結構です、お願いをしたいと思います。
また、皆さんからいただいた御意見をもとに、正副委員長で協議をさせていただいて、次回の常任委員会で日程について御相談をしたいと思います。できましたら、何月ごろにするのか。異動の月にもなりますし、ちょっと早目に。(「6月定例会までには」と呼ぶ者あり)めどとしては6月定例会までに、県内か、もしくは県外はちょっと厳しいというのだったら、県内2つぐらいはやってしまったらどうだろうということでございますので、その辺も頭に入れておいていただきたいと思います。
それでは、以上であります。大変御苦労さんでした。
午前11時46分 閉会
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