午前10時02分 開会
◎浜崎委員長
皆さん、おはようございます。
24年度6月定例県議会、総務教育常任委員会をこれより開催をさせていただきます。
本日の日程でございますが、お手元の日程のとおりであります。この順序に従って進めさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
初めに、会議録署名委員であります。会議録署名委員は、廣江委員と谷村委員にお願いをしたいと思います。
それでは、ただいまより本委員会に付託されました議案について審査を行いたいと思います。
これから付託議案に対する質疑を行っていただきますが、委員の皆様におかれましては、簡潔な質問を行っていただくこと、また、円滑な会議進行に御協力いただきますとともに、マイクのスイッチの切りかえは必ずお願いをしたいというふうに思います。
それでは、質疑がありましたらお願いをしたいと思います。(「なし」と呼ぶ者あり)
なしという声がございましたので、それでは、付託議案に対する討論を行っていただきたいと思います。
討論ございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
ないようでありますので、それでは、これより採決に入らさせていただきます。
採決につきましては、一括して採決するのがよろしいか、お諮りをしたいと思いますが、どうでございましょうか。(「一括で結構です」と呼ぶ者あり)一括という声がございました。
それでは、付託議案を一括して採決をさせていただきます。
原案に賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
賛成全員であります。したがいまして、原案のとおり可決すべきものと決定をさせていただきました。
それでは、請願・陳情の審査を行いたいと思います。
今回は、継続分の陳情が2件、そして新規分の陳情が3件でありますが、初めに継続分の審査を行いたいと思います。
陳情23年教育13号「鳥取西高等学校の耐震改修整備にあたり移転を前提としないことについて」の審査を行いたいと思います。
それでは、御意見を伺いたいと思います。御意見のある方は挙手をお願いしたいと思います。
○広谷副委員長
この陳情の件ですが、私は趣旨採択にすべきと考えます。
理由ですが、陳情者からの願意を酌み取りながら、鳥取西高等学校の耐震改修整備について文化庁と調整を図るよう努めるべきであります。しかしながら、今後の文化庁との協議の結果によっては、将来の移転を前提としないことに固執することなく、生徒の安全確保を最優先し、耐震改修整備のスケジュールにおくれを生じないよう文化庁の意見に沿う対応をする必要があるため、趣旨採択にすべきと考えます。
◎浜崎委員長
ほかに御意見ございますか。
○長谷川委員
同じく趣旨採択を求めたいと思います。
その考え方といたしましては、これまでは移転を前提とせずというところがやはりかなり陳情の主なる趣旨であったわけでありますけれども、そこに固執をいたしますと、今最も急がれる耐震整備工事の申請という手続に入れないという状態が続くことを一番避けるべきだと思います。そういうことで、今は少なくとも耐震工事に入る手続を進めていくということに私はウエートを置きまして、今回、趣旨採択に賛成したいと思います。
◎浜崎委員長
ほかに御意見ございますでしょうか。
ないようであります。
今のお二人の御意見は、いずれにしても趣旨採択ということでございました。
それでは、趣旨採択するか否かの採決を行いたいと思います。
趣旨採択に賛成の方の挙手を求めたいと思います。(賛成者挙手)
ありがとうございました。趣旨採択全員であります。陳情23年教育13号につきましては、趣旨採択全員ということで、趣旨採択と決定をいたしました。
陳情23年未来づくり推進16号であります。
○鉄永委員
23年13号ですが、趣旨採択はいいのですが、今お二方が話されたようなこと、要は耐震工事をおくらせないということを附帯意見に上げたほうがいいのではないかというふうに思うのです。
◎浜崎委員長
ただいま附帯意見に今の御意見を入れたほうがいいのではないかということであります。耐震工事、しっかりと、子供の安心・安全ということだと思いますが、そういった御意見がありましたが、それを附帯意見に入れるということについて皆さんの御意見を伺いたいと思いますが、よろしいでしょうか。(「はい」と呼ぶ者あり)
それでは、附帯意見に今の……(発言する者あり)附帯意見の中身につきましては、どうさせていただきましょう。お任せという話がございましたが、私のほうで……。
○長谷川委員
附帯意見というよりも、趣旨採択という取り扱いですが、前段に、こういうことで趣旨採択をいたしましたという委員長報告の中にそれを触れるということでよろしいのではないでしょうか。附帯意見というと、どちらかというと、また別の何か意見が1つあって、それも取り扱うというようなことにもなりがちですので、委員長報告、趣旨採択の報告の中にそういう内容を触れるということでよろしいのではないでしょうか。
◎浜崎委員長
今おっしゃった話なのですが、今、鉄永委員からもお話がありましたけれども、附帯意見というよりは、このたびの趣旨採択ということで、今、長谷川委員がおっしゃったようなことは当然述べさせていただかなければならないというふうには思っておりました。いずれにいたしましても、先ほど御意見が出ましたように、子供の安心・安全ということを一義的に大前提で考えていかなければならないということでありますので、それまでいろいろな御意見はちょうだいしたわけでありますが、そういった経緯の中で、なお一層、今何が必要かということでありますので、そういった意図に基づいての御意見だというふうに思いますので、私のほうでそれはしっかりとしんしゃくをさせていただいて出させていただきたいということで、よろしゅうございますでしょうか。(「はい」と呼ぶ者あり)
それでは、今の西高の件につきましては、そういうことで決定をさせていただいたということで御理解をいただきたいと思います。
続きまして、陳情23年未来づくり推進16号であります「TPP参加に向けた関係各国との協議を中止することを求める意見書の提出について」の審査を行いたいと思います。
御意見を伺いたいと思います。
○広谷副委員長
この陳情の件ですが、私は研究留保にすべきと考えます。
理由ですが、現在、国ではTPP交渉参加国との事前協議を行っているところでありますが、ことし5月に行われました拡大交渉では各国の意見に隔たりが多く、目標とされていた年内交渉妥結が事実上断念との見通しであります。そして我が国の参加決定に向けためどは立っていない状況において、いましばらくは動向を見守る必要があるため、研究留保にすべきというふうに考えます。
◎浜崎委員長
それでは、皆さんにお諮りをいたします。ただいま研究留保という声がございました。まず、研究留保とするか否かの採決を行いたいと思います。また、挙手をされない方は研究留保に反対というふうにみなさせていただきます。
あわせて、事前に申し上げておきますが、採決の結果、研究留保が少数であった場合は、改めて採択と趣旨採択、そして不採択、これの採決を行うことになります。この採決には、当初、研究留保とされた方も改めて態度を表明していただくということで、御理解をいただきたいと思います。
それでは、研究留保とすることに賛成の方の挙手を求めたいと思います。どうでしょうか。(賛成者挙手)
ありがとうございます。研究留保5ということでございますので……(発言する者あり)
済みません、では、恐れ入ります、もう一度、研究留保の方、挙手をお願いします。(賛成者挙手)
ありがとうございました。研究留保と決定をさせていただきます。多数でありましたので、研究留保というふうにさせていただきます。
それでは続きまして、新規分の陳情3件の審査を行いたいと思います。
陳情24年総務13号「消費税増税に反対する意見書の提出について」審査を行いたいと思います。
御意見を伺いたいと思います。御意見のある方は挙手をお願いいたします。
○広谷副委員長
この陳情の件ですが、私は不採択にすべきと考えます。
理由ですが、消費税の増税を含む社会保障と税の一体改革については、将来に負担をつけ回しすることなく、国民に対して包括的な社会保障サービスを適切かつ恒久的に提供するため、現在その実現に向けて今国会において議論が行われているところであるため、不採択にすべきと考えます。
◎浜崎委員長
ありがとうございました。ただいまの件につきまして、不採択という声がございました。
ほかに御意見ございますでしょうか。
ないようであります。
それでは、不採択とするか否かの採決を行いたいと思います。
ただいまの御意見、不採択に賛成の方の挙手をお願いいたします。(賛成者挙手)
不採択の御意見多数であります。よって、陳情24年総務13号につきましては、不採択というふうに決定をさせていただきます。
続きまして、陳情24年教育14号であります「少人数学級の推進など定数改善に係る意見書の提出について」審査を行いたいと思います。
それでは、御意見を伺いたいと思います。御意見のある方は挙手をお願いしたいと思います。
○広谷副委員長
この陳情の件につきましては、不採択にすべきと考えます。
理由ですが、県では今年度から小・中学校全学年での少人数学級を導入しており、また、既にこれまでも少人数学級の制度化を国に継続的に要望してきているため、不採択にすべきと考えます。
○伊藤(保)委員
採択で提案します。鳥取県は少人数学級に取り組んでいますけれども、国のほうがベクトルはつくったのだけれども、法制化もしていませんし、足踏み状態であるというふうな認識の中で、改めて声を強く上げていくべきだということであります。そういう観点から採択ということで提案します。
○長谷川委員
同意見です。
◎浜崎委員長
長谷川委員も同意見。
ほかに御意見ございますでしょうか。
ないようであります。
ただいま不採択と採択ということで、2つの意見が分かれて出たようであります。
それでは、採択か不採択か、するか否かの採決を行いたいというふうに思います。
それではまず、採択のほうから賛成の方の挙手をお願いしたいと思います。少人数学級、採択の方。(賛成者挙手)
ありがとうございました。2であります。
それでは、不採択に賛成の方の挙手をお願いいたします。(賛成者挙手)
残りの方、不採択多数であります。平成24年教育14号につきましては、不採択が多数でありしましたので、不採択と決定をさせていただきます。
それでは、新規陳情の3つ目、最後であります。陳情24年教育15号「倉吉東高等学校補習科(仮称)設置について」審査を行いたいと思います。
まず、御意見を伺いたいと思います。御意見のある方、お願いいたします。
○広谷副委員長
この陳情の件につきましては、研究留保にすべきと考えます。
理由ですが、陳情者が計画をしております補習科の事業内容、県への協力要請の詳細が現時点では不明であります。あわせて、平成22年の9月の議会議決を踏まえ現在取り組んでおります学力向上施策の状況を検証する必要があるため、研究留保にすべきと考えます。
◎浜崎委員長
ほか、研究留保以外。
○長谷川委員
趣旨採択を求めたいと思います。
その考え方でありますが、本当に専攻科の鳥取県における設置というのは長い歴史を誇っております。最も早くには昭和36年からの話にさかのぼるわけであります。また、最近だけを見ましても、平成17年9月定例会で県立高等学校専攻科の存廃に関する決議が可決をされました。そのときに県立高校3校の専攻科について、平成17年度より1校当たり少なくとも19人減とし、平成20年度までに専攻科を廃止する、ただし、中部地区については、私立予備校の現状を踏まえ専攻科の存廃を含め検討することとするという内容があり、さらに平成19年に至りまして県立の3つの高校での専攻科の存続の陳情が不採択となり、倉吉東と米子東を2010年度末まで存続させ、その間に存廃を検討するという決議が可決をされて、さらにまた平成24年度を迎えて、いよいよ3校とも、特に本年は米子東、それから倉吉東高に設置をしてある専攻科が廃止を迎えようとしているところであります。
それだけの長い経過を持っているだけに、来年3月、大学受験の本当に結果がどのようなことになり、その後の生徒たちがそのときにどういう道を選ぶか、そういうものが選択肢として確保されているのか、あるのか、そういうことにはやはり非常に不安といいましょうか、これまでない状況が予想されるだけに、少なくとも今回、倉吉東高から出されました県立高校に設置をされている専攻科という形は廃して、それではなく、新しい形で中部地区の高校生の本当に生淵なるというのが、古い資料を見ておりましたら、「せい」というのは一生懸命の「生」と、それから深いということで、生淵なるやはり学習というものを行う場というものを設けるというのが専攻科の設置の理由でありましたけれども、それを県立高校としてではなく、いわゆる育英会とかNPO団体などを新たに組織を持って運営をしていこうということを今構想され、模索をされているところであります。
今回は陳情書ということで、まさにその願意、気持ちというものを酌み取っていくということが私は重要であろうと考えますので、ぜひ趣旨採択ということで、御協力を御賛同いただければと思います。
○澤委員
私は、結論から言いますと、不採択を主張したいと思っております。
これにつきましては、長年、専攻科というような相当な論議を経て論議をしてまいりましたし、その過程の中で、いわゆる廃止をしてもなおかつ学力を上げていこうと、先ほども論議ありましたような形でずっと取り組んできていた上での今現在がある。その中でこういう話が出てまいりまして、これは議場でも答弁を教育長がやられた中で、特に2番目の、一部の教員による教科、進路指導をするということについては、例えば、ここに上がっていますけれども、これをするということは、ほかの廃止をしたところについても同じことが言えるではないかなというような私はちょっと今、感を受けております。ですから陳情というのは非常にわかりますし、当然欲しいという意味はわかりますけれども、やはりこれからの流れを考えていく上で、相当の論議をして今まで専攻科廃止という部分に向かって学力をきちっとつけさせようと、こういうことで進んでまいりましたので、その観点からいきますと、やはり不採択を主張したいというふうに私は思っております。
◎浜崎委員長
今、御意見がありました。ほかに。
○谷村委員
私は趣旨採択を求めたいと思います。
理由は、私も倉吉東高の担当の方のちょっとお話を聞いたことがあります。彼は非常に熱意を持っておられまして、自分たちで自己管理を中心にやっていくという思いを強く持っておられますし、ここで一たん切れてしまうと、中部のほうでは、東部や西部とは違ってほかの私立の学習機関といいますか、学習塾などが少ない関係で、そこで途切れてしまう可能性があるというのを懸念をしておられましたので、私は研究留保というような形でしばらく時間をたってということよりも、やはり予算措置だとか、いろいろなことも出てくると思いますので、私は趣旨採択ということで、細かい議論はまた後々していったらいいというふうに思います。
○鉄永委員
私は研究留保で申し上げたいと思います。
今までの経緯は、いろいろ委員の皆さんがお話しされたとおりだろうと思います。ただ、我々は、決議に私も参画しておりましたが、その中の第一は、やはり学力向上を図って、3年間でできるだけ浪人せずに大学進学を果たしてもらいたいと、そういうことを強く求めたわけです。この間の教育長の答弁でも10校ぐらいを学力向上対策の指定校にしてやっているということなのですが、その結果をやはり検証する必要があるだろうと私は思っております。
この陳情書では、同じく教育長の議場での答弁を聞いておりまして、かかわり方がわからないと、どの程度なのか、教員を初めとして県がどの程度かかわってほしいのかどうか、あるいはそれによって現役の授業等に影響を及ぼすことはないのかどうかというようなことも必要なのだろうと思います。
3点目は、これは倉吉東だけの問題ではありませんで、やはり鳥取東、米子東も同じように専攻科が廃止したり、いくわけでございますから、それらの検証もしっかりやった上で判断しても私は遅くないし、むしろそうあるべきだというふうに思っております。
◎浜崎委員長
さまざまな意見が出ました。
それでは、今の意見を踏まえてということになりますが、採決に入らさせていただきますが、まず、研究留保という声がありました。研究留保とするか否かの採決を行いたいと思います。
研究留保の方、挙手をお願いしたいと思います。(賛成者挙手)
4。
参考までに、あと、趣旨採択並びに不採択の御意見がありましたので、その方の挙手も確認をさせていただきたいと思います。
まず、趣旨採択の方。(「委員長、ちょっと済みません、休憩をお願いします」と呼ぶ者あり)
今、採決の途中でありますが、休憩という意見がありました。
それでは、暫時休憩をさせていただきたいというふうに思います。
午前10時26分 休憩
午前10時28分 再開
◎浜崎委員長
それでは、これより再開をさせていただきます。
陳情24年教育15号でありますが、研究留保という声がありましたので、まず、研究留保とするか否かの採決を行いたいと思います。
研究留保に賛成の方の挙手を求めたいと思います。(賛成者挙手)
○澤委員
確認したいのですが、先ほどとったのとは別に、もう一度採決するのですか。改めて……。
◎浜崎委員長
いやいや、内容は……。
午前10時29分 休憩
午前10時31分 再開
◎浜崎委員長
それでは、再開をさせていただきます。
陳情24年教育15号でありますが、研究留保とすることに賛成が4名、反対が4名、同数でありますので、鳥取県議会委員会条例第12条第1項の規定により、委員長において採決をいたします。
研究留保ということで決定をさせていただきたいというふうに思います。よろしゅうございますでしょうか。(「はい」と呼ぶ者あり)
それでは、請願・陳情の審査は終わりました。
先ほど陳情23年教育13号「鳥取西高等学校の耐震改修整備にあたり移転を前提としないことについて」の本委員会の審査結果が決定されたところでありますが、本委員会では、当該鳥取西高校の視察はもとより、学校法人新名学園旭丘高等学校、大阪歴史博物館、滋賀県立彦根東高等学校等の県外調査の実施、また、鳥取市教育委員会文化財課を招いた勉強会の開催など、慎重に審査を行ってまいりました。その結果、先ほどの審査結果となりました。
そこで、横濵教育長より、今後の鳥取西高等学校の耐震改修整備についての方針、スケジュールなどを含めた見解をお聞かせをいただきたいと思います。よろしいですか。
●横濵教育長
鳥取西高校の整備につきまして、大きな方向性を示していただきました。生徒の安全を最優先に考えていただきまして、一刻も早い整備につなげるものであります。大変ありがたく思っております。私としましても、子供たちの安全確保のために一刻も早い耐震整備を行いたいと考えておりまして、陳情の議決をいただきまして近いうちに文化庁に出向きまして、直接これまでの経緯あるいは議会での議論を説明した上で、文化庁の最終的な考え方を確認したいと思います。そしてその際の状況を8月の常任委員会で報告させていただきまして、11月に開催されます予定の国の文化審議会に間に合いますように文化庁の意見に沿う形で9月上旬には現状変更の申請を行いたいと考えております。現在、鳥取西高等学校整備のあり方検討会で練り上げてきました整備方針をもとに、基本方針、基本設計を行っておりますが、8月上旬には基本設計ができ上がる予定でございますので、そうした基本設計に基づきながら現状変更の申請を行いたいと考えております。
◎浜崎委員長
ということであります。
それでは続きまして、報告事項に移りたいと思います。
今回の常任委員会は、議題が多うございますので、執行部の皆さんにおかれましては簡潔な説明をお願いしたいと思います。
なお、質疑につきましては、説明終了後、一括して行っていただきます。
まず、未来づくり推進局、政策項目の進捗状況に係る自己評価結果(1年目)について、田中未来戦略課長の説明を求めます。
●田中未来戦略課長
未来戦略課でございます。では、未来づくり推進局の常任委員会報告資料、1ページをごらんいただきたいというふうに思います。
政策項目の進捗状況に係る自己評価結果(1年目)についての御報告を申し上げます。
このことにつきましては、4月に一度、未来づくり推進本部会議を開催いたしまして、その結果ということで、5月の常任委員会で概略を報告をさせていただきました。その中に政策項目の進捗状況の暫定版というものをつけておりまして、その中で少し説明をさせていただいているところでございますが、このたび一応1年目、23年度末現在の数値等の状況がある程度見えてまいりましたので、一応このたび確定した取りまとめということで、今回結果を報告させていただくものでございます。
まず、政策項目というものでございますが、ちょっと真ん中あたりをごらんいただきたいと思います。政策項目の概要ということで書いてあります。皆さん御存じのとおり、政策項目というのは、知事のマニフェスト「みんなでやらいや未来づくり」、これに掲げられた5つのアジェンダ、それから大きくは40の政策項目というものに分かれておりまして、(2)で書いておりますが、便宜上、5つのアジェンダの下にある政策項目をもう少し細かく分けて104に細分化をして、それの進捗管理といいますか、取り組みを進めているといったようなことで、その下の(3)に書いておりますが、1つは、未来づくり推進本部を持ってさまざまな部局横断的なプロジェクトチームで進めていること、そして主に所管する部局のほうで中心になって工程進捗を図るといったような、そういう取り組みをしています。
その取り組みの結果の1年目ということで、上へ上がっていただきまして自己評価でございますが、AからDまで4つの段階に分けております。Aが既に達成したもの、Bがある程度順調に進んでいるもの、Cが、取り組みはいろいろ進めておりますが、なかなか成果が一部にとどまる、あるいは出ていないということで、ややおくれぎみという評価、それからDがおくれているということで、当然さまざまな取り組みをしておりますが、成果がうまく出ていないといったようなものを、それぞれの項目は右側にございますようなAで6、Bで68、Cで28、Dが2といったような、そういったような各部局による自己評価をしているというところでございます。
ちょっとページをめくっていただきまして、2ページのほうをごらんをいただきたいと思います。別紙ということでつけております。AからDまで主なものということで掲げています。Aにつきましては、先ほど委員会でも少し議論がございました少人数学級の対象を義務教育全学年に導入をしたということであるとか、あるいは鳥取環境大学の抜本改革ということで、この4月に公立大学法人化を実現したといったようなことがございます。
Bの部分でございますが、これにつきましては、項目が非常に多うございますけれども、例えば一番上、鳥取力創造運動を展開して、それの実践団体登録数を200を目指すということでございますけれども、昨年度末段階で106というところまで伸びてきておりますし、例えば真ん中あたり、「あいサポート運動」10万人体制というのも23年度末で6万5,000人までふえてきているといったようなこと、それからBの一番下から2つ目、自然エネルギーの発電量でございますけれども、10万キロワット台を目指すというところを23年度末で約17万キロワットといったところまで来ているといったようなことがございます。
なかなか進んでいないという意味では、Cのところでございます。そこにさまざま書いております。4つ目のところに、全国平均を上回る有効求人倍率を達成という部分が、ここ数カ月それが達成できていないという状況もございますし、それからその下、国内航空路線の拡充というところも、4月以降、ANAさんの発表で便数が一時期ふえるといったようなことがございますけれども、それをある程度定常的な拡充といったような、そういう取り組みがまだまだというところでございます。
Dにつきましては、2件。1つは、がん死亡率の改善というところで、これにつきましては、大体1年おくれの数字しか出てこないのですけれども、全国に比較しても非常に悪い値ということがございますし、それから大学等の進学率50%の引き上げというのも、22年の4月に対して23年4月が少し落ちてきているといったような、そういう現状にございます。
また、ページ戻っていただきまして、1ページのほう、一番下のところをお願いいたします。今後これの実現、改善に向けた取り組みということで、言わずもがなのことではございますが、自己評価でCやDで悪かった項目、こういうものをしっかりとプロジェクトチームや各部局の工程の中に取り込んで施策の展開に取り組んでまいりたいというふうに思いますし、それから予算の編成システムで政策戦略会議という幹部による議論によって予算化の検討をするシステムを設けております。こういうところでしっかりと検討を行いながら、有効性の高い施策の取り組み、こういうことに取り組んでまいりたいというふうに思っております。
なお、この内容につきましては、それぞれの項目の詳細につきましては、当課のホームページのほうでまたアップをして透明性に努めたいというふうに思っております。
◎浜崎委員長
続きまして、「とっとり動画ちゃんねる」の開設について、福田広報課長の説明を求めます。
●福田広報課長
それでは引き続き、3ページの「とっとり動画ちゃんねる」の開設についてということで報告させていただきます。
鳥取県の知名度アップということで、短い動画やCM、こういったものを活用しようということで、昨年6月にユーチューブ上に公式チャンネルを開設しておりましたが、これを今度とりネットから入れるように、より見やすくしましたとっとり動画ちゃんねるというものを、ちょうどまんが王国の開幕50日前に当たりますけれども、6月15日に開設いたしました。
これまでとの違いということで、記の以下に書いておりますが、とりネットから入れるということはあるのですけれども、もう1つは、より皆さんに見ていただきやすくするためにチャンネルを分けて、こういったものはここに入っているなというのを見ていただくようにしました。まんが王国を初めとしまして、県政テレビとのリンク等も考えております。
なお、このチャンネルにつきましては、固定していくものではなくて、人気が出てくればそれ以外のチャンネルをつくったりとか、それから人気がなければ落としていくということもあるかもわかりません。そういったことで、より柔軟に対応していきたいと思っております。
この動画を掲載するに当たりましては、いろいろなところから入手するわけですけれども、広報課の中にも非常勤の県職員を採用しておりまして、動画を撮影したり、編集したりというようなことがあります。そんなことをしております。それで現在は約200本余りのさまざまな動画を掲載させていただいておるところであります。
3番目になりますけれども、ユーチューブ、動画関係だけでなくて、ツイッターとか、そういったものとの連携を深めることによってより効果を上げようということで、バナーをつけたりしまして連携を強めております。
こうしたチャンネルを開設したわけですが、このチャンネルの話題となるような動画をさらにふやしていこうということで、広く近々募集を行います。鳥取の魅力、おもしろさ、話題を呼べる動画、こういったものをコンテスト方式でやろうと思っておりますが、緊急雇用を活用しまして外部に委託しましてコンテストをやろうとしております。近々業者のほうも決定しまして、8月から専用ホームページを開設してそこに応募作を載せながら、人気投票も行いながら優秀なものを選考していこうというようなスケジュールでおります。皆様におかれましても、ぜひごらんいただくとともに、気軽にデジカメなどでも撮れますので、応募のほうもできましたら幸いだというふうに思っております。よろしくお願いいたします。
◎浜崎委員長
続きまして、森林環境保全税の見直しについて、手嶋税務課長の説明を求めます。
●手嶋税務課長
総務部資料の1ページをごらんくださいませ。今年度末で適用期限が満了します森林環境保全税につきまして、本年2月、県民参画電子アンケートあるいは本年5月に各総合事務所で意見交換会を実施しました。その結果を踏まえて、森林環境保全税の見直しの方向性についてひとまず御報告を申し上げるものでございます。
現行制度の概要でございます。この税の趣旨は、森林の持つ公益的機能の発揮のための森林整備あるいは森林を守り育てる意識の醸成ということで創設した税でございます。
課税方式でございますけれども、県民税均等割に上乗せをするという形で徴収させていただいているものでございます。適用期間は、今年度末の25年3月31日ということで、5年間を設定しております。この期限が切れますので、今年度条例改正が必要となるものでございます。税額でございますけれども、個人は年間500円、それから法人につきましては、法人県民税というのが資本金に応じて決まっておりますが、法人県民税の額に5%相当を上乗せさせていただくというものでございます。
その下の表をごらんいただきますと、一番上の欄が税収でございますが、年度によってだごへごがございますけれども、大体1.7億から1.8億のロット納税でございます。これの使途でございます。主なものを申し上げますと、とっとり環境の森緊急整備事業としまして、杉、ヒノキ、人工林の強度間伐でありますとか、とっとり県民参加の森づくり推進事業としまして森林体験等々を県民の方に行っていただくというようなものがございます。その他につきましては、ごらんのとおりでございます。
この事業を実施しました成果でございますが、とっとり環境の森緊急整備事業につきましては、強度間伐するまでは下草が生えていない、いわゆる裸地と言うそうでございますが、裸地率の割合が強度間伐を実施したことによりまして半減したというような実績もございますし、とっとり県民参加の森づくり推進事業につきましては、これまで151企画が実施され、延べ3万5,000人の方が参加していただき、森林に対する意識を醸成していただいたというような実績がございます。その他の実績は、ごらんのとおりでございます。
2ページをごらんいただけますでしょうか。見直しの方向性でございますが、一番下のところの参考のところをごらんいただけますでしょうか。本年5月に意見交換会を行いました。参加者は、自治会でありますとか土地改良区あるいは商工会、森林組合の代表者の方々に集まっていただいて行ったものでございますが、制度自体は5年間継続するのがいいのではないかという意見が大多数でございました。また、税額及びその使途については現状維持という意見が大多数でございました。
税額についてでございますけれども、現在で、例えば地域の減災でありますとか防災の関係で平成26年から10年間、住民税が1,000円上乗せになること、あるいは東日本大震災の復興財源として、平成25年から25年間、所得税が2.1%上乗せになること、あるいは今、国会で議論されております消費税増税、こういう背景がございまして、税額については現状維持というような御意見がございました。その他の意見としまして、普及啓発が必要であろうとか、当初の目的に戻り、間伐の推進、この事業に重点を置くべきだというような意見がございました。
また、本年2月に行いました県政参画電子アンケート結果でございますが、3ページをごらんくださいませ。問4のところでございます。問4のところで本制度の趣旨、あり方についてどう思われますかという問いでございますが、賛成と言われる方が8割以上、続きまして、4ページをごらんいただけますでしょうか。問いの5のところで、負担額についてどのようにお考えですかというアンケートでございますが、妥当であろうと言われる方が約8割というような状況になっております。
申しわけございません、2ページに戻っていただきまして、これらを踏まえまして見直しの方向性でございますけれども、税率、適用期間については、現行制度を基本として、使途につきましては、一部拡充あるいは補助率を変更することにより事業量を増加させる方向で現在検討しているところでございます。
3番の見直しの概要でございますが、変わりますところは、適用期間の25年4月1日から5年間という部分が現行と変わります。事業の概要でございますが、とっとり県民参加の森づくり推進事業につきましては、来年度開催されます全国植樹祭などの開催を契機に、鳥取県内にとっとりグリーンウエーブを展開するために、大山のブナ林でありますとか弓ケ浜の松林等、こういう保全活動をやっておられる団体について直接の支援と、こういう部分を拡充したいということでございます。それから森林の保全整備、これは保安林の伐採でありますとか作業道の開設補助あるいは竹林対策、これは放置竹林の整備でございますが、こういう部分につきましては非常に要望も多うございますので、その事業量を増加させるために現在の補助率の引き下げを検討しておるところでございます。今後パブリックコメント等を実施し、最終的には今後の議会のほうに上程をさせていただこうと考えておるところでございます。
◎浜崎委員長
続きまして、イオンレイクタウン鳥取県フェアの開催結果について及び株式会社ウッドプラスチックテクノロジーの倉吉市への生産拠点開設について、大場東京本部長の説明を求めます。
●大場東京本部長
では、総務部資料の6ページをごらんください。埼玉県越谷市にあります日本最大級のショッピングモール、イオンレイクタウンのほうで鳥取県フェアを行いましたので、その結果を報告させていただきます。
イオンとは包括業務協定を23年の1月に締結しておりまして、これに基づくタイアップ企画としては2回目と、京都のイオン五条店のほうで昨年開催されておるようでございますけれども、に引き続いて2回目ということになろうかと思います。今回のフェアでは特産品を、特産品についてはスイカとかマグロ、この辺を中心にいろいろ販売したわけでございますけれども、それだけにとどまらず、国際まんが博あるいは鳥取県への航空便の利用促進というようなことでいろいろ幅広くPRを行ってまいりましたので、関係課が多岐にわたるというような形になっております。
期間でございますけれども、6月の15日から17日までの3日間、イオンレイクタウンのmoriという、このイオンレイクタウンは幾つもの大きな建物から成っておりまして、ほかにkazeとかアウトレットとか、いろいろあるのですけれども、一番大きなmoriという建物の中の中心的な誘導路、それ沿いに展開されています水の広場とか木の広場、あるいは催事場、食品売り場等で行ったと。ほぼ全館にわたっていろいろなイベントなり、物産販売を行ったということでございます。
わけても、6月16日、真ん中の土曜日でございますけれども、にはトップセールスということで、平井知事とイオンリテールの村井社長のほか、今回の物産のメーンがスイカとマグロということでございますので、北栄町長さん、あるいはJA鳥取中央の組合長さん、あるいは境港の本マグロのPR推進協議会の会長さんといった方々のほかに、トットリンドル王女ことトリンドル玲奈さん、あるいはwaonガール、イオンカードのコマーシャルがあるのですけれども、そういった方にも参加いただいてトップセールスをするということでステージイベントを行っております。
特産品の販売のほうでございますけれども、(2)のところに写真等つけておりますけれども、マグロの解体ショーあるいはスイカの試食販売ということで、非常に多くの人に見ていただいて買っていただいております。また、まんが王国とっとりの展示ということで、(3)のところに書いておりますけれども、まんが博をPRするために「ゲゲゲの鬼太郎」のコーナーあるいは「コナン」のコーナー、谷口ジロー先生のコーナーということで、いろいろパネルなり、水木しげる記念館や青山剛昌ふるさと館にあります展示品のレプリカ的なもの、あるいは独自につくった、下のほうにスケートボードやら乗っておりますけれども、さらには石こう風のオブジェ、鬼太郎とかコナンとか、そういったもののオブジェ、さらに石こう風ではない、もっと着色したきれいなもの、こういったものも展示しておりまして、かなりの人に見ていただきましたし、また、着ぐるみ、鬼太郎なりコナンなりの着ぐるみで店内を練り歩いてアピールするというようなことも行っておりますし、まんが博のPRキャラバン隊でありますバードプリンセス、これにも来ていただいていろいろお客さんに宣伝をしていただいたということでございます。
さらに7ページのほうをごらんください。せっかく来ていただいたトリンドル玲奈さんでございますので、トークショーもその場で開催していただきましたし、さらに鳥取県出身の俳優さんです松本若菜さん、最近は鳥銀のCMにも出ておられるそうですけれども、その方のトークショーも開催させていただきました。そのほか、鳥取、米子、岩美、北栄の4市町は独自にブースを設けて観光PRもされておりますし、航空便利用促進のPRコーナーも設けております。また、傘踊り、麒麟獅子舞、とうふるーと、とうふちくわでやるフルート演奏ですけれども、こういった芸能も披露させていただきましたし、いろいろイベントも実施しております。物産については、6に書いておりますように、生鮮品から加工品、地酒まで、いろいろなものを販売させていただきました。3日間で500万を超える売り上げがございまして、これはほかの物産フェアと比べてもかなりの売り上げということになろうかと思います。
そういうことで、非常に鳥取県のPR、鳥取県の食はもちろんですけれども、国際まんが博等のPRにも効果があったと考えておりまして、7の(1)のところに書いておりますように、マグロの解体ショーは見物人が殺到されまして本当によく売れておりましたし、スイカもほぼ完売ということでございます。そのほかにも、トリンドルさんが、うちでも食べていますと言った大山どりですとか、とうふるーとのPRに使ったとうふちくわ、こういったものがよく売れたということでございます。
そのPR効果につきましても、やはりふだんのイベントよりもかなり人が多いなというイオン側の感想もありまして、多くの人に来ていただいたということ、また、そういう展示コーナーの前ではいろいろな方が記念撮影を行っておられましたし、バードプリンセスもなかなか好評でございました。書いておりますように、いろいろPRによりまして、行ってみたいですとか、あるいは鳥取は案外近いねというような感想を持っていただいたということでございます。さらに、こういったことにつきましては、事前にまたマスコミにもキャラバンを実施しておりまして、そういうことでマスコミにもいろいろ、埼玉のほうのマスコミですけれども、にも取り上げていただいております。ということで、それなりにPR効果があったなというふうに考えているところでございます。
続きまして、8ページをごらんください。企業誘致が実りましたので、これについて御報告させていただきます。
株式会社ウッドプラスチックテクノロジーという会社が倉吉市のほうに工場をつくっていただくということになりましたので、御紹介させていただきます。
その会社でございますけれども、1の企業概要のところに書いておりますウッドプラスチックテクノロジーという会社でございまして、東京大学のすぐ近くに事務所があります東大発のベンチャーというような会社でございます。ただ、ベンチャーといいましても、もう既に津山のほうに工場をつくっておられまして、ウッドプラスチックということで木を交ぜたプラスチック、これでフォークリフト運搬用の台、パレットですね、これをつくっておられます。現在、津山工場で年に15万枚の生産能力を工場をつくっておられますけれども、これを今度倉吉のほうに新たな工場を開設したいということで、2の立地計画でございますけれども、いわゆる原石山の跡地、ここに工場をつくりたいということで、ウッドプラスチックをさらに増産して、ここには年産45万枚ぐらいの工場をつくりたいと。雇用も20名程度雇用するということでございまして、来年25年5月の操業を目指して今後工場建設にかかられるということで、3のところに書いておりますように、7月18日に調印式をとり行う予定としております。これについては、ウッドプラスチックテクノロジーの原嶌社長のほか倉吉市長にも同席いただいて知事公邸で行うという予定でございます。
○広谷副委員長
続きまして、関西企業との新規商談会の開催等について及び関西圏における情報発信(まんが王国関係)について、米田関西本部長の説明を求めます。
●米田関西本部長
関西本部でございます。では、引き続き、9ページをお願いいたします。まず、関西企業との新規商談会の開催ということで、常々、一昨年は大和ハウスとの新規の商談会等々行ったのですが、三洋電機さんの事業縮小等もありまして、県内、特に電気関係の産業様のほうから新たなビジネスマッチングをしてほしいという要望を聞いておりましたので、このたび2件が決まりましたので、御報告いたします。
まず、積水ハウスさんとの商談会でございます。こちらはハウスメーカーなのですけれども、7月の12、13、これは鳥取と米子と2会場にて行います。主催は産業振興機構と、共催が鳥取県関西本部となっております。積水ハウスさんについては、家づくり技術など7項目ということですが、例えばエネルギーとか省エネ、リフォーム、庭づくり、各分野について企業様から参加要望を行って商談会をいたします。現在のところ21社が両日間で商談会をするようになっております。
続きまして、シャープ株式会社様の商談会でございます。こちらについても2月にシャープの研究所のほうを訪問いたしまして、ぜひ鳥取との商談会をしていただきたいということで、なかなか他府県が非常にシャープさんへの要望をなさっておりまして、早くても年度内にできるかなというような御返事だったのですが、こちらのほうも何度も何度も技術提示をいたしまして、急遽9月に実施することになりました。
それに先立ちまして、先週の6月28日に県内でシャープの方のニーズプレゼン、説明会ということで、非常にこれは今までの商談会では余りないことなのですが、例えば通信機器ですとか情報機器、健康、環境、そういう分野について70近くのニーズを各企業の方に説明されまして、こういうニーズを待っているのだということの説明です。このときには約25社と鳥取大学等との関係団体、トータルで70名近くの方が来て説明会がございました。
今後のスケジュールですが、7月下旬までに企業様のエントリーを行っていただきます。それから8月の上旬までには、その中で、ぜひシャープのほうが商談会をしてみたいという企業を選定いたしまして、9月の上旬に行う予定にしております。これにあわせまして、数度、県内のほうにシャープの方にも来ていただきまして、鳥取大学ですとか乾燥地研究センター、きのこセンター等々にも御興味持っていただいておりますので、その分野も共同研究できないかという分野も今、同時進行しております。
次に、今後、関西で開かれますフェアと商談会については、東大阪産業フェア、これが10年ぶりになるものでございます。10月13、14、それからテクノメッセなのですが、これは東大阪商工会議所が主催になりますが、11月7、8、あと関西三都ビジネス、これは姫路、大阪、京都という3都市の商工会議所が合同で行うものでございます。それぞれただいま企業さんの募集をしておりますが、この春に操業されました、名古屋から進出されましたデンバジャパンさんなどは、東大阪の両方に出られるということでエントリーさせていただいでおります。引き続き商談がまとまるようにフォローしていきたいと思っております。
引き続きまして、10ページをお願いいたします。関西圏における情報発信(まんが王国関係)でございますが、このペーパーには載せておりませんが、これに先立ちまして、先週6月
29日のほうに鳥取県知事が兵庫県知事と京都府知事をトップセールスに参りまして、それぞれバードプリンセスさんと一緒にまんが王国をPRさせていただいております。兵庫県であれば、朝日新聞の「青鉛筆」の欄に写真で載ったりしておりますし、京都府のほうも京都新聞のほうに載ってございます。それから一昨日、6月30日にありました関西広域連合においても、知事会の委員会のほう、それから議会も当日ありましたので、議会のほうでももまんが王国をPRしております。
では、本題に移りますが、まず大阪・新世界と連携したPRについてでございます。これは通天閣に代表されます大阪・新世界というのがことし開設100年ということで、かなり大阪のほうでは、毎日、日々にぎわっているのですが、新世界で、そこの地域の出身の「キン肉マン」というようなものをかいていらっしゃいます漫画家のゆでたまご先生が、両方ともこちらの御出身だということで、新世界の100年とあわせてキン肉マンミュージアムというのをされますので、その間でのPRをまずさせていただきます。「肉の日」ということで、6月29日にオープンいたしまして、鳥取県は今年度中いっぱい展示予定でございます。これは通天閣の中で設置しております。この中にキン肉マンミュージアムができておりますが、その一角にまんが王国とっとりコーナーを設置いたしましてパンフレット等をしております。
写真の左側についていますパネルが現在展示しているものでございます。また、「キン肉マン」といえば好物が牛どんだということなので、鳥取牛を使ったお弁当のコラボ弁当をアベ鳥取堂様と協力してこのときから発売いたしております。関西でのイベントで発売と、また、今後は県内でも発売されると思いますので、ぜひお求めになっていただければと思います。
次に、同じ新世界100年まつりでのPRなのですが、7月の28、29については、新世界全体のイベントがございます。ここにも鳥取県ブースを出しまして、特にまんが王国とっとり、まんが博、それと来年の春には鳥取自動車道が開通いたしますので、より近くなった鳥取ということを2本柱でPRしたいと思っております。ここには、ステージでは、平井知事ですとか鬼太郎、コナンの着ぐるみ等のショーを行う予定にしております。
次は、11ページをお願いいたします。そのほかマスコミ等を活用したPRということで、雑誌ですとかテレビ、その他予定を書いております。特に上3つは、関西の人がよく読まれる率が高い雑誌にしておりますし、JTBの旅物語「栞」のほうも7月1日発行に会員向け全員の広告を出しております。そのほか関西ケーブルテレビジョンというのは、関西にあります主だった有力な23ホテルの各室全部、1万6,000室ぐらいに流していますケーブルテレビなのですが、そちらのほうにPRを出すようにしております。
そのほか、それぞれの雑誌等々に掲載予定をしております。それと7月28日にはラジオの生放送に、多分これ知事が出る予定になのですが、出演する予定にしております。そのほか鳥取県出身であるとか鳥取支局を経験されたマスコミ様との意見交換も7月4日に予定しておりまして、現在約63名ほどいらっしゃいますが、多分20名ぐらい出ていただけるのではないか、ここでも個々の雑誌媒体に合ったようなPRができないかというのをお願いしてみたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
◎浜崎委員長
よろしいですね。
それでは次に、名古屋における情報発信(まんが王国関係)等について、吉村名古屋代表部長の説明を求めます。
●吉村名古屋代表部長
では、資料12ページをお願いをいたします。引き続きまして、名古屋における主にまんが王国とっとりのPR、情報発信について御報告をさせていただきます。
まず第1でございますが、8月に名古屋で世界コスプレサミットというのが開催されます。ことしで10回目でございますが、12ページの中ほどに四角で囲んでおりますが、世界各国で予選をして20カ国の代表の方がお集まりになってチャンピオンを決めるという大会がメーンのイベントでございます。日程自体はしばらくあるのですけれども、メーンの開催は8月の4日、5日、名古屋市内で開催をされます。主催は、実行委員会で外務省さんほか関係団体で構成されております。10回目なのでございますが、今年初めてですけれども、鳥取県も参加をさせていただきまして、この中でまんが王国とっとりのPRをさせていただければというふうに今予定をしております。
1の(1)でございますが、まずメーンの大会の前でございます8月2日に世界のコスプレサミットに来日している代表のコスプレーヤーがいらっしゃいますが、鳥取県に名古屋からおいでをいただきまして、まんが王国とっとりと交流をしつつお互いにPRをさせていただくというふうに予定をしております。8月2日、鳥取県を御訪問いただく、あるいは相互に記念撮影等でPRをさせていただくというのを8月2日に予定をしております。それから8月の4、5、これがメーンの日でございますが、名古屋市内に会場がございますので、そちらにブースを出展いたしまして県のほうのPR、ブースを設けてPRをさせていただくように考えております。それから5日には、コスプレの大会で優勝した方々が優勝パレートのようなものが、コスプレのパレードがございますが、そこにもまんが王国とっとりをPRするコスプレーヤーに参加をさせていただきまして、あわせてPRをさせていただくように考えております。これは初めてのことでございますが、この大会を通じて鳥取県をPRしたいと思います。
中ほど以降、その他、いろいろな新聞媒体でもちょうどまんが博の開会、約1カ月前になりましたので、準備をしております。中日新聞さんが発行されていらっしゃるフリーペーパー、
69万部でございますが、これのちょうど8月2日に発行されるものに例えばまんが王国の魅力をPRをさせていただく、あるいはマスコミキャラバン隊も7月に予定をしております。あす3日に予定しておりますが、これは藤井副知事に愛知県庁等を訪問をしていただくように準備をしております。愛知県庁の副知事さんに表敬訪問をしていただきつつ、まんが王国のPRを予定をしております。その他、3日、それからあと7月の10日にも報道機関等を回ってバードプリンセスさん等でPRを予定をしております。そのほか一番下に、8月10日から、これはちょっと期間が長いものでございますが、そこにもPRブースを設けまして、名古屋市内のイベント会場でございますけれども、まんが王国をPRしようというふうに考えております。
13ページにわたりまして、そのほか県産品の関係も、若干ですが、引き続き御報告させていただきます。
「砂丘らっきょうの漬け方講習会」というのを6月の5日に開催をさせていただいています。これは昨年も開催をしておりましたけれども、会場の制約上25名の方が定員だったのですけれども、300名以上の方に御応募いただくという、非常に名古屋地区でも鳥取の砂丘らっきょうというのはかなり知名度がございまして人気の商品でございますので、これも引き続きPRをしていきたいと思っております。
もう1つは、愛知県の刈谷にデンソーという会社がございます。これはトヨタ系部品の最大手でございまして、トヨタ系の部品とは言いつつも売上高は年間3兆円を超える巨大な企業でございます。そこのデンソーさんの会場をお借りしまして、鳥取県の産業振興機構と、あと島根県の財団との共催でございますけれども、県も一緒になって鳥取あるいは島根県から企業に愛知県においでをいただいて、主に自動車関係に関する新技術ですとか新工法を御提案をさせていただくという展示商談会を3日、4日予定をしております。これは鳥取県から22社でございますが、島根県からも21社、合計43社が御参加の予定でございます。実は、こういった両県から大規模に愛知県のほうで開催するというのは初めてでございまして、中京地区で鳥取県の企業さんが持つ新しいアイデアとか技術、そういったもの、特に車関係の部品ですとかシステムとか、あるいは金型の会社が多いようでございますけれども、いい機会でございますので、鳥取県あるいは企業さんの持つ力を存分にPRをさせていただければというふうに思っております。
◎浜崎委員長
続きまして、平成24年度鳥取県部落解放月間について、岸根人権・同和対策課長の説明を求めます。
●岸根人権・同和対策課長
人権・同和対策課でございます。資料の14ページをごらんください。平成24年度鳥取県部落解放月間について御報告を申し上げます。
同和問題の解決を目指しまして、本県では昭和45年度から県独自の取り組みとして、毎年7月10日から8月9日までを部落解放月間といたしまして、この間に県や市町村、関係団体等が連携いたしまして啓発活動を集中的に実施しております。
5番の啓発活動というところに取り組みを書いてございますが、広報紙、このたび発行されました県政だよりの7月号のトピックスですとか、それから各市町村の広報紙、ポスター、リーフレット、街頭啓発、こういった形で部落解放月間の趣旨及び期間中の開催事業等の周知を図ってまいります。講演会につきましては、お手元にお配りしておりますパンフレットがございます。このパンフレットの見開きを開いていただきますと、市町村等からこの月間中に開催されます行事予定をちょうだいいたしまして掲載をしております。こういった形で、この月間を中心といたしましてさまざまな講演会、シンポジウム等が開催をされます。
もとの資料のほうにお戻りいただきまして、(3)に県の実施事業として書いてございます。街頭啓発といたしまして、ことしは7月7日、今週末の土曜日になりますが、11時から12時まで、東部、中部、西部のそれぞれショッピングセンター等におきまして啓発グッズの配布等を行いまして同和問題の早期解決を訴えてまいります。また、人権・同和問題講演会としまして、期間中は、7月10日、13時50分からになりますが、米子市文化ホールで「マンガと偏見の複雑な関係」と題しまして吉村和真さんの講演をいただく予定にしております。
◎浜崎委員長
続きまして、鳥取県公文書管理条例の利用請求に基づく処分に係る審査基準についてのパブリックコメントの実施結果について、足田公文書館長の説明を求めます。
●足田公文書館長
公文書館です。引き続き、15ページをごらんいただきたいと思います。個人情報等の利用制限情報が記載をされました特定歴史公文書、これは保存期間が満了して公文書館に引き継ぎをされた公文書でございますけれども、これについて県民の方から利用請求があった場合の審査基準について、先月末、5月28日から約1カ月間パブリックコメントを実施をいたしましたが、この期間に提出をされた意見はございませんでした。したがいまして、原案、原案といいますのは、5月の常任委員会でも御報告をさせていただいた原案でありますけれども、この原案を成案といたしまして今後の審査事務を行っていきたいと考えているところでございます。
◎浜崎委員長
それでは、人事委員会に移ります。
平成24年度鳥取県職員採用試験における出題ミスについて、森谷人事委員会事務局長の説明を求めます。
●森谷人事委員会事務局長
そういたしますと、人事委員会事務局の資料をおはぐりいただきたいと思います。先般6月の24日に実施いたしました鳥取県職員の採用試験におきまして出題ミスが発生いたしました。もう既にマスコミ等、報道されたところではございますけれども、改めてその概要を報告し、陳謝いたしたいと思います。
出題ミスの内容でございますけれども、鳥取県職員の大学卒業程度の試験の1次試験の専門試験、これは多肢選択式の試験でございますけれども、そこで発生いたしました。分野といたしましては、事務の中に設けました総合分野コース、このコースにつきましては、一番下に記載しておりますけれども、当日の受験者数は45名ございました。あわせて、総合分野コースでございますけれども、事務職の中にことしから新設した新しい試験コースでございまして、専門試験といたしましては、従来の法律、経済、そういったものを中心とします試験の内容に加えて、いわゆる理系学部出身者も受けやすいようにということで、電気、機械、土木、化学、農業といった幅広い分野から任意に問題を選択して解答できるという、そういう総合分野コースというものでございます。具体的にそこに書いておりますけれども、計40問、この専門試験、答えていただくことにしておりました。必須問題が従来の法律、経済、政治の20問で、残りの
20問につきましては、全体130問の中から20問を選んで解答していただくという、そういうシステム、新しいコースでございます。
ミスの内容でございますけれども、試験を開始いたしまして30分ぐらい経過したところで、受験者の方から選択問題の130問中に同じ問題が含まれているのではないかという指摘がございました。事務局、係員がその問題を確認いたしましたところ、電気分野、20問中1問と、それから機械の分野から出題いたしました20問中1問が同一内容であるということを確認いたしました。
このミスへの対応でございますけれども、2番に記載しておりますが、試験時間中に監督員のほうから受験者に対しまして、重複する問題の同時解答は認めませんと、仮に同時解答した場合は両方の問題を不正解といたしますということを周知させていただきました。試験のほうは通常どおり継続、続行させていただいたところです。結果といたしまして、両方の問題を2つ解答しておる受験者はおりませんでした。この出題ミスによる試験の実施、採点評価等に影響はないということを判断させていただいて、再試験等は行わないことといたしました。
こういうことは二度とあってはならないということで、しっかりと原因の分析並びに今後の対応が一番大切なところでございますけれども、原因として我々考えましたところは、1番に記載しておりますけれども、試験問題の作成準備に当たりまして、外部機関に問題をお願いしておるところでございますけれども、外部機関のほうで問題に重複がないということを確認したところ、全体の問題リストの中では重複はないということを聞き取っておりましたので、我々そういう認識、思い込みがあったということで、最終的な試験実施者としての県人事委員会事務局としての確認行為が不十分となってしまったのではないかというところでございます。
今後の対応でございますけれども、チェックなど、ミスを防ぐためにそういう重複状況等についてもきちんとチェック体制をやるということで、より充実した職員の体制をして防いでいきたいと思っております。あわせて、出題問題を再考しまして、何せ130問というちょっと問題数としては非常に膨大な問題数になりますので、そのあたりも、もう少しミスの発生しにくい出題方法等を考えていくということにしたいと思っております。
いずれにしましても、受験された受験生に対しまして非常に御心配、御迷惑をおかけしましたこと、それから本来こういった試験業務ですけれども、厳正、適正、公正であるべきそういう試験業務に対する信頼を損ねたということで、非常に申しわけないことと思っております。今後、再発防止、それから信頼回復に努めていきたいと思っております。申しわけございませんでした。
◎浜崎委員長
次に、教育委員会に移ります。
県教育委員会「まんが王国とっとり」関連事業について、木本教育総務課参事の説明を求めます。
●木本教育総務課参事
教育委員会の資料の1ページをごらんください。県教育委員会「まんが王国とっとり」関連事業について御報告をいたします。
県教育委員会といたしましても、漫画関連の事業をさまざま実施してきているところでございますが、このたび教育委員会の事業を一体感を持って実施し、そして子供たちにまんが王国とっとりをしっかりとアピールをしていくために、ロゴマークを作成をいたしました。ロゴマークのデザインは、資料の右上のところに掲げておりますとおり、小学生、中学生、高校生の3人の男女がペンを手に持ちまして、それを下のこま割りのところを指しているというような図柄としております。このロゴマークでは、子供たちが主体的にまんが王国の事業に参加してほしいという思いを込めまして、こういったデザインとしております。
このロゴマークの活用方法でございますけれども、1番のところに書いておりますとおり、県教育委員会が実施する事業の広報用のチラシであるとか、ポスター等に活用をしてまいりたいと思います。
なお、鳥取県教育委員会が実施します関連事業につきましては、2ページのほうに一覧を掲げておりますので、またごらんください。
また、2番といたしまして、高校生まんが王国とっとり応援団を組織をしておりまして、このメンバーにこのロゴマークを使いました缶バッチを配付をしております。また、本日出港式をしております若鳥丸での応援フラッグの作成であるとか、高校生まんが王国とっとり応援団事業の合同作品集等での活用を予定をしております。また、学校でのまんが博についてのPRが不十分ではないかというような声も耳にしてきているところでございますので、ロゴマークのキャラクターを使いまして、子供たちがまんが博や、その他のイベントがわくわくして楽しいな、参加したいなというように思えるようなリーフレットを夏休みに入ります前に配布ができるように準備をしているところでございます。
2番目でございます。海洋練習船、若鳥丸へのラッピングでございます。写真の資料を1枚お配りをしておりますけれども、こちらのほうは昨日7月の1日に船体ラッピングの外観を一般公開したときの模様でございます。若鳥丸は、本日ちょうど今出港式のほうが終わった時間帯になりますけれども、沖縄での潜水航海へ向けて出港式を本日行いました。11時45分には沖縄に向けて出港をすることになっております。沖縄航海では、7月の11日から14日の間に神戸港にも寄港する予定にしておりまして、一時モザイクの側の岸壁にも船を着けまして、乗船した生徒たちがみずからまんが王国のパンフレット等を配布をしましてPRを行う予定にしております。また、7月の21日には船内を含みます一般公開も予定をしております。
3番でございます。鳥取県境港総合技術高等学校ビジネス科の研修旅行におきまして、まんが王国とっとりのPRを行うこととしております。日程は、7月の4日から7月の6日でございまして、JA京橋駅でございますとか空堀商店街、それからラマダホテル大阪におきましてまんが博のパンフレットを配ったり、ちんどん屋の体験の中でPRを行うなど、まんが博、鳥取県、境港のPRを行うこととしております。引き続きまして学校とも協力をしながら、子供たちへのまんが博へのPR、また県内外へのPRに努めてまいりたいと思います。
◎浜崎委員長
木本参事、どこにいらっしゃいますか。
●木本教育総務課参事
はい。
◎浜崎委員長
一番後ろ、わかりました。ありがとうございました。
それでは引き続き、13番、平成24年度美術品の購入について、山内博物館長の説明を求めます。
●山内博物館長
お手元の教育委員会資料3ページをごらんください。博物館の平成24年度美術品の購入につきまして報告いたします。
県立博物館の美術品購入は、平成9年度より鳥取県美術品取得基金5億円が設けられ、それを活用しながら整備を進めているところでございます。県立博物館の美術作品収集方針は、鳥取県にゆかりのある作家や、その作家とつながりのある作家の作品と、これを収集することが基本になっております。対象となる作家としましては、皆様御存じのところだとは思いますが、洋画におきましては前田寛治であるとか、彫刻におきましては辻晉堂、日本画においては沖一峨、これは鳥取藩の御用絵師ですが、さらに明治から昭和に活躍した菅楯彦、写真においては植田正治さんなど、さまざまな有名な方がおられます。ことしもそのような方々を含んで、ふさわしい作品として新たに発見されたもの、所有者から寄託を受けていたものなどの中から、博物館が所有するにふさわしいものと評価した作品について検討をしてまいりました。評価は、民間の画商等による評価価格を参考にしながら学芸員が検討し、鳥取県美術資料収集評価委員会を開催し、評価委員の御意見を伺って購入案を決定しているところでございます。評価委員は全国の著名な美術館の館長、大学教授など7名で、信頼度は高いというふうに認識をしているところでございます。
作品、そこにコピーですが、載せてございますので、ごらんいただけたらと思いますが、今年度の取得作品は沖一峨が6作品、菅楯彦が5作品、写真の岩宮武二さん31枚、それから米子市出身の彫刻家、湯村光さん、これが3作品などで、合計金額が3,389万円ということになってございます。
なお、今年度もここに掲載しましたもの以外に県民の方々などから多くの寄贈の作品をいただいております。この場をおかりしましてお礼を申し上げたいと思います。
◎浜崎委員長
ただいまの説明につきまして質疑等を行っていただきます。委員の皆様におかれましては、簡潔な質問とマイクのスイッチの切りかえをお願いしたいと思います。
それでは、質疑のある方、お願いしたいと思います。
○澤委員
それでは、先ほど人事委員会の説明をいただきまして、問題の重複のことなのですけれども、1つは、この問題自体は、委託先、これについてはもう長年ずっとやっていらっしゃるのでしょうかということと、それと問題なのは、事前チェックができなかったと。あけてみるまでわからなかったということだと思うのです。ということは、県庁のほうではそういうチェック体制は今後どうするのかと。やはりあけてみるまで業者任せでわからなかったというのが、今までそれがどうなのかなというところがありまして、そこのところを今後の展開も含めてお聞きしたいのですが。
●森谷人事委員会事務局長
委員のほうから2点ほど御質問ございました。まず1つは、委託先でございますけれども、私、先ほど外部機関と言いましたけれども、この期間に試験問題の作成をお願いしているというか、具体的には資料のほうには委託先と書いていますけれども、個別に委託契約等という形ではなくて、団体の賛助会員になると、会員になったら試験問題等のサービス提供が受けられるという、そういうシステムでございますけれども、全国の多くの自治体等がそこから試験問題の提供等も受けておる、そういった団体でございますけれども、鳥取県も、何年という具体的な数字はちょっと私も今持ち合わせておりませんけれども、長いことそこで問題作成をしていただいておるというところでございます。
もう1点目、事前チェックでございますけれども、あけてみるまでわからないという状況ではございません。先ほども言いましたけれども、最終的に問題作成のいわゆる編集するというか、これでオーケーです、問題として受験生に出すという最終チェックの場面というのは実施主体である我々人事委員会事務局にございましたので、最終的には、そこのチェックが不十分であったということだと思っております。
○澤委員
そこが実は一番問題になるところでして、結局そういう見る体制ですとか、何人でそういうものを見るとか、それから、今までそれはなかったのでしょうけれども、そこの辺のちょっと具体的な何人で、聞けるなら、どういうふうにやっていたけれども、それが見落としたと、結局複数の目で見ていらっしゃる、130問云々という話が出ましたけれども、それが見落とされたということは、今の体制で果たしていいのかどうなのかというようなこともあると思いますので、ちょっとそこのところをお聞かせ願いたい。
●森谷人事委員会事務局長
委員からの御指摘もございましたので、改めて次年度に向けてそういう体制等の強化、しっかりやっていたつもりではあったのですけれども、こういう事態が起こったということは、それは不十分であったということでございますので、改めてチェック体制を強化していきたいと思います。
◎浜崎委員長
よろしいですか。
ほかに。
○伊藤(保)委員
未来づくり推進局の1ページ、政策項目の進捗状況なのですけれども、この項目は知事のマニフェストのアジェンダ別にその中から選んだものだけれども、知事のマニフェストに上げた政策項目、羅列にあったのが104なのか、例えば評価対象になっているTPPについて慎重な対応を政府に要望する、要望項目までいわゆる何か政策評価に入っているというのは、我々としては少しおかしいのではないのと思うのだけれども、それについてちょっと。
それともう1点、例えばBの小水力の発電なのだけれども、大体10万キロ台へ上昇ということであるのだけれども、既に10万キロ台は突破しているわけだね。だからこれはどうするのと。Bというのは、既に上回っているのもあるのだ。例えば200人を目標にした地域消費生活サポーター、これはB。これをどうするのと。さらに、A達成の区分に入ると思うのだけれども、なぜBなのと、ちょっとお尋ねしたいと思います。
○斉木委員
今、伊藤委員が言われたとおりでございまして、私もTPPと、もう1つ、拉致問題の早期解決に対する政府に、これも本来なら松本京子さんが帰ってきて初めて達成ということになると思うので、今言われるように、これはちょっとどうかなと思います。
それともう1つ、Cの道路・河川の環境美化に伴うスーパーボランティア協定を推進というのは、これは22年度が8件で23年度はプラス9件になったのか、8が9になったのかということをちょっとお尋ねいたします。
●田中未来戦略課長
お二方から御質問をいただきました。まず、伊藤委員からのほうの件でございますけれども、要望項目までそもそも評価の対象に入れるのはいかがなものかという話がございましたけれども、私ども執行部としましては、知事が選挙戦に掲げられた政策項目を一応一つ一つ、数値目標のあるものないものございますけれども、やはりそれを真摯にその言葉を基本としてどういう取り組みを進めていっているかということは、すべてを評価の対象という形で整理をしています。したがいまして、実はAのところに掲げた下の3つは国に対する要望をするということ自体が一つの取り組みの方向なものですから、それをしているかしていないかという意味では、間違いなく国に対して要望はしておるということがございます。
これは斉木委員から言われるとおり、では、それで実際どう実現したかという問題は、これはまた国のほうの取り組みという問題もございますので、それはちょっと一つ別の整理だということで、今回はこのような整理をさせていただいております。そこのところは、ぜひ御理解をいただけたらなというふうに思います。
伊藤委員のほうから、例えば自然エネルギーの発電量10万キロワット、これは基本的にはもう達成をしてしまっていると。ですからAでもいいのではないかという話もございますけれども、正直、今、自然エネルギー、再生可能エネルギーは、1つは環境イニシアチブプラン等も掲げてさらに次のステップへの取り組みということも進めております。ということも含めまして、もっと頑張ろうよという意味では、AではなくてBといったようなところもございますし、それから政策項目としては、あくまでも昨年春が知事が掲げられたものでありますので、それ自体は達成してしまえば、それはAということでもう完結なのですけれども、あと我々が毎年さまざまな政策に取り組んでいく中で工程を見直して各部局が取り組んでいくというものの中では、数値目標を見直しながらさらに高みを目指していくといったような、そういうような取り組みをしてまいろうというふうに思っております。
最後、スーパーボランティアの件数ですけれども、これは22年度末現在で8件ございました。それが1年間で1件しかふえなかった、9件になっているというところでございますので、もう少し努力が要るだろうということで、Cという評価にしております。
○伊藤(保)委員
関連だけれども、そういう観点からするならば、例えば拉致問題の早期解決を政府に要望というのも、まだ問題が解決しているわけでもなくて、これからも引き続いて要望活動を展開していく必要があるということだろうと思うのですよ。そうすると、Aでなくて私はBになると思うのですよね。だからそこが少し私は納得できないかなという思いがあるのですよ。要望活動というのは、本来Aで、要望活動したからAではない、要望したことが目的が達成されるまでにやはり継続していくということが要望活動の継続的な中身になるのではないかと思うのですけれども、そこのところをちょっと。
○廣江委員
今言われているのと同じことを言いますけれども、Aのところで拉致の問題にしたって、本当に松本や、それからあと用意のある人たちが初めて社会に顔を出してもいいということを決断したときに片山知事に会って、そこで初めて報道等がありまして、公表しますというようなことから私もずっとやってきまして、それで横田さん夫妻やいろいろな人を呼んできて会議したりすると、境で初めにやったときも350人ほどが入る部屋でやったのですけれども、500人ぐらい集まって、あふれて困ったのですよ。それが県がやられるようになって1,500人の部屋でやって200人とか150人集まってやっていると。これでここに書いてあるような要望したりするので済んだというと、何の話かと。今、伊藤さんが言われたのと同じことを言うようですけれども。その上の項目の介護現場の人手不足解消のことも、あれだけ私も本会議でも、全然だめだだめだと全部言っているのに、我々が本当に現場で思っていることを陳情して、それが成果が上がったのならいいけれども、陳情の内容について、我々現場の本当にどうしてほしいかということがちゃんとできていないという、これらもこういうところに上がっているというのは、これは何しているのか、何かお祭り騒ぎをしているみたいで、時間つぶしの要らない仕事みたいな感じがしてかなわないのです。
●田中未来戦略課長
両委員のおっしゃることも、もっともでございます。少しちょっと足早にこういうものの整理をしておりますけれども、また御意見を踏まえまして、しっかり整理を考えたいというふうに思います。
○斉木委員
Bの200人の目標を達成した消費生活サポーター、それから小水力発電、これなどは一遍は目標があるから目標をクリアしたならやはり達成のほうに載せて、さらに上の目標を目指しましょうというのならわかるけれども、これなどは達成せずにおいて、今みたいなぼやっとしたのが達成したというのは、何か仕分けをぜひこれは考えていただきたいですがね。
●田中未来戦略課長
各委員の御意見もっともでございます。改めて十分検討して整理をしてまいりたいというふうに思います。
◎浜崎委員長
よろしいですね。
ほかにございますか。
○谷村委員
私は、1点、東京本部のウッドプラスチックテクノロジーの企業誘致の件ですけれども、どういった経緯で企業誘致が成功したのか、詳しく教えていただけませんでしょうか。
●大場東京本部長
これは、うちのほうの職員がいろいろ回る中で取っかかりを見つけて、ある程度ずっと気長に働きかけてきて、その後、一たんちょっとどうも遠のいたような感じもあったのですけれども、最近また積極的に話があって、こういう格好でこのたび話が固まるに至ったということで、経緯といいましても、そういうようないわゆる地道な活動が実を結んだというようなことになろうかと思います。
◎浜崎委員長
谷村委員、よろしいですか。
○長谷川委員
ただいまの件、私も経過を少し関心を持っておりました。それからまた、公表が知事が一般質問の、いわゆる広い意味での雇用の問題のときにぽっとこういうことも、前日まとまったのかもしれませんけれども、一般質問の中で答えられる形だったのです。このことを必ずしも問うておられないのに、広い意味での雇用創造という中で答えられたものですから、ちょっと唐突な感じがしました。まとまったからいいわけですけれども、そんなちょっと発表の仕方であったと思います、本会議で。
質問です。14ページで、部落解放月間の取り組みがありまして、特に今回が「マンガと偏見の複雑な関係」というテーマで講演いただくことは非常に意義といいますか、関心を引かれるところです。といいますのも、漫画とか、あるいは私の経験からいいますと、「笑点」という落語の催しを倉吉市で公開録画の機会などにも感じたのですけれども、やはりこういう世界というのは、ある意味で社会風刺というものをどうしてもきかせなければインパクトがないものですから、少し表現とかとらえ方などに、笑って済まされてしまうということが多いものですから、今回こういうテーマをあえて取り上げられて、ここでの偏見との複雑な関係というようなことで講演いただくのは非常に私いいタイムリーな企画だなと思っております。
そして、ぜひその際、私、最近の講演など時々見ていて、主催者のあいさつ、鳥取県のあいさつというのがちょっとなくて、もういきなり講演に入ってしまうということで、鳥取県が部落解放月間の取り組みでいろいろなことをやっている中で、こういうことはきょうは開いているのですみたいな、やはり私は大事なことだと思いますので、当日も、総務部長になりますか、教育長になりますか、あいさつがあってから講演に入られるのが会の持ち方として意味もなすと思います。
そのことと、それからあわせて、私、代表質問でも触れさせていただきましたが、土地取引に関する人権上の取り組みのことしのこれから、今もう7月に入りましたけれども、どういうことに取り組もうとしているのか、明らかにしていただきたいと思います。
教育委員会の3ページで、博物館のただいまは絵画の購入ということであったわけでありますが、先日、地方紙のほうで菅楯彦のいわゆる収蔵といいますか、絵の確保に苦労しているという記事が出ておりました。また、あわせて、2年後には菅楯彦の企画展ということも予定されているということがありまして、菅楯彦といえば、実は倉吉市の名誉市民の方であり、また、倉吉市博物館でも常設展示も行っているところでありまして、どうしても倉吉との関係というもの、博物館との関係を抜きにしてはこうした取り組みは成果は上げないと思いますので、そのあたり、今どのような関係で進められているのか、お答えをいただきたいと思います。
◎浜崎委員長
では、人権局長のほうでいいですね、課長ではなくて。
●小林人権局長
それでは、部落解放月間の取り組みについて、若干補足説明をさせていただきます。
来週10日でございますけれども、米子市で開催いたします、吉村先生は実は環境大学のほうでも講義をなさっておられまして、ことしはまんが博ということもございまして、人権と漫画と何か連携がとれないかということで、こういったテーマを設定させていただきました。当日は私も開会のあいさつをさせていただこうと考えております。
土地取引の取り組みにつきましては、代表質問のほうでも御質問いただきましたので、関係業界とも、少し住宅政策課との関係がございますので、関係者で連携をとって少し取り組みを進めてまいりたいというぐあいに考えております。
●山内博物館長
菅楯彦についての御質問がございました。先ほど申しましたように、当館としましては、鳥取にゆかりがある、鳥取市のお生まれのようですけれども、非常に長い時期にわたって活躍しておられ、見ていただきますように画才も非常に高いということで、集中的に収集しようというふうに取り組んでいるところでございます。もとより県立博物館だけでは収蔵、所蔵というものが十分ということではございませんし、また、お話のありましたように倉吉市のほうの名誉市民になっておられるというようなことから、幅広い展示の機会を設けながら、そのすばらしさを県民の方々に広めていきたいというふうに思っております。
◎浜崎委員長
よろしいですね。
○長谷川委員
はい。
◎浜崎委員長
ほかにございますでしょうか。
○伊藤(保)委員
教育委員会の3ページで博物館で購入品の説明があったのですけれども、その後に寄贈もありますというお話なのだけれども、寄贈の中に非常に価値あるものがあるとするならば、私はあわせて報告するとか、それから、寄贈された方の本人の了解も要るかと思いますけれども、もし貴重なものがあるとするならば、しっかりとマスコミ報道などもしながら、鳥取県の博物館としてこういうものを収蔵しているのだよということをもう少しアピールする形をとったほうがいいのではないかなと思いますけれども。
●山内博物館長
ありがとうございます。今のお尋ねですが、手元に持っているのですけれども、非常にたくさんの寄贈がございます。名の通った絵師の方のものから、先ほどお話ししました写真家のものなどもございます。数が非常に多いものですからこの場では御報告しておりませんが、寄贈いただきました方々には感謝状を作成して、東京であるとか、県内ももちろんございますけれども、一件一件お礼に伺うというようなことで敬意を表していこうというふうに現在のところは準備しておるところでございます。
◎浜崎委員長
よろしいですか。
○斉木委員
名古屋本部のらっきょうの漬け方講習について、25名の定員に対して300人からの応募があったということですけれども、25人に選任したのは抽せんか何かですか。それと、これは時期がありますので来年になるのですけれども、ぜひ300人ということになると、やはりそれに対応したようなことをして、せっかくですから広く講習をすれば、もっとさらに販路開拓になるのではないかなと思うのです。もったいないような気がしますけれども、どうですか。
●吉村名古屋代表部長
まず、御応募いただいた方の抽せんは、私どものほうではがきをいただいた中で無作為の抽せんをさせていただいております。講師は、実はJAいなばの生産者の方においでをいただいて、要は漬け方だけではなくて、砂丘らっきょうの歴史ですとか鳥取砂丘の様子も含めてPRをしていただく機会とさせていただきます。実は砂丘らっきょうの漬け方の講習会ができる時期というのは、砂丘らっきょうの出荷時期に非常に限定されておりまして、なおかつ名古屋以外でも東京、大阪で、かなり何人も生産者がいらっしゃるのですけれども、手分けをして順次皆さんが出てきていただいております。ですので、本当は私ども何回か開催をしたいのですけれども、JAさんにおいでいただくのは、余り度重なってお願いするというのも体制的にちょっと厳しいところもおありのようなのですけれども、ただ、おっしゃった御意見は実はこちらでもいただいておりますので、ちょっとJAさんともまた御相談をしてみたいと思います。
○斉木委員
販路開拓には本当にこれはいいことですので、それだけ黙っていても300人の方の応募があるということは、黙っておられないですけれども、努力しなくても向こうからぜひ出させてくれということですので、ぜひ対応できるように考えていただきたいと思いますのでね。
◎浜崎委員長
ほかございますでしょうか。
意見も出尽くしたようでありますので、以上で付議案の審査、請願・陳情の審査、報告事項を終わりたいと思います。
次に、閉会中の調査事項について、まずお諮りいたします。
陳情研究のための留保と決定したもの並びに本委員会所管に係る本県の行財政運営や学校教育の諸問題、その他の主要事業につきましては、閉会中もこれを継続審査、調査するということさせていただき、その旨議長に申し出ることに御異議はございませんでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議がないようでありますので、その旨議長に申し出ておきます。
なお、先ほどもございましたけれども、委員長報告の作成、内容につきましては、委員長に一任をしていただくということでよろしゅうございますでしょうか。(「はい」と呼ぶ者あり)
それでは、ただいまの御意見を踏まえて作成し、報告することとさせていただきます。
それでは次に、その他に移らせていただきたいと思います。
○鉄永委員
教育長にちょっとお伺いしたいのですが、先般6月12日の常任委員会にお願いした調査の結果が参りました。なぜこの調査依頼したかといいますと、以前から公立学校においては法的に土日は原則としてできないと、やる場合には振り替えをしなければならないという基本的な考え方があったと思います。それに比べて私立はその制約を受けていないということで、非常に中高一貫校などを考えてみますと、大都市部とこういう田舎では相当差がつく可能性があるなと思っていたところに東京都の結果が出たものですから、調査をお願いしたところです。単純なる土曜日活用ということでは、これはどうもないようでして、地域であるとか保護者であるとか参観も含めて、あるいは地域の人材を登用しながら正式な授業をやっていくということで、そこに逃げ場をつくっているということだと思うのです。
そういう観点からしますと、鳥取県としても、小・中学校は市町村ですけれども、高校など今無理してだましだましやっている授業を、何らかの形で対応すべきでないのか。先ほどの決議のこともありますけれども、かなり内容が新しい学習指導要領で盛りだくさんにふやして時間数がふえないというような対応は、何とか打破することを考えなければならないのではないかというふうに思うのですが、どういうふうに感じられたでしょうか。
もう1点は、民生委員・児童委員の関係です。何で教育長に関係があるかといいますと、実はこの間あの人と話をしておりましたら、民生児童委員は大変ですと教員の方が言われるのです。何でですかと言いましたら、いや、児童委員だからです、学校給食の未収金まで児童委員だから集めている人があると。ちょっと本末転倒ではないのと。民生委員・児童委員はそんな給食費を集めるというようなことで本来の職務を圧迫される、あるいは今でさえそれでなくても民生委員・児童委員はやはり篤志家というのですか、本当で地域の皆さんのことを思いながら活動していらっしゃるのに、そんなことだったらなり手がますますなくなるのではないかというふうに思うのですが、それ一回、鳥取市の方でしたので、ちょっと調査していただけませんかということ。
もう1点は、今PTA会費の使途ですが、いろいろ法的に問題がある使い方があるのではないかと報道されていますが、鳥取県下はいかになっているのか調査されているでしょうか、もしも調査されているのだったら報告していただきたいし、調査していらっしゃらないのだったら調査をやってみる必要があるのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。
●横濵教育長
最初に、民生委員・児童委員の件ですが、そういう実態を私は承知しておりませんでした。鳥取市ということです。(発言する者あり)はい、の方から聞かれたということですが、多分今の時代、なかなかなり手がなくて、なられた方も本当に一生懸命、地域のことを考えて最大限努力したいという気持ちをお持ちでしょうけれども、もしそういう給食費の未納のところの集金に回られるということであれば、やはり本来ではないと思っております。これは調査をしてみたいと思います。
PTAの会費につきましては、先回の常任委員会でも澤委員のほうから御質問があったかなと思うのですね。(発言する者あり)広谷委員ですかね。ちょっとこれについては、参事監のほうからまた話をさせます。
3点目ですけれども、土曜日のことでありますが、実は6月19日に国語力の議員さんの会がありましたね。そのときに世田谷の若井田教育長さんが来られました。私、たまたまお昼に少し話させていただきましたので、12日の鉄永委員のお話もあったものですから少し聞きました。世田谷区も今年度から月1回取り組んでいるということでした。東京都のほうでは月2回までということの指針を出しているようですけれども、世田谷は1回だと。品川は2回ということであります。また、全国的には今、3つの県と2つの市ぐらいがやっているようであり、3県と2市ですね、静岡とかさいたま市がやっているのですが、東京のほうにも土曜日にやるというのは、一般の授業ではなくて、やはり確かな学力の定着を図る授業の展開だとか、あるいは道徳授業地区公表講座とかセーフティー、安全教育とか、あるいは保護者やゲストティーチャーを招いての授業ですとか、いろいろやっているのでありますが、ただ、もう1つの背景には、学習指導要領が変わって授業時間がふえてきたというところを、もう少しゆとりを持ってやりたいというようなところもあるようであります。そしてまた、これも原動力としましては、PTAといいますか、そうした組織のほうで動きが起こってきたというふうに聞いております。まだ全国的な動きにはなっていませんが、東京都では、以前20年段階でしょうか、に比べましてかなりふえてきておりますので、そうした学習指導要領の変更になったこともあると思います。
委員のほうからは、高校の学力向上ということで、だましだましというのがありましたけれども、やはり授業時間数の確保とか、あるいは5日の中で授業時間数がふえてあっぷあっぷだということとか、あるいは学力向上ということも考えたら他の違った展開もあるかもしれません。ただ、こちらのほうで、これはどういう形でこうだとなりませんので、やはりいろいろな議論をしてみたいというふうに思っております。
●山根参事監兼高等学校課長
お尋ねのPTA会費の使途について、県立高校に対して調査いたしました。2点でございます。1点は、無許可で学校関係団体から報酬を受けて補習などを行っている実態。これは例えば新聞報道でございました沖縄の学校で、ほぼ授業の内容を早朝講習として行い、それに対して報酬を受けていたというような例が他県でございましたけれども、鳥取県では無許可で従事したり報酬を受けている事例はございませんでした。
もう1点、学校の管理運営に係る経費を負担している実態がないかどうか調査をいたしました。これについては、例えば全国大会に出場する生徒の旅費の補助ですとか、また、部活動で使用するグラウンドの土の費用を負担するとか、もう1点、PTAの業務に係って職員を雇用するというような例が幾つかございましたけれども、すべて決算時に承認を受けるなど手順を踏んでおりまして、適正なものと現在判断をしているところでございます。
○鉄永委員
わかりました。教育長、私が何でこういうことを法的にということを持ち出して言ったのかということですが、今まで法的に制約があってできないというのを大前提としてやっていたわけですよね。だけれども、土曜日にある程度、運動会を持ってくるとか、いろいろなやり方をやりながら月から金までをゆとりを持たせるという、一方ではそういう方向性が出ているはずなのですよね。私は、まずそういった事例があって、法的にとあるけれども、原則があったとしても、そういうやり方もあるのですよということを高校にもやはりきちっと連絡してやっていただきたいと。これは、もうある程度学校の自主性に任せる必要があります。
もう1つは、先ほども決議の話が出ていましたけれども、学力向上を3年間でやるのは大変だと思うのですよ、一生懸命頑張っておられると思うのですけれども。というのが、中学校を出た時点でかなりの差がある、都会と教育環境から比べて。それを追いついて追い越すというのは相当な努力がないと難しいと思うのが1点と、それから今ダブルスクールなどという話が都会のほうでは聞こえますけれども、子育てで教育にかかわる金が非常に多いと。できるだけそういったものを減らす意味でも、もうこういったものを抜本的にちょっと考え直す時期が来ているのかなと思って申し上げたところです。教育長さんのほうで今後意見交換、検討してみるということですから、真剣にやってみてください。
PTA会費の使途ですけれども、私の大学に入ったころは大学のほうが安いのですよ、PTA会費がないからと思ったのを思い出します。PTA会費もばかにはなりません。部活をやっていれば、我が子のことですから例えば運動とか文化系でも行けば、自分で使うものは自分でそろえていかなければならないわけですし、遠征費もそれはあるのでしょうけれども、ある程度、本来は金をばらまくより、そういったものを少しでも減らしていく、子育て支援していくというような、やはり別の意味での取り組みも教育委員会は必要なのだろうと思って申し上げたところでございますので、適正かどうかではなくて、今後どうあるべきかということをちょっと検討していただければありがたいと思っています。
◎浜崎委員長
よろしいですね。
○鉄永委員
はい。
◎浜崎委員長
ほかにございますか。
○谷村委員
私は、先日の一般質問で知事に質問させていただきましたペーパーのほうをちょっとお配りさせていただいているのですけれども、横濵教育長と浜崎委員長と通告をさせていただきましたので、教員の定数の管理について質問させていただきたいと思います。
今回、私の手違いで、一般質問の段階で教育長にお伺いさせていただければ、この場をおかりしなくても済んだわけですけれども、通告後に答弁者が変更できなかったためにちょっと二度手間になってしまいまして、その場でも、後日、総務教育常任委員会のほうで教育長と改めて議論すると通告をさせていただきましたので、皆様には御理解、御協力をお願いしたいというふうに思います。
今回の趣旨は、厳しい財政状況の中で、教育環境の整備を行いつつ学力の向上を図り、いかに効率的に予算の配分を行うかという点や、年による教員採用数のばらつきをなくして教育の質の維持を図る必要があるという点で、教員の定数管理を考慮することが必要だという認識に基づいております。
教育設備の改善という点でいえば、人件費の削減は不可欠であると考えます。とりわけ県も人件費の一部を負担しております小・中学校に関しては、分校では教頭だけというような箇所もありますけれども、山間部の児童生徒が少ない学校に必ずしも校長と教頭が必要であろうかとか、数校で兼任するとかといった方法も検討すべきだというふうに思いますけれども、制度上、可能なのでしょうか。
このほか、特別支援学校は児童生徒よりも教員の数のほうが多いところが見受けられます。このことは、私の父が特別支援学校の教員をしておりましたので、私、議員になる前から問題意識を持っていたことでありますが、今後この部門に関する教員定数の削減が必要だというふうに思いますけれども、教育長の御所見を求めます。
次に、教育の質の向上という観点で述べますが、私は教員の定員が多過ぎるというのは、人件費の増大や教育の質の低下を招く点から好ましくないというふうに思います。皆さんにお配りしました資料の下半分に教員の近年の採用数を記しておりますが、先日の一般質問でも取り上げましたとおり、前田議員の質問の項目でありましたけれども、高校の教員採用はここ数年、平成23年で5人とか、平成24年で2人とかというような状況になっております。また、小学校、中学校でも平成20年、21年で10人とかになっておりますし、中学校でも6人とか8人とか、22年でも10人ということでかなり少ないと、こういうような事例があるわけでございます。
これは、原因を考えてみますと、平成15年から18年にかけて、片山知事時代に小・中・高とも多過ぎるぐらい教員採用しているというのが原因だというふうに思います。そのあおりを受けて平成19年以降減っているということが考えられるというふうに思います。私は、こういったことは単年の教員必要数を補充するということだけを考えて、数年先のことを余り考えずに採用した結果だというふうに見ております。これらのことも含めて、各学校で児童生徒数に伴う教員の定数、定員の過去のデータ、つまり生徒や教員の増減、今後の定年退職数等から今後10カ年計画ぐらいを予想して教員採用数を想定し、年によって採用数にばらつきがないように、平均くらいな計画的な採用数とすべきではないかというふうに考えます。
つけ加えまして申し上げれば、毎年データを更新して、一応定数がこれぐらいだというふうに想定はされていても、少しずつ補正をしていけばいいというふうに思うわけであります。小学校の段階でいえば、こういった定数の増減が余りないようにするということでいえば、例えば平成15年から18年の段階で物すごい教員が採用されているわけですけれども、初めの段階から40人ぐらいで採用していれば、20年、21年で10人とかというようなことにはならなかったのではないかと思いますし、中学校の段階でもいえば、30人とか40人とかというようなレベルでやっていれば、数人とかというようなことにならなかったのではないかというふうに思われますので、こういったことを考えていただきたいというふうに思うわけでございます。私は、こういったことを考えておりますけれども、過去や未来のデータに基づいた平均的な計画的な教員採用数とすべきだという私自身の考えに関する教育長の御認識を伺います。
◎浜崎委員長
それでは、谷村委員の今の考えに対して、教育長のほうからよろしいですか。
●横濵教育長
議員からお話をいただきましたが、教育設備を充実させるためにも、しっかり定員管理を行って人件費を抑えていくことが必要ではないかという御意見だと思います。そしてまた、人件費を抑える例としまして、山間部で児童生徒の数が少ない学校については複数の学校で校長とか教頭を兼務させるとか、あるいはもう1つは、特別支援学校の中で児童生徒の数よりか教員のほうが多いところは、それはもう少し教員の数を減らしていってもいいのではないかと、そういうことで人件費を浮かせて教育整備のほうに回すべきではないかというお考えだと思っていますが、教員の定数といいますのが、国から配分されます国庫負担金対象の定数というものと、それから本県独自に教育課題に対応するために単県費で配置する定数があります。国から配分される教員定数は国への詳細な報告を行っておりますし、また、国庫負担金ということですので、会計検査院の検査があります。それから単県費の教員は、議会でお認めいただいて、その上で配置をしておりまして、本年度の場合でいきますと、少人数学級を実施するということで、単県費での配置がふえてきているというわけであります。
議員からは、山間部の学校での管理職の兼務というのがありました。基本的には、学校教育法では、学校には校長、教頭を置くというぐあいになっております。ただ、教頭を置かない場合に副校長を置く場合には教頭を置かないことができるなどということもありますが、基本的には学校には校長と教頭は置くものだというふうに思っております。したがいまして、県内すべての学校には、山間部だろうが、どんな学校であろうが、小規模であろうが、すべて校長、教頭を配置しております。仮に山間部で、生徒、子供の数が少ないからまとめて校長さん一人で全部見てくださいということになっても、それは教育のレベルということもありますけれども、地域の信頼といいますか、なかなか協力いただくということが難しくなるのではないかなというふうに思います。やはり地域との信頼関係で学校がある以上、きちんとした措置をしていく必要があるというふうに思います。
特別支援学校ですけれども、例えば鳥取聾学校は児童生徒数が24人でありまして、そこで校長、教頭とか、それから事務職員を除きまして純粋に教諭、講師でいいますと、41人おります。児童生徒数24人に対して教諭、講師は41人であります。1人に対して2人までとはいきませんけれども、かなり高い配置割合ですね。だけれども、これは実は国の法律に基づいて措置しておりまして、法律を下回って県がほかに回すということは、これまた理解が得られないことだろうというふうに思っております。ただ、教員の定数管理は大切でありますので、無駄があれば当然削っていかなければなりませんけれども、教育の質が低下しないように配置には工夫が要るというふうに考えております。
また、議員のほうからはこれとは別に、教員の採用について、例えば高校が平成15年が40人で24年が2人だったというふうなことで、15年段階を少しプールをしておいて10年後に回せないかというようなお話だと思いますけれども、教員の採用の数は数年先の児童生徒の推移だとか、あるいは退職者がどのようになるのかということを踏まえながらはじき出しております。しかし、そういう推計をしましても、実際には流動的要素の多寡はございまして、なかなか推測どおりに推移はしません。子供の数が予測よりも早くより減るとか、数人減っても学級編制に大きな影響が出てまいります。あるいは、今度、八頭町が中学校を統合されるというお話も出ておりますけれども、まだ県内にはそういう動きも幾つかあります。いつどのような形になるのか、これもまだわかりません。そうした不特定、不安定な要素がありますので、前もって
10年先を見越してきっちりとした計画を立てるというのは、なかなか至難のわざでございます。
高校のほうは、生徒数がどんどん減ってきておりまして、それに伴います教員の年齢構成が退職者がふえる年齢にありませんので、生徒数の減に比べて退職者が少ないと、したがって、採用の数も当然減らさざるを得ないということになります。そういう中で、数年先を見越しながらも実態をよく見た上で過員にならないように、最大限、過員になったらだめですので、定数管理しながらやっているということが状況でございまして、議員のお考えもよくわかりますけれども、実際採用をする段階になると過員にならないということが大前提でございますので、やはり将来を見通しつつも数年先を見通してやっていくというのが今のところ現実的ではないかなというふうに考えております。
○谷村委員
了解いたしました。法律にかかわる部分があるというのは、もうそれはやむを得ない話でありまして、それ以上は突っ込めないというふうには思うのですけれども、やはり適正な教員の数の確保という点では、ぜひ今後とも努力を続けていただきたいと思いますし、定数については、ことしかなり少人数学級を進めるということで、また同じようなことが私は起こるというふうに予想しています。来年以降のやはり定数ということは、引き続き予想とか、そういうことも考えながら、数年後に2人とか5人とか、そんなことにならないように、とにかく最善の注意を払っていただいて定数の管理というのは考えていただきたいというのが私の考えです。
◎浜崎委員長
ほかにもその他の事項で御意見があるようでありますが、ここで休憩を入れさせていただきます。次の再開は13時より始めさせていただきますので、よろしくお願いをいたします。
午後0時16分 休憩
午後1時00分 再開
◎浜崎委員長
それでは、昼からの再開をさせていただきます。
その他のところであります。
その他のところで、では、執行部、東京本部長。
●大場東京本部長
では、お手元にお配りしてあるかと思いますけれども、『AKIBAで探す「まんが王国とっとり」』の実施についてというペーパーをごらんください。きのうそのイベントを開催させていただきましたので、急遽報告させていただくものでございます。
このイベントは、国際まんが博をPRするために秋葉原観光推進協会というところと連携して実施したものでございまして、この協会とは昨年、漫画やアニメを活用した地域の活性化とブランド力向上を一緒になってやりましょうということで、連携協定を締結しております。それと一緒に、秋葉原のベルサール秋葉原という施設がございまして、これは例の殺傷事件があった交差点の角にある建物でございますけれども、余りいい言い方ではないかもしれませんけれども、そこで実施しました。
内容は、真ん中の辺に書いておりますけれども、AKIBAスクランブルといいます。これは秋葉原を舞台にする一種の宝探しゲームでございまして、国際まんが博でもそういう宝探しゲームが計画されておるようでございますけれども、それのミニ版と思っていただければいいかと思います。いろいろ協力店を募りまして、その協力店何カ所かにキーワードが隠されておりまして、それを探して集めると、鳥取県1泊2日だったか、旅行御招待とか、そういう豪華商品が当たるというゲームでございます。これ事前登録しておりました600人ほどしか最初申し込みがなかったのですけれども、当日どんどんありまして最終的には1,000人の方が参加いただきまして、非常に盛り上がったようでございます。
また、そういう漫画だけではなくて、食と絡めてアピールしようということで、(2)のところに書いておりますとおりバーガーフェスタのプレイベントを秋葉でやるということで、県内から5店舗出ていただいてやりました。1日で2,000個ほどのバーガーを販売しております。去年は東京タワーでやったのですけれども、このときには1,200個ほどでしたので、かなりやはり日曜日の秋葉原は人手が多いということでございます。本来歩行者天国のはずだったのですけれども、急に当日になって中止になってしまいましたけれども、人手はかなりございまして、こういう売れ行きだったと。
また、そのほかに、下田麻美さんという県出身の声優さんですけれども、この方といわゆるバードプリンセス、彼女たちの歌と踊りのステージショーをやっていただきまして、これも非常に盛り上がりまして、秋葉でやるのは彼女たちも初めてだったと思います。スリーステージ務めていただいたのですけれども、最終的には3回ずっと見ていた人もいるぐらいファンがついたような感じで、かなり舞台として盛り上がっておりました。
そのほかに、若い鳥取県応援団という、東京に住んでおられます鳥取出身の方、これがユーストリームで動画放送をウエブで流していただくというような取り組み、あるいは「食のみやこ鳥取」プラザで県産品を販売いたしまして、これも1日に17万円の売り上げがございまして、あそこのプラザの1階の売り上げが通常25~26万ございますので、17万円の売り上げというのはプラザが出展する催事としては過去最高の売り上げでございます。ということで、あと、まんが王国の紹介コーナーでパネル展示というのもやったのですけれども、こういうパネル展示、普通余りみんなさらっと見ていくだけなのですけれども、この日は立ちどまってじっくりと見ている方が何人もおられまして、非常にアピールになったかなと思っております。
また、このイベントに先立ちまして、オープニングセレモニーということで、10時から平井知事とトリンドル玲奈さん、トットリンドル王女、これに出ていただいてオープニングセレモニーを行いました。これにあわせて、国際まんがサミットの大会旗、これの引き継ぎ式、授与式というような形で、ちばてつやさんと里中満智子さんに出ていただきまして、そのお二人から知事とトリンドル玲奈さんが受け取るという儀式を行っております。
今回、特に留意したことの1つは、オープニングセレモニー、実はプレス向けのセレモニーとしてやったわけでございますけれども、そういうプレス向けにいろいろ情報発信をするということに留意いたしまして、プレスリリースも1回だけではなくて、前後6回も、後リリースもやっておりますので含めて6回もリリースしました結果、オープニングセレモニーの取材にはフジテレビや日本テレビなどという中央のキー局あるいは共同通信とか毎日新聞、こういったところから40社以上取材に来てくれまして、きょうの、こちらのほうではやっていませんけれども、「PON!」という番組には知事も出演して情報番組に出演されておりますし、7月20日放送予定の「知りたがり!」、昼の番組ですけれども、これにも取り上げてくれるようになっております。
そういうことで、非常に盛り上がりまして、一番下に書いておりますように、大勢の方に直接、来ていただいた方に直接アピールすると同時に、マスコミ報道を通じて全国的に認知度向上を図ることができたものというふうに考えておるところでございます。
◎浜崎委員長
ほかに執行部のほうで。
●米田関西本部長
済みません、関西本部でございます。お手元に、カラー刷りのシェフのついたチラシが行っていると思いますが、大阪のほうに1年半前にできましたセントレジスホテル大阪、これはスターウッド・ホテル&リゾートグループで、シェラトンですとかウェスティンとか、そういうグループのホテルなのですが、その中でも一番最上ランクのホテルでございます。ここでツール・ド・ジャポン鳥取県というのをしていただくことにましたので、御報告いたします。
一昨年の秋にできてから、ことしの1月ですか、47都道府県をずっと味でめぐろうというのをこのホテルが企画しておられまして、その企画報道を見まして私のほうのコーディネーターが売り込みに行って、最初は断られたのですが、急遽3週間前に、ぜひ7月、鳥取でやりたいということでお話がありました。
7月の20日から29日までやりますが、特に山陰の天然イワガキとか鳥取和牛ですとか鶏とかというのが非常に気に入っていただいております。よければ、ここは短期間なのですが、朝食メニューに鳥取の物もどんどん取り入れていこうということで計画しておりますので、ぜひ、大阪でございますが、もし来られた際には立ち寄っていただければ、夜で大体1万5,000円ぐらいのコースでございます。よろしくお願いいたします。(発言する者あり)
◎浜崎委員長
それは1種類だけ。
●米田関西本部長
フレンチとかイタリアンとかいろいろありますので、ランチだと5,000円前後で、もう少しという……(「ランチで5,000円」と呼ぶ者あり)ただ、大体1人3万から5万円のお部屋単価のホテルなので。
◎浜崎委員長
以上ですか。
●米田関西本部長
はい。
◎浜崎委員長
それでは、ほかにその他の事項で、宮城家庭・地域教育課長。
●宮城家庭・地域教育課長
本日お配りしております山陰海岸ジオパークのカラーのチラシ、海の写真のあるチラシをちょっとごらんいただけたらと思います。山陰海岸ジオパーク、浦富海岸エリアを会場にいたしまして、山陰海岸学習館と、それから渚交流館を活動の拠点として、子供たちが自然体験活動と、それから宿泊体験という両方体験できるということで、今年度初めての試みですが、アドベンチャースクールというのを開校いたしますので、御報告申し上げます。
時期としましては、8月3日から4日、それから2回目が8月10日から11日ということで、2回開催をいたします。対象といたしましては、小学校4年生から6年生を対象といたします。参加者の募集のほうを今週末の7月6日までしております。活動について、安心・安全な活動といたしたいと思っておりますし、子供たちが地域での魅力ですとか海の体験の魅力を感じてもらえるような実施活動にしたいというふうに考えております。
◎浜崎委員長
ありがとうございました。
その他、執行部の皆さんで何かございますでしょうか。
ないようであります。
委員の皆さん。
○廣江委員
済みません、この前の委員会でもその他ところで、学校教育のあり方で、今いわゆる難関校を突破が目標になり過ぎてはいないかというようなことを言って、教育長、また担当課長のお話を聞きまして、帰ったらちょうど、ここにお配りさせていただいたようなもの……。
◎浜崎委員長
これは執行部には配ってないですか。どうですか。
○廣江委員
教育長のほうには、もう私から渡して……。
◎浜崎委員長
済みません、委員だけしか今配っていません。
○廣江委員
こういう記事をちょうど見ましたので、この間、教育長にもちょっと見ていただいておりまして、こういう記事が新聞やら、私の読んでいる本に出てきましたので、こういうのを見て、実際鳥取県が今どうなっているかということもあるし、鳥取県、今方向を変えたのだと言われるけれども、今までの鳥取県もそうであった、そういうことがここに書かれているようなことが起きているのではないかと。日本全体の問題でもあるし、本当にこれからの日本の教育というもののあり方、そういうことや、職業教育の問題あるいは難関校だけが目標であって、本当に職業としてどう本人の能力を生かすかというようなことについて、教育長から感想をちょっとお聞かせ願えたらというふうに思っています。委員の皆さんはまだ読んでおられなくて申しわけなかったですけれども、また後でも読んでやっていただけたらというふうに思いますので、よろしくお願いします。
◎浜崎委員長
教育長のほうは、では、事前にこの資料をいただいておられるわけですね。
●横濵教育長
廣江委員のほうから私、事前に資料をいただきました。1つは、日精協誌とありましたので、日本精神科病院協会の会長さんの山崎學会長が「コックになる人間は料理が好きでなければ駄目」というタイトルでの巻頭言と、それからあと産経新聞につい最近紹介されております心臓外科医、天野篤先生……。
○廣江委員
この間、皇室の手術をやった。
●横濵教育長
そうですね、天皇陛下の心臓オフ・ポンプ手術をされた先生ですね。この2つをいただきました。私も読ませていただきまして、感想でありますけれども、やはり「コックになる人間は料理が好きでなければ駄目」というタイトルに象徴されますように、モチベーションがないまま仕事についても大成しないのだということが、まずあると思います。それから、ここの中で私も非常に興味持ちましたのは、例えば医師について語られている中で、臨床医学の80%は社会学だと、医者になる人間は人間好きであってほしいという言葉で結ばれております。ですから、専門の専門の専門で医学ではなくて、8割ぐらいは社会学だと。そうなれば、ここにも提案されておりますように、大学での教養課程をどう再構築するかというようなものとか、あるいは医師の資格取得に向けてどのような体制を組み直していくのかということの提言にもつながってくるというふうに思います。
天野篤教授は、これもう3浪して日大医学部に入ったということがよく言われておりますし、それからおじさんお二人がお医者さんであったとか、あるいは御自身のお父さんも心臓弁膜症と診断されたというようなこともありまして、医師になりたいという思いは持っておられたようでありますが、私も非常に天野篤先生に関心がありまして調べてみましたら、どうも浦和高校に入学されたときに、小関一郎という校長先生が入学式の訓示でこうおっしゃっているのですね。ヘルマン・ヘッセの「狭き門」という小説を引用して、浦高生はより狭き門を目指しなさい、より高いハードルを目指しなさい、それが君たちの使命ですというふうに話されたと。その天野先生いわく、今の自分があるのは、その訓示のおかげだというふうにおっしゃっていまして、3年間の浪人生活では国語や社会、近現代史を勉強した、太平洋戦争がなぜ起きたのかディープに勉強したと、これは先生の言葉ですが、ディープに勉強したと。そういう勉強が今の仕事に役立っているというふうにおっしゃっているのを私も知ったわけでありますけれども、そうすると、やはり巻頭言にも通じますが、医学部を目指してとにかくよい点をとって、とにかく医者を目指して頑張っていく、それはそれでいいかもしれませんが、天野先生の場合には、3年間の浪人中にいろいろな体験、そしてまた幅広い勉強をされたというところが今の役に立っている、それが広い意味で教養になっていると思うのですね、ベースとして。そこがやはり私はポイントだなというふうに思いました。
子供たちが学校では教員と出会いますし、また、友達同士と出会います。また、校長先生のそうした一言で、訓示で薫陶を受けるかもしれません。やはり私は、もう学力はもちろん大事でありますけれども、学力プラス社会に対してより広い物の見方ができるようにすること、つまり幅広く学んで、いわゆる教養を身につけるということが大事だろうと思います。あわせて、多様な体験を通して社会性をはぐくむと、そのことしか知らないのではなくて、いろいろなことを知って社会性をはぐくんでいくということと、それから自分の生き方と職業とをしっかり結びつけて考えていくと、そういうようなことが大事ではないかなというふうに思いました。
ですから、この新聞記事の天野篤先生の言葉と、それから巻頭言の山崎學会長さんとは相通じるものがありますので、やはり我々、学校教育の中で進路指導していく上でも、単なる点数だからここではなくて、子供の生き方あるいは将来そういうことを目指すのだったらこういう分野を勉強しなさいと、逆に幅を広げるような進路指導をしていく必要があるというふうに感じました。
○廣江委員
ありがとうございました。今言われたようなことが本当に中学校から高校のころからちゃんと教育がなされていくと、大分方向性が変わってくる、2人の先生が書いておられるようなことが出てこないのではないかと。実際日本の社会ではそういうふうに進んでいっていると。あなたは出来がいいから東大受けなさいとか、そういうのがもう学校でもあるみたいですし、私も鳥取県内で聞いていますから。また、私は大学でなしに、この間も言いましたように、専門学校に行ってこういう職業につきたいと言うのに、あなたは大学に行きなさいと高校から言われているという今現実に子供もいるわけですよ。そういうことが2人が言っておられることと非常に通じている。
ですからそういう意味で、本当に子供たちの性格や能力をよく判断されて、自分が社会に出て国のため、地域のために役立つ仕事ができるのは何ができるのか、自分には何が一番適性なのかということを、もちろん親も一生懸命にならなければいけませんけれども、そういうことの指導をもっと充実していただきたいということで申し上げました。今、教育長の言われることはほとんど同感でございますので、そういうことを目標にしてこれからの教育のほうをよろしくお願いをさせていただきたいということです。ありがとうございました。
◎浜崎委員長
ほかに。
○長谷川委員
小牧参事監にお尋ねをいたします。
赤字国債の発行承認を求める法案というのは、このたびの衆議院では今どういう段階にあるのでしょうか、上程とか議決はどのように今、上程もされていないのでありましょうか。
それと、考えていただく間に、岩﨑鳥取力創造課長のほうに、今、県民から求められているいろいろな応募に、東日本大震災への支援という枠の中で、まきを送るプロジェクトというものの申請があったように聞いておりますが、その後の取り扱いはどのようになっているのか、現況をお知らせいただきたいと思います。
●小牧参事監兼財政課長
国の特例国債法案の今審議状況はどうなっているだろうかというお尋ねだと思いますけれども、事実と違っていたら申しわけないので、ちょっと本当に知識として知らないので断言できないのですけれども、多分あれは財務金融委員会に係る法案だと思いますけれども、そこで何か結論が決まっているような事実にはなっていないと思います。多分付託をされて、まだ審議も始まっていない状況ではないかなというふうに私は認識をしております。
●岩﨑鳥取力創造課長
御質問の薪プロジェクトさんの件です。これは新しい公共支援事業、昨年度から始めて今年度までの事業なのですけれども、このうちのモデル事業と言われる行政と民間の共同のモデル事業の一つとして、ちょっと今年度1年になるのですけれども、1つ、震災対応案件というのをつくりまして、500万円の予算の中で団体を募集して、薪プロジェクトさんと、もう1つ、賀露おやじの会さんですね、この2つを採択しました。
薪プロジェクトさんのほうは70万円になっています。残りが賀露おやじの会さんなのですけれども、薪プロジェクトさんは、ここで申請されるのと並行して、石巻市に行かれて実際にまきを試験的に送る実験をしています。列車で送って、それを輸送するようなことをやって、実際送ることができるということも確認済みで、今そこまでいかれている段階です。この後、今年度いっぱいかけていろいろなところに送ろうという予定はしているのですけれども、ここは夏休み、例えば小学生の交流イベントとかやりながらまきを送ったりとかやる予定にしています。
あと、まきストーブのまきがメーンなので、一番多いのは多分冬場にかけてまきを送ることになろうかと思うのですけれども、その辺はちょっと今後、関係課と協力しながらやっていくことになります。基本的には薪プロジェクトさんでやられるのですけれども、森林組合さんだとか、あと、一緒に県庁の森林・林業総室でも里山保全の取り組み、タイアップしてこの事業をやっていますので、そことも協力しながらやっていく予定にしています。
○長谷川委員
では、最初の件だけで確認をさせていただきますが、24年度の国の予算の執行はもう始まっているわけでありまして、こうした取り扱いというのはかつてなかったことでありましょうか、通常いつごろ、大体通常国会でも当初のほうでこういうのは議決されて進むものだと思いますが、そのあたりいかが見ておられるでしょうか。
●小牧参事監兼財政課長
昨年度も同様の状態であったと思います。昨年度も特例国債法案が参議院のほうで最終的に修正可決したのは、たしか8月の末であったかと思います。ことしも、今そういう状態と認識しておりますので、これから通常国会の会期末が9月の8ですか、と言われておりますので、その中で与野党でいろいろ議論していただく、地方のほうにも当然影響のある問題でありますから、早急に議論をしていただきたいなというような気持ちを持っております。
◎浜崎委員長
昨年もあったみたいですね。
その他の事項でありますが、もうございませんですね。(「なし」と呼ぶ者あり)
意見も尽きたようであります。
それでは、以上で付議案の審査、請願・陳情の審査、報告事項、その他を終わらせていただきたいと思います。
執行部、委員の皆様に御連絡いたします。次回の常任委員会でありますが、8月21日火曜日午前10時より開催の予定でありますので、よろしくお願いをいたします。
それでは、委員の皆様には、御連絡、御相談ございますので、この場にお残りをいただきたいと思います。
執行部の皆さんにおかれましては、御退席いただいて結構であります。大変お疲れさまでした。ありがとうございました。
(執行部退席)
それでは、時間ももったいないですので、続けていきます。
まず、県外調査でございます。資料は、事務局さん、配っていただいておりますね。(「はい」「了解」と呼ぶ者あり)
了解という声がありましたので、了解ということでよろしくお願いします。
この間の国語勉強、国語議連の、急遽ですけれども、最終日に入れさせていただきました世田谷の教育長さんの、いわゆる「教科 日本語」というやつですね、あれも入れさせていただきましたので、ひとつよろしくお願いをしたいと思います。
事務局のほうで、何か第1回県外調査で……。簡単に。
●頼田調査課課長補佐
11日の現地調査なのですが、議員の皆様から、石ノ森萬画館、あと日和山公園、それと大川小学校ということでございましたけれども、時間の厳しいところもあるかもしれませんので、まず第1優先順位は石ノ森萬画館を、第2優先順位が日和山公園、第3優先ということで大川小学校ということで視察したいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。以上です。
◎浜崎委員長
御存じのように、まんが博覧会のほうでも石ノ森の関係の展示があるということですから、ちょうどタイミングがいいではないかということです。
○伊藤(保)委員
だからそれを応援しようというあれもある。
◎浜崎委員長
そうです。その意味があって、それを急遽入れましたので、よろしくお願いします。
○澤委員
今の優先順位で3点言われましたけれども、これはこの日程でいくと、入るのですか、入らないのですか。
○伊藤(保)委員
入らない。
●頼田調査課課長補佐
正直言いますと、大川小学校はちょっと厳しいかなということです。
○澤委員
石ノ森と、それから何だったかな。
○伊藤(保)委員
日和山公園というのは10分ぐらいで行ける。
◎浜崎委員長
そこは全部見えるのでしょ、市内が。
●頼田調査課課長補佐
済みません、時間的に正直申し上げますと、行けるのは石ノ森萬画館と日和山公園が限度かなと思います。
◎浜崎委員長
この2つには行くと。それで時間があれば大川小学校にも。
では、以上ですね。(「はい」と呼ぶ者あり)
済みません、もう1つあります。もうちょっと辛抱してください。
第2回県外調査ということで、1泊2日でできましたら、このたびの補習科の関係、今ちょっと資料をお手元にお出しました。これだけ補習科があります。それで2~3カ所調査をしたいというふうに思いますが、もしよろしければ、その方向で考えろということでしたら、9月定例会までに一回行くしかないのかなということであります。
それで、皆さんも覚えていらっしゃると思いますが、前回、西高の移転の問題などで歴史博物館、それから彦根の東高校、こちらに行ったときに1泊2日で急遽行ったということがありました。そういうようなパターンで、東高の問題、きょう研究留保ということになりましたけれども、目先の問題でありますので、そういうふうにちょっと考えていこうかなと思っておりますが、よろしいでしょうか。(「はい」と呼ぶ者あり)
日にちは、また皆さんにお聞きするということで……。
○斉木委員
島根、岡山は除いて行くのだね。
◎浜崎委員長
ええ、島根、岡山は行きましたので。
では、その方向でさせていただきますので、日にちはまた個々に連絡をとらせていただきます。
いいですね、事務局さん。
●頼田調査課課長補佐
はい。
◎浜崎委員長
では、そういう予定です。
済みません、3つ目、県内調査であります。倉吉東高に行かせていただくということです。(「了解」と呼ぶ者あり)
それで、日にちですけれども、8月21日火曜日の常任委員会終了後、午後3時ごろから倉吉東高のオーケーというのをとっておりますが、皆さん、どうでございましょうか。(「いいです、オーケー」と呼ぶ者あり)
では、それで県内調査をさせていただきたいと思います。
○長谷川委員
生徒たちが何か授業しているときのほうがいいかなと思ったのだけれども。
●頼田調査課課長補佐
ただ、授業といいましても……。
◎浜崎委員長
ちょっと急いで見ておいたほうがいいということと、授業は先生、また別の機会に。とりあえず今回の問題からいえば、学校関係者に会うということ。
○伊藤(保)委員
例えば、きょう鉄永先生が言っておられた、学力向上対策、これなども少し聞きたいのだよね、我々としても。
○鉄永委員
いや、だからどういう成果があるのかなのですよね。興治さんは何とか浪人せずに大学進学が物すごい実績があがっていると、それがどうかということです。そういうのを見させていただく。
○長谷川委員
その中に専攻科が入っているというケースも結構あります。
○鉄永委員
現役でですよ。
○長谷川委員
この間の資料は、やはり専攻科が多いなという感じでした。
○鉄永委員
いやいや、現役で7割近く入っているのですよ。専攻科は関係なく。
○長谷川委員
いや、この間の資料がついていましたよ。
◎浜崎委員長
いずれにしましても、そういったことで視察の関係は、県外視察、それから1泊2日ということで、ひとつお含みおきをいただきたいと思います。
それでは、きょうの常任委員会はこれにて終了させていただきます。
どうも委員の皆さん、ありがとうございました。
午後1時30分 閉会
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