午前10時15分 開会
◎前田委員長
ただいまから企画県土警察常任委員会を開会いたします。
本日の日程は、お手元にお配りしている日程表のとおりでございます。
会議録署名委員の指名をさせていただきます。
稲田委員と国岡委員にお願いしたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
それでは、ただいまから本委員会に付託された議案の審査を行いたいと思います。
まず、付託議案に対する質疑を行いたいと思います。質疑がある場合、挙手をお願いします。(なし)
ないようですから、次に、討論を行いたいと思います。(なし)
では、付託議案の採決を行いたいと思います。
採決を一括して行うかどうか、皆さんいかがでしょうか。(「一括」と呼ぶ者あり)
では、一括して採決したいと思います。
原案に賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
賛成全員であります。したがいまして、本委員会に付託されました全ての議案について、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
続きまして、請願、陳情の審査を行いたいと思います。
新規分で陳情24年16号「八橋警察署庁舎建替え計画について」を議題といたします。
それでは、審査を行いたいと思います。
御意見をお聞きしたいと思いますが、いかがでしょうか。
○福田副委員長
陳情24年16号、八橋警察署庁舎建替え計画については、願意は八橋警察署の移転先地を大山町中山地内に求めるものでありますが、新庁舎は島根原子力発電所において事故が発生した場合の県西部地域における防災拠点としての役割を果たすものであり、島根原子力発電所からある程度離れる必要があります。また、県民との関係や警察活動を考慮しますと、人口、事件・事故の発生件数、警察への許可等申請、相談件数は琴浦町生活圏のほうが大山町生活圏より多くあることから、不採択とすべきと考えます。
◎前田委員長
ただいま副委員長のほうから不採択という声が上がりました。
これより不採択とするか否かの採決を行いたいと思います。
不採択に賛成の方の挙手をお願いしたいと思います。(賛成者挙手)
では、不採択が全員であります。そのように決定いたしました。
続きまして、報告事項に移ります。
質疑等は各部局説明終了後、一括してお願いしたいと思います。
それでは、企画部亀井企画課長よりお願いをします。
●亀井企画課長
企画部の資料の1ページをお願いします。関西広域連合の関係で、原子力発電所の安全確保に関する申し入れの関係と国出先機関対策に関係します意見交換会、この2点につきまして報告いたします。
まず、1点目の原子力発電所の安全確保に関する申し入れでございますけれども、9月30日に関西広域連合のほうでこの申し入れを決定いたしまして、翌日政府、関係省庁に提出いたしました。先月、9月19日に原子力規制委員会が発足したといったことを受けまして、ここに記載の5項目につきまして申し入れを行ったものでございます。原子力発電所に関する新しい安全基準を早急に示すことでありますとか、大飯原発の再稼働については暫定的な安全判断による限定的なものであると、そういったことを強く自覚して、新しい安全基準に基づく再審査を早急に行うこと、原子力災害対策指針の策定など原子力事故に対する安全体制を早急に確立すること、こういったことを含めます5項目につきまして申し入れを行ったところでございます。
次に、2つ目でありますけれども、国出先機関対策に係る近畿市長会・近畿府県町村会長会との意見交換ということであります。これにつきましては、9月17日に大阪市内で行われました。出席者につきましてはここに記載をしておりますが、資料の7ページをごらんいただきたいと思いますが、出席者名簿を7ページのほうにつけておりますが、関西広域連合のほうからは井戸連合長と滋賀県知事の嘉田委員長、近畿市長会、近畿府県町村会長会につきまして、これらの方が出席されました。鳥取県、徳島県はこの近畿の市長会、町村会のほうに入っておりませんので、鳥取県、徳島県からの出席等はございません。一方、奈良県は近畿市長会、町村会のほうに入っておりますので、奈良県のほうからは出席があると、こういった状況の中での意見交換会でございます。
その概要につきましては、3ページ以降に意見交換会の概要ということで添付しております。幾つかポイントにつきまして説明をさせていただきたいと思います。
3ページの中ほど、市町村長の意見等というところがございまして、各項目別に市町村長からの意見、それに対します井戸連合長の答弁といった形でまとめられているものでございます。真ん中あたりに道州制関連ということで四角囲みがございますが、その2つ目の丸でありますけれども、丸ごと移管で連合は何を目指すのか、道州制を目指すなどはっきりした目標があって、そのためのロードマップ、そういったものが必要だと、こういったような意見がございました。井戸連合長のほうからは、1つ目の丸のところで、広域連合は道州制に転化するものではないと、府県を越える課題に対応するための地方公共団体であると、こういった発言をされております。
その下の四角でありますけれども、執行体制・行政改革関連というところがございます。一番下の丸で、連合長が決定権を持って、ほかの委員は意見を言うだけの執行体制は余りにも独裁的ではないかと、こういった意見がございました。これに対しまして井戸連合長のほうからは、4ページのところでありますけれども、井戸連合長と書いてあるところの1つ目の丸で、執行体制は特例法案では理事会制の採用は認められていないということと、関西広域連合では規約で委員会をつくって合議制で進めていると。また分権的な組織のあり方を確保して、組織の肥大化を避けるために、分野担当委員として知事がそれぞれ責任を分かち合って各県の組織も活用した体制としていると、こういったことを述べられているところでございます。
その下の項目で、連合議会の関係でありますけれども、地方整備局だけで約1兆円の予算であるけれども、これは全て連合予算になるのか、またこの予算に対する民意の反映を連合議会を通じて行えるのか、さらに、これまで国が全体のバランスを保って田舎にも配分してきたけれども、広域連合で府県選出の議員数が異なる中で本当に公平性が担保できるか不安であると、こういった意見がございました。これに対しまして井戸連合長のほうからは、予算に関しては丸ごと移管ということであればそのままの規模で広域連合のほうに移管されるということ、それに伴って連合議会の機能強化も必要になると考えるけれども、既に議員数の増員とその割り振りについては検討に着手されているところであると、こういった旨を答えられているところでございます。
その下、1つ飛ばしまして災害対応関連という項目がございます。1つ目の丸で、地方整備局がなくなることへの不安は大きいということ、広域連合に移管されても災害対応は平素からの地域とのきずながなければ対応できないと、こういった御意見がございました。これに対しまして、5ページのほうでありますけれども、井戸連合長のところの2つ目の丸でありますけれども、関西広域連合では防災計画をつくって国、連合、府県、市町村それぞれの役割分担を明示したと、府県を越えた広域連合であるからこそ、そのような調整ができると考えているという旨を発言されております。
人員・財源関連につきましては、公務員の身分や仕事の内容、権限などがどうなるか不安である、まだ国と詰めなければならないことが多くある中でどのように進んでいくのかと、こういった御意見がございました。井戸連合長のほうからは、3つ目の丸ですけれども、一番心配しているのはお金の問題と、国にはもっと法律に細かく財源を担保する規定を置いて従前規模の額は保証してほしいという旨を言っていると、権限だけ来ても仕事はやれないので、財源はきちんと確保していく必要があるといった旨を発言されております。
その下、ほかの国出先機関の関連でありますけれども、農政局については、農地法などいろいろな権限を持っていて、地方に移譲してほしいけれども、農政局の今後の移管の見通し等はどうかといった御意見がありました。井戸連合長のほうからは、1つ目の丸ですけれども、農政局を後回しにしたのは戦略であるということで、地方整備局と2方面を同時に戦うのは大変だと、農政局の移管ができれば都道府県と調整しながら総合的な農業政策ができると考えているという旨を答えられております。
奈良県の関係でありますけれども、奈良県の関係につきましても市町村のほうから御意見がございまして、6ページでございますけれども、井戸連合長のほうからは、2つ目の丸、3つ目の丸ですけれども、奈良県の荒井知事には関西広域連合で広域課題の取り組みを的確に行っているところを見ていただいて評価を変えていただきたいと思っていて、そのために努力を続けたい、奈良県の荒井知事に部分参加でもいいので参加してもらえるように働きかけるといった旨を答えられております。
最後、一番下のまとめのところでありますけれども、この行われました意見交換の場をアリバイづくりに使うなと、そういった御指摘については十分認識しているということで、理解を深めながら分権に対する一歩を踏み出すかと、そういった議論であったと思うということ、それから奈良県の加入につきましてはいま一度激励を受けたと承知させていただいたので、奈良県の荒井知事には時期を見てきちんと話をしたいと、そういった旨を述べられているところでございます。
関西広域連合のほうでは、今後も必要に応じて意見交換を行おうということで考えているところでございます。
●吹野企画部参事
資料の8ページ、9ページをお願いいたします。鳥取環境大学の英語村の増改築につきまして御報告させていただきます。
環境大学の英語村の建設につきましては、県と市、2分の1でございますけれども、当初予算で5,000万円の予算をお認めいただいているところでございます。
9ページをごらんいただきたいと思いますが、現在、学生センターの1階に仮オープンということでオープンしておるところでございます。英語村の建設に当たりましては、英語村の利用状況を勘案しながら検討を行うということで検討を行ってまいりました。
前提となる背景、必要性でございますけれども、1、2年生につきましては必修の英語科目で英語村の利用が義務づけられておりまして、来年4月に定員を上回る300人程度の入学者があるとすれば利用の増加が見込まれるということ、大学の長期休業中、夏休みですとか冬休みの休業中に小・中・高校生に英語村を開放するという場合につきましても35名程度入るようなスペースが必要であるということ、そういった前提条件を踏まえながら学内で検討を行ってまいりました。その結果、学生センターという学生が一番利用しやすい場所であるということ、ここを利用して増築をするのがベストではないかということで、入り口側、南側と申しますか下側のほうに約2倍にするような増築を今計画しているところでございます。
経費につきましては4,013万4,000円を予定してございまして、県、市の2分の1の補助ということでございます。
スケジュールにつきましても、今現在実施設計等を行っておりますが、来年の4月リニューアルオープンできるような予定で進めているところでございます。
●尾崎とっとり暮らし支援課長
10ページをお願いいたします。まちなか生活実態調査の実施につきましては自治会調査と世帯調査の2本立てで実施しておりまして、5月の常任委員会で御報告させていただいております。このたびその中で自治会調査の集計がほぼ完了いたしましたので、御報告を申し上げます。
なお、現段階での調査の集計でございまして、分析につきましては11月を目途としまして報告書としてまとめていくことにしておりますので、その旨御了解いただきたいと思います。
申しわけございませんが、10ページの最初の枠囲いの中に調査対象が2つかぎ括弧でありますけれども、最初の「調査対象」は「調査目的」の間違いでございますので、申しわけありませんが、修正をお願いいたします。
まず調査目的でございますが、都市部における局地的な人口減少でございますとか高齢化、コミュニティー活動の停滞、そういうふうな地域の課題を把握しまして、地域住民が安心して元気に暮らせる町なかを目指して、生活者の視点で8月1日を基準日として調査を行ったものでございます。
調査対象は、町なかにおける人口減少、高齢化などの地域として課題を抱える地区を4市から抽出していただきまして、トータルで14地区4,710世帯及び全277自治会で実施いたしております。具体的には、鳥取市では久松、醇風など7地区、米子市では中心市街地、啓成、明道などの4地区、倉吉は成徳、明倫の2地区、境港は境地区ということでございます。
調査方法でございますが、世帯調査は無記名による原則調査票の郵送配付、独居世帯については民生委員の方による聞き取り、自治会調査につきましては、自治会の代表者の方に対して自治会全般の御意見を記述式でいただくという方法で調査票を郵送により行いました。調査内容は記載のとおりでございます。現在の回答率は、9月30日現在で世帯調査が43.8%、自治会調査、このたびが75.1%となっております。
次に、12ページをお開きいただけますでしょうか。集計の概況でございますが、(1)自治会加入世帯数、加入者数でございますが、結果として比較的小規模な自治会、町内会が多いという状況で、加入世帯数が50世帯の自治会が44%、加入者数100人未満が42%という状況になっております。
空き家があると答えられた自治会は86%でございまして、空き家になった理由も把握されているというふうな自治会が多い状況でございます。
空き家の価値についてですが、ないと答えられたのが30%、あると答えられた地区が26%でございまして、13ページに移りまして、その空き家の活用方法については、新たな入居者を期待をしているというところが35地区と高く、次いで地域の交流の場としての活用への期待が13地区というふうな数字になっております。グラフの左側にn=46とかと書いてありますが、これは回答数の実数でございまして、回答数、今申し上げましたように、46に対して新たな住民の入居を希望されている自治会が35というふうに御理解をいただければと思います。
(5)でございますが、マンション世帯につきましては、自治会の加入状況については、回答された121地区のうち加入されていない自治会が65地区と最も多い状況でございます。
マンション世帯との交流につきましては、交流があったほうがよいとお答えになった自治会が8割ございました。
次に、14ページをお願いします。自治会の運営についてでございますが、地域での困り事という項目では、高齢者の予備軍が次々と控えておって、現在第2世代の居住者が少なくなって高齢世帯がふえつつある、公民館主催の運動会や各種スポーツ大会などの自治会活動が支障が出ているとか、子供が少ないために交流会が少なく人間関係が薄れている、以前商店街であったバス通り沿いの住宅が高齢化が著しいとか、女性の独居者と空き家の増加で総事でございますとか雪かきなどの作業が困難である。将来への不安としては、若い人材が町内から出ていくことに不安を感じておられる、町内会運営に若い人が無関心である、かかわりたくないと思っている人が多く、町内会役員になり手がない、住民自治会として頑張ってきたけれども、もう5年ぐらいには町内会が機能しなくなるのではないかというふうな不安の声がございました。次世代の自治組織や自治会を越えたコミュニティーを補完するような組織などの対策の必要性がうかがえるかと思います。
次に、見守り・支え合いなどの安心・安全の面では、将来への不安ということで、特に70歳代の比率が地区の中で最も高くて5年先を考えると不安である。役所、社協等で自助・共助が盛んにPRされているけれども、実施するタイミングが難しい。不足しているサービスとしましては、独居老人の家庭訪問はあるけれども、老人家庭の訪問もしてほしいとか、今健康に対するニーズが年代を問わず高まっているけれども、そこで自治会単位で実施できるような健康促進メニューとかアドバイザー、インストラクターなどの派遣などの支援も検討してほしいとか、ひとり暮らしが可能なように家事、雑用を助けてもらえる制度があればいい、地区全体の世話や責任もふえるとますます後継者が出てこなくなるとか、そういったことが記載されております。そういう意味では、地域における支え合いの仕組みづくり、そういうふうな必要性が課題となっていることがうかがえると思います。
15ページでございますが、地区内の集会所や広場や公園がないというようなことで、自治会が使用できる会館とか倉庫に対する支援制度が欲しいとか防災面では自主防災組織がなくて高齢世帯の増加に伴う緊急時への対応の不安というものが寄せられております。
マンションに対する意見としましては、マンション居住者の状況についての情報不足、自治会への加入への期待やトラブルの発生についての御意見がありました。課題としては、地域コミュニティーの場の整備や高齢化の進行による防災体制、マンション世帯としてのコミュニティー形成の必要性が課題として上げられます。
はぐっていただきまして、16ページでございます。買い物につきましては、歩いていける距離に食料品店がなくなっているので、買い物代行サービスでございますとか生活用品店などを望む声がございました。交通面では、買い物に利用できる巡回バス、タクシーなどを望む声もございます。
空き家については、空き家が増加している、さらには倒壊を危惧する老朽家屋の問題、空き家対策を望む声がございました。
ごみ問題につきましては、ごみの不法投棄の問題、マンション世帯や町内会に入らない世帯を含めたごみ出しルールについての問題がございました。
17ページでございますが、除雪については高齢世帯では除雪に関して限界があるということで、特に豪雪時の除雪体制を望むというふうな声がございました。
いずれにしましても、買い物支援や利便性の確保の問題、それから地域コミュニティーへの課題、高齢化に対応する各種ボランティア体制等の必要性が課題として上げられると思われます。
以上が自治会調査ですが、11ページに返っていただきまして、世帯調査についてもまだ49%の集計の段階でございますが、簡単に状況を記載しております。回答者は65歳以上の方が多くて、ほとんどが年金生活者でございます。コミュニティーとしては8割が自治会に加入されておりまして、1割は近所づき合いがない状況であるということ、それから独居高齢者については健康とか災害への不安があること、それから買い物は一般世帯は車で移動しますが、独居高齢世帯は徒歩、自転車を利用されておって、8割の人が近所のスーパーで買い物をし、昼食、夕食は8~9割が家でつくられるという状況、配送サービスについてはあれば使用する程度ということでございます。
居住環境として重要視している点は、一般世帯、独居世帯とも買い物、医療、交通の利便性の順番でございました。引き続いての居住ということでは、現在の場所に居住したいという意向が高いという状況でございます。
本調査は今後分析作業に入りまして、10月中をめどにしまして報告書として取りまとめまして、各市と調整をさせていただきながら、来年度以降の予算で必要な支援策等を検討し、安心して暮らせる町なかになるよう反映させたいと考えております。
◎前田委員長
企画部の報告事項が終わりましたので、質疑等を行いたいと思います。
○興治委員
今説明のあったまちなか生活実態調査ですけれども、県のほうでかなり細かく実態調査をやっていただいて、つぶさに実情があらわになってきたなと思いました。それで、今後県として支援施策を考えていくということなのですけれども、本来個々の各4市がまちの中のことについて市が責任を持って対応していく、対策を立てていくということが主眼となると思うのですけれども、各市との連携であるとか今後の施策立案に当たっての市との連携のあり方などについてどのようにお考えなのか、そのあたりを聞かせてください。
●尾崎とっとり暮らし支援課長
この調査票を作成するに当たりましても、各市と調整させていただいております。このアンケート結果についても、今後各市と意見交換させていただきながら連携を図っていきたいと思っています。あと各市との意見交換の場には各市の各部局の担当の課長さんでありますとか部長さんがおいでになっておりまして、そこで状況をこちらから提供しながら意見交換をさせていただきながら、各市でまずは考えていただきたいということをまずお伝えして、その中で県としてやるべきことということで役割分担をしながら検討させていただきたいというふうに考えています。
◎前田委員長
次に、警察本部に移りたいと思います。
●大西警務部警察県民課長
警察本部資料の1ページをごらんください。「鳥取県被害者支援フォーラム」の開催について御説明いたします。
この支援フォーラムにつきましては、犯罪被害者等の実情を理解し、犯罪被害者等が再び平穏な生活を営むことができるよう社会全体が支援し、安全で安心して暮らすことのできる社会の実現を目指すとともに、被害者の御遺族の講演などを通じて命の大切さを学ぶことを目的として、来る11月2日、金曜日、午後1時30分から午後4時半までとりぎん文化会館の小ホールで開催するものであります。
このフォーラムでは、埼玉県在住の犯罪被害者遺族、佐藤咲子様に「犯罪被害者遺児になりて」と題する講演をお願いすることとしております。佐藤様は、今から48年前の高校1年生のとき、岩手県の御自宅で猟銃使用の強盗犯人に御両親を奪われた犯罪被害者の御遺族でございます。この件で佐藤様は2歳上のお兄さんと2人取り残されて、行政や民間の支援もなく、心に深い傷を負ったまま、悔しさ、寂しさ、心の叫びを閉じ込めて苦しみ続けてこられましたけれども、被害者支援都民センターとの出会いから少しずつ心の内を明かされるようになり、現在は犯罪被害者遺族のお一人として全国で被害者支援の講演活動をなさっておられます。この講演をいただいた後は「被害者支援について」というテーマでパネルディスカッションを行いますし、最後に警察音楽隊のコンサートを皆様に聞いていただくこととしております。
次に、警察本部資料の2ページをごらんください。警察音楽隊第12回ふれあいコンサートの開催について御説明をいたします。
このコンサートは、平成11年11月に警察音楽隊発足20周年記念演奏会を県民文化会館梨花ホールにおいて開催いたしました。非常に好評な上に、県民の多くの皆様から県の中西部でも開催してほしいという要望が寄せられたことを機に、県民と警察とのかけ橋として演奏を通じて広く警察広報を行うことを目的に、翌12年以降毎年1回定期演奏会という形で県の東・中・西部において順次開催しているものでございます。今回は来る11月17日、土曜日、午後1時半から4時まで米子コンベンションセンター多目的ホールで島根・岡山両県警の音楽隊をゲストにお迎えして盛大に開催する運びとなりました。この3県警察合同の演奏会は定期演奏会としては初の開催であり、各音楽隊員も張り切っておりますので、御来場の皆様には大いに楽しんでいただけるのではないかと思っております。
演奏日程につきましては、当県警察本部長挨拶の後、第1部として当県警察音楽隊による吹奏楽ステージ、第2部はマーチングステージと申しまして、島根、岡山、当県警察の順で行進しながら隊形変化を行うドリル演奏、そして第3部は3県合同によりますダイナミックな演奏を繰り広げることとしております。
●竹内交通部総括参事官交通企画課長事務取扱
交通企画課のほうから、秋の全国交通安全運動の実施結果について御報告させていただきます。警察本部資料の3ページをお願いします。
実施期間は、御存じのとおり9月21日から9月30日までの10日間でありました。
運動の重点は、資料の2に記載しておりますけれども、子供と高齢者の交通事故防止ほか合計4点を重点として取り組んでおります。
その結果、期間中の交通事故の発生状況につきましては資料の3に記載しておりますとおりでございますが、期間中死者はなく、昨年の秋の全国交通安全運動に続いて2年連続して死者ゼロということになりました。また、発生件数、負傷者数とも前年同期に比べて約4割減少している状況でございます。
期間中の主な取り組みを3点ほど御紹介します。1つは、鳥取警察署で9月21日に関係機関、団体と安全運動の開会式、パレードを行っています。2つ目は、黒坂警察署で9月22日、国道180号の県境付近で隣接警察署の岡山県新見警察署とそれぞれの関係機関、団体で合同広報検問を実施しました。3つ目は、米子警察署では運動期間中に関係機関、団体とともに飲食店を訪問して経営者の方や来店されている客に飲酒運転の根絶を呼びかけたということでございます。
◎前田委員長
警察本部の説明が終わりましたので、質疑等を行いたいと思います。
○稲田委員
鳥取県被害者支援フォーラムの件ですが、警察の管轄ではないのでしょうが、ここでは共催ということになっているのですね、この会そのものについては。ですけれども、現実に取り扱っておられるのは警務部警察県民課ですね。ですから警察の管轄になるわけですが、これがいつまでも警察の管轄であるということはおかしいのではないか、これはやはり犯罪被害者に対する県としての福祉の問題ではないのかということで私は以前一石を投じたことがあったのです、随分前だと思います。それでまたこの話が出てきておるわけですけれども、なぜ警察でなければならないのかということの理由を説明してみてください。
●大西警務部警察県民課長
今御質問がございましたけれども、実はこのたびの被害者支援フォーラムにつきましては、今年がこれで5回目でございます。最初は平成20年に開催しておりますけれども、その際には鳥取被害者支援センターの立ち上げがございませんで、どこが主催するのかということで、従前から警察がこの被害者支援にはかかわっておりましたので、主催が警察と鳥取県という格好でやらせていただいていると思います。平成21年からは、支援センターができましたので、支援センターの主催、共催が鳥取県警察と鳥取県という格好で現在に至っております。また、この支援センターにつきましては平成23年の8月に一般社団法人化となりましたし、体制も整いましたので、現在におきましてはこの支援センターが主となってこの種のフォーラム等を開催しているのが実情でございます。ただ、被害者支援につきましては従前から警察が力を入れておりますので、その支援センターの支援活動、あるいはもろもろの各種の講演などは警察が主にやらせていただいているというところでございます。
○稲田委員
何で警察が力を入れておるわけですか。
●大西警務部警察県民課長
実は、犯罪がございまして一番最初に被害者とかかわりますのが警察でございます。ですから、全国警察、かなりの犯罪がございますけれども、一番被害者の心情等そういうことがよくわかるのが警察だろうということで、警察は平成8年に被害者対策要綱というものをつくりまして、この犯罪被害者につきましては警察が前面に立って御支援をさせていただくというふうな方向で現在に至っております。
○稲田委員
確かに第1次の捜査機関が警察ですから、犯罪が起こったときには警察が一番最初にその事件を取り扱うということはあります。それでは検察庁はどうなるのでしょうか。
●大西警務部警察県民課長
他機関のことはよく存じませんけれども、同じように被害者支援にかかわっておられるということは聞知しております。
○稲田委員
そうすると、これについては検察庁もかかわっておられるということですか。
●大西警務部警察県民課長
そのとおりでございます。
○稲田委員
もう1点、共催というのが鳥取県警察と鳥取県というふうになっていますね。鳥取県というのは鳥取県のどこがかかわっているのか。
●大西警務部警察県民課長
くらしの安心推進課がかかわっておられます。
○稲田委員
最後にもう1点だけ。やはり、私はどうもすとんと落ちてこないのですよ。確かに目的のところの文章を読めば警察の方の思いは十分に伝わってきます。ですが、もちろん犯罪捜査はやらなければならないわけですが、それが終わった後までも、被害者支援というところまで警察がやるべきことなのか。私は、決してやってはいけないと言っているわけではないのです。やらなければならないのですが、被害者の救済対策は、警察ではなくてむしろ福祉の関係ではないのかなということをいつも思っているわけです。だから、説明を聞いておってもすとんと落ちてこないような感じがします。
例えば、交通事故の場合も交通被害者がこれにも含まれているということを調べてもらったのですけれども、これも確かに大きな社会現象ではあるのですけれども、これが警察の本来の任務なのか、もっともっとやるべき任務はほかにあって、ここまでやる必要はないような気がするのですが、警務部長、その辺どうでしょうか。
●石和田警務部長
被害者支援につきまして、稲田委員御指摘のとおり、警察だけの問題ではなくて、県と知事部局とその他民間団体、社会全体挙げて支援すべき問題だと捉えています。国のほうでも内閣府が中心になって犯罪被害者支援の計画をつくっておりまして、警察はその一つのパーツということになっております。でございますので、この被害者支援センターというのが基本的には中心になって関係機関と連絡をとり合って被害者の窓口としての機能を果たしていると、そういうのが現状であります。
警察につきましては、今警察県民課長からありましたとおり、一番最初に被害者に接するのは警察であるということでありまして、例えば警察におきましては、犯罪を認知した場合にはすぐに被害者に連絡をとって、例えば支援センターという制度がありますよというのを教えて、こちらのほうで支援を受けられますよというのを教えたり、そういったところで幅広くかかわっているという状況であります。
その後の生活支援等につきましては、これは福祉のほうでやっていただくことも多いので、そういうものにつきましては支援センターのほうから福祉部局と連携をとってもらって対応しているという状況でありますので、警察が最後の最後まで――当然連絡はとり合ったりなんかはしておりますけれども、福祉部局でやるべきことは福祉のほうでやってもらっていますし、民間団体でやるべきことは民間団体を紹介しましてやっていただいていると、そういう状況でございます。行政としては、警察が窓口となって全体の取りまとめを行っていると、こういう状況でありますので、ぜひ御理解いただければと思います。
◎前田委員長
そのほか。(なし)
次に、文化観光局。
●門脇交流推進課長
常任委員会資料、文化観光局の1ページをごらんをいただきたいと思います。ブラジル鳥取県人会創立60周年記念式典への参加について御報告をさせていただきます。
ブラジル鳥取県人会さんは、昭和27年、1952年の設立以来ことしで創立60周年を迎えられます。ブラジル・サンパウロで60周年の記念式典が開催されますので、この記念式典に際しまして訪問団を派遣し、今後の活動の発展の応援でありますとか県人会関係者との交流を深めてまいろうと思っております。
訪問団でございますが、県から、執行部からは藤井副知事、あわせて教育委員会から生田教育次長ほかで参加いたします。また、県議会のほうからも伊藤議長を初めとしまして横山議員、砂場議員に御参加いただけるということをお伺いしております。県の訪問団に加えまして、市町村でありますとか民間の団体でありますとかも一緒に訪問してお祝いをしようという流れで今準備を進めているところでございます。
全体の日程ですが、この記念式典自体は、日程案に書いておりますが11月18日、日曜日の午前中に記念式典を開催をされます。これに参加をしてまいるということでございます。今回のこの訪問にあわせまして、この式典への参加に加えて、17日に開催される記念植樹でありますとか、ブラジル鳥取県人会との意見交換でありますとか、19日にはアリアンサ鳥取村のほうにも訪問して、交流でありますとかさまざまな意見交換をしてまいりたいと思っております。ブラジル鳥取県人会さんとの交流が今後も続くよう、さまざまな意見交換等も含めて行ってまいりたいと思っております。
●寺口まんが王国官房副官房長
資料の2ページをお願いいたします。緊急雇用創出事業の県事業予備枠を活用いたしまして追加実施しております事業につきまして報告させていただきます。
事業名は、国際まんが博まんが王国入国パスポート及び有料ビザの発行業務というふうに取り組ませていただいております。予算額は総額で979万2,000円でございますが、このうち新規雇用に係ります人件費が489万6,000円ということで取り組ませていただいているものでございます。
事業の内容といたしましては2つございまして、まず1つが鳥取県内に来られた観光客の方が県内の土産物屋さんとか飲食店を利用された際に、一定の割引等のサービスを受けられますまんが王国優待パスポートというのを発行しておりまして、これらの発行業務等を鳥取県観光連盟に委託して実施させていただいているところでございます。雇用人数につきましては、こちらのほうのパスポート作成業務で2名ということでございまして、給料月額等につきましてはそこに掲げさせていただいているとおりでございます。
もう1つございまして、今度は鳥取県内のわらべ館とか青山剛昌ふるさと館、水木しげる記念館といった漫画関連、あるいは観光施設6施設セットにしておりますが、これらの施設に共通で入れる割引のチケットというものを作成いたしているものでございます。こちらにつきましては鳥取県観光事業団に委託してお願いしておりまして、雇用人数につきましては観光連盟と同じく2名、給料月額等につきましても同条件ということで実施させていただいているものでございます。
◎前田委員長
文化観光局の質疑を行いたいと思います。
○藤井委員
まんが王国ですけれども、東部、中部と来て、今西部に移っている。何か姿形が見えなくなってきているので、今の現状とこれからどういうふうに盛り上がっていくのか、その辺の全体像をとりあえず示してもらった上でこういう提案を加えてもらう……。
◎前田委員長
今の質問は、直接これではなしに、全体像、今どうなっているかを説明してほしいということです。
●前田まんが王国官房長
倉吉が終わって、10月20日から11月11日までの米子のほうでのドリームワールドの開催の準備をしているところでございます。今何をやっているかといいますと、西部で開催するので、米子のほうでやるわけですから、島根県のほうにPRに行きまして、ぜひ来てくださいというふうなお願いをしているところでございます。フィナーレに向けて、11月7日から11月10日まで、やはり米子のほうで国際マンガサミットというのを開催する予定にしております。それも11月10日で終わりますので、11月25日が一応国際まんが博の最終でございますので、それに向けて、フィナーレに向けていろいろなイベントをやろうとしているところでございます。
国際まんが博、140ぐらいのイベントがあるわけですけれども、大体3分の2ぐらいが終わったところでございまして、芸術の秋、漫画の秋でございますので、これからもまたそういったPRに努めていきたいというふうに思っているところでございます。
○藤井委員
3分の2済んだということからすると、大体先が見えているわけですが、どういうふうな評価をしておられますか、現時点で。
●前田まんが王国官房長
来場者数なり鳥取県に来られた人数でいえば、まずまずのところかなというふうに思っているところなのですけれども、来年につながるイベントとか、その辺の検証とか、まだできていないので、その辺はこれから考えていきたいと思っているところでございます。ただ、米子のほうのアニカルまつりとか、倍増になったイベントもございますし、必ず来年につながるようなイベントも出てきておりますし、あるいは地元のほうで地元の方々が一生懸命やって、次につながるようなイベントの芽もありますので、そういった意味では少し前進したのかなというふうに思っているところでございます。
まんが王国とっとりの件が、全国的にもその取り組みといいますか、何かおもしろいことをやっているなということで、鳥取県のイメージアップといいますか、認知度アップにはつながっているものというふうに思っているところでございます。
○銀杏委員
まんが王国のパスポートの関係なのですが、内容としては、7月から12月までパスポート、有料ビザを発行しておってやっているのだけれども、人数を少し追加して手当てをしたいと、その人件費をということでしたね。それであるならば、この入国パスポートと有料ビザの発券状況をちょっと教えてください。
●寺口まんが王国官房副官房長
まず最初に、ただいま報告させていただきました事業の内容について改めて御説明させていただきたいと思いますけれども、この事業につきましては、既に当初予算の予備枠を活用させていただいているものの実施中の事業の報告でございまして、優待パスポート、ゴールドビザの両方とも7月から既に事業は着手させていただいております。その際にこの2名、2名の方々については各委託先で雇用していただいて、既にこういった業務に取り組んでいただいているというのが実情でございます。
議員から改めて御質問のございました発券状況等でございますけれども、まず優待パスポートにつきましては全体で10万部発行いたしまして、これを県内市町村、県外、特に中四国、近畿地方のいろいろな観光施設とか集客施設に相当数配布しておりまして、鳥取県を訪れていただく際に利用いただいているという状況でございます。もう一つのゴールドビザにつきましては、全体として1万2,000部発行させていただいておりまして、実は9月の集計がまだ手元にいただけていなくて申しわけないですが、8月時点で延べ1,031人の方がこのゴールドビザを活用してそれぞれの施設を利用していただいているという状況でございます。
○銀杏委員
ちょっとよくわからないのですが、既定の事業をそのままやっていますよという報告で載せられたということなのですか。その意図がよくわからない。そうであるならば、何で報告されたのか意図がわからないと思います。
パスポートは10万部設置をされたけれども、余り出ていないのか、出てもうなくなってきているのかとか、そういう状況を知りたいわけです。有料ビザも1万2,000発行されたというのは、売っていただいたのが1万2,000売っていただいたのか製造したのが1万2,000なのかがわからない。1万2,000に対して1,031名しか利用されていないと、1,031セットになるのですか、しか利用されていないということは、もし売られたのが1万2,000であるならば、1割しか使われていなくて、10月の中旬を迎えようとしているというのは、買われた人はどうされるのかなという心配があるのですけれども、どういうふうに捉えておられるのでしょうか。
●寺口まんが王国官房副官房長
まず、この緊急雇用事業の分につきましては、当初予算計上時までに個別の事業内容とか人数とか、そういったものがきちんと決まっているものについてはそれぞれ当初予算で個別に確保されているのですけれども、年度が始まってから中途でこういった事業に活用したいという事業のために県で一定の枠を予算で持っておりまして……。
◎前田委員長
寺口副官房長、もういい、その話は。使用状況をきちんと、10万部発行して幾ら使ったのだと、その事業効果のほうですよ、要は。
●寺口まんが王国官房副官房長
まず、優待パスポートにつきましては当初5万部を作成。それから先ほど言いましたような各観光施設等に配布しておったのですけれども、8月の頭から発行し配布しておったのですけれども、1カ月程度経過したところでそれぞれの施設で足り苦しいということでございまして、9月の頭にさらに5万部増刷いたしまして現在10万部をいろいろな施設で配布いただいているというところでございます。
ゴールドビザにつきましては、1万2,000といいましたのは作成部数でございます。これは有料頒布ということになりまして、一例を申し上げますと、大人の料金でいいますと、セット割引で出している6施設の合計の入場料を単純に合わせますと4,000円になるのですけれども、それを例えば1,500円という割引価格で販売しているものですが、実はこれを8月中に購入された方が750名、750部というふうに伺っております。その750部を使いまして施設を利用された方々の延べ集計が1,031人ということでございます。大変申しわけございませんが、9月の集計がまだ手元に届いておりませんので、今申し上げました750部、それからそれに対する延べ入場者数1,031名というのは8月中の数字ということでございます。
◎前田委員長
僕が聞くけれども、何かわからないのだ。初めのパスポート、10万部作成したのでしょう。利用されたのは幾ら。
●寺口まんが王国官房副官房長
申しわけございません。利用分につきましては観光連盟さんが雇用しております2名の職員さんで集計作業等をお願いしているのですけれども、中間報告をいただいていないものですから、大変申しわけありませんが、そのうちの実際の利用状況というのは今時点では把握できておりません。
◎前田委員長
これは集計作業の人か。
●寺口まんが王国官房副官房長
これがパスポートの現物なのですけれども、これの作成、配布、それからこれらを利用した方々のアンケート調査とか集計作業、そういったもろもろの業務を全てお願いしているものでございます。
◎前田委員長
何かおかしいことを言う。その人が作成できるのか。デザインなんかを頼んで作成して、一人が配布して回ったのか。何か変な説明だ。
●前田まんが王国官房長
パスポートというのは、県内の土産物屋さんとか観光施設とか、そういったところの割引みたいなもの、1割引きとか、パスポートを持っていったらソフトクリームを上げますとか、そういったものでございます。作成業務というのはそういった店とのやりとりとか、もちろんそういうことをやるのが作成業務で、あれは印刷屋さんに頼んでいるので、もとの原稿も緊急雇用でやってもらったのですけれども、最後の印刷の部分というのは、委員おっしゃるとおり印刷屋さんでやっています。それで、今10万部という話を言ったのですけれども、当初5万部でやろうと思ったのですけれども、現場のほうで5万部で足らないということで、5万部追加して10万部トータルで出したと。ですので、普通考えたら5万から10万の間でパスポートが配られているということで、一番最後の枚数がわかっていないということでございます。
◎前田委員長
10万部配って、後の回収はどういうシステムになっているのですか。土産品屋から半券が返ってくるのか。
●前田まんが王国官房長
だから、それを調査といいますか、調べているというか、これが使われたというふうに……。
◎前田委員長
どんな調査をやるのか。調査の仕方がないではないですか。
●前田まんが王国官房長
店のほうにパスポートを使われた方がどれぐらいいらっしゃいましたかというふうな、そういう聞き取りでございます。
◎前田委員長
一人がずっと土産品屋を歩くわけか。
●前田まんが王国官房長
そういった聞き取りみたいなものでございます。
◎前田委員長
よくわからない。この2人の仕事とパスポートとビザについては詳しい資料を要求します。
●前田まんが王国官房長
わかりました。
○銀杏委員
何で報告が出てきたのか私なりに理解しました。7月からということですから、7月からもう雇用されているわけですから、7月なり8月の本議会の最初の常任委員会で報告されたら済むことで、今出てくるから何で今ごろ出てくるのかなと。追加でもあったのかなと思うわけでして、出すのであれば、やはり発券状況がいいとか悪いとか、わからないのです。せめてそのぐらいは判断をしておいてください。やっている本人もいい状況なのか悪い状況なのかわからずに報告されているというのはいけません。
◎前田委員長
そのほか。(なし)
次に、県土整備部に入りたいと思います。
●竹森技術企画課長
県土整備部資料の1ページをお願いいたします。国土地理院との「地理空間情報の活用促進のための協力に関する協定」の締結についてでございます。
平常時におきまして、地理空間情報、下のほうに四角囲みにしてあるのですが、こういった情報の相互活用だとか、あるいは緊急時の迅速な復旧・復興に向けた協力・連携を図るために国土地理院と協定を締結するものでございます。
締結の時期でございますが、来る10月22日、知事公邸で行います。出席者につきましては、国土地理院は院長ほか、県は知事ほかでございます。
協定の内容といいますか、メリット等でございますが、まず国土地理院が保有する地図とか写真データ等がこれまで以上に有効活用できます。ここに詳細を書いてございます。また逆に県のほうから、例えば県道が新設されたというふうな情報につきましても、国土地理院の地図の更新が迅速になるといったような状況でございます。また、災害対応時におきましては、例えば国土地理院のほうが被災地域の空中写真等を撮ったりしますけれども、そういった情報もすぐいただけると、災害対策等にも有効に使えるといったような内容でございます。
2番目のほうで、本県で想定される活用事例として、各種管内図とか防災あるいは被災前後の空中写真等いろいろ書いてございますが、こういったものの作成、あるいは新たな更新、そういったことにも有効に使えるといったような状況になります。
下の参考でございますが、10月1日の状況でございますが、このたび締結されますと10番目になるといったような状況でございます。
●倉元道路建設課長
資料の2ページをお願いいたします。一般国道482号「茗荷谷~淵見バイパス」の全線供用開始についてでございます。
平成5年度から事業を行っておりました茗荷谷淵見バイパスでございますけれども、延長2.7キロの全線が完成する運びとなりました。11月24日午後2時の予定で供用開始することといたしましたので、御報告いたします。
今回の供用によりまして、氷ノ山周辺の観光地へのアクセス向上とか冬期の円滑な交通確保に寄与するものと期待しているところでございます。
なお、同日、若桜町主催での開通式が開催されます。本委員会の皆様にも案内がなされると聞いておりますので、御出席について御配慮をお願いいたします。
●森下空港港湾課長
資料の3ページをお願いいたします。米子港における放置等禁止区域及び物件の指定について御報告いたします。
米子港では沈船が放置され港湾管理上支障が出ていることから、今後の適切な港湾管理を行うため、港湾法に基づく放置等禁止区域及び物件の指定を行ったところでございます。
禁止区域及び物件の指定でございますが、9月18日に法に基づき公示したところでございます。放置等禁止区域は中ほどの位置図の赤で着色した部分の港湾区域、水域でございます。禁止物件につきましては、船舶、土石、いかだ、竹木、車両及び工作物でございます。10月1日よりの適用としております。指定に当たりましては、米子市漁協、プレジャーボート愛好者等の関係者の方々に事前に御説明し、了解を得ているところでございます。
続きまして、放置されていた沈船とそれに対する撤去命令でございます。この沈船ですが、昨年11月に、位置図に示しておりますように灘町1丁目の水域に放置されていたということで、その沈船から油が流出し、県のほうで処理を行ったところでございます。所有者につきましては、行方不明ということでございます。その後、ことしに入りまして、8月、9月にも再度油が流出し、県が処理したところでございます。
上記1の禁止区域及び物件の指定を行ったことによりまして、10月2日に沈船についての監督処分を行ったところでございます。その内容につきましては、10月16日までに港湾区域から撤去することを命じるというもので、期限までに撤去されなかった場合には県のほうで撤去を行い、その費用を所有者に求めるということでございます。
続きまして、4ページをお願いいたします。米子鬼太郎空港(美保飛行場)駐車場の運営についてでございます。
当空港は空港の利用促進、周辺地域の活性化を図るため、平成19年10月より県が国有財産を借り受け、米子市と境港市の協力を得て駐車場運営を行ってきたところでございます。しかしながら、その期間が9月30日で満了することに伴い、国へ所要の手続を行って、10月1日から引き続き駐車場を運営しているところでございます。
その経緯でございますが、ことしの6月22日に国のほうから駐車場営業者の公募がございました。その公募に県が応募いたしまして、8月31日に県がその営業者に指定されたところでございます。それに基づき10月1日より駐車場運営を無料開放で継続して行っております。29年9月30日までの5年間行うこととしております。
運営方針でございますが、周辺の鳥取、出雲、岡山空港で駐車場の無料開放がなされているということを考慮して、引き続き無料化を行って利用促進あるいは活性化等を図る予定にしております。
◎前田委員長
県土整備部の説明が終わりましたから、質疑を行いたいと思います。
○福田副委員長
道路建設課に一つお願いでございます。一般国道482号線がいよいよ供用開始ということで、この間も河原インター線のときにも看板をつけてくださいということで、すぐに対応いただいて地元の皆さんも大変喜んでいただいているのですけれども、スキーシーズンにも入ってきますので、ぜひとも国道29号線とか、あのあたりにも看板をつけてください。お願いします。
この間からちょっと見ておりますと、河原インター線の看板も、つけてはいただいているのですけれども、文字が結構小さくて、氷ノ山がぐっと近くなるとか、もっとインパクトのあるものをお願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。
◎前田委員長
倉元課長、要望だけれども、状況を答弁してください。
●倉元道路建設課長
先ほどの福田委員の中で、茗荷谷~淵見バイパスの開通に先立ちましても周知させていただきたいと思います。
先ほどの河原インター線の案内ですけれども、委員の御指摘がありまして、余り間を置かずに看板を設置させていただいたのですけれども、文字の大小につきましてもそういう御意見があったということで、見直しをしていきたいと思います。
◎前田委員長
そのほか。(なし)
これで県土整備部は終わりたいと思います。
5ページの一定額以上の工事又は製造の請負契約の報告については説明を省略したいと思いますが、質問があれば受けたいと思います。ないようでしたら終わりたいと思います。
それでは、閉会中の調査事項に入りたいと思います。
本委員会所管に係る中山間地域対策、道路網、河川等の整備、交通安全、観光振興並びにその他の主要事業について、閉会中もこれを継続調査することとし、その旨議長に申し出ることに御異議はございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議がないようでありますので、その旨議長に申し出ておきます。
続いて、本会議の委員長報告の作成、内容は委員長に一任いただけますか。(「はい」と呼ぶ者あり)
ありがとうございます。御異議がないようでありますので、そのようにさせていただきたいと思います。
7番目のその他に入りたいと思います。
まず吹野企画部参事にお願いします。
●吹野企画部参事
鳥取環境大学の中期計画について御報告をさせていただきます。
環境大学の中期計画につきましては、4月、5月の常任委員会、6月の参考人招致等で御意見をいただいております。またあわせて環境大学の評価委員会等についても御意見をいただいておりました。それらの御意見につきましては、計画の中身に反映をするということで修正をさせていただいております。その後、設置者のほうで2カ所ほど修文をさせていただいておりまして、資料の7ページ、7行目をごらんいただきたいと思いますけれども、就職支援体制の中の「また」以降でございます。関西地方、山陽地方での就職の支援体制を強化するということで、3行ほど追加をさせていただいております。
20ページをごらんいただきたいと思います。一番最後の米印のところでございます。大学経営に当たって、赤字にならないようにと申しますか、余剰金が生じるように毎年度経営努力について努めるという文言を追加させていただきまして、9月18日付で認可をさせていただきました。
●小林男女共同参画推進課長
お手元にカラー刷りのチラシを準備させていただいておりますが、10月31日に北東アジア男女共同参画交流フォーラムを開催いたしますので、その御報告をいたしたいと思います。
場所はとりぎん文化会館の小ホールでフォーラムを行いまして、第2会議室のほうでは企画展示を行う予定にしております。参加県でございますが、北東アジア、韓国江原道、モンゴル中央県、鳥取県の3地域になっております。チラシのほうでは中国吉林省(予定)としておりますが、きのう不参加ということでの連絡がありました。不参加の理由は、日程調整がつかないということでございました。それと、こちらのチラシには載っておりませんが、この北東アジアの地域としましては、もう1つロシアが入っております。ただ、このロシアにつきましては渡航費が理由で不参加ということがありましたので、3地域での開催となっております。
フォーラムの内容でございますが、真ん中あたりに日程をつけております。基調講演としましては、藻谷浩介氏の「地域経済の活性化と男女共同参画」、それから昼を挟みまして、男女共同参画推進企業の認定企業の中から、うれしい職場ささええる大賞の表彰式を行います。大賞が1社、優秀賞が2社、奨励賞を4社ということで表彰する予定にしております。それから、午後の1時半から男女共同参画国際シンポジウムで韓国、モンゴル、鳥取県が「女性と経済」をテーマに、各国からの発表ですとか意見交換を行う予定にしております。こちらのほうにつきまして開催の御案内と、ぜひ委員の皆様にも御参加いただけたらと思っての御報告でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
◎前田委員長
ただいまの2件につきまして御意見があれば伺いたいと思います。(なし)
吹野参事、中期計画についてはたくさん意見を申し上げたのだけれども、それは加味してあるのですか。
●吹野企画部参事
いただいた御意見は、基本的にと言うとおかしいですけれども、内容のほうは反映させていただいております。
◎前田委員長
小林課長、この男女共同参画交流フォーラム。フォーラムをするのはいいのですけれども、この目的は何ですか。ただ単なるフォーラムですか。何か次のステップにつなげるとか、そういうことなのでしょうか。
●小林男女共同参画推進課長
この女性交流につきましてですが、これは平成17年から江原道と日韓の交流事業とかもしておったのですが、環日本海諸地域に広げて、環日本海女性指導者交流会というふうに位置づけております。それで、今回が6回目の開催になるのですが、毎回それぞれのテーマを決めまして、それぞれの女性リーダーとの交流会を行いながら、民間団体主体の日韓女性友好交流事業と改めて統合いたしまして、北東アジア女性指導者の交流会をしながら、それぞれ各国の取り組みですとか、そういったものを参考にしながら交流を深めていこうというフォーラムでございます。
○藤縄委員
国際シンポジウムの、藻谷さんはどういう視点かと思ってちょっと、講演テーマの「地域経済の活性化と男女共同参画」というのを見て、結びつけられるのだなと思って見ておりましたけれども、このシンポジウムのコーディネーターは同業者ですか。これはどういう根拠ですか。
●小林男女共同参画推進課長
コーディネーター、浜田妙子さんは県議会議員をされている方ですけれども、フォーラムの実行委員会というのがありまして、講演の中に民間の女性団体さんとかもいろいろ入っているのですが、浜田議員につきましては、実行委員さんの中から、女性団体の中のレディースあすか鳥取の会員さんでもいらっしゃいますし、それから女性の交流事業をするに当たっては一番意図をわかってコーディネートしてくださるのではないかという御推薦がありましたので、浜田議員に、議員としてというよりは実行委員会を組織する団体の方の中から選んだということでお願いしております。
○藤縄委員
被害者支援フォーラムも同じ人か。
◎前田委員長
同じですよ。
○藤縄委員
後戻りして済みません。同じ方ですね。どうしてということがわかれば。
●大西警務部警察県民課長
被害者支援フォーラムにつきましても、浜田妙子県議にコーディネーターをしていただくことになっております。(「何で」と呼ぶ者あり)
◎前田委員長
選定理由。
●大西警察県民課長
議員はこの犯罪被害につきまして非常に深い御理解をいただいておりますし、(「私も理解している」と呼ぶ者あり)実体験もなさっているということで、いろいろと被害者支援につきましても御支援やらアドバイスやらをいただいておりますので、パネルディスカッションの際にいろいろ討論を行いますけれども、調整役を議員にお願いするということになっております。
○稲田委員
このことは以前にも問題になったのです。議員を司会者に入れるというのは果たしてどうなのか。私は特に発言を控えていたのは、家も非常に近くだし同じ選挙区だから、私もちょっと言いにくい部分があるのですけれども、以前にはこのことが問題になったのです、男女共同参画で。議員だけそういう扱いをしていいのかということは問題になったのですが、それは全然忘れてしまっているのか。忘れてしまって、被害者支援に非常に造詣が深いから、あるいは男女共同参画に造詣が深いから、だから入れたのだという理由ですか。おかしいと思う。
●中山企画部長
男女共同参画につきましては、下に書いてありますように、北東アジア男女共同参画フォーラム実行委員会というのをつくっておりまして、その実行委員会の中にいろいろな女性団体の方がメンバーで入っておられまして、その中で浜田議員は先ほど言いましたようにレディースあすかのメンバーに入っておられる。いわば実行委員会の中で決めていただいたということで、別に県のほうでこの方がふさわしいということでお願いしたいというものではなくて、あくまでも実行委員会の中で決めていただいたということでございます。
◎前田委員長
みんな言いにくいのだけれども、意図を酌んでください、これ以上言いませんから。
○興治委員
今の男女共同参画ですけれども、このフォーラムの中で男女共同参画推進企業の表彰などもあるのですけれども、県が設置してあったりする企業を訪問する方がありますね。そういう方の話を聞くと、男女共同参画推進企業に認定はされているのだけれども、なかなか職場の中での実態がそのようになっていないと、そういう問題があるのだという話を聞くわけです。認定したからにはその計画の提出があってのことだと思うのだけれども、それがそのとおり実施されているのかどうかというチェックが必要なのではないかと思うのです。そこがきちんとでき切れていないというようなことがあるのではないかということを思ったわけですけれども、そのあたりどうなのでしょうか、実態は。
●小林男女共同参画推進課長
認定企業さんのほうから、まず認定企業ということで申請が上がってまいります。そうしますと、その内容を見まして実地調査を行っておりまして、そこの中の聞き取りの中でも、例えば一番問題になる育児、介護に着目しているのですけれども、それの利用実績があるか、利用しやすい制度になっているかということをそこの人事の担当の方にも聞きますし、あと利用実績がある場合、従業員さんのほうにも聞き取り調査を行うようにしております。それと、審査がありまして、最初、制度的なところで審査を行うのですけれども、3年ごとに報告をいただいてまた更新と。更新制度は今年度からちょっと変わってしまいましたが、報告をいただいております。その中でもう一回見直しをして、その中では前回よりも大半のところが点数が上がっております。委員のほうからの御指摘もありましたが、確かにそういった声も聞いたりもいたしますが、調査の中で実地のほうで確認をしていっているところです。
○興治委員
計画の認定の際に実地調査を今されるという話ですね。以降3年ごとに報告を受けるということで、恐らく3年ごとの更新というのでしょうか、更新なのか報告を受けるだけなのかわかりませんけれども、その際に実地調査をするなど、きちんとした計画の実行を担保するための取り組みをぜひ考えていただいたらと思いますので、よろしくお願いします。
●小林男女共同参画推進課長
ありがとうございます。報告をいただきましたら同じように電話での聞き取りとあわせて実地調査も行っておりますので、そちらのほうでまた聞き取り項目をふやしていきたいと思います。
○銀杏委員
いよいよ11月に国際マンガサミット開会を米子でします。漫画家のみの行事だとかいろいろ案内があったのですが、具体的にそういうところに我々が参加できるのかどうなのか、その辺がちょっとわからないのですけれども、また後で結構ですから教えてください。
●前田まんが王国官房長
基本的には全部参加できると思うのですけれども、また資料を持ってきますので、それでかえさせてください。
○藤縄委員
いつだったか読売新聞が1面に書いていた。ちょっと僕も心配していたことだったのです。いわゆるコアな人がなめるようなイベントにしてはいけないということをどこかで言ったと思うのだけれども、それに近いようなことが書いてあった。何とかは「来ナン」。フィナーレに向かってそこら辺が対応できるものならしていただきたいと思っておりますので。
●前田まんが王国官房長
多分、先週ぐらいの読売の土曜日の新聞だったと思います。趣旨は、基本的にはドリームワールド、一般受けといいますか、皆さんに共通に見てもらうような格好になっているので、マニアの方に受けないのではないか、そういうところでマニアの人が来ないので、「来ナン」というようなタイトルだったと思います。米子は10月20日からやるわけですけれども、ある意味で、ドリームワールド以外にも米子映画事変とか、それから高島屋のところのえるもーるというところでコスプレとか、いわゆる平べったい言葉で言うと、とがったイベントをいっぱいするようにしております。そういう意味で、そういったマニアの方とかはそういったほうで満足できると思いますし、それからファミリーとか、いわゆる普通の人と言うと変な言い方ですけれども、とがっていない人はドリームワールドでも満足できると思います。それにさらにサミットもありますので、幅広い層での漫画の楽しみ方ができるものだというふうに思っておりますので、その辺を上手にPRしていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。
◎前田委員長
では、これにて終わりたいと思いますが、お手元に前回の委員会での宿題をお配りしております。市町村別コンベンション開催件数、米子市の流通団地の整備事業の公営企業会計の概況についてお配りしていますので、きょうは担当課長来ていませんので、もしも何かありましたら別個に呼んで聞いていただきたいと思います。
最後に、議題にはないですけれども、私立学校審議会の件をちょっと議論したいと思います。
きのう常任委員会の勉強会をやりまして、私立学校におけるいじめ対策を議論したわけでありますが、そのときにこの委員会として私立学校審議会というものの存在が有名無実、形骸化しているというのを前に指摘しているのです。きょう皆さんにお配りしておりますが、見ていただきたいと思うのですが、この審議会で何をしているのかといったら、廃止認可、変更認可、寄附行為の認可。私立学校のあるべき姿に全く触れていない。こんな審議会はいけないと再三この委員会として申し上げているのだけれども、私立学校はたくさん問題があります。例えば公立高校は高校再編で少子化で学級減で対応しようとしています。私立学校の少子化はどうするのですかというようなこと、それから耐震化はどうするのですかと。少子化に当たって私立学校のあるべき姿はどうなのか、その辺を議論する場でないでしょうか。企画部長、どうですか。
●中山企画部長
きのうも御指摘いただきましたけれども、私立学校審議会につきましては、私立学校法というのに設置根拠が決まっておりまして、その第1項の中で、今おっしゃいましたように許認可だとかそういう部分をやっていますが、第2項で、その他重要事項について知事に建議できるということがございますので、そこについてはちょっと研究させていただきたいと思います。先ほどおっしゃったような話を含めて、この審議会でどういうことを議論していただけるのか、あるいは法律上どういうことができるのかということを研究させていただいて、また御報告させていただきたいと思います。
◎前田委員長
では、以上で常任委員会を終わりたいと思います。
執行部は退席していただいて結構でございます。御苦労さまでございました。(執行部退席)
2~3御報告したいと思います。第2回の県外調査、10月31日から11月1日にしていたのですけれども、江原道議会が来るということの説明がありました。日程を見ますとまさにその間に入っておりまして、副議長なり私もずっと出なければならないということで、対外的なことですから延期させていただきたいと思っております。時期につきましてはまた相談させていただいてやりたいと思いますが、なかなか日程がとれませんので、12月議会明けの直後ぐらいか1月の初めぐらいになるのではないかと思っております。
岡山・鳥取両県議会土木関係常任委員会でございますが、11月22日木曜日、岡山市でございます。次の日が休日になっていますけれども、申しわけないですけれども、1泊していただいて帰っていただきたいと思っております。夜、意見交換ということですので。参加してください。いいですね。
以上で企画県土警察常任委員会を閉会いたします。御苦労さまでございました。
午前11時47分 閉会
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