平成24年度議事録

平成25年2月15日(1)会議録

 開催概要、資料はこちらです。
出席者
(8名)
委員長
副委員長
委員
浜崎 晋一
広谷 直樹
鉄永 幸紀
斉木 正一
伊藤  保
長谷川 稔
澤  紀男
谷村 悠介
欠席者
(1名)

廣江  弌
 


説明のため出席した者
  野川総務部長、横濵教育長、
  外局長、次長、課長、関係職員

職務のため出席した事務局職員
  頼田課長補佐、伊藤係長、川口係長

1 開会  午前10時16分
2 閉会  午前11時05分
3 司会  浜崎委員長
4  会議録署名委員  鉄永委員、長谷川委員
5 付議案件及びその結果
   別紙日程表及び下記会議概要のとおり
 

午前10時16分 開会

◎浜崎委員長
 ただいまより総務教育常任委員会を開会をさせていただきます。
 日程はお手元の日程のとおりでございます。この順序に従って議事は進めさせていただきます。
 初めに、会議録署名委員を指名させていただきます。
 本日の会議録署名委員は、鉄永委員と長谷川委員にお願いをしたいと思います。
 それでは、ただいまより付議案の予備調査を行います。
 執行部の皆さん、説明は要領よく簡潔に、マイクに向かってお願いをいたします。
 なお、質疑につきましては、説明終了後一括して行っていただきたいと思います。
 また、報告第3号、長期継続契約の締結状況については、お手元に配付の資料のとおりでありますので、特に説明は要しないということにさせていただきます。
 それではまず、総務部より説明を求めます。
 野川総務部長に総括説明を求めたいと思います。

●野川総務部長
 総務部の資料をお願いいたします。このたびの臨時議会におきましては、国の経済対策に呼応いたしまして、国庫補助金を最大限に活用させていただいて補正予算をお願いしたものでございます。
 1ページごらんいただきますと、補正額339億円余となっておりますが、詳細は財政課長に説明をさせます。
 総務部関係でありますが、6ページをごらんください。総務関係でありますけれども、国のほうで創設をされました地域の元気臨時交付金を活用いたしまして、県有施設の改修等をお願いしているものでございます。また、予算関係以外におきましては、これも国の補正予算に伴いまして、新設の基金2つ、条例関係をお願いしておるものでございます。
 詳細は各課長から説明させます。よろしく御審議のほどお願いいたします。

◎浜崎委員長
 それでは、続いて関係課長より順次説明を求めたいと思います。
 小牧参事監兼財政課長の説明を求めます。

●小牧参事監兼財政課長
 では、1ページのほうから、歳出、歳入とも総括的な説明をさせていただきます。
 今回の補正予算でありますけれども、総額339億余でございます。大まかに分類をいたしますと、そのうち公共事業が173億、それから国から経済対策として積まれた基金がもろもろございまして、それが129億、その他がさまざまな補助事業なり単県の前倒し事業というような整理になっております。
 内容で分類いたしますと、大きく3つでございまして、公共事業を初めとする緊急防災事業、それから先般の原子力発電所の防災訓練において明らかになりました問題点に対応するための原子力安全対策、県内の経済の活性化ということでありまして、例えば栽培漁業センターの施設の機能強化でありますとか、農大の再生可能エネルギー導入モデル事業でありますとか、さまざまな前倒し事業というものも検討をいたしました。地域の活性化ということで、知事の提案理由にありましたけれども、中央病院の機能強化のための検討会の立ち上げでございますとか、スクールカウンセラーの増員配置ですとか、倉吉児童相談所の改築の前倒しでございますとか、そういったところをもろもろ盛り込ませていただいているものであります。
 歳入の特徴をかいつまんで御説明いたしますと、今回の補正額の中で、歳入の表で、やはり一番多いところは国庫支出金であります。339億のうち244億余となります。これは公共事業の国の補助負担金でありますとか、先ほど申し上げた129億余の基金というものがここに入ってまいります。
 公共事業の裏でありますけれども、国の経済補正に伴うものでありますので、県債、これも補正予算債の発行を予定いたしております。それでもなお起債が当たらない部分等につきましては、13番の繰越金というところで25億9,000万ほど計上させていただきまして、合わせたところが今回の補正予算の財源更正というところ、339億になっているところであります。
 続きまして、5ページのほうは給与明細書をつけておりますけれども、ここは単なる共済費の増だけでありますので、詳細な説明は省略いたします。
 次に、飛んで恐縮でありますが、8ページのほうをごらんいただければと思います。8ページ、鳥取県地域の元気・公共投資臨時基金造成事業であります。この基金の性格を申し上げますと、今回の国の補正予算におきまして大量の公共事業が追加をされることになりますが、やはり実際に実施するのは都道府県なり市町村ということであります。公共事業の場合、大抵、事業にもよりますが国庫補助の割合が5割から7割ということで、どうしても裏に地方負担というものがついて回りますので、なかなか事業をやるのを逡巡する都道府県等も多いという中で、そこに配慮しようということで、政府のほうで公共事業の裏に充てたり、地方単独事業の財源とすることができる基金をこのたび交付をされたということを受けまして、我々として基金造成を図るものであります。
 鳥取県の配分予想額、想定額が今約75億円になっておりまして、今回の補正予算に既に17億円を充当させていただきますので、差し引き58億円が基金の造成額ということになります。この58億円の基金を活用しまして、平成25年度当初予算のほうにも幾らか充当させていただいておりますし、これは26年度までの時限つきということでいただいている基金でありますので、それまでの間に施設整備等に活用していきたいというふうに思っております。
 次に、ちょっと飛びまして恐縮でございますけれども、17ページのほうをお願いします。17ページ、議案第3号、鳥取県基金条例の一部改正についてであります。これは、このたび国のほうから新たに新設で参りました基金につきまして、基金条例を改正して新たに基金を設置するというものであります。
 2つございます。1つは、今ほど説明いたしました鳥取県地域の元気・公共投資臨時基金、2つ目は、鳥取県海岸漂着物対策基金ということで、これは国のほうからこのたび、約2億程度でありますけれども、海岸漂着物のごみ処理に要する経費についての資金手当てといいましょうか、交付金が参りましたので、これを基金として造成し活用するものであります。これも国のほうからは26年度までの措置というふうにされておりまして、その間、この基金を活用して海岸漂着物のごみ処理のスピードなりボリュームを上げていこうというふうに考えております。

◎浜崎委員長
 続きまして、新総務課長の説明を求めます。

●新総務課長
 7ページをお願いします。まず、県庁改修事業(省エネ改修)についてでございます。県庁講堂のエアコン老朽化のため、今回更新するものでございます。それと、県庁議会棟の別館のほうを全てLED化するというものでございます。
 その次が、県庁改修(老朽化)にかかわるもので、県庁の本庁舎の屋上の防水工事、あと塔屋といいますか、機械とかが入っている建物がありますので、その外壁の工事、あとエレベーター改修、これは昨年シンドラー社の事故がありましたが、県庁内、県庁にあるのは三菱なのですけれども、平成21年の建築基準法の改正で、戸が開いた状態での稼働といいますか、動くことを防止する、もちろん防止の装置はついているのですけれども、二重の装置をつけるというのが21年度の建築基準法で改正になりまして、改修時にはその基準に適合することとありますので、それを行うものです。あと、県庁の車庫のシャッター、これも老朽化による改修でございます。
 飛びまして、10ページをお願いします。総合事務所に関する5件の要求がございますので、私のほうから説明させていただきます。
 まず、八頭総合で、屋上の断熱と防水工事の改修でございます。交付金の充当事業でございます。その下、中部総合につきましては、防水工事の改修、断熱のほうは既にやっておりますので、防水のみの改修でございます。
 11ページのほうで、西部総合のまちづくり条例の適合工事ということで、新館、向かって右側のほうの建物ですけれども、エレベーターをつけたりスロープをつけたり、あるいは自動ドアとか多目的トイレ等を設置するものでございます。その下が西部総合の重油タンクの撤去ということで、40年以上たって腐食が心配なタンクがありますので、それを撤去するもの。もう1つタンクがありますので、それで対応できるということで、これを撤去するための予算でございます。その下が非常用照明蓄電池、避難のときの非常灯のための蓄電池が劣化しておりますので、それを改修するものでございます。

◎浜崎委員長
 山根営繕課長の説明を求めます。
●山根営繕課長
 9ページをお願いいたします。目的として、特定建築物という比較的一定規模の大規模な建物の耐震化については進んでいるのですけれども、それ以外の建物のほうが耐震化が進んでいないということから、そういった小規模な建物に対して、耐震診断を行って施設の安全を確認するとともに、耐震化の推進を図っていくという内容で、今年度前倒しで今回対応するものです。
 主な内容といたしまして、旧耐震の建築物で非木造の2階建てまたは200平米以上の建物で多数が利用するという事務所、体育館、試験場等というものの41棟に対して、27年までの3年間で耐震診断を行うということで、下の表にあります内容を進めていくということです。今回前倒しということで7棟、農業試験場、中小家畜試験場の本館とか、倉吉総合看護専門学校体育館等の耐震診断を行っていくものです。この耐震診断の結果、対応が必要だというものについては、その施設所管課と方針を検討いたしまして、26年以降に耐震補強等を順次進めていくという形で、これまでの特定建築物についてもそういった同じ動きで促進してきておりますので、今後特定建築物以外の建物について図っていくと。特定建築物につきましては、27年度を100%を目標に、学校等3階建てかつ1,000平米以上のものについては目標にしておりますけれども、ほぼおおむねめどが立つということになっておりますので、特定建築物以外のものについて行っていくという内容です。

◎浜崎委員長
 次に、教育委員会の説明を求めます。
 まず、横濱教育長に総括説明を求めます。

●横濵教育長
 教育委員会の資料1ページをお願いいたします。教育委員会といたしまして、このたび1億
1,078万4,000円の補正をお願いしたいと考えております。これは県全体の補正予算のうちの約
3.3%を占めるものであります。
 主な案件といたしましては、小・中学校課関係で、中学校教職員人件費とあります。これは中学校に拠点を置きますスクールカウンセラーの巡回相談時間を3月末までにふやしまして、いじめ等の未然防止に当たりたいと考えております。
 また、スポーツ健康教育課になりますが、県営米子屋内プールの建物のうち、耐震診断の結果耐震化が必要とされた屋内プールにつきまして、実施設計及び耐震改修工事、老朽改修等を行いたいと思います。工事が完了し、手続が終了しますと、速やかに米子市営東山水泳場との施設交換を行いたいと考えております。
 詳細につきましては、関係課長等が説明申し上げます。よろしくお願いいたします。

◎浜崎委員長
 続いて、関係課長より順次説明を求めます。
 山本小中学校課長の説明を求めます。
●山本小中学校課長
 教育委員会資料の3ページをお願いいたします。小中学校課でございますが、中学校教職員人件費、スクールカウンセラー配置事業でございます。現在、公立中学校全60校と米子市立米子養護学校の計61校にスクールカウンセラー47名を配置して、中学校と校区内の小学校の相談に応じているところでございますが、スクールカウンセラー47名掛ける1時間、1時間ずつ増加、それを学年末までの5週間と考えまして、235時間分の増予算を組ませていただいております。いじめと不登校の未然防止、あるいは早期の対応、この充実を図りたいと考えているところでございます。よろしくお願いいたします。

◎浜崎委員長
 続きまして、前田教育環境課長の説明を求めます。

●前田教育環境課長
 資料2ページをお願いいたします。初めに、省エネルギー型設備導入事業費でございまして、1,073万円の補正をお願いするものでございます。これは県立学校に省エネルギー型設備の導入を図るものでございまして、1つは、LED誘導灯の設置でございます。これは白兎養護学校の施設内に取りかえ設置を行うものでございます。また、LED照明の取りかえ、これにつきましては高等学校3校の事務室の蛍光灯を取りかえようというものでございます。
 続いて、下段でございます。県立学校耐震化推進事業費、校舎改築に伴う備品整備でございまして、1,100万円余をお願いするものでございます。これは、現在、改築工事を進めております鳥取工業高校におきまして、実習のための大型設備の整備を行うものでございます。直流電源装置1台、電動発電機2台、それから電気配線用端子盤、これは実習用に使うものでございますが、これを6枚、合わせて1,100万円余の補正をお願いをするものでございます。

◎浜崎委員長
 続きまして、上山文化財課長の説明を求めます。

●上山文化財課長
 文化財課でございます。4ページをお願いします。埋蔵文化財センター運営費です。これは多くの出土物を保管しています積善分館で経年劣化により雨漏りが発生しております。早急に改修を行おうとするものでございます。よろしくお願いいたします。

◎浜崎委員長
 続きまして、山内博物館長の説明を求めます。

●山内博物館長
 資料5ページをお願いいたします。山陰海岸ジオパーク拠点施設の学習館拡充事業でございます。学習館のほうは、普及活動や展示の取り組みの充実、さらには3D映像の導入等によりまして、入館者が非常に増加しております。そのような状況にありまして、資料等を保管する保管庫の整備の必要が生じてまいりました。木造1階建て50平米で1,400万余の事業をお願いするものでございます。よろしくお願いします。

◎浜崎委員長
 続きまして、権田スポーツ健康教育課課長補佐の説明を求めます。

●権田スポーツ健康教育課課長補佐
 6ページをお願いいたします。県営米子屋内プール耐震化推進事業費でございます。この事業は、昨年11月に県営米子屋内プールと米子市営東山水泳場を将来的に交換するという大筋合意を行いましたことに伴いまして、11月、それから1月の常任委員会でも御報告させていただいたところですけれども、この合意事項の中で交換前にお互い必要な改修を行うということでございました。このたび、県営屋内プールのうち、屋内プール棟につきまして耐震工事と老朽化に伴う改修を行うものでございます。
 こちらの平成24年度から26年度までの3年間で、継続費として4億9,800万円余を上げさせていただいておりまして、24年分といたしましては、実施設計に係る経費といたしまして1,900万円余を上げさせていただいております。事業内容のところに書いてございますけれども、耐震関係の改修としましては、壁やはりの増設、柱の補強、それから天井の落下防止、それから老朽化の改修としましては、プールの両側のガラス製の壁になりますけれども、これをカーテンウオールといいますが、こちらの老朽化に伴った取りかえ、あるいは屋根の改修を予定しております。
 次に、7ページをお願いいたします。体育施設改修費でございます。この事業は、スポーツ健康教育課の所管します県立の社会体育施設の老朽化等の改修を行う事業でございまして、このたび県立米子産業体育館が建設後30年以上たちましたことから、ひび割れあるいはコンクリートの外壁の落下等がございます。これに伴いまして、緊急対応としまして補修、塗りかえを行うものでございます。こちらも事業内容のところに書かせていただいておりますけれども、
25年度に年度内の事業終了が難しい見込みであることから、繰り越しとさせていただく予定にしておりまして、工事の内容につきましては、北側2方向の外壁の補修、塗りかえを行う予定にしております。

◎浜崎委員長
 それでは、これより付託議案に対する質疑を行っていただきます。
 委員の皆さん、簡潔な質問並びに発言前後のマイクのスイッチ、いつものとおりでありますが切りかえをよろしくお願いいたします。
 それでは、今までの説明について質疑等を受けたいと思います。順次お願いします。

○伊藤(保)委員
 トップバッターを切って。総務の8ページ、地域の元気・公共投資臨時基金の造成事業なのだけれども、これは基金として積み立ててしまうのだけれども、公共事業をこれから25、26年度に使っていくのだけれども、要するに純庁費の持ち出ししなくてもこれだけでできるわけだ、この財源だけで公共事業は。一般財源の持ち出しというのがやはり出てくるわけで、それは事業ごとに違うわけ、その辺をちょっとお願いします。

●小牧参事監兼財政課長
 この基金を活用して財源にはめるわけですけれども、国のほうで制限がかかっていまして、全部は、はめてはいけないことになっていまして、9割まで計上、1割は自己負担という意味での一般財源が出てきたりするわけです。
 今回の補正予算の編成はそういうことで行いまして、次の25年度の当初予算からは、主に県単独事業の適債性のあるハードの事業にこれを活用するというような方針で今考えていますが、それも同じく9割まで限度ということになっております。

○伊藤(保)委員
 単独の公共事業なのだけれども、その公共事業の範疇というのはあるわけですか、ここまでというのがやはり。

●小牧参事監兼財政課長
 はい。例えば、今回の経済対策の話でいきますと、国の建設国債発行対象事業で出てくる補助金、公共事業の補助金の裏にはこれを充ててもよいということは言われておりますし、それから地方のほうで国の補助金と関係なくても単独事業を積極的にやられる場合は、その財源に充ててもよいというような形になっております。

◎浜崎委員長
 よろしいですか。ほかございましたら、お願いします。

○澤委員
 おはようございます。
 総務部の11ページの、西部の総合事務所のことで少し聞かせていただきたいのですが、この重油のタンクの撤去ということなのですけれども、これは使っていないということで、17年と言われましたですか、先ほど、それはいいのですけれども、これで今の補助のやつがたしかあるというふうに言われましたですか、違いましたでしょうか、これは撤去するだけだと。ちょっとお聞きしたいのは、これの、何といいますか重油の撤去、使わないということなのですけれども、今まで置いておいたのが非常用の何か電源系統だということで、ちょっとお聞きしたいのは、今そこにペレットがたしか入っていますよね。それと、それから電力のいわゆる供給ですよね。どういうちょっと割合といいますかね、全部100%ペレットで賄っているのかどうなのかということを、ちょっと確認のためお聞きしたいのですが。

●新総務課長
 まず、47年経過しておるものです。それで今は、冷暖房はペレットでやっています。あとは非常用電源ということで、これについては重油で、タンクに重油をためてやるということで対応しています。それで、この47年経過ということは、ペレットにかわった時点でもう既にこのタンクは不要だったということで、そのままにしておいたと。それを今回だんだん腐食してきたので、どうしてもしみついておるものなどがあって漏れる可能性があるので、それを取ってしまおうということです。それで、冷暖房用と、比率というのがちょっとよく意味がわからなかったのですけれども。

○澤委員
 済みません。要はこのペレットは、そういう冷暖房用ということは、電源がそれを全部熱効率にし、熱にかえていわゆる使っているということだと思うのですけれども、それで電気はその分は使わないということだと思うのです。ですよね、そこのところで。

●新総務課長
 それで、そのあたりの効果ですよね。

○澤委員
 効果といいますか、ちょっとごめんなさい、お聞きしたかったのは、重油は今後一切使わないということを前提に撤去されるということなのでしょうか、ということなのですけれども。非常用で47年使っていなかったので、これからもそういう計画はありませんよと。ペレットだけでこれからちゃんと、今までやってきたので、これ以後もそういうふうにするのですかということなのです。

●新総務課長
 基本的にはその方向です。今1つ別のタンクがありますので、それはあくまでも非常用電源としてのタンクとして使用するという考えです。冷暖房はペレットで対応するという考え方です。

○澤委員
 ちょっと確認をもう1つだけ。例えば、ペレットが何かの場合でバックアップというか、それの場合には電源にかえれるようになっているわけでしょうか、どうなのですか。

●新総務課長
 申しわけありません、そこまで確認していないもので、後で報告させていただきます。

○澤委員
 済みません、ありがとうございます。
◎浜崎委員長
 よろしいですか。委員と執行部の皆さんに申し上げますが、私のほうから指名をさせていただいて、それから発言をお願いをしたいというふうに思います。議論が熱中するのは大変結構でありますが、よろしくお願い申し上げます。
 ほかございますか。

○斉木委員
 11ページの第2西部総合事務所の、俗に言う新館、新館と言っているのですが、右側の分ですけれども、今までエレベーターがあれはなかったですかね、4階建てので。それと、あと自動ドアとか多目的トイレ、こういうバリアフリー化は大いにこれは進めないといけないことですけれども、8,000万というと、エレベーターを新設するのにそんな値段でできるのかなという、ちょっと教えていただけますか。

●新総務課長
 ありませんでした。私も実は気がつかなかったのですけれども、確かに入ると銀行のATMがあって、階段がすぐあって、反対側にも階段がありますけれども、それだけでした。
 中の割合は、エレベーターに約3,400万円かかります。そのほかも細かくですか。

○斉木委員
 いや、いいです。3,400万円というのは、エレベーター4階までの1基設置する費用ということですね。

●新総務課長
 そうです、はい。

○斉木委員
 7ページの本庁舎は、エレベーターの補修で、これは数が多いから1億円かかるのですけれども、設置というのはそんなに簡単に、まあ安いほどいいのだけれども、そのあたり。この補修のは、本庁舎の1億円かかるのは、やっぱりこれは数が多いというのと、階が上まで上がるという費用で、これだけかかるということですか。

●新総務課長
 もちろんその2つと、あと結局本体には当然とまるような装置がついているのですけれども、その本体ではなくて、エレベーターが通る周りのところですよね、そこもいろいろつつかないといけないので、結構金がかかるということです。

◎浜崎委員長
 ほかございますか。
○伊藤(保)委員
 1点。1ページなのだけれども、繰越金なのだけれども、これ23年度の繰越金ですね。ちょっと今、手元に資料がないのだけれども、23年度決算で繰越金の総額はいくらあって、このたび充当するのだけれども、補正かけるのだけれども、通常なら12月補正でほとんどかけてしまう、繰越金はしてしまうのではないかな。ぎりぎりのこのたびまで繰越金を持つというのは、通常考えられないのではないかなと思ったりするのだけれども。

●小牧参事監兼財政課長
 申し上げますと、平成23年度決算のいわゆる実質収支は154億円であります。そこから今までの当初6月、9月、11月と補正の財源としても活用させていただいていました。それで、例年大体2月の補正で繰越金の最後の処理をやっておりますので、そこは例年と変わるものではありません。今回の2月臨時会で26億ですか、活用させていただいた残りの繰越金は79億となっておりまして、これをいわゆる定例会の2月補正で処分の案を御相談させていただきたいというふうに思っております。

○伊藤(保)委員
 わかりました。

◎浜崎委員長
 ほかございますでしょうか。

○長谷川委員
 歳入のものを全般でお聞きするのですけれども、このたび国のほうは13兆円の補正予算を組んで、そのうち10兆円程度が経済・雇用緊急政策に充てるという方向のようであります。それらを受けて、地方自治体においては、本当に元気が出る臨時交付金ですね、これの存在というのは大きいわけでして、私の受けとめ方は、さっき伊藤委員の質疑のやりとりの中で、事業費総額の9割にしか充てられないということをおっしゃったと思います。それと、私の問題意識は、この交付金は10分の10国庫支出金で額はつくられているという理解をしておりまして、それでよろしいでしょうかということと、それから国のほうなのですけれども、このたびの10兆円を超える総額のうちで、建設国債のほうは幾らぐらいを占めているものでしょうか。

●小牧参事監兼財政課長
 まず、元気交付金のほうからですけれども、これは国10分の10で交付されるものですが、事業費ではなくて、地方負担額の9割にまで充当できると、そういう趣旨でございます。
 今回の国の補正予算におきまして、建設国債は5兆2,210億円が発行をされて、この補正予算全体規模の13兆の一部の財源となっているということであります。

○長谷川委員
 わかりました。

◎浜崎委員長
 マイクのスイッチを切っていただけますでしょうか。
 ほかございますでしょうか。

○鉄永委員
 教育委員会で、2ページですけれども、LED誘導灯、これはどういう入札をされますか。

●前田教育環境課長
 これの導入に当たりましては、商工労働部のほうで仕様書を設けております。県内で事業所を有する企業が製造したものということで仕様を定めたいというふうに思っております。

○鉄永委員
 了解です。これを契機に、各県立の学校にも徹底してください。よろしく。

◎浜崎委員長
 よろしいですか。
 ほかございますでしょうか、質疑ありましたら。

○広谷副委員長
 このたびの地域の元気臨時交付金ということでかなりの額の交付金が出てくる中で、この充当できる事業というので、8ページの下のほうに充当事業の要件ということで出ているわけなのですけれども、総合事務所の整備で、10ページの八頭の総合事務所と中部の総合事務所、同じような事業なのですよね、屋上の雨漏りの整備事業という格好でですね。それで、1つは国庫支出金のほうだけの財源内訳ですし、中部のほうは一般財源という格好になっているのですけれども、これはどういうふうな仕分けで、こういうふうなことになっているのですか。
 それと、教育費のほうでもこれを充当できる事業で、一般財源を使っている事業があるのですよね、国庫支出金だけではなしに。そういうふうな何というかやりくりというか、これはどういうふうなことになっているのか。
 それともう1点は、一般財源だけの事業というのは、このたびの補正でありますが、これは先ほど言われた、地方が1割を負担しなければならないということの関係で、この一般財源だけの事業が補正で組まれたのか、そのあたりはどうですか。その3つ。

◎浜崎委員長
 3点だったと思います。

●小牧参事監兼財政課長
 この元気交付金が当たっている事業と当たっていない事業があるのではないか。内容は同じようなのにかかわらず、この差は何だというところがまず1つかと思いますけれども、個別詳細というよりは基本的な考え方を申し上げますと、今回のこの交付金を充てる基準といいますか、その中には、機能アップが伴わないといけない。単なるちょっと壊れたものを補修するだけでは、単なる維持改修ですので、それは充ててはならない。その大もとは何かといいますと、いわゆるふだん我々が仕事をするときに地方債を充てていい事業と充ててはいけない事業というのがあるのですけれども、例えば単純な維持修繕というのは、起債してはいけないことになっています。それと同じ考え方でして、単純な維持補修、機能アップが見込まれない、単なる穴を埋めるとか、ひびを埋めるとか、そういったものは地方債の対象外でもありますので、今回は同じようなものは元気の交付金もだめであると。ただ、何らかの理屈をひねり出して、ちょっと詳細一個一個は詳細にうまく答えられませんけれども、ひねり出して基準に適合させて元気交付金を充当するという判断をした結果が、このようなそれぞれの事業にあらわれているというふうに判断をしております。
 それと同じ理由でして、一般財源を使っている事業というのは、今回の補正予算の編成の基本的な考えは、なるべく元気交付金を充当しようと、目を皿のようにして探し回って充当していますので、結果、起債というか、ふだん地方債を使えないような単なる維持修繕みたいなものがやはり一般財源として出てきているということになりますので、単なる9割の残りの1割が出てきているだけではなくて、そもそも一般財源でやっている、やりたくはないですがやっているというものがあるということで、御了解いただければと思います。

○広谷副委員長
 ちょっといいですか。では、別にやりたくなかったら当初に上げてもいいような感じもするのですけれども、今の補正で、こういう臨時議会で上げなくても。つまり通常の補正で上げてきてもいいと思うのですけれども、そのあたりは。

●小牧参事監兼財政課長
 済みません、失礼しました。私の説明がちょっと砕け過ぎておりまして、恐縮でありました。やりたくないというのはそういう意味ではありませんで、やらないといけないものであります。今回の補正予算の趣旨は、前倒しで一日も早く経済対策なり事業を実施することで、本県の経済浮揚を狙うというところが主眼にあるものですから、必要な事業でありますので、一般財源を活用して、前倒しで事業をさせていただいている趣旨のものであります。

◎浜崎委員長
 よろしいですね。ほかございますでしょうか、質疑。

○谷村委員
 私は、総務の県庁舎の改修事業の件ですけれども、エアコンと、先ほど鉄永委員のほうからも指摘があったのですけれども、照明のLED化は、これは議会棟のほうは県内の業者だと思うのですけれども、エアコンのほうもできたら県内の業者さん、あるかどうかわかりませんけれども、そういったものを使っていただきたいなというのと、それからせっかく議会棟の照明をかえてもらうということなので、県庁全体ではもうLED化というのはどれぐらい進んでいるものなのか、教えていただけますでしょうか。

●新総務課長
 まず、LEDは、おっしゃられたとおり県内の企業の製品を使うようにしております。
 空調のほうですけれども、これについては県内にと限ってはいませんけれども、高額ですし、入札にかかるものですから、ちょっとそこのところはできるだけ県内ということできちんと対応していくつもりですけれども、御理解いただきたいなと思っております。
 それと、県庁内もLED化を順次進めております。毎年3,000万円ぐらいかけて進めておりますが、まだまだです。基本的にはまだ共用施設、共用部分、廊下とかロビーとかですので、ちょっと割合でいうとまだまだの段階です。

◎浜崎委員長
 よろしいですか。

○谷村委員
 エアコンの件は、できるだけ県内業者のほうにというのを、やっぱり県内の経済に大きな寄与もできると思いますのでお願いしたいなと思いますし、LED化等も、もう少し予算つけてもらえるようであれば、前倒ししてやってもらえたらいいのではないかなと思うので、考えていただけたらなと思います。

◎浜崎委員長
 ほかございますでしょうか。

○長谷川委員
 総務委員会ですので総括的なことで、総務部長、今回の14カ月予算とよく言われます。その意味というのは、本当に切れ目ない、間断なく24年度から25年度に移っていくということであろうと思いますし、予算執行においては、繰越明許なりあるいは継続費がつかない部分は、工期を今回の補正予算は3月末としていくという予算措置である。それから、その上で14カ月予算の持つ積極的な意味というのは、何か25年度予算執行に向けていろいろな事務的な準備というものが進めやすくするのだと、そういうあたりも私は何か含まれていて、14カ月なり、今1カ月少なくなって14カ月と呼びますけれども、1月段階ですと15カ月予算と呼ぶとか、そういう意味合いでしょうか。改めてちょっと県民の方に向けて15カ月なり、このたびの14カ月予算の持つ積極的な意味ですね、意義、このあたりをお示しいただきたいと思います。

●野川総務部長
 国の予算のほうは、15カ月予算というふうに言われておりまして、いわゆるアベノミクスということで、実際の予算の成立前からいろいろなアナウンスエーションで円安傾向が進んだり、株価の値上がりが生じたり、そういう傾向が出ているということは御案内のとおりであります。
 本県も、15カ月と言いたいところですが、実際問題、本日、臨時議会をさせていただいていますので、都合12足す2ということで、14カ月でやらせていただいています。御案内のとおり、当初予算でいきますと議決が3月の終わりになるものですから、このたび異例のことでありましたが、緊急に臨時議会を開いていただきまして速やかに可決いただきますと、特に県土整備部、農林水産部のほうの事業が直ちに着工ということになると思いますので、それは直ちに県内企業、関係する団体を含めて、非常に景気の面で影響が出てくるということでありますので、やはり当初予算の成立までに切れ目のない公共事業を打っていって、県内の景気を浮揚させていくと、そういうことにつながると思っておりますので、過去最大の予算、国の補助金を最大限活用しておりますけれども、お願いをしているところでございます。

◎浜崎委員長
 長谷川委員、よろしいですね。

○長谷川委員
 結構です。

◎浜崎委員長
 それでは、ほかございますか。

●新総務課長
 済みません。澤委員の御質問のペレット、故障した場合の話ですけれども、重油は今使えない構造になっておりますので、室外機とかやっぱりかえる必要があるので、もしペレットが壊れてそれを使わないということになれば、新たに冷暖房用の設備を整備しなければいけなくなるようでございます。ただ、今、調子いいですので、すぐ壊れるということは想定していませんけれども、そういうようなことです。
 あと、斉木委員からありました西部総合のエレベーターですけれども、仮設費とか内部の仕上げ等の予算を、先ほど3,400万円と言いましたけれども、加えていませんでした、4,600万円程度です。

○澤委員
 今の関連した話で、それでもう1つお聞きしたいのですけれども、補助用の重油のいわゆるタンクがもう1つあると言われましたですよね。それって、もうそういう意味からすると要らないということですよね、もう使わないということではないのですかということ。今、処理をしますけれども、処理をする部分の補助としてそういうものがあると、補助用の。ちょっとそこのところを。

●新総務課長
 今ある重油のタンクは補助用というわけではなくて、自家発電用のものでして、こういう公共施設等は72時間自家発電できるように、県庁もですけれども、できるように必置ではないですけれども決まっておりまして、そのためのタンクということです。

○澤委員
 もう1つだけいいですか。ちょっと納得させていただけたらと思うのですけれども、その72時間云々のためにということでやっているということなのですけれども、それが要らなくなったということですよね。で、処分すると。それとは別に、タンクをもう1つ補助用にというふうにちょっと言われていたので、そこのところがちょっとわからなかったものですから。

●新総務課長
 補助用と私が言ったのは、それは訂正させていただきます。そうではなくて、もともと2つありました。それは、冷暖房用と、あとは自家発電用に使っておりましたと。それはどちらも重油ですので、言ってみたら共用できたわけです。それで、ペレットにかわりました。1つは、47年前に設置したやつはペレットにかわった時点でもう必要なくなりましたと。そのままにしていましたと。ところが、漏れ出しましたと。で、なくしましたと。もう1つのほうは、済みません、補助用ではなくて、自家発電用にそのまま置いておく必要があるということです。どうも失礼しました。

◎浜崎委員長
 よろしいですね。
 もう質疑のほうは出尽くしたということで、よろしゅうございますか。
 それでは、意見もないようでありますので、以上をもちまして総務教育常任委員会を閉会をさせていただきます。御苦労さまでした。

午前11時05分 閉会

 

 

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