午前10時14分 開会
◎前田委員長
おはようございます。
ただいまから平成25年2月臨時会企画県土警察常任委員会予備調査を行います。
本日の日程は、お手元の日程表のとおりであります。
会議録署名委員の指名をさせていただきます。
稲田委員と国岡委員にお願いします。
次に、2月12日付で警察本部長の異動がありましたので、本部長より御挨拶をお願いします。
●山嵜警察本部長
2月12日付で警察本部長を拝命いたしました山嵜でございます。
先ほど御挨拶をさせていただきましたが、県民の皆様方の安全安心のために心底県警職員と連携をして取り組んでまいる所存でございますので、委員の方々にはいろいろ御指導いただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
◎前田委員長
それでは、付議案の予備調査を行いたいと思います。
質疑は、それぞれの部局等の説明終了後に実施します。
なお、報告第3号、長期継続契約の締結状況についてはお手元の資料のとおりであり、説明は省略いたします。
それでは、警察本部から行いたいと思います。
最初に、警察本部の付議案の予備調査を行います。
初めに、山嵜警察本部長に総括説明をお願いします。
●山嵜警察本部長
それでは、警察本部から御審議をお願いしております平成24年度鳥取県一般会計補正予算の議案1件と報告1件について御説明させていただきます。
議案説明資料の表紙裏面の平成25年2月臨時会議案説明資料目次をお願いいたします。
予算関係では議案第1号、平成24年度鳥取県一般会計補正予算、予算関係以外では報告第1号、議会の委任による専決処分の報告についてであります。
最初に、資料1ページをお願いいたします。議案第1号の平成24年度鳥取県一般会計補正予算につきましては、議案説明資料総括表のとおり八橋警察署庁舎移転整備事業として警察署建設用地購入等に要する経費を初め、交番、駐在所の新築工事に要する経費を国の緊急経済対策として平成24年度2月補正予算に前倒し要求をさせていただくものであります。
次に、資料8ページをお願いいたします。報告第1号は、議会の委任による専決処分の報告についてであります。
公務中の職員の交通事故についての損害賠償に係る和解及び損害賠償の額の決定について、それぞれ知事の専決処分がなされたことから御報告させていただくものでございます。
警察職員による交通事故防止については、今後とも全職員に対する指導を徹底してまいりたいと思います。
以上、警察本部の提出議案等について御説明申し上げました。
詳細につきましては、関係課長に説明させますので、よろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。
◎前田委員長
それでは、議案第1号、平成24年度鳥取県一般会計補正予算につきまして、清水警務部参事官会計課長事務取扱にお願いします。
●清水警務部参事官会計課長事務取扱
それでは、議案第1号、平成24年度鳥取県一般会計補正予算について、4件御説明いたします。
委員の皆さん御存じだと思いますが、これらにつきましては平成25年度当初予算で要求しておりましたが、国の緊急経済対策として平成24年度2月補正予算に前倒し要求をさせていただくものでございます。
最初に、議案説明資料の2ページをお願いいたします。八橋警察署庁舎移転整備事業として1億5,457万1,000円をお願いしております。
事業の概要は、建築後40年を経過し、老朽、狭隘化等が業務の支障となっているほか、島根原子力発電所におきまして事故が発生した場合に米子、境港両警察署が避難区域に指定された場合に八橋警察署が代替機能を担うことになりますけれども、現状の施設では対応不可能でもあり、これらの問題点を解消し、警察活動の迅速化などを図り、治安、防災拠点として警察署を移転整備することに伴い、今回は測量委託費、土地購入費、建物解体補償費をお願いするものでございます。
続きまして、3ページをお願いいたします。交番・駐在所建設事業として1億4,224万3,000円をお願いしております。
建築後35年以上経過した交番、25年以上経過した駐在所を計画的に建てかえようとするもので、平成25年度には米子警察署の両三柳交番、鳥取警察署の吉成駐在所を建築するほか、鳥取警察署の岩美幹部派出所、同じく鳥取警察署の古海駐在所、米子警察署の福市駐在所を平成26年度に新築するため設計委託費を、倉吉警察署、由良宿駐在所、米子警察署の天万駐在所を平成27年度に新築するため、測量及び土地購入経費をお願いしております。
続きまして、4ページをお願いいたします。警察財産管理費として2,712万6,000円をお願いしております。事業の概要は、設置から10年が経過し老朽化した米子警察署の留置施設の空調設備を改修するものでございます。
続きまして、その下の4点目でございます。交通安全施設整備費として3,091万円をお願いしております。
事業概要は、通学路における安全対策としまして、交通量の多い通学路で早急な安全対策をしようとする交差点に視認性の高いLED式信号灯器を整備するほか、横断歩道などを通学路に整備し、児童・生徒等の安全対策を図るものでございます。
また、防災の対策としまして、大規模な地震等の災害発生時における停電時におきまして交通の混乱を防止するため、信号機電源付加装置の整備、災害時等に倒壊のおそれのあるコンクリート柱を強度な鋼管柱に更新するものでございます。
最後に、資料の7ページの繰越明許費に関する調書をお願いいたします。これまでに御説明させていただきました八橋警察署庁舎移転整備事業費を初めとします4つの事業の経費につきましては、いずれも国の臨時経済対策補正により行う事業でありますが、本年度内の事業完了が困難でございます。このため、総額3億5,485万円を翌年度に繰り越しさせていただくものでございます。
◎前田委員長
続きまして、報告第1号、議会の委任による専決処分の報告について、前田警務部監察官室長の説明を求めます。
●前田警務部監察官室長
報告第1号、資料につきましては警察本部資料8ページ、9ページになりますが、ごらんいただきたいと思います。
職員の公務運転中の交通事故による損害賠償に係る和解及び損害賠償額の決定について、専決処分がなされました2件につきまして御報告させていただきます。
初めに、資料の8ページについてでございます。本年1月9日になされました専決処分でございます。
和解の相手方につきましては、鳥取市内の個人であります。和解の要旨につきましては、県側の過失割合を10割といたします。県は、相手方に対しまして物的損害等、損害賠償金15万2,000円を支払うというものでございます。この内訳につきましては、修理代13万8,000円及び代車代1万4,000円となっております。
事故の概要につきましては、平成24年5月2日午前10時40分ごろ、鳥取市内の大杙地内でございます。高速道路交通警察隊所属の職員が交通用務のため普通乗用自動車、これは捜査用の自動車でございます。これを運転中、路外の駐車場において方向転換をしようとした際に後方に駐車中の和解の相手方の車両、軽乗用車でございます。これと衝突しまして、双方の車両が破損したというものでございます。
資料の9ページについてでございます。本年1月15日になされました専決処分であります。
和解の相手方につきましては、大阪市内の個人の方で、和解の趣旨は県側の過失割合を10割といたします。県は、和解の相手方に対しまして物的損害額91万4,000円を支払うというものでございます。これの内訳につきましては、修理代72万5,000円、代車代金18万9,000円でございます。
事故の概要につきましては、平成24年6月28日午後3時50分ごろ、鳥取警察署所属の職員が捜査用務のために普通乗用自動車を運転中、鳥取市の猪子地内の民家の敷地におきまして方向転換をして道路に出ようとした際に、民家の出入り口の路上に駐車中の相手方の車両、普通乗用自動車でございますが、これに衝突し、相手方の車両が破損したというものでございます。
職員の交通事故につきましては、県民の方の信頼を大きく失うものでございます。また、相手方に対しまして非常に御迷惑をおかけするものでございます。このことを重く受けとめまして、運転をする際、責任と自覚ということを持たせるための指導に今後より一層努めてまいりたいと思っております。申しわけございませんでした。
◎前田委員長
それでは、ただいままでの説明について質疑等を行います。
○興治委員
まず、3ページです。交番、派出所のところで建てかえということだと思うのですけれども、まず築後25年以上あるいは35年以上というのが書いてありますけれども、これは何か根拠のある数字なのでしょうか。耐用年数とかそういうものかなとは思うのですけれども、それを教えてもらいたいということと、あと金額が表の中に書いてあるのですけれども、これは恐らく24年度に執行するということで金額が計上されていて、全額25年度に繰り越すということだと思うのですけれども、中身によっては26年あるいは27年に継続して建築であるとか解体であるとかということが備考の欄に書かれてあるのですけれども、そうなってくると債務負担行為を設定する必要があるのではないかと思うのですけれども、これを見る限りそういう形にはなっていないのですけれども、そのあたりがどうなっているのかの説明をお願いしたいと思います。
8ページと9ページですけれども、両方とも駐車していた車に衝突したということで、これまでも駐車場にとめてある車に後退する際に衝突したりとか、あるいはドアをあけるときに衝突したりとかというような案件があったと思うのです。同様の事故でして、これまでの教訓が生かされていないような気がしたのですけれども、相手方はあくまでも駐車してとまっている車ですので、気をつけることによってこういった事故というのは防げるのではないかと思うのです。そのあたり、これまでの事故をどのように教訓化してこういった事故をなくすことに努めていかれるのか、そのあたりの御説明をお願いしたいと思います。
●清水警務部参事官会計課長事務取扱
駐在所と交番の建てかえの年数につきましては、国の基準によって耐用年数が示されております。
もう1つは、事業といたしましては単年で設計、建築等々、土地購入等やっておりますので、債務負担行為はとらずに単年でやるというようなことになっております。
●前田警務部監察官室長
こういった事故防止のために、警察といたしましては事故の発生当初、事故の概要等を各所属に通知する文書を発出しております。また、事故職員に対する訓練等も年に何回か集合訓練をいたしまして、再度事故防止の対策ということに努めております。
また、直接警察本部のほうに招致をいたしまして、事故を起こした職員の上司、それから本人から聞き取り等をして、適切に対応するようにというふうな指導も行っております。そういったことに努めまして、こういった事故がないようにということで発生当初から指導しているところでございます。
○興治委員
まず、3ページですけれども、単年ごとにという趣旨はわかるのですけれども、例えば一番上の米子市両三柳交番は25年度に建築ということですので、恐らく建築までのトータルの費用が7,000万ということかなと思うのですけれども、あとは例えば古海駐在所、25年度に設計、26年度に建築予定となっていますので、366万は何の費用になるのでしょうか。測量になるのでしょうか設計になるのでしょうか。その辺がわかりにくいですし、その建築も含めた事業費が一体幾らになるのか、そのあたりがこれではちょっとわからないので、そういったいわゆる全体事業費幾らになるのかというようなこともあわせて説明資料として御提示いただいたほうが我々としてはわかりやすいということがあると思うのです。そのあたりいかがでしょうか。
●清水警務部参事官会計課長事務取扱
お答えいたします。
例えば、両三柳につきましては建築費だけの額。古海につきましては設計というような額だけを書いております。委員のおっしゃるとおり、総額ということになりますと今後の予定とかちょっと確実な額が書けない面もありますけれども、今後は総額でどのような額がかかるとかいうのは計算して出せると思いますけれども、今回につきましてはそれぞれの額を表示したというような表にしております。
◎前田委員長
要は、米子警察署は平成25年度に建築という言葉が要らないのですよ。だから混乱する。鳥取警察署は25年度に建築、これも要らないのだ。こう書かれるから、その費用が入っておるように錯覚する、間違えるということですから、当該予算に対応することだけ書いていただければ誤解を与えない、このように思います。今後注意をしてください。
では、警察本部は終わりたいと思います。
企画部に入りたいと思います。
中山企画部長に総括説明を求めます。
●中山企画部長
お手元の企画部の説明資料によって説明させていただきます。
1枚おはぐりいただきまして、企画部関係でいいますと補正予算関係と補正予算に伴う繰越債務負担をお願いするものでございます。予算関係以外では、長期継続契約をお願いするということでございます。
1ページで補正予算関係でございますが、企画課と情報政策課合わせまして1億9,300万円余の補正をお願いするものでございます。
まず、事業内容につきましては下に記載しておりますが、企画関係では新しいWeb会議システムの導入、情報政策課におきましては情報ハイウェイのアクセスポイントの迂回路の整備、庁内情報基盤整備におきましてはノーツサーバを岡山県に設置するものというふうな内容になっております。
なお、詳細につきましては、各担当課長から説明いたしますので、よろしくお願いいたします。
◎前田委員長
それでは、議案第1号、平成24年度鳥取県一般会計補正予算について、亀井企画課長の説明を求めます。
●亀井企画課長
企画部の資料の2ページをお願いいたします。
全国知事会Web会議通信機器等増強整備事業ということで、100万円をお願いしております。
事業内容の説明、1番の事業の目的・概要の欄をごらんいただきたいと思いますけれども、全国知事会議を開催するに当たりまして、委員会でありますとか少人数での会議等につきましては現在東京に皆さんが集まるということではなくて、ウエブ会議などそういった方法も活用して行っているところでありますけれども、現在整備しておりますシステムでは会議の途中に回線が断絶する、そういったようなふぐあいも発生しております。そういったことを解消したり、それから代替手段の確保ということでこの事業を行いたいというものでございます。
2番の主な事業内容の欄をごらんいただきたいと思いますが、そういった今言ったような状況がございますので、現在とは別回線を使用したバックアップのウエブ会議のシステムを追加で整備したいというものでございます。
これとあわせまして、私ども職員のほうが円滑に情報収集あるいは関係者との連絡調整等を行う体制を確保したいということで、そのために必要な通信機器を整備したいというものでございます。
あわせて、7ページをごらんいただきたいと思います。繰越明許のお願いでございますけれども、1番目の欄にございますところでこの100万円の予算でございますが、仕様の検討等に時間がかかるということで今年度内の完成が困難であるため、繰り越しをお願いしたいというものでございます。よろしくお願いいたします。
◎前田委員長
続きまして、森本情報政策課長の説明を求めます。
●森本情報政策課長
続いて3ページをお願いいたします。鳥取情報ハイウェイ強靱化事業でございます。鳥取情報ハイウェイにつきましては、24時間365日とめられない県の基幹回線でございまして、今現在のところは鳥取情報ハイウェイだけでは1カ所途切れると切れてしまいますので、岡山県の情報ハイウェイと相互につながせていただきまして、1カ所途絶しても大丈夫な構成にしておるところでございます。
ただ、その構成の中をよくよく点検をいたしますと、何カ所か1カ所切れるとやはり全体が途絶するというような場所がございまして、今回その2カ所につきまして、そのバックアップルートを構築するというものでございます。
主な事業内容の(1)のところに書いておりますけれども、丸で2つ書いてあるところでございます。1つは県庁の周りでございます。この議会棟別館の1階に県のネットワークオペレーションセンターというところがありまして、情報ハイウェイ全体の監視とか中枢の設備を置いておりますけれども、この周りが事故があった場合にふぐあいが出るということでございますし、あと西部総合事務所の周り、そこについても迂回路の必要があるということでございまして、2カ所今回国の補正予算で補助事業がございまして、それを活用して整備をさせてもらおうというものでございます。
あと(2)番、災害対応検討事業でございますが、そういうことも含めまして実際災害が起こった場合にどう対処するかというようなことについて検討するという事業でございます。
4ページをお願いします。庁内情報共通基盤強靱化事業ということでございまして、庁内LAN上で全ての職員が情報共有のために共通基盤としておりますサーバがございます。そこの中にさまざまな情報が入っているわけですけれども、同じものをもう1個、県庁とは別の場所に置こうというものでございまして、先ほどお話ししたように鳥取県と岡山県は情報ハイウェイが相互接続されておりますので、岡山県側にそのバックアップの拠点を置こうというものでございまして、そのサーバを整備する費用でございます。
7ページをお願いします。今申し上げました2つの事業はいずれも年度内に完成いたしませんので、繰り越しをお願いするものでございます。
続きまして、8ページをお願いします。8ページは同じ庁内情報共通基盤強靱化事業でありますが、先ほどのはサーバのバックアップ拠点をつくるという話でしたけれども、もう1つ、インターネットの出口、県庁からインターネットに出る出口をもう1カ所増設をするというものでございます。昨今インターネットというのは非常に情報発信という意味でも重要さが増しておりまして、例えば災害等におきまして必要な救援物資等を求める際にも必ずインターネットを使わなければできないということでして、それを二重化することによって強靱化するというものでございます。
◎前田委員長
それでは、ただいままでの説明について質疑等を行いたいと思います。
○興治委員
国の補正に対する緊急的な対応なので、中身は具体的に詰まっていないというのはよくわかりますが、例えば2ページ、随行職員が持つ必要な通信機器を整備するとなっているのですけれども、例えばどんなものなのでしょうか。
●亀井企画課長
イメージとしまして、私が今持っておりますタブレット、こういったものですぐ情報を検索して、例えば知事会議に出ております知事からあれはどうなっているのかという問い合わせがあったときにこれで検索して、例えば10秒以内ぐらいにこれですという形でお示しできるような、そういったものを整備したいというふうに考えております。
○興治委員
3ページですけれども、さっきの説明で要するに迂回路をつくるということなのですけれども、1カ所切れると途絶してしまうというお話だったのですけれども、今回2カ所なのですけれども、それ以外に何カ所ぐらい同様の箇所があるのでしょうか。
●森本情報政策課長
当面、この2カ所を整備すれば問題がなくなると思います。
あと、中部の総合事務所に行っている回線が、ここは行ったきりなのです。天神川の下水処理センターのところから分岐して中部の総合事務所に行っておりますが、そこはどうしても別の回線を引くことができません。地理的に岡山のほうに抜けるためには相当な距離を線を引かなければいけないので、かなり困難なところはございますので、それは以前から実は民間の回線を借り上げて、もしそこの情報ハイウェイが切れた場合は民間の回線を使っていくということにしております。ですので、一応今回の2カ所をカバーすればほぼ大丈夫になるのではないかと思っておりますけれども、下の災害対応検討事業のほうでもう一回全ての箇所について点検をしていきたいと思っております。
○興治委員
鳥取県のこの情報ハイウェイの利用率といいますか、それが低いのではないかという議論があったと思うのですけれども、具体的な利用率について、後で結構ですので教えていただきたいと思います。
それと、4ページですけれども、岡山県の中に複製サーバをつくるということですが、岡山県内のデータセンター内に設置しとあるのですけれども、具体的にどこになるのでしょうか。
それと、3ページで迂回路をつくるということだったのですが、この岡山県内のデータセンターに情報が行くときに、途中が遮断されてもいいような迂回の仕組みというのはあるものなのでしょうか。そのあたりをお願いします。
●森本情報政策課長
具体的にどこの場所というのは余り公開できない情報ではあるのですけれども、岡山県庁さんが置かれていらっしゃるデータセンターに我々も同居させていただくということで、かなりセキュリティーが高くて、災害があっても大丈夫な場所に今回同居させていただくという予定にしております。
あと、鳥取県内の情報ハイウェイにつきましては今回の予算で随分強靱化できますし、岡山県はもともと地理的に8の字を書いたような回線の構成になっていらっしゃって、鳥取県よりもかなり安全な線のルートというのですか、回線のルートになっておりますので、そちら方面はほぼ大丈夫であろうと考えております。
◎前田委員長
ないようでしたら終わりたいと思います。
次に、文化観光局に係る付議案の予備調査を行います。
細羽文化観光局長に総括説明をお願いします。
●細羽文化観光局長
文化観光局関係の付議案について、概要を御説明申し上げます。
資料1ページをおはぐりいただきますと目次にありますように、今回の付議案は第1号議案、補正予算の関係でございます。
その内容でございますが、1ページのほうにございます。文化政策課関係で約1億1,300万の増額補正をお願いしたいと思っております。
内容につきましては、下に書いておりますが、県民文化会館、米子コンベンションセンター、夢みなとタワー、いずれも県立施設の設備の経年劣化によります更新、改修というものでございます。緊急性の高いものを絞り込んで、今回補正予算をお願いするものでございます。
詳細につきましては担当課長より御説明申し上げます。よろしく御審議をお願いいたします。
◎前田委員長
それでは、議案第1号、平成24年度鳥取県一般会計補正予算につきまして、松岡文化政策課長の説明をお願いします。
●松岡文化政策課長
資料の2ページ目をお願いいたします。県民文化会館等施設整備事業でございます。補正額4,254万8,000円をお願いしております。
事業の内容でございますが、とりぎん文化会館の照明器具類、そして倉吉未来中心の空調機が経年劣化をしております。これを緊急に設備改修を行うものでございます。
続きまして、鳥取県立米子コンベンションセンター管理費でございます。補正額6,317万9,000円でございます。米子コンベンションセンターの非常用発電機及び冷温水発生機が経年劣化しておりますので、これを緊急に改修を行うものでございます。
3つ目が、鳥取県立夢みなとタワー管理委託費でございます。820万1,000円をお願いしております。夢みなとタワーの展望室の空調機、これも経年劣化しておりますので、夏期の繁忙期までに緊急的に更新を行うものでございます。
資料の5ページをごらんいただきたいと思います。繰越明許費でございます。先ほど御説明申し上げました3つの事業は年度をまたいで行うものでございますので、繰越明許費をとらせていただくというものでございます。
◎前田委員長
それでは、ただいまの説明につきまして質疑等を行いたいと思います。
○興治委員
これは改修と更新ということで出ておりまして、更新というのは設備を全部新しいものにかえるということでわかるのですけれども、上1つ目、2つ目ですね、改修ということになっているのですけれども、改修によって今後どれぐらい年数を延ばそうという狙いがあるのか、そこを教えてください。
●松岡文化政策課長
具体的に何年ということはございませんが、こうやって途中途中で劣化した部品とかを改修していただきますと、非常に耐用年数が延びてまいります。ですので、今ここでこれが何年ということは申し上げることはできませんけれども、専門家にお話を聞きますと、やはり途中のメンテナンス的な部品の交換というのは有効なものだということを伺っておりますので、今回改修に当たらせていただくものでございます。よろしくお願いいたします。
◎前田委員長
それでは、県土整備部に係る付議案の予備調査を行います。
初めに、古賀県土整備部長に総括説明を求めます。
●古賀県土整備部長
それでは、県土整備部関係の議案の説明をいたします。
まず、予算関係でございますけれども、1ページをごらんになっていただきたいと思います。これまでの計上済み額525億円余りに対しまして、今回156億200万円余りを増額計上するものでございます。
2ページをごらんになっていただきたいと思います。補助公共事業で130億円余り、単県公共事業で6億5,000万円余り、直轄事業負担金で15億円余りの計上をお願いしたいと考えております。
単県公共事業の財源に国庫支出金がございますけれども、これは国の緊急経済対策で創設されました地域の元気臨時交付金を活用しているものでございます。この経済対策関係の補正予算は、復興、防災対策などを柱とする国の緊急経済対策を活用して社会資本の老朽化対策、それから風水害等の防災・減災対策等を重点的に前倒しして実施するものでございます。
概要はそこに表でお示ししているとおりでございまして、補助公共事業の老朽化対策といたしまして橋梁の補修、河川管理施設の延命化対策など22億円余り、それから風水害、土砂災害対策など道路の災害防除、河川の緊急点検などで64億円余り、地震・津波対策として橋梁の耐震補強等に34億円余り、それから通学路の交通安全対策に10億円弱、さらに単県公共事業でも6億円余りの計上をするものでございます。地区の詳細は後ろのほうにございますので、ごらんになっていただきたいと思います。
次に、予算関係以外でございますけれども、表紙の裏面に記載しております。議案といたしましては海岸漂着物対策基金を新設する鳥取県基金条例の一部改正について、それから報告事項といたしまして損害賠償に関する議会の委任による専決処分でございます。
詳細は関係課長から御説明いたしますので、御審議のほどよろしくお願い申し上げます。
◎前田委員長
それでは、続いて関係課長から説明を求めますが、平成24年度公共事業実施地区の概要については61ページ以降にございます。説明は省略しますが、61ページをちょっと見ください。その平成24年度要望額と書いておるけれども、誰に要望するのか。県議会に要望するのか。この24年度要望額というのは何だ。これは実施箇所ではないのか。県議会に要望するのか。
●古賀県土整備部長
実施しようとする額でございます。
◎前田委員長
それなら、これは24年度実施額でしょう。
それともう1つ、この表と36ページとの関係はどうなっていますか、繰越理由一覧。全額繰り越しているのか。
●安田県土総務課長
先ほど部長から御説明申し上げましたように、このたびの補正、県土整備部関係では156億円余り、これは1ページのほうでございますけれども、そういった額を計上しようとしておりまして、繰越額は35ページの下の表の一番下の行、今回申請額140億余りということでございまして、15億ぐらいでしたでしょうか、除いたところが繰越額となっておりまして、この繰り越しをしないものは直轄事業負担金でございます。
◎前田委員長
わかりました。総括しますと、61ページの公共事業実施地区の事業費と36ページ以下は一緒ということでしょう。
●安田県土総務課長
はい。
◎前田委員長
それで、不足額については直轄の負担金、こういうことですね。
●安田県土総務課長
はい。
◎前田委員長
わかりました。
それでは、平成24年度鳥取県一般改正補正予算の説明をお願いします。
●安田県土総務課長
資料の16ページをごらんください。
16ページ、公共事業補正予算総括表でございまして、先ほど部長から御説明申し上げましたように、一番下の行でございますけれども総額152億余りの補正を計上しようとするものでございまして、詳細は関係課長から御説明を申し上げます。
32ページをごらんください。32ページから繰越明許費に関する調書でございまして、まず追加分ということで、新たに繰越明許費をお願いする事業が32ページ、33ページ、34ページまで続いておりまして、合計40事業、金額としまして136億余りでございます。
35ページが変更分ということで、既に繰り越し承認をいただいている事業について額がふえるものでございまして、3事業、3億9,000万余りの繰り越しをしたいということでございまして、合計は先ほど申し上げましたように140億余りということでございます。
めくっていただいた36ページ以降に繰り越しの理由を掲げております。前倒しをして事業を実施するということですが、日数が少のうございまして、事業実施に必要となる期間を確保することができないということで繰り越しをお願いしたいというものでございます。
●山本道路企画課長
資料の4ページをお願いいたします。道路橋りょう維持費のうち、表の上段、一般公共事業でございます。今回35億3,600万余りの補正をお願いするものでございます。内訳といたしましては、説明欄でございますが、交通安全事業といたしまして通学路の安全対策等ということで8億9,000万お願いするものでございます。
続きまして、災害防除事業といたしまして落石防止対策等ということで5億5,600万、補修事業ということで舗装補修等ということで11億2,900万、橋梁補修事業といたしまして橋梁補修7億3,100万、雪寒事業、いわゆる消雪パイプの整備等でございますが1億2,700万、事務費で1億300万余。
続きまして、単県公共事業でございます。補正額といたしまして1億3,900万余をお願いするものでございます。内訳といたしましては、通学路の安全対策といたしまして100万円未満の小規模なものを単県として上げさせていただいております。ふるさとまちづくり支援事業といたしまして、よりよいまちづくりに取り組んでいる地区において町並みに配慮したよりよい歩道の美装化等を行う経費でございます。箇所といたしましては、鹿野地区並びに智頭地区を補正でお願いしているところでございます。安心な道整備事業といたしまして、2,800万をお願いするものでございます。これについては、バリアフリーを目的としました視覚障害者のブロック、段差解消等の経費でございます。バリアフリーバス停整備事業でございます。道路構造条例の中でも説明させていただきましたが、バスがきちんとバス停にとまって、段差なく上がりおりできるような整備を行うというものでございます。
続きまして、一番下の欄でございます。直轄道路事業費負担金でございます。今回9億800万余の補正をお願いするものでございまして、これにつきましては山陰道並びに駟馳山バイパスの前倒しということで、事業費としては47億円余をお願いするものでございます。
道路企画課合計といたしまして45億8,400万余の補正、トータルといたしまして193億7,400万ということとなります。どうぞよろしくお願いいたします。
●倉元道路建設課長
同じ資料の5ページをお願いします。
土地改良費でございますけれども、説明欄に記載しております農道事業関係1カ所につきまして、1億1,000万の補正をお願いするものでございます。あわせて、これの事務費をお願いするものでございます。
続きまして、中段、道路橋りょう新設改良費でございます。一般公共事業としまして26億2,800万円余の補正をお願いするものでございます。内訳は、説明欄に記載しております。上から順に、地域高規格道路につきまして2カ所11億6,000万、国道改築につきまして4カ所5億6,000万、県道改良につきまして10カ所7億8,900万及びこの事務費関係でございます。
また、その下ですけれども、単県公共事業の地方特定道路整備事業でございますけれども、説明欄に記載しておりますとおり小規模な県道改良の事業としまして、このたびの地域の元気臨時交付金を充当しまして25カ所に2億8,000万余の補正をお願いするものでございます。
一番下の段ですけれども、街路事業でございます。一般公共事業としまして3億円余の補正をお願いするものでございます。内訳につきましては、説明欄のとおり街路3カ所につきまして2億9,000万の補正をお願いするものでございます。
めくっていただきまして、6ページでございます。単県公共事業の地方特定道路整備事業、小規模な街路事業ということでございます。これも先ほどと同じく地域の元気臨時交付金を充当しまして、街路事業2カ所につきまして1,100万の補正をお願いするものでございます。
道路建設課合計としまして、一番下の段、33億4,200万円余の補正となります。よろしくお願いいたします。
●丸毛河川課長
資料7ページをお願いいたします。
まず、河川総務費でございますが、鳥取県海岸漂着物対策基金造成事業費でございまして、海岸漂着物の回収、処分、発生抑制に活用するための基金造成2億円をお願いするものでございます。国の経済対策におきまして創出されました補助金を基金といたしまして受け入れるものでございまして、平成26年度までの事業を予定しております。基金への国費充当率は10分の10、100%でございます。前回のグリーンニューディール基金と同じように、地域住民の皆様などと協働する仕組みで実施したいというものでございます。
次に8ページでございますが、同じく河川総務費でございます。
まず、河川維持修繕等事業費といたしまして13億2,000万余りの補正をお願いするものでございまして、河川の護岸改修、河道掘削、河川管理施設の長寿命化計画、監視カメラの設置などの経費でございます。
単県公共といたしまして、河川維持修繕費2,400万弱をお願いするものでございますが、まず河川環境再生事業といたしまして、鳥取市街地の山白川などにおきまして市道の美装化にあわせた河川の環境改善などを図る経費でございます。
それから水害・土砂災害対策強化事業といたしまして、出水時等におきます樋門の操作を支援するために量水板を設置する経費でございます。
次に9ページでございます。河川海岸費でございますが、まず一般公共事業といたしまして河川事業など、塩見川など10億円余りの補正をお願いするものでございます。
次に、単県公共事業ですが、6,000万の補正をお願いするものでございまして、まず高規格幹線道路等関連事業といたしまして、山陰道の整備促進をいたします関連事業といたしまして河内川の整備を行う経費でございます。
次に、ゲリラ豪雨対策局改修事業でございますが、私都川におきまして突発的な豪雨対策といたしまして狭窄部の解消を行う経費でございます。
最後に堤防浸透流対策事業でございますが、河内川などで九州豪雨でも問題となりました浸透流調査を行う経費でございます。
続きまして、海岸保全費でございますが、海岸事業といたしまして岩美海岸など1億6,000万余りの補正をお願いするものでございます。
次に10ページでございますが、水防費でございます。水防対策費といたしまして重要水防区域の見直しなどのための測量調査費等4,000万円の補正をお願いするものでございます。
最後に直轄負担金でございますが、直轄河川海岸事業、千代川、皆生海岸などでございますが、国経済対策によります5億円余りの補正をお願いするものでございまして、以上、総額37億2,000万余りの増額補正をお願いするものでございます。よろしくお願いいたします。
●山本治山砂防課長
11ページをお願いいたします。
初めに、治山費の一般公共事業6億9,400万余をお願いするものです。これは久米町地区外25カ所の治山事業が6億6,100万、これに係る補助事務費が3,300万余、これを合わせた金額でございます。
次に、砂防費の一般公共事業、これ25億2,400万円余でございます。この内訳は、洞谷川支川外63カ所の砂防事業が24億500万余、これに係る補助事務費が1億1,800万の内訳でございます。
続きまして、砂防費の単県公共事業でございます。これにつきましても、地域の元気臨時交付金の充当ということで、三倉川外5カ所で小規模砂防施設新設費で1億500万の事業費をお願いするものでございます。
続きまして12ページをお願いいたします。直轄負担金ということで大山山系の直轄砂防事業、これの県負担分1億900万を増額補正をお願いするものでございます。
合わせまして、治山砂防課合計で34億3,400万余の増額補正をお願いいたします。
続きまして、56ページをお願いいたします。債務負担行為の翌年度以降にわたるものについての承認のお願いでございます。これはいわゆるゼロ国債というものでございまして、治山事業におきましても今回の経済対策で25年度予算を前倒し発注をさせていただく承認をいただきたいというものです。これは大江地区の復旧治山、それから根雨地区の復旧治山事業、この2カ所につきまして25年度に要望しておりますそれぞれ6,000万、7,000万の事業費を本年度内に発注させていただきたいというお願いでございます。
●森下空港港湾課長
13ページをお願いいたします。
まず、漁港関係、漁港管理費でございます。単県公共として2,000万補正するものでございます。これは境漁港の舗装補修に充てるものでございます。
漁港建設費、一般公共でございます。1億6,700万余補正するもので、県管理あるいは市管理の漁港の保全工事等に充当するものでございます。
続きまして、港湾関係でございます。港湾管理費としましてみなとさかい交流館マリンプラザ21の改修事業ということで1,800万余補正するものでございます。これは交流館の1階、2階の展示のリニューアルのための委託費でございます。
14ページをお願いいたします。鳥取港クルーズ船誘致環境整備事業、2,900万余補正するものでございます。これは鳥取港にクルーズ船を積極的に誘致する、寄港回数をふやすということで、安全対策検討あるいは受け入れ施設の整備を行うものでございます。
続きまして、港湾維持管理費、単県公共でございます。1,500万余補正いたしまして、県管理の赤碕、米子の照明灯等の新設をするものでございます。
港湾建設費、一般公共でございます。1億400万余を補正いたしまして、県管理の鳥取、田後、米子港の施設の補修、修繕等を行うものでございます。
境港管理組合費でございます。負担金200万余補正いたします。これは港湾施設あるいは海岸施設の老朽化対策を行うものでございます。
続きまして、15ページ、空港関係でございます。空港管理費5,700万余補正いたしまして、老朽化していますスノースイーパーを鳥取空港に配備するものでございます。
空港整備事業、一般公共でございます。5,800万余補正いたしまして、鳥取空港の誘導路の舗装の補修等を行うものでございます。
直轄事業の関係でございます。港湾事業の負担金ということで3,900万余補正いたしまして、鳥取港の1防の延伸の工事を負担するものでございます。
空港事業の負担金ということで、60万余補正いたしまして米子空港の施設の整備費に充てるものでございます。
以上、空港港湾課としまして5億1,300万余補正するものでございます。よろしくお願いいたします。
◎前田委員長
それでは、議案第3号、鳥取県基金条例の一部改正について、丸毛河川課長にお願いします。
●丸毛河川課長
河川課でございます。資料の57ページでございます。
鳥取県基金条例の一部改正についてでございまして、先ほど御説明いたしました海岸漂着物の対策に活用いたします基金を新たに設置するものでございます。よろしくお願いいたします。
◎前田委員長
続きまして、報告第1号、議会の委任による専決処分の報告について、山本治山砂防課長にお願いします。
●山本治山砂防課長
資料の60ページをお願いいたします。
損害賠償に係る和解及び損害賠償の額の決定についてということで、昨年24年の12月28日に専決処分いたしましたので、本議会に報告いたします。
まず、概要です。和解の相手方は岩美町の個人の方です。要旨は、県は損害賠償金11万7,443円を支払うものとすること。過失割合、相手方に過失がないということで、県が10割ということで、事故の概要につきましては、発生日は昨年の10月26日、場所は岩美町の岩本地内でございます。
事故の状況について御説明いたします。相手方の人家の裏山に急傾斜地崩壊防止施設を昭和50年代に設置しているところですけれども、その施設を設置するに当たり買収しておりますその用地内に生えておりました木が枯死いたしまして、それが直下の相手方の家に落下して、その屋根に当たりまして、瓦9枚ほかその下地等を損傷し、その修理の費用として賠償するものでございます。
なお、この事故を受けまして、この事故の直後の10月末から12月にかけまして、県内の急傾斜地崩壊危険区域全箇所の緊急点検を行いました。そして、今後枯死等で落下した場合に被害のおそれがあるということで、緊急に対応の必要がある16カ所につきまして、今年度の予算を活用いたしまして伐採等の処理を現在行っているところでございます。
また、今後はこの事故を反省して定期的な点検の内容を見直しまして、点検内容を改善して今後の点検に生かしたいと考えております。このたびはどうも申しわけありませんでした。
◎前田委員長
それでは、ただいままでの説明について質疑を行います。
○藤井委員
ちょっと邪道かもしれませんけれども、繰り越しについて各部から出てきました。一番大口の県土整備部長に聞くのですけれども、全庁的におおよそどれくらいの繰り越しになるのか、わかれば教えていただきたい。多分政調で出たと思うのですけれども、わかれば教えてください。
もう1点は、新規で通学路安全対策事業というのが出てきていますけれども、これは今回の補正の目玉の一つだと思うのですけれども、全体の対応すべき箇所の何%を今回カバーしているのでしょうか。
●古賀県土整備部長
県土整備部以外も含めてということですか。
○藤井委員
全部です。
●古賀県土整備部長
今その数字は持ち合わせておりません。
◎前田委員長
それは無理ですよ。
●山本道路企画課長
合同点検をやった結果、小学校の通学路といたしまして要対策箇所が169カ所ございました。それに対して、単県の持っておる維持費でやったりだとか予備費だとか今回の補正だとか活用させていただきまして、約75%に当たります149カ所に着手できる見込みとなっております。
○銀杏委員
国のほうでは14カ月予算ということでなっていまして、今回経済対策ということでたくさん出ているわけですけれども、きょうはいいですけれども、今度の当初予算のときには通して事業で幾らになるのかというのがわからないと、当初のときには特に県土についてはそれぞれの事業費は大分減っていくのだろうと思いますけれども、この経済対策と合わせるとそれぞれの事業はどのくらいの金額になるのかということをそのときで結構ですから教えていただきたいということと、今回の経済対策、県土の分ですが、地方分としては大体3分の1程度を負担しなくてはいけないという事業が多いのですか。その辺の内容がよくわからないのですが、大体46億円ぐらい県負担分があるように思うのですけれども、どうでしょうか。
●安田県土総務課長
国からいただくお金というのは、補助金と交付金と大別してあります。なおかつ、交付金とか補助金についても補助率とか交付金の割合というのが事業によって変わってきておりまして、済みませんが平均すると何割とかということをちょっと承知しておりませんが……。
○銀杏委員
要するに、一般財源、起債の理由ですね。足らないものを県単独で出していくのか、それとも事業を実施するに当たり県としてどうしても負担しなければいけない部分があるのかというのがわからないものですから。
◎前田委員長
安田課長、2分の1の国庫補助だから、残りを起債と単独をどういう割合で充当しておるか説明しなさい。
●安田県土総務課長
今、委員長からお話がありましたように、例えば2ページをごらんいただけますでしょうか。2ページに財源内訳がございまして、国庫支出金ということで補助金とか交付金が配分されます。残ったところを市町村の地元負担金などもございますけれども、それを除いたところで起債借り入れをします。補正債というものがありまして、100%充当ができるのですけれども、ただ、その起債の借りる単位、100万円以上とかというのがございますので、それを除いたところで一般財源を充てていくというのが大まかな構図です。
上の四角の括弧書きがございますけれども、これは起債について後年度交付税措置がございますので、その交付税措置を除いた額をあわせて記載しているということで、備考欄にございます県費負担、この額が最終的な県費の負担額。一般財源で例えば国庫事業系で14億とかございますけれども、そうではなくて実際の県費負担は備考欄にある金額になるというようなことでございます。
◎前田委員長
後からもっと詳しく教えてください。
○興治委員
部長、ちょっとざくっとした質問なのですけれども、今回経済対策で156億ですか、かなり数多くの事業が出るということになるわけですね。さらに、当初予算でもたくさんの事業が予定されているということがあると思います。一般的に新聞報道などを見ますと、建設業者の、あるいは労働者の数が足りないということで、これは特に被災地だけではなくて全国的にそうだという話も出ていまして、県内の建設業者の話などを聞いても、一どきに発注がどんと出てくると技術者が足りないとか、そういった問題も出てくるという話も聞いていまして、なるべく平準的に事業を発注していくというのが望ましいのだろうと思うのですけれども、そういった今後の事業発注の見通しと、受け手側の、いわゆる建設業者のほうがきちんと受けていけるのかどうかという、そのあたりの見通しはどうですか。ざくっとでいいのですけれども。
●長本県土整備部次長
業者さんの受け入れ体制ということでございますけれども、いろいろな意見もお聞きしています。
ただ、技術者の問題はあるのですけれども、往々にして以前よりもやはり事業費が減ってきておりますので、若干の余裕もあるというようなこともあろうかと思います。
また、県が発注します工事にしましても、全社が発注していただいていないというような状況もあります。というのは、業者の数に対しまして我々が出す数というものは限りがありますので、全社に行き渡っていないということもございます。ですから、我々といたしましては業界のほうに聞かなければならないのですけれども、できるだけ発注というものに向かっていきたい。また様子を見ながらその辺の調整は図っていきたいというふうに思っています。
今回、経済対策ということでございますので、我々はなるべく発注ということに前向きに取り組んでいくきたいと考えております。
◎前田委員長
ちょっと2~3質問したいのだけれども、今回事務費が億単位で補正で計上してありますね。単純に、人件費などは24年度の予算で手当てしてある。この1億というような事務費は何に使うのか。
●安田県土総務課長
補助事務費というものが廃止されております。ということで、22年か23年ごろから事業本体の執行に伴って必要となる事務費というものは単県費のほうで計上するというふうなやり方になってございます。事務費というのはそういうもの。それから、事業費で賄う人件費だけでは実際の人件費が全部は賄えませんので、それについて単県のほうで継ぎ足しをしていくというふうなもの、大きく言って事務費というのは普通の事務費、それから人件費というふうなものになってございます。
◎前田委員長
例えば、4ページの道路事業で、補助事務費で1億300万ある。今の安田課長の説明によると、これは事業執行のための単独費の事務費なのですか。これは補助事業で、直接従事する職員の人件費ではないのか。
●山本道路企画課長
補足になりますが、いわゆる事務費というのもほぼ人件費でございまして、その人件費というのは安田が説明しましたとおり単県費で継ぎ足している部分がございます。それに財源更正と申しますか、それに充当するものだと。済みません、不確かな部分もあるかと思いますが、そういうものだと認識しております。
◎前田委員長
何かよくわからないから、後から資料を下さい。よくわからない。
次に、5ページの街路事業の2億9,000万の滝山桜谷線の事業進捗を教えてください。もう開通するのですか、山陰線を横断して。
●倉元道路建設課長
滝山桜谷線につきましては、現在卯垣側と岩倉側のほうから工事を進めておりますけれども、両方に挟まるところにトンネルがございます。このトンネルがまだ大きな構造物として残っておりますので、ここ数年でできるという状況にはまだなっておりません。ですが、今回そのトンネルに行きますところの進捗を早めるということでございます。
◎前田委員長
9ページ、海岸保全費。岩美海岸が侵食して大変な状況になっておったのだけれども、1億5,800万はこれですか。
●丸毛河川課長
海岸事業の1億5,800万はおおむね湯山海岸のほうの配分でございます。
◎前田委員長
潜堤か。
●丸毛河川課長
はい、潜堤でございます。
◎前田委員長
東浜が侵食しておったが、これはどうされましたか。
●丸毛河川課長
かなり整備は進捗して海岸も安定しておりますので、この補正では調査費を要求させていただいております。
◎前田委員長
14ページ。鳥取港クルーズ船誘致環境整備事業。船舶航行安全対策検討及び受け入れ施設の整備。これは実際どういうことですか。
●森下空港港湾課長
船舶航行安全対策検討といいますのは、大型のクルーズ船が安全に入出港できるかどうかということを検討するということで、具体的にはこれまではほかの漁船等を完全にシャットアウトして入っておった。しかも、タグボートといいまして補助船を従えながら大がかりな状況で入っておったのですけれども、それを詳細に検討して、適正な入港船舶といいますか、対象船舶がどういうものか、どういう時期が適当なのかというふうな検討を行うということと、受け入れ施設の整備につきましては、現時点では上屋にトイレがあるのですけれども、それは作業員さんのための簡易なトイレということで、入出向時にトイレが船だけではどうしても足りないということで、それを増設整備するということでございます。
◎前田委員長
念のために、これは国内クルーズですか、海外ですか。
●森下空港港湾課長
今のところ、国内を中心に考えております。
○興治委員
13ページ。一番下のみなとさかい交流館の施設リニューアル1,800万余ですけれども、これはさっき展示のリニューアルと言われたような気がしたのですけれども、一体何をされるのでしょうか。
●森下空港港湾課長
今回のリニューアルが観光客の方を対象にするということで、観光情報の展示であるとか、特にまんが王国の関係の展示を中心にそういう展示物を製作、設置するというふうな費用を考えております。
○興治委員
これは国のお金は全然なく、全額県の一般財源を使ってということなのですけれども、一般財源を今投入をしてやる緊急性があるような感じがしないのですけれども、しかも漫画に関しては、昨年海外からのお客さんも含めて誘客を図ろうということで取り組んだわけですね。ことし、来年度というのは、どちらかというと静かな取り組みだと思うのですけれども、そのまんが王国の展示で、しかもそれに1,800万もかけると。こんなにお金をかける必要があるのでしょうか。
●森下空港港湾課長
この補正でお願いしていますのは、ゴールデンウイークまでに何とかリニューアルを開場したいということで補正でお願いしたということで、展示物につきましては観光情報、境港あるいは隠岐の観光案内とか、それプラス今言いましたようにまんが王国の展示というふうなことを考えてこの額を計上しているということでございます。
○興治委員
ゴールデンウイークまでにということで、緊急性があるという話は理解します。ただ、その展示に1,800万もかけるのは果たして適切なのかという気もしますので、できるだけコストの削減を図って実現をしていただくようにお願いしたいと思います。
◎前田委員長
そのほか。(なし)
ないようですので、以上で企画県土警察常任委員会を閉会いたします。
午前11時34分 閉会
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