午前10時53分 開会
◎内田隆副委員長
本日は安田委員長が欠席のため、副委員長の私、内田がかわりに議事を進行させていただきますので、よろしくお願いいたします。
ただいまから中海圏域調査特別委員会を開会いたします。
本日の日程はお手元の日程のとおりでありますので、この順序に従って議事を進めさせていただきます。
委員の皆様は、発言をされる際は必ずマイクのスイッチを入れるようお願いいたします。
初めに、会議録署名委員を指名いたします。
本日の会議録署名委員は、稲田委員と森岡委員にお願いいたします。
これより議題に入ります。
なお、質疑は全ての説明終了後、一括して行っていただきたいと思います。
議題1、「米子仁川往復航空券3万ウォンキャンペーン」の実施結果について、馬田国際観光推進課長の説明を求めます。
●馬田国際観光推進課長
資料の1ページをお願いいたします。「米子仁川往復航空券3万ウォンキャンペーン」の実施結果につきまして御報告させていただきます。これにつきましては、前回10月11日開催の特別委員会におきまして、私の本キャンペーンについての説明が十分でなく、効果、成果を提出するようにという意見があったことから今回報告させていただくものでございます。
まず、目的につきましては、山陰両県の観光地を旅行いたしましてブログ等で情報を発信していただくことで、観光客が激減しております韓国市場での新たな観光需要を掘り起こして山陰両県の魅力を発信するため、このキャンペーンを実施したものでございます。
実施内容といたしまして、総応募者数は1,500人弱でございました。そのうち招待者数197名でございますが、この197名にプラス25名が招待者と一緒に来県しておられます。居住地といたしましてはソウルがやはり多く、7割程度を占めているところでございます。訪問先といたしましては、約8割以上の方が鳥取県を訪問していただいたという状況でございます。
続きまして、成果でございますが、本キャンペーンを実施することで222名が山陰地域を訪問いたしまして、5月、6月の搭乗率が5.1%向上することとなりまして、そしてこれが呼び水になりまして、7月から9月につきまして搭乗率が伸びたところでございます。
2つ目でございますけれども、招待者全員がブログ等を通じて鳥取県の情報発信を実施していただいたところでございます。その結果、1日当たり最低8万人以上が鳥取県の記事を閲覧という状況になったところでございます。
また、旅行後にアンケートを実施いたしましたが、まず人気のあった観光地では鳥取砂丘がトップで、その次温泉、そして倉吉白壁土蔵群、こういった順番の人気になっております。
続きまして、評価する点といたしましては、各施設でのもてなし、そして自然景観、食事等を高く評価する意見がございました。
また、鳥取市が実施しておられます1,000円タクシー、これが非常に便利だったという意見もいただいております。
改善を要する点といたしまして、交通機関の情報であるとか食事場所の情報が不足する。そして、買い物をする際の言語面での不便を感じたというような意見があったところでございます。
このようなアンケート結果をもとに、韓国のインバウンド対策に反映したところでございます。
一つは情報不足ということで、鳥取県の韓国語ブログへの関連情報の発信とか、あるいは新たに11月に観光情報提供のスマートフォンWEBアプリを作成いたしまして、こういった観光情報、交通情報、食事情報の情報発信を強化したところでございます。
さらに、多言語コールセンターのシステムを8月に導入しましたほか、大山地区におきましては二次交通の拡充ということで、外国語対応、そして二次交通の受け入れ環境整備等を充実したところでございます。
そして、韓国人の趣向に合う旅行商品の提案といたしまして、評価の高かった観光地、鳥取砂丘とか温泉等でございますが、こういったものを組み合わせたモデルコースによりまして、旅行会社に新規旅行商品造成を働きかけているところでございます。
◎内田隆副委員長
次に議題2、「中海水質汚濁防止対策協議会窪地対策検討委員会」の概要について及び議題3、湖沼流域における下水道事業の支援策について、広田水・大気環境課長の説明を求めます。
●広田水・大気環境課長
資料の2ページをお願いいたします。中海水質汚濁防止対策協議会の中に設けられた窪地対策検討委員会の概要について御報告申し上げます。
この検討委員会は、本年7月に第39回中海水質汚濁防止対策協議会の総会で窪地に関する委員会の立ち上げについて提案がございまして、それを受けて開催されたものでございます。
概要としましては、国なりNPO法人の報告等を含め今後の対策について検討を行ったところでございまして、効果的な窪地対策などにつなげる調査内容等を鳥取、島根両県で引き続き検討することなり、また島根で毎年実施をされております松江港のしゅんせつ土の利用についても検討しようということでまとまったところでございます。
具体的には11月21日に開催されたところでございますが、出席者は両県県議会議員の委員の皆様ほか行政委員、そのほかオブザーバーとして国土交通省、またNPO法人自然再生センター、また周辺漁協の御出席もいただいたところでございます。
議事概要といたしましては、窪地の現状についてということで、中海全体では800万平米、3,100万立米のしゅんせつ窪地があること、それから窪地内の水質は悪い悪いとは言いますがなかなか十分な調査結果とかがございませんので、今、両県で底質調査なり流動調査を実施していることなどを報告させていただいたところです。
また、国土交通省のほうからは、過去、窪地覆砂等も実施されておりまして、それらの結果について、栄養塩の溶出抑制効果というのはあるのでございますが、効果の持続性について課題があるというような御報告がありまして、平成16年から浅場造成の事業を実施しているというような御報告があったところでございます。
窪地に関する意見交換をしたところ、NPO法人のほうでは今年度から島根県安来市細井沖のほうで環境修復実証事業に具体的に着手するというような御報告や、また中海漁協のほうからは、窪地といっても魚の隠れ家になるようなところもあって全体が悪いわけではない。いろいろな状況があるというような報告があったところです。
そういった報告を受けまして、各委員の皆さん方からは窪地ごとに対策を講じる必要性の有無ですとか、その優先順位をつけるような調査なりが必要ではないかということで要請があり、来年度に向けて今島根県と検討をしているところでございます。
今後については、今の島根県さんとの協議結果に基づいて、できるところから来年度からでも着手できればということを考えているところでございます。
続きまして、3ページですが、湖沼流域における下水道事業の支援策ということで、この特別委員会からも数回御指摘をいただいたところでございますが、来年度以降の支援策をまとめましたので御報告をさせていただきます。
1点目は、湖沼流域自治体の下水道管渠整備におきまして上乗せ配分をしていこうということと、それから社会資本整備総合交付金の一つのメニューでございます効果促進事業の活用促進に向けて、県のほうで計画調整を実施していこうというものでございます。
具体的な支援策の内容でございますが、その上乗せ配分ですが、湖沼流域自治体ということで県内鳥取市、米子市、境港市の3市に対して私どもで検討します査定率でございますが、10ポイント程度上乗せをするということで、その他のほうに書かせていただいておりますが、11月に開催いたしました県内の市町村担当課長会議でも御了解をいただいたところでございます。
具体的には、来年度、平成25年度の国の当初配分額に応じて決定いたしますが、今申し上げましたとおり10ポイント程度上乗せをやっていこうということにしました。
もう1点でございますが、効果促進事業というメニューがございまして、従来は幹線管渠以外の末端管渠とかは国庫補助の対象にはなっていなかったところですが、社会資本整備交付金のメニューの一つとして、そういった末端管渠のほうにも事業費の2割を上限として補助メニューになっております。これは各市町の個々の事業のトータル額ではなくて、県全体の事業費の2割までを認めるという格好になっておりますので、市町村のほうの裏負担といいますか財政事情が許せばそういった調整をして、末端管渠の整備等の促進を図っていけるというぐあいに考えて、市町村さんのほうにもその旨、情報提供なりをさせていただいたところでございます。
こういった2点でもって、湖沼流域における下水道事業を推進してまいろうということにさせていただきました。
◎内田隆副委員長
次に議題4、中海干拓農地(弓浜干拓地)の売り渡し等の結果について、俵農地・水保全課長の説明を求めます。
●俵農地・水保全課長
4ページをお願いいたします。中海干拓農地(弓浜干拓地)の売り渡し等の結果について御報告いたします。
県は、ことしの8月1日に鳥取市農業農村担い手育成機構から干拓農地を取得いたしました。このうち、彦名干拓地につきましてはまだ排水不良の工事が残っているということで、今年度については弓浜干拓地について売り渡し及び貸し付けの公募を行いました。
その結果ですけれども、売り渡しにつきましては45区画、13.32ヘクタールを公募いたしました。その結果、1人の方から申し込みがありまして、1年に1区画ずつということで3年間で3区画を計画的に購入をしていきたいという申し込みがありました。
これについて、中海干拓農地売渡審査会、これは鳥取県と境港市、機構、JA鳥取西部を関係者としますけれども、そこで一応審査をした結果、承認して売り渡すことに決定いたしました。
今後は機構を仲介者といたしまして、農地保有合理化事業を活用して売り渡す予定にしております。
続きまして、貸し付けについてでございますけれども、45区画のうち3区画が売れたということで、残りの42区画について貸し付けの公募を行いました。
その結果、8名、新規の方が1名と更新、現在借りておられる方7名から申し込みがございました。これについても同じように審査をいたしましたけれども、一応更新の方については承認ということで借りていただくようにしたのですけれども、新規の方については不承認にしております。
その理由としては、この方はことしの4月から農業に参入されたばかりということで、農業の経営計画が策定をされておりませんし、農業の技術習得もまだ不十分ということで、今回は見送っております。今後、関係機関で計画策定等の支援を行いながら、見込みがついた段階で農地を貸し付けていきたいというふうに考えております。
貸し付けについても、一応機構を仲介者として農地保有合理化事業を活用して貸し付けを行うことにしております。
今後の予定ですけれども、現段階で貸し付け予定のない農地が4区画残っていますので、これについては随時売り渡し、それから貸し付けの受け付けを行いたいと思います。今回売り渡しにならなかった農地42区画につきましては、来年再度公募をかけていきたいというふうに考えております。
◎内田隆副委員長
ただいまの説明について質疑はありませんか。
○森岡委員
広田課長、この下水道の支援策についてはこの委員会でも議題になっていましたし、私も代表質問で言ったことがあるのですけれども、これを関係市町村ときちんと整備率を高めて中海の汚濁防止にしっかりつなげていただければと思うし、本当にありがとうございました。
窪地の関係ですけれども、この中で中海漁協の方が魚の隠れ家になるようなきれいな場所もあるのだよということをおっしゃっているのだけれども、10メートルとか15メートルぐらいの窪地がありますね。そういったところが隠れ家になるとは到底思えないのだけれども、こういう場所というのは特定されているのですか。確認されていますか。
●広田水・大気環境課長
まだこの場所がそういう有効な場所になっているというところまでは把握はしておりませんが、森岡委員がおっしゃったようにやっぱり深いところというのは当然ながら貧酸素になっておりますので、生物が生きられるような場所ではなかろうということでいけば、浅くとられたところが隠れ家的な場所に当たるのではなかろうかということをお聞きしたところでございます。またこれから地元の方々からも御意見を聞きながら、そういった場所の特定とかについても努めてまいりたいというぐあいに思います。
○森岡委員
もう1点、安来市のほうでハイビーズの実証がありますよということがあるのだけれども、ハイビーズは浮きますね。軽いのではないですか。窪地の中に入りますか。恐らく沿岸のほうにまいてという、そういう感覚があるのだけれども、窪地に埋めるということでよろしいのですか。
●広田水・大気環境課長
確かに多孔質で、いわゆる軽石みたいな感じのイメージですけれども、ちゃんと埋まります。埋め戻し材としては過去にも使われておりますので、これらを今度は広い面積でもって効果を検証しようというのがこのたびのNPO法人さんの取り組みでございますので、またそれらについても注視してまいりたいというぐあいに思っております。
○上村委員
関連してですけれども、ハイビーズというのはどこから持ってくるのですか。
●広田水・大気環境課長
中国電力の……。石炭灰を固めてつくったものでございますので、それを同じように使わせていただくということです。
○上村委員
それで、12月12日、硫酸か何かを埋めて浄化しようというシンポジウムが米子であったのです。佐賀大学と山口大学の先生が来てやっておられます。それからまた群馬高専の先生も鉄分をそういうところに入れて汚泥を吸収するというような技術も研究されておりますので、そういった情報をお教えしておきます。先生の名前までちょっと覚えていないですが、また後で資料をお渡しします。
●広田水・大気環境課長
ありがとうございます。
◎内田隆副委員長
ほかにありませんでしょうか。(なし)
私から一言。下水道事業についてですが、本当に細目ありがとうございましたというのと、きちんとされたのだなと。市町村調整が大変だったと思いますが、この社会資本整備総合交付金自体の枠組みを、政権交代によってこれをやめるとはっきり言っていましたので、そうすると、せっかく調整して御苦労されたと思うのですが、そもそもからいって土台がなくなってしまうような議論になってしまいますね。その場合、来年度どのように対応されるのですか。
●広田水・大気環境課長
国の制度自体がまだ見えてこないところでございますが、どちらにせよ国の査定を受けた補助金を同じような考え方で湖沼流域には優先配分をしていくという格好で、私どもの査定案について市町村に御了解をいただくように努力をしていこうというぐあいに思います。
◎内田隆副委員長
ぜひよろしくお願いします。この一括交付金のシステム自体がどうなるかわからない状況ですから、今度は以前に戻る可能性が非常に高い段階で、調整というのがまた新たに始まると思うのです。だから丁寧にきちんと25年度以降調整をしていただければと思いますので、よろしくお願いします。
●広田水・大気環境課長
了解しました。
○上村委員
馬田課長に聞きたいのですけれども、多言語コールセンターシステム導入ということで、これはどういうものか教えてください。それと、通訳がわりの機器が今あるようですね。そういうものの導入は考えていませんか。
●馬田国際観光推進課長
多言語コールセンターシステムにつきましては、例えば外国人のお客様が宿泊施設のフロントにおいでになられた場合、言葉が通じないということになった場合に、そこのホテルのフロントからこのコールセンターのほうに電話をいたしまして、通訳を介して3人で話ができるというシステムでございます。したがいまして、そこで言葉が通じなくても、コールセンター側からその通訳した結果をフロントに伝えるということでやりとりして解決しようというものでございます。
○上村委員
そうすると、費用は余りかからぬわけですね。
●馬田国際観光推進課長
初期費用がございますけれども、あとは1通話当たり幾らということで、数百万というようなそんなにたくさんのお金はかかりません。
そのほかの言語通訳のシステムでございますが、そういった翻訳のシステムを新たに民間の方が整備する場合、補助制度を設けておりますので、そういった制度を御活用いただければというふうに考えております。
○上村委員
もう1つ、また繰り返し来てもらうように、例えば来られた方の写真展とかを計画されたらいかがかなと思ったりするのですけれども、どうでしょうか。
●馬田国際観光推進課長
写真展につきましては、今のところ計画しておりませんけれども、ただ、撮影した写真につきましては、例えばこういったブログで既に大体アップしてありまして、観光地の情報は各ブロガーのブログでアップしてありまして、かなりPRになっているというふうに考えております。
○上村委員
でも、来た人の写真は写っていないでしょう。200人ですか来てもらったわけですけれども、その人の写真はブログに写っておらぬわけでしょう。写ったものを送っているのですか。
●馬田国際観光推進課長
200人の方が現地でいろいろ写真を撮りますね。その撮った写真を各ブログでアップしているという状況でございます。
○上村委員
わかりました。
○澤委員
それに関連して。前回言いましたことを返していただいたということはよくわかるのです。それを前提に何点かお聞きしたいのですけれども、まず1つは素朴なところから。
まず、3万ウォンと。聞きましたら、こちらでは3,000円以下というような金額になるようなのですけれども、一つはあちらから来られるときに大体飛行機、顎足がつきますと大体どういう金額で来ると。そのうちの3万ウォンというのはどんなウエートを占めているのかと。これが素朴なものの1点目。
もう一つ、先ほども上村委員からちょっとお話がありましたけれども多言語コールセンター、これも導入するということで予算に上がって始まっておるようなのですけれども、これをどのくらいの旅館が設置したのか。それと、いわゆるこのアクセス、どのぐらい利用頻度があったのかということ。
もう一つは、これをやられて評価をしていらっしゃるとは思うのですけれども、これをどういうふうに捉えて、一つの発信するツールとして今後展開していくのかなというふうに素朴に思うのですけれども、これをやっぱり今後も角度を変えて、例えば初めての人であれば皆が行くところに多分行く。やっぱり何回か来ますと、それ以外の穴場的と言ってはおかしいのですけれども、そういうところ。よく話の中で、これとは直接関係はありませんが境港の鬼太郎ロードは当然有名になっていますけれども、よく言われるのが、どこか行くところがないですかと。鬼太郎ロードだと言うと、そんなことはわかっているのだと。鬼太郎ロードのほかに連動したところでどこなのだと。これが一つの次の大きな課題になってくるというのをちょっと聞いたことがありまして、そういう意味で、今後もしこれを展開していくならば、やり方というのも含めてどういうお考えをお持ちなのかということ。
もう1点。この成果という形でいろいろと人気云々でアンケートをされたのですけれども、これは代表的だと思うのですが、きちんとした形でまとまったものが多分あると思うのです。それをちょっと見せていただきたい。200何十人の事細かにいろいろな御意見がおありだと思うのですけれども、そういうところを資料としてもお願いできたらというところについて、以上、その点についてお願いできたらと思います。
●馬田国際観光推進課長
航空券3万ウォンということで、通常価格はどうかということでございますけれども、普通ソウルから鳥取への往復航空券でございますけれども、これは旅行会社によって、時期とかでさまざま違いますけれども、大体30万ウォンから40万ウォンぐらいということでございます。したがいまして、日本円にいたしますと今13万ウォンが大体1万円ぐらいですので、2万数千円から3万円ぐらいというような形になっております。
続きまして、多言語コールセンターですけれども、実は観光施設とか旅館につきましては一応登録をしていただくという形になっております。別に設置というのはございませんでして、登録していただいて、あとは多言語コールセンターに電話をしてもらえばそれで結構だということで、現在大体20から30ぐらい登録がございます。
ただ、この多言語コールセンターの周知がまだまだ十分でなくて、20件から30件ぐらいということで、まだ利用が少ない状況でございます。引き続き周知に努めてまいりたいというふうに考えております。
この制度でいろいろ観光地に行くのだけれども、隠れたところとかそういうところの情報発信ということでございますけれども、これにつきましては当然ながら今現在国際観光サポートセンター等もございます。そちらのほうへおいでいただければ隠れたところにも行きますし、それと今回こういったブログでもいろいろなところの情報発信もなされておりまして、そこから情報を入手して行くことはできると思っております。
ただ、交通機関がまだまだ整備できていないと思っておりますので、あと交通情報、バスのダイヤの情報発信であるとか、その辺にも心がけてまいりたいというふうに考えております。
それぞれの意見、観光地等の資料につきましては手元に持っておりませんので、また後からお持ちしたいと思います。よろしくお願いします。
○澤委員
それで、一つお話を聞いて思ったのですけれども、このコールセンター、周知されていないということは、周知しますと言われますけれども、どういうふうに周知していくかということが非常に大きいことだと思うのです。せめて来られた方には一覧になったような、こういうところではやっていますとか、それは当然頭に入っていらっしゃると思うのですけれども、そういう部分の中でやっぱり広めていくということが大きいのではないかと。これは意見として申し上げておきたいと思います。
もう一つお聞かせ願いたいのですけれども、観光情報スマートフォン、WEBアプリ、これは観光交流で多分やっていると思うのですけれども、これを見たって私はわからないのであれなのですけれども、これは私たちも見られるのでしょうか。日本語訳したものがあれば、ちょっと参考にしたいなと。どういうふうな角度で発信していらっしゃるのかということが私は非常に興味があるものですから、もしそういうことが――観光ガイドでも英語とかロシア語とか韓国語とありますので、同じサイトをやれば現地の国の言葉になるというような、そういうのももしあればお願いできたらと思うのですが、これは意見ということで。
●馬田国際観光推進課長
スマートフォンのWEBアプリですけれども、これにつきましては今現在韓国語でしかできておりません。日本語の部分はもう少ししたらできると思いますけれども、システムの概要とか、資料をお持ちして御説明させていただきたいと思います。
○浜田委員
関連して伺いたいのですが、3万ウォンという安売りキャンペーンであちこちに協力をいただかれたのではないかと思うのですが、そうやって身銭を切るような形で222名の方にお越しいただいたわけですが、それでフェイスブックだとか1日当たり8万人以上の方が見た、一応見たということなのですが、それでどうなのかというところですね。その後の効果、見てどうなったのか。それが具体的な行動に結びついたのかどうなのか。
あわせて、インバウンド対策を具体的に次々やっておられるのですけれども、その効果が上がっていて、また口コミで次のお客さんを呼び込むほどの効果につながっているかどうか、そのあたりをどんなふうに見ておられるのか教えていただきたいと思います。
●馬田国際観光推進課長
ブログで1日当たり8万人ということでございますが、今回5月、6月で搭乗率が5.1%上昇したところでございますが、やっぱりそれが呼び水になりまして、7月は搭乗率57%ぐらい、そして8月が60何%、そして9月が66%ぐらいだと思いますけれども、やはり新規のお客さんがふえてきたということで、そのような効果があったと思います。
今回こういったキャンペーンをやりまして、かなり注目を浴びるということでやったところでございますけれども、引き続きアウトバウンド、インバウンド双方取り組みまして、このアシアナ航空、米子~ソウル便の搭乗率向上に向けて取り組んでまいりたいと思っております。
なお、現在11月からホームショッピング等も行いまして、鳥取県の魅力商品を韓国のケーブルテレビでショッピングしておりまして、今現在300人を超えるほどの集客になっております。引き続きこういった対策を通じまして、米子~ソウル便の搭乗率向上に取り組んでまいりたいというふうに考えております。
○森岡委員
ちょっと関連をさせてください。
前回このブログ、フェイスブックで見られた方を追跡せよとは言ったのだけれども、さらにそれより先を進める上においては、8万人の方が見られていますよということは、このブロガーのブログに例えば鳥取県が韓国語でつくった観光案内のバナーを張るとか、あとはタグづけしてどんどんシェアをしてもらって広めてもらうとか、さらにもっと見てもらう方々をふやす策をとらないと、私はただブログを見ただけではだめだと思うのです。その辺もしっかり、せっかくこうやって安く来ていただいたのであれば、ブロガーの方のホームページやブログ、それからフェイスブックでそういったことをやっていくようにやっていけばいいのではないかという御提案でございます。
●馬田国際観光推進課長
貴重な御意見ありがとうございました。今後そういったことも含め、ちょっと検討してまいりたいと思います。
◎内田隆副委員長
私からも提案なのですけれども、ブログ、フェイスブック、ツイッター、スマートフォンアプリと言葉と文字で書かれていても、多分イメージが共有できていないと思うのです。そんなに難しいことではないので、今度いつか委員会でこうやったらアプリがとれますよとか、ブログのここをクリックしたらこういうことが書かれていて、こういうものができますよ的なことをぜひやっていただきたいと思います。全協室だったらすぐできると思うので、ぜひ御配慮ください。よろしくお願いします。
●細羽文化観光局長
米子~ソウル便の関係でいろいろ御意見いただきました。
今回、3万ウォンキャンペーンについていろいろ御報告しておりますが、御指摘のようにこれをそのときだけのもの、一時的な効果をねらっている部分もあるのでそれなりの効果はあったと思っていますが、これをどう次の展開につなげていくかというのは非常に重要で、先ほどの森岡委員の御指摘もそうだと思います。今回得られたいろいろなアンケートの意見、それから一時的な情報発信ができていますので、それをどんどん次につなげていくことで、これは少し中長期のところでの成果になると思いますが、それはぜひやっていきたいと思います。
特にいろいろな受け地対策、アプリとかもやっていますが、特に韓国のお客さんなんかを見ていますとほとんどスマートフォンを片手に、四六時中スマートフォンで行動しておられます。やっぱりそういった実態を見ますと、それが観光地でのサービス、魅力にもつながる部分であるのではないかということで、今回整備をさせていただきました。
では、実際にどういう形なのかというのは、ぜひまた機会をつくって皆様にも御紹介して、そこでの反響などについても御報告をする機会をつくらせていただけたらと思います。引き続きよろしくお願いいたします。
◎内田隆副委員長
よろしくお願いします。
ほかにありませんか。(なし)
その他、何かありませんか。
○森岡委員
中海の関係で、私すごく心配していることが一つありまして、ことしの夏に宍道湖にアオコがすごい発生していますね。そのアオコも普通の表面上のアオコではないのです。最深部まで異様な緑の、宍道湖全体が汚染されているような状況があって、それがまた2年3年続くことで中海の水質が悪化するのではないかという懸念が一つあって心配しているのが一つ。
では、その原因が何なのかということが非常に大きな問題だと思うのです。ある人から聞いたら、斐伊川に流れる地下水が全体的に非常に渇水している。周りの地下水が減少していると。斐伊川は川の下を水が流れている。表面上は余り流れていなくても、川の下をずっと流れているということで、その要因としては上流に尾原ダムができた。ことし相当ためたと思うのですよ、尾原ダムに。そのことによって流れる地下水やそれから湧水、そういったものが宍道湖に流れなくなってその汚染源になっているのではないかということも懸念しているということも聞いたことがあるのです。そういったことも、追跡調査ではないですけれども、鳥取県としてもその辺の原因をしっかりと見きわめるような体制づくりをしておいてもらえればと思っています。決意表明を。
●広田水・大気環境課長
今のダムの関係とか放水路と宍道湖の関係とか、全体をひっくるめて大橋川の改修に関してモニタリング協議会とかも開かれておりますので、そちらのほうでも情報収集しながら、また私ども国土交通省なり島根県さんとも中海関係では情報交換をしながら取り組んでまいっておりますので、今御指摘いただいた御意見等についても問い合わせしながら、また逐次こちらの委員会のほうにも御報告させていただきたいというぐあいに思っております。
◎内田隆副委員長
その他はもうないでしょうか。(なし)
意見が尽きたようですので、以上をもちまして中海圏域調査特別委員会を閉会いたします。午前11時34分 閉会
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