平成24年度議事録

平成25年2月14日会議録

 開催概要、資料はこちらです。
出席者
(9名)
委員長
副委員長
委員
野 田   修
伊 藤   保
浜 崎 晋 一
興 治 英 夫
斉 木 正 一
安 田 優 子
上 村 忠 史
内 田 博 長
藤 縄 喜 和
欠席者
(1名)

横 山 隆 義
 


オブザーバー
  正副議長 国岡かけはし幹事長 銀杏公明党議員団団長 錦織共産党幹事長 長谷川議員 谷村議員   

説明のため出席した者
 野川総務部長外関係職員
職務のため出席した事務局職員
 有田事務局長 谷口次長 中山総務課長 本家議事・法務政策課長外関係職員
1 開会  午前10時
2 閉会  午前10時56分
3 司会  野田委員長
4  会議録署名委員  藤縄委員、興治委員


午前10時 開会
◎野田委員長

開会前でありますが、閉会中に委員の異動がございました。閉会中でありましたので、委員会条例の規定によりまして、議長が辞任許可及び選任を行っておられ、また次の議会において報告があるかと思いますが、本日の委員会より上村委員、浜崎委員に加わっていただいております。よろしくお願いいたします。

      

午前10時 開会

◎野田委員長
 ただいまから、議会運営委員会を開会いたします。
  まず、会議録署名委員に藤縄委員、興治委員を指名いたします。
  これより協議に入ります。
  2月臨時会につきましては、知事より明日、2月15日に招集したい旨の要請がございました。
  まず、付議案件について総務部長より説明を求めます。

●野川総務部長
 明日に臨時議会ということで、前日になりまして緊急的なこと、また異例なことで大変申しわけないと思っておりますけれども、県内の雇用、経済状況に鑑みまして、一日でも早く補正予算を仕上げたいという気持ちでお願いするものであります。どうぞよろしくお願いいたします。
 それでは、2月臨時会の付議案につきましてお手元の資料をごらんください。
 一般会計補正予算でありますけれども、後ほど説明いたします来年度の当初予算を合わせまして14カ月予算の編成方針で取り組んでまいりました。6日、7日の政調会のときには予算規模を335億と申し上げておりましたけれども、それ以降、後ほど説明いたしますが水産庁のほうから追加の内示がございました。それを急遽追加させていただきまして、合計339億円余の臨時会の補正予算をお願いするものでございます。予算会計は、一般会計と、あわせて病院事業会計でありますけれども、これも緊急を要することから、中央病院の関係で東部医療圏、中央病院が高度救急医療を担っていくということで先日日赤病院と病床数の交換を含めて協定を結んだところでありますので、中央病院の今後のあり方等について外部有識者を交えた病院改革基本構想を速やかにつくってまいりたい、そのような予算も臨時議会であわせてお願いするものでございます。
 3号議案につきましては、国の景気対策で交付金あるいは補助金が参りますので、以下の2つの基金について新設させていただきたいものでございます。
 以下は委任専決の報告事項等をあわせてお願いしようとするものでございます。
 次に、臨時会の概要ということで数枚ものでありますけれども、これは政調会のときにお話し申し上げましたので詳しくは御説明いたしませんが、平成24年度2月補正予算(臨時議会)の概要というものでございます。予算の規模等を示しておりますけれども、主な事業につきましては3本の柱ごとに主な事業を記載させていただいております。特に2ページをお開きいただきまして、先ほど冒頭申し上げました水産物鮮度保持・加工施設整備事業ということで、この事業予算につききまして追加させていただいたものでございます。よろしくお願いしたいと思います。
 参考までに、3ページにこのたびの国の経済対策に伴う基金の造成ということで128億円余を今回の予算に盛り込まさせていただいております。
 臨時会の資料につきまして、個表が何点かございますけれども、そちらの説明につきましては省略させていただきます。

◎野田委員長
 ただいまの説明について、質問はございませんか。(なし)
 次に、議席の一部変更についてでありますが、2月15日の本会議において、資料2のとおり変更いたしたいと思いますが、よろしゅうございますか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がないようでありますので、さよう決定いたします。
 それでは、以上までを踏まえまして、2月臨時会の議事日程についてでありますが、会期を1日とし、日程を資料1の案のとおり決定してよろしゅうございますか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がないようでありますので、さよう決定いたします。
 次に、2月臨時会における発言通告書の提出期限についてでありますが、質疑は本日、2月14日の午後1時まで、討論は、反対討論、賛成討論とも2月15日の審査の常任委員会終了後速やかに、以上のとおり決定してよろしゅうございますか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○錦織議員
 質疑の通告期限がきょうの午後1時までということですが、通常は午後1時ということになっているのですけれども、先ほども総務部長が異例のということをおっしゃっていまして、実際に今回339億円という本当にたくさんの予算を審議しなければいけないということで、実際全てそろったのを渡されたのが、きょう、今渡されたわけですから、私たちは事前にホームページを開いて見えるものは見たのですが、質疑通告の締め切り時間をもう少し延ばしていただけないかと。あしたにせよとかそういうことではなくて、例えばきょうの3時とか4時とか、そういうようなことで配慮すべきではないかと思います。
 それが1点と、この間ペーパーが配られて、質疑ができるのは交渉会派から1人ずつということと、少数会派で2人ということですけれども、何度も言いますけれどもこんなにたくさんの予算を決めなければいけないということで、少数会派であってもそれぞれ会派が違うわけですから、質疑を制限するということではなくて、2人ということで決めるのではなくて、質疑をしたいという方があればできるということを保障していただけないかというふうに思います。これをフリーにして実際に皆さんがされるかとうかわかりませんけれども、どうでしょうか。

◎野田委員長
1点目につきましては今ここでお話しさせていただきながら決定したいと思います。2点目については後ほど出てまいりますので、そのときにまた諮らせていただければと思います。
まず、本日2月14日の午後1時までということでございますけれども、あしたの臨時会ということで急遽でありますので、執行部もいろんな作業がございます。今までも臨時会の場合は大体そのようにさせていただいて、執行部も対応ができるようなことで議運で決めておりますので、思いは重々わかりますけれども、あすの臨時会を控えての14日の午後1時までということについては御了解いただきたいと思います。

○長谷川議員
       通常の臨時会とは今回性格が違うと思います。補正予算といいながら14カ月予算と国でも言い、また県も認めているように、新年度予算に連動する予算ですから、膨大な内容を持っております。それだけに先議をして早く実効あらしめたいという意図もよく理解しているわけで、臨時会を1日で成立させるというのは了承する中で、やはり通告の内容はかなり細かいものを出すということに重きを置けば、これまでの臨時会が前日の午後1時だったということに必ずしもこだわる必要はない、むしろ新しい例を、こういう予算を中心とした臨時会は初めてのケースだと思います。5時までとは言いませんけれども、3時とか少し柔軟に考えられたらどうでしょうか。終わったらすぐ出しなさいということですよ。

 

◎野田委員長
今お二人から意見がございました。皆さんでいかがでしょうか。

○内田委員
       前回の政調会でほとんど聞かれているでしょう。問題になるのはこの水産物鮮度保持の予算だけでしょう。だから、そんなに変わりはないと思います。政調会で皆さん聞いておられるわけですから。

○安田委員
       今の委員長の話を聞いていると、執行部側がどうなのかという問題が大きいだろうと思う。後ろにずらしてあげて、発言通告について執行部側の対応がどうなのかという問題だろうと思うので、総務部長の御見解をお聞かせください。

●野川総務部長
 錦織議員、長谷川議員のおっしゃることはよくわかります。我々もこういう議案を出させていただいて、どういう質問が出るかというのは今の段階ではわからないものですから何とも言えませんが、私の個人的見解を含めて言わせていただければ、少しでも早く出していただいたらうれしいかなという気持ちはあるのですけれども、一定の延長といいますか、今御提案のあった1時というところから若干の延長は我々も緊急、異例なことでありますので、受けとめなければいけないと思っております。

◎野田委員長
今総務部長から話がございましたので、提案としては錦織議員から3時ということがありましたけれども、部長、3時ということでどうですか。

●野川総務部長
 もう気持ちだけ早くしていただければ……。(「2時だ」と呼ぶ者あり)

◎野田委員長
では、2時ということで、お互いが大変だと思いますけれども、中間をとって2時ということにさせていただきたいと思います。
なお、代表質問及び一般質問は付議事件の有無に関係なく行うものでありますが、これは定例会に限られ、臨時会では行わない例となっておりますので、御承知ください。
また、平成21年1月臨時会及び平成22年1月臨時会では、質疑の人数枠を交渉会派は各1名、交渉会派以外は会派間で調整の上2名としているところでありますが、本臨時会につきましてもそのようにさせていただいてよろしゅうございますか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○長谷川議員
 このままでいきますと、まず前提になる案件も膨大ということもありますし、それにかかって質疑の発言者数を従来の規定を当てはめられると1名減になってしまいます。そういうことからやはり総数は変えないほうが、私は今回を機にこのような場合はむしろふえてもいいと思っているのですけれども、最小限従来どおりの員数が確保できる配慮をぜひお願いしたいと思います。

◎野田委員長
長谷川議員の御意見は重々わかりますので、委員長として後で議長とも相談したり、委員の方々と相談したり、副委員長と御相談の上で……(伊藤美議長「相談してもらわなくてもいい。議運で決めてくださいと言っている」と呼ぶ)

○長谷川議員
 1日をフルに使いましょう。

◎野田委員長
長谷川議員の意見はよくわかりましたけれども、この委員会で審議するのが当然でありますのでこの委員会で決めておいていただかなければいけませんので……。

○斉木委員
 今決をとったでしょう。提案どおり。

○興治委員
 少数会派の皆さんを尊重したいという気持ちは私もあります。ただ、斉木委員がおっしゃったように自民党の場合は19人いる中で1名ということになっていますので、少数会派の皆さんの発言をさらに上積みするということになれば、バランスを考慮した場合に、恐らく自民党の1人というのを引き上げることになってくる、そういう必要性があるのだろうと思うのです。
 もう一方では、常任委員会が事前調査と本審査で2回設けられるという通常どおりの形になっていますので、そこでしっかりとした審議をして、その結果を委員長を通して本会議に持って出ていただくと。そこが肝心ではないかというように解釈していただいて、委員長の提案の形で今回やればいいのではないかと思います。そこは御理解していただきたいと思うのですけれども。(「賛成」と呼ぶ者あり)

◎野田委員長
意見も重々わかりましたので、長谷川議員の意見は委員長の頭に入れておくということで本日の段階では……。

○長谷川議員
 最後にいたしますが、私は大きな思うところがありましてこれまでの交渉会派から離れたという、それだけに今回の臨時会においては1人でという気持ちはないのです。いわゆる会派というのは大事にしていただいて、自分のことを言いなさいといえば今回は質問できないと思っています。そういう慣例がありますから。だけれども、いわゆる議員団を構成されて、これまでは質問ができておられたところは、私は今回は1つ交渉会派が減ったということで人数が減っているだけに、その分は加えていただければと思います。(発言する者あり)

◎野田委員長
意見は重々わかりましたので、委員長として頭の中に置いておくということで、本委員会では御異議がないということでありましたので、質疑につきましては交渉会派各1名、交渉会派以外は各会派間で調整の上2名という人数枠を設けることに決定いたします。
  それでは、ここから2月定例会について協議いたします。
  2月定例会は2月21日に招集されますが、その付議案件について総務部長より説明を求めます。

●野川総務部長
   お手元にかなりの量の資料を配付させていただいております。全てにわたって説明はできかねますけれども、主なもののみ説明させていただきます。
 まず、資料の1でありますが、付議案の一覧表でございます。第1号議案から予算が始まりまして次の2ページ第32号までが予算の関係でございます。33号以下が条例になってまいりますけれども、33号には県民参画基本条例の設定、あるいは34号で我々県民がNPOに寄附した場合に県民税の税額控除になるそういった法人を決める準備をしておりますけれども、今回は指定の手続等に関する条例をまず設定させていただく条例をお願いいたしております。4ページには議会でも議題として取り上げられました薬物の乱用の防止に関する条例の設定をお願いいたしておりますし、その中で、5ページでありますけれども、その条例の設定の中で青少年健全育成条例の一部改正ということで、有害図書類の指定対象にこれらの薬物関係の内容の図書を含めさせていただく改正もあわせてお願いいたしております。はぐっていただきまして7ページでありますけれども、議案第43号では職員の退職手当に関する条例の一部改正ということで、県内の実態調査もやりました。それを踏まえたところの改正をお願いいたしております。45号は例年でありますが、行政組織条例の一部改正、8ページにはこれも議会で議論していただきました47号、総合事務所設置条例の一部改正等をお願いいたしております。以下のものにつきましては省略させていただきますが、議案といたしまして76本お願いしているものでございます。
 次に、資料2をお願いいたします。平成25年度当初予算案についてということで、私どもが25年度当初予算を編成するに当たっての基本的な考え方を(1)、(2)、(3)、(4)と示させていただいております。詳しくは申し上げませんけれども、国、あるいは県の景気、雇用情勢の現状認識から、県がこういう予算を編成したのだということを書かせていただいておりますし、平成25年予算につきましては(2)でありますけれども、県民の方々にわかりやすい形で5つのチャレンジということで予算を整理いたしております。資料がございますけれども、そちらのほうに事業を整理いたしております。
 (3)におきましては、御案内のとおり地方財政計画、歳入、歳出規模はほぼ前年同額でありますけれども、国家公務員の給料と地方公務員の給料を同じく削減すべしという動き、大なたが振るわれまして、かなりの交付税の減額になっております。本県も含めてかなりの影響が出たところでありますが、これまでの行革努力等によりまして、かなり戻ってくるような試算はしておりますけれども、全部は戻り切れていないというような厳しい状況であります。
 それやこれやで、(4)に書いておりますのは、いろいろな財源確保をして何とかやりくりをして25年度の予算は辛うじて若干のプラスの予算を仕上げたというようなことを基本姿勢の中で書かせていただいております。
 2ページからが概要の数字等を記載したものでありますが、予算規模は3,305億円ということで、対前年0.1%の伸びでございます。先ほど来申し上げておりますが、14カ月予算でこの平成25年度当初予算はお考えいただきたいということで、あえて括弧書きで2月臨時会を含めたところの数字も記載させていただいております。それを入れさせていただきますと、約1割、10.4%の伸びというふうに整理させていただいております。
 主な増減要因はたくさんあるわけですが、ここに書いております金額が多寡に上るものをプラスマイナスで書かせていただいております。○歳入と書いておりますが、県税は本県の場合若干減になるだろうという予測を見積もっております。全国ベースでいきますと県税は若干のプラスが出ておりますが、本県は経済状況が厳しいということでそういう見積もりをさせていただいております。
 交付税につきましては、本県につきましてはキャッシュでたくさんいただくような制度改正がなされまして、国全体ではマイナスでありますけれども、本県はプラス0.7ということで見込んでおります。
 一方の実質的な交付税の相方であります臨時財政対策債は、本県は逆に交付税がふえますので、赤字地方債についてはマイナス6.5。全国ではプラス1.3でありますけれども、本県の場合は臨財債のほうが低い。交付税のほうが高い、そういう交付税の見込みをしております。
 繰越金につきましても、昨年度と同額の20億を充当させていただく歳入予算を組まさせていただいております。
 次に、財政調整型の基金の取り崩しでありますが、やはり予算を締めたときに財源不足、昨年度より多かったということでありまして、昨年度の65億の取り崩しに対しまして92億の財政調整型の基金の取り崩しを現在当初予算で提案させていただこうというふうに考えております。
 3ページ、歳出でありますけれども、こちらも同じくかぎ括弧で多少わかりにくいようでありますけれども、特にごらんいただきたいのは公共事業であります。対前年でいきますとマイナス7.3ということになっておりますが、14カ月で見ていただきますとプラス28.4%ということで公共事業を伸ばさせていただいております。
 アとイに一般事業と公共事業というふうに整理して書いておりますけれども、一般事業、これも職員人件費、給与改定マイナス1.8、全国でもまれな減の給与改定を1月1日からやっておりますけれども、それらによって16億円の減が出ますが、公債費が逆に17億円の増とか、あるいは先ほど説明いたしました国の1次補正の関連の基金の積み増し、あるいは基金を活用した各種事業、これは公共事業にも活用しておりますけれども、それらの関係を積み増ししたことによりまして一般事業でもプラス1.3を確保いたしております。
 公共事業でありますが、先ほどの箱の中と同じ数値になっておりますけれども、ごらんのとおりの内容でありまして、特に公共事業の(3)単県公共事業につきましては議会でも約束させていただきました100億の大台を確保させていただいたところでございます。
 3番につきましては、たまたま結果的にでありますけれども、地財の伸びと25年度本県予算の伸びはプラス0.1ということで偶然にも一致しているということを見ていただきたいと存じます。
 以上が概要でありまして、次のページ以降の当初予算の概要歳入、歳出あるいは性質別につきましては全協のときにも同様の書類で御説明申し上げますので、本日のところは7ページだけをごらんいただきまして、公共事業の表がついておりますので、これをごらんいただきたいと思います。補助公共、単県公共、事業種別ごとに細かい箇所は出ておりませんが、事業ごとの予算の伸びとかを見ていただきたいと存じます。補助公共は一番上の欄でありますが、一番上の右側を見ていただきますと140.1ということになっておりますし、下の単県公共Bの欄でありますが、100億余であります。110.4%ということで伸び率を見ていただければと存じます。
 次に、8ページでありますけれども、これも毎度ごらんいただいている資料でありますが、公債費は対前年、先ほど御説明いたしました臨財債の償還等始まりますので14億ほど伸びておりますが、県債残高を見ていただきますと、臨財債はふえる傾向にならざるを得ませんが、その他の県債につきましては180億強減額になっているところであります。
 例の財政誘導目標でありますが、ごらんいただきますと、24年度末で下に点線の枠で囲っておりますけれども、それぞれの目標に対しましてクリアさせていただいているということを示させていただいております。
 下の棒グラフにつきましては、8ページの数値をグラフにしたものでありますので割愛させていただきます。
 次に、資料3でありますけれども、5つのチャレンジということで整理させていただいたということで申し上げましたが、それの具体的な事業を資料3の中で整理させていただいておりますので、説明は省略させていただきます。資料3が総括表でありまして、資料4で個々の事業の詳しいもの、議案説明資料のベースのものをつけておりますが、これも省略させていただきます。
 次に、資料5をお願いいたします。通常の2月補正のいわゆる減額、洗いの一枚物の資料でありますけれども、補正額△90億ということで整理させていただいております。基金繰入金△83億の中には、いろいろな節減をした結果、当初財政調整型基金65億円取り崩す予定としておりましたが、その取り崩しの取りやめの数字も入っております。主なものはそういったものでございますが、予算以外にも中央病院の医療過誤の和解も議案としてお願いする予定にしております。
 資料6、最後でございますが、組織・定数改正案ということでありまして、1ページに大きく1から6まで25年度に向けた組織の改正の概要を書いておりまして、2ページ以降に具体的に組織のイメージ、現行と25年度こういう形に組織が変わるというものを示させていただいております。
 1番につきましては総合事務所体制の見直しということで2ページと3ページに変更前、変更後で記載しております。東部につきましては本庁に集約するということで、東部振興監というものを置きまして、その下に東部振興課というものを設けて東部一円の地域振興を統括するという組織を新たにつくりたいと思っております。中部につきましてはごらんのとおりでありますが、県民局改め地域振興局ということで名称も改めていきたいと考えております。西部は、御案内のとおり基本的には西部総合事務所が全体を統括する、担うわけでありますけれども、通常の体制は日野振興センターに任せるということでありまして、このような記載になっておりますが、通常は日野振興センターで独立をして、地域振興局がその中核を担っていくイメージの組織改変にしております。
 4ページでありますが、原子力の安全対策ということで、新たに原子力安全対策監、次長級を想定しておりますけれども、それを置いて、さらに原子力安全対策をより強固に進めるために室を課に昇格させて取り組んでまいりたいというものであります。
 グリーンウェイブの関係が5ページにありまして、山陰海岸ジオパーク、生活環境部で保護、保全をしっかりやっていくわけでありますが、そうなると活用の面で若干不安な要素もありますので、文化観光局と共管ということでジオパークの取り組みを引き続き展開してまいりたいと考えております。
 森林・林業総室も推進局に少し格上げさせていただきまして、ぶら下がっている3つの室につきましても3つの課に再編成させていただきたいと思っております。
 西部総合事務所でありますが、総合事務所の見直しで日野も含めたところの広域的な観光になるという意味で、西部広域観光課という名称に変えてことしのエコツーリズム大会に備えるべく国際大会室も設けるようにしております。
 6ページにつきましては商工労働部の組織再編ですので、ごらんください。
 7ページでありますが、いじめ・不登校対策ということで、教育委員会のほうで少しわかりにくいかもしれませんが、イメージといたしましては教育委員会事務局、教育長の直轄の組織をこういういじめ・不登校総合対策センターということで設けさせていただきたいと考えております。実際の配置場所につきましては教育センターの中でありますけれども、教育長直轄で教育委員会事務局直轄でこの問題に取り組んでいくという組織をつくらせていただきたいと考えております。
 8ページでありますが、企画部の中に今の企画課、未来づくり推進局の未来戦略課、どちらも政策企画機能を担っている分野、組織でございましたが、この際来年度からは未来づくりのほうに集約いたしまして、未来戦略課を企画課という名称にいたしまして集約して強化したい、そのような組織改正、あわせて企画部を地域振興部という名前に変えるとともに、地域振興に重点を置く、特に中山間地域の振興に力を入れていく組織にしたいと考えております。それぞれの地方機関には中山間地域振興チームというものを設けるようにしておりますし、9ページには日野振興センター、このチームを担うのは日野振興局でありますけれども、地域振興課の中にも中山間地域の担当を設けたいと、そのような考えでおります。
 下のほうでありますけれども、鳥獣対策センター、これを八頭庁舎につくりたいと思っております。ここで全県の鳥獣対策をやろうという考えでございます。
 そういう組織改正に伴いまして、10ページ、職員定数の関係でありますが、数字だけで申し上げますと知事部局でマイナス28、各種委員会あるいは企業局でマイナス4ということで、合計△32という定数削減をいたしております。ちなみに、昨年度はマイナス30でございました。
 以下、学校教職員、児童生徒の減少によります減、警察本部につきましては暴力団対策でプラス3、病院局につきましては医療関係従事者の増でプラス42ということになってございます。
 12ページ以降は新しい組織が各部局こうなるというものを記載しておりますので、こちらの説明は省略させていただきます。

◎野田委員長
  ただいまの説明について、質問はございませんか。

○興治委員
 資料2の関係ですけれども、まず2ページのところに財政調整型基金の取り崩しというのが下のほうにありますが、24年度の予算の65億は今回の補正で全額取り崩さないということでいいですか。

●野川総務部長
 2月定例会の資料で御説明いたしましたが、取り崩す予定だったものをやめますと、取り崩しを全額取りやめると。

○興治委員
 わかりました。
 それと8ページですけれども、財政状況が書いてあります。部長から説明のあった破線の中に財政運営の誘導目標が書いてあるのですけれども、これは平成24年度から矢印が引っ張ってあるので、平成24年度の今回の補正後の決算見込みの数字ということでいいですか。

●野川総務部長
 そうです。

◎野田委員長
  次に、全員協議会の開催についてでありますが、資料4のとおり知事より議長宛てに依頼がございました。
つきましては、2月21日の本会議散会後に開催いたしたいと思いますが、よろしゅうございますか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議がないようでありますので、さよう決定いたします。
次に、境港管理組合議会議員の選挙についてであります。資料5のとおり、境港管理組合管理者より議長宛てに選出依頼がありました。
つきましては、この選挙を2月定例会閉会日に行うこととしてよろしゅうございますか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議がないようでありますので、さよう決定いたします。
なお、この選挙は単記無記名で行い、立会人を自民党及び絆より1名ずつ指名いたしたいと思いますので、よろしくお願いします。
それでは、以上までを踏まえまして、議事日程でございますが、以前お配りしておりますものに先ほどの全員協議会等を加えまして、会期を30日間とし、日程を資料3のとおり決定してよろしゅうございますか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議がないようでありますので、さよう決定いたします。
次に、県政に対する代表質問についてであります。
まず、代表質問を行う時期につきましては、改選後の世話人会において資料6の上の表のとおり申し合わせております。
このたび、会派「かけはし」が交渉団体の要件を欠くこととなりましたので、下の二重囲みのとおり「かけはし」を外した形でこの申し合わせを変更いたしたいと思いますが、よろしゅうございますか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議がないようでありますので、さよう決定いたします。
それでは、2月定例会につきましては、人数は自民党1名、絆1名とし、順序は自民党、絆としてよろしゅうございますか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議がないようでありますので、さよう決定いたします。
なお、今回は自民党は藤井議員、絆は浜田議員が行う予定であります。
次に、2月定例会における発言通告書の提出期限についてでありますが、代表質問は2月25日の午後1時まで、一般質問及び先議議案を除く質疑は3月1日の午後1時まで、先議議案に対する質疑も3月1日の午後1時まで、また、討論の通告期限は、先議議案に係るものについては反対討論が3月5日の常任委員会終了後速やかに、賛成討論が3月5日の原則午後5時まで、先議議案以外に係るものについては反対討論が3月19日の常任委員会終了後速やかに、賛成討論が3月19日の原則午後5時まで、議員提出議案に係るものについては反対討論が3月21日の午後1時まで、賛成討論が3月21日の午後5時まで、以上のとおり決定してよろしゅうございますか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議がないようでありますので、さよう決定いたします。
なお、念のため申し上げますが、一般質問における所管委員会事項の発言の取り扱いについての申し合わせは、先回確認したとおり2月定例会より完全に撤廃することとなっております。また、11月定例会中にもお伝えしましたが、質問、質疑においては、質問なのか意見なのか、または提案なのか、あるいは誰に対する質問なのか明確に行っていただくよう留意、徹底していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
ただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  次に、議員提出議案の提出期限についてでありますが、3月21日、午前9時30分開催予定の議会運営委員会において報告する申し合わせとなっておりますので、御承知願います。
次に、請願、陳情の受け付け期限についてでありますが、2月21日の正午まででありますので、御承知願います。
次に、会派の要件についてであります。
このことにつきましては、先回議長より本委員会で協議するよう依頼があったことをお伝えし、事前に会派での検討をお願いしたところでありますが、会派の人数要件を設けることについて、御意見を伺いたいと思います。

○斉木委員
 会派の要件というのはやはり2人以上をもって会派とするということと、さらに議会基本条例にこれを載せるということでございます。

○伊藤保副委員長
 我が会派も2人。

◎野田委員長
   ただいま、会派の人数要件を2人以上とし、またその旨を議会基本条例に規定してはとの御意見がございましたが、いかがでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○長谷川議員
 議会基本条例との関係はどういう文言で織り込むということですか。

◎野田委員長
  議会改革の中でお話しをしていただいております。そこできちんとした決定がされると思いますので。そこから受けたものでありますので、議長から我々がこういう形で受けておりますので、議運の中ではただいま私が申し上げたような形でさせていただきたい。オブザーバーの意見ももしあれば、委員長にお話しいただければと思います。

○長谷川議員
 私の受けとめ方は、取り扱いについて検討をということがずっとあったと認識しておりまして、会派の規定を今回の基本条例に盛り込むというのは念頭にないのです。

○銀杏委員
 議会改革推進会議では、基本条例には盛り込まないで、決定するかどうかは議運で諮って、決まれば規則として通常のほかの規則と一緒に決めるのだというふうに議会改革では決めたと思っております。

◎野田委員長
  今お二人からお話がございました。議会改革の中でもお話があったということでいろいろ御意見があろうかと思います。これも委員の皆さんが会派に持ち帰っていただいてお話をしていただいて、その結論を持ち寄って議運で決定させていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

○伊藤保副委員長
 それは基本条例に盛り込むか盛り込まないかを持ち帰りということですね。

◎野田委員長
  そうです。

○伊藤保副委員長
 了解。

◎野田委員長
   それでは、会派の人数要件は2人以上とし、議会基本条例を改正するということで諮らせていただきましたので、お持ち帰りいただいて、次回はこれを議題として皆さんにお諮りするということで御了解ください。

○安田委員
 ということは、この議運でそこまで決定していいということですか。

●有田議会事務局長
 議会改革推進会議の委員の方もいらっしゃるのですけれども、間違っていたら修正していただきたいと思いますけれども、議会改革推進会議の中では議会基本条例に盛り込もうというところまでの御意見はなかったように私は記憶しています。

○安田委員
 意見がなかったわけですか。

○興治委員
 意見はあったような気がします。決着はしていないです。

○伊藤美議長
 ここで会派の要件を決めていただけば、後の取り扱いは……。

○伊藤保副委員長
 基本だけ決めておいて、後は議会改革推進会議で盛り込むか盛り込まないかも含めて議論してもらえばいい。

○興治委員
 基本条例に入れるか入れないかとか、銀杏議員が言われたように会議規則の中で書くのか、それは議会改革推進会議に任せればいいのではないですか。(「そうしましょう」と呼ぶ者あり)

○錦織議員
 交渉会派の皆さんによって会派の要件が2人以上ということに決まってしまったようなのですけれども、私どもはこのことには納得していません。でも、ここで決められたということなのですけれども、今は1人会派であっても無所属とかいうことにはせずにそれぞれの会派の名前がついているのですけれども、その取り扱いについてはどうでしょうか。

◎野田委員長
それはまたこれからさせていただきますので。
会派に持ち帰ってというお話を先ほどさせていただいたのですけれども、これは議会改革のほうにお任せをするということでよろしいですか。(「はい」と呼ぶ者あり)
では、基本条例に盛り込むか盛り込まないかについては議会改革にお任せするということで御了解ください。

○錦織議員
 先ほどの私の意見については議会改革でされるということですか。

○興治委員
 議会改革の中で今錦織議員が言われた件については意見交換はしています。それで、大方の方向性と言っていいのかどうかわかりませんけれども、私の認識では1人であったとしても呼称を使うということはいいではないかというような空気があったように思うのです。(発言する者あり)それは議会改革推進会議で協議して方向性を出すということになるだろうと思います。

○伊藤美議長
 会派の要件だけ決めていただいたら、後は議会改革のほうにお任せ願いたいと思います。

◎野田委員長
  いろいろ御意見がございましたけれども、事務局より他県の状況とあわせて呼称について3点ほどございました。それは、会派という単語は……

○伊藤美議長
 委員長、そこまで踏み込んでいただかなくてもいいです。会派の要件だけ決めておいていただけたら。

◎野田委員長
では、議長からそういうお話がございましたので、会派の件については議会改革のほうで検討していただくということでよろしいですか。(「はい」と呼ぶ者あり)

ではそのようにいたします。
次に、その他でありますが、私のほうから1点ございます。
先ほど総務部長より説明がございましたが、来年度の組織改正により、企画部を地域振興部とする提案がなされる予定であり、これに伴い委員会条例の改正が必要となります。現在の企画県土警察常任委員会の名称について、地域振興県土警察とするのか、あるいは現在のままとするのかについて、改めて協議いたしたいと思いますので、各会派に持ち帰って検討をお願いします。
その他、委員の皆さんで何かございませんでしょうか。

●野川総務部長
  3点報告漏れといいますかお願い漏れがございました。
1点は人事案件でございまして、収用委員会の委員と男女共同推進委員の任期が満了しますので、調整が整い次第追加提案をお願いしたいというのが1点。
それから、政調会でも予告させていただいておりましたけれども、25年度の税制改正に伴う地方税法の改正が成立いたしましたら、内容がわかり次第県税条例の一部改正についても追加提案をさせていただきたいと存じます。
それから、2月補正の関係でありますけれども、付議案の一覧表をごらんいただきますと、補正予算が21号から32号まで議案がございますし、議案第40号の関係、あるいは71号の関係については補正に関する議案でございますので、これにつきましても先議をお願いしたいと存じますのでよろしくお願いいたします。

◎野田委員長
  以上で予定しておりました協議事項はすべて終わりました。
この委員会の委員の皆さんの計らいによって議会改革もどんどん進んでおります。議長が進める議会改革も日経グローカルに掲載されておりましたように鳥取県は議長の思いが通じてそれぞれの対応ができております。議会運営委員会でも少数会派にもいろいろ配慮しながら意見を聞かせていただいて、その結果が日経グローカルにも掲載されるような段階になっていると思いますので、委員の皆さんには大変お世話になりますけれども、たくさんの意見をいただいて、先ほど議長は自分のところには要りませんということでしたが、やはり相談をしないといけないことがありますので、御理解をいただいて相談させてください。
これをもって議会運営委員会を閉会いたします。

午前10時56分 閉会

 

 

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