会議の概要
午前10時00分 開会
◎前田委員長
ただいまから企画県土警察常任委員会を開会いたします。
本日は文化観光局、県土整備部に係る付議案の予備調査を行います。
まず、平成25年度当初予算の付議案の説明を求めます。
平成25年度当初予算においては事業の所管の変更が予定されておりますが、旧所管課から説明することとしておりますので、御了承願います。
また、部局間の所管の変更により、新たに本委員会の所管となる事業についても旧所管委員会で説明することとされておりますので、あわせて御了承願います。
初めに、細羽文化観光局長に総括説明を求めます。
●細羽文化観光局長
文化観光局の25年度の当初予算の関係につきまして、概略を説明させていただきます。
資料をおはぐりいただきまして、1ページをごらんください。文化観光局、4つの課、1つの官房ということで、全体で25年度は29億9,500万円余りをお願いしております。前年度の比較で申しますと6億弱の減になっておりますが、これはまんが関係の予算の減ということでございます。また、財源につきましては国庫補助金、それからその他ということで「鳥取力」創造運動推進基金等を活用しまして一般財源の縮減に努めたところでございます。
25年度の主な事業につきましては、その下に記載しております。順次御説明申し上げますと、最初はエコツーリズムの推進ということで上げております。これは25年度、鳥取県の大きなテーマとしてとっとりグリーンウェイブということがございまして、観光面でもグリーンウェイブに係る事業ということで上げさせていただいております。エコツーリズムにつきましては、イメージとしては環境をイメージされると思うのですが、ここでは従来スポーツとかグリーンツーリズムとか、いろいろ新しいタイプのツーリズムを推進をしてきておりまして、それを一くくりにして鳥取スタイルのエコツーリズムということで、幅広い取り組みをこの事業で展開してまいりたいと思っております。国内、国外への情報発信、販売促進はもとより、地元の取り組みもしっかり支援をしてまいりたいと思いますし、2つ目にあります10月19から21日にかけて、米子市を中心にエコツーリズムの国際大会を開催いたします。こういった取り組みを支援をしてまいります。また、エコツーリズムのモデル的な地域として山陰海岸ジオパークがございます。ジオパークにつきましては、25年度が国立公園指定50周年ということもありまして、国内外への情報発信、観光活用ということに力を入れていきたいと思っておりますし、26年度の再審査に向けて万全を期してまいりたいと思います。
なお、ジオパークにつきましては25年度から所管が生活環境部のほうにメーンが移りますが、引き続き文化観光局の共管ということで、特に観光面での活用については力を入れていきたいと思っています。
2つ目に、まんが王国とっとりにつきましては、ことしの成果を踏まえて、特に地域、民間の取り組みの支援ということに重点を置いていきたいと思っております。
3つ目の北東アジアゲートウェイプラスでございます。これも、これまでやってきました北東アジアを中心とした国際交流、それから外国人観光客誘致、交流等をベースにしまして、それをさらに一歩前進をさせるということで、東南アジア等も視野に置いた、そういった国際交流、誘客ということを進めていきたいと思います。
特に、下のほうにあります国際クルーズ客船受入推進事業、新規ということで、25年度境港に決まっているものだけでも15回で延べ1万7,000人ぐらいのお客さんが寄港されるという予定がありまして、こうしたクルーズの受け入れも強化をしていきたいと思っております。
また、北東アジア地域国際交流・協力地方政府サミットにつきましては、ことしは秋、ロシアの沿海地方ウラジオストクで開催が予定されておりますので、そういった経費も盛り込ませていただいております。
4つ目の鳥取観光“新時代”の推進でございます。これらにつきましても、特に観光は個人型の観光になってきております。そういったところでのウエブ対策、それから温泉地のほうが今宿泊が伸び悩んでおりますので、そういった温泉地の活性化、さらには中部ふるさと広域連合との連携強化によりまして、鳥取県の観光の受け入れ体制を強化していきたいと思っております。さらに、島根県、岩手県、徳島県との連携ということで情報発信力も強めていきたいと思っております。
最後に、アーティストリゾート鳥取の推進でございますが、これまでアーティストリゾートの取り組み、幾つかモデル的なものがございました。こういったものを発展させていって、鳥取県の文化、芸術のレベルアップ、国内外への情報発信を強めていきたいと思っておりますし、新規のアートスタート事業ということで、文化芸術面での子育て王国とっとりの推進ということにも取り組んでまいりたいと思っております。
詳細につきましては、各担当課長から説明を申し上げます。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。
◎前田委員長
議案第1号、平成25年度鳥取県一般会計予算の審議を行います。
●松岡文化政策課長
同じ資料の2ページ、3ページ、アーティストリゾート推進事業につきましては、政調政審で説明済みでございますので割愛させていただきます。
4ページ目、「とっとりアートスタート」推進事業につきましても同様でございますので割愛をさせていただきます。
5ページ、新規事業でございます植田正治生誕100周年記念事業、500万円でございます。植田正治先生の生誕100年を記念いたします事業を実施されます実行委員会の活動を支援するものでございます。
事業の内容につきましては、2の(2)をごらんいただきたいと思います。作品展の実施、フォトフェスティバルの実施、全国コンテストの実施等につきまして支援いたすものでございます。
5ページ目、下段でございます。これも新規事業でございます。田村虎蔵先生の生誕140周年顕彰事業467万9,000円でございます。これにつきましても、顕彰事業を実施されます「童謡・唱歌のふるさと鳥取」企画実行委員会の活動を支援するものでございます。
事業の内容といたしましては、田村先生に関する資料の展示ですとか、PRのコンサート、メーンコンサートの実施というところを支援していくものでございます。
めくっていただきまして6ページ目、これも新規事業でございます。第51回全国女流アマ囲碁都市対抗戦開催支援事業でございます。200万円でございます。3番に書いております倉吉未来中心、倉吉交流プラザで10月2日から3日にかけて700人が集まって対抗戦を繰り広げられます。これに対します開催経費の支援でございます。
6ページの下段、エンジン02鳥取(仮称)開催事業450万円でございます。これにつきましては、平成24年3月に開催されましたエンジン01文化戦略会議オープンカレッジin鳥取の成果を継承する取り組みとして、エンジン02、仮称でございますが開催されますということでございますので、その費用を負担するものでございます。
7ページ目、新生とりアート事業でございます。6,214万3,000円でございます。第11回のとりアート、鳥取県総合芸術文化祭の経費を助成するものでございます。
主な事業内容といたしましては、中段の表でございますが、東・中・西の各地区の企画で実施されます事業に対するもの、そしてメーン事業といたしまして平成25年度は東部地区でとりアートのスペシャルコンサートということで、鳥たちの音楽祭というものを開催されますのでその経費、そして人材育成のためのワークショップ、講習会等の経費、そして広報、運営事務費ということになっております。
8ページ目、上段は職員人件費でございます。下段が第4回とっとり伝統芸能まつり開催事業でございます。1,266万3,000円でございます。第4回のとっとり伝統芸能まつりは、中部の倉吉未来中心大ホールで5月19日開催ということにしております。第3回から実施を民間委託するということにしておりまして、実施主体につきましてはNPO法人プロデュース・ハレというところにお願いすることとしております。
9ページ目、第57回鳥取県美術展覧会開催事業でございます。1,719万7,000円でございます。広く県民の方から美術作品を募り、すぐれた作品を展示することにより鑑賞機会を提供し、文化振興に資するものとしていくものでございます。
開催内容等につきましては、下段の3番のところをごらんいただきたいと思います。
9ページ目、下段、鳥取県ジュニア美術展覧会開催事業でございます。児童生徒の芸術創作活動に対する意欲を高めるために開催するものでございます。
10ページでございます。第12回JCF学生映画祭開催支援事業でございます。300万円をお願いしております。県内の映像文化にかかわる人材の育成を目的として開催されますこの映画祭に関しまして助成を行うものでございます。学生のアニメ部門、学生の映画部門というものが開催されることとなっております。
10ページ目の下段、アートスタート「次世代鑑賞者育成事業」150万円でございます。これは未就学のお子様を対象といたしました作品の鑑賞、創造体験、公演鑑賞の機会を提供する団体の活動に補助金を出すものでございます。
続きまして、11ページ目、鳥取県文化芸術活動支援補助金でございます。893万5,000円でございます。本県の文化芸術活動の一層の推進を図るために、県内に活動の拠点を置かれます文化芸術団体が自主的、自発的に行う芸術文化活動に対し支援を行うものでございます。
変更になりましたところを御説明したいと思います。2、補助事業の概要の(3)刊行物発刊支援事業でございます。これにつきましては拡充ということで、助成上限額の引き上げということで10万円を30万円に上げております。補助要件の追加といたしまして、県内の事柄ですとか人物の顕彰等をテーマにしたものを対象とするということになっております。これにつきましては、上限額の引き上げにつきましては決算審査特別委員会で利用が進んでいないという指摘がございまして、出版社の方々からお話を聞いたところ、上限額が少し低いのではないかというお話もいただきましたので、今回見直しを行ったところでございます。
(7)番、次世代活動者育成支援事業でございます。これは、芸術文化活動を行う青少年の育成を図る文化団体の活動を支援するものでございますが、これにつきましても同様に上限を上げております。また、実施をされている方から、全国の発信事業を追加してほしいと、県内の活動ばかりではなくて、全国大会とかで呼ばれることがあるのだが経費に苦慮しているというところがあるというお話を伺いましたので、全国発信、全国の大会に出かけていくような場合にも対象とするということにいたしました。
12ページ目、鳥取県文化団体連合会活動支援事業でございます。これは、鳥取県文化団体連合会、略して県文連と言っておりますが、その県文連が実施されます活動に関しまして助成を行うものでございます。
大きく2つ分かれておりまして、主な事業内容の(1)県文連活動支援補助金といたしまして、県文連に加盟されております団体が実施されます事業に対して助成するもの、そして県文連が実施されます機関紙の発行ですとか事務局の運営への支援、そして大きく2つ目が(2)としております芸術入門講座の実施委託ということで、県内の文化活動の裾野の拡大のために実施されます入門講座の実施を委託するものでございます。
13ページ目、とっとりの文化芸術探訪事業でございます。これにつきましては、全国的に大きな業績を残しておられます先人につきまして、その魅力や業績を再発掘し、全国に発信していく事業に対しまして助成を行っているところでございます。
14ページ目、芸術鑑賞教室開催補助金でございます。1,000万円でございます。県内の児童生徒等を対象といたしまして、芸術を鑑賞する機会を提供するために行われます芸術鑑賞教室を開催する経費を助成するものでございます。これは県文化振興財団に対する助成でございます。
14ページ下段、青少年のための弦楽入門講座開催支援事業でございます。271万8,000円でございます。これは、弦楽活動者の裾野を拡大するために、まだ弦楽器を始めて間もない青少年の方、未経験の方を対象に、魅力を伝える活動に対しまして助成を行うものでございます。
15ページ目、芸術・文化に親しみやすい環境整備支援事業100万円でございます。県民の皆様が気軽に芸術・文化のイベント、催事に参加できますように、手話ですとか送迎バス、託児などの環境整備を行う団体に対して助成を行うものでございます。
15ページの下段でございます。鳥取県魅力ある博物館づくり支援事業230万円でございます。これは、県内の民間の博物館等が実施されます作品展、県立を除く博物館等が実施されます収蔵品の調査事業を支援するためのものでございます。
16ページ目、国際文化交流事業1,023万5,000円でございます。内容的には、環日本海諸国と芸術文化の交流を行うための事業を実施するものでございます。
主な事業内容でございますが、3つ分かれております。県文連が国際交流を行われる事業に対します助成、そして中段にございますのが青少年による文化交流ということで、県内の郷土芸能をされております高校生たちを江陵国際青少年芸術祝典、台中大甲媽祖国際観光フェスティバルに派遣するものでございます。そして3番目が、北東アジア地方政府サミット美術作品展示会に出品する経費でございます。
17ページ、鳥取県文化功労賞知事表彰326万8,000円でございます。すぐれた芸術文化活動により、広く文化の振興に功績のあった方の功労をたたえて表彰するものでございます。
18ページ目、鳥取県文化芸術振興審議会の開催運営費でございます。54万5,000円でございます。
18ページ目、下段でございます。鳥取県文化芸術事業評価事業でございます。207万4,000円でございます。県が実施または助成する文化芸術事業につきまして、評価委員会を設置し、その事業の評価を行おうとするものでございます。
事業の内容等につきましては、評価に係る実施方針の決定、評価項目の作成及び調整というところの(1)から(5)の事業を実施するものでございます。評価の対象の事業といたしましては、鳥取県総合芸術文化祭主催事業、とりアートでございます。それから鳥取県文化団体連合会加盟団体助成事業ということにしております。
19ページ目、鳥取県立県民文化会館管理委託費2億3,576万6,000円でございます。これは、指定管理者でございます財団法人鳥取県文化振興財団に対しまして、県民文化会館の管理運営及び本県の文化振興を図るための事業の実施を委託するものでございます。
19ページ目、下段でございます。鳥取県立倉吉未来中心管理委託費、9,012万8,000円でございます。これにつきましては、財団法人鳥取県文化振興財団指定管理者に対しまして、倉吉未来中心の管理運営業務の実施を委託するものでございます。
続きまして、20ページでございます。鳥取県立県民文化会館等施設整備事業、3,765万6,000円でございます。これは、県民文化会館と倉吉未来中心の施設運営に必要な施設の修繕、備品更新等に要する経費でございます。
工事の事業内容につきましては表にまとめておりますが、説明のほうは割愛をさせていただきたいと思います。
21ページ、上段でございますが、鳥取県立県民文化会館舞台床改修事業7,374万円でございます。これにつきましては、梨花ホールの舞台床面に傷、はがれ等が発生しておりますので、安全確保のために床の張りかえを行う、これにあわせまして、今音響反射板というものを手動で動かしているのですが、非常に手間がかかるということで改善してほしいという利用者の方からの強い要望もございましたので、これを自動化するという工事をあわせて行うものでございます。
21ページの下段でございます。鳥取県立童謡館管理運営費8,305万1,000円でございます。童謡館の管理運営及び文化事業の実施を指定管理者でございます財団法人鳥取童謡・おもちゃ館に委託するものでございます。
また、2の(2)のところでございますが、施設修繕といたしまして、備品の更新等といたしまして1,023万3,000円をお願いしております。これにつきましては、木造教室がございますが、そこの音響、調光がかなり傷んできておりますので、それを修繕するものでございます。
22ページでございます。鳥取県立米子コンベンションセンター管理費1億7,017万4,000円でございます。米子コンベンションセンターの管理運営を指定管理者でございます財団法人とっとりコンベンションビューローに委託します。また、老朽化に伴う施設の修繕、備品の更新を行います。
なお、2の(1)のところに管理運営委託料ということで1億2,517万円としておりますが、これにつきましては、24年度まで米子市と運営費を折半しておりましたが、前々から倉吉未来中心の運営負担金の見直しということもございまして、まず起債の償還が終わった米子市といいますか、米子コンベンションセンターから管理運営費を見直そうということで、25年度から新たに県、米子市、2対1というところといたしましたので、この割合で予算をお願いしておるところでございます。施設の修繕、備品の更新等につきましては、館内映像システムの更新等4,483万円をお願いしているところでございます。
続きまして、23ページ、米子コンベンションセンター舞台音響設備改修工事でございます。これにつきましては、米子コンベンションセンター多目的ホール及び小ホールの舞台音響設備機器を更新するものでございます。
当該事業につきましては、平成25年1月に入札を実施しまして契約締結したところでございます。実施設計委託につきましては平成25年7月まで、その後、導入機器を製作し、ホールを閉鎖して、音響機器据えつけ工事につきましては平成26年12月から27年の2月にかけて実施するということにしております。これにつきましては、24年度の当初予算において25年度までに実施するということにしておりましたが、また2月補正のほうで御説明申し上げますが、米子公会堂の工事と重なるので、工期を延長してほしいという御要望がありまして、このようにしておるところでございます。詳細につきましては、2月補正で御説明申し上げたいと思っております。
24ページ目でございます。鳥取県立夢みなとタワー管理委託費2億31万円でございます。夢みなとタワーの管理運営を指定管理者でございます財団法人鳥取県観光事業団に委託するものでございます。また、あわせて必要な施設修繕等を行います。
施設修繕につきましては、中央監視装置の改修等を予定させていただいております。
24ページ下段でございますが、文化観光局管理運営費といたしまして1,992万4,000円をお願いいたしております。これは、財団法人地域創造の負担金、そして事務費等でございます。
25ページ、「再興第96回院展鳥取展」の開催支援事業が単年度でございましたので、これが終了いたしましたので廃止するものでございます。
●門脇交流推進課長
続きまして、1ページ飛んでいただきまして27ページをお願いいたします。新規事業で、第18回北東アジア地域国際交流・協力地方政府サミット参加事業125万円でございます。冒頭、局長からも説明ございましたけれども、第18回目となりますサミットは、本年の秋ごろに、時期は確定しておりませんけれども、ロシア沿海地方ウラジオストク市で開催される予定になっておりますので、こちらに代表団を派遣するものでございます。このサミットにあわせまして経済協議会でありますとか環境保護実務者協議会、美術作品展示会、大学教授協議会、マスコミ代表者会議といった会議もわせて開催される予定になっております。あわせまして、このサミットの準備のための事前会合としまして、夏ごろに開催される実務代表者会議へも参加をする予定としております。
27ページ下段が、新規事業で東アジア多地域連携交流事業でございます。こちらの事業、今年度まで実施をしておりました北東アジア3地域連携交流事業という事業を組み込んで新たに実施をしようというものでございます。
主な事業内容でございますが、(1)にあります青少年スポーツ交流、鳥取県、江原道、沿海地方の青少年によります青少年のスポーツ交流事業、2番目にあります海外大学生のインターンシップ受け入れ事業、こちらは台湾ですとか韓国の大学生を30名程度鳥取県内で受け入れをしようというものでございます。(3)番目が東南アジア地方自治体幹部視察団の受け入れということで、東南アジアの自治体の幹部を鳥取県に10月もしくは11月ごろに受け入れをしようというものでございます。
続きまして、28ページをお願いいたします。国内交流推進事業でございますが、こちらは政調政審で説明をさせていただいておりますので、割愛をさせていただきたいと思います。
続いて、29ページ、ロシア極東地域交流推進事業396万5,000円でございます。
主な事業内容でございますが、ロシア極東地域との交流を進めるために、2の(1)にあります青少年交流、これは沿海地方の青少年環境交流団の受け入れでありますとか、青少年柔道交流団の派遣でありますとか、ロシアの極東地域の大学生を中心とした若者を鳥取県に呼んでこよう、こういった事業を行っていきたいと思っております。(2)番目にありますように、加えまして交流地域での鳥取県のPRのための鳥取県文化デイズの開催でありますとか、(3)番にあります国際交流員の活用を初めとした県民向けのロシア紹介も行ってまいりたいと思っております。
めくっていただきまして、30ページをお願いをいたします。韓国交流推進費533万1,000円でございます。韓国江原道との交流を推進するための経費でございます。
主な事業内容は、江原道職員の受け入れ1名でありますとか、交流協議団の相互派遣といったもの、(2)番にあります日韓友好資料館企画運営委員会への助成、そして「話してみよう韓国語」鳥取大会開催といった事業を行ってまいりたいと思っております。
続きまして、31ページでございます。中国交流推進事業366万6,000円でございます。
主な事業内容に書いておりますけれども、吉林省、河北省との交流を進めていこうという事業でございますが、まず吉林省との交流では、8月上旬に青少年芸能交流団を吉林省に派遣をしたいというふうに考えております。また、河北省との交流では9月の下旬に県内の漫画、アニメ関連団体の関係者を河北省の石家荘市で開催をされております国際動漫博覧交易会に派遣をしようというものでございます。
めくっていただきまして32ページをお願いをいたします。モンゴル中央県交流推進事業233万2,000円でございます。
主な事業内容でございますが、モンゴル中央県との交流を進めるために、これまで続けて受け入れてきております農業研修員の受け入れでありますとか、農業専門家の派遣、そして行政実務研修生の受け入れといった交流事業を行っていこうというものでございます。
続きまして、33ページが台湾交流推進事業330万円でございます。台湾台中市との交流を推進するために、主な事業内容のところに書いておりますが、台中市からの中学生サマースクール団の受け入れ、そして台中市への芸能交流団の派遣、台中市への交流協議団の派遣といった交流事業を行ってまいりたいと考えております。
続いて34ページをお願いをいたします。自治体職員協力交流事業705万7,000円でございます。鳥取県の友好交流先であります海外自治体、韓国の江原道、中国の吉林省の職員を協力研修員として受け入れるものでございます。それぞれの地域から1名ずつ受け入れをする予定で今準備を進めているところでございます。
34ページ下段が、国際交流員等活用事業でございます。本県で配置をしております国際交流員は合計13名おります。韓国5名、中国2名、ロシア2名、モンゴル1名、英語圏1名、台湾2名おりますけれども、この交流員を引き続き配置をしたいというものでございます。
続きまして35ページ、ブラジル交流促進事業1,267万9,000円でございます。母県である鳥取県とブラジル県人会との交流を進める事業でございます。
主な事業内容としまして、技術研修員の受け入れ、留学生受け入れ事業、これは1名ずつ鳥取県内で企業でありますとか大学で研修をしていただくものであります。(3)番目にあります中堅リーダーの交流事業は、中堅リーダーを来年度受け入れしようというものでございます。最後、サンパウロ州にあります第二アリアンサ鳥取村へ日本語指導員を引き続き派遣しようというものでございます。
めくっていただきまして36ページをお願いをいたします。鳥取県国際交流財団助成事業4,787万6,000円でございます。本県における国際交流の基盤づくりでありますとか国際交流活動の支援を行っている国際交流財団に対しまして助成を行おうというものでございます。引き続きの事業でございます。
特に平成25年度は、主な事業内容の(5)番に書いてあります多文化共生支援事業の中で、在住外国人の方向けの防災セミナーといったものも新しい取り組みとして実施をすることとしております。
続きまして、37ページをお願いいたします。交流ネットワーク活用事業1,614万1,000円でございます。海外でありますとか県外において、鳥取県とゆかりのある外国人でありますとか県人会の方々といった組織の皆さんと一緒になって、効果的な情報発信でありますとか、交流の活性化を行おうというものでございます。
事業内容、引き続きの事業でございますけれども、世界とっとりファンクラブ会員への情報提供でありますとか、県外県人会の皆さんとの協働による情報発信でありますとか、海外県人会に対する助成でありますとか、青年海外協力隊鳥取県OV会が開催される帰国報告会に助成を行おうと、こういった事業を実施したいと考えております。
続きまして、38ページをお願いいたします。パスポート発給事務費でございます。こちらは、24年の11月補正で債務負担行為を認めていただいておりますけれども、2の主な事業内容の(1)の(3)番に書いておりますが、平成25年4月1日から5年間、県庁、中部、西部の窓口において旅券の電話案内ですとか申請交付窓口といった業務を委託したいというふうに考えております。あわせて93ページに債務負担行為もつけておりますので、後ほどごらんをいただければと思います。
続きまして39ページをお願いいたします。国際関係調整費1,920万円でございます。こちらのほうは、環日本海諸国等の各訪問団体の来訪に機動的に対応するために要する経費として、主に事務費を枠的に当課のほうで措置をしておくというものでございますので、よろしくお願いします。
39ページの中ほど以下は廃止事業でございますので、説明省略させていただきたいと思います。
●西尾観光政策課長
41ページから47ページまでは政調政審で説明済みでございますので、説明は省略させていただきまして、48ページからお願いいたします。
新規事業でございまして、「ぐるっと山陰」誘客促進事業でございます。昨年の11月補正で債務負担行為をお認めいただきましたけれども、観光連盟に助成をしてバス代支援あるいは旅行商品造成支援をしようということで実施するものでございます。募集は既に2月上旬から開始しております。
続きまして、49ページ、実感!近くて快適!鳥取県アクセス向上PR強化事業ということで、これは24年度の当初予算で債務負担行為を設定済みでございます。3月末の自動車道の開通を機に開通キャンペーンを実施しようということで、これを島根県と連携して実施をする予定でございます。
続きまして50ページをお願いいたします。鳥取県観光連盟運営費でございます。8,011万円をお願いしております。観光連盟に対しましては、人件費の全額と事業費の2分の1を負担するということでございますが、観光連盟の実施いたします観光キャンペーンですとか、あるいは観光商品の造成の働きかけ、観光情報の発信などを行うというものでございます。
続きまして51ページでございますが、観光政策課、国際観光、まんが官房の職員人件費が上段でございます。
観光振興費3,782万円でございますが、これは観光客の入り込み調査ですとか、あるいは各種の観光振興団体への負担金でございます。
続きまして52ページをお願いいたします。とっとりの民工芸振興事業ということで541万7,000円をお願いしております。
主といたしまして、情報発信事業ということで、ホームページの管理ですとか、あるいは大都市圏を中心とした民工芸、あるいは観光情報を一体化した展示会を実施しようというもので、10カ所以上の展示を考えております。
続きまして、53ページをお願いいたします。未来に引き継ごう!県民の歴史資産「三徳山」調査活用推進事業ということで、世界遺産登録を視野に入れた地元関係者と連携しての調査研究の実施ですとか、保全管理などについて実施をするものでございます。推進協議会ですとか部会の開催に要する経費ということで340万ほどお願いしております。
続きまして54ページをお願いいたします。心に残る映画ロケ推進事業ということで100万円をお願いしております。NPO法人とっとりフィルムコミッションに対してロケの支援を行うものでございます。
続きまして、54ページ下段でございますが、温泉地魅力向上事業ということで731万円をお願いしております。いなば温泉郷、皆生温泉の取り組みに対して支援をするものでございまして、それぞれが行います情報発信ですとか、あるいは受け地対策といったようなものについて御支援申し上げるものでございます。
続きまして55ページをお願いいたします。観光二次交通整備支援事業ということで253万2,000円をお願いしております。鳥取空港と砂丘を結ぶ乗り合いタクシーですとか、あるいはボンネットバスの運行について支援をするものでございます。
続きまして、56ページをお願いいたします。広域観光連携推進事業ということで400万お願いしております。他県との連携ということで、岡山県との連携、あるいは兵庫県との連携といったようなところについて予算を計上させていただいておりますが、一番下のところにあります鳥取自動車道活性化協議会につきましては今年度まで県土整備部で計上しておりましたが、開通を機に沿線市町との連携、観光振興の分野について働きを強めてまいりたいということで、観光政策課で計上させていただいております。
続きまして、57ページをお願いいたします。「ディスカバーウェスト」中国五県連携観光振興事業ということで500万お願いしております。中国5県とJR西日本で実施します「DISCOVERWEST連携協議会」を通じまして首都圏ですとかそれ以外、大阪、福岡などで現地説明会を行うなど、さまざまな取り組みを行うものでございます。
続きまして58ページをお願いいたします。とっとり観光新時代:観光情報提供事業ということで4,796万5,000円をお願いしております。マスコミへの情報提供、あるいはPRキャラバン隊、あるいは番組制作などについての制作負担金などでございます。
続きまして下段でございます。観光地環境整備事業ということで150万お願いしております。これは、観光案内板などの情報更新ということで150万をお願いするものでございます。
続きまして59ページをお願いいたします。鳥取AiRMap運用管理事業ということで462万8,000円お願いをしております。スマートフォン用のアプリケーションでございます鳥取AiRMapというものを活用しまして情報発信を行うというものでございます。
続きまして59ページの下段、コンベンション誘致促進事業ということで5,610万2,000円をお願いしております。とっとりコンベンションビューローについての誘致経費、運営交付金ということと、コンベンションの開催が決まった場合への助成費ということでお願いをしているものでございます。
続きまして60ページをお願いいたします。観光開発促進資金融資制度ということで4,174万1,000円でございます。既に制度改正になっておりますけれども、現在は既に融資した6件分についての預託を行うものでございます。
続きまして、61ページにつきましては政調政審で既に説明済みでございますので、説明は省略させていただきます。
63ページは廃止事業でございますが、それぞれ事業期間が経過したということで廃止するものでございます。
●馬田国際観光推進課長
73ページをお願いいたします。まず、外国人観光客受入向上推進事業でございます。4,166万6,000円をお願いするものでございます。これは、外国人が快適に観光を楽しめる環境整備を推進しようというものでございます。
事業内容といたしまして、国際リゾートとっとりプランの推進ということで、推進協議会の開催経費であるとか、あるいは外国人誘客研修会等を開催する経費でございます。
2番目に、外国人観光客入り込み動態調査といたしまして、旅行形態あるいは訪問先、消費額、こういったものを聞き取り調査を行う調査経費でございます。
3つ目といたしまして、受け入れ環境整備でございます。主なものは3つございます。1つ目が二次交通の整備ということで、米子空港から、そして境港のフェリーターミナルからリムジンバスの運行をいたします経費を支援しようというものが1つ。あわせて周遊バス等の運行につきまして支援をするものでございます。2つ目といたしまして、市町村、民間等の取り組み支援ということで、民間事業者が行います看板等の多言語化、あるいは外国語のホームページ、パンフレットの作成など、そして市町村や広域連合が行います看板の多言語化、そして受け入れ環境整備モデル地区といたしまして平成23年度に東・中・西の3地区をモデル地区に指定したところでございますが、受け入れ環境整備のために助言者に来てもらう場合の招請経費を支援することといたしております。3つ目といたしまして、県による受け入れ体制整備といたしまして、米子空港ビル、境港の国際旅客ターミナル内に外国語の案内担当者を配置するもの、そして多言語電話通訳サービスの提供、こういったものを実施する経費でございます。
続きまして74ページ、75ページにつきましては政調政審で既に御説明申し上げていますので、説明は省略させていただきます。
続きまして76ページでございます。国際観光推進費でございます。4,090万6,000円をお願いするものでございます。これは、近隣各県やあるいは海外地方政府と連携いたしまして、観光客を増加させて観光産業の振興、そして米子~ソウル便、DBSクルーズフェリーなどの交通基盤の維持発展に寄与するものでございます。
主なものは4つございます。1つは、広域連携国際観光推進事業でございます。これは、山陰両県あるいは中国5県、関西広域連合、こういったところと連携いたしまして外国人観光客誘致に要する経費の負担金でございます。2つ目といたしまして、東アジア地域観光交流促進事業でございます。これは、東アジア地域の国際観光交流の促進を目的といたしました東アジア地方政府観光フォーラムに参加する経費でございます。3つ目といたしまして、環日本海定期貨客船航路利用促進費でございます。これは、環日本海定期貨客船の日本からの利用を促進するため支援を行うものでございます。4つ目といたしまして、国際観光推進費でございます。これは、観光パンフレット、案内地図等の作成経費等でございます。
続きまして77ページ、これは既に政調政審で説明させていただきましたので、説明は省略させていただきます。
続きまして78ページでございます。廃止事業でございますので説明は省略させていただきます。
●寺口まんが王国副官房長
資料の82ページをお願いしたいと思います。まんが王国発ソフトパワー事業ということで3億631万円の予算をお願いしたいというふうに考えているところでございます。この事業につきましては、政調政審の段階で説明させていただいておりますので詳細な説明は省略させていただきたいと思いますけれども、この事業につきましては、国際まんが博、国際マンガサミットの成果を踏まえまして、引き続きまして市町村、民間団体等と連携してまんが王国とっとりを一層発展させていきたいというふうに考えているところでございます。
なお、先般、国際まんが博の開催に伴います県内への経済波及効果を算定させていただいておりまして、国際まんが博全体の効果といたしましては163億円、このうち水木しげるロードとか青山剛昌ふるさと館といった従前からあります常設の漫画拠点に係るものを除いたものとしては77億2,000万円といったようなところで算定させていただいているところでございます。
当事業につきましての今後の取り組みの方向でございますが、まちづくりや観光振興、情報発信の一層の充実、漫画文化・産業の振興、その他拠点整備の検討などにも着手させていただきたいというふうに考えているところでございまして、具体の事業内容につきましては83ページ、84ページに記載させていただいているところでございますけれども、特にまちづくり、観光振興の観点から、市町村、民間団体が主役となったような取り組みへの支援は継続実施させていただきたいと考えております。ただ、その際にも、今年度まんが王国国家戦略プロジェクト推進補助金という形で事業支援させていただいているところでございますが、このうちの漫画の地域拠点の整備でございますとか大型の戦略プロジェクト事業の支援、こういったものにつきましては、本年度定額とさせていただいていたところを、主催者側の一部負担も求めながら、本数もより効果的な事業に絞って実施していきたいというふうに考えているところでございます。
また、県が主催する漫画イベントというものも次年度開催させていただきたいと考えておりまして、国際まんが博のパート2的な位置づけといたしまして、まんが博・乙といったような名称を冠しまして夏の時期に中部地域1カ所で展示系、ステージ系のイベントを絡めながら開催させていただきたいというふうに考えております。
また、新たに取り組ませていただきたいということで高知県さんとか川崎市さんといった先進地との連携なども深めながら情報発信事業の充実を図っていきたいというふうに考えておりますし、今年度から開催しております国際マンガコンテストの継続実施を通じまして、漫画文化・産業の振興を図っていきたいというふうに考えているところでございます。
●衣笠東部総合事務所県民局県民課長
ページをちょっと返っていただきまして、64ページをお願いいたします。とっとり因幡グリーンツーリズム推進事業でございます。これは、東部地域のグリーンツーリズムを推進するための経費でございまして、とっとり因幡グリーンツーリズム推進協議会に対して、市町と連携いたしまして活動に必要な経費を支援するものでございます。事業実施は、東部振興課で実施する予定となっております。
次に65ページをお願いいたします。岩美キッズトライアスロン支援事業でございます。80万お願いしております。これも東部振興課で実施予定としております。山陰海岸ジオパークのエリア内にあります大谷海岸、網代港周辺で行われますキッズトライアスロンの全国大会を支援するということでございまして、実行委員会に補助金を交付する予定としております。
65ページ下段、東部地区観光資源活用事業でございますが、これは観光振興を図るための事務費でございます。
●山根八頭総合事務所県民局長
66ページをお願いいたします。「幸せはこぶ福(29)ロード」事業でありますけれども、これは政調政審で御説明いたしましたので詳細な説明は省略させていただきますが、国道29号沿線への観光客の誘致、交流人口の拡大を図ろうとするものであり、ジビエ料理を目玉といたしまして情報発信を図るため試食会の開催、スタンプラリー等を実施するものであります。実施は東部振興課で行うことといたしております。よろしくお願いいたします。
●山根中部総合事務所県民局長
戻っていただきまして、26ページをお願いいたします。中部振興活動費でございます。300万をお願いしております。文化振興、観光振興、三徳山等文化遺産の活用及び地域づくりの活動に向けて、地元三朝町等と一緒になりまして取り組むものでございます。
2番の主な事業内容の(4)国立公園編入を契機としました三徳山の県内外への価値の再認識、発信に関する取り組み等を行おうとしているものでございます。よろしくお願いします。
続きまして67ページをお願いいたします。新規で鳥取中部ふるさと広域連合との広域観光連携モデル事業でございますが、これにつきましては既に政調政審で御説明をさせていただいておりますので、省略させていただきます。
続きまして68ページをお願いいたします。ハワイトライアスロンin湯梨浜大会を日本を代表する大会に育てるための支援事業100万円をお願いしております。東郷池周辺で行われますハワイトライアスロンin湯梨浜大会は、東郷池及び周辺地域の知名度の向上、スポーツツーリズムの推進、鳥取県及び鳥取県中部の魅力を県内外に発信することのできる非常に貴重な大会でございまして、日本を代表する大会に発展するよう支援し、さらなる参加者拡大、東郷池を活用した地域振興の促進を図ろうとするものでございます。
今回、第5回大会でございますが、25年6月16日に開催を予定されております。昨年の第4回大会は、合計で325人の選手に参加をしていただき、うち県外から232人の参加がございました。
続きまして69ページをお願いいたします。櫻杯争奪相撲選手権大会支援事業50万をお願いしております。全国から小・中学生を迎えまして、相撲を通じた青少年の健全育成を図り、あわせて倉吉市出身の第53代横綱琴桜、先代の佐渡ケ嶽親方でございますが、顕彰を目的として開催される櫻杯争奪相撲選手権大会を支援するものでございます。よろしくお願いいたします。
続きまして70ページをお願いいたします。新規で鳥取中部ふるさと広域連合駐在職員関係経費100万円をお願いしております。中部総合事務所県民局の見直しに伴いまして、鳥取中部ふるさと広域連合への県観光業務担当職員の配置に係る経費でございます。事務機器の設置ですとか公用車のリース、家賃、光熱水費等に関する経費でございます。よろしくお願いします。
●市村西部総合事務所県民局参事
資料の71ページをごらんください。大山中海振興費ということで666万2,000円を計上させていただいております。本事業は、観光二次交通への支援、地域資源の魅力向上、そして情報発信を行うものに対して行うものです。
主な事業としましては、具体的には大山るーぷバスを運行する協議会への負担金150万円、それから平成23年に大山町が大山寺参道に設置しました大山足湯の整備の補助金ということで19万3,000円を計上させていただいております。なお、この19万3,000円につきましては、93ページの債務負担行為の調書でも上げさせていただいております。9年間の債務負担行為でして、25年が3年目に当たります。
るーぷバスのほうなのですけれども、平成17年から走らせておりまして、当初は3,000人程度、1日の乗車数が60人程度だったのですけれども、8年目を迎えまして乗車人数が8,000人を超えてきまして、1日の乗車人数も100名弱というところまできましたので、来年度はさらに上を目指して走らせたいというふうに考えております。
引き続きまして79ページをお願いいたします。とっとりスタイルエコツーリズム普及推進事業(2013国際大会)ということで、540万計上させていただいております。
本事業は、とっとりグリーンウェイブの主要イベントの一つである「エコツーリズム国際大会2013in鳥取」の開催に当たっております実行委員会に対して支援するものでございます。
実行委員会が取り組む事業は、大まかに申し上げますと2つございまして、1つは国際大会を開催する、そのものでございます。こちらの事業費が2,000万円ということで準備に当たっています。もう1つは、この地域にエコツーリズムを定着させる機運醸成も含めまして、人為育成でありますとかエコツアー商品の開発でありますとか、そういったものに対して980万ということで、実行委員会のほうが取り組みますトータル2,980万に対して、県のほうが540万円支援するというものでございます。なお、この2,980万の主な経費内訳は表に載せておりますので、御確認ください。
大会の概要につきましては、下段のほうに書いておりますが、ことし秋、10月19日から21日までの3日間、テーマが、「住まうように旅する「森・里・海・水の連環と人々の営み」」としております。スケジュールは、初日が開会式、基調講演、夜は交流会、2日目がエコツアープログラムの体験型ツアーを行う予定にしております。そして、最終日の月曜日が報告会や閉会式を予定しております。参加予定人数を2,000人としております。
次に80ページは、このエコツーリズム国際大会2013in鳥取の開催に当たりまして、緊急雇用を活用して人を雇用するものでございます。4名を予定しておりまして、実行委員会のほうへ委託予定でございます。打ち合わせ対応や翻訳業務に当たる外国語対応スタッフを2名、ボランティア等の募集を行いますスタッフを1名、そして大会実行委員会の中心的な役割をしていただきます国際リゾート推進コーディネーターということで1名ということで、以上のような業務に対して1,740万円を計上させていただいております。
80ページの下段、スポーツツーリズム、それから次のページの81ページにつきましては、政調政審で説明させていただいておりますので、説明は割愛させていただきます。
◎前田委員長
以上で説明が終わりました。
これから質疑等を行いたいと思います。
○稲田委員
たくさんありますけれども、ちょっと何点かまとめてやります。
6ページ、私も碁は打ちますけれども、これは一体何なのだろうなと。こういうところにまで県が支援をしていくということの意味がよくわからない。わかるように説明をしてください。
関連があるのは12ページです。県文連とその前の11ページのいわゆる芸術・文化団体との関係がわかりませんので、ちょっと教えてください。
20ページ、いわゆるとりぎん文化会館は指定管理者に出ているわけですが、これでいくと例えば除細動器の更新やカセットテープデッキの修繕みたいな、微々たる額ではありますがあるわけですが、この指定管理の契約がどういうぐあいになっているのか私も詳細にはわからないのですけれども、要するに指定管理の本体となる所有者がここまでやらないといけないのかと思うわけです。それを納得がいくように説明をしてもらいたいと思います。とりあえずその3点。
●松岡文化政策課長
まず、女流アマの件でございますが、これにつきましては事業概要のところを説明の際には省略しましたので意義が伝わりにくかったかもしれませんが、囲碁は、申し上げるまでもなく日本の伝統文化でございます。今いろいろな遊びとかもデジタル化したものが非常に広くなってきておりますが、やはり囲碁、将棋、対面で試合をしますこういう文化というものを大事にしていくということが今非常に求められているのではないかというぐあいに考えておりまして、また開催されますところの地元あるいはこの主催団体から、ぜひ支援をということもございました。これを通じまして、700名からの方が来られますので地域の活性化にもつながりますし、この日本の伝統文化である囲碁というものを今回普及していくというのが非常に意義があるというぐあいに考えております。また、女流ということもございまして非常に親しみやすいというところもございますので、この支援というものは大変に意義があるのではないかということで今回助成させていただくということで計上させていただいているところでございます。
11ページと12ページ。御質問は、12ページの県文連と11ページの文化芸術活動の支援補助金の支援補助金の対象となる団体の違いだと認識したところでございますが、12ページのほうは県文連、つまり県域全体をカバーいたします文化団体が実施される事業に対しまして助成をすることによりまして、この県域団体、例えば写真ですとか俳句ですとか川柳、短歌、絵画等々ございますが、この団体を活性化することによりまして、文化の裾野の拡大、質の向上を目指していこうというものでございます。
11ページのほうは、県内に活動拠点を置いておられます団体、特に県文連とかということではなくて、子供たちのための文化活動ですとか、演劇ですとか、いろいろな活動をそれぞれの団体がされております。そういう団体を特定せずに、もちろん補助の要件に合うところですが、補助の要件に合う団体に対して活動費を助成していこうというところでございます。
20ページの県民文化会館と倉吉未来中心の施設運営に必要なものでございますが、これにつきましては、備品の整備につきましては、これは県営の施設でございますので県が設置していくということになっております。その施設が壊れた場合に、50万円以下の修繕をやる場合には、これは御存じだと思いますが委託費の中でやっていただくということでございまして、これはあくまでも県の備品としてそこに設置すべきものということで整理をさせていただいているところでございます。
○稲田委員
6ページから。課長、なぜここにその支援をするのだというその趣旨からいくと、将棋はどうなるのだ、マージャンはどうなるのだ、オセロはどうなるのだ。大きな大会があるわけですね。そういうものについてはどういうぐあいに考えているのか。
●松岡文化政策課長
線引きはいろいろ難しいところがあると思います。正直言いまして、マージャンはだめで将棋はいいとか、例えばオセロはいいけれどもチェスはだめとか、そういうのはなかなか難しいところがあると思います。これは総合的に判断していくことが必要なのかなというぐあいに考えております。例えば日本の伝統文化として位置づけられているかということがありますし、それからやはり支援していく価値というものがあると思います。例えば、先ほども申し上げましたが、対人でやっていくゲームというようなところの意義ですとか、それからやはり地域の活性化という側面、そういうところを総合的に考えてやっていく、支援を考えていくべきものだと思っておりまして、御質問に的確にお答えできていないかもしれませんけれども、線引きはちょっと難しいのかなということを考えております。
○稲田委員
これは難しいことだと思う。特に囲碁は中国からもともと入ってきたものなのだけれども、これは既に日本に定着して、日本古来の文化なのかどうか、文化でしょう、多分。だとすると、将棋はまさに日本に本当に古来からあるものでしょう。将棋なども、もしそういう希望が出てきて、支援してくださいということになると、将棋は支援するのか。まずそこから聞こう。
●松岡文化政策課長
将棋の場合、やはりおっしゃったように囲碁にまさるとも劣らぬ日本の伝統的な競技といいますかゲームでございます。ただ、難しいのは、やはり地域への広がりという面がありますから、例えば棋士が来られて対局だけするとかということになったときに助成するのかといったら、それはやはり難しいのかなと。有名棋士が来られて、ただ対局をされたからということで助成するのはちょっと難しいと思いますが、700名の規模とか、女流がいいというわけでもないのですけれども、やはり親しみやすさとか、そういう地域への波及効果というものを考えていきませんと公的な資金を費やすということにはならないかと思いますので、将棋はどうかと言われますと、そのお答えは難しいところですが、やはりその地域への波及効果というもの、それから普及というようなものを考えて判断していくものだと思っております。
○稲田委員
しつこいようだけれども、説明がよくわからない。人数はわかりますよ。だから、将棋にしても何にしても大きな大会でないとだめなのだろうということがまず1点、これはわかります。女流ですね。では、女に甘いということではないのですか。男はどうなのですか。(笑声)男であっても、囲碁で700~800名集まれば、私もよく碁会所へ行ったりするのだけれども、こういう形で申し込みをすれば支援が出るということになるのですか。
●松岡文化政策課長
女流の説明に関しましては、男女共同参画の面から少し説明に問題があったかと思っておりまして、今反省をしているところでございますが、稲田委員と合致できないところがあるのですが(笑声)、将棋もまず第一段階としてはクリアしていると思います。ただ、そこでやはり広がりの面、それから地域から要望があればいいのかということもありますけれども、やはり地域の方々も、この倉吉の場合には倉吉市の方々、それからこの大会にかかわっておられます地元の方々からもぜひ応援してくれという強い要望もございます。ですので、そういうところの、熱意があればいいのかということもあるのですけれども、やはりそういう熱意みたいなところも感じておりまして、活性化につながると、それから文化の普及にもつながるというところで支援をしておりますので、御要望いただければ検討させていただきたいと思っております。
○稲田委員
なぜこんな質問をするかというと、もしこれを許せばほかにずっと波及していきますよ。日本古来だ、人数が多いだ、女流だというようなこともあるから。将棋だって女流はあるからね。チェスだって何だって女の人が参加するわけでしょう。ただ女流チェス大会というのがあるかどうかわからないけれども、そうすると、こういうのを1つ許していくと、前にこういう例があったではないかという話に際限なくなっていくので、そこのところを、私はこれに反対をしているわけではない。私も碁の愛好家の一人として反対をするわけではない。だけれども、これを許すと、後から後からこういうものもやらせてください、ああいうのもやらせてくださいという話になるから、だからどこかできちんとした歯どめ、こうこうこういう条件がそろえば囲碁でも例えばマージャンでも、マージャンも最近女流があるよね。そういう支援をしましょうという話になる。そこの線引きをきちんとする必要があるように私は思うわけです。今課長から聞いただけでは、私はやっぱりちょっとすとんと落ちてこない。やっぱり、もうちょっとちゃんとした理由が必要だと思う。
そして、委員長から、頼まれれば出すのではないかという不規則発言が委員長からあった。私もまさにそれは一番の動機として思ったのです。支援費出してくれよ、補助金出してくれよと言われたら出すのかということにもつながるわけで、もちろんそういう希望があるから、では検討しましょうという段階にはなっていくわけですから、そこのところをもう少し詳細な検討が必要なのではないかということを思います。これはちょっと検討をしてみてください。
それから、鳥取県文化団体連合会というのは、例えばどのような団体がこの中に入っているのか教えてください。
●松岡文化政策課長
県文連につきましては、それぞれの分野がございます。洋画、写真、短歌、川柳、俳句、洋舞等々でございまして、挙げると切りがないのですけれども、県域を対象とした分野ごとに1団体。ですので、例えば鳥取市の洋画団体かというのではだめでございまして、鳥取県全体を対象としておられます団体、県域団体と言っていますが、県域団体が連合体を組んでおられます。
○稲田委員
例えば短歌とかというのではなくて、例えば名称でもいいから2~3挙げてみてください。
●松岡文化政策課長
鳥取県洋画連盟ですとか鳥取県短歌協会ですとか鳥取県写真家連盟、そういうところです。
○稲田委員
松岡課長もそれに類することをちらっと言ったけれども、松岡課長と私の感覚とは違うな。違うような気がする。さっきのものについても。これについても、もう少し考える必要があるのではないか。ちょっと質問になっているような、ならないような話だけれども、これも考える必要があるというように思います。
いわゆる除細動器はこれは県の備品だから、一応管理そのものは指定管理の団体がやるのだけれども、もともとは県で備えなければならない本来のものだから、この除細動器は県が備えるということで、いわゆる指定管理の契約の中にもそういう条項がうたってあるわけですか。
●松岡文化政策課長
規定は、第何条にどう書いてあったかというのはちょっと記憶していないのですけれども、そもそもつくったのは県でございますし、中の備品を準備いたしましたのも県でございますので、そこに必要となる備品等の更新につきましては、指定管理者に負わせるのは適当ではないのではないかということを考えております。
規定は、備品は県が用意するというところまで委託契約に書いてあったかどうかは、ちょっと記憶がございませんので、また確認をさせていただきたいと思います。
○稲田委員
指定管理と、いわゆる賃貸借とか使用貸借とか貸借関係がありますね、そういうものとは私は同列では論じられないと思っているわけです。例えば賃貸借契約を結んで借りるというようなことの、非常に特殊な公的な機関で、自分がそういう建物を持っていたけれども、それをある一定の団体、あるいはそういう集まりに貸し付けるというやり方というのは、それはそれなりにこの指定管理のありようについてはもっともだなと思うわけです。だから、賃貸借契約とかそういうような契約の内容を持ち込む必要はないけれども、そこのところを私は、これも1つ潰れると指定管理団体がこれもやってあれもやってというようにどんどんどんどん押し込まれていく可能性があるように思うわけです。
ですから、やっぱり指定管理のこと、何かこんなものだったよね、あの契約書が。だから、私も全部は目を通していないけれども、そこはやっぱり明確にする必要があると思う。ここからここまでは指定管理者のほうでやってください、ここからここまでは県ですよという、きちんと一線を画するということをやらないと、向こうからずっと押し込まれていく可能性というのは出てくると思うのです。それが、除細動器という言葉を聞いてそれはどうなのだろうと思ったから、でもそれが県の備品だということできちんとうたってあるのなら、これはこれでしようかないかなとは思いますけれども。
○藤縄委員
11ページ、ちょっと関連するのです。助成上限額が10万円から30万に上がっている。補助要件の追加ということだけれども、もともとの実績はどうだったのですか。それと、この団体の名前が知りたい。
●松岡文化政策課長
お答えします。刊行物の発刊事業につきましては、この数年実績がございません。ゼロでございます。
次世代につきましては新規の事業でございますので、全国の分はここからスタートでございますので、実績等はございません。
団体の名前といいますのは……。
○藤縄委員
青少年の育成を図る文化団体が実施するとあるのですが、どういう団体ですか。
●松岡文化政策課長
特にこれといって今決まっているわけではございません。これから応募していただきまして、要件が合うところに対しまして助成を行わせていただくということになります。
○藤縄委員
これは新規ではないから聞いたのですよ。10万円のときにいささかの実績があって、それでいろいろな活動も認められるし、新しいことも考えているから10万円が30万円になったというふうに認識したわけです。ところが、今聞いていると、何もない中みたいな、団体もわからないし、実績もないということではないのか、今の答弁は。
●松岡文化政策課長
10万円の時代には実績がございます。例えば子供たちの絵画のワークショップだったか、いろいろな活動をされておりまして、10万円の時代には実績はございます。説明が舌足らずでございましたが、全国の発信事業につきましては今回新規ということの取り扱い、要件を追加いたしまして新たに取り組むということでございまして、全国につきましてはこれからというところでございます。
○藤縄委員
団体がはっきりわからない中での計上というのはちょっとわからないところがありますけれども、早目に団体もわかってくるという理解でいいですね。
●松岡文化政策課長
はい。
○藤縄委員
漫画の経済効果、これの目標との対比を。どうだったかなと思っておりますので、これが1点。
●寺口まんが王国副官房長
経済効果につきまして、目標といいますか、昨年の2月議会の際に、我々のほうで来場者の目標は300万人ということを掲げさせていただきました。その際に、あわせてその当時は543億円という経済効果を見込むというふうにこの場で御説明させていただいた件とのつながりだろうと思います。今回、当初の543億円という経済波及効果と比べますと非常に少ない数値。といいますのが、来場者としましては321万人入りましたので、人数自体は321万人ということなのですが、経済波及効果はそれに比べると非常に少なくなっているということだと思います。ただ、先回2月の段階で経済波及効果を算出させていただきましたときは、まだ実際にまんが博の中身が十分煮詰まっていなかったことや、そこに来られる方々が、本当に一体どれぐらいのお金を落とすのかというような見込みがなかったことから、観光客の入り込み動態調査というのを毎年とっているのですが、そちらでアンケートをとっているお土産代ですとか宿泊代ですとか交通費、こういったものの単価を使わせていただいて算出したところです。その単価が県内の来訪者ですとお一人1万7,000円程度。県外から訪れられる方ですと2万2,000円程度の単価になるということをもとに算出させていただいたのですけれども、今回、国際まんが博の経済効果を図るに当たりましては、県主催のイベント中心ですけれども、実際に国際まんが博に来場された方々にアンケートをとらせていただきまして、その数字をもとに算出しております。その数字が、県内来訪者ですと約8,000円、県外来訪者ですと1万1,000円程度ということで、通常の観光地でとらせていただく数値に比べますと半分以下といいますか、実際使われているお金がそういった実態だったという点で低く出ているという状況でございます。
○藤縄委員
確定して、細かく分析した、アンケートとった数字ですよという話ですね、今の話は。それで、543億との差ですよ。余りの大きな差を、543億は何だったのだという思いがあるわけです。
●前田まんが王国官房長
去年の2月に出した540億というのは、今も寺口のほうから説明したのですけれども、そもそも一つの目安として出した数字というのは御理解いただきたいと思います。それで、人の数え方につきましても、300万人という数字は、今回321万人になったわけですけれども、例えば立ち寄り者数ということで、要するに実人数を割り戻したような結果を出しているわけです。それは、例えば1.77とかいう数字があるわけですけれども、それで立ち寄り数を出しまして、さらにそこのところで県外、県内に分けてやって、ある程度正しいというわけでもないですけれども、実態に即したような形での数字に直しているので、あくまでも経済効果というのは経済効果ですので、540億というときも正しかったと思いますし、今の数字も正しいという理解でいるのですけれども。答えになっているでしょうか。
◎前田委員長
あのときは正しい、今も正しいというようなことがあるか。
●前田まんが王国官房長
ですので、去年の2月の時点での積算のときに、基本的に出てくる数字、どれぐらい人が入ってくるだろうかという300万人という数字がまず一つあって、それはそれであったのです。それはある意味で延べの人数なので、それだと、その人が例えば県内、県外でどれぐらいお金を使うかという、それも観光の実態調査にあわせたような格好でやったのですけれども、それはそれでよかったのだろうと思うのです。一つのまんが博の効果を調べる上で、それは一つの参考になった数字だというふうに思っています。
今回やったのも、アンケート調査で県内、県外を聞いて、実際の支出を聞いて、しかもその320万という延べの人数から割り戻しをした部分だけ減るというのは当然のことといいますか、ですので、そういうことでございます。
◎前田委員長
そういうことって、見積もりが甘かったということでしょう。見積もりの方法が違っていたということか。
●前田まんが王国官房長
見積もりの方法というか、ですので、そこのところは、全体像がうまく固まっていないときに一つの目安として540億という数字が出たのであって……。
○藤縄委員
言っておられる意味はわかりました。目安だったということと、その時点の基準で543億という数字を出したということはわかりました。その答弁については、これからこちらが評価したいと思っております。
最後に1点。西部のエコツーリズム。サイクリングを一生懸命しておられたと思っておりまして、20日の体験型ツアーですね、例の中に山陰海岸ジオパークも入ってよかったのですけれども、サイクリングも入るのですか。当然入るのだろうと思っておりますけれども、計画がちゃんとできているのかと思って。そのことを確認させてください。
●市村西部総合事務所県民局参事
御質問の件でございますけれども、サイクリングもやりますが、エコツーリズムもやります市村でございます。
それで、サイクリングがこのプログラムの中に入っているかどうかということでございまして、今実際にビジネスベースで一番売れているプログラムというのがサイクリングでございますので、もちろん入れていく予定でございます。
あわせまして、ウオーキングでありますとか、ジオパークでありますとか、こういったところは全県的に広げていくという視点で捉えておりますので、中部や東部で進んでおりますようなところとは連携していきたいというふうに考えております。
○銀杏委員
たくさんあるのですが、ちょっと絞って質問したいと思いますが、36ページの鳥取県国際交流財団助成事業ですが、前に環境大学の学長さんに、国際交流とか留学生の受け入れとか学術交流等をもっと進めたほうがいいのではないかというふうな話をしたことがあるのです。幾つかの大学と学術交流、留学生の受け入れ協定を結んでいるのですが、多いところは、100近い大学とそういうのを結んでいるところも全国ではあるわけです。それから比べると、そんなに多くはないと思っているのですが、学長が言われるには、やっぱり環境大学の近くに交流の拠点がないと、今はどちらかというと湖山のほうに交流財団の拠点がありまして、その拠点を使って留学生等々が非常に連携をとったりとか支援が受けられたりとかしているのだけれども、環境大学のそばにそれがないということで、なかなかふやすのは難しいということを話されていたのです。ということで、今回引き続きのような予算になっておるのですけれども、そういうことは考えておられないのかなというふうに思いまして質問をいたします。
61ページで、一番上に書いてありますが、ジオパークが生活環境部緑豊かな自然課との共管というふうになっています。実際5人の職員さんが向こうに移られるということですが、共管というのは、具体的にどういうふうに文化観光局はかかわっていくのだろうかなということがわかりませんので、これを説明してください。
漫画ですが、文化政策課にお聞きしたいのですが、漫画というのはアートなのかどうなのかということです。芸術なのか、どういうふうに捉えておられるのかお聞きしたいということと、まんが王国官房にお聞きしたいのは、この25年度はまんが王国にとってどういう年になるのかをお聞きしたいと思います。
●門脇交流推進課長
まず鳥取県国際交流財団の位置についての御質問がございました。御承知のとおり、湖山の鳥取空港の中で、国際会館という位置づけの中で今鳥取県国際交流財団が事業の運営をしているという現状でございます。
場所を動く予定があるかどうかということですが、当面の間は正直ちょっと難しいのかなと思います。といいますのが、まず1つは今鳥取大学さんの近くにあります。正確な数字がちょっと今手元にないのですけれども、鳥取大学さんの留学生、たしか3桁、100人以上、200人近い留学生の方が鳥取大学で今学んでいらっしゃったと思います。対して、環境大学の今の現状なのですけれども、1桁の前半の人数だと思います。実際に鳥取県内に在住していらっしゃる、学んでいらっしゃる学生のケアという面を考えてみると、現状でいくと、やっぱり湖山といいますか鳥大の近くというほうが適当ではないかというふうに思っています。もう1点が、申し上げたように、県としても国際交流の推進の拠点という位置づけで国際会館を整備したという歴史的な面もあり、両方の面から今すぐに動かすことは難しいかなと思っています。ただ、いずれにしても今後の展開次第という面もあると思いますが、現状はそうだと思っております。
●西尾観光政策課長
ジオパーク室の生活環境部との共管について御説明いたします。
25年度、席は実際には生活環境部のほうに移動します。実際にふだんは生活環境部のほうにおります。共管というふうにした位置づけといいますのが、特にジオパークの課題というところは知名度の向上だとか情報発信といったところだと思います。このあたりについて特に文化観光局でよく連携しながら情報発信だとか、そういったようなところに取り組むというところが課題だというふうに思っておりますので、共管になってもこれまで以上に観光面での情報発信に努めてまいりたいと思っています。
●松岡文化政策課長
私の見解は、間違いなく芸術だと思います。文化だと思います。しかも、今世界的な視野で見た場合には、日本を代表する訴求力のある文化、芸術になっておるというぐあいに考えております。
●寺口まんが王国副官房長
私も文化の一つに位置づけられているというふうに考えておりまして、そういった面でも振興していきたいというふうに考えております。
漫画の取り組みにつきましては、今年度建国の年ということでスタートを切らせていただいて、大規模なイベントもさせていただきました。そんな中で、やはり米子とか例えば北栄町のように新たなまちづくりの動きが始まったところとか、まんが王国鳥取そのものも全国的に非常に知名度が高まったというふうに考えております。ただ、今後この漫画とかアニメを活用いたしました地域振興、そういったものをしっかりと根づかせていくためには、例えば境港市さんでの取り組みでも20年来でございますし、都道府県レベルでやっておられる高知県さんも既にまんが甲子園といった文化的な取り組みを20年来やっておられます。そういったような形で、長い目で見て取り組みながら、本当の意味でまんが王国鳥取という名前に合った地域になっていきたいというふうに考えていますので、そういった姿勢で今後取り組んでいきたいというふうに考えております。
○銀杏委員
国際交流財団助成事業でありますけれども、本体を動かす動かさないという議論よりも、何かしら将来的に拠点の整備なども庁内でもぜひ検討を始められたらどうかというふうに思っております。
ジオパークの生活環境部との共管という中で、観光政策課で持っておった意味合いとして情報発信が大きいものなのだという話をされました。この点についてはちょっと違った考えを持っておりますが、一般質問でまた取り上げさせていただきたいと思っております。
漫画につきましてですけれども、この中の事業で高知そして川崎、出版社等との連携イベントの実施というのがあるのですけれども、全国でもしっかりと取り組んでいるところというのはそんなにたくさんはないわけですけれども、この計画には新潟が入っていないのですが、新潟はどういうふうに考えておられるのかお伺いします。
●寺口まんが王国副官房長
委員がおっしゃられましたように、新潟市さんにつきましては近年新潟市内に漫画とかアニメの関連拠点施設を2点整備されたりとか、漫画のコンテスト的なもの、コミケ的なものにもいろいろ取り組んでおられるといったような事情をこちらのほうでも承知しているところでございます。ただ、現時点での我々の考え方といたしましては、ことし国際まんが博の取り組みをやっていく中で、具体的にこちらのほうにお声かけもいただいている高知県さん、それから同じく川崎市さん、まずはこういった具体の声が上がったところと取り組みを開始してみて、そういった中で他の自治体と連携して漫画を地域の発展につなげていくような取り組みにしていきたいというふうに考えているところでございますので、新潟市さんについては今現在のところ何も予定はございません。
○銀杏委員
詳しくは議場でさせていただこうと思っておりますが、地域振興という言葉が気になりまして、何かスポット的なことを考えておられるわけではないのですか。それぞれの漫画を扱っておる地域というのは、境港のことを挙げられましたけれども、県内のある一部の地域のことを指しておっしゃっている、考えていらっしゃるということでいいのですか。地域振興をどういう意味合いでおっしゃったのか、ちょっとお聞きしたいのですけれども。
●寺口まんが王国副官房長
まず気持ちといたしまして、県内の例えば境港市さん一部だけという気持ちで申しているものではございません。ただ、漫画とかアニメにつきまして、どうしてもそれぞれの地域とのゆかりのあるもので発展していくというようなこともあると思いますので、ちょっと言葉としてはばくっとした言い方ですけれども、漫画とかアニメというものを活用して、例えば今の琴浦町さんのように、「琴浦さん」という漫画が発端にあって、いろいろな名刺をつくったりとか、「琴浦さん」というアニメの中で琴浦町を訪れることによって、そこを訪ねてきている人がいるとか、そういった形でこれから漫画とかアニメをテーマにした地域づくりというか、地域振興が発展していくところもあるのだろうと思います。それぞれ地域に応じて色は観光であったり文化面が強かったりというようなことは出てくると思いますけれども、県内全域が漫画とかアニメというものを何らかのテーマで活用して、そこがにぎわっていくような取り組みがふえていけばいいなということで、県域全体を考えての地域振興というふうに考えておるところでございます。
○銀杏委員
やはり、私とは少し考えが違うなと思いました。これ以上言いませんので、また後で。
○興治委員
2ページ、3ページのアーティストリゾートの関係ですけれども、まずアーティストリゾートの目指すところですね。どういうものを目指しておられるのかお聞きします。
●松岡文化政策課長
アーティストリゾートでございますが、端的に言いますと、2ページの目的・概要のところに書いておりますアーティストが活用しやすい環境を整えるというところでございます。アーティストが活動しやすい環境を整えまして、そこにアーティストに来ていただく。あるいは鳥取県内のアーティストでも結構なのですけれども、そういう方々に活動を盛んにしていただく。そうすると、芸術という違う視点を持ち込むことによって、地域の人たちの物の見方とか物の考え方というのが非常に刺激されて変わってきます。これによって、やはり芸術というものがまた人間の活力を生み出すというような面もございますので、非常に地域の人たちが元気づいておられる面があります。そういうことをやることによりまして、まず芸術というものの裾野の拡大ですとかというようなところ、鑑賞者あるいはかかわる人たちをふやしていく、そういうことによりまして芸術というものを盛んにしていこうということが1つ。そして、これは瀬戸内国際芸術祭ですとか新潟の大地の芸術祭ですとか、各地でいろいろな芸術祭が行われております。アーティスト・イン・レジデンスという形で世界からアーティストに来ていただいて、その作品を発表する。そこにたくさんの人たちが集まっておられます。そういうことで地域が活性化していくというところもございますので、そういうところをやっていきたい。例えば鳥の劇場が来られて鳥の演劇祭をする。まだ何万人という人が集まっているわけではございませんけれども、人が集まりつつあって、鹿野の方々もこれを中核に頑張ってみようというところで動いておられます。
ですので、そういうアーティストの活動しやすい地域をつくって、文化芸術の振興そして地域の振興を図っていこうというところが目指すところでございます。
○興治委員
わかりました。それと、私が思っていたのは、アーティストの皆さんに鳥取県に移り住んでいただくとか、もともと鳥取県にいるアーティストの皆さんの活動の場を広げていくとか、そういう意味合いもあるのではないかと思っていたのですけれども、そのあたりはどうですか。
●松岡文化政策課長
委員から御指摘がありましたように、やはり滞在していただいて、できれば移住定住をしていただきたいというぐあいなことも考えておりまして、今回事業の説明は割愛させていただいたのですが、2ページの最下段のところでございますが、中長期滞在促進事業ということで、7カ月以上住まわれる場合には6カ月分の活動費を出そうということで、アーティストにぜひ鳥取県に定住していただきたいということを考えております。それによりまして、鳥取県っておもしろいところだなというところが伝わっていって、若い人たちに刺激といいますか情報伝達といいますか、非常に楽観的な見通しではありますが、引きつけられて定住していただくというようなことがあればいいなというぐあいに考えております。
○興治委員
先日テレビでだったのですけれども、富山県だったと思うのですが、ガラス工芸が非常に盛んになってきたと。そのガラス工芸をやっている作家の皆さんが移り住んでこられるということなのです。それで、製品の開発とか、あるいは市場の開拓あるいは販売店への売り込み、それからそこからの情報のフィードバックとか、それを制作に生かしていくとか、そんなことを行政が絡んでやっているのですよ。それによって作家の皆さんが移り住んできてガラス工芸が非常に活発になってきたということがあるのです。一つの参考にするモデルかなと思ったわけです。
それで、1つは工芸品あるいは民芸品なのですよ。そこが果たして文化政策課の対象になるのかどうなのかという問題はあると思うのですけれども、ただ、県展なんかには工芸品なんかも出ているわけですし、そういうところにも、さっきの囲碁の話ではないですけれども、広げようという意識があるのであれば、従来は対象になっていないのであればやっぱり広げてみると、考えてみるということも必要なのではないかと思うのですけれども、そのあたりいかがでしょうか。
●松岡文化政策課長
工芸を対象にしていないということはございません。我々文化としての工芸というものは支援していきますし、活動をしていくということは考えております。ただ、少し仕事を分担させていただいているのは、民工芸の関係は観光政策課の民工芸振興官もおられますし、少し仕事は分けさせてはいただいておるのですが、当然工芸は文化の対象でございますので、この活動、例えば陶芸家の人が移り住みたいとか、工芸をやっている方が移り住みたいというところで来られたら対象にしていきたいというぐあいに考えております。
それをどういうぐあいに地域の産業みたいなところにつなげていくかということなのですが、それにつきましては少し検討が要るのかなと思っています。いずれにいたしましても文化とか芸術というものは人を引きつけるものがあります。物ばかりではなくて、文芸のほうもそうですが、人を引きつけますので、やはりこういうものを活用して地域の魅力をつくっていくというような活動になっていけばいいなというぐあいに考えております。
○興治委員
わかりました。芸術分野でアーチストを招いて県内の芸術機運、意欲を高めていこうというのはよくわかるのです。ただ、芸術家を招いたり育てたりというのはなかなか大変なことだろうと思うのです。恐らくこのアーティストリゾートにしても、以前はアーティスト・イン・レジデンスという言い方をしていましたね。でやっても、非常に単発的で、その作家がとどまるということはなかったのではないかと思うのです。その一方、民芸、工芸ということになれば鳥取県は非常に伝統的な産業分野でもありますし、実際作家の皆さんがたくさんいるわけで、そういう部分の集積というものを図るということになれば、産業の振興であるとか伝統的な製造分野での伝統の振興ということにもなっていくと思うのですよ。だから、その分野についてもぜひ注目して、取り組みを強めていただきたいと思うのです。
あと、3ページの下のほうに全国発信モデルの創生というのがありまして、今回ソフト事業で2,000万、ハード事業は制度要求ということになっていまして、ただ、金額的には上限5,000万出そうかということで非常に大きいのです。。補助事業の内容として施設整備事業というのがハード事業のほうにあるのですけれども、これはどこのどういう施設を対象に考えておられますか。
●松岡文化政策課長
後段の質問に答えさせていただきます。まだ特にこれという対象を定めておるわけではございません。ただ、考えておりますのは、遊休施設を活用されるというところを考えておりまして、新たに建てるというようなところは視野に入れておりません。遊休施設を例えば耐震の改修ですとか、あるいは展示施設ですとか演劇をやる劇場ですとか、そういうぐあいに活用していこうというときに支援をさせていただくという枠組みは考えております。
●大江民工芸振興官
ささやかながら人材育成の事業はやっておりまして、商工労働部のほうになりますけれども、担い手支援ということをやっていまして、窯元さんとかに、窯元さんに限らず工芸のお師匠さんのところを目指してやってくるお弟子さんの生活を支えようという制度を5年ぐらい前からやっております。具体的に言ったほうがわかりやすいので、例えば中井窯とか、牛ノ戸焼様に2年間生活の保障で10万円、あと家賃保障で2万円ちょっとだったですか。そういうことを県と受け入れしている鳥取市さんとで半分ずつやって、今10人ぐらい育っておりまして、定住しております。ちょっとやり方は違うのですけれども、ささやかながら伝統の人材がちょっとずつ育っております。
○興治委員
ある程度あるのではないですか。
●松岡文化政策課長
全国発信のモデル事業につきまして、どこか想定があるかということなのですが、これをということは考えていないです。ただ、こういうイメージというものは考えています。例えば芸術活動をされる方々がおられて、それで遊休施設を使っておられて、それで全国的にも発信できるような内容をされているというところの事業の枠組みとしてのイメージは持っておりますけれども、ここというところを決めているわけではありません。ですので、この予算が成立いたしましたら、計画書を申請をしていただいて審査をして、このモデル事業の対象を決めていくということになります。
○興治委員
そんな枠組みのものをつくりたいというのはわかるのですけれども、対象となる想定しているものが何もないのに5,000万も出す、あるいはそんな制度をつくるという必要はないと思うのです。例えばこんなものというのがあるのではないですか。
●松岡文化政策課長
例えばで申し上げると、例えば鳥の劇場ですとかそういうところが上がると思っています。ただ、ほかにもまだ我々が知らないところですごい活動をされている方もあるかと思いますので、それを排除するものではありません。ですので、計画書を申請をしていただいて、審査をさせていただいて決めていくということになります。
○興治委員
ある程度固有名詞というかそういうものも知りたいと思うのです。文化政策課のこの事業は、ずっと見ていると、いろいろな実行委員会なんかのやる事業に対して補助金を出すというものなのです。ページめくって見ているとずっとそうなのです。その実行委員会というものがどういう団体で構成されているのかということがほとんど書いてないのです。一番最初の2ページのアーティストリゾートのところだけは構成団体を書いていますけれども、ほかはほとんど書いていないのです。ですから、恐らく文化団体というのがあって、そういうもので実行委員会が構成されていて、そこに補助金が交付されていくということだろうと思うのですけれども、一体どの個別の団体に行っているのかというのがこれを見るだけではわからないので、可能な範囲で結構ですので、ある程度そういうことも書いておいていただくといいのではないかと。実行委員会の中にも、非常にたくさん何十団体もあるところがあるかもしれないので、そういうときは代表的なところを幾つかの団体でも結構ですし、でないと、どこに一体どれだけのお金が行っているのかなというのが我々としてはなかなかわかりにくいということがありますので、そのあたり、書き方を考えていただいたらと思うのですけれども、いかがですか。
◎前田委員長
書き方というより、提出してください。予算審議ですから。それを見させてもらって、3月4日に常任委員会を開催しますので、またお呼びするかもわかりません。
それと、まんが王国も、僕らは審議のときに大激論したのだ、人数と波及効果。こんなに違っていて両方正しいというようなことを言われたら大変だ。これも算出根拠を出してください。またお呼びするかもわかりません。
○福田副委員長
興治委員の質問に関連させていただきたいと思います。2ページ、3ページのアーティストリゾートについて。大方の考え方は今御説明いただいたのでわかったのですが、ちょっと幾つか提案させてもらいたいと思うのです。
横浜市なんかは、クリエイティブシティということで、前の中田宏市長が随分このアーティストリゾート的な政策を進められたと聞いていて、古い町並みを保存すると同時に、例えば東京芸術大学の大学院なんかを横浜市は誘致をして、若い学生を入れて芸術文化で地域振興をやっているというような話があります。この中のホスピテイル・プロジェクトというのは、鳥取大学さんが今町に入って一生懸命頑張っておられるのですけれども、例えば鳥取大学の地域学部の芸術専攻なんかの大学院を中心市街地に誘致して、そこを核にしてやってみるなどということは考えられないことでしょうか。
●松岡文化政策課長
まず、。大学院を誘致するというのは少しハードルが高いのかなという気がしております。ただ、御紹介のありましたホスピテイル・プロジェクトにつきましては、鳥取大学の芸術文化センターですか地域学部ですか、そういうところが非常にかかわって若い人たちが入ってやっていただいております。繰り返しになりますが、文化芸術というのは人を元気にする面がありますので、この資料に書いておりますように、中心市街地の活性化協議会も協力するということでやっております。大学院が誘致できるとはなかなか考えにくいのですが、そういう活動というのが横田医院とかで引き続いていけば、そこが活性化の一つの拠点になるのではないかということを考えております。
○福田副委員長
続きまして、例えば中心市街地には先ほどから出ておりますように吉田璋也先生の鳥取民芸美術館なんかもありますね。ああいうものを核にして、先般は横浜でユネスコの世界創造都市ネットワークの会議が日本で初めて開かれたと。そこに47都道府県の中で1つだけ鳥取県が出席されている資料を見たのですけれども、これは松岡課長のところなのでしょうか。例えば民工芸で金沢なんかがユネスコの世界創造都市に認定されたりしていますね。このアーティストリゾートを推進していって、最後は例えば鳥取民芸を世界創造都市なんかを目指していくような目標というのは持てないものでしょうか。
●松岡文化政策課長
世界創造都市のネットワークに関しては、鳥取県だけが県としては参加させていただきました。やはり21世紀はクリエーティビティー、創造性というものが非常に大事になるのではないかということが言われておりまして、鳥取大学の野田先生が創造都市ネットワークの理事か何かをされておりまして、鳥取県は60万都市の規模と言ってもいいのではないか、参加してみてはどうだというお話がありましたので、クリエーティビティーを育てていく、活性化させていくということの重要性から今回参加をさせていただいたところでございます。
○福田副委員長
あるマスコミの方が、そうそうたる政令指定都市が参加される中で、鳥取県の文化観光局さんが参加をされたということで非常に評価されていましたので、引き続き、高い目標を持って頑張っていただきたいと思います。
引き続きまして、植田正治さんの生誕についての記念事業について、これも提案をさせていただきたいと思うのですが、植田正治さんの写真の舞台の多くは鳥取砂丘ですね。ある芸術家の方で、鳥取砂丘を改めて売り出すのに、この生誕100年を生かすべきではないかとおっしゃる方がありました。例えば俳優の石橋凌さんの結婚式というのは鳥取砂丘で行われていて、その仲人は松田優作さんが来られて、植田正治さんがシャッターを切っているのだそうです。あと近年でいうと福山雅治とか、砂丘を舞台に植田正治さんがシャッターを切られている。私もよくわからないのですけれども、植田正治さんというのはフランスなんかでは物すごい人気があるということで、鳥取砂丘を改めて世界に売り出すためには、この植田正治さんの生誕100年を本当に活用すべきではないかということがあるのです。
そういったことで植田正治美術館でもいいのですが、例えば鳥取砂丘で砂の美術館とか、ああいったものと連携してマスコミを入れて、生誕100年を鳥取砂丘に生かしていただくような、そういうことができないだろうかということを私は一つ思っています。いかがでしょうか。
●松岡文化政策課長
植田正治写真美術館につきましては伯耆町にあるわけでございまして、御出身は境港ということで西部をイメージしがちなのですが、お弟子さんがたくさんおられまして、東部のほうでも写真展の企画だとかというようなことを考えておられます。伺ったところでは、砂丘でのイベントみたいなところも考えられたようなのですが、砂丘を使う許可がなかなか難しいということで、そこは相ならなかったようでございます。東部のほうでも植田先生自身を撮られた写真の展示とかそういう企画を考えておられますので、砂丘をどう考えるかということがあるかと思いますが、今のお話を相談させていただきたいと思います。
○福田副委員長
追加で、芸能人だけではなくて、メンズビギさんなんかもあそこを舞台に植田さんが撮られているということで、協力していただけるのではないでしょうか。
最後に1点。64ページ、とっとり因幡グリーンツーリズム推進事業。政調政審のときに私ももちょっと触れたのですけれども、ことしの当初予算書の中にこのグリーンツーリズムという名前がたくさんふえて、いいなと思っているのですけれども、予算は毎年変わっていなくて、特に、ことし八頭総合事務所がなくなって東部振興監になりますね。この間、最先進地である大分県のグリーンツーリズムのお話を聞きに県庁に行ってきたのですけれども、あそこは中山間地の担当ではなくて、年間3万人のお客さんを呼んでいるのは観光政策がやっておられるということでありました。ということで、さらに観光分野と東部振興監としっかり連携していただいて、足りないところを補って、きちんと商品化に結びつけていただきたいと思っておりますが、そこを最後に聞かせてください。
●衣笠東部総合事務所県民局県民課長
とっとり因幡グリーンツーリズム推進事業でございます。グリーンツーリズムは22年に協議会が設立されまして、そこに書いておりますように会員も徐々にふえております。組織体制も25年度からは東部振興監ということで本庁に移りますので、また本庁観光政策とも、そして地方上機関の農林事務所、普及所といったあたりとも連携しまして取り組みを進めてまいりたいというぐあいに考えております。
○国岡委員
まず59ページです。コンベンション誘致促進事業ですけれども、1,800万余の増ということになっておりますけれども、これまでの取り組み状況を見ましても、平成23年度から合宿の誘致であるとか、24年度から高校生以下の合宿についてとか、いろいろあります。こういった中の取り組みで、今までの状況と今回増額になっている理由を教えていただけますか。
●西尾観光政策課長
制度自体の変更は、先ほど御紹介のあったとおり、合宿ですとかそういったようなものを取り組むということで、非常にセールス活動を活発にされています。今回は、今のところは25年度は誘致の予定としては53件ほど補助金の対象になるイベントがあるだろうということで大幅な増額。この増額、ほぼ全て促進補助金の増ということで御理解いただければというふうに思います。
○国岡委員
この内訳というのをまた教えていただけますでしょうか。
●西尾観光政策課長
それでは、その53件の内訳について、提出させていただきたいと思います。
◎前田委員長
これも3月4日に出してください。皆さんが今言っているのは3月4日に全部説明を受けます。口頭で説明してもらいます。提出だけではいけない。
○国岡委員
では、その件は提出してもらったときにまた議論するということで。
もう1点。58ページですけれども、観光地環境整備事業が減額になっています。そうした中で、観光情報の発信等々で結局看板がメーンになっているのですけれども、今まで大半を整備されていて減額になってきているのか、そこを教えていただけませんか。
●西尾観光政策課長
この360万ほどの減額というのは、倉吉の駅前の整備があったときに看板を立てかえておりまして、その金額でございます。150万が通常ベースで、例えば今回、高速道が全通するに当たっては、そこの部分の道路の表示を変えたりだとか、そういったような経費を150万の中で計上しておりまして、特段下がったとかということはなくて、通常ベースのものを計上させていただいているということです。
○国岡委員
わかりました。通常ベースということでしょうけれども私普通に走っておりましても、まんが王国であるとか、看板を見ていてもまだまだ特色が出ていないかなと、県外のお客さんが来られても。と思うのです。それは今後いろいろ考えていただければいいと思いますけれども、その上のとっとり観光新時代:観光情報提供事業ですね、鳥取県のPRをマスコミ等どんどんやっていきます。
先日から出ています熊本のくまモン、経済効果が300億でしたか出ておりました。うちの委員長もくまモンを大変気に入っておられまして、そういったゆるキャラでも経済効果が出てくる。熊本というよりもくまモンという感じで皆さんの頭の中に入ってきています。鳥取県はトリピーがあります。そしてまた、まんが王国のゆるキャラですか、あります。こういったものをPRしていくのに、やはり今までとはちょっと違った、他県の方々に新たなイメージを植えつける方法というのがこれから必要ではないかというふうに思うのです。まんが王国だけではなくて、それも生かしながらですけれども、トリピーがいい悪いではないです。でも、やはり新しいこともちょっと考えていく必要があるのではないかと思いまして、そして、これがまた減額になっています。まんが王国が終わったからなのかどうなのか。これも説明と考え方を教えてください。
●西尾観光政策課長
まず、案内板の内容については、実際に張りかえとかをするときにはきちんと御意見をお聞きして、よりよいものにしていきたいというふうに思っております。
先ほどくまモンのお話がありました。私もつい先日熊本県に出張してきたのですけれども、県の幹部職員はくまモンの形をした名刺を持って、それをいただいたり、あるいはくまモンのサンバイザーみたいなものがあったりとか、それもありまして、本当に一つ化ければすごい経済波及効果があるものだと思っております。トリピーがどうなるのかというのはちょっとわかりませんけれども、より効果的な情報発信ができるような形にしていきたいというふうに考えております。
これは240万ほど減額になっておりますけれども、特段その内容を削減したとかということではなくて、若干の見直しを図ったという程度のものでございまして、大体通常ベースのものでございます。
○稲田委員
民工芸振興官という名前、今聞きました。藤縄委員は前から知っておられたようですが、どんな仕事をしておられるのですか。
●大江民工芸振興官
6年ほど前、片山前知事が設けられまして、ずっとやらせていただいております。そのときの趣旨は、県庁内部でいろいろなところで民工芸の事業をやっていたのです。そのころを覚えていらっしゃるかどうかわかりませんけれども、地域自立戦略課とか、あとはまた教育委員会とか、教育委員会は博物館も含めてですけれども、そういったいろいろなところでいろいろな部署が好き勝手にかちゃかちゃやっていたものですから、それを統括するようにということで設けられたポジションであります。一応、県土整備部なんかでも、例えば窯元の立ち退きがあれば私のほうからお願いに行ったりとか、情報発信がメーンなのですけれども、いろいろなことをやっております。ですから、民工芸に関するよろず屋という感じです。
○稲田委員
それでは、よろず屋ですからお聞きしたいと思います。工芸と民芸はどこが違うのですか。
●大江民工芸振興官
簡単に言いますと、工芸の枠の中に民芸があります。民芸というのは、柳さんという哲学家がつくり出した考え方です。きょうは時間がないので、これはすごく深い話なので、ぜひお話しさせていただく機会があればありがたいです。
◎前田委員長
僕も質問させてください。
まず、松岡文化政策課長、15億だけれども、本当のハードと維持管理費を乗せたら幾らぐらいになるのか。ないよ、本当の文化振興というのはない。みんな委託だ。これが1点。
2点目。きょう聞いていて、何か抜けていますよ。知っているでしょう、わかるでしょう。文字文化ですよ。全くない。池田亀鑑が唯一あるだけだ。池田亀鑑って皆さん知っていますか。顕彰よりも、この人が何したかわからない。ちょっと方向がおかしいではないですか。まあいいです。これは一般質問でやりますから。ですから、全然おかしい。一番基本は文字文化だ。文字文化は一つもありはしない、きょう聞いた施策で。
●松岡文化政策課長
施設管理のコンベンションセンターですとか県立文化会館ですとか、そういうところの委託管理費だとか整備費がかなりの金額を占めております。実際の事業につきましてどのぐらいかということがありますけれども、全国的に比べますと、都道府県でそんなに低いほうではない。1人当たりに直さなければいけないですけれども、低いほうではないと思っています。
補助金とか委託が多くなっているのではないかという御指摘なのですけれども、確かにその嫌いはあるかと思っています。やはり独自の取り組みというときに、どういうぐあいにやっていくかというのはうちの課の課題だと思っています。やはり専門の職員とか学芸員とかという者がなかなかない状況でございまして、うちの事業の進め方自体も、真正面に深く掘り下げていく体制になっていないというところは正直なところあるかと思っています。
文芸に関しましては、御指摘ごもっともだと思っています。文芸に関してどのようにやっていくかというところを今後検討が必要だというぐあいに考えています。取り組みが十分でないというところは全くそのとおりだと思いますので、今後少し考えていく必要があるかというぐあいに考えています。
◎前田委員長
文化政策課というのは委託の胴元みたいな役割では絶対にいけませんよ。皆さんが引っ張らなければいけませんよ、文化振興を。委託すれば終わりではないですよ。空っぽですよ、おたくの課は、中身は全く。局長、これは文化政策の根本にかかわる話だが、どうですか。
●細羽文化観光局長
御指摘のところは我々もしっかり受けとめさせていただきまして、県として主体的に何をやるべきかという、先ほどの文字文化のところもございます。そういうことも含めて、よく考えてみたいと思います。
◎前田委員長
私も大江民工芸振興官に聞きたい。僕はある程度知っているので、民芸と民工芸との違いというのは。あなたの民工芸の名称についても関係者の大激論の末だったと思う。わかっているのですよ。だけれども、あなたは県内の民工芸、民芸を含めて作家に会われましたか。
●大江民工芸振興官
民工芸の分野の作家さんという方々には会っております。どういうカテゴリーでおっしゃっているのか、ちょっとわからないのですけれども。
◎前田委員長
それで、東京で展覧会かやられるのだよね。作家というのはみんなと一緒になかなかやりたがらないと僕は見ているのですよ。個人ごとに都会の大きなデパートに行って個展をされるわけだ。そういうニーズはなかったですか。
●大江民工芸振興官
作家さんは作家さんの対応をしております。作家さんは個展をしたい、それで自分の個性を生かしたいという人たちですから、グループ展はしません。というか、されません。しようとされませんので、市場開拓課のほうで個展の対応をするための補助金を設けてありまして、それを活用しておられますし、私も作家さんとおつき合いをしているときは、そちらのほうの、こんな補助金があるよというお勧めの仕方をしております。もとはといえば、私が市場開拓課にいたときに整備した補助金であります。
◎前田委員長
それで、今回の予算はどういう予算ですか。
●大江民工芸振興官
今回の予算は、作家さんだけではなくて、先ほど興治委員もおっしゃったような産業振興にかかわるような、いわゆる生業としていらっしゃる例えば和紙とか、陶芸とか、本当に職人さんに近い方々をどう盛り上げていくか、どう発信していくか、それをさらに観光資源として考えておりまして、お客さんを県内に呼び寄せるという方法をとろうと思ってやっている展示会です。
◎前田委員長
余りしつこく言うのもあれだけれども、個人の作家がおっしゃっていたでしょう。したがるのは個展なのですよ。何で支援しないのですか。
●大江民工芸振興官
ですので、個人の作家の支援はしております。私が個人的に補助金を持ってしているわけではございませんが、例えば文化政策のほうでも、作家さんが個展をしたいと言えばそういう支援が、今はちょっと少なくなりましたけれども以前はございましたし、作家さんが市場開拓のほうに申し込めば助成できるので、私のほうは紹介役として動いております。
◎前田委員長
大江さんの仕事は紹介役か。
●大江民工芸振興官
私のところで補助金を持っているわけではなくて、つなぎ役としてやっています。
◎前田委員長
そうすると、4日にこれも説明してください。僕が作家に会うと、やっぱりデパートなんかでの個展をしたがっていますよ。だから、あるのはわかったから、一覧表を出してください、ほかの部でもいいから。
それと最後、何で民芸は聞かないのだ。民芸の作家には会っていないでしょう。民工芸は会ったのだけれども、民芸の作家はなぜ会わないのですか。
●大江民工芸振興官
いえ、民芸の作家さんにも会っております。大概の方に聞いていただければ私の顔は御存じかと思いますし、いいこと悪いことおっしゃるかもしれませんけれども、ほとんどの方とは会っております。民芸の作家さんも個展をやりたがっておられます。その個展に対してもちゃんと支援のほうは適用されていますし、実際利用しておられます。
◎前田委員長
では、4日の日に今までの実績とこれからの展望を含めて教えてください。
あと交流推進課。国内交流がないのだよね。何ページだ、国内交流は。これは馬田さんと一緒か。国際観光推進課と同じようなことだ。(「28ページ」と呼ぶ者あり)
金額が少ないから言うのではないのだけれども、全然力が入っていない。国際交流ばかりなら馬田さんに委託したほうがいいのではないですか。あなたの役割には国内交流もあるのですよ。すっかり忘れているではないですか。どうですか。
●門脇交流推進課長
すっかり忘れているというつもりはないつもりでいます。といいますのが、いろいろ国内交流、御指摘いただいておりまして、各市町村さんも回らせていただきました。いろいろな御意見もお伺いしました。その中で、今回この予算でお願いをしておりますのは、新しい取り組みを始めてみたい、少しやってみたいのだけれどもということを考えていらっしゃる、これは具体的になるかどうかわかりませんけれども、例えば境港市さんでコットンサミットについての取り組みをちょっと考えてみたいというお話をいただいたりですとか、岩美町さんですとかも既存の取り組みをもうちょっと広げてみたいのだといった具体の御意見を伺った中で、それでは、そういった取り組みに対して県として国内交流の取り組みをもうちょっと活性化するための支援の予算として今回お願いをさせていただいているつもりでおりますので、決してないがしろにしているという思いではありません。よろしくお願いいたします。
◎前田委員長
イベントに支援しろとは言っていないのです。例えば福島のつながり、ああいう地道な人と人とのつながりを発掘するのがあなたの役割ではないですか。市町村がやるのに補助を出せば終わりではないですよ。どうですか。
●門脇交流推進課長
もちろん出しておしまいということではないと思っております。この中にも少し書かせていただいておりますけれども、補助金を出しておしまいということだけではなくて、当然我々も例えば入り口段階で市町村と一緒に動かせていただいたりですとか、さまざまな動きはもちろん市町村の皆さんと一緒になって取り組みは進めていきたいと思っています。もちろん県だけではなくて、当然地元である市町村の皆さんに頑張っていただかなければいけない、一緒になってやらなければいけないということはあると思いますので、そこはよく連携といいますか、意思疎通も図りながら取り組みは進めていきたいと思っております。
◎前田委員長
してもらうのだけれども、190万5,000円でするわけか。別ではないですか、これは。あなたの説明とこの予算は突合してませんよ。どこに予算の裏づけがあるのですか。
●門脇交流推進課長
今回お願いしていますのは、50万円という補助金を3市町村分ということでとりあえずお願いさせていただきました。これは、まず来年度からそういうのをどうしてもやってみたいのだという具体の御意見をいただいた中で、大体3カ所ぐらいというのがまず入り口なのだろうと思っています。ただ、もちろんこれから市町村の皆さんとお話をしていく中で、新しい動きですとかさまざまな取り組みが広がっていく中で、当然こういったものがどうかというのはまた別途考えていきたいと思っております。
◎前田委員長
市町村がやらなければ動かないわけか、あなたは。違うでしょう、さっきから言っているのは。何で交流推進課という課があるのですか。あなたがリードしなければいけないと言っているのだ。文化政策も一緒だ。委託すれば終わりではないですよ。引っ張らなければいけないでしょう。そこですよ門脇課長。もう一回。
●門脇交流推進課長
言葉が足りずに申しわけありません。もちろん市町村の皆さんもそうですし、新しい話があった段階、例えば私としても動いていかなければいけないと思っておりますし、新しい話があった場合にも、市町村にお願いしておしまいということがないように、できるだけ先頭に立って国内交流が盛んになるように、市町村とも連携しながらということはもちろんありますけれども、頑張ってまいりたいと思っています。
◎前田委員長
ほかに。(なし)
では、文化観光局の25年度の予算は終わります。
あと補正予算もあるのです。
午後は1時10分から再開します。
暫時休憩します。
午後0時28分 休憩
午後1時10分 再開
◎前田委員長
再開いたします。
続きまして、平成24年度2月補正予算の付議案の説明を求めます。
細羽文化観光局長に総括説明をお願いします。
●細羽文化観光局長
24年度の2月補正予算関係について御説明申し上げます。
資料をおはぐりいただきまして、1ページをごらんください。4課につきまして補正をお願いしております。大半は各事業の実績に伴います執行残によりまして減額補正するものでございますが、観光政策課につきましては職員人件費の関係で若干増額になっております。
主なものとしましては、県民文化会館等の施設整備の関係の減額、文化芸術活動支援補助金の減額等でございます。また、3番目の債務負担行為、米子コンベンションセンターの改修工事の関係につきましては、午前中に松岡課長のほうから若干経過説明がございました。24年、25年の2年間の債務負担行為の期間を、24年から26年の3年間に延長させていただきたいというものでございます。
詳細につきましては、各課長のほうから御説明申し上げます。よろしく御審議のほどをお願いいたします。
◎前田委員長
それでは、議案第21号、平成24年度鳥取県一般会計補正予算の審議を行います。
●松岡文化政策課長
同じ資料の2ページをごらんいただきたいと思います。職員人件費から3ページの最後の県民文化会館等施設整備事業に関しましては、執行残の減額補正でございますので、詳細な説明は割愛させていただきます。
4ページ目でございます。債務負担行為、米子コンベンションセンター舞台音響設備改修工事でございます。午前中若干触れましたが、一番下の実施スケジュールのところをごらんいただきたいと思います。補正前のところでございますが、既に契約いたしまして実施設計委託というところにかかっておりまして、機器設置工事というのを25年度の2月、つまり26年の2月まで行うということにしておりました。ところが、米子公会堂の耐震改修がちょうど同じところに重なってまいりました。米子市及び米子市の文化団体の方々から、両方使えないようになると文化活動に非常に支障があるということで強い要望もございました。私どもも検討いたしましたところ、やはり両方とも閉まってしまうと、この期間全くではないのですが、ある程度の規模の文化活動をしようというときに活動ができなくなってしまうということがあると判断いたしました。
そこで、補正後でございますが、機器の製作工事の期間を延ばしまして、機器の設置工事を26年度の12月から2月までにするという形で、26年度の12月から2月になりますと米子市公会堂が使えるということになりますので、ある程度の規模のホールが確保できるということになります。ですので、今回債務負担行為を変更させていただいて、工期の延長をさせていただこうというものでございます。よろしくお願いいたします。
●門脇交流推進課長
続きまして、5ページをお願いいたします。自治体職員協力交流事業、そしてブラジル交流促進事業。自治体職員協力交流事業はマイナス367万円、ブラジル交流促進事業はマイナス239万4,000円、両事業ともに執行残によります減額補正をお願いするものでございます。よろしくお願いいたします。
●西尾観光政策課長
続きまして、6ページをお願いいたします。職員人件費につきましては、この33名分の実績見込みということで増額をお願いしております。
鳥取まるごとニューツーリズム普及推進事業につきましては、ニューツーリズムの普及のための補助金を執行しているところでございますが、その実績が見込みよりも少なかったということで減額をお願いするものでございます。
●馬田国際観光推進課長
7ページをお願いいたします。まず、外国人観光客受入向上推進事業につきましては555万円の減額。
2つ目の外国人観光客誘致推進事業につきましては620万円の減額補正をお願いするものでございます。これにつきましては、委託等による入札で生じた執行減、そして補助金等の実績見込みによります減額補正でございます。
3つ目の北東アジアゲートウェイ2ndステージ外国人観光客誘致事業につきましては850万円の減額補正をお願いするものでございます。これは中国の連続チャーター便の運航中止とか、あるいは定期便利用の中国からの旅行商品の未造成による執行残の減額補正をするものでございます。
4つ目でございます。環日本海定期貨客船航路利用促進費でございます。120万円の減額補正をお願いするものでございます。これにつきましては、補助金の交付実績が修学旅行支援につきましてなかったことによる減額補正をするものでございます。
●山根中部総合事務所県民局長
14ページをお願いいたします。繰越明許費に関する調書でございます。下のほうでございますけれども、7款商工費、鳥取中部ウオーキングリゾート推進事業、予算501万円のうち80万を繰り越そうとするものでございます。鳥取中部ウオーキングリゾートに係る広域媒体の制作実施時期を見直したためとしております。
実は、24年度に東郷池周辺を初めウオーキングコースの紹介をし、観光の魅力、交通アクセス等を記しましたPR誌、約100ページぐらいのものでございますが、それをつくる予定にしておりました。25年度に東郷池周辺のコースの整備がさらに行われ、また26年度に向けてワールド・トレール・カンファレンスの誘致の計画がございます。それにあわせて、より内容を充実しまして発行するために繰り越しを行おうとするものでございます。よろしくお願いいたします。
●馬田国際観光推進課長
済みません、説明漏れがございました。
8ページをお願いいたします。広域観光連携国際観光推進事業でございます。100万円の減額補正をお願いするものでございます。これは、香川県と連携いたしまして台湾チャーター便、プログラムチャーターを誘致しようということで計画しておりましたが、それの未実施による減額補正でございます。
●松岡文化政策課長
申しわけございません。14ページ、繰越明許費の追加分の説明を漏らしておりました。
総務費企画費計画調査費の国際文化交流事業費、青少年による文化交流でございます。青少年を台湾で行われます台中大甲媽祖祭に派遣するものでございますが、この媽祖祭の日程が占いで決まるということがありまして、4月にずれ込む可能性があるということがございまして、319万9,000円の繰り越しをお願いしております。
◎前田委員長
ただいままでの説明につきまして、質疑を行いたいと思います。
○興治委員
細かいことで申しわけないですが、4ページ。その事情はよくわかりました。それで、機器製作工事が、補正前は4カ月間だけだったのですけれども、これによって1年以上の期間ということになっているのですけれども、実質的には4カ月でできるのだろうと思うのです。そうすると、つくったものを設置するまでの間どこかに置いておくとか、そういう手間がかかってきてしまうのではないかと。保管費とかそんなものが発生しないかと思うのです。もしそうであるなら、26年度の12月から設置工事をするわけで、その直前にこの機器をつくるような格好にしたらいいのではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。
●松岡文化政策課長
御指摘の考え方もあるところでございますが、まず保管費等のことでございますが、この延長につきまして経費がふえることはないということで業者から聞いております。保管とかなんとかに係る経費というのはそんなにかからない。
工期が延びることに関してなのですが、工期が延びることによりまして、例えばデモ器を持ち込んで音場を確認してみるとか、そういう対応もより詳細にできるということもございますので、ここから機器製作に入らせていただいて、26年度の11月まで機器製作にかからせていただきたいというぐあいに考えております。
○藤井委員
これも邪道で申しわけないですけれども、コンベンションセンターで償還が進んできたので、いわゆる維持管理費について、これまで2分の1、2分の1を3分の1にしましたと。これは今後どう経過するのかということと同時に、中部も同じシステムで動くはずなので、その経過を。後出しじゃんけんみたいで申しわけないですけれども。
◎前田委員長
これは本来、受け付けられない。当初予算の話ですよ。補正ではないですよ、これはね。それを覚悟の上で。本来終わっているのだけれども。
ですから、補正予算はもうないですね。
では、25年度の当初予算の件で。
●松岡文化政策課長
前々から倉吉未来中心の運営負担金を見直していただきたいという御要望がございまして、県議会でも答弁しているところは、米子コンベンションセンターが償還が終了するので、まずそこからではないかということで今回2対1というところで米子市側と決着をいたしまして、先ほどの当初予算を計上させていただいたところでございます。
そうしますと、次にどうなるかということでございますが、米子市と覚書を締結いたしまして2対1になりますねということをやりまして、今後米子市側は減らした額で予算を計上されまして、お互いにこのお金を出していくということで委託契約の中にもそういうことを書いていく、県と市、そして指定管理者の米子コンベンションセンターの契約書の中にも、こういう割合で負担するのだということを書いていくということになると思います。
お尋ねの倉吉未来中心でございますが、同じ考え方を中部の倉吉市ほか4町に提示いたしまして、話し合いを進めておるところでございます。ですので、この2対1という割合でお話をさせていただいているところでございます。先日、中部広域連合の首長様方が集まられます会議がございまして、その場で御説明を申し上げたところでございます。基本的には2対1ですが、若干施設の態様が違いますので、少し違うところもあるのですが、2対1という考え方で進めさせていただいております。
○藤井委員
米子市は償還が済んで、2対1というのは今後永遠に続くものと。倉吉も同じスタイルでいくと、こういうふうに理解していいのですか。ゼロにはならないと。
●松岡文化政策課長
永遠という言葉がなかなか難しいところでございますが、これが決め事だと思っております。ゼロではないということです。2対1でございますので。
○藤井委員
それがずっと続くということですね、当面は。
●松岡文化政策課長
当面といいますか、決めでございます。
◎前田委員長
本当は僕も質問しようと思ったけれども、2対1はどうして決めたのですか。
●松岡文化政策課長
施設の中身を見まして利用状況を確認いたしました。倉吉未来中心も米子コンベンションセンターも大きいホールを抱えているわけでございますが、その利用実態を見ました。この3カ年につきまして、大ホールではどういうことが行われているか、小ホールではどういうことが行われているか、会議室ではどういうことが行われているかというのを全て資料を出していただきました。その中身を拝見いたしましたところ、大ホールは、例えば有名演歌歌手が来られて2,000名というものがございます。こういうものに関しましては、米子市といいますか、西部だけから来られているわけではないだろうと。島根県ですとか県の中部、あるいは東部のほうから集まられたりするだろうということで、そういう分析を続けました。例えば地元の高校のブラスバンドの発表会というもの、定期演奏会というようなものにつきましては西部地域の人たちの利用であろうということで、そういう分類をずっとやってまいりました。多目的ホールにつきましては、圏域を超えて全県的に使われているイベントというものが50%を超えておりました。小ホールですとか情報プラザですとか国際会議場、会議室等につきましては50%以下でございました。オール鳥取県で使っている、あるいは島根県のほうからおいでになっている会議というものが50%未満でございました。ですので、県の圏域で利用している多目的ホールにつきましては県が負担すべき、そしてそのほかにつきましては地元の利用が多いだろうということで分けました。
そういうぐあいな区分けをした上で、多目的ホールとそのほかのところの面積の割合を出しますと2対1ということで、最終的には面積割合2対1、利用の実態を見ながら施設の面積で運営費を負担し合うというところが合意の事項でございます。
◎前田委員長
県民文化会館とあとの2施設との線引きはどういう論理をつけているのか。
●松岡文化政策課長
中部の首長様方に御説明したときに同様の意見がございました。なぜ、とりぎん文化会館には負担がないのか、なぜ我々は負担しなければいけないのかということがございました。
お気持ちは非常にわかるところなのですが、やはりつくった経緯というものがあるであろうというところでございます。県民文化会館につきましては、設置をいたしますときに、このような大規模なホールにつきましては県下に1つという考え方でございました。その後、いろいろな経緯がございまして、西部の経済文化会館ですとか定住文化センターですとかというような話が出まして、それがだんだんだんだん県でつくろうという話になった、大まかに言いますとそういうことでございますが、なったわけでございます。倉吉未来中心と米子コンベンションセンターをつくる際には、運営費は地元で負担するからという約束、これは約束でございます。約束があってのことでございますので、そこのところで県民文化会館については負担はないということです。
○藤井委員
1つだけ言っておきますけれども、理屈は幾らでもつくのです。最初は県には1つだと、でもそうではなくて中部にも西部にも同じ機能のものが必要だということでできた。できる過程の中で譲歩したと。そんないきさつはあるけれども、そういう理屈ではなくて、やっぱりみんなが同等にゼロであってほしいと思っているわけですから、今決められたことを永遠だと言わずに、やっぱり一時期の決め事として、将来はまた研究をすると。県民文化会館と中部、西部のものを同じ扱いにするという可能性も残しておいてくださいよということだけ言っておいて終わります。
◎前田委員長
では、報告事項です。
第4回鳥取砂丘検定の実施について。
●中谷山陰海岸世界ジオパーク推進室長
お手元の資料1ページ目をお開きください。第4回鳥取砂丘検定の実施について御報告申し上げます。
来月の3月17日、第4回目となります鳥取砂丘検定を行います。今回は新たに上級コースを設けました。上級コースを設けたと同時にテキストブックの改訂も行いまして、上級コースにも対応したということで、このハンドブックですね、1月21日に発行してございます。こちらをもって上級のほうを受けていただこうというようなことで、初めての上級コースの新設でございます。
◎前田委員長
続きまして、韓国におけるトッププロモーションの実施結果について。
●馬田国際観光推進課長
2ページをお願いいたします。韓国におけるトッププロモーションの実施結果につきまして御報告させていただきます。
これは、とっとりグリーンウェイブの推進や外国人観光客受け入れ体制整備など、鳥取県の魅力をPRいたしまして韓国からの誘客、そして米子~ソウル便、DBSクルーズフェリーの利用促進を図るために実施したものでございます。
概要といたしまして、2つございます。まず、知事による観光PRを2月18日から19日にかけて実施いたしました。
その概要でございますが、1つ目といたしまして、デジタル朝鮮日報を訪問いたしまして金燦代表理事との面談を行いました。このデジタル朝鮮日報といいますのが、朝鮮日報という新聞がございますけれども……。
◎前田委員長
詳し過ぎる。見ればわかるから、要点を言ってください。
●馬田国際観光推進課長
鳥取県側から鳥取県の観光情報発信を依頼したところ、金代表理事からも、鳥取県のテーマを見つけて、系列の関係メディアを通じて情報発信するというような意向が示されたところでございます。
2つ目のLSグループを訪問し、具滋烈会長さんと面談いたしました。ここではエコツーリズム国際大会、そしてサイクリングロードなどの魅力を紹介いたしましたところ、具会長から、このLSグループ傘下のアウトドア・サイクル店舗の顧客の旅行先の追加などを行うと。そのほかにもサイクリング大会などの提案があったところでございます。
3つ目といたしまして、ロッテJTBを訪問いたしまして、田中代表理事副社長と面談をしたところでございます。ここでは、旅行商品の造成や送客を依頼したところ、春以降の商品造成につきましての意向が示されたところでございます。
続きまして、韓国観光公社を訪問し、李参社長と面談したところでございます。ここでは、米子~ソウル便のアウトバウンド利用促進のための共同事業の提案といたしまして、エコツーリズム国際大会への出展を依頼したところ、先方からも国際庭園博への出展の提案がありまして、相互出展を検討することになったところでございます。
次に、アシアナ航空ソウル旅客支店を訪問いたしまして、孫斗相常務と面談いたしました。ここでは、米子~ソウル便の利用促進対策を説明したところ、孫常務からは、利便性向上のための運航ダイヤの検討など、鳥取県とともに利用促進に取り組むことが表明されたところでございます。
続きまして、鳥取県・DBSクルーズフェリー感謝の夕べでございます。出席者は、ここに書いてございますとおり、知事ほか足立環日本海経済活動促進協議会会長、そして中村市長様、崔文洵江原道知事様、そのほかDBSクルーズ社長の金槿河様等出席され、合計110名の方の出席がありました。
概要といたしましては、鳥取県の観光プレゼンテーションを行い、そしてDBSクルーズフェリーの概要とか旅行商品の内容を説明し、さらなる旅行商品の造成と送客を働きかけたところでございます。
2つ目といたしまして、副知事による観光PRでございます。2月4日に行いまして、ロッテ観光開発を訪問し、ホームショッピング商品の販売とか、あるいは大型クルーズ船の寄港を依頼したところ、鳥取県の商品は顧客満足度が非常に高く、継続販売の意向が示されました。
続きまして、アシアナ航空本社を訪問し、ソウル便の利用促進策の実施状況を説明したところ、先方からは仁川経由の乗り継ぎ便などの利用促進が提案されたところでございます。
続きまして、観光説明会を開催いたしました。これは、アシアナ航空の関係旅行社とマスコミ等でございますが、ここで観光の魅力を紹介いたしまして、米子~ソウル便を利用した旅行商品の造成と送客を働きかけたところでございます。
◎前田委員長
次に、まんが王国土佐との友好通商条約の締結について。
●寺口まんが王国副官房長
資料の4ページをお願いします。鳥取県と高知県、お互いまんが王国を掲げまして、漫画をテーマとした地域振興に取り組んでいるところでございますけれども、このたび、両県知事出席のもとに、これからの漫画王国連携事業をしっかり進めていこうということで、友好通商条約ということで締結させていただきたいと考えております。
日にちといたしましては3月24日の日曜日、東京の秋葉原にございますベルサール秋葉原というところで締結式を行いたいと思います。せっかくの機会ですので、両県ゆかりの声優さんですとか御当地のアイドル、ゆるキャラ、こういったものも一緒に参加いたしまして、秋葉原から全国に情報発信をしたいというふうに考えているところでございます。
◎前田委員長
ただいままでの説明について、質疑等を行いたいと思います。
○銀杏委員
韓国におけるトッププロモーションの実施結果ということですけれども、国際観光推進課の報告でしたですね。文化観光局には交流推進課というのもあるのです。きょうの報告では、インバウンドとアウトバウンドそれぞれふやしていこうということで、いろいろなことがあったということなのですが、ちょっと教えてほしいのです。米子~ソウル便とDBSクルーズフェリーを使ったツアー商品で、韓国とか中国については、私自身は余り知らないのですけれども、世間には結構知られているのだろうと思うのです。ロシアとかモンゴルに対する――モンゴルは仁川からまた飛び立つということでありますし、ロシアについてはクルーズフェリーの関係ですけれども、このツアー商品みたいなのはかなり鳥取県の中では造成されているのでしょうか。
●馬田国際観光推進課長
ロシアにつきまして、アウトバウンド、インバウンド、例えばアシアナ航空を利用した仁川経由の路線がございます。それぞれが仁川で1泊するということで、現在旅行商品の造成がなされているということを私は聞いておりません。
DBSクルーズフェリーの関係でございますが、ロシアからの旅行商品というのとはちょっと違うのですけれども、ロシアからは実際にお客さんが毎便当たり20人から40人ぐらいインセンティブツアーとして団体としておいでになられているような状況となっております。
○銀杏委員
通常はそれぞれの国がインバウンドを中心に受け入れるということでコマーシャルをしていく、PRをしていくということなのですけれども、鳥取県としても支援をしている、実際お金を出して支援している飛行機と船があるわけですので、出ていくほうにも、アウトバウンドのほうにもそうした心配りが必要なのではないかというふうに思っておりまして、交流推進課のほうでロシアとは、議会もそうですけれども行ったり来たりしているわけですけれども、一般の県民の方がロシアに行こうかといったときの旅行商品があるのかどうかとか、そういうふうな対策はとれているのかなというのが気になって、これはモンゴルも含めてお聞きしたいと思うのですけれども、どうでしょう。
●馬田国際観光推進課長
アウトバウンドにつきまして、県内の旅行会社等に旅行商品の造成等は依頼はしているところでございますが、現在のところ旅行商品の造成までには至っていないところでございます。
しかしながら、それぞれアシアナ航空、DBSクルーズフェリーとも、グループで行く場合には支援制度というものをつくっております。4人で行った場合は1万円の支援をするとか、8人で行ったら2万円の支援をするとか、そういったグループ旅行支援を設けておりまして、それぞれのアシアナ航空、DBSクルーズフェリーの日本人の利用者の促進対策も行っているところでございます。
モンゴルにつきましては、今のところは特に対策を講じていないところでございます。
○銀杏委員
行政を通じて交流推進は長年の実績があるわけで、でき得れば、広く県民の皆さんが交流できるようにするのが望ましいと。それは端的に言えば観光だと思うのです。実際、それぞれの船旅、飛行機旅にお金を出しているわけですから、アウトバウンドでもお客さんがふえるということは県のためにもなるし、そっちの支援金を減らすことにも将来的にはなるわけですので、せっかく長年の交流があるのですから、向こうに行きたくなるような施策を商工なんかと一緒に考えられたらどうかと思っておるのですが、どうでしょう。
●馬田国際観光推進課長
おっしゃるとおり、モンゴル等もさまざまな交流を通じて各地域の状況等も県内では紹介する講演会とかをやっているところでございますが、引き続き、県民の皆様にモンゴル等の魅力を紹介するようなことを検討してみたいと思います。
○藤井委員
まんが王国官房長は一言もしゃべっていないと思うのだけれども、要するに高知でしたか、土佐と2県でやるわけですね。だけれども、漫画にかかわってたくさんの県があるでしょう。全体を広げてこういう試みをやったほうが効果が上がるし、アーティストリゾートなんかのことでももっと広い視野で動けるのではないかという気がするのだけれども、この点どう思われますか。
●前田まんが王国官房長
午前中にも同じような質問があったのですけれども、新潟市との交流を進めてはどうかという話はあったのです。そのときのお答えとして、今とりあえず手の挙がっている高知県さんとか川崎市さんとまずはやってみるのだと。手を広げることはやぶさかではないというか、これからの話なので今後検討したいということで、全く藤井委員さんのおっしゃるとおりだと思っていますので、まずはこれをやらせていただいて、それからだと思います。よろしくお願いします。
○興治委員
韓国におけるトッププロモーションですけれども、この2月に知事、副知事がそれぞれ韓国に行ってプロモーションするという、余りないことではないかと思うのですけれども、この時期にあえてお二人が行かれた意図、目的とすることはどういうところなのでしょうか。
●細羽文化観光局長
お答えします。どちらも私も随行して参りました。この時期に、知事、副知事相次いで現地でトッププロモーションした背景といいますか目的は幾つかございます。1つは、御案内のように、米子~ソウル便が非常に利用が低迷していて、そういう中で、一方では最近少しウォンが高くなって円が安くなったと。ここは利用促進という意味で、これはDBSも含めてなのですが、インバウンド、韓国からのお客さんを誘客するすごくいいタイミングだということがございます。そういったことで、トップがみずから韓国でPRをすることによって韓国のお客さんに来ていただくきっかけをつくりたいというのが1つでございます。
もう1つは、対アシアナ航空に対しても鳥取県としての姿勢を直接本社なりソウル支店に行ってお示ししたいということがございましたし、DBSにつきましては、ちょうど3周年、切れのいいところは過ぎたのですが、何かけじめの行事をしましょうとかねてDBSとも相談しておりました。そういったいろいろな背景、目的がありまして、今回知事、副知事相次いでの現地でのプロモーションを行ったところでございます。
○興治委員
国際情勢的には竹島問題であるとか慰安婦の問題なんかがあって、一般国民レベルでもなかなかしっくりこないというようなことがあると思うのですけれども、そういうことも含めて、どのような成果を感じ取っていらっしゃるのか、あるいは成果が得られなかったとか、その辺の感触、手応えみたいなところはどうでしょうか。
●細羽文化観光局長
今回の成果ということでは、直接的にすぐ見えるものではないのですが、私も一緒に回って感じたのは、いろいろな政治的な背景はございますけれども、やっぱり一般市民感覚でいうと、今の円安ウォン高というのは非常に鳥取県に対する、もっと言いますと日本に対する観光の意欲が物すごく高まってきているというのは感じました。それは旅行会社とかマスコミだけではなくて、この中では実は一般の市民の方にもいろいろPRする機会がございまして、そういうのを肌で感じました。実際に、最近の米子~ソウル便、あるいはDBSのインバウンドのお客さんはふえております。これはデータもございます。もし必要でしたらお出しをしてもいいのですが、実際にそういう動きが出てきたということでありまして、これは今後、春以降も今回の成果ということにつながっていくのではないかということを強く感じたところであります。
○興治委員
では、その資料を出してください。
◎前田委員長
これで終わりますけれども、知事、副知事が行ったのは急遽ですか。24年度当初から計画していたのですか。
●細羽文化観光局長
当初には計画は特にございませんでした。
◎前田委員長
副議長がおられるし、やっぱり議会と車の両輪だと思いますから、議長、副議長に相談されるべき案件ではないかと思います。
では、以上で終わります。御苦労さまでした。
それでは、県土整備部に係る付議案の予備調査を行います。
古賀県土整備部長に総括説明を求めます。
●古賀県土整備部長
県土整備部の総括説明をさせていただきたいと思います。
まず、当初予算のほうでございますけれども、資料の1ページをごらんいただきたいと思います。今回お願いいたします予算額は447億5,400万円余りでございまして、前年度と比較いたしますと27億円余りの減となっております。しかしながら、先般の経済対策関係の2月補正と合わせますと全体で604億円ということになりまして、対前年1.27というような状況でございます。
主な事業につきましては、まず一般事業で、水害、土砂災害に対しての県民の皆様方の防災意識の向上を図るための水害・土砂災害対策強化事業ですとか、あるいは本議会でも御意見をいただきました急傾斜地崩壊対策事業における個人負担金の軽減のための個人負担金低減補助事業及び利子補給事業ですとか、あるいは日本海側拠点港に今年度選定され、現在個別のプロジェクトを進めております境港管理組合の負担金などがございます。
また、公共事業につきましては岩美道路、倉吉道路といった地域高規格道路の推進ですとか、塩見川、加茂川といった河川改修を進めるものでございます。
次に、条例関係でございますけれども、道路法の一部改正などを受けまして、県道の技術的基準を定めます鳥取県県道の構造の技術的基準等に関する条例の設定について、それから道路法施行令の一部改正を受けまして、太陽光発電設備等の道路占用料を定めます鳥取県道路占用料徴収条例の一部改正についてなどがございます。
詳細は各課長のほうから御説明申し上げますので、御審議のほどよろしくお願い申し上げます。
◎前田委員長
それでは、関係課長からの説明に入りますが、平成25年度公共事業実施地区の概要、104ページ以降については説明を省略します。
それでは、議案第1号、平成25年度鳥取県一般会計予算について、関係課長から順次説明を行ってください。
●安田県土総務課長
お手元の資料の4ページをお開きください。4ページ最初の行、土木事業総務費でございます。非常勤職員の配置、あるいは土木部内、あるいは他機関との連絡調整等に要する経費でございます。800万円余り増額になっておりますが、これは後ほど説明いたします別の事業を統合した、取り込んだということによる増額でございます。
次に建設統計調査費でございます。統計法に基づいて行われます指定統計として、公共事業の受注等を把握するため、国の委託を受けまして調査票を配布し、集計し、報告するための経費でございます。
次に電子入札システム保守運営事業でございます。建設工事等の電子入札システムの保守運営に要する経費でございます。
次に建設工事等入札制度管理費、公共工事の入札契約に関する制度、あるいはその関係について第三者委員会であります入札契約審議会を開催する等の経費でございます。
職員人件費、こちらは県土総務課等の職員61名分の給与費でございます。
特殊車両車庫管理費、各県土整備局に特殊車両車庫を設けておりまして、そこの消防設備等の保守点検に要する経費でございます。
右のページに移りまして工事進行管理システム管理費、県発注工事の入札契約あるいは予算、また業者の情報、こういったものを一元的に管理しているものが工事進行管理システムでございまして、これの管理運営に要する経費でございます。
現場運転管理業務、こちらのほうは各県土整備局の運転業務の管理に要する経費でございます。
次が廃止でございまして、県土整備部管理運営費、こちらのほうを先ほど冒頭に申し上げた土木事業総務費のほうに統合してございます。国庫支出金の返還等の予算を積んでおるものでございます。
建設業指導監督費の中の建設業法施行費でございます。建設業法に基づく建設業の許可等、それから建設工事紛争審査会の運営に要する経費でございます。
建設業健全発展促進事業、こちらのほうは公共工事の施行等の適正を確保すること、そのために非常勤の現場実態調査員、あるいは下請取引点検事業を行う補助員を配置するための経費でございます。
建設業経営支援事業、こちらのほうは廃止をしたいと思います。こちらは、平成22年度の決算に係る決算審査特別委員会の口頭指摘を受けました。また、事業棚卸しのほうで廃止の判定を受けた事業でございまして、改めて建設業者のニーズの確認を行いました。その上で、ニーズが多い新分野進出等の施策を残しまして、本事業は廃止するということにしたものでございます。
めくっていただきまして、6ページでございます。右上のほうに八頭総合事務所県民局から県土整備部県土総務課と書いてございますが、申しわけございません、八頭県土整備事務所の誤りでございます。訂正をお願いいたします。八頭県土整備事務所において行う事業でございまして、そこに記載しておりますように、八頭庁舎の管理、それから八頭庁舎の耐震補強整備事業でございまして、詳細は総務教育常任委員会で御説明を申し上げております。
一番下の行ですけれども、県土総務課として、本年度5億7,000万円弱の予算を計上したいと考えております。このうち、鳥取県土整備事務所が実施をする事業につきましては後ほど御説明を申し上げます。
次に、62ページをごらんください。公共事業の総括表でございます。部長が御説明申し上げましたように、左から4列目の一番下の行ですけれども、公共事業の総額としまして本年度当初予算は398億円、緊急経済対策を含めますと550億余りということになってございます。
続いて、75ページをごらんください。債務負担行為の調書でございます。75ページ以降記載しておりますけれども、補助事業の取り組みを促進すること、あるいは工事の実施が単年度では完了しないもの、また施設とか設備の保守管理の複数年の契約を行うものでございまして、78ページまでで36件の債務負担行為をお願いしたいというものでございます。
●竹森技術企画課長
同じ資料の7ページをお願いいたします。土木費、土木管理費、土木総務費、鳥取県版河川・道路ボランティア促進事業でございます。25年度に6,600万余お願いするものでございます。この事業につきましては、河川とか道路等の維持管理を通じまして、地域の活力の向上につながるような支援をいたすといったものでございます。具体的には次の2のほうなのですが、参画型、協働型、スーパーボランティア、スーパーボランティアと申しますのは、協働型プラス地域活性化のためのイベント等を行ったりするような団体といったこの3種類のスーパーボランティアと、あとはこのスーパーボランティア促進事業といいますものは、スーパーボランティアのインセンティブ的なものでございまして、団体がみずから施工することが困難なものにつきまして、県が一定の限度でもって施工をするといったものでございます。
スーパーボランティアにつきましては、3年協定といったこともございますので、債務負担をお願いするものでございます。
これまでの取り組み状況のところに少し書いていますが、これは平成24年度の事業棚卸しの対象になりまして、事業の必要性は高いということで認められておりますが、今後しっかりしたPRが必要だとかいったことの御意見をいただいております。
次のページをお願いします。鳥取県版!土木防災・砂防ボランティア活動推進事業でございます。これにつきましては、主に県の土木職員OBで構成されたものでしたが、平成23年度までは砂防ボランティア、あるいは土木防災ボランティア別々の組織でございましたが、これを昨年6月に統合したものでございます。
具体的な事業の内容につきましては、防災に関する講習会の開催、あるいは防災・減災に寄与する普及啓発活動の支援、公共土木施設等の各種点検業務、それから(5)にありますが、水害・土砂災害対策強化事業、これは後ほど別途説明しますけれども、こういった事業とも連携しながら、防災のテキストをつくったり、あるいは出前講座、説明会等に活用するといったようなものでございます。
次に9ページをお願いいたします。新技術等実現化調査検討事業でございます。1,147万2,000円をお願いするものでございます。この事業につきましては、昨年度の6月補正で承認いただいた事業でございます。技術的な課題だとか、あるいは前例、実績がないとかといったような理由で本格導入へなかなか踏み切れないような新たな技術、あるいは工法等につきまして、その実現の可能性に向けて調査、検討を行うものでございます。このことによりまして、より効率的あるいは効果的な公共土木施設の整備、維持管理の展開を図るといったことを目的にしております。
事業の内容でございますが、(5)に実施体制といいますか、事業の流れを書いてございますが、県のほうで直営で検討等やったものを第三者委員会といったもので一定の第1次ふるいをかけます。そのふるいを通ったものにつきまして、より専門的な検討に入っていくといったような流れでございます。
平成25年度の具体の内容につきましては、丸で書いてございますが、1つが土木施設に係る除草対策工法、次が木材を用いた工法のさらなる利用拡大、それからフェロニッケルスラグ骨材を利用したコンクリート実用化検討事業、それと、これは平成24年度からの継続でございますが、鳥取沿岸の砂丘海岸復元・港内堆砂抑制に向けた技術検討事業、この4つを予定しております。
10ページをお願いいたします。コンクリート構造物長寿命化対策事業493万4,000円をお願いするものでございます。公共土木施設の最も基礎的な材料の一つでありますコンクリートに関連したものですが、コンクリート構造物に関係する各段階、設計とかあるいは製造だとか、あるいは維持管理だとか、そういった各場面での役割分担等、発注者、受注者を明確にしながら、協働してひび割れ対策に取り組むといったものでございます。
主な内容としましては、検討委員会、この検討委員会の構成は下のほうに書いてございますが、学識経験者以外にそれぞれの設計、あるいは生コン工業組合、施工のほうの関係の方、それから県と建設技術センターと、そういった分野の方が一堂に会して検討するといったものでございます。
(3)にありますけれども、ひび割れ抑制の検討といったところでございまして、まず平成25年度は試験的に実際にコンクリートを打設して、試験施工を行うといったような内容でございます。下のほうに全体計画と書いてございますが、24年からの継続事業でございまして、26年度にはひび割れ対策マニュアルをつくり活用していきたいというふうに考えております。
続いて11ページをお願いいたします。被災宅地危険度判定士養成事業でございます。180万余をお願いするものでございます。1番のところに書いてございますが、地震等により大規模な災害が発生した際に、宅地の被害につきまして、市町村が主体となりまして被災宅地の危険度判定を行うわけでございますが、その判定士の登録、あるいは養成、更新等の事務等を行う事業でございます。
主な事業内容につきまして、(2)にありますよう判定士の養成のための各種講習会でございます。
(3)にございますが、これは市町村と県で構成します連絡協議会といったものがございまして、これの運営等に要する経費でございます。3番のところに若干数字が書いてございますが、以前からこの制度といったものはございましたが、平成23年の東日本大震災といったものを大きな教訓、きっかけとしまして、平成24年度から再活性化といいますか、やりました。その結果、平成24年3月現在は500名ちょっと足らなかったのですが、平成25年3月では600人を超える程度の判定士が確保できるということになります。
12ページをお願いします。建設技術センター空調設備改修事業としまして360万余をお願いするものでございます。これは空調設備改修に係る設計委託をお願いするものでございます。鳥取県建設技術センターに貸し付けて、建設関係の研修施設として活用されているところですが、この中の本館と研修棟に空調設備があるわけでございますが、いずれも耐用年数を過ぎており、老朽化に起因する故障が頻発しております。そこで、現在の空調を改修するといったことで、平成25年度は設計、平成26年度に工事にかかりたいというような予定でおります。
続きまして13ページお願いします。長期未着工用地管理適正化業務でございます。これにつきましては、最初に3番のほうを見ていただきたいのですが、平成23年度の鳥取県包括外部監査のほうから不用用地に関する経済性、効率性、有効性の観点から見直しを行い、活用を図るべきという指摘を受けたといった経緯がございます。こういった経緯も踏まえまして、不用用地――不用用地と申しますのは廃道敷地だとか廃川敷地、あるいは事業のやむない変更等によりまして今後事業に利用しない土地といったものでございますが、こういった土地につきまして適正に管理し、売却等の活用を図るといったようなものでございます。それに必要な測量、境界ぐいの設置等に要する経費でございまして、平成25年度、平成26年度に一部残りますが、この2カ年でこれを処理したいというふうに考えております。
14ページをお願いいたします。土木管理費、土木総務費。住民とともに歩む土木行政推進事業でございます。100万余をお願いするものでございます。この内容につきましては、下に書いてございますけれども、道路等の竣工式あるいは開通式、あるいは工事現場の見学等の開催に要する費用でございます。
次に、職員技術力向上支援事業でございます。710万余お願いするものでございます。職員の知識、技術力の向上を図るための各種研修とか、あるいはひび割れ診断業務の委託に要する経費でございます。
土木防災管理費、120万余をお願いするものでございます。これは鳥取県と建設業協会等と災害時の応援協定を結んでおりますが、実際に応援を要請した場合に要する経費でございます。
次に、企画・調整費でございます。これは全て標準事務費でございますが、これにつきましては下に説明の欄がございますが、こういったような各種会議等の旅費あるいは事業費等でございます。
次に登記推進事業、259万余をお願いするものでございます。これは未登記地の測量図等に要する費用でございます。
次に用地管理費でございます。用地の管理システムといったものがございまして、これの保守点検に要する費用でございます。60万ほど減っておりますが、平成24年度はシステムの更新そのものがあったと、来年度はそれがなくなるということで運営費のみでございます。
15ページをお願いいたします。鳥取県土地開発公社の運営費でございます。96万円お願いするものでございます。これは土地開発公社への補助金事務で、運営に必要な経費等の補助金交付でございますが、比較としまして280万余減額といったことになっておりますが、これにつきましては説明にも書いてございますけれども、鳥取西道路等の事業用地の取得業務が完了した等の事業量の減少に伴いまして、役員の縮小だとかいったような運営費の削減を図ったところでございます。
土地収用審査費でございます。650万余をお願いするものです。これは収用委員会の開催運営に要する費用でございます。
次に国有地等管理事業で200万余をお願いするものでございます。これは、弓ケ浜半島の国道431号ですね、道路よりも内側にある旧海浜地でございます。ここの適正な管理等に要する費用でございます。
次に気象情報・公共土木施設災害情報管理事業、51万9,000円お願いするものです。現在、県土整備部内に平成24年度に若干の機器を備えました災害対策作業室といったものをつくっているのですが、こういったところにあります機材の運営費でございます。
次に中山間地域共同施設災害復旧補助事業でございます。これは、いわゆる災害の補助制度等に乗らないような地域内の小さな生活道路だとか排水路だとか、あるいは遊具だとか、そういったものにつきまして、市町村が助成する場合にその一部を県が補助するといった制度でございまして、平成25年度につきましては300万円をお願いするものでございます。
次に事業化検討基礎調査費でございます。これは具体的なものは想定されていない中で、年度途中に各種事業等で急遽必要となった問題を解決するための基礎的な調査を行うための予算でございます。
16ページをお願いいたします。電算化運営費でございます。これにつきましては、土木工事なんかの積算を電算化といいますか、システムで行っているわけですが、こういったものに要する管理運営、あるいは製図のシステムでございますCAD、こういったものを運営するための費用でございまして、平成24年度より2,900万、約3,000万弱ふえておりますのは、3行目に書いてございますが、新たな積算方式といったものの導入を見込んだシステムの改修費を含んでおります。
次に技術調査費でございます。1,600万余をお願いするものでございます。これは公共事業に係ります資材とか労務費の調査に要する費用でございます。
次に建設工事品質向上事業でございます。73万7,000円でございます。これは公共事業で使用されます再生砕石の品質確保のための現地確認、材料等の確認に要する費用でございます。
次に現場技術支援業務でございます。これにつきましては、県の行います積算業務の一部を外部委託したりとか――外部と申しますのは建設技術センターでございます――とか、あるいは監督、あるいは積算の補助を行う非常勤職員の雇用等に要する経費でございまして、比較の欄に3,000万余りふえております。これは説明の4行目に書いてございますように、先日承認いただきました大型補正に伴います積算補助員を追加してるといったことでございます。
17ページをお願いします。次からは災害復旧費、土木施設災害復旧費でございます。これらは、いずれも過去10年間の実績平均をもとに算出した額でございます。
まず建設災害復旧費でございます。28億6,000万余をお願いするものでございます。過去の災害分、あるいは現年に新たに起こった災害に対応するための予算でございます。
真ん中あたり、単独災害復旧事業費につきましては、同じく4億3,400万余をお願いするものでございます。
一番下のほうですが、災害復旧事務連絡調整費、これは市町村災害復旧事業に関係します補助金事務だとか指導監督事務でございます。
18ページをお願いいたします。直轄災害復旧費負担金としまして2億700万余をお願いものでございます。これにつきましても過去10年の平均をもとに算出しているものでございます。
以上、技術企画課合計としまして、39億468万1,000円をお願いするものでございます。なお、鳥取県土整備事務所分につきましては、後ほどまとめまして該当事務所から行うこととさせていただきます。
●山本道路企画課長
19ページをお願いいたします。まず、通学路安全対策事業でございます。2億9,700万余をお願いするものでございます。この事業につきましては、昨年4月より小学生の通学路において交通事故が頻発し、それを受けまして道路管理者、教育委員会、警察で合同点検を実施して、24年度中より下に書いてございます単県ですとか国の予備費ですとか、先般の経済対策での補正だとかをお願いいたしまして、順次整備を進めておるものでございます。
県管理道路におきましては196カ所、小学校169カ所、中学校27カ所が要対策箇所として指定されております。それにつきましては、19ページの一番下でございますが、先ほど申したような事業を活用しまして、既に24年度で小学校では149カ所、中学校においては13カ所前倒しで着手させていただいておりまして、25年度につきましては小学校部について18カ所実施させていただきたいとしているところでございます。
次に20ページをお願いいたします。弓ケ浜半島における避難道路の安全確保事業でございます。5,000万をお願いするものでございます。弓ケ浜半島は、大規模地震発生事に液状化ですとか津波の被害が懸念されております。また、島根原発事故時については緊急輸送のルートにもなりますため、国道431号及び米子境港線における液状化の調査及び対策について検討を行うものでございます。
事業内容といたしましては、20カ所におきまして土質調査を実施したいと考えております。これは、既存の橋梁ですとか下水のボーリングデータがございますが、深さが短かったり、液状化の対策に必要な砂の粒径ですとかそういった資料がございません。それで、2キロメーターピッチでそれを保管しながらきちんとデータを関連づけていこうとするものでございます。
津波対策といたしまして、東日本大震災におきましては、落橋しないまでも橋梁の背後地が吸い出し等によって被災した事例がございますので、そういったことがないか調査、並びに影響がある場合については対策工法を検討いたしたいと思っているところでございます。
続きまして、21ページでございます。直轄道路事業負担金でございます。本年度33億3,400万余をお願いするものでございます。これにつきましては前年度より1億1,000万ほど減額になっておりますが、この負担金を算定するに当たりまして、後進地域のかさ上げというものがございまして、それが24年度より若干有利になるということでございまして、事業費的には中段の表にございますとおり172億5,700万、対前年並みの事業費をお願いしたいと思っているところでございます。これにつきましては、経済対策として既に47億円補正をお願いしておりますので、それを含めますと219億ということで、対前年1.27という伸びでございます。
これまでの取り組みでございますが、11県知事会議ですとか、委員の皆様方にも御参加いただきました山陰近畿自動車道整備推進協議会などにおいて、引き続き国に対して要望を行ってまいりたいと考えております。
続きまして22ページでございます。道路事業連絡調整費でございます。これにつきましては、市町村との連絡調整、補助金の申請だとか受け入れに要する必要として600万余をお願いするものでございます。
続きまして各種負担金でございます。道路関係の期成会、山陰道ですとか姫鳥の期成会ですとか、そういったものに要する負担金でございます。120万余をお願いするものでございます。
続きまして職員人件費でございますが、道路事業に従事する職員の給与費でございます。1億4,000万余をお願いするものでございます。
道路関係許認可事務でございます。道路における道路占用等の許認可事務に要する費用で、400万をお願いするものでございます。
道路企画課連絡調整費でございます。国や関係機関との連絡調整に要する費用として、会議への出席ですとか他部局との連絡調整に要する費用として440万余をお願いするものでございます。
道路台帳電子化事業でございます。道路台帳システムの保守・改良に要する費用で、100万をお願いするものでございます。
大山高原スマートインターチェンジ地区協議会負担金でございます。20万をお願いするものでございます。大山高原スマートインターチェンジの利用促進に取り組むため、地区協議会の活動経費として伯耆町が20万、県が20万出資いたしまして事業を行うものでございます。
続きまして23ページをお願いいたします。第一次的高速道路ネットワーク連結推進事業でございます。これにつきましては、鳥取県と同じような境遇にございます11県の知事が集まりまして、全国に向けてアピールしていくための経費でございます。420万お願いするものでございます。
県内高速道路開通イベント開催事業でございます。220万余をお願いするものでございます。25年度には駟馳山バイパスですとか、名和~中山間ですとか、鳥取空港インターチェンジから鳥取インターチェンジまでの間の3カ所が開通いたします。これに合わせて、開通式とか開通プレイベント等を通じて県内外にPRを行うための費用でございます。
続きまして、廃止でございますが、高速道路沿線活性化事業ということで、従来姫路鳥取線の建設を目的といたしまして活性化協議会を設けておりましたが、今年度末に鳥取自動車道が全て開通することから、今後はこれを観光政策課のほうに移管いたしまして、そちらのほうで活性化事業をやっていただくために廃止するものでございます。
続きまして、単県公共事業6億3,800万余でございます。内容といたしましては、道路管理費、道路の管理に要する経費・道路監視員人件費でございます。
道路管理情報提供システム整備事業ということで、雪道ナビですとか監視カメラで観測しておりますが、現在の28機から弓ケ浜半島で40機整備を認めていただいたこともございまして、98機と整備が進んでおりまして、それに要する費用で1,400万余をお願いするものでございます。
続きまして、職員人件費5億3,000万余をお願いするものでございます。
続きまして、県と市町村の事務の連携・共同処理事業(除雪)でございます。800万をお願いするものでございます。県道と市町村道の除雪業務についてバーター方式、いわゆる交換でございますが、あと受委託方式によって共同処理の試行を行って、その成果を検証するための経費でございます。
橋梁耐震補強整備等受託事業でございます。橋梁耐震化工事については、境水道大橋は島根県との共同管理でございまして、島根県からのお金の受け入れ、並びに猪ノ子国安線の源太橋においては水道管を県が鳥取市水道局から受託して施工する経費でございます。
続きまして24ページをお願いいたします。市町村受託事業でございます。福成戸上米子線のポンプ施設について南部町から受託をして工事をするものでございます。
「まんが王国とっとり」案内標識等整備事業については、事業完了のため廃止といたしております。
続きまして一般公共事業でございます。42億6,500万余をお願いするものでございます。中身といたしましては、防災・安全交付金といたしまして、交通安全、続きまして補修、橋梁補修、雪寒、災害防除、除雪機械及び除雪というのが防災・安全交付金で、金額については記載しているとおりでございます。
続きまして、県と市町村の事務の連携・共同処理事業ということで、除雪委託で7,500万をお願いするものでございます。
補助事務費1億7,000万余、人件費継ぎ足し3億5,100万余でございます。
新たに防災・安全交付金というのが創設されましたため、社会資本整備総合交付金につきましては防災・安全交付金に移行、並びに地域自主戦略交付金については廃止ということになっております。
続きまして単県公共事業でございます。29億9,900万余をお願いするものでございます。橋りょう調査費、安心な道整備事業、路面凍結スリップ事故対策事業、トンネル総点検業務委託事業、道路災害防除事業、道路維持修繕費、植栽管理費、車両管理費、除雪事業、雪寒・防雪事業、単県橋りょう保守事業、県と市町村との事務の連携・共同処理事業でございます。
その次に新規事業として書いてございますが、代行廃止に伴う負担金ということで、市道南岸線、鳥取市でございますが、旧佐治村というところで過疎代行といたしまして市道南岸線の代行事業をやっておりました。これにつきまして、橋梁ですとか大規模な切り土工事だとか終わりましたので、残っている事業については市町村に引き継いで、市町村の負担がふえないように県がその部分を補助するものでございます。
単県公共事務費でございます。
中止事業で5事業書いておりますが、これにつきましては前倒し等によりまして、25年度実施する必要がないことから中止事業として計上させていただいているものでございます。金額については記載のとおりでございます。
道路橋りょう新設改良費、一般公共事業でございます。これにつきましては、先ほど申しましたものでございますが、市町村道の代行が中止になるものでございまして、25年度は実施しないということでございます。
続きまして26ページをお願いいたします。都市計画事業連絡調整費でございます。これは市町村が実施いたします街路事業、いわゆる都市計画事業でございますが、それに伴う補助金の受け入れ等に要する費用でございます。
合計といたしまして、道路企画課120億6,800万余をお願いするものでございます。よろしく御審議のほどお願いいたします。
●倉元道路建設課長
27ページをお願いいたします。道路橋りょう新設改良費のうち、地域高規格道路についてでございます。30億をお願いするものでございます。地域高規格道路につきましては、中段に書いておりますけれども、鳥取豊岡宮津自動車道、北条湯原道路、江府三次道路の3路線、区間にしますと4カ所ございますけれども、これについての事業促進を図るための予算をお願いするものでございます。
めくっていただきまして28ページでございます。最初に土地改良費でございます。まず、譲与促進費(農道)と書いてございます。2,000万余をお願いするものでございます。説明欄に記載しておりますけれども、県で農道を整備したものにつきまして市町村へ譲与するということにしておりますけれども、この譲与の際に支障になっております未登記用地とかというものの処理を促進するための経費ということで進めているものでございます。
続きまして一般公共事業でございます。2億3,400万円余をお願いするものでございます。内訳としましては、説明欄に記載しておりますが、農山漁村地域整備交付金(基幹農道)、あるいは保全対策、広域農道等でございます。
廃止が下のほうに3つございますけれども、これらにつきましては地域自主戦略交付金が今年度の補正からなくなるということがございまして、それに合わせたものでございます。
一番下の段、道路橋りょう維持費でございます。単県公共事業としまして120万をお願いするものでございます。内容としましては、説明の事業名のところに書いておりますけれども、県産木材率先活用のための防護柵等点検診断事業ということでございまして、県産木材の利用促進のために道路におきましても防護柵等を設置しておりますけれども、この劣化等の点検ということで24年度からやっておりますけれども、これを引き続き25年度もお願いするものでございます。
続きまして29ページでございます。道路橋りょう新設改良費のうち市町村受託事業でございます。これは説明欄に記載のとおり、江府道路、倉吉道路につきまして、それぞれ江府町及び倉吉市から工事を受託して施工するための受け入れの予算ということでございます。
続きまして日本電信電話等受託事業でございます。内容としましては電線管理者であるNTT、あるいは上下水道の管理者の市町村から負担金を徴収しまして施工するという経費でございます。30万をお願いするものでございます。
続きまして、一般公共事業としまして63億5,600万余をお願いするものでございます。これにつきましては国道の改築、県道の改良、それから新規としまして社会資本整備総合交付金の広域連携というものが真ん中どころにございますけれども、これは兵庫県と計画を合わせまして、具体的にはジオパーク関連ということで、道路を基幹事業としまして、その他県土整備部以外のところの事業も合わせて進めていこうというものでございます。
あと補助事務費、人件費継ぎ足しがございます。
続きまして、単県公共事業のうち地方特定道路整備事業でございます。これは小規模な県道改良ということでございまして、1億5,100万余をお願いするものでございます。
一番下ですが、単県公共事業1億2,500万余をお願いするものでございますが、内訳としましては、単県道路調査費6,200万、それの事務費ということでお願いするものでございます。
めくっていただきまして30ページでございます。街路事業費ということで9億5,000万余をお願いするものでございます。
道路建設課合計としまして、110億2,300万余をお願いするものでございます。
続きまして、53ページをお願いいたします。道路橋りょう総務費のうち、地方機関計上ということで中部総合事務所に計上する予算でございます。事業名としましては、国道313号倉吉道路、これが来年度開通するということでございまして、これの式典にかかわる予算ということで40万円をお願いするものでございます。内容としましては、中段のところに書いておりますけれども、(1)としましてプレイベントの開催、(2)として開通式典の開催と書いてございます。この(2)につきましては、先ほど技術企画課のほうで説明がございました住民とともに歩む土木行政推進事業のほうで予算的には実施しますが、項目としてはここに書いておるというものでございます。
(1)のプレイベントの開催の後段のほうですけれども、313の地域高規格道路整備促進協議会のほうで対応する分もここに書いております。ということで、具体的に40万円の予算を充当しますのは、プレイベントの最初の3行に書いておりますウオーキング立県の観点でプレイベントを開催するということで、地方機関計上されているものでございます。
●丸毛河川課長
引き続きまして、資料31ページでございます。河川総務費、ふるさとまちづくり支援事業でございます。本県には、まだまだ美しい景観や多様な生物が生息する恵まれた河川環境が多く残っております。この恵まれた河川環境を生かした地域づくり等に取り組む住民団体等を支援し、鳥取県らしい、地域とともに進めるまちづくりの実現を推進するものでございます。
主な事業といたしましては、鳥取市河原町の曳田川におきまして、地域住民と河川管理者が協働いたしまして環境の保全や利用しやすい河川空間の創造を行うものでございます。経費として600万円、アプローチ施設、伐木事業などを想定しておるものでございます。
今後、この曳田川をモデルといたしました取り組みを県民とのパートナーシップといたしまして、広く県内河川に展開していくよう推進していきたいと思います。
続きまして32ページでございますが、河川総務費でございます。職員人件費9,600万余りお願いするものでございます。
殿ダム水源地域対策事業、鳥取市におきます水源地域整備事業を実施する県負担金3億8,000万余り、不法係留船対策事業費、県内不法係留船の行政代執行等の経費120万円余り、河川海岸管理費、各種団体への負担金、河川の統計調査等の経費200万余り、海岸漂着ごみ等処理事業、補正でお願いしております基金を活用した海岸漂着物の処理を行う経費2,500万余り、湖山池汽水化対策事業、塩分導入に伴います湖山水門の操作等の経費1,400万余り、最後に、大路川における総合的な流域治水対策事業といたしまして、鳥取市大路川流域におきまして住民と協働で水害に強いまちづくりを行う経費200万余りでございます。
続きまして、33ページでございます。まず単県公共事業、10億弱をお願いするものでございますが、まず河川維持修繕費7億6,000万余りでございますが、あと個々の金額は申し上げませんが、堤防管理強化対策事業といたしまして堤防の舗装等の経費、河川管理費といたしまして樋門、排水機場の維持管理の費用、土木監視員経費といたしまして、土木監視員9名の報酬でございます。
大規模河川管理施設修繕事業といたしまして、交付金ではない単独事業費分の経費でございまして、鳥取県地域の元気・公共投資臨時基金を充当するものでございます。
防災情報システム管理運営費ですが、防災情報システムの管理運営費でございます。
川に親しみ環境を守る事業ということで、河川のごみ、堆積ごみの撤去の経費でございます。
続きまして河川維持修繕費に3億4,000万余りお願いするものでございますが、河川の掘削、伐開、小規模な維持修繕等の経費でございます。
河川台帳修正費でございますが、河川台帳の調整等200万余りでございます。
廃川敷地測量委託費でございまして、廃川処理に必要な測量経費でございます。
続きまして海岸維持修繕費でございますが、海岸保全事業といたしまして海岸の標識ブイ、海岸施設の修繕費でございます。
ダム管理費でございます。県内ダム施設の保守点検の経費、ダム監視員の経費でございます。
続きまして34ページでございますが、河川改良費の市町村等受託事業でございます。市町村等が管理する橋梁等の受託事業の経費2億2,000万余りでございます。
一般公共事業でございますが、31億7,000万余りでございます。地域自主戦略交付金、社会資本整備総合交付金の制度の移行によりまして、新規としまして防災・安全交付金(河川改修事業)、塩見川などの河川改修に24億8,000万余り、社会資本整備総合交付金事業(広域連携)といたしまして、山陰海岸ジオパーク広域連携事業の基幹事業といたしまして、湖山池のしゅんせつ等を行う経費2億6,000万でございます。その他、補助事務費等でございます。
単県公共事業でございますが、6億1,000万余りお願いするものでございますが、主に美歎川などの河川改修費、河内川など山陰道整備促進のための高規格幹線道路等関連事業でございます。
次に35ページでございますが、海岸保全費でございます。一般公共事業といたしまして8,700万余りお願いするものでございまして、社会資本整備総合交付金の制度移行によりまして、防災・安全交付金事業(海岸事業)といたしまして、岩美海岸などに4,200万、同じく防災・安全交付金事業(津波対策事業)といたしまして津波浸水想定基礎調査等に3,000万、その他補助事務費等でございます。
単県公共事業でございますが、1億7,000万余りお願いするものでございまして、サンドリサイクル推進事業でございます。県内海岸部における養浜等を行う経費1億6,000万でございます。
次に水防費でございますが、水防対策費、水防演習、水防機材の備蓄等に係る経費2,300万余りでございます。
最後に直轄負担金ですが、直轄河川、海岸に係る県の負担金といたしまして3億6,000万余りお願いするものでございまして、以上、総額61億8,000万弱の事業費をお願いするものでございます。よろしくお願いいたします。
次に53ページでございますが、地方機関予算関係でございまして、中部総合事務所県土整備局計上の予算でございます。河川総務費の東郷池の水質浄化にかかる覆砂支援事業でございまして、東郷池の水質管理計画として取り組んでおります覆砂、湖底を砂で覆う事業を支援するために砂を運搬する事業でございますが、一定の効果が見られたということで、予定どおり平成24年度に終了いたすものでございます。
●山本治山砂防課長
36ページをお願いいたします。初めに河川総務費、砂防費で、水害・土砂災害対策強化事業(水害・土砂災害防災意識啓発事業)として450万余、同じく、災害等の情報提供拡充ということで、これは一般公共事業ですけれども540万お願いをするものでございます。これは、災害におきまして住民の皆さんの安全を守っていただくというために、1つは平時に住民の皆さんに防災意識を十分に深めていただくという啓発事業、それから、災害時に的確な土砂災害警戒情報とか水位とかそういう情報を幅広く皆さんに提供させていただいて、素早い避難に結びつけていただくという目的の2つの事業でございます。
2の主な事業内容でございますけれども、(1)水害・土砂災害に関するシンポジウムの開催ということで、台風シーズンの9月から10月をめどに一般県民の方、防災担当者……。
◎前田委員長
もういい。細か過ぎる。見ればわかることですから。
●山本治山砂防課長
(2)で土砂災害に対する警戒避難啓発用テレビCM放送、(3)地域や企業に出かけていきまして出前講座、それから防災を目指す裏山診断ということで啓発事業、それから情報提供といたしまして土砂災害警戒情報システムを更新するということでございます。
その下の(2)、あるいはその上の(1)、河川監視カメラとか樋門、これについては先般の臨時経済対策で計上させていただきましたので、説明は省略いたします。
続きまして37ページをお願いいたします。これは先般の常任委員会で報告させていただいたものでございますけれども、これにつきまして個人負担低減補助制度ということで、市町村が個人負担を現状以上に減じた場合はその2分の1を県が補助するという事業でございますけれども、これに780万余、それから利子補給制度ということで、個人の方がお支払いのため金融機関から借り入れされた場合ということで36万7,000円、合わせて818万を補助する制度を創設して、新年度から実施したいと考えておるところでございます。
続きまして38ページをお願いいたします。緑の防災ヘルパー事業45万9,000円、これは治山OBの方を非常勤雇用するためです。
一般公共事業、治山事業でございますけれども、治山事業の国補助、それから交付金事業、それから補助事務費、人件費継ぎ足し等で9億1,200万の事業費をお願いいたします。
続きまして39ページでございます。単県公共事業、治山事業関係でございます。治山事業新規事業化、あるいは治山事業推進調整費、これは治山の台帳の機能追加を行うと。それから、単県斜面崩壊復旧工事、これは国の補助対象とならない斜面崩壊地の復旧対策。治山維持修繕費、それから緊急の修繕費、それから補助的事務費、合わせまして1億1,600万余をお願いするものでございます。
その下段、土木総務費で、採石法・砂利採取法施行費で657万をお願いするものでございます。これは、採石場安全対策審議会の運営経費、それからそういう採石場の管理者の試験問題作成にかかる負担金、それから行政代執行があった場合に備えての必要経費ということで予算をお願いするものでございます。
続きまして40ページをお願いいたします。河川総務費、単県公共事業で、これは砂防関係の単県公共事業でございます。砂防施設緊急修繕費、あるいは維持修繕費、それから砂防管理費、これは砂防の指定地編入等に要する費用でございます。
土砂災害情報システムの管理運営費ということで、システムの機器の保守等でございます。
智頭町市瀬地すべり対策関連費ということで、市瀬地区の観測機器の保守等の費用でございます。
砂防・治山関係施設管理事業ということで、砂防指定地等の標識がかなり古くなったものにつきまして、修繕・更新をする費用でございます。
単県公共事業事務費等、合わせまして3億3,900万余をお願いするものでございます。
その下、3目砂防費でございます。土砂災害防止推進事業46万4,000円、これは土砂災害防止のための意識啓発の周知活動でございます。
レッド区域内住宅建替等補助事業ということで100万円、これは、レッド区域内で住宅建てかえをされる場合に補助を行うということで、今年度100万円をお願いするものでございます。
続きまして41ページでございます。砂防関係の一般公共事業でございます。防災・安全交付金の砂防関係、急傾斜事業関係、それから補助事務費、人件費継ぎ足し等で合計28億2,800万円余の事業をお願いするものでございます。
続きまして42ページをお願いいたします。砂防関係の単県公共事業でございます。内訳は、砂防事業新規事業化調整費、小規模砂防施設新設費、単県急傾斜地崩壊対策事業、単県小規模急傾斜地崩壊対策事業、今年度から新しい制度となりました事業、それから事務費等、これらを合わせまして9億6,900万円余の事業費をお願いするものでございます。
その下、直轄河川海岸事業費負担金1億1,000万余でございます。これは大山山系の直轄砂防事業の負担金でございます。
続きまして43ページです。治山施設災害復旧費の災害公共事業ということで、これは治山施設が被災したときに国庫負担法の適用を受ける復旧のための経費でございます。2億円でございます。
治山施設等災害関連事業費ということで、これは山地災害等災害発生箇所におきまして、再度の災害を防止するための治山施設等を整備するための経費で、4億円をお願いするものでございます。
続きまして建設災害復旧費ということで、これにつきましても土砂災害危険箇所等で災害が発生して、再度の災害を防止するための砂防施設を整備するということで、3億円をお願いするものでございます。
単独災害復旧事業ということで、これは佐陀川で一昨年に異常堆積いたしました土砂撤去を現在急いでおりまして、これの残りを25年度にも1億円お願いするものでございます。
以上、治山砂防課合計といたしまして、63億400万円余の事業をお願いするものでございます。よろしくお願いいたします。
◎前田委員長
森下空港港湾課長、議案第13号平成25年度鳥取県港湾整備事業特別会計予算も合わせて説明してください。
●森下空港港湾課長
44ページをお願いいたします。境港管理組合費、負担金でございます。18億7,000万円余を計上するものでございます。これは組合の運営、あるいは施設整備等に要する経費の負担金でございます。24年度に策定しました日本海側拠点港の形成に向けた計画の個別プロジェクトを積極的に進めるということで計上しております。
主な事業としましては、国際海上コンテナ関係の機能強化を図るということで、効率化事業を計上しております。それから、外航クルーズの関係でいいますと、環日本海クルーズ推進協議会に加わるということでございます。それから、CIQが円滑にいくようにということで、仮上屋の設置等に要する経費を計上しております。それから、原木関係につきましては、中野地区の埠頭整備を急ぐということで起債で計上しております。それから、国際フェリー、RORO関係でございます。ポートセールスの強化ということで人員をふやすと。それに合わせまして、トライアル輸送を行うということにしております。リサイクル関係につきましては、リサイクルポートに指定された酒田、能代と連携する事業を予定しております。あわせてトライアル輸送を予定しております。
続きまして、45ページをお願いいたします。漁港関係でございます。境漁港管理委託費、これは指定管理者制度に基づく経費でございます。
漁港許認可事業。漁港漁場整備法等に基づく占用の事務費でございます。
漁港維持管理費。単県公共ですが1億2,600万余計上いたします。しゅんせつ、あるいは補修等の経費でございます。
続きまして46ページをお願いいたします。漁港建設費でございます。漁港建設事業償還期金造成費補助金1,800万余を計上するものでございます。平成12年度に第1種漁港を移管したときに市町村に支援するというための償還金でございます。
漁港建設事業、一般公共1億9,100万余計上するもので、これは県管理漁港の機能保全工事等に充当するものでございます。
続きまして港湾関係でございます。港湾管理費、みなとさかい交流館マリンプラザ21改修事業でございます。24年度から債務負担行為でお願いしておりましたリニューアルのための経費等に要する経費でございます。
続きまして、みなとさかい交流館外壁改修工事、こちらも24年度からの債務負担行為で工事をしていますもので、2億8,400万余を計上するものでございます。
47ページをお願いいたします。鳥取港湾事務所改修工事でございます。23年3月に閉館いたしました海友館の改造を行うための経費でございます。
港湾運営費。港湾等の管理運営に要する経費ということで、1,100万余を計上するものでございます。
鳥取港ボートパーク管理運営費600万余計上するものでございます。
みなとさかい交流館管理運営費4,400万余計上するもので、これは指定管理者制度に基づく経費でございます。
鳥取港保安対策事業。鳥取港における外航船舶の保安、監視等に要する経費100万余を計上するものでございます。
鳥取港振興対策事業。鳥取港振興会の利用促進に関する経費でございます。
港湾許認可事業。港湾法に基づく県管理港湾の占用等に要する経費でございます。100万余を計上するものでございます。
48ページをお願いいたします。企画連絡調整費。他課との連携ということに要する経費でございます。
港湾維持管理費、単県公共。3億200万余を計上するもので、県管理の港湾のしゅんせつ、補修等に要する経費でございます。
鳥取港クルーズ客船誘致事業でございます。鳥取港ではなかなかクルーズ船がふえないということで、鳥取港発のクルーズ商品の造成、定着化に取り組むために、そのような商品を造成した船社等にクルーズ客船の回航料を支援するというので、鳥取港振興会の事業として行うものでございます。250万余計上するものでございます。
港湾建設費、港湾事業の一般公共でございます。5億400万余を計上するものでございます。従来の港湾の改修事業、交付金の制度見直しに基づく補修等の事業を行うものでございます。
49ページをお願いします。空港関係でございます。空港費、鳥取空港化学消防車整備事業でございます。これも24年度から債務で行っています経費1億400万余を計上するものでございます。
空港管理費。3億1,900万余を計上するもので、航空機の安全な運航を確保するということで、消防、警備等に要する費用でございます。
鳥取空港許認可事業。50万計上するものでございます。
米子空港無料駐車場運営事業。1,800万余を計上するもので、これは昨年の10月から5年間ということで国と契約して、管理運営に要する経費を計上しております。
米子空港関連施設管理費でございます。900万余を計上するもので、連絡通路、あるいは駅待合施設の維持管理に要する経費でございます。
50ページをお願いいたします。米子空港周辺地域振興交付金。滑走路延長に伴う地域振興計画の交付金でございます。1,100万余を計上するもので、境港市の3事業に対して行うものでございます。
空港整備事業、一般公共7,800万余でございます。これは鳥取空港の滑走路本体の大規模修繕等を行う費用でございます。
鳥取空港維持管理費、単県公共でございます。4,600万余を計上するもので、維持修繕等に要する経費でございます。
続きまして、直轄事業でございます。港湾事業の負担金1億8,400万余を計上するもので、鳥取港の1防の延伸工事に要する経費の負担金でございます。
空港事業の負担金50万余でございますが、米子空港における調査事業の負担金でございます。
続きまして51ページでございます。災害関係でございますが、漁港、港湾、空港について、所要の経費を過去の災害等を参考にしながら例年どおり計上しております。
52ページをお願いいたします。空港港湾課合計でございます。46億8,400万余計上するものでございます。よろしくお願いいたします。
続きまして79ページをお願いいたします。
◎前田委員長
丁寧なのはいいけれども、早いほうがいいですから。簡潔に。
●森下空港港湾課長
では、80ページをお願いいたします。港湾管理事業費としまして7,600万余、これは鳥取港と米子港の使用料等に要する経費でございます。それから、許認可事業に要する経費、それから元金、利子ということで、合計、特会としまして9,000万余計上するものでございます。
◎前田委員長
議案第37号、鳥取県県道の構造の技術的基準等に関する条例の設定について。
●山田東部総合事務所県土整備局長
東部総合事務所県土整備局でございます。よろしくお願いいたします。
資料の59ページをお願いしたいと思います。まず、土木総務費でございますけれども、公共施設管理サポーター事業でございますが、従前からサポーターの方々には公共施設のパトロール、さらにごみ回収や意見の提案をしていただいておりまして、これらを維持管理業務に広く活用させていただいております。その活動支援に係る費用18万円をお願いするものでございます。
次に、地籍調査等境界立会充実事業でございますが、県が管理する道路、河川の用地の境界立会が非常に多くございまして、調整困難な事象なども発生しております。そこで、専門的な知識や業務経験の豊富な方を非常勤として配置いたしまして、境界確定の業務を効率的に行うための経費246万5,000円をお願いするものでございます。
次に土木遺産PR事業でございますが、鹿野町の河内川上流にアーチ式の砂防堰堤がございます。これは昭和36年に竣工しておりますけれども、このダムを歴史的に価値の高い土木遺産として顕彰並びにPRしていきたい。さらに、地元でイベントが実施されておりまして、マイナスイオンツアー等々が実施されておりますので、これらと連携して堰堤の周辺に案内看板または遊歩道を設置する経費100万円をお願いするものでございます。
次に60ページをお願いいたします。山陰海岸ジオパークPR看板設置事業でございますが、山陰海岸ジオパークは平成22年に加盟しましたが、平成26年には再審査が予定されておりまして、観光部局と連携し、エリア内に道路利用者を誘導し、強くジオパークをPRし、平成25年度末に開通する駟馳山バイパスのインターチェンジ付近等に誘導看板等を設置する費用でございまして、1,006万4,000円をお願いするものでございます。
次に、湖山池一周リフレッシュコース案内整備事業でございますが、湖山池の周辺では、ウオーキングやサイクリング等イベントが行われております。さらに、鳥取砂丘、浦富海岸と並ぶジオパークスポットであること、さらに25年度には全国緑化フェアが開催されることなど、鳥取市や地域の皆さんと連携して案内標識とか歩行者、自転車の通行スペースにカラー舗装などをやることにしております。その経費1,872万7,000円お願いするものでございます。
次に61ページでございます。公共事業建設発生残土処分場整備事業でございますが、これは緊急雇用創出事業臨時特例基金を活用しておりまして、11月補正におきまして債務負担行為で認めていただいております。継続しまして公共事業を促進するために、新たな残土処分場の整備の実施に必要な業務補助を行う職員に係る経費231万3,000円をお願いするものでございます。
以上、東部総合事務所県土整備局で3,243万6,000円をお願いするものでございます。よろしくお願いいたします。
●湊西部総合事務所県土整備局長
戻っていただいて54ページからお願いいたします。
まず、新規事業で大山町内県道網再編検討事業でございます。25年度に中山から名和間の山陰道が開通するということで、大山町内の道路の利用形態がかなり変化するということでございます。現在、町との間で、町が管理しております大山広域農道と一部生活道路化しております県道との交換の協議を進めておりまして、具体的には大山広域農道の交通量調査9カ所をはかりまして、検討の材料としようとするものでございます。
続きまして、431号交通円滑化検討事業でございます。渋滞の激しい431号の交通量緩和のため、平成23年と24年度の2カ年社会実験をやりました。その結果を受けまして、平成25年度には渋滞の著しい連休ですとか盆のあたりに仮設的な交通誘導看板を設置しようというものでございます。
その下、大山パークウェイ構想支援事業につきましては、交通量調査を昨年度まで3カ年実施しておりますので、終わりました。
続きまして、55ページでございます。新規事業で、ゲゲゲへの道整備事業ということで、米子空港、あるいは米子境港線あたりからゲゲゲへの境港のほうまで、道路の大型標識の裏面看板でありますとか、道路の関係の小施設につきまして、具体的には目玉おやじのモニュメントでもつくるというようなことも検討しております。そういったイラスト、オブジェなどを設置しようとするものでございます。
続きまして、名和ICアクセス道路騒音対策事業、その下の赤碕中山ICアクセス道路環境対策事業、いずれも山陰道から9号へのアクセス道路となっておりますこの2つの県道につきまして、交通量、騒音、振動等の調査を行うものでございまして、先ほど申しました25年度に山陰道の中山~名和間が開通いたしましたら、この調査も終了する予定にしております。
続きまして、56ページでございます。上のほうの米子境港線メロディーロード整備事業、これは事業が終わりました。
続きまして、57ページでございます。河川海岸費のクリーンアップin旧加茂川。旧加茂川で藻狩りを毎年7月に実施しております。それに伴います藻狩りの処分等の費用をお願いするものでございます。
その下、河川除草のロール化事業の推進でございます。河川内にございます刈り取った草を西部のほうでは幅1メーター、直径50センチぐらいにロール化して、果樹農家等に配布しております。現在3台の機械でそれをやっておりますけれども、かなり傷んできておりまして、24年度と25年度の2カ年にわたりましてこれを更新するということで、24年度には2台、25年度に1台購入する費用でございます。
続きまして58ページでございます。佐陀川堆積土石有効利用調査研究業務につきましては、今年度調査が終わりました。
その下、米子港「交流の港」再生事業でございますけれども、米子港で再生する具体的な計画があれば、この費用で対応するように平成24年度当初予算でお願いをしておりました。この後、24年の2月補正のほうでお願いをしておりますけれども、この費用を繰り越しをさせていただいて、25年度はその繰り越しの予算で対応させていただくように考えております。
ちょっとページを戻っていただいて申しわけございません。56ページでございます。日野総合事務所県土整備局が要求しておりました事業でございます。これは来年度の組織の変更で、西部総合事務所日野振興センター日野県土整備局というふうに名称が変わります。日野県土整備局が予算を執行しておりました周辺県域を含めた広域道路情報地図作成事業につきましては、作成が終了しましたので要求はゼロということでございます。
◎前田委員長
山本道路企画課長、議案第37号、第55号、第74号について説明を求めます。
●山本道路企画課長
資料の85ページをお願いいたします。鳥取県県道の構造の技術的基準等に関する条例の設定についてでございます。
この案件につきましては、11月の常任委員会で御説明させていただいた内容ですので、簡単に説明させていただきたいと思いますが、いわゆる地域主権一括法によって県の条例に、道路構造令、いわゆる政令でございますが、それが一部委任された。それに伴って、県道に関する基準について、今回条例で定めるものでございます。
内容といたしましては、概要のところに書いてございますアの(ア)でございます。いわゆる1.5車線道路の整備を明文化する。歩道等を設けない場合については、路肩の幅員を歩行者、自転車の通行が見込まれるところについては1メーター以上とする。歩道と車道の高さについては、地方部ではいわゆるフラット、ゼロセンチ、都市部においては歩道を1段5センチ高く設定するというものでございます。その他、乗り合い自動車の停留所の構造等々でございます。
以下省略させていただきますが、中段以降の(2)といたしまして、現行基準どおり定めるものと申しますのは、いわゆる道路構造令のほうをそのまま参酌して引用してくるというものでございます。
次に86ページをお願いいたします。施行日は4月1日でございます。所要の経過措置を講ずるということでございますが、この条例の適用につきましては新規に新設や改築を行う場合に適用することとしてございます。
あと、条例でうたうもの、規則でうたうものということで大きく分けてございます。一般的な道路の基準に関してはきちんと条例のほうでうたって、特定の中央帯ですとか一部の道路に関するものについては規則で、並びに道路標識については標識令の中で、いわゆる別表のほうで細かく規定されておりますので、それは規則のほうに委任させていただきたいと考えております。
87ページ以降、条例の条文を記載しておりますので、後ほどごらんいただきたいと思います。
続きまして、99ページをお願いいたします。鳥取県道路占用料徴収条例の一部改正でございます。中段の表の中に書いてございますが、道路法の施行令の一部改正に伴いまして、太陽光発電システム並びに風力発電設備及び津波からの一時的な避難場所としての機能を有する堅固な施設、いわゆる津波避難タワーというようなものでございますが、これを道路の占用物件として認めるということでございますので、それに伴って占用料を国に準じて設定するものでございます。
続きまして103ページをお願いいたします。県道の路線変更でございます。今回、10路線につきまして、路線認定の起点並びに終点の変更をお願いしたいというものでございます。
大変申しわけない話でございますが、いわゆる道路を建設するに当たりましては、まず道路法におきまして起点、終点ということで路線認定をさせていただきます。続きまして、区域決定ということで、道路の区域、横幅、長さ、全てのところについて規定させていただくものでございますが、それが路線認定と道路の区域決定において、路線認定の箇所が一部そごが生じているところがございました。いわゆる字界をまたいだ隣の地番を指定していたり、それが当初から3路線ございます。それとあと、道路の整備に伴いまして、起点とか終点を振ったがために、ただ道路区域はきちんと変更しておったのですが、その前における路線認定というほうまできちんと議決により変更いたしていなかったということで、それが7路線ということでございます。大変申しわけございませんが、今回、10路線の変更を、一番古いものになりますと昭和33年、新しいものになりますと平成12年というものでございます。大変申しわけないことをいたしました。
今後は、道路区域の変更に当たってもきちんとその前に立ち返って、登記簿だとか公図だとか、路線認定のものについてもきちんとチェックしてまいりたいと思っております。
◎前田委員長
以上で説明を終わりましたが、5~6分休憩しましょう。集まり次第再開したいと思います。
午後3時20分 休憩
午後3時25分 再開
◎前田委員長
再開いたします。
ただいままでの説明につきまして、質疑を行いたいと思います。
○藤井委員
このたびの国の予算のメニューを見ていましたが、電柱除去事業というのがメーンとしてあったと思うのですが、大分鳥取県内では整備されていると思いますけれども、今回はそういうものは出ていないのですか。
●山本道路企画課長
平成20年ぐらいまで、いわゆるCCボックスということで電線の地中化というのを進めてまいったところでございます。近辺でいえば、市役所の前の大工町通りだとかをやったところが最終でございましたが、メーター当たり100万円というような非常に高額であること、並びに家の近辺をすぐ掘りますので、非常に苦情も多かったことなどもございまして、現段階では新たな箇所での電線の地中化については取り組んでおりません。
○藤井委員
中部から来ておられませんけれども、駅から真っすぐ電柱を除去していますけれども、交差している倉吉青谷線が一つの候補ではないかと思っていますので、ひとつ研究をしておいていただきたいということで、答弁は結構です。
○銀杏委員
予算全体で、当初予算を見ると前年比△が非常に目立つわけですけれども、これは経済対策の補正も加えるとプラスになるのだろうということですが、大枠は3割程度増額になっているという話なのですけれども、一体どこの部分がふえて、全てふえておるのか、減っておるようなところもあるのかなと思っているのですけれども、ちょっとわからないものですから、大体のところを教えていただきたいと思うのです。
国の当初につきましてはこれから出てきて、具体的な箇所も決まってくるのだろうということで、ここに載っていない部分も出てくるところが鳥取県関係があるのか、予想されるのかどうなのかということも教えていただきたい。つまり、当初予算と経済対策の関係の補正と足した部分で、ほぼこの約600数億円の部分になるのかというふうなことを知りたいということ、この2つをとりあえず。
●安田県土総務課長
資料の62ページに公共事業の総括表を示しております。25年度当初計上予定額が2段書きで書いてございまして、上の段、かぎ括弧で書いております金額、これが緊急経済対策の先般お認めいただいた額を加えたところの額でございまして、一番上が一般公共事業でございますが、これは当初予算だけですと220億余りで、一番右のほうですけれども対24年度当初に比べて92.8%、緊急経済対策を加えますと145.5%、ふえるということになります。
単県公共事業につきましては当初だけですと87.4%ですが、緊急経済対策を入れると94.6%、ただし、ここに記載しておりませんが、この94.6%、24年度当初よりも減っているように見えますが、実は緊急経済対策で従来の単県公共事業の一部が補助公共のほうに認められた事業が道路事業と河川事業でございまして、そちらのほうを従来の区分どおり単県のほうに戻しますと、単県公共事業も100%を超えていますので、ちょっと数字が減っているように見えますけれども減ってはおりませんということです。
一般公共事業、これはいわゆる補助公共事業、国の補助とか交付金が充当できる事業でございますけれども、こちらのほうは国の予算の伸びぐあいを勘案しながら、財政当局のほうで査定をしているというところでございます。
そのほかに、直轄事業、災害公共がございまして、合わせたところで一番下の行ですけれども、緊急経済対策を入れますと前年に比べて127%というふうな状況になってございます。
○銀杏委員
ということは、一般公共と単県公共ともにそれぞれの箇所を見るとふえておるのだというふうなことですね。一般直轄もふえておると。
災害についての数字が100を超えていないのはどういうことなのですか。
●安田県土総務課長
御案内のように、平成23年度に台風の被害で災害事業が非常にふえております。その関係で、24年度も災害の予算がふえておりますので、それが落ちついたということで25年度はそれに比べますと減っているというふうなことでございます。
○銀杏委員
今後変動等が予想されるものがあるのかどうなのかについて教えていただきたいということと、あと2点ほど、15ページの鳥取県土地開発公社の運営費の説明のところに、鳥取西道路の事業地取得業務の完了と書いてあるのですが、土地の取得は全部完了したということでいいのかどうなのかお聞きしたいということと、48ページの3つ目の新規、鳥取港クルーズ客船誘致事業250万円、県と市で半分ずつということで全体事業費は500万になるのだと思いますけれども、具体的な中身を教えてください。
●安田県土総務課長
変動の余地があるのかどうなのかということでございますけれども、国の補助金、それから交付金につきましては、要望額で考えておりますので、また認証とか配分がございませんので、25年度の当初予算額、それから緊急経済対策もまだ国の予算が成立しておりませんので、そういったところで変動の余地はございます。
●竹森技術企画課長
資料の15ページの件ですが、一番上です。土地開発公社の説明書きの話だと思います。
ここに書いてございますのは、鳥取西道路のうちの全部ではないのですが、かなりのところを土地開発公社のほうが受け持っておりました。これにつきましては事業が完了したといったことでございまして、区間全部が完了したという意味ではございません。あくまでも土地開発公社の部分が完了したといったことでございます。
◎前田委員長
残りは誰がやっているのか。
●竹森技術企画課長
国土交通省の直営でございます。
●森下空港港湾課長
鳥取港クルーズ客船誘致事業の具体的な内容ですけれども、今想定していますのが、試験的にクルーズのツアーとツアーの間にそういう船があいた場合に、鳥取港発のクルーズを企画した船社等に対して、1日ぐらいのクルーズを企画した者に対して回航料を支援するというふうなことを想定しております。交渉はしておるのですけれども、まだ確定はしていないという状況ではあります。
○銀杏委員
鳥取西道路の件ですけれども、1区、2区、3区と事業区間があって、1区については来年度開通の予定なのですが、2区、3区についての土地の取得ですね、ちょっと関連のようになって申しわけないのですけれども、どういう状況になっているのか。2区は特にちょっと苦労しているところがあったと思うのですが、どうなっているのか教えてください。
●山本道路企画課長
鳥取西道路におきましては、3期に分けて事業化されております。1期区間といたしましては、鳥取から吉岡温泉、2期といたしまして吉岡から瑞穂、3期といたしまして瑞穂から青谷でございます。来年度開通いたしますのは、その1期区間のうちの鳥取インターチェンジから鳥取空港インターチェンジ(仮称)まででございます。
用地の取得状況につきまして、現在手元にございませんので、また後ほどということでよろしくお願いいたします。
◎前田委員長
3月4日に資料をつくって説明してください。また呼びますから。
○興治委員
1つだけ。ちょっと仕組みというかからくりがよくわからないのですけれども、変な話ではないのですけれども、例えば24ページ、道路企画課です。一般公共事業が上のほうにありますが、本年度42億6,500万という予算があって、トータルコストのほうを見ると41億9,300万で、職員が49.9人、非常勤職員3.1人が当たるということなのですけれども、通常トータルコストというのは人件費が上乗せになるので金額がふえると思うのですけれども、金額が減っているのです。こういうものというのは道路企画課だけではなくて、道路建設課もそうですし、河川課も治山砂防課も空港港湾課もいずれもそういうようなものがあるのですけれども、これはどういうふうに理解をしたらいいのでしょうか。
●山本道路企画課長
済みません、全く誤りでございます。委員おっしゃったように、事業費に人件費を加えたものがトータルコストでございますので、ここに書いてある41億9,300万というのが誤りでございます。
◎前田委員長
それならみんなですか、ほかのほうもですか。
○興治委員
ほかのところもやっぱりそうなのですよ。
●安田県土総務課長
済みません、今調べておりますので、後ほど説明をさせていただきたいと思います。申しわけございません。
◎前田委員長
では、3月4日、またお呼びします。
○国岡委員
私は2点。6ページの八頭庁舎耐震補強整備事業ですけれども、事業の目的で、地域の防災拠点として機能するようというふうに書いてあります。これは基本的には備蓄倉庫とかそういったようなことまで念頭に置いての整備になるのでしょうか。
もう1点は、25ページです。道路橋梁関係で、冬場の路面凍結スリップ事故対策、あと除雪、防雪事業等々ありますけれども、昨年開通した茗荷谷のバイパス、トンネルがあって、本当に時間も短縮して安全性がよくなったのですけれども、冬季にトンネルの両方の出口付近からかけて圧雪で、県外の方、地元の方もおっしゃっています。怖いと。あわせて、雪が吹き降りのときにはあそこは物すごい風が強いと。下の道だったら意外と気にならなかったのが、風等々で視界も悪いし、スリップが怖いと。事実、目の前でスリップされた方もおられたというふうなお話を聞いております。
そういった新規で道ができて、1年を振り返って、来年度予算でその対策というものを練るのでしょうけれども、そこの視点も踏まえして、対策というのはどういうふうにされているのでしょうか。この2点をお聞かせください。
●安田県土総務課長
6ページの八頭庁舎耐震補強整備事業でございますけれども、これは庁舎の耐震補強を行うということでございまして、そういう意味で防災拠点と書いてございまして、新たに防災拠点としていろいろな機能を整備しようというものではございません。
●山本道路企画課長
茗荷谷バイパスのことでお尋ねがございました。基本的には2車線改良をした場合についてはいわゆる機械除雪で対応することを原則としております。ということで、今委員の御意見がございましたので、もう一度きちんと点検して、除雪のおくれがないようにしてまいりたいと考えております。
○国岡委員
八頭庁舎のほうはわかりました。耐震補強するから防災拠点にも使えるのだよという考えでしょうけれども、ちょっと一般質問でも言うかもしれませんけれども、こういったことは危機管理局とかとも連携をとって話をして、もう一歩先のことを考えていただきたいと思いますが、その点はまた一般質問のほうで聞きます。
茗荷谷のことですけれども、除雪もありますけれども風雪ですね。風で視界が悪いということもありました。そういったようなこともしっかり聞き取りしていただきたいというふうに思いますし、ほかの新規の道路についても、若桜茗荷谷バイパスだけではなくてあるかもしれませんので、その辺もチェックしていただいて対応していただきたいと思います。
○藤縄委員
34ページですけれども、新で湖山池の2億6,000万。具体的に事業の内容がわかれば教えていただけますか。
●丸毛河川課長
湖山池のお尋ねですが、基本的にしゅんせつの事業費でございます。
○藤縄委員
しゅんせつは今まで全くやっていなかったというわけではないでしょう。
●丸毛河川課長
今年度からの継続事業でございます。今年度はこれから着手するところでございます。
◎前田委員長
はっきり言いなさい。三津の地区だと言えばいい。
●丸毛河川課長
三津の地区のしゅんせつで、これから発注するところでございます。
◎前田委員長
全然今までしていないのだ。一番奥。
○藤縄委員
場所が初めてということですか。
●丸毛河川課長
場所は初めてでございます。
○稲田委員
まず、20ページですが、何点か聞きたいと思いますけれども、私はこれを見たときに、今さらながらに驚いたという感じがあるのです。もう1点、今さらながらに驚いたというのも質問するのですけれども、いわゆる地震に伴うところの液状化の問題とか津波の問題でそれを点検してみよう、調べてみようという話ですね、簡単に言うと。西部地震があったときに、この液状化の問題なんか新聞にでかでか出たのです。にもかかわらず、今になってこれをやろうというところは一体どういうことなのか。ずっと今日までそういうものを引き続いていろいろ検討してきて今回に至ったというのなら私も納得がいくけれども、あれからでももう相当な年数がたっているわけで、今さらという気が私はしています。それについて所見を聞きたい。
この破線で囲ってある部分です。これはこの辺と言ったのか、ここらあたりなのかはわからないけれども、どういう理由でこの破線のところが決まっているのか。その理由を教えてください。
もう1つは、今度は津波についてです。これは境港や米子は非常に切実な問題があって、海抜のメートルの標識なんかをつくったりして、今一生懸命それに対応しているわけです。それから避難タワーについても境港なんかやっていますね。
私はむしろ一つ心配をするのは、日本海の場合ですけれども、1つは津波に伴うところの漂着物というか堆積物というか、そういったようなものに対する対応というものを一体県としてどういうぐあいに考えておられるのか、4点ほどをまずお聞きしたいと思います。
●山本道路企画課長
委員のおっしゃいました2点についてお答えしたいと思います。
なぜ今さらと。まことにおっしゃるとおりでございます。ただ、きっかけとしてございますのは、島根原発の避難路として、一刻を争う避難路としての整備が必要ということもございまして、今回事業化しようとしているものでございます。
破線でございますが、破線は道路ではございません。このあたりに津波が想定されているということで、鳥取県津波対策検討委員会において昨年の3月22日に最大の津波浸水予測図ということで、国道431号にまで津波が来るという想定が出されております範囲を概略的に囲ったものでございます。
●丸毛河川課長
漂着物といいますか、いわゆる津波による堆積物のことだろうと思いますけれども、現在、沿岸のボーリング調査等で基礎的な調査をやっているところです、既存のデータで。(「いや、ごみ、漂着物」と呼ぶ者あり)
◎前田委員長
今、日本の漂着物がアメリカに渡っているでしょう。
○稲田委員
打ち上げられてくるわけでしょう。そういったようなものに対する対応はどういうぐあいに考えておられるのかということなのです。ここに津波と書かれる以上は。
◎前田委員長
だから、津波は漂着物は必ずあるでしょう。一回来て引くでしょう。物を持って帰るでしょう。それからまた来るでしょう。海岸に漂着物が来ると思うが、その対応はどうしているのかということです。していないだろう。していないと言いなさい。していないだろう。
●丸毛河川課長
それはしておりませんが、通常の漂着物は、大規模漂着物や今回の……。
◎前田委員長
だから、津波のはしていないでしょう。
○稲田委員
破線のところをどういう地図で決められたかということ。今回想定外だったでしょう、東北の津波が。だから、この辺に津波が来るでしょうというので破線で決めたと今おっしゃったけれども、そんなものではないと思います。ここに日野川がありますね。日野川の向こう側はともかくとして、日野川の河口からずっと境港、ここらはやっぱり一体的に考えていかなければいけない。もっと大きく言えば、ずっと砂浜が続いているわけですね。御来屋鼻と言うのだけれども、御来屋のはなまで、大山町の辺は丸いぐり石の河原というのになっているわけですね。そういったところもやっぱり想定に入れないと、ここだけ来ますよなんて想定して、本当にちゃんと津波が言うこと聞いてここだけ来るわけではないと思うのだ。何でこんな決め方をしているのだろうと思って、不思議に思います。再度もう一回。
●山本道路企画課長
委員のおっしゃるとおり、津波は弓ケ浜に限定したものではございません。ただし、道路の標高と例えば国道9号だとか山陰道だとか、避難ルートと想定されている道路との標高で一番危険なといいますか、道路が浸水する範囲といたしまして、津波浸水想定区域図というのが佐渡沖の地震、最大の地震を想定して出ているものを採用させていただいてこの区域を決定してございます。
○稲田委員
要するに、だから道路の高低でもって決めているのでしょう。それを早く言ってもらったらよかったのだ。わかった。
津波の堆積物については、ぜひ検討してもらいたいと思います。
2点目、これも今さらという感じなのだ。というのは、28ページと59ページとかかわりが多少あるのですけれども、要するに地籍の調査です。もう3年ぐらいになると思います。監査委員をやっていたときにこの地籍調査のことを私は話したのです。県土でおられた人がいたかどうかはわからないけれども、監査のときにお尋ねをした記憶があるのです。
それで、いわゆる農地については、結局農林水産が本当にやる気になれば地籍調査をするわけでしょう。それで、これは農道をやるということなのだけれども、結局、農道と農地というのは接触をしておる。それからもう一つ問題なのは、そのときに同じような話をしたと思うのだけれども、古い農地については、皆さんのほうが専門家なのだけれども、要するに書面よりも実際の土地が広いわけですね。そういうようなことがあるから、やっぱりちゃんと厳密に考えてみたらどうですかとそのときに話したのですけれども、3年ほどたって、これもやっぱり今さらという感じを持つのですが、まずそこの部分どうですか。前からずっと考えておられて、しかもいずれにしてもその調査が終われば市町村に譲与していくわけでしょう。
●倉元道路建設課長
ちょっと後段のほうがよくわかりませんけれども、監査のところでの御指摘というのは私は承知しておりませんでして、今回、農林水産部にあった時代から整備されていた農道につきましても未登記の土地がございまして、譲与になかなか向かえないということがございますので、そこを19年度の辺から重点的にやってきたというようなところではございます。
○稲田委員
そうすると、これは要するに新たに地籍の調査をするのではなくて、未登記の部分だけを明らかにしようということですか。
●倉元道路建設課長
おっしゃるとおり、そちらが主でございます。
◎前田委員長
大体おかしいのだ。過去のことを言ってもしようがないのだけれども、今はないのでしょう、そういうことは。未登記で工事をやってしまうということは。
●倉元道路建設課長
平成の10何年度ぐらいだったかと思いますけれども、未登記の物件は事業ができないという方針に切りかわってきておりますので、今はそういう案件はございません。
○稲田委員
31ページ。この赤線のところにいろいろな水に親しむ施設をつくろうということですね。これもやっぱり数年前なのだけれども、こういう河川敷のようなところ、あるいは非常に水に接したところにいろいろな施設をつくったりすると、今のゲリラ豪雨であるとか台風であるとか、何であるとかというので、いわゆる河川敷にしても土手にしてものり面にしても、非常に危険性があるわけですね。だから、そこの危険性をどういうぐあいに乗り越えてそういうものをつくるかということだろうと思うのですけれども、私はこのアプローチ施設、これだけではよくわからないけれども、どんな施設をつくろうとしておられるのかよく理解ができないのです。だから、具体的にこんなようなものをやるのですということを教えていただきたい。
そして、河川敷や河川ののり面にそういうような施設をつくるということは危険だという指摘が以前にもあったわけですね。それでもさらにそれを乗り越えてやろうとしている、以前の反省というものをどういうぐあいに捉えているのだろうと思うわけですが、それはどうでしょうか。その2点。
●丸毛河川課長
まず1点目、施設につきましては委員おっしゃるとおりですので、昔よくはやった多自然型と言われるような緩傾斜護岸をしたりとか、そういうことでは基本的にございません。アプローチと申し上げるのは、こちらの岸から反対側に渡るような、例えば川の底ですと飛び石のようなものとか簡単な、その程度のものでございまして、昔の階段護岸のようなものでがちがちに固めるとか、決してそういうのではないということは御理解いただきたいと思います。ただ、そういうことを実施するについては、当然治水上の安全があってのことですので、その辺は我々河川管理者と協働して、安全性を確かめながらどんな施設が可能かというのは一緒にやっていこう、県民とのいわゆるパートナーシップという意味での事業でございます。
○稲田委員
わかりました。喉元過ぎると熱さを忘れるのですね。それは人間のさがなのだろうと思うけれども、同じことをやってしまっているなと。私も日野のほうに上がるときに日野川なんかも見てみると、この施設は前に日野川が増水して流れてしまったのに、同じ物をまたその河川敷につくっているというところがあるわけです。何でその反省に立っていないのだろうか、これは危険なのになと。でもゲリラ豪雨で増水するというのはそうたび重なってあることではないから、そのときにはと思うのだけれども、まあそのときにはというのが非常に危険だと私は思っているわけです。だから、これはぜひ心してやっていただかないと、また同じような轍を踏むような気がします。
●古賀県土整備部長
今の事業をちょっとだけ補足させていただきますと、委員おっしゃるように、数年前に神戸で子供たちが流されたという重大な事故があって、当時は都市河川では積極的に水辺に人を呼ぼうと。それ自体悪いことではないと思うのですけれども、ああいう危険性が今やっぱり出てきているということから、それを受けて県内でも警報装置をつけたりそういうことをしてきました。
今回のこの事業はその話とは全く違いまして、視点は、今地元のNPOなんかが中心になって、自分たちの地元の川をもっといい、親しみやすい川にしようと。要は、例えば川と道路との間に木が生えたりしていて、例えば治水上も問題なのですけれども、川とのアプローチ、我々の生活との接点が離れてしまってきていると。それではよくないという地元の発想があって、やっぱり川は自然のまま残しながら、川にちょっと行けるようなちょっとした階段をつくってアクセスしようとか、そういう取り組みを地元がやっているのです。地元が中心となってやる中で、我々行政のほうも一緒になってお手伝いして、これを一つのモデル河川にして、地元の自分たちの川を要するに自分たちでよくしていこうとする、そういう取り組みの一つの事例としてこれを育てて情報発信できないかと、そういう思想で実はやっているものでございます。
ですので、委員から最初に御指摘があったような、今丸毛課長が言いましたように、大々的な親水護岸をつくって、いっぱい人を呼んでとかそういうことは全然考えていなくて、むしろもっと地味なことをしっかりこつこつやっていくような、そんなイメージの、今までやっていなかったのですけれども、こういう取り組みをこれからやっていきたいと、そういう趣旨の事業でございます。
○稲田委員
よくわかりました。ただ、頭の中で考えて、予算額とどうしても結びつかないのだ、どんなことをやられるのかということが。わかりました。
最後に55ページです。湊局長のほうがいいかもしれません。要するに、県道米子境港線に対してということが出ていますね、国道431号の代替ルート。これは県道内浜か外浜か、どっちだ。
●湊西部総合事務所県土整備局長
これは内浜産業道路です。
○稲田委員
わかりました。
この前米子市での県の要望を聞く会に局長も出ておられて、確かに野坂市長の考え方も基本的にはあるのでしょうけれども、内浜産業道路というものがいま一つ発展性がないのだという話が出ていましたね。そこに流すということであれば、私はそこに流すのではなくて、まさか旧道の内浜に流すとは思っていなかったのですが、内浜産業道路のほうに流していくということを考えておられるということであれば、よく理解はできます。
◎前田委員長
24ページ、資料を要求したいのです。
このたびの国の25年度の予算編成で、交付金が廃止になったと今ずっとありましたね。交付金関係を整理した表をください。24と25の関係。すごい金がどこかに行っているのですよ。例えば、地域自主戦略交付金(交通安全)、14億がどこかに行ってしまっているのだ。そしてどこかで来ているのだ。その辺の関係を明示して下さい。これも4日に教えてください。それで、24年度の事業費と25年度を比べてみてください。伸びているのか伸びていないのか、減っているのか、その辺の表を下さい。よくわからないのです。
一言で言うと、交付金は今度何になったのですか。
●山本道路企画課長
24年の途中、民主党政権まで、いわゆる社会資本整備ではなく、地域自主戦略というものが内閣府のほうに一括計上されておりました。ということで、それがいわゆるまた各省に戻されたということでございます。内閣府で集めていたものをどぼんと各県に配っていたわけですが、そうではなく、従来型と言ったらおかしいですが、各省庁にそれぞれ張りつけた予算、各省庁から都道府県に対して交付してくるという仕組みにまた戻っております。
◎前田委員長
では、交付金の名前を含めてその辺の経緯をよろしくお願いします。
25年度当初予算は終わりまして、24年度2月補正予算関係に入りたいと思います。
初めに、古賀県土整備部長の総括説明を求めます。
●古賀県土整備部長
24年度2月補正予算議案の説明をいたします。
1ページをごらんになっていただきたいと思いますが、一般会計でこれまでの計上済み額684億円余りに対しまして、今回事業費の確定等がございまして、23億6,200万円余りを減額するものでございます。そのほかに、港湾整備事業特別会計の補正もございます。
お疲れのところ恐縮でございますけれども、詳細は関係課長のほうから簡潔に御説明いたしますので、御審議のほどよろしくお願いいたします。
◎前田委員長
それでは、議案第21号、平成24年度鳥取県一般会計補正予算について、各課長に順次説明をお願いしますが、部長からありましたように簡潔にお願いします。
●安田県土総務課長
2ページをごらんください。最初に土木事業総務費でございます。26万余りの増額です。他事業、次の建設統計調査費からの標準事務費流用に伴うものでございます。
次に建設統計調査費ですが、国からの委託でございます調査について、額の確定に伴う補正でございます。
次に県土整備部管理運営費、平成23年度の事業費の精算に伴います国庫金の返還に係る補正でございます。
職員人件費ですけれども、執行見込み額に伴う補正でございます。
さらに、建設業経営支援事業でございますけれども、当初予算のほうでも申し上げましたけれども、利用がなかなか伸びておりませんで、それに伴う補正の減額でございます。
17ページをごらんください。公共事業予算の総括表でございまして、部長は一般事業も含めて申し上げましたけれども、一番下の行です。公共事業では左側2列目、22億余りの減額でございます。事業費の確定に伴うものでございます。
続いて37ページをお願いいたします。37ページからが繰越明許費に関する調書でございまして、めくっていただきまして38ページまでが追加分ということで、新たに繰り越しをしようとする事業でございます。28事業、金額としまして8億5,000万余り。39ページからは、既に繰り越し承認をいただいた事業についての変更でございまして、40ページのほうで32の事業、今回76億余りを増額したいということでございまして、41ページでございますが、合計、今回85億の繰り越し承認をお願いしたいというものでございます。次の42ページ以降に繰り越し理由を掲げてございます。地元調整、あるいは用地の関係、本年度内の執行ができなくなったということでございます。
●竹森技術企画課長
資料の3ページをお願いいたします。一番上、土木管理費、土木総務費の事業化検討基礎調査費でございますが、これにつきましては財源更正、一般財源から国庫支出金への振りかえでございます。
次に災害復旧費でございますが、以下はずっと災害復旧関係でございますが、いずれも事業費の確定見込みに伴います減額といったものでございまして、皆様よく御存じのとおり平成23年は非常に大きな災害があったのですが、逆に平成24年は近年まれに見る災害の少ない年といったこともありまして、実績に伴います減といったことでございます。
一番下ですが、技術企画課合計としまして21億円余の減額補正をお願いするものでございます。よろしくお願いします。
●山本道路企画課長
4ページをお願いいたします。ほとんどのものについて、執行見込み等による補正でございますが、4ページの下の表でございます地域自主戦略交付金(補修)でございますが、8,200万補正をお願いしております。これは他部局から余ったお金を充当いたしましてするものでございます。
中段の2,700万減と、除雪費にそれを回しておりますが、年始めの予想では降雪量も例年並みということで積まさせていただいておりますが、御存じのように今のところ余りひどい降り方はしておりませんので、積んではおりますが、その場合は不用にさせていただきたいと思っております。
計4億2,400万余の補正をお願いするものでございます。よろしくお願いします。
●倉元道路建設課長
資料の6ページをお願いします。土地改良費でございます。農道関係でございますけれども、事業費の確定及び国の認証減をこのたびに合わせてやるというものでございます。
中段から下ですけれども、道路橋りょう新設改良費でございます。市町村受託事業につきましては、工程の見直しによりまして一部不執行となったものでございます。
一般公共事業でございますけれども、地域高規格から社会資本の国道改築るるありまして、事業費の確定及び、先ほどもありましたような他部局からの不執行分の受け入れというようなことで2億1,500万の増額補正をお願いするものでございます。
7ページでございますが、単県公共でございます。単県道路調査費ということで、不用額ということで2,300万の減額をお願いするものでございます。
中段から下、街路事業費でございますが、市町村負担金の率の違う箇所での流用ということがございまして、それに関連するものでございまして、1,300万余の減額補正をお願いするものでございます。
道路建設課合わせまして4,800万円の増額をお願いするものでございます。
●丸毛河川課長
資料8ページでございます。河川総務費、職員人件費は執行見込みによる減額でございます。
殿ダム水源地域対策事業、これは入札差金等によります減額でございます。
地域自主戦略交付金事業につきましては、湖山池におきましてヒシ除去など未執行分を河川改良費へ流用する減額でございます。
賀祥ダム制御設備改造受託事業につきましては、企業局の小水力発電におきますダム制御プログラムの修正等必要な経費を受け入れるための増額でございます。
河川改良費につきましては、市町村等受託事業、市町村受託事業の精算見込みの減額でございます。
一般公共事業につきましては、一般事業から湖山池を整備するための流用でございます。
続いて9ページでございますけれども、同じく河川改良費でございますが、単県公共、主に財源更正でございますが、河川改修費につきましては高規格幹線道路等関連事業から流用するものでございます。
海岸保全費は、事業費等執行見込みによる増額でございまして、以上、総額9,000万余りの減額をお願いするものでございます。よろしくお願いいたします。
続きまして、57ページでございますが、来年度への債務負担をお願いするものでございまして、湖東大浜への送水、この3月から開始される予定でございますが、その送水委託の債務負担をお願いするものでございます。
●山本治山砂防課長
10ページをお願いします。10ページは治山関係の一般公共事業、あるいは単県公共事業、そして11ページは砂防関係の一般公共事業、単県公共事業です。これらについては、いずれも事業費の確定見込みに伴うもの、それから財源更正等によりまして補正を行うものでございます。
12ページをお願いします。これは治山施設災害復旧費ということで、これも災害が発生しませんでしたので、備えておりました2億円を減額補正するものです。
建設災害復旧費につきましても、同じく災害が発生しませんでしたので、2億円、緊急砂防の事業から砂防単独災害復旧費のほうに流用して事業を執行したものでございます。
治山砂防課合計2億5,400万余の減額補正をお願いするものでございます。よろしくお願いいたします。
●森下空港港湾課長
13ページをお願いいたします。漁港関係、漁港管理費の漁港維持管理費の補正を行うもので、これは事務費の流用に伴う補正でございます。
漁港建設費、一般公共、1,000万円余減額するもので、これは国の認証減等による減額でございます。
続きまして、港湾関係でございます。みなとさかい交流館外壁改修工事、これは財源更正によるものでございます。
14ページをお願いいたします。港湾建設費、港湾事業の一般公共事業でございます。1,700万余増額するもので、これは他事業から流用ということで、米子港の調査費を計上したもの等によるものでございます。
空港関係でございます。空港費、鳥取空港化学消防車整備事業でございます。これは請負差等による補正で、3,400万減額するものでございます。
同じく、鳥取空港消防車庫増設事業ということで、これは財源更正ということでございます。
鳥取空港維持管理費、単県公共、600万円減額でございます。これは実施設計等の補助採択のため、減額になったものでございます。
◎前田委員長
簡潔に。精算でしょう、要は。精算と言いなさい。
●森下空港港湾課長
はい。
直轄事業でございますが、これも実績によるものでございます。
15ページをお願いいたします。災害関係でございます。漁港、港湾、空港と実績見合いないしは災害がなかったということで、減額補正でございます。
以上、空港港湾課合計としまして、5億200万余減額するものでございます。
続きまして、特別会計でございます。議案第29号の特別会計、58ページをお願いいたします。歳入としまして、港湾施設料、あるいは財産売り払い等が増額になったということで、合わせて2,400万余増額補正するものでございます。
59ページをお願いいたします。それに対する事業のほうですが、港湾管理事業費の増額、それから元金の財源更正等行いまして、合計2,400万余補正するものでございます。よろしくお願いいたします。
●湊西部総合事務所県土整備局長
16ページをお願いいたします。佐野堰の魚道改築事業につきましては、適用する起債を変更したことによります財源更正でございます。
次の河川除草のロール化事業の推進については、機械購入費の請負額の確定に伴います減額変更でございます。
◎前田委員長
ただいままでの説明について質疑を行います。
○藤井委員
災害がなくて不用額になった総額がどれくらいになるかということと、これは要するに不用額として来年度の基金として積まれるものなのでしょうか。それとも僕の考え方が違うのでしょうか。
◎前田委員長
いや、基金ではないですよ、予算ですから。基金でまた積むなんて、現年度で予算措置していくものですから、予算というのは。
●安田県土総務課長
災害が少なかったことによります減額額は幾らかということにつきましては、17ページに公共事業の総括表をおつけしておりまして、そこの中ほどから下に災害公共事業とございます。これの小計27億余り、これが災害分の減額ということでございまして、これは不用額ということでございます。使わない予算ということでございます。
◎前田委員長
災害が起こったらまた現年度でいくのですから。
●安田県土総務課長
また、先ほど技術企画課長が申し上げましたけれども、過去10年間の額を見て現年分の災害予算は計上するという仕組みでございますので、状況によって不用額が出てくるということでございます。
◎前田委員長
基金ではないのですよ。特別会計で基金というような制度ではないのです、災害というのは。
○銀杏委員
8ページの河川ですが、市町村等受託事業ですけれども、大分減っておるのですが、精算見込みに伴う補正と書いてあるのですけれども、要するに事業が25年度に延びるということですか。
●丸毛河川課長
委員おっしゃるとおり、河川改良に伴って市町村さんが管理する橋梁等を整備する負担金をいただくというもので、一部本年度に進度調整したものもございます。
◎前田委員長
以上で平成24年度の補正予算を終わりまして、次に報告事項に移りたいと思います。
一々読みませんが、目次を見ていただきたいと思いますが4件。
●山本道路企画課長
常任委員会資料の報告事項1ページをお願いいたします。もう新聞報道等されておりますが、3月23日に鳥取自動車道の大原から西粟倉インターチェンジが開通いたします。それに伴いまして、開通式典等を1として書いてございますとおり、主催国土交通省、共催岡山県で開通式典が行われます。
また、それに合わせて開通記念行事といたしまして、西粟倉村が主催いたしますサイクリング&ウオーキング大会が3月17日、鳥取市主催で県等も共催いたします講演会・シンポジウムを3月24日、鳥取市が主催いたしまして、県や期成同盟会等が共催いたします因幡・美作・西播磨ふるさとめぐりスタンプラリー、これについては既に始めておりまして、5月31日まで行う予定としております。
1ページの一番下でございますが、参考といたしまして松江自動車道、松江から中国道に至ります道路ですが、これについても3月30日に開通するということで聞いております。
続きまして、2ページをお願いいたします。表題に書いております11県知事会議というのを新たに立ち上げまして、要望活動を先般1月23日に自民党、国交省並びに財務省に対して行ってまいりました。従来、10県という枠組みでやっておりましたが、山口県が新たに加わりまして、山陰道を構成する3つの県が全てこの会に入ったということでございます。
要望活動の結果といたしましては記載しておるとおりでございますので、またごらんいただきたいと思います。
3ページでございます。「山陰近畿自動車道サミットin東京」の開催結果でございます。これにつきましては、委員の皆様方、遠路東京までおいでいただきまして、本当にありがとうございました。この場をおかりしまして感謝申し上げます。
委員の皆様方いらっしゃっておりますので、記載については省略させていただきます。
続きまして、4ページでございます。海抜表示シート設置についてでございます。稲田委員からも先ほど質問の中でございましたが、海抜シートというのは全国でやっておりますが、鳥取県も国交省と鳥取県、並びに参考で市町村の状況も下に書いてございますが、避難ルートを中心といたしまして、下にレイアウトを書いてございますが、沿岸沿いの道路にシートを張るものでございます。
◎前田委員長
それでは、枠予算の項目があると思いますが、5ページ、6ページ、7ページに一覧表が出ております。これは箇所別の議決はしていませんので、枠予算ということですので、24年度の執行の結果ということで御了知お願いをいたします。
一定額以上の工事又は製造の請負契約の報告については、配付資料のとおりでございまして、説明は省略します。
それでは、ただいままでの説明について、質疑はございませんか。(なし)
次に、その他ですが、執行部、委員の皆さんでありますか。(なし)
私が1つあるのです。
先般、鳥取・岡山両県議会土木関係常任委員会で、福田副委員長とともに中国地方整備局、翌日は伊藤議長も加わりまして陳情いたしました。議事録を簡単に説明しておきます。
中国地方整備局。鳥取自動車道への付加追い越し車線の追加。財政状況が厳しいこともあり、山陰道等の延長を伸ばすことを優先したい。付加追い越し車線の追加については、整備手法について勉強したい。
米子道の4車線化。交通量次第。NEXCO西日本には要望があったことを伝えておく。
米子道路、9号ですね、米子道路の4車線化。日交通量が3万台を超えており、何らかの対策が必要と考えている。
北条道路の早期事業再開。私が言ったのは、2カ所の信号交差点について何らかの対策を講じてほしい。一気に整備できるか疑問。死亡事故が多く、早期の対策が必要と認識しているので、事故対策として御指摘の2カ所と一般県道羽合東伯線との交差点の立体化を先行し、徐々に整備区間を拡大していく手法もあり得るということですので、この線が案外早いという感触は得ました。
米子~境港のミッシングリンク解消に向けた検討への着手。国全体の大きな流れで決まっていくものであり、ハードルは高いと認識している。勉強会で課題を詰めていきたい。
山陰道~鳥取市福部町のミッシングリンクの解消に向けた検討への着手。段取りをしていかなければならないという問題意識は持っている。
鍵掛峠の整備促進。広島県内で地籍困難地があり、庄原市が公図を訂正中で、間もなく完成するので一気にできると思う。
高速道路料金のあり方。維持管理の財源を確保するため、償還完了後(平成62年)も無料化せず、料金徴収を継続すべきではないか。それに対しまして、高速道路のあり方検討有識者委員会においても同様の意見があり、国土交通省としてもその方向で検討しているので、応援してほしい。鳥取県議会としての意見書を2月県議会で提案したい。
次に、国土交通省本省に参りました。
高速道路課長。米子道の4車線化について、交通量にもよるが検討していく。先立つものが重要であり、応援をお願いするということです。
国道・防災課長。一生懸命やると。
赤澤国土交通大臣政務官。北条道路の再開は26年予算が勝負。TTMに関しては、日本海沿いは国境であり、国土の安全上からも高規格道路は必要。整備されていないことは大きな問題。今後国土強靱化の平成26年予算に向け理論構築を図る。
前川道路局長。片山前知事のことだけ入れていて書いていないが、姫路鳥取線の例の播磨自動車道も早期に整備していくということをおっしゃっておりましたし、全て大体わかっておられました。
片山前知事が投稿された「世界の」のコピーを手渡し。これは、ちょっと古臭い論議で、公共事業を非難している文書でございました。(発言する者あり)あれはちょっと古いポピュリズムだ、わざと使った。読んでみたらちょっと違和感があった。あれは世間受けするような表現ですよ。確かにあれはよくないと思う。以上です。
では、以上で閉会いたします。御苦労さまでした。
午後4時31分 閉会
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