平成24年度議事録

平成25年3月18日会議録

 開催概要、資料はこちらです。
出席者
(8名)
委員長
副委員長
委員
前田 八壽彦
福田 俊史
国岡 智志
稲田 寿久
興治 英夫
藤井 省三
藤縄 喜和
銀杏 泰利
欠席者
(なし)
   
 


説明のため出席した者
 中山企画部長、細羽文化観光局長、古賀県土整備部長、山嵜警察本部長外各次長、
 課長、関係職員

職務のため出席した事務局職員
 上月調査課課長補佐  山崎議事・法務政策課課長補佐  五百川調査課係長  

1 開会 午前10時06分
2 閉会 午前11時25分
3 司会 前田委員長
4 会議録署名委員  稲田委員  国岡委員
5 付議案件及びその結果
   別紙日程表及び下記会議概要のとおり
 

会議の概要

午前10時06分 開会

◎前田委員長
 おはようございます。
 ただいまから企画県土警察常任委員会を開会いたします。
 お手元の日程表のとおり議事を進めたいと思います。
 会議録署名委員の指名を行います。
 稲田委員と国岡委員を指名させていただきます。よろしくお願いします。
 次に、執行部の新任職員の紹介を行いたいと思います。
 山嵜警察本部長より説明をお願いいたします。

●山嵜警察本部長
 座らせて紹介させていただきます。3月8日付で執行部職員の異動ございましたので、警察本部の新執行部職員を紹介させていただきます。
 最初に、生活安全部長の林警視正です。

●林生活安全部長
 林でございます。よろしくお願いいたします。

●山嵜警察本部長
 続きまして、警務部参事官兼首席監察官の後藤警視正です。

●後藤警務部参事官兼主席監察官
 後藤でございます。よろしくお願いします。

●山嵜警察本部長
 警務部総括参事官警務課長事務取扱の牧野警視です。

●牧野警務部総括参事官警務課長事務取扱
 牧野でございます。よろしくお願いいたします。

●山嵜警察本部長
 生活安全部総括参事官生活安全企画課長事務取扱の平井警視でございます。

●平井生活安全部総括参事官生活安全企画課長事務取扱
 平井でございます。よろしくお願いします。
●山嵜警察本部長
 刑事部総括参事官刑事企画課長事務取扱の松岡警視です。

●松岡刑事部総括参事官刑事企画課長事務取扱
 松岡でございます。よろしくお願いします。

●山嵜警察本部長
 交通部総括参事官交通企画課長事務取扱交通事故抑止対策室長事務取扱の越智警視です。

●越智交通部総括参事官交通企画課長事務取扱交通事故抑止対策室長事務取扱
 越智でございます。よろしくお願いいたします。

●山嵜警察本部長
 警備部総括参事官警備第一課長事務取扱警備第二課長事務取扱の前田警視でございます。

●前田警備部総括参事官警備第一課長事務取扱警備第二課長事務取扱
 前田でございます。よろしくお願いいたします。

●山嵜警察本部長
 警務部参事官総務課長事務取扱の木下警視です。

●木下警務部参事官総務課長事務取扱
 木下でございます。よろしくお願いいたします。

●山嵜警察本部長
 警務部参事官会計課長事務取扱の中林警視です。

●中林警務部参事官会計課長事務取扱
 中林でございます。よろしくお願いいたします。

●山嵜警察本部長
 生活安全部参事官生活環境課長事務取扱の竹森警視でございます。

●竹森生活安全部参事官生活環境課長事務取扱
 竹森でございます。よろしくお願いします。

●山嵜警察本部長
 刑事部参事官捜査第一課長事務取扱の永井警視でございます。
●永井刑事部参事官捜査第一課長事務取扱
 永井でございます。よろしくお願いします。

●山嵜警察本部長
 最後が、刑事部参事官兼生活安全部参事官兼警備部参事官組織犯罪対策課長事務取扱の長谷川警視でございます。

●長谷川刑事部参事官兼生活安全部参事官兼警備部参事官組織犯罪対策課長事務取扱
 長谷川でございます。よろしくお願いします。

●山嵜警察本部長
 以上、メンバーがかわりましたので、引き続き御指導のほどよろしくお願いいたします。

◎前田委員長
 ただいまから、本委員会に付託された議案の審査を行います。
 お配りしております議案第1号から74号の項目を見ていただきたいと思います。
 ただいまから付託議案に対します質疑を行いたいと思いますが、いかがでしょうか。(なし)
 次に、付託議案に対する討論を行いたいと思います。討論はございませんか。(なし)
 これより付託議案の採決を行います。
 採決を一括して行うかどうか、皆さんの御意見を伺いたいと思います。(「一括」と呼ぶ者あり)
 それでは、一括して採決をいたします。
 原案に賛成の委員の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 賛成全員であります。したがいまして、本委員会に付託されました全ての議案について、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
 それでは、日程の5番目の報告事項に移りたいと思います。
 警察本部から行いたいと思います。
 それでは、岡本生活安全部少年課長から、「高校生ボランティア・大学生サポーターサミット2013」の開催結果について説明をお願いします。

●岡本生活安全部少年課長
 「高校生ボランティア・大学生サポーターサミット2013」の開催結果について、御報告いたします。
 お手元に配付させていただいております警察本部資料の1ページをごらんいただきたいと思います。
 鳥取県警察では、警察署長が委嘱しております高校生ボランティア、21高等学校で316名委嘱、警察本部長が委嘱しております大学生サポーター、3大学で55名委嘱しておりますが、この方々に少年非行等の少年警察ボランティア活動に取り組んでもらっておりますが、本年1月28日、警察本部におきまして、今後のボランティア活動の充実を図ることを目的に、各団体の代表や有志、さらには鳥取県教育委員会、知事部局の関係職員の御出席をいただきまして、少年警察ボランティアの活動報告と意見交換会を行いました。
 会に先立ちまして、少年警察ボランティア活動の功労に対しまして、鳥取大学、鳥取環境大学、鳥取短期大学の代表者に警察本部長から感謝状を授与され、今後のさらなる活動に期待したところであります。
 次に、報告された高校生、大学生の代表者からの活動内容について御報告いたします。
 県立岩美高校からは、人間関係の希薄が非行につながっていっている一因に着目して、人とのコミュニケーションを深める方法として、全生徒がクラブ活動に入部して活動する取り組みをして、非行防止活動に役立てているという報告がありました。また、県立中央育英高校からは、地域に密着したボランティア活動をすることで、地域社会の一員として認められている実感を感じている、今後の活動に励みとなったという報告がありました。鳥取環境大学からは、問題行動を抱える少年とのかかわりで、偏見の目で見てはいけないという経験をし、今後の支援活動に役立てていくというそれぞれの活動報告がされました。
 続いて、高校生にとって身近で深刻な問題でありますいじめに正面から向き合ってほしいと考え、「いじめ事案の未然防止、私達が今できること」をテーマに、今のいじめ問題について高校生はどのように認識しているのか、今のいじめ問題について高校生として未然防止に向けてできることは何があるのかをテーマの柱としまして、グループに分かれて討論をしていただきました。
 討論されて導き出された内容につきましては、お手元に配付させていただいております資料の4の(3)に記載しておりますが、いじめ問題への高校生の認識というのは、まず被害者、加害者、傍観者の3者の立場で結論を導き出しております。
 いじめ問題の当事者以外と思われている傍観者の立場について、やめたほうがいいと言わない傍観者はいじめをしている加害者と同じだと認識しておりますが、その者たちはその行為に対して、なるべく面倒なことにかかわりたくないのが本音であり、注意するのは難しいという意見が出ておりました。また、未然防止に向けてできることについては、アンケート制度がありますが、高校生からは、アンケートはいじめをしている人は適当に書く、解決にならず、意味があるか疑問であるという意見と、面接や電話で相談がしにくいので、メールでの相談がいじめに対しては有効であるという意見が出されておりました。
 このような意見内容につきましては、資料としまして、今後のいじめ防止対策に役立てていただくため、警察本部と教育委員会の連名で県下の高等学校長に送付させていただいております。
 最後になりますが、このサミットに参加いただきました皆様方の反響は、高校生からは、学校の友達同士での話は気恥ずかしいが、他校の生徒には本音が言えた。教員からは、今後の取り組みに生かしたいなどの意見があり、今後も会の必要性を感じたところであります。


◎前田委員長
 続きまして、越智交通部総括参事官交通企画課長から、平成25年春の全国交通安全運動の実施について説明をお願いいたします。

●越智交通部総括参事官交通企画課長
 平成25年春の全国交通安全運動の実施につきまして御報告いたします。
 警察本部資料の3ページをお願いをいたします。
 春の全国交通安全運動が4月6日から15日までの10日間実施されます。
 このたびの運動の重点につきましては、資料の3にありますとおり4項目でございます。特に新入学期に入りまして、新入学児童に対しての基本的な交通ルールを理解してもらうことや、高齢者に対する安全指導などを中心に、警察といたしましても自治体や関係機関の団体と連携、協力して進めることとしております。
 期間中の主な取り組みにつきましては、資料の4のとおり、鳥取警察署を初め各警察署管内で交通安全講習やパレード、広報検問、高齢者宅の訪問活動などのほか、各種交通安全行事に取り組むこととしております。

◎前田委員長
 ただいままでの説明について、質疑等を行いたいと思います。

○銀杏委員
 最初の「高校生ボランティア・大学生サポーターサミット2013」ですけれども、高校生ボランティアに20高校の21名で、括弧教員というのは、それぞれのボランティアさんに教員が常日ごろから活動の中で1人はかかわっていると、指導しながら進めているということなのでしょうか。

●岡本生活安全部少年課長
 ただいまお手元にお示ししております資料の中の教員の数といいますのは、ふだん学校の中でボランティア活動にかかわっているという教員を含めて、この会に出席していただいた教員の数でございますので、私が先ほど御説明しました21校316名の学校の先生ではなしに、この会に出席していただいた先生の数でございますので、複合しているところもございますけれども、かかわっていない引率の先生ということで認識していただきたいと思います。

○銀杏委員
 いま一つ、把握してなくてわからないところがあるのですが、高校の場合、県警の生活安全部のほうから直接生徒さんのほうに委嘱をしているような格好になっておるのですか。

●岡本生活安全部少年課長
 高校生ボランティアは、警察署長のほうから各警察署の管内にあります高校に対しまして文書でもって要請を行いまして、警察署長のほうから委嘱をお願いしております。

○銀杏委員
 先ほど教員とのかかわり合いを尋ねたのは、直接ボランティアさんが警察署に赴いて、通常今月はこんな活動をしましたよとか、こういう事例がありましたとかいうふうに報告をするのだろうかなと。それとも教員が間に入って、教員として教育の一環としても生徒さんにこういうふうにしたほうがいいのではないかというアドバイスをしながらやっておるのかなと。その辺どういうふうな形でボランティアさんがされておるのかがわからないものですからお聞きしたのです。

●岡本生活安全部少年課長
 高校生ボランティアの場合は、鳥取の場合は、万引き防止作戦の隊としてボランティア活動を中心に学校独自で自主的にやっているものと、警察とタイアップして非行防止の中でやっているものと両方ありまして、お互いが学校と警察との活動の中で連携をとり合って、高校生が独自でやっているものと警察と一緒にやっているものというぐあいに分かれております。
 倉吉については自転車盗の防止について重点に取り組んでいただいておりますが、その他の活動についても警察と一緒に連絡をとり合ってやっているというのが実情でございます。

○銀杏委員
 私が聞きたかったのは、学校が絡んでいるのですかという話を聞きたかったのです。このときには教員の方も参加されておるようですけれども、日常の活動の中で、高校はどのように絡んでいるのですか。絡んでいないのですかということを聞きたい。

●岡本生活安全部少年課長
 当然、学校の生徒さんと一緒に先生も出てこられますので、学校の先生と連携をとりながら、学校も当然絡んでおられます。

○銀杏委員
 わかりました。
 15歳以上ということでありますけれども、高校生ですので社会とのかかわり合いがまだまだ少ないものですから、その辺をしっかり学校としてかかわっていただいて、そうしたボランティアの皆さんに対する適切な指導とかやっていただくようにしていただきたいと思います。

○藤井委員
 そもそもの話で、おまえ知らないのかと言われそうですけれども、初めてこういうのが出てきて、非常にいい試みだなという感じがしましたが、ただ個別の質問がさっき続いたのですけれども、総体的にこの計画についての説明をいただきたいし、ぜひこれを充実していただきたいという観点から、この仕組みがそもそもどういうものであって、どういう意図でどういうふうにされていて、今後どうするのかというようなことをきちんと説明していただけたら無駄な質問がなくなるのではないかという気がします。

●岡本生活安全部少年課長
 お答えします。
 そもそも高校生ボランティア自体は、平成16年から警察署長が委嘱させていただいておりますし、大学生ボランティアにつきましては、平成21年から警察本部長が県下の大学生に対して委嘱させていただいています。
 そもそもの狙いと申しますのは、ボランティア活動と非行防止という観点でつながりをつけております。いわゆる一昔前であればという表現が正しいのかどうかわかりませんけれども、田舎に行けば、まちの祭りであったりだとか、社会奉仕活動に家長が自分の子供を連れていって、いろいろ風習を教えたり文化を教えたり、活動に参加させていたという時代が全国各地で見られておりました。そういうものが最近は希薄になってきているというところの部分で、人と人とのコミュニケーションが非行につながっているという一因があると言われております。その中で、地域社会における伝統的な文化活動や行事、あるいはそれぞれ地域の特性を生かした活動に参加させることで、地域の人々とのつながりを深め、地域とのかかわり合いの中で社会性、いわゆるコミュニケーションのあり方であったりだとか、共感性であったりだとか、協調性を身につけさせることで自分が社会に役立っているのだとか、自分の置かれている場所がここでいいのだとかという、専門的な言葉で申しますと自己有用感であるとか、自己肯定感を高めることで、いわゆる生徒自身、学生自身の非行防止だとか健全育成につながっていくというところがありまして、そこを狙いとしてボランティア活動に参加していただいているということでございます。

○藤井委員
 まだよくわかりませんけれども、教員の先生が引率してくるという話がちらっとありましたけれども、そういう仕組みそのものが、本来この制度が狙いとしているものと何かバランスがよくないような感じがしないでもないのですけれども、本来の目的がどういうことで起こってきたかということと、将来のあり方とかということになれば、本部長の考えを聞いてみたいと思いますけれども。

●山嵜警察本部長
 私のほうから、この件に関してちょっとお答えさせていただきます。
 今説明にあったとおり、地域とのかかわり合いが非常に希薄になってきた中で、少年非行その他ということをいかに防止していくかというときに、一つの手段としては、やはり御自分たちの地域の中で、実際に、例えばここで言えば、先ほど出ました万引きの防止とか、そういうものにかかわると実感が湧いてくる。その中で盛り上がってきていただける。そこで、初めて地域から非行をなくそうという意識がさらに出てきて、盛り上がっていっていただければ非常にありがたいというところが一番の狙いだったと思います。
 ただし、それがどういうやり方でいくのかというのは、教育委員会その他と調整しながらですけれども、実態としてみれば、警察としてもやはり一番万引きが多いとか、自転車盗が多いとか、そういう具体的なデータを持っておりますので、その辺を生かしながら、学校のそれぞれボランティアの中で非行防止のリーダー的なものも育てていけば、地域的には非常に抑止力になるのだろうという狙いがあったというふうには承知しております。
 ほかの地域でどういうふうにやっているかというところもございますけれども、鳥取のこの取り組みというのはかなり先進的な感じがいたしまして、実は警察庁長官賞も今回受賞するような話がちょっと出ておりまして、ほかのところよりはやはり一歩二歩進んで、こういうふうに地域に警察が犯罪の取り締まりとかいうことではなくて、その前の防止という観点で一歩深く足を入れるということに手を染めて、きちんと地元の方との協働を果たしていくためには、今後とも一つの形としては努力していく可能性というか、価値があるのではないかというふうに私も思っております。

○稲田委員
 我々が余りなじみがなかったのかどうかわかりませんが、この高校生ボランティアと大学生のサポーターというのは21年からという報告でしたが、いいわけですね、平成21年から始まっているということですか。(「高校は16年だ」と呼ぶ者あり)
 そこで、今皆さんの話をずっと聞いていまして、最初はわかったような気持ちでおったのですが、余計わからないようになってきたのです。それは、人と人とのコミュニケーションだ、地域社会のいわゆる社会活動だ、あるいは地元の人との協働だというような話が出てくると、これは警察の範疇から超えた話になってくると思うのです。少年非行防止のボランティア活動といううたい文句であれば、それなら非常に我々もすんなり入ってくるのですが、地元との協働だ、地域社会とのというところに警察権力が入っていくということは、私は余り好ましく思わない、好ましいことではないという気がするわけです。むしろ、それは生活環境とか、そういうような部署の役回りではないかというように思うわけです。
 高校生のボランティア、大学のサポーターは、平素はどんな活動しているわけですか。

●岡本生活安全部少年課長
 まず、大学生サポーターのほうから御説明申し上げます。
 大学生サポーターを少年警察ボランティアに委嘱している理由の一つとしまして、いわゆる高校生、15歳から18歳であるとか小学校の高学年の年齢に近い大人として、子供と接触したりいろいろと話し合いをしても、いろいろなものを導き出してあげやすいとか、聞いてあげやすいとか、言いやすいとかというようなところがありまして大学生サポーターを委嘱しておりますが、このサポーターにつきましては、去年の活動報告を申し上げますと、地域社会のボランティア活動だけではなしに、フィルタリングの普及広報活動であったりだとか、JRだとかたばこの喫煙防止の広報活動に一緒に出ていただいて広報活動をやっていただいたりだとか、小学生を中心に少年柔道・剣道大会をやっておりますが、その会に出ていって、いわゆる使役として子供と触れ合うという活動を行っていただいたりだとか、農業体験を行うのに、大学生も参加していただいて、一緒に汗まみれになりながらいろいろな会話をしながら野菜づくりを行ったりだとか、鳥取県がやっている砂丘の清掃活動というのがありますけれども、そこにも一緒に行っていただいて、交わって、触れ合い活動を行いながら、その中で非行防止という観点でいろいろなことを教えてやったり、いろいろ健全育成の道に導いていくという活動を行っております。
 高校生につきましては、先ほども少しお話ししましたけれども、各地域地域で、その地域に合った特性に合った活動を行ってもらったりしているのが中心でありますが、鳥取の場合は、万引きを中心に行っております。万引き防止活動の広報キャンペーンであったりだとか、いろいろなことをやってもらっていますし、倉吉の場合は、自転車盗が駅前でたくさんあるということで、自転車盗の防止キャンペーンをやってもらっておりますが、他のものを申し上げますと、新入学期であるだとか夏休み前だとかという時期に、駅頭に立って、声かけ、触れあい活動、いわゆる休みになる時期に非行に走らないようにというキャンペーンをやっておりますが、そういうものにも参加していただいたり等、地域地域によっていろいろな活動に参加していただいております。

○稲田委員
 私はよく理解ができないです。というのは、要するにこのボランティア、高校生にしても大学生にしても、例えば非行問題について、皆さんが集まっていろいろお話をするということ、要するにそれが主な仕事なのかなと思ったりもするのですが、非行の高校生や非行の大学生と話をしたりもするのですか。

●山嵜警察本部長
 私のほうからちょっと補足いたしますと、説明が非常にまずくて済みませんが、非行少年と一緒に例えば農作業、砂丘の清掃活動、こういうものを、先ほど課長のほうから申しましたとおり、年が近いので言うことを聞いてくれるという強みもございますので、このボランティアの方が、実際に警察が補導した非行少年たちと一緒に農作業をやったり砂丘の清掃活動やったり、その中でコミュニケーションをとりながら要するに更生を図っていくと。それが非常に成果が上がるというところがございまして、ボランティア活動としてそういうものに出ていただいているという現実の姿がございますので、一番の中心的な活動というのはそういう形で、ただ、理屈づけとしてそういう形をしながらこういうシステムをつくってまいりましたので、全体の動きとしてはいろいろな会議とかフィルタリングの周知を図るとかいろいろな広報活動もいたしますけれども、実際の一番のコア部分は、非行少年をどうやってサポートするかというところで、自分もボランティアとして行く。そうすると自分の中でもそういう浄化作用に関与したということで非常に意識も高まる、かつ非行少年の更生率も上がってくるということがあるということで始まっておりますので、実際の一番のコアのところはそこだというふうに思っております。


○稲田委員
 だんだん実態がわかってきましたけれども、ただ、例えば非行少年と一緒に畑仕事をするというのは頭の中ではわかりますよ。では、具体的にどうするわけですか。非行少年を集めてきて、畑にそういう少年たちとボランティアやサポーターの大学生や高校生を一緒に入れて、田植えでもいいですよ、田植えをさせるということで、その中でお互いに非行少年とサポーターやボランティアの人たちが会話をして、更生したほうがいいぞ、悪いことをしないほうがいいぞというような話をする、そのことが非行少年の更生につながるということですか。

●岡本生活安全部少年課長
 委員がおっしゃられたとおり、少年の中には人との交わりを持ちたくない、持てない子供もいますけれども、交わりの持てる者であれば、最初の畑を耕す段階から、種まきをして、収穫までの段階で一緒にサポーターもしくは警察の職員と一緒に野菜づくり、農業体験をさせながら、野菜が育っていく過程を見させながら自分が育っていくというような過程を導き出すということでしております。

○稲田委員
 私が何を言いたいかというと、要するに畑に非行少年を集めてくるわけでしょう。おまえとおまえとおまえとおまえは非行少年だよと引っ張ってくるのかということなのです。そんなことをしたらとんでもないことになりますよ。

●岡本生活安全部少年課長
 非行少年をグループとして集めてくるのではなしに、一人一人そういうところに導いてやらせている……。

○稲田委員
 どういう形でそれを呼んでくるかということを聞きたいわけですよ。

●岡本生活安全部少年課長
 少年警察サポートセンターで立ち直り支援を行っている子供に対して、そういう体験をさせております。

◎前田委員長
 あとは個別で、岡本課長、終わってから副議長室に行ってじっくりと説明してあげてください。

●岡本少年課長
 わかりました。

◎前田委員長
 それでは、企画部に移りたいと思います。
 亀井企画課長から、オスプレイの低空飛行訓練等の実施に係る対応について説明をお願いします。

●亀井企画課長
 企画部の資料1ページをお願いいたします。オスプレイの低空飛行訓練等の実施に係る対応につきまして報告をいたします。
 オスプレイの本土での低空飛行訓練につきましては、3月6日から8日までの3日間行われたところであります。結果といたしまして、中国山地、鳥取県の影響のある区域では訓練が行われませんでしたけれども、それに伴いまして、本県におきましては岩国飛行場に沖縄からやってくると、そういった情報が防衛省サイドから寄せられた際に、庁内におきまして連絡会議を開催いたしまして、本県の対応について協議を行いました。今回の報告は、その状況等について報告するものでございます。
 まず初めに、1ページの一番下の参考と書いてあるところを見ていただきますと、このたびのオスプレイの低空飛行訓練等の状況につきまして書いております。
 3月6日に沖縄普天間飛行場にございますオスプレイ3機が岩国飛行場へやってまいりまして、午後、オレンジルートということで四国地方等に設定をされておりますルートで飛行訓練を実施いたしました。これは3機でございます。このオレンジルートという飛行訓練ルートでございますが、愛媛県、高知、徳島、それから和歌山の一部にかけて設定されている飛行訓練ルートでございます。翌7日でございますけれども、3機のうち2機がこのオレンジルートで夜間の飛行訓練を実施されました。翌8日につきましては、オスプレイ3機が岩国飛行場から普天間飛行場へ帰っていったといった状況でございます。
 こういったオスプレイの低空飛行訓練等の情報が寄せられまして、大きな1番の連絡会議の概要と記載しているところでございますが、本県におきましては、3月5日火曜日に、知事、副知事、統轄監出席のもと庁内連絡会議を開催いたしました。
 (3)に議事と書いておりますが、まず、(1)の国からの情報の状況でございます。先月2月28日に、6日から8日までの3日間オスプレイ3機が岩国飛行場にやってきて、低空飛行訓練等を実施すると、こういった情報が寄せられました。飛行高度につきましては、日中が500フィート以上、約150メートル以上、夜間につきましては1,000フィート、約300メートル以上ということでございました。
 3月に入りまして、3月4日でございますけれども、この時点では訓練を実施するルートは九州地方に設定されてございますイエロールート、こちらのほうで実施するということで連絡がございました。あわせて夜間での飛行訓練も実施をする。それから、訓練計画は当日の気象条件等により変更もあり得ると、こういった状況でございました。
 こういったことを受けまして、その下に点線で3月5日と括弧書きで書いておりますが、その前、3月4日のイエロールート、こういった情報があった段階で連絡会議をまず開催をしたと、そういった状況でございます。会議が終了してから、防衛省のほうからイエロールートではなくて訓練を実施するルートは四国地方等のオレンジルートであると、こういった方向に変更すると連絡があったと、こういった国からの情報の経過でございます。
 (2)で鳥取県の対応状況と記載しておりますが、この(2)のところにつきましては、3月5日の庁内連絡会議を開催する前にとりました本県の対応状況でございまして、まず1つ目の丸で、中国四国防衛局に対しまして、オスプレイの低空飛行訓練等に係る情報提供を求めたほか、取り急ぎ、日米合同委員会の合意を厳密に遵守すること、オスプレイの安全対策等に関する説明を行うこと、こういった措置を講ずるよう伝えました。これが2月28日のことであります。3月1日付で県内市町村に対しまして、目撃情報があったら提供するようにということで依頼をいたしました。
 (3)の今後の対応に記載しているところにつきましては、3月5日に開催いたしました庁内連絡会議の際、今後こういった対応をとろうということで決めた事項でございます。引き続き情報収集を行うこと、目撃情報があった場合には外務省に対して通報するということ、住民の安心が得られるように市町村とタイアップして監視体制を整備しておこうということ、それから3月4日にございました情報も市町村に伝えまして、あわせて情報提供依頼を再度徹底しようということ、それから警戒をして、何か問題が起きましたら政府を通じて申し入れを行おうということ、こういったことを庁内連絡会議の場で決めたところでございます。
 大きな2番で、他団体等の対応ということでまとめておりますが、まず、全国知事会におきましては、3月6日、訓練の初日におきまして、緊急要請を外務大臣、防衛大臣、官房長官に提出しております。それから、ルート上にございました徳島県におきましては、3月5日に要請書を防衛大臣に提出されたところでございます。

◎前田委員長
 ただいまの説明につきまして、質疑を行いたいと思います。(なし)
 それでは、県土整備部に移りたいと思います。
 酒本県土整備部参事に、平成25・26年度建設工事入札参加資格者の格付等について説明をお願いします。

●酒本県土整備部参事
 県土整備部資料の1ページをごらんください。平成25・26年度建設工事入札参加資格者の格付等について御説明いたします。
 入札制度に関する規則に定めるところによりまして、平成25・26年度の建設工事の格付を今後行うこととしておりますが、公共工事の発注状況を踏まえまして、土木一般の定数と建築一般の請負対象設計金額の区分、発注金額帯でございますが、この変更をするものでございます。
 なお、変更後の格付等を用いた調達公告につきましては、4月下旬以降に行うものを予定しております。
 まず、1の土木一般についてでございますが、土木一般の中でB級につきましては、1社当たりの発注金額が減少しておりまして、これに伴い企業の倒産、廃業が続いております。具体的には、倒産件数が平成23年度2件、そして平成24年度に入りましても3件というふうな状況でございまして、これにより業者数が10社減少してございます。このため、B級の定数を、その下の表にございますが、現行の160から150に変更するものでございます。
 また、土木一般A級についてでございますが、1社当たりの発注額は同程度で推移しておりまして、平成21年度以降倒産した業者もないということでございまして、これらを勘案しまして、定数は現行の100のままというふうにしております。また、C級、D級についてでございますが、表記のほうはしてございませんが、現行の業者数等も勘案いたしまして、C級が140社、D級が153社ということでしております。
 次に、建築一般についてでございます。建築一般につきましては、建築一般の全業者数はほとんど変わっておりませんで、定数の変更はございません。
 しかしながら、建築一般のB級について、1社当たりの発注件数が他の等級と比べて極端に少なくなっている状況がございまして、請負対象設計金額の区分、発注金額帯でございますが、これを次のとおり変更するものでございます。
 最初に、一番下の米印のところを見ていただきたいのですが、1社当たりの発注件数、最初に現状と書いておりますが、ここのB級、これが1社当たり0.14件ということで、C級の0.29件よりも少なくなっているというふうな現状がございまして、これを見直すものでございます。
 具体的には中段の表、その上の表ですね、B級の一番下を見ていただきたいのですが、請負設計対象金額の区分ということで、現行は上段の3,000万以上6,000万未満ということにしておりますが、これを2,000万以上6,000万未満ということで広げるものでございます。これに伴いまして、C級のほうは現行の3,000万円未満から2,000万円未満に変更するものでございます。

◎前田委員長
 続きまして、倉元道路建設課長に県道河原インター線の「愛称」募集について説明をお願いします。

●倉元道路建設課長
 同じ資料の2ページをお願いいたします。
 初めに、委員の皆様には3月10日の河原インター線の開通式に御出席いただきましてありがとうございました。
 このたび全線開通したわけですけれども、部分開通しておりました今までよりも、より多くの皆様に利用していただくということを目的としまして、このたび愛称を募集しているものでございます。
 趣旨としましては、この河原インター線、自動車専用道路ではございませんけれども、それに近い規格の高い道路構造をしているということがございます。それから、姫路鳥取線を通っていきまして、29号沿いのいわゆる若桜谷のほうに向かっていく、この地域のほうに行くときの期待感を出せると、こういうネーミングを募集するという趣旨でございます。
 応募期間につきましては、2番に書いております4月21日までというふうにしてございます。
 このたびの応募を受けまして、選定委員会を経て、観光チラシとか道路マップ等々に名称を記載していくよう依頼等をしていきたいというふうに考えております。
◎前田委員長
 続きまして、丸毛河川課長に久本砕石(株)役員個人に対する債権の回収取組の状況について説明をお願いします。

●丸毛河川課長
 引き続きまして、資料の3ページでございます。久本砕石(株)役員個人に対します債権の回収取り組みの状況についてでございますが、この回収取り組みの状況につきましては、昨年9月、本委員会においても上半期の状況につきまして御報告したところでございますが、その後の督促状況につきまして、次のとおり報告いたします。
 まず、納付催告の9月以降の状況でございますが、債務者であります役員3名のうち、実質的な経営者でありました、ここではA氏としておりますが、このA氏に対しまして重点的に5回もちろん直接会いまして督促を行っております。A氏は、刑事事件では不起訴になっていると、また払いたいが手元にない、不如意という発言を繰り返しておりまして、債務の履行を果たそうとしておりません。残念ながら、これまで回収に至っていない状況でございます。
 もちろん、回収につきましては八頭県土整備局とともに督促しておりますが、その督促の際には、自宅周辺の資産、特に車両等でございますが、その増減などもあわせて確認しているところでございます。
 今後の対応につきましては、この3名の債務者は、A氏も含めまして年金生活者2名、自己破産者1名でございまして、回収は極めて難しい状況ではございますが、引き続き粘り強く督促、新たな資産等の調査など、八頭県土整備局とともに回収に努めてまいります。

◎前田委員長
 続きまして、森下空港港湾課長にみなとさかい交流館外壁改修工事に係る現地説明会について説明をお願いします。

●森下空港港湾課長
 資料4ページをお願いいたします。みなとさかい交流館外壁改修工事に係る現地説明会について御報告いたします。
 当工事は、昨年8月に着手いたしまして、現在北側、海側の外壁を施工しております。4月上旬には一部完成する予定になっております。外壁の色彩等につきましては、地域住民の方や観光客の方に意見をお聞きし、色彩について決定していることもありまして、工事について、なお一層御理解をいただくという目的で現地説明会を開催することとしました。
 時期としましては4月の下旬でございます。現場において建物の漏水対策、工程などについて説明する予定にしております。地域住民の方を対象に周知いたしまして、参加者を募るということにしております。
 現在の進捗としましては、2月末で3割ぐらいでございます。図面でいいますと、赤の北側の部分を現在施工中でございます。
 なお、常任委員会の皆様方につきましては、別途説明会を計画、企画したいと思いますので、御参加いただきますよう、よろしくお願いいたします。

◎前田委員長
 一定額以上の工事又は製造の請負契約の報告については5ページですが、説明は省略したいと思います。
 ただいままでの説明について、質疑等をお願いします。

○銀杏委員
 1ページですが、入札参加資格者の格付等についてという報告です。これまでもB級についてはなかなか仕事もないということと、予価を公表するということもあってか、1年のみならず複数年にわたって一度も落札できていないというふうな方がいらっしゃるということもよく聞いておりまして、できれば下でもいいから落としてほしいというふうな話も聞いたことがあるぐらいでありました。
 それで、今回の変更はよしとしたいわけですけれども、最初の4行目に、変更後の格付、請負対象設計金額の区分を用いる調達公告は、4月下旬以降のものを予定しているということですが、これはなぜですか。実際の入札との関係、影響はどうなるのか教えていただきたいのですけれども、実質4月下旬前に、この間の補正予算、経済対策等のものが出てきたりしますと、影響が非常に少なくて、せっかく変更したのにその効果があらわれないということになるのですが、どうなのでしょうか。

●酒本県土整備部参事
 今回、4月下旬の調達公告から適用する理由についてでございますが、これにつきましては、格付の変更に伴いまして、新しい総合評価の適用も行うのでございますが、これについては入札システムを切りかえる必要がございます。毎年、入札システムを切りかえるときには、調達公告と開札ができない期間が2週間程度できてしまいます。仮に4月の初めから切りかえるとすると、今3月から4月にかけて経済対策ということで早期発注を切れ目なくやっているところなのですけれども、その期間が途切れることになります。このたびは、その期間をゴールデンウイークの期間に設けることにしました。といいますのは、ゴールデンウイークの期間というのは平日が少ないので、一番影響が少ない期間だということで、早期経済対策の切れ目ない発注を行うために、一番影響がない期間に切りかえ期間を持ってきたということでございます。

○銀杏委員
 でしたら、もっと少ない期間はあるわけでありますので、今年度の後半になぜ持ってこなかったのかと。これから年度末に入札をどんどんかけるということはよくあるのかなと思っているのですが、繰越明許等たくさん出てきておりますが、昨年末からことしにかけてこういうことをすれば、新しい参加資格の中で、この14カ月予算のたくさんの工事発注が新しい体制でできるわけですのに、なぜそうしなかったのですか。

●酒本県土整備部参事
 入札制度の切りかえというのは、基本的に年度ごとにやっておりますので、4月以降で最も影響が少ない期間ということで、ゴールデンウイークに切りかえ期間を持ってきたということでございます。

○銀杏委員
 1つは確認ですけれども、要するに、つまりゴールデンウイーク以前にたくさんの平成25年度の事業の入札が出てしまって、変えるのだけれども実際は影響は余りないと、25年度については。実際、大きく影響が出てくるのは平成26年度からというふうに考えていいのかどうなのかということと、それから土木一般でB級が160社から150社に減ということは、多分、今は実際160社全部あると思うのですね。ということは、10社がC級に移るということで考えていいのでしょうか。移るのであれば、それはいつ決まるのか教えていただきたいのですが。

●酒本県土整備部参事
 最初の御質問でございますが、3月から4月以降ですね、4分の1半期にかけて公共工事の発注というのを前倒しでやっているのですけれども、5月以降も補正の経済対策も続きますし、当初予算もそれに続いて発注していくということになりますので、この新格付とか総合評価の適用というのは、平成24年度の補正予算とか当初予算というのは5月以降も引き続き適用になります。
 もう1点のB級業者についてでございますが、これにつきましては、実質、今現在のB級業者が150社ということでございまして、数もその数に合わすということですので、格付によって若干入れかえはございますけれども、数的には今の150社がそのまま残るということでございます。

○銀杏委員
 後でもいいですが、変更前と変更後で、概略でいいですがどのくらいの比率で入札がされるのか、金額と件数でですね、アバウトでいいです、何割ぐらいとかというふうなことがわかれば教えてください。よろしくお願いします。

○興治委員
 同じ1ページで、ちょっとよくわからないので質問します。
 まず、下のほうの建築一般ですけれども、一番下の米印のところを見ると、1社当たりの発注件数ですが、現状がA級が0.39、B級が0.14で、A級とB級を比べた場合3倍近い開きがあります。変更後も2倍程度の開きになるのですけれども、今回の変更はC級の幅を狭めて、その分B級の幅を広げるということで、現状の発注件数を見ると、A級の幅を狭めて、その分B級の幅を広げたほうが数的には合ってくるように思うですけれども、そういう方法をとらない理由はどういうところにあるのかお聞きします。

●酒本県土整備部参事
 現在の格付では、等級がA級、B級、C級とございますが、上位の等級ほど会社数に対する受注額というのは多くしております。それで、今回はB級の範囲を広げてC級を減らしたのですけれども、C級のほうは1社当たり29件というものが1社当たり27件ということで、若干……。

○興治委員
 0.29ではないですか。

●酒本県土整備部参事
 1社当たり0.29件が、今回見直しですね、範囲を3,000万未満から2,000万未満に変えるのですが、これによって0.27件ということで若干下がるのですけれども、比較的影響は少ないということで、B級のほうの範囲を広げたということでございます。

◎前田委員長
 だから、素人に意味がわからないのだ、僕はわかるのだけれども、はっきり言いなさい。B級が1社0.14だろう。これを何とかしようと思ったのでしょう。そういう説明をしなさい。

●酒本県土整備部参事
 B級の件数が0.14件ということで、C級と比べて半分以下という状況がございます。これにつきましては、業界のほうからもこの金額帯の変更をしてほしいという強い要望もございまして、B級の1社当たりの件数を引き上げたということでございます。

○興治委員
 それはよくわかっているのです。それはよくわかっているのです。そうではなくて、C級の幅を狭めてB級に持ってきているわけですね。そうではなくて、A級の幅を狭めてB級に持ってくるということをしない理由は何ですかということなのです。


●酒本県土整備部参事
 最初もちょっと御説明したのですけれども、格付の上位等級ほど1社当たりの受注額、受注件数といいますか、多くするようにしておりまして……。

○興治委員
 だから、その理由を言ってください。

◎前田委員長
 A級の会社の規模が違うのだろう。受注機会を設けなければいけなかったのだろう。

●安田県土総務課長
 A級の業者のほうが規模が大きくて、下請業者もたくさん使って工事をするというようなことがございます。昨年、建築一般のA級業者の経営が非常に厳しくなっていると。公共事業だけではなくて民間の公共投資も減ってきまして、A級の業者の経営環境が非常厳しいということで、昨年24年から定数を40から35に減らしたところでございます。ということで、A級業者のほうは今申し上げたように必要な措置を行ったばかりでございますので、A級はそのまま定数を維持し、先ほど参事のほうも申し上げましたけれども、C級とB級の差が大きいということで、そこのあたりを今回見直しをさせていただいたということでございます。

○興治委員
 わかりました。

◎前田委員長
 では、そのほかはないということで終わりたいと思います。
 その他につきまして、まず尾崎とっとり暮らし支援課長から説明をお願いします。

●尾崎とっとり暮らし支援課長
 先般、3月4日の常任委員会で委員の方から御質問のございました3点についてペーパーで整理させていただいておりますので、御報告させていただきます。
 まず最初に、銀杏議員から御質問がございました若者定住等による集落活性化総合対策事業の県内の市町村の予算措置状況でございますが、当初予算で措置されている市町村はございません。ただ、補正予算で検討されているというふうなところが鳥取市外4市町村でございます。
 今後、市町村への説明、既に事業説明会を開催しておりますが、再度説明をいたしまして、積極的な事業推進を図りたいと考えております。
 次のペーパーでございますが、まちなか暮らし総合支援事業の他県の予算措置状況でございます。各県に照会をさせていただきまして、12県から回答がございました。
 暮らしに着目した支援というもので、町なかでも実施可能な施策を実施する県が山形県など5県、地域づくりを目的とした支援で、町なかでも対応できるというふうなところが福島県など7県、人材育成を目的とした事業を実施される県が青森県というふうな状況でございました。
 あと1件でございますが、まちなか暮らし総合支援事業でございますが、商工労働部との事業のすみ分け、役割分担でございます。
 商工労働部にまちなか振興ビジネス活性化事業というものがございます。商工労働部の事業は中小企業の振興を目的とした事業で、商店街振興組合等への支援というふうなものでございます。私どもとっとり暮らし支援課の事業は、生活者の視点で暮らしの維持を目的とした事業でございます。
 事業採択に当たりましては、事業目的に合致した事業により実施することとしておりますし、実際に地域において具体的に取り組まれるというふうな場合は、互いに連携を図りながら対応したいと考えております。
◎前田委員長
 ただいまの説明について、意見はございませんか。(なし)
 7番目のその他で、私からちょっと聞きたいことがあるし、ちょっと言いますが、下田次長、この間から2件あったのです。河原のインターの開通式、それから三朝でも案内状が来ました。私はよくわからないのが、県事業なのに何で市町村長の名前で案内状が来るのかと思うのです。この辺どうですか。

●下田県土整備部次長
 県の事業で事業が完成した折には、委員長御指摘のとおり事業主体である県がやるべきものだろうと思います。ただ、その地域の方々にとりましても、大きな事業が完成するということは、非常に念願がかなうということがございまして、一緒にお祝いをしたいというふうなお話もございます。開通式とか完成式の催し物を実行委員会とか共催でやろうというお話がある場合がございます。そういうことはみんなでやればいいのではないかということで、県だけではなくて地元の方々と一緒、市町村と一緒になってやるというふうなこともございます。ですから、そういう場合には連名で御案内をさせていただくこともあろうかと思いますが、そういう意味で、市町村長さんのお名前ですとか、県の整備局長の名前もあわせてやっているというのが実情でございます。

◎前田委員長
 では、この間の河原インターのはどういう形式でやったのですか。

●下田県土整備部次長
 実行委員会をつくりまして、八頭郡3町と私ども県の八頭県土整備局でございますが、実行委員会でそれぞれで協力して実行したということでございます。

◎前田委員長
 そうすると、あの席配置は何でしょうか。県の関係者は後ろになって、町村長が前に出てきて。あれは県事業でしょう。県の主催でしょう。県事業ですよ、間違いなく。なぜああいう形になったのですか。

●下田県土整備部次長
 委員長おっしゃるとおり、事業主体は県でございますので、幾ら共催、または実行委員会でやったとしても、やはり県が主体となってイニシアチブをとってやるのが当たり前だというふうに私も思っております。ただ、会への出席者をどのようにするかというふうな相談を受けるわけですけれども、進行次第ですとか会場のレイアウトですとか、そういうところまで私どもは今回の場合承知しておりませんで、委員長御指摘のとおり、もう少し気配り、心配りがあってよかったかなというふうに反省しております。

◎前田委員長
 僕はおかしいと思うのですよ。知っているように国、県、市町村は対等の関係でしょう。なぜ地元にさせるのですか。僕が言いたいのは県事業でやりなさいということですよ。県事業で開通式等の竣工式をやる場合は、県が主催でやりなさいと言っているのですよ。

●下田県土整備部次長
 先ほど申し上げましたように、委員長おっしゃるとおり、県が事業をやったものについては、県が主体となってやるべきことだと思っております。ただ、先ほど申し上げましたけれども、地域の皆様もやはり一緒になってお祝いしたいということがございますので、一緒になってやるというのはいいのではないかと私は思っております。ただ、やるに当たって、委員長御指摘のように、地元が中心になってやるというのはおかしいというのは御指摘のとおりだと思いますので、今後は私どものほうがイニシアチブを持って主催したいと思っております。

◎前田委員長
 ちょっと間違えないように。開通式と祝賀会は別なのですよ。開通式と祝賀会を別にしないからこんなことになるのですよ。開通式は県がやるのですよ。祝賀会は地元なのですよ。今度の姫路鳥取自動車もそうなっていませんか。開通式は国交省がしていますよ。祝賀会のみが地元ですよ。どうですか。

●下田県土整備部次長
 御指摘のとおり、持ち分といいますか、役割分担はきちんとけじめをつけるべきだと思います。以後注意いたしたいと思います。

○稲田委員
 次長、式次第もおかしい。これも少し苦情が出ていましたし、私のところにもその話がありました。私の順番のことを言っているわけではないのです。国会議員が3人出席しておって、1人は参議院、1人は衆議院、あともう1人出ておられた方はなし、挨拶が。私の順番が一番最後だったのです。本来からいうと、今委員長が言うように、県が主体でやるということであれば、この順番はおかしいと思う。だから式次第もどういう配慮でこの式次第がつくられたのかと思って、やっぱり何人かの人が首をひねっていましたよ。念のためにつけ加えておきます。

◎前田委員長
 あえて言うけれども、もうやめてくださいよ、市町村にそういうことをさせるのは。県事業は県がやりますと、基本的な姿勢を明確にしてくださいよ。

●下田県土整備部次長
 大変御迷惑をおかけしまして申しわけございませんでした。今後は、先ほど申し上げましたように、私どもが事業主体として取り組んだ事業の完成式、開通式につきましては、私どもが責任を持ってやりたいと思います。

◎前田委員長
 私のミスで6番を抜かしておりまして、閉会中の調査事項についてお諮りしたいと思います。
 本委員会所管に係る中山間地域対策、道路網・河川等の整備、交通安全、観光振興並びにその他の主要事業について、閉会中もこれを継続調査することとし、その旨、議長に申し出ることに御異議はございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がないようですので、その旨、議長に申し出ておきます。
 それでは、委員長報告についてお配りしたいと思います。
 このようなことで、本会議場で委員長報告を行いたいと思いますが、御意見がある場合は、きょうじゅうにでも事務局にお願いいたします。

○銀杏委員
 常任委員会の名前をどうするのかといったことがたしかあったのですけれども、常任委員会としての意見自体はまだまとめていらっしゃらなかったと思うのですが、どうされるのですか。

◎前田委員長
 これは代表者会議で既に諮られたのですけれども、どうしましょうかという相談がございました。会派として、自民党としては地域振興県土警察常任委員会ということで代表者会議に諮られたと思っているのですけれども。

○銀杏委員
 代表者会議では諮られていません。

◎前田委員長
 議運か。それで今度議運に持っていくということか。(「もう議運で決めました」と呼ぶ者あり)失礼、代表者会議ではなくて、議会運営委員会で相談があって、各会派で検討して、それで議会運営委員会に出したのですね。(「諮って、もう決まりました」と呼ぶ者あり)そういうことです。

○銀杏委員
 常任委員会としての意見は特に申し出ることは必要なかったのですか。

◎前田委員長
 このことについては、地方自治法でで議会運営委員会の役割になっていますので、この常任委員会の意見というのは申し出るシステムになっていないということでございます。

○銀杏委員
 わかりました。

◎前田委員長
 では、その他も尽きたようですから、これで終わりたいと思いますが、次回の常任委員会は4月19日午前10時から開会の予定でございます。
 委員の皆様には御相談がございますので、しばらくお残りください。
 執行部の皆さんは御退席いただいて結構でございます。御苦労さまでございました。(執行部退席)
 それでは、この1年の委員会活動報告を本会議場で行うことになりますので、案を配りますので。なるべく簡単にと思って大分はしょったのですが、まだ長いかなと思ったりしておりますが、また御意見があれば、きょうじゅうぐらいに教えていただいたらと思います。基本的には余り長くはしたくないなと思っていますので、もっと短くしようと思っていますので、よろしくお願いします。
 2つ目が、観光振興条例。4月19日の常任委員会終了後に委員会で勉強会を30分ほどさせていただいて、この1年の成果として、観光振興条例の改定案をつくって、それを執行部と合意しておくということにしたいと思いますので、よろしくお願いします。
 改正の作業については執行部側の提案ということで、あと執行部内の調整をさせたいと思っていますので、よろしくお願いします。
以上で企画県土警察常任委員会を閉会いたします。

午前11時25分 閉会

 

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