平成25年度会議録・活動報告

平成25年9月11日会議録

 開催概要、資料はこちらです。
出席者
(11名)
委員長
副委員長
委員

上村 忠史

安田 優子

坂野 経三郎

森 雅幹

国岡 智志

谷村 悠介

濵辺 義孝

伊藤 美都夫

山口 享

藤井 省三

稲田 寿久

欠席者
(なし)


 

説明のため出席した者
 なし

職務のため出席した事務局職員

 上野調査課課長補佐 賴田調査課課長補佐 川口調査課係長

 

1 開会 午後1時20分

2 閉会 午後1時42分

3 司会 上村委員長 山口臨時委員長

 

4 会議録署名委員 伊藤(美)委員、森委員

 

5 付議案件及びその結果

   別紙日程表及び下記会議概要のとおり

 

会議の概要

 

午後1時19分

●賴田調査課課長補佐

 開会に先立ちまして、皆様に申し上げます。

 本日の会議は、設置後初の人口減少社会調査特別委員会でありますので、まず正副委員長の互選を行っていただきます。

 互選の職務は、委員長が選任されるまで、鳥取県議会委員会条例第6条第2項の規定により、年長の委員に行っていただきます。

 それでは、山口委員、よろしくお願いいたします。

 

午後1時20分 開会

 

○山口臨時委員長

 どうも御苦労さまでございます。地方自治法の規定によりまして、委員長が決まるまでは年長の私が会議上の委員長を務めさせていただきますので、よろしく御協力賜りたいと思います。

 まず、会議録署名委員でございますけれども、伊藤委員、森委員、ひとつ頼みます。この御両人にひとつお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)

 ところで、御承知のように、先ほど申し上げましたように、委員長の互選については、地方自治法の規定によって選挙をするか、それとも略式で仮委員長が指名をするかということでございますけれども、選挙をやりますか。(「推薦」と呼ぶ者あり)

 では、推薦ということでございますので、私のほうで委員長を推薦させてもらってよろしゅうございましょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)

 そういたしますと、ここにおられます上村委員にこの委員会の委員長をお願いしたいと思いますけれども、よろしゅうございましょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)(拍手)

 それでは、私の任務は終わりましたので、新しく委員長になられました上村委員に進行をお願いいたします。よろしくお願いします。

 

◎上村委員長

 失礼します。委員長を仰せつかりました上村でございます。皆さんと協議をしながら、人口減少に対するいろいろなことを、また具体的な提言ができるように頑張りたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 それでは、引き続きまして副委員長の互選を行いたいと思います。

 お諮りいたします。互選の方法につきましてはいかがいたしましょうか。(「それじゃあ、指名」と呼ぶ者あり)

 指名という言葉がありました。よろしいでしょうか、皆さん。(「異議なし」と呼ぶ者あり)

 では、指名という方が全員でございますので、御異議がないようですので決定し、副委員長には安田優子委員を指名いたしたいと思います。よろしくお願いします。(拍手)

 ありがとうございました。

 それでは、副委員長就任の御挨拶をお願いいたします。

 

○安田副委員長

 図らずも副委員長に御推挙をいただきました。ありがとうございました。上村委員長を補佐して、活発な委員会活動をやっていけるよう頑張りたいと思います。至りませんが、よろしくお願いをいたします。(拍手)

 

◎上村委員長

 ありがとうございました。ともどもによろしくお願いをいたします。

 それでは次に、本委員会の付託事件は、お手元に配付の資料のとおりでございます。重点事項といたしまして、本委員会において取り組む課題を明確にしてはいかがでございましょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)

 それでは、人口の社会減、自然減対策ということで、子育て環境整備並びに移住定住の促進に関する件ということで原案をお手元にお配りしております。そのほかに、皆さんの御意見があると思います。ありましたらどうぞ。

 

○稲田委員

 ちょっと1番の順序が、文字面のことですけれども、つまらないことではあるかもわかりませんが、社会減、自然減となっているわけですが、括弧の中が子育て環境整備、「等」をつけていただきたいのと、移住定住等に関する件となっておるわけですから、自然減、社会減と入れかえをして、自然減、社会減、そして括弧、それに対応して子育て環境整備等、移住定住等というぐあいになるのが本筋ではないかと思いますが、いかがでしょうか。

 

◎上村委員長

 皆さんにお諮りします。先ほど、稲田委員がおっしゃいましたことですが、修正ということでよろしいでしょうか。

 

○伊藤(美)委員

 山口委員得意の婚活だとかそういう点は、この辺はやはり一つの子育て対策に入ると思いますが。

 

○山口委員

 いいですか。伊藤委員が言われましたけれども、本当に過去ですが、それから現在までの推移、ですから県に資料をきちんと求めていただいて、全国的な状況、鳥取県の状況、人口減少の経過、要因、今考えられるものについてはまず出していただくということと、それから私どもがそれに対応すべきものはきちんと出して資料をまたもらうとか、こういうことでやらなければこの委員会の自主性がないのではなかろうかと、こう思っておりますので。その上で、もう子育てを終わった現状もありますので、まだ坂野委員は今最中か、やはり総合的にそういうものを一つずついくと、伊藤委員が言われたような形で検討する必要があるのではないだろうかと、こう思っておりますので、経済的なものもありましょうし、環境的なこともありましょうし、所得のこともありましょうし、あらゆる角度から私どもは調査研究をして提言をすると、こういうことがこの委員会の使命だと思いますので、委員長、副委員長でひとつね。

 

◎上村委員長

 ありがとうございました。

 ただいま山口委員のほうから貴重な御意見の提案がありました。婚活活動について県内、県外の状況を明らかにすると、きょうも提案理由が知事のほうからありましたようですけれども、その辺も含めてしていくと、これに関して何か皆さん御意見はありますか。

 

○山口委員

 それともう一つけれども、実は私は25年前に議長をさせていただきましたときに、もう本当にこういう時代がやってくるだろうと、こういうことを想定して長野県の川上村に参りました。しかしながら、その地域は本当に過疎地域でありますし、それから非常に標高が高い地域でございまして、積極的にやはりこの問題を取り組んでおられたわけでございますけれども、25年先になりますと相当これも高齢化しておりますので、恐らくまた新しい工夫をされて、この地域も活性化しているのではなかろうかと思っておりますので、そういう事例もひとつ……。

 

◎上村委員長

 県外も含めましてね。

 

○山口委員

 やってもらうということと、それも含めて鳥取県の対応を模索すると、こういうことが必要ではないかと思っておりますけれども、そのあたりは副委員長と相談されながら、資料を集めていただきながら対応する必要があるのではないかと。

 

○安田副委員長

 ちょっと私もいいですか。ここの社会減、自然減の中身の一つとして、鳥取県の毎年の亡くなっていく人が7,000人、それで生まれてくる子供が5,000人、それから中絶が2,000人という数字があるのですね。それで、7,000人が、その2,000人のあい差というのが非常に大きくなってそれが減少になっているということなのですけれども、私は、中絶の中身というのが本当に10代の父親がどうだとか、そういうだけに限らないような気がしているのです。2人いるからもう要らないとか、3人いるからもういいわとかというのが結構いらっしゃるのではなかろうかと私は思うところなのです。それで、執行部のほうも私が質問したときに、今調べているとかというようなことを言っておりましたが、その辺のところもやはり積極的に調査していただいて、ではもう1人でも、もう2人でも産んでもらえるような体制にするためにはどういう手だてがあるのかという私どもの活動につなげていけたらいいなというふうに考えるのですが、いかがなものでしょうか。

 

○藤井委員

 安田優子委員は議員連盟の会長をしておられますよね。これは名称は子育てですか、するとこれとは……。

 

○安田副委員長

 子育て王国とっとりです。

 

○藤井委員

 これとはきちんと峻別できるのかな。

 

○安田副委員長

 これとの絡みもあると思います、この委員会と……。

 

○藤井委員

 方向性をはっきりさせて、情報が相まって、少子化というのは、やはり日本文化そのものを根底から変えていくような大きな問題で、個別に具体的に課題を上げればかなり陳腐な具体的な課題になってしまうのですよ、婚活だとか。だけれども、実は結婚のあり方だとか、家族のあり方だとか、文化そのものを変えていく大きな作業なので、やはりその辺をよく見定めながら、個別具体的にはそういう課題について丁寧に対応していくという、今後の特別委員会もあり、議員連盟もあるのでうまく連携しながら整理していってほしいなと、ちょっと何かあれば御答弁を。

 

○安田副委員長

 今おっしゃいましたように、減少問題に対してどういう手だてを打てば全てが解決するというようなことは恐らくないだろうと、いろんな問題に丁寧に対処していかなければいけないだろうと思います。それを一つずつ取り出して丁寧に対応していくということしかないのではないかなと思いますので、やはり問題点を出して、それをお互いにすみ分けしながら取り組んでいくべきかなと思っております。

 

 

○山口委員

 安田副委員長、子育てというのと、これはもう任意の形で皆さんが入っておるのですが、今回の設置したのは、これはもうきちんとした議会の議決によって正式なものでございますので、このあたりは連携すると、恐らく重なるところは多分あろうと思いますので、これはきちんとしたうちの議決による特別委員会だと。それから、任意の形の……(「議員連盟はですね」と呼ぶ者あり)ということですので、連携とるところは連携しながら対応すると、こういうことをちょっと若干分けて考えなければならないところもあると思いますし、そういうものをまたベースにして私どもも勉強をしなければいけないと、こういうことですので、そのあたりの調整はきちんとやってもらう必要があるのではないかな、こう思っておりますので。

 

○森委員

 私は、1番の人口の自然減、社会減対策ということについての異論は全くございません。私は、もっと別の視点をもう一つ2番目として入れていただきたいのですが。というのは、もう既に今先ほど産まれてくる子供たちが5,000人というお話がありました。今の若い世代が少ないということはもう確定をしていまして、その人たちが仮に2人ずつ、合計特殊出生率が1.3人になるかならないかでしょうか、鳥取県が若干高くても1.5人にたしか行っていなかったと思うのですけれども、人口減というのはもう間違いないところで、その人口減に向かって鳥取県の組織だとか、あるいは施設だとか、そういったものをどうやって軟着陸させていくのかということもぜひこの場で議論していただいて、仮に子育て環境整備あるいは移住定住とかをやったとしても間違いなく人口減少というのはかなりのベースで来るということを想定して、そこでの絵をここの場で議論をしていただいて、どういったところで軟着陸させていくのかというようなところをぜひ御議論いただきたい。

 

◎上村委員長

 場合によっては組織を変えなければということですね。

 

○森委員

 ええ、そういうことです。そういうことを思います。

 

◎上村委員長

 ありがとうございました。

 

○稲田委員

 今、森委員がおっしゃったのは、これは前議長も話を聞いておられたと思います。先般、あれは中四国の正副議長会だったでしょうか、同じ問題が出ておりました。それで今私も言おうと思ったのですね。人口の増加策だけではだめで、要するに人口減少社会にどういうぐあいに対応していくのか、森委員がおっしゃったようにそういう現実があるわけですから、その現実にどういうぐあいに対応するかというのは、たしか島根県の議長だったと思うのですよ、同じ発言をしておりまして、それで私も、議長がちょうど座長だったものですから、当てられたときにそれと同じことを中四国の正副議長会でも言いました。ですから、これはぜひここの特別委員会の表題が人口減少社会の調査特別委員会ですから、あわせて少子化対策もやはりここで2番ぐらいに議論をする必要があるのだろう、あわせて、いわゆる社会減や自然減に対する人口増加策を一体どうとっていくのかという話があると思いますので、その2点を両方面から進めるべきだろうというのは、私は森委員の意見に大いに大賛成ですね。

 

◎上村委員長

 少子化対策をしっかり考えろということですね。

 

○稲田委員

 はい。

 

◎上村委員長

 ほかに御意見はございませんか。

 

○谷村委員

 私は、西尾知事のころにジゲおこしとかというようなことが特に言われていたと思うのですけれども、地域の活性化というか、そういったものを中心にやってもらいたいなと、まちなか過疎とか、それから中山間地域では中山間地域の振興と、それぞれ場所ごとにいろんな課題を調べて成功しているような事例を研究できたらありがたいなと思います。

 

○山口委員

 いや、ちょっと、やってほしいのではなしに、私どもが一緒になって対策を講じようではないかと、こういうことなのですよ。要求をするというのではなくして、私どもが一つの政策の考え方をまとめて対応を考えていくと、こういうのが特別委員会の趣旨でしょう。そうでしょう。

 

◎上村委員長

 はい。そういう面で、また個人的にも調べていただいて。

 

○山口委員

 個人的にもですし、そういうことだと思います。

 

◎上村委員長

 委員会としてはね。

 ほかにございませんか。

 

○伊藤(美)委員

 私どもは、この20年間人口減対策をいろんな形でやってきた経緯があるわけです、20年間。しかし、全然それが成果がなかったというか、成果はあったというのかよくわかりませんが、それこそ高齢化比率を見ると20年前の山間僻地と同じことが普通の地域に今現実に起こっているわけです。ですから、その辺の検証をもう一回してからかからないといけないと思うのです。なかなか執行部ではそれができにくい環境にあると思いますから、山間地はフロントランナーみたいなものです、その後をついていくというのは今の人口減の姿をちょっと検証して、そして今後その対応というのを見るべきで、県も議会も20年何をしてきたのかという反省を僕は持っておりますけれども、その辺もよろしくお願いします。

 

◎上村委員長

 20年間の中山間地域の人口減少対策をよく調べるべきだという御意見、ありがとうございました。

 ほかに。

 

○濵辺委員

 済みません。この課題に対して取り組めばかなり幅広い取り組みになると思うのですね。それで、できるのであればやはり、例えば時期の問題も、いろいろな計画を、この期間にはこういう人口減少に対して社会的ないろいろ少子や若い人の働く場所とか、それからまたそういう若い人が県内から出ていくという調査とかさまざまな課題を絞ってやる必要があるのではないかと思うのですけれども、この辺を計画的にやっていただければありがたいと思います。(「それを研究するのが仕事だ」と呼ぶ者あり)

 

◎上村委員長

 その辺も視野に入れて皆さんと検討したいと思います。(「進行」と呼ぶ者あり)

 では、大体御意見も尽きたようでございますので、先ほど聞きました6点ほどありましたが、そういうことを頭に入れながら活動をしてまいりたいと思います。御協力をよろしくお願いいたしたいと思います。

 何か御意見等がその他でございますでしょうか。

 それでは、ないようでございますので、以上をもちまして当特別委員会を閉会いたします。ありがとうございました。

 

午後1時42分 閉会

 

 

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