平成25年度議事録

平成25年7月25日会議録

 開催概要、資料はこちらです。
出席者
(8名)
委員長
副委員長
委員
前田 八壽彦
澤 紀男
国岡 智志
稲田 寿久
福間 裕隆
浜田 妙子
藤井 省三
藤縄 喜和


 
欠席者
(なし)
   
 


説明のため出席した者
 多田地域振興部長、細羽文化観光局長、長谷川県土整備部長、山嵜警察本部長外各次長、
課長、関係職員

職務のため出席した事務局職員
 若松調査課課長補佐  五百川調査課係長  山崎議事・法務政策課主事    

1 開会 午前10時01分
2 閉会 午後0時06分
3 司会 前田委員長
4 会議録署名委員 浜田委員、国岡委員
5 付議案件及びその結果
   別紙日程表及び下記会議概要のとおり

 

会議の概要

午前10時01分 開会

◎前田委員長
 ただいまから地域振興県土警察常任委員会を開会いたします。
 日程表のとおり議事を進めたいと思っております。
 本日も執行部の入れかえを行うことといたしたいと思っております。
 初めに、警察本部、地域振興部について行いたいと思います。
 会議録署名委員の指名をさせていただきます。浜田委員と国岡委員を指名させていただきます。
 それでは、執行部の新任職員の紹介をしていただきます。
 7月16日付で職員の異動がありましたので、警察本部より紹介をしていただきたいと思います。

●山嵜警察本部長
 警察本部の新任の執行部職員を紹介させていただきます。
 7月16日付で着任いたしました警務部長の中村警視正です。

●中村警務部長
 中村でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
 16日付で警察庁少年課のほうから着任いたしました。委員の皆様も御承知のとおり、いじめ問題が昨年来非常に大きな社会的問題となりまして、こうした中、前任の少年課では警察の対応のあり方をどうすべきかということについて対応してまいりました。縁あって赴任させていただきました鳥取でございますので、皆様方に種々御指導いただきながら、微力ながら全力で職務に邁進してまいりたいと考えておりますので、どうぞ御指導のほどよろしくお願いいたします。(拍手)

◎前田委員長
 それでは、議題に入りたいと思います。
 質疑等はいつものとおり、各部局の説明終了後、一括して行いたいと思っております。
 それでは、警察本部の1番目の航空レンジャー養成訓練の実施について、幸村生活安全部地域統括参事官地域課長事務取扱航空隊長事務取扱鉄道警察隊長事務取扱にお願いします。

●幸村生活安全部地域統括参事官地域課長事務取扱航空隊長事務取扱鉄道警察隊長事務取扱
 資料の1ページをごらんください。航空レンジャー養成訓練の実施につきまして御報告いたします。
 本年3月に速度性能等が向上しました新型機が整備されております。こうしたことから、この訓練を行ったようなことでございます。
 まず、訓練の目的でございますが、災害、山岳遭難等における救出・救助訓練に的確に対応するため、警察用航空機によるホイスト救助等に従事する要員、航空レンジャーを機動隊員の中から指名、養成し、適切な連携運用により救助体制を確立するというものでございます。
 訓練の参加者でございますが、航空隊員4人及び機動隊員の中から指名された航空レンジャー6人、計10人でございます。航空レンジャーに指名された6人は、いずれも20代の機動隊員で、機動隊長より指名されております。
 訓練の実施状況についてでございます。まず、4月10日、航空隊及び県消防防災航空センターの訓練棟で基本訓練を実施しております。訓練内容は、航空レンジャーの任務、航空機の概要、個人装備品及び救助用資機材の取扱要領等についての研修でございます。
 続きまして、6月10日、航空隊及び県消防防災航空センターの訓練棟で地上実技訓練を実施しております。訓練内容は、個人装備品の装着、自己確保、ホイストつり上げ、降下要領等の基本的な活動要領です。
 続きまして、6月14日に、鳥取空港内の訓練エリアで飛行実技訓練を実施しております。訓練内容は、新警察用航空機「さきゅう」に搭乗し、活動現場を想定したホイスト上昇・降下要領の訓練です。いずれの訓練におきましても、県の消防防災航空センター、さらに県の消防防災航空隊の方の協力を得て施設を利用させていただくとともに御指導いただき、その指導のもとに実施したものです。初めての機体からのホイスト上昇・降下訓練でしたが、県の消防防災救助隊長ほか隊員の方の指導のもとに訓練を行うことができ、所期の目的を達成することができたものと考えております。
 今後でございますが、定期的に地上及び飛行実技訓練を行い、練度を向上させるとともに、必要な救助用資機材を整備し、本年内の本格運用を目指すこととしております。

◎前田委員長
 2番目の鳥取・島根両県警察合同広域緊急配備訓練について、長砂生活安全部通信指令課長にお願いします。

●長砂生活安全部通信指令課長
 鳥取・島根両県警察の合同広域緊急配備訓練を実施しましたので、御報告いたします。
 警察本部資料の2ページをごらんください。この訓練は、重大事件発生時における鳥取・島根両県警察の連携の強化を図るために行っており、平成18年から毎年実施しておるものです。
 このたびの訓練は、6月21日午後1時30分から午後3時30分までの間、島根県東部で逮捕・監禁事件が発生し、犯人が鳥取県に逃走した後、島根県で逮捕するという想定で行いました。
 訓練に参加しましたのは、鳥取県警、島根県警合わせて82人、車両28台、ヘリコプター1機であります。両県警察の通信指令課、高速道路交通警察隊、機動捜査隊、機動通信隊、関係警察署が訓練に参加しております。
 訓練の想定につきましては、島根県松江市内、道の駅本庄で、交際中の男女によるDV事案に起因する逮捕監禁事案が発生し、犯人が被害者とともに車両で鳥取県境港市方向に逃走したことから、島根県警が鳥取県警に広域緊急配備を要請し、県警ヘリコプター、警察車両を出動させるとともに、連携して鳥取・島根両県下を逃走する犯人の検挙、検問等を実施し、島根県安来市内、道の駅あらエッサにおいて犯人を逮捕するというものです。
 訓練につきましては、資料にも記載しておりますように訓練内容を事前に知らせないブラインド方式で実施しましたが、両県警察の無線系統の接続やヘリテレ映像の活用により、事件の認知から逮捕まで両県警察が連携して実施することができました。
 今後も訓練を定期的に行い、重大事案発生時のさらなる連携強化と初動警察活動の対応能力の向上を図ってまいります。

◎前田委員長
 3番目の交通事故発生状況(平成25年上半期)について、越智交通部総括参事官交通企画課長事務取扱交通事故抑止対策室長事務取扱にお願いします。

●越智交通部総括参事官交通企画課長事務取扱交通事故抑止対策室長事務取扱
 警察資料の3ページをお願いいたします。本年上半期の交通事故の発生状況について御報告を申し上げます。
 県下の交通事故の発生状況は、資料の1の表のとおり、前年と比較いたしまして発生件数と負傷者数は微増しております。一方、亡くなった方は昨年比1名減少しております。また、全国・中国管区内におけます死者数は、前年比で微増しておる状況にございます。
 次に、本年上半期の特徴といたしましては、資料の2に記載しておりますが、本年亡くなった方の年齢層別では、高齢者の割合は13人中4人、率にして30.8%と、昨年に比べまして減少しておりますが、依然として高い状況となっております。
 次に、発生件数、死傷者数は、前年と比較しまして9年ぶりに増加している状況にございます。その他といたしまして、曜日別では週末に係る金曜日、そして翌土曜日の週末にかけて事故が多発する傾向にございます。道路別では、国道、県道などの幹線道路で多く発生している状況にあることなどが上げられます。
 これらの上半期におきます交通事故の特徴を踏まえまして、資料の3に記載しておりますが、下半期に向けて次の3点に重点を置いた対策を講じることとしております。1点目は、高齢者の安全対策の推進であります。高齢者による歩行あるいは自転車使用による事故を防止するために、現在実施しております高齢者宅の訪問活動を引き続き実施してまいりたいと思っております。また、高齢者の加害事故を防止するため、体験実践型の交通安全講習などを推進していくこととしております。
 2点目は、週末及び幹線道路を中心といたしました交通安全対策の推進であります。事故が多発いたします週末の幹線道路を中心といたしまして、街頭安全広報やパトカー、白バイによる駐留監視などのパトロール活動や、信号無視あるいは歩行者妨害などの悪質・危険な取り締まりの強化に努めることとしております。
 3点目は、関係機関・団体との連携強化についてであります。警察の対策に加えまして、道路管理者や自治体などの関係機関・団体と連携しながら、事故多発箇所対策や飲酒運転の根絶などを重点とした広報啓発活動の推進に努めることとしております。

◎前田委員長
 それでは、ただいままでの説明について質疑等を行いたいと思います。

○国岡委員
 ちょっとお伺いしたいのですが、航空レンジャーの養成・訓練はぜひともこれからどんどんやっていただきたいですけれども、救助事案等が発生し、救助したとき、この方たちの応急処置等のレベルというのはどこら辺の水準を持っておられるのか教えていただけますか。

●幸村生活安全部地域統括参事官地域課長事務取扱航空隊長事務取扱鉄道警察隊長事務取扱
 機動隊員を指名しております。県の航空救急隊につきましては、消防士ということで救急措置の関係の技能を持っておられると思いますが、県警の航空レンジャーにつきましては機動隊でございますので、現在のところ特別な資格、技能等は有していないというのが現状でございます。

○国岡委員
 基本的に、消防関係とは全く違う組織ですのでわかりますけれども、せっかく救助したときに、最低限の救命処置の水準というものは確保されるべきではないかと思います。救命士とか、そこまでの水準を望むものでもありませんけれども、初期のレベルというのが、全く訓練等ないのか、知識もないのか教えてください。

●森山警備部長
 機動隊を管轄しておるのは私でございますので、そこのところについてお話ししますけれども、先ほど参事官がお話ししたのは恐らくかなり専門的な救急の知識があるのかないのかという意味で答えたと思いますけれども、まず警察官全体なのですけれども、警察の中で救急法の初級、中級、上級というようなものを持っておりまして、警察官はいずれも止血でありますとか、三角きんの使い方であるとか、骨折したときの副木の当て方でありますとか、脈をちょっと見るであるとか、あるいは状況によってはもし頭の中に出血があれば動かしてはいけませんので、そういったような基本的な救急のことにつきましては最低限の知識は持っております。そういう知識の中で、機動隊につきましても同じように当然そういう訓練をする中で、ごくごく基本的なもの、消防士とかあるいは看護師のような専門的なものはございませんけれども、外形上見て必要最小限のものについては救急の技術・知識はあるというような状況になっておりますので、まだまだこれから伸ばしていく必要があろうかと思いますけれども、現時点のところはそういう状況でございます。

○国岡委員
 せっかくですから、救命というもののレベルアップもしていただきたいと思いますし、災害時だったら、もしかしたらトリアージをしなければならない場面等も出てくると思いますので、そういったような研修も消防のほうと連携しながら進めていただきたいというふうに思います。

○福間委員
 2点お尋ねです。1ページの今の航空レンジャー養成訓練、これは女性隊員の指名というのは意識的にされるつもりがあるのかないのか。要は、女性隊員の必要性についての認識をお尋ねしたい。航空隊員4人と機動隊員6人、計10人の中に女性はいらっしゃるのかどうなのか。今後はどうされようとしていらっしゃるのか。僕は、女性隊員も必要ではないかという観点を持っていますから、ちょっとお尋ねします。
 3ページ。これはここの所管と違うかもしれませんが、所管で議論するということではなしに、全体的な議論にしてほしいという思いがあるものですから、交通事故ということでひっかけての質問になりますがお許しいただきたい。県庁内の駐車場がありますね。玄関から入って警察本部のところまでひっくるめて、交通整理をする必要があるのではないですか。流れをスムーズにする。今見ていますと、第2庁舎の前あたりはグレーチングというのか、斜めになっていて、かなり急な坂になっている。あそこを車が通るたびにがんがんいっています。坂の向こう側に障害者用の駐車場の枠もあってみたり、玄関から入ってきた車が議会棟の前をかなりのスピードで入ってきてみたり、要は誰がここに手をつけるのですかというのがあるのです。それは総務課の所管だと言ってしまえばそうなのですが、交通事故発生というところもひっくるめて、県庁内の駐車場、車の流れなども、警察もひっくるめて私は一回全庁的な議論をして、事故が起きる前にそういう配置をすべきではないかと。警察の仕事と違うかもしれませんが。

●幸村生活安全部地域統括参事官地域課長事務取扱航空隊長事務取扱鉄道警察隊長事務取扱
 航空レンジャーの現状について御報告いたします。
 先ほど申しましたように、機動隊の中から6名若手を指名しております。いずれも男性でございます。指名に当たりましては、航空適性があるかないかというようなことを判断しております。高所が苦手な者とか、あるいは極端に体重のある者とか、そういったことがありまして適性を考慮して指名しておるというようなことでございます。

●森山警備部長
 今女性のことをおっしゃいましたけれども、補足させていただきますけれども、これにつきましては、今回ヘリコプターで同時に2人つり上げることができるようになったものですから、2人でだっこして持ち上げるということは、県警として今訓練をしてどんどん練度を上げているところです。その中で、どういった人、本当に適性のある人をおろさないと役に多分立ちませんというか、できませんので、そういうことの中で本当に力もあって、軽量で適性もありましてという人の中から現時点は選んでいます。将来的に女性をというところまでまだ検討に至っておりませんけれども、必要がもしあるような状況であればと考えておりますけれども、現時点では適性のある男性の中で、腕力があって体力のある人を選んでいるということでございます。そういうことで、機動隊の中で選んでいる状況でございます。
●竹本交通部長
 交通事故の関係で、トータル的に言えば確かに県庁内も交通事故は該当するところだと思います。ただ、一義的には庁舎管理の問題だと思っておりますので、まず庁舎管理のほうがやられて、御相談があれば当然お受けしたいと思っています。

○藤井委員
 広島で起こった事件で、湯梨浜町の青年が関与しているわけで、経過を簡単に説明いただけますか。

●濵澤刑事部長
 広島で起こった事件の関係ですけれども、広島のほうと連絡をとりながら事件捜査にもうちのほうが協力するという形である程度の協力はしております。
 事件の詳しい内容とか、うちのほうもわからないことがほとんどですので、それについて御説明できないのはお許し願いたいと思います。

◎前田委員長
 では、警察本部は以上で終わりたいと思います。
 それでは、地域振興部に移りたいと思います。
 まず、平成25年度普通交付税(市町村分)の交付額について、新地域振興課長にお願いします。

●新地域振興課長
 地域振興部の1ページをごらんください。7月23日に普通交付税の閣議決定がなされました。県内の市町村について状況を御説明いたします。
 概要のところですが、本年度980億円ということで、昨年より5億円増となりました。本県の場合0.5%の増、全国的に見ますと0.7%の減ですので、国家公務員の給与削減にあわせて交付税が減るということが懸念されていましたが、あくまでも総額としては影響がなかったのかなという感じです。
 真ん中あたりをごらんいただきたいのですけれども、県内市町村の主な増減要因ですが、給与削減はあるのだけれども、例えばラスパイレス指数とか、あるいは職員数の削減努力によって地域の活性化のために配分しましょうという地域の元気づくり推進費が他県に比べて多く来ております。県内市町村がそれだけ努力をしているということです。それと、数多い中の保健衛生費というもので、これの単位費用がふえていますので、その辺が増の理由となっております。
 一方、減の理由ですけれども、包括算定経費、これは個々の項目ではなくて、一般管理費みたいなざくっとしたものですけれども、ここは減っております。これはやはり給与削減にあわせて人件費部分が減っているためということで減っております。あとは、たばこ税が県と市町村の取り分といいますか、配分を変えて市町村をふやしましたので、収入がふえたので普通交付税が減るということで、これも減の理由となっております。
 3番目ですが、増減の多いところの理由を見ますと、まず日吉津村が9.3%の増となっております。これは、村内の企業の設備投資が少なかったために固定資産税の収入が減るので、その分普通交付税がふえたという理由です。琴浦町については、先ほど言いました地域の元気づくり推進費の配分が比較的多かったというようなこと。江府、日野が5.5%、4%と減っておりますけれども、過疎債が減になったということで減っておるというような状況でございます。
 はぐっていただきまして、2ページ、3ページに各市町村の状況をつけておりますので、後ほどごらんいただければと思います。

◎前田委員長
 若桜鉄道株式会社定時株主総会の開催について、寺口交通政策課長にお願いします。

●寺口交通政策課長
 続きまして、資料の4ページをお願いします。6月25日、若桜鉄道株式会社の第26回定時株主総会が開催されまして、平成24年度の事業報告等が承認されましたので、その概要を報告させていただきたいと思います。
 まず、列車の利用者数の関係でございます。通勤の旅客につきましては、若桜から郡家間のどこで乗りおりをしても定額で乗りおりできる定期券に対する支援を行ったことによって増加となったのですけれども、全体といたしまして、やはり近年続いておりました地域住民の減少ですとか、通学生の減少といったことが大きく響きまして、輸送人員全体では対前年度比94.3%ということになっております。
 こういったことに伴います収支の状況でございますが、今言ったような旅客数の減少が大きな要因となりまして、旅客収入が対前年度比8%減額となったことに加えまして、昨年度は新たに運転手等を採用したことによりまして、経費的な面でやはり8%増加になったといったようなことでございまして、営業ベースの損益は赤字になっております。
 それぞれの駅店舗での売店収入等によります営業外収益につきましては金額的には前年並みでございました。こういったもの全体を合わせまして、本年度は473万8,000円の赤字となったという結果でございます。これにつきまして、23年度から24年度に利益として繰り越しておりました78万4,000円と当年度の赤字であります473万8,000円を整理いたしまして、損益処理といたしましては、次期繰り越し損金として395万4,000円を計上されたところであります。
 いずれにいたしましても、今後も利用促進の取り組みを強化していかなければならないということでございまして、若桜鉄道さんといたしましては、観光誘客のほかに地域自治体とも連携した地元住民の利用促進策をさらに強化していきたいということでございます。
 例えば、人気の高いSLとか機動車の運転体験の回数をふやすということでございますとか、新たに修学旅行の誘致に取り組むといったような取り組みを今後強化されることとしております。


◎前田委員長
 それでは、ただいままでの説明について質疑等を行いたいと思います。
 ないようでしたら、私が新振興課長に。あなたの担当ではないのだけれども、今度配られるときは県の交付税も一緒に教えてください。市町村を教えてもらうのも結構だけれども、県のも知りたいです。
 2つ目、2ページ。市町村別の普通交付税があるのですけれども、合併特例債の話をちょっと聞きたいのですけれども、合併特例債発行のときには現金が1割、0.1ですね、残りの0.9の7掛けが交付税措置されるのですね。それで、各市町の償還に係る合併特例債に充当された交付税を教えてほしいのですけれども。わからないですか。ふえるはずなのですよ、合併特例債を出していますから。なのに、この伸び率を見ると減っているのですよ。わからなかったら後でいいですから。

●新地域振興課長
 今年度の額はここにありますけれども、昨年度の額と比較してその伸び率等という意味合いでしょうから……。

◎前田委員長
 出るはずなのですよ、交付税は。約束しているのですから。合併特例債を発行したら7割を充当して、それで交付税で措置しましょうと国は言っているのですから、だからふえるはずなのですよ、合併したところは。そういう目で、後日、8月21日の常任委員会で説明してください。
 そのほかありませんか。(なし)
 では、その他について行いたいと思いますが、地域振興部のその他についてありましたらおっしゃってください。

●﨏田日野振興局長
 資料、別紙のほうでございます。鳥取県日野地区連携・共同協議会の取り組みについてということで、先回、6月25日の本委員会において御報告させていただきましたが、その中で2点御質問がありましたので、別紙に整理して補足の説明をいたします。
 1点目は、監査委員事務局の共同設置について、地方自治法上可能かどうかという御質問がございました。地方自治法第252条の7の条文により可能でございます。これは平成23年5月2日に公布されて、同年8月1日で施行されております。
 2点目は、県道の除雪についてでございます。原則2名のところを日野郡では1名で行うこととする理由は何かということと、除雪機械が何種類かございますけれども、低速の除雪機械はどういったものかという御質問でございます。
 日野郡の除雪環境は、作業速度の遅い機種が大半、具体はドーザでございますけれども、これが全体の8割を占めている。10キロぐらいで小回りがきくドーザを多用されているということと、あと除雪機の運転者でございますけれども、郡内の事業者の方がほとんど従事されておりまして、道路精通度が高い。さらには、除雪時間帯、午前3時から6時ぐらいが多く除雪されておるところでございますけれども、この時間帯の交通量が非常に少ない、そういったことを踏まえまして、ゆっくりした機械については運転手1名による除雪も可能ということでしておるところでございます。
 低速の除雪機械ということでございますけれども、2の(1)に書いてございますけれども、ちょっと読みにくいのですけれども、ドーザが時速約10キロぐらいでございます。一方、除雪トラックは30キロぐらいということでございますので、低速の除雪機械というのはドーザということで御理解いただきたいと思います。

◎前田委員長
 ただいまの説明に対して質疑を行います。(なし)
 では、終わりたいと思います。
 それでは、意見も尽きたようでございますので、以上で終了いたします。御苦労さまでございました。(執行部入れかえ)
 文化観光局からお願いしたいと思います。
 文化観光局所管施設(県民文化会館、童謡館、米子コンベンションセンター、夢みなとタワー)の指定管理者審査要綱(案)等の概要について、神庭文化政策課長にお願いします。

●神庭文化政策課長
 文化観光局所管施設の指定管理者審査要綱等について御説明いたします。
 まず、1ページ目をおはぐりください。鳥取県立県民文化会館、とりぎん文化会館の指定管理者審査要綱の概要についてでございます。平成26年度からの5年間とりぎん文化会館の管理運営を行う指定管理者について、次のとおり審査をすることとしております。なお、審査要綱は文化観光局指定管理候補者審査委員会での審査を踏まえて決定いたします。
 1番、指定団体とその理由でございますが、指名団体、公益財団法人鳥取県文化振興財団、こちらの財団は平成18年度から平成25年度までの2期指定管理を請け負っております。指名理由といたしましては、県民の文化振興を図るという設置目的と、専門的なノウハウを有するスタッフがおられて、芸術文化事業を企画・実施するということで、これまで施設の管理運営を適切に行ってきたということもありまして、引き続き当該法人が管理することが適当であると認められるためでございます。
 指定管理者が行う業務ですが、施設整備の維持管理、施設の利用料金の徴収等、芸術文化事業に関する業務、活動者支援文化事業の実施等です。その他施設の管理運営に必要な業務です。
 (2)番、管理の基準(基本的事項)は、ごらんのとおり知事の承認を得て決定するものでございます。
 その他、管理上の条件等でございますが、館長相当職を1名配置すること。芸術文化事業を実施するとともに、文化活動者らに適切な支援を行うための常勤職員を配置することと、舞台・音響・照明等の専門職員を設置することでございます。
 3番目、利用料金の取り扱いですが、収入は指定管理者の収入といたします。
 4番、委託料ですが、5年間で総額11億7,852万5,000円を上限としております。各年度の委託料に余剰金が生じた場合は、真に経営努力と言える経費の3分の2の額を指定管理者の設ける基金に積み立て、公益事業や施設管理経費に活用することとしております。利用料金と委託料の額が業務の実施に要する費用の額に達しない場合においても、県はその差額を補填いたしません。
 指定期間は平成26年4月1日からの5年間でございます。
 おはぐりいただきまして、2ページになります。今後のスケジュールでございますが、8月下旬に審査要綱等を送付いたしまして、最終的指定管理者の指定は25年の12月中旬、議会の議決を経て行うこととしております。
 審査方法でございますが、学識経験者等で構成する審査委員会を開催し、公益財団法人鳥取県文化振興財団が指名指定管理候補者として適当かどうかを審査いたします。
 審査委員会の委員といたしましては、学識経験者、税理士、文化活動者及び施設利用者の代表2名、文化観光局副局長の計5名で行います。
 審査基準といたしましてはごらんのとおりでございますが、とりぎん文化会館につきましては、四角の2番目の右のほうの下にございます芸術文化事業に係る自己評価手法の妥当性ということでございます。今までは評議委員会による事業評価等を財団側で行っておられました。四角の4番目の右側でございますが、最初にありましたとおり、舞台音響、照明等の専門技術員の配置がございますので、審査基準といたしまして専門職員の配置ということを上げております。
 続きまして、3ページ目でございます。

◎前田委員長
 ちょっと待ってください。
 説明の仕方なのですけれども、今までと違ったところを特に説明してください。全部読み上げないで結構ですから。それで、とりぎん文化会館のどこが変わったのか、そこを教えてください。

●神庭文化政策課長
 とりぎん文化会館につきましては、委託料の中の各年度の委託料に余剰が生じた場合、真に経営努力と言われる経費、今までは2分の1の額を指定管理者の設ける基金に積み立てておりましたが、これは全庁的な取り組みといたしまして、インセンティブのアップということで3分の2にしております。
 童謡館にいたしましても同様でございます。先ほどの3分の2の部分が変わったところでございます。
 米子コンベンションセンターの指定管理につきましても、同様でございます。ただ、県の負担が全体の3分の2ということでことし協定を結びましたので、金額のほうが3分の2の負担ということでアップしております。変更点は以上でございます。
 みなとタワーの指定管理につきましても、前回と同様、こちらは公募でございます。こちらのほうも前回とは変わっておりません。
 なお、文化観光局が所管するもう1カ所、倉吉未来中心につきましては、地元団体のほうから公募を要望する声が上がっておりまして、5年前の議会の議論も踏まえまして、地元のほうと調整しながら今検討しているところでございますので、今回は上げておりません。

◎前田委員長
 続きまして、モンゴル中央県設立90周年記念事業への鳥取県代表団派遣について、門脇交流推進課長。

●門脇交流推進課長
 続きまして資料の9ページをお願いいたします。モンゴル中央県設立90周年記念事業への鳥取県代表団の派遣につきまして報告させていただきます。
 モンゴル中央県は、ことしで設立90周年を迎えられることになります。中央県で行われます記念式典に鳥取県の代表団を今ちょうど派遣しておりますので、概要を報告させていただきます。まず、派遣者は野川統轄監ほか3名、あわせて鳥取環境大学からも職員が1名訪問をしております。
 派遣先としましてはモンゴル中央県、そして首都でありますウランバートル市に派遣をしております。
 訪問事業の概要でございますが、まず1点目、明日モンゴル中央県設立90周年記念式典が開催されます。モンゴル中央県の閣僚でありますとか、鳥取県と交流をしている地域の代表者の方も出席をされることとなっておりますので、本県からも統轄監を派遣いたしまして、90周年のお祝いを申し上げますとともに、中央県とも交流等の協議を行って関係強化を図ってまいりたいと思っております。
 2点目でございますが、この機会を捉えましてモンゴルとの青少年、例えば留学生の受け入れでありますとか経済交流、資源、物流といった点についての現況につきまして情報収集も行ってまいりたいと思っております。
 3点目としまして、ちょうどこの時期に鳥取県モンゴル中央県親善協会さんが、第10回目となりますモンゴル友好交流の翼事業として37名の方を中央県に派遣されておられますので、親善協会さんが行われる行事の一部にもあわせて出席をしてまいろうと思っております。
 主な日程は4番に掲げているとおりでございます。
 参考としまして、第10回モンゴル友好交流の翼、鳥取県モンゴル中央県親善協会さん主催の事業を書かせていただいております。8日間の日程で37名の方がホームステイ等の事業を行ってくるといった内容でございます。

◎前田委員長
 続きまして、平成24年観光客入込動態調査結果の概要について、岩﨑観光政策課長にお願いします。

●岩﨑観光政策課長
 引き続きまして10ページをごらんください。平成24年の観光客の入り込み状況の調査結果がまとまりましたので御報告するものです。
 概要のところをごらんいただきたいのですけれども、入り込み客数自体は、延べ数は前年に比べ7.7%増、130万人前後増加しています。実人数にしますと25万人、2.2%の増加になっております。地域別に見ると、砂の美術館等ある鳥取砂丘周辺、米子皆生温泉周辺が増加しております。境港周辺は若干減少しているという状況があります。あと、発地別で見ると近畿、四国からの入り込み客が増加しております。また、月別に見ますと前半はちょっと減少していったのですけれども、8月から11月にかけては増加しているというふうな傾向が出ています。
 各種データに沿って簡単に御報告をさせていただきたいと思います。2番の各種データをごらんください。
 まず、入り込み客数の内訳としては、県外の観光客が4分の3程度になっています。この傾向はことしより強まっていまして、県外客がより多く来て、逆に県内客は県外に行っているという傾向がちょっと見られます。
 あと、(3)をごらんいただきたいと思います。先ほど御報告したとおり、鳥取砂丘、あと東伯耆、これは青山剛昌ふるさと記念館等あります。あと米子・皆生温泉周辺、こちらが増加している。一方で、境港周辺はちょっと減っているという状況になっています。
 月別で見ますと、先ほど御報告したとおり後半にかけて伸びているというところです。
 11ページをごらんください。宿泊者数は減っておりまして、全体的に東日本への回帰傾向があって、宿泊としてはちょっと減っている状況があります。これは鳥取県だけではなくて、島根県も同様の傾向になっています。発地別実人数については近畿、四国が特に多いです。一方で県内からのお客さんが出ているというのも見てとれますので、これは例えば自動車道が開通した効果として一般的に出るかと思いますが、こういう傾向になっております。そこの傾向が(7)にも出ていまして、自家用車を使っている方というのがやっぱり多い、より強くなっているという傾向があります。逆に路線バスとかタクシーとかが減っているという傾向になっております。
 最後に、参考までに温泉地の入湯客数を示しておりますのでごらんください。全体としては若干の減というところですけれども、温泉地によっていろいろと増加・減少というのが見られます。
 調査結果そのものもお配りさせていただいていると思いますので、また御参考にしていただければと思います。

◎前田委員長
 次に、平成25年度民工芸品等展示会開催計画について、大江民工芸振興官。

●大江民工芸振興官
 続きまして、12ページをごらんください。昨年度に続きまして民工芸品と観光情報を一体化したPRイベントを全国の人気のお店で開催して、鳥取の若いファンをふやそうということと、販路拡大につなげることを目的としております。
 2の開催計画のように、首都圏から中四国、京阪神の約10カ所で予定しております。1番から7番までは今のところ確定したところでございまして、その他、東京、岡山、松江のほうで今調整中です。最近の分では、1の高松、2の大阪は終了して、今3、4の9月開催に向けて準備中であります。
 あと、下のほうに参考としまして平成22年度から24年度の実施状況と成果のほうを書いております。

◎前田委員長
 続きまして、10番目の「まんが博・乙」の開催について、前田まんが王国官房長。

●前田まんが王国官房長
 資料の13ページをお願いします。まんが王国とっとりの建国2年目ということでございまして、まんが博・乙の開会式を7月13日に倉吉未来中心でさせていただきました。オープニング式典には県議会議長とか来られまして祝辞をいただいたところでございます。ありがとうございました。それから、ゲストとして鳥取県出身の声優の下田さんに来ていただいて、とっとりふるさと大使になっていただいて、下田さんはコアなファンが多く、大勢の方で埋め尽くされました。その次の日に声優を目指す中高生のコンテスト、「声優魂」というものを大栄町の環境改善センターでやったところでございます。それから、時期はずれますけれども、先週の土曜日、北栄町の免許センターの跡地ということで、出会いの広場というのですけれども、そこで体験型イベントの名探偵コナンアクションパークのオープニングをしたところでございます。まんが博・乙、14ページのほうに書いてありますけれども、こういうイベントをやるようにしております。基本的には展示のイベントに週末の土日に体験型のイベント等を加えて、これから8月25日までやっていく予定でございます。その中で、地元の中部が一体になって、中部を回るようなスタンプラリーをやったり、温泉旅館等温泉の割引とか、ソフトクリームの割引とか、そういったホスピタリティーといいますか、もてなしの心を持ってやっております。8月になれば夏休みが本格化するものと思われまして、今後の集客に期待しているところでございます。

◎前田委員長
 それでは、ただいままでの説明について質疑等を行います。

○藤井委員
 10ページの観光客の入り込みですけれども、ことしに入ってから円安の影響もあって、5月の連休、そして今月も3連休がありましたね。かなりにぎわっている。この統計が23年、24年で月々に出ていますけれども、大体月次の統計というのは一月おくれぐらいで出てくるのではないかと思うのだけれども。要するにこういう統計をとるということは、次の対策を立てるという意味でとるわけですから、これではああそうですかという話であって、いけないのではないかと思うのですが、どういうふうに考えられますか。

●岩﨑観光政策課長
これは24年12月までの調査ですので、円安の結果とか、ゴールデンウイーク、出雲の大遷宮の影響というのはここには出ておりません。現場でいろいろ話を伺う中で、ある程度の傾向は耳には入っていたのですけれども、ようやく統計がまとまったという状況ですけれども、耳にした情報も含めて、ことしの対策として取り組んでいる部分があって、以前常任委員会でも報告させていただいたと思うのですが、ゴールデンウイークでの取り組みですね、山陰大周遊というふうに鳥取道、松江道の全線開通を受けて、車で鳥取県、島根県を回ってもらおうという取り組みを進めてきました。これは宿泊をふやすために単純に砂丘とか、あるいはほかの観光地点に行くだけではなくて、ぐるっと回ってもらって泊まってもらう、そういうことをする取り組みをしていたと。ここで宿泊者数を伸ばそうということを考えて……。引き続きできるだけ早く情報収集して、それを反映させるように取り組んでいきたいと思っております。

○藤井委員
 決算でも翌月の10日までには出して、次の対策を立てるというのが経営の基本ですよ。よって、こういう統計も最低でも、最大でもといいますか、一月おくれで出されて、その動向によって次なる対策を順次立てていくというのが本当のあり方だと思います。
 今の話を聞いていると、とれないかのような返事ですけれども、本当にとれないのでしょうか。

●岩﨑観光政策課長
 このデータのうち、特に宿泊者数の統計というのは国のほうで一元的にやっていまして、観光庁のほうで調査をしています。この調査結果が出たのがようやく今月に入ってからですので、そこまで時間がかかってしまったというのが事情です。

◎前田委員長
 月別が出ないかということです。

●岩﨑観光政策課長
 月別は、これと切り離して独自に集計をすれば不可能ではないのですけれども、国のデータとの差も出てくるかもしれないので、そこはちょっと検討させていただきたいと思います。

○藤井委員
 国の資料を待って出しておるようではだめなので、県に担当課があってやっておるわけですから、県の情報は県でやって、できるというのなら出されないといけません。それを言って終わります。できますか。

●岩﨑観光政策課長
 済みません、ちょっと検討させていただきたいと思います。

◎前田委員長
 あわせて、観光振興条例の見直しはどうしているか。

●岩﨑観光政策課長
 今、いろいろ現場を回って課題とか要望というのを聞いているところです。済みません、まだ形にまではできていないですけれども、取り組んではいますので、引き続き頑張らせていただきます。

○浜田委員
 関連して。入り込み客数が外国人観光客の区別がしていないのですけれども、そこもあわせてきちんと明示していただいて。DBSクルーズの問題もありますし、アシアナ航空の問題もありますので、外国人観光客をきちんとその都度明示していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

●岩﨑観光政策課長
 外国人観光客の統計は、外国人の統計として今別途まとめたりしていますので、またそれをお示しするようにいたします。

○国岡委員
 一昨日ちょっと大阪へ行ってきたのですけれども、智頭急行に乗っておられる団体の観光客の方がおられました。聞きましたら、境港まで行ってきたと。それで、三朝に泊まって今帰っているところなのだという話の中で、その夜は大阪の居酒屋で皆さんとお話しさせてもらったのですけれども、鳥取と言われたときに、境港の水木しげるロードは浮かんだり、旅行の行程で三朝温泉というのを見つけて、そこで宿泊して、砂丘を見て帰ってきたということがあるのですけれども、鳥取で何をイメージされますかという話をしたときに、出てこないのですね、さっき言ったところは出てきますけれども。では食についてはどうですかという話をしたら、私のほうからお肉もおいしいのですよ、オレイン55がありますとか。ああ、それも鳥取なのですか。夏はカキがおいしいです。二十世紀梨というのは鳥取でしたねという感じで、全て点なのです。観光地に対しても全て点で、鳥取といったときに連想してくるようなイメージが大阪の方ですらいまだないのです。
 昨年のまんが博にしましても、知っている人はいてもどんなことをやったか知りませんという感じで、観光振興条例とかいろいろありますけれども、やっぱり鳥取県全体としてすぐに皆さんにイメージされて、夏は鳥取に行ったらこういったおいしいものが食べられる、しかも見どころ、海だとか山だとかというような、全体のくくりの考え方が必要ではないかと。今はこれだったらこれを進めるという形でやっていますけれども、鳥取県の全体像を知っていただく努力が必要ではないかなと思うのですけれども、文化観光局長、どういうふうにお考えでしょうか。

●細場文化観光局長
 確かに私も県外のあちこちでお話を聞くときに、同じような指摘を受けることがあります。鳥取県はいろいろなものがあるというのは、我々もいろいろな媒体を通じてこれまでも情報発信しているのですが、情報発信の仕方にちょっと工夫が要るのかなと。たくさんあるということを言うのはそれはそれで意味があるのですが、逆に鳥取県のイメージがなかなかつかめないということもありまして、例えば首都圏ですと、やはりアンケートとかをとってみると、圧倒的に鳥取砂丘が多いし、鳥取砂丘に行ってみたいという人も多いということもありまして、例えば首都圏では鳥取砂丘をどんと頭に出して、それを起点に鳥取の魅力をいろいろ伝えるとか、そういう情報発信の仕方もあるのではないかということで、我々もその辺は今考えているところでありまして、御意見を参考に、今後の情報発信の仕方、観光誘致の仕方は我々もよく考えてみたいと思います。

○澤副委員長
 確認といいますか、指定管理ということで3分の2の額を指定管理者の設ける基金に積み立てということでありますけれども、夢みなとタワーは全く別のものなのでしょうか。こういう条項が入っていないので、どういうような形になっているのか。あわせて、これには載っていないのですけれども、倉吉未来中心は3分の2になっているかどうかということもお聞きしたい。
 24年度観光客入込動態調査結果で、これは重複するような格好になりますけれども、データが出ておりますけれども、例えば減少したところについて、なぜ減少したのかと。これはまだ総括していないと言えばそれまでなのでしょうが、なぜかという点をどういうふうに考えていらっしゃるのかということを、資料を載せていらっしゃる以上は聞きたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。

●神庭文化政策課長
 ゆめみなとタワーの基金造成でございますが、ほかの3施設は指名指定ということで、1社しか応募がないので競争が働かないということで、委託料を見直すという意味もありまして、経営努力によらないものは返還していただくことになっていますので、その部分について経営努力のほうも認めて3分の2をもう一度基金として積み立てるということにしております。
 夢みなとタワーにつきましては、公募ということで競争原理が働いているということで、委託料は受けられる方の取り切りということで整理をしております。
 ですので、未来中心にいたしましても、今後ちょっと検討ですが、公募ということになりましたら3分の2の基金積み立てはございませんし、指名指定ということでしたら、同じように3分の2の積み立てはございます。

●岩﨑観光政策課長
 広く簡単に御説明させていただきます。
 おっしゃるとおり、今分析中なのでまだ確信までは持てていないのですけれども、いろいろ現場を回っての感想としては、鳥取砂丘については御承知のとおり砂の美術館がオープンしたというのが非常に大きい。一方で、境港が減っているのですけれども、こちらは朝の連ドラで紹介されて水木しげるロードが一時ブームになったと。そのブームがちょっとずつおさまってきているという傾向があって、見た目は減なのですけれども、入り込みとしては200万人を超え、300万人に近い数字になっているので、トータルとしてはそこまで悪い状況ではないのではないかと考えています。
 宿泊については、東日本への回帰現象が全国的に起きています。平成23年に東日本大震災が起きて、西日本に皆さん来られるようになったのですけれども、東日本が少しずつ復旧してきて、あちらに観光客が行くという傾向になっています。プラス東京へのお客さんがふえています。ディズニーランド及びスカイツリーですね、あそこへのお客さんが非常にふえていまして、東京へのお客さんがふえた結果、中国地方で鳥取とか島根でちょっとお客さんが減ってしまったという傾向になっています。
 入湯客数については、例えば羽合温泉とか三朝温泉も若干ふえていますけれども、これは例えば個人客とか海外からのお客、こういった新しい形態のお客さんをよく捕捉できている結果かなと思っています。なので、ほかの温泉地もこの辺を参考にして取り組んでいく必要があるのかなと考えております。

○藤縄委員
 それで、毎年出されるわけで、さっき細羽局長が言われたのだけれども、具体的にビジョンなどを即座に出されなければいけません。そういうことをやっているかという話なのですよ、みんな。例えば、地域別観光入込客数は102.2%ですね。ところが月別宿泊者数は90.6になっている。ここら辺の分析だとかというのはいつ出される予定なのですか、そのビジョンとともに。それをやらないと意味がないですよ。

●岩﨑観光政策課長
 来年当初に向けて、先ほど委員長が言われた条例の見直しと、それに関連する予算とかを検討していこうと考えております。その中で、入り込み客数の結果とか宿泊客数の結果というのもよく分析して、来年度の戦略に生かしていきたいと考えております。

◎前田委員長
 そのほかないようでしたら、文化観光局は終わりたいと思います。
 それでは、県土整備部を行いたいと思います。
 11番目の議題、7月15日の大雨による被害状況について、竹森技術企画課長。


●竹森技術企画課長
 県土整備部資料の1ページをお願いいたします。
 先週月曜日、7月15日に県の中・西部を中心にしまして非常に激しい雨が降りました。その被害状況につきまして、県土整備部関連を中心に説明させていただきたいと思います。
 資料の最初のほうなのですが、被害状況としまして、人的被害3名、これは三朝町内でございます。あと住家被害はごらんのとおりなのですが、今現在床上、床下浸水は解消しております。そのほか(5)の農林水産関係被害でございますが、判明分としましては7億円強の被害でございます。
 (6)番の公共土木施設等被害につきましては後ほどもう少し詳しく説明したいと思いますが、現在、全体で約20億円といったところでございます。
 (8)番の道路通行どめにつきましてですが、一時全部で11カ所全面通行どめの区間がございましたが、今現在は全面通行どめ継続は2カ所、片側交互通行が3カ所といった状況になっております。
 2ページをお願いいたします。避難状況、停電状況、あるいは孤立集落といったものは既に解消してございます。
 (13)番、海岸ごみの状況でございます。白兎海岸、小沢見海岸、井手ヶ浜海岸、3カ所書いてございます。これらのほかに浦富海岸等におきましても漂着ごみが確認されておりまして、現在回収は完了しております。そのほかの海岸につきましても、土日の海水浴までには回収する予定でございます。
 その下の県・市町村の体制の関係は省略させていただきますが、3ページをお願いいたします。一番最後に、今回の雨の特徴というのを若干補足させていただきますと、県の中西部中心で、大山町の大山では15時間で200ミリを超える222.5ミリと、かなり激しい雨でございます。時間当たりにつきましても、江府町で87ミリ、米子市で66.5ミリと、これらは観測地点としましては、観測史上最大というふうな記録的な雨になっております。
 次に4ページをお願いします。先ほどちょっと省略させていただきましたが、7月18日現在の公共土木施設等の被害状況です。大きく分けまして河川、道路、砂防、この3つがいわゆる公共土木施設の災害でございます。これにつきましては、市町村等含めまして71カ所、8億円強でございます。土砂災害等につきましては7カ所で12億5,000万円といったところでございます。これらにつきましては、今現在もなお継続調査、精査中でございまして、施設災害で申しますと、あと5億円程度はふえる見込みになっております。
 次に、主な被災箇所でございますが、特に道路関係の179号、180号、482号あるいは日野溝口線が道路関連の主なところでございます。これらは右側に書いてございますように、今現在も交通規制を行っておりますが、このうち国道482号につきましては、岡山県側が全面通行どめといったことで、米子自動車道のほうを代替で今通行させていただいていると。これにつきましては後ほど道路企画課長のほうから説明申し上げます。そのほか河川関係あるいはダムの流木といったようなものが主な災害でございます。道路関係を中心に、応急工事も含めて早期に復旧を図っていきたいというふうに考えております。
 2番目の土砂災害につきましては、ここに書いてありますとおり、治山関係、砂防関係、急傾斜関係等ございます。これにつきましても現在現地の詳細調査、あるいは復旧対策の方法の検討を行っているところでございます。これらにつきましても計画ができ次第、早急な復旧に向けた作業に取りかかっていきたいと思います。
 なお、委員の皆様方には明日現地の災害の調査を行っていただく予定になっております。どうかよろしくお願いいたします。

◎前田委員長
 続きまして、12番、鳥取県LED道路照明灯に係る技術審査の結果について、13番目の国道482号の全面通行止に伴う米子自動車道の無料通行措置について及び14番目の高速道路のミッシングリンクを解消し日本の再生を実現する11県知事会議の要望活動について、山本道路企画課長。

●山本道路企画課長
 続きまして5ページをお願いいたします。鳥取県LED道路照明灯に係る技術審査の結果についてでございます。
 鳥取県では、今年度より既存の道路照明灯、いわゆる水銀灯ですとかナトリウム灯でございますが、それの4,000灯をLEDの道路照明にかえるという取り組みを行っております。
 LEDの道路照明につきましては、全国統一基準、JIS等が定められていないため、県内産の要件ですとか技術要件を定めた上で審査し、以下の県内4社の製品を合格といたしました。 県内産の要件でございますが、県内に事務所を有していること、製品全体の企画・設計をその社で行っていること、LEDの基盤の実装、製品組み立て等の主たる部分を県内で行っていることというものを要件にしております。
 技術要件でございますが、寿命が6万時間以上、これは大体15年相当以上でございます。消費電力については100ワット未満、通常の水銀灯でございますと200から300ワットございますので、半分未満ということが要件でございますので、それより当然下がるということでございます。平均路面照度につきましては10ルクス以上、これは道路照明設置基準に定められた照度でございます。製品の合格企業といたしましては、中段に記載しているとおり4社の企業がその要件に合致したということで合格としております。
 審査概要につきましては、書類による審査並びに現地に実際の製品を設置いたしまして、照度ですとか消費電力等を確認しております。
 3番目の入札方法でございます。この合格した4社を指名し、入札を実施する。入札に当たっては、産業振興条例の基本理念にのっとりまして、入札価格だけではなく県内産の度合い、技術力(消費電力)を加えて総合的な観点で落札者を決定する総合評価方式にて実施する予定です。
 今後のスケジュールにつきましては、そこに書いておりますとおり800灯ずつ、5年間で整備を行ってまいります。各年度5管内ごとに発注を予定しているところでございます。
 続きまして、6ページをお願いいたします。先ほど技術企画課長からも説明ございましたが、国道482号の全面通行どめにより、米子自動車道の無料通行措置をとっていただいております。下の図をごらんいただきたいと思います。ちょうど中央部が鳥取県と岡山県の県境でございまして、鳥取県については一部片側通行のところが1カ所ございますが、通行は可能ということでございますが、岡山県内の約4キロというのが全面通行どめとなっております。ここにつきまして、包括協定でNEXCOと災害等についても協力するということで締結しているところですが、同社に通行を依頼したところ、快く無料通行措置をとっていただいたところでございます。
 無料通行措置の概要としては記載しているとおりでございますが、災害が15日でございますので、3日後の18日にはそういった措置がとれたということでございます。
 過去の参考事例ということでございますが、豪雪でございました23年の2月から3月においても同じく482号の江府下蚊屋~岡山県真庭市蒜山上徳山間が全面通行どめになった際にも実施しております。
 続きまして、7ページをお願いいたします。高速道路のミッシングリンクを解消し日本の再生を実現する11県知事会議の要望活動でございます。
 おととい、7月23日に、そこに記載していますとおり太田国土交通大臣並びに赤澤政務官、細田自由民主党幹事長代行、菅内閣官房長官、世耕副長官に対し要望活動を行いました。その後共同記者会見も開いております。
 要望書でございますが、11県のうち、そこに記載していますとおり4県の知事並びに3県の副知事、残り3名は部局長等の代理の方々に出席をいただいたところでございます。
 要望内容については、3番に書いてございます、国土強靱化を図る多重型国土軸の形成を国の責任において着実に進める。2番といたしまして、26年度予算、来年度予算でございますが、予算を十分確保し、加速度的に整備を推進。3番でございますが、未事業化区間において早期に事業着手の3項目を要望しております。
 要望活動の結果でございますが、記載のとおりでございますが、国交省からは必要な事業だとして認識している。国土強靱化には積極的に取り組んでいく。自由民主党からは、当然行うべき、国土交通省にも要請している。首相官邸からは、各地において強く要請を受けている。政府としても取り組んでいきたいという前向きな発言がございました。
 一番下の段でございますが、この会につきましても26年度概算要求が8月に作業されますが、これにきちんと反映されたかどうかを見きわめながら、引き続き要望活動を行ってまいりたいと思います。

◎前田委員長
 続きまして15番目、湖山池から湖山川下流部における魚の大量斃死について、丸毛河川課長。

●丸毛河川課長
 引き続き、資料は8ページでございます。
 湖山池から湖山川下流部におきます魚の大量へい死についてでございますが、湖山池から鳥取港までの湖山川約3キロ弱でございますが、7月9日の早朝でございます。魚の大量へい死が確認されたところでございます。へい死した魚は、コノシロ、ボラなど池と海を行き来する汽水域を回遊する魚が中心であったということでございまして、周辺住宅地もございます。においも非常にきつうございましたので、鳥取市、湖山池漁協の協力によりまして当日から回収に着手しておりまして、最終的に37トンのへい死魚を回収しております。
 このたびのへい死でございますが、池内と湖山川の貧酸素化が原因だと考えております。この貧酸素化でございますが、当時急激な池の水温上昇を起こしております。それによる温度躍層、それから高塩分化しておりますので、その塩分によります躍層の発達、それから植物プランクトンなどの増殖も考えられております。このような原因が重なったものだと現在は推定しているところでございます。
 この緊急対策といたしまして、池の塩分濃度の上昇が懸念されるわけでございますけれども、一時的に水門を開きまして湖山川及び湖山池の流動と塩水により溶存酸素を回復させる措置を緊急的にやっております。なお、22日時点におきましては、へい死は確認されておりません。
 なお、この塩分抑制と貧酸素化の対策として、水門の操作の見直し、夜間も含めた操作や酸素供給装置の設置なども検討しているところでございます。
 下の写真は、左がへい死の状況でございまして、右が鳥大附属小学校前での回収の状況ということでございまして、2番目に溶存酸素の状況を示しております。現在、川の4地点で測定しているわけでございますが、へい死がありました7月8日、左側の2つの欄ですが、7時ごろでは2~3ミリグラム/リットル、夕方6時ごろは1~2.9ミリグラム/リットルというように下がり始めたかなということでございまして、へい死があった9日の7時ごろ、ゼロ~1ミリグラム/リットル未満という状況でございました。その後、11日、2日後でございますけれども、ゼロという数字はありますが、3ミリグラム/リットル余りに回復している状況でございます。
 なお、この溶存酸素が3ミリグラムを下回りますと、魚のへい死のリスクが非常に高まるということでございまして、一時的に顕著な酸欠状態が起こったのではないかということでございます。
 繰り返しになりますが、貧酸素化の原因につきましては、急激な水温上昇、塩分躍層、池内底層部での溶存酸素の消費、また積雪量が少ない少雨、プランクトンの発生、このようなことが重なって起こったものと推定しております。さらに、この池内で発達した貧酸素の水が夜間に湖山川、海へ向かって流れたということで、川でもへい死したと考えております。
 なお、緊急対策といたしまして、貧酸素を回避するために順流、逆流を問わず、第1樋門・第2樋門、船通しを現在あけている状況でございます。
 へい死後の回収は、先ほど申し上げたとおり37トンでございまして、今後の対応でございますが、7月12日に緊急に湖山池チーム長会議を開催いたしまして、関係部局で対応について協議しております。その協議によりまして、当面の間の水門の全開放、当面の間といいますのは、この貧酸素を回避する当面の間ということでございますが、それから夜間も操作する、より細かい水門操作を行うと。さらには、池内、川内への酸素供給装置の設置を検討しているというところでございます。
 続きまして、同じ題名でございますが、酸素供給装置につきまして、1枚物で右肩に追加資料と書いてある資料をお配りしておりますので、恐れ入りますが、そちらのほうをごらんください。
 その酸素供給システムでございますが、このたびの貧酸素化を見まして、予定としては2カ所設置しようとするものでございます。右の図をごらんください。まず、1番目の箇所は湖山池内に1カ所、瀬地区の場所でございまして、この魚のへい死直後にシジミの生息状況を調べたところ、この辺が一番生息状況が悪かったということで、この辺に1基。それから川でございます。川もへい死が当然多かったということで、川の中央部に設置したいということでございまして、システムとしては下のような写真でございまして、国の土木研究所と共同で民間会社が開発したものです。エアレーションということではなくて、高濃度の酸素を水に含ませたものを噴出するということで、エアレーションという装置ではございません。必要経費につきましては、2つで900万円程度ということでございまして、今後これらの検証も行う予定でございます。

◎前田委員長
 16番目の岩石採取場現地検査結果について、山本治山砂防課長。

●山本治山砂防課長
 9ページをお願いいたします。岩石採取場現地調査を行いました。その結果について簡単に御報告いたします。
 この検査の目的は、岩石採取場内の安全、それから隣接地等周辺の影響内容、認可計画内容等に準じて施行されているかというような観点で現地を調査いたしまして、問題のある箇所については指導を行っているということでございます。その内容につきまして、まず対象としては、民間の岩石採取場、現在稼働中のものが29カ所ございます。それから、休止・廃止後2年以内のものが10カ所ございます。合わせて39カ所について一斉に現地検査をいたしました。期間は、ことしの5月13日から6月7日でございます。
 その結果でございます。まず、1、現在稼働中の29カ所について、10カ所について是正措置を求めました。その内訳は表のとおりでございます。10カ所について、昨年と比べれば3カ所ほど減少しておりますが、措置命令はなし。それから、監督命令というのが1カ所ございます。内容は認可計画に沿った掘削となっていないということで、改善計画・工程を作成して提出をしていただいております。それから行政指導と9カ所、これは昨年に比べて3カ所減、内容は排水路等管理が十分でないといったような軽微なものでございます。
 (2)休止・廃止後2年以内のものについては10カ所、これについては是正の必要なものはございませんでした。
 今後の対応方針につきまして、監督命令を発令しました1カ所につきましては、改善計画を提出していただいて変更計画を11月30日をめどに安全対策を施していただく予定にしております。また、行政指導したものについては、是正状況は随時確認しております。それで、8月上旬には全カ所において是正が完了するという見込みになっております。また、今後は採石協会等を通しまして研修等を行って、さらに意識の啓発を図っていく所存でございます。

◎前田委員長
 17番目、境港におけるみなとを核とした官民連携による賑わいづくり検討委員会(第1回)の開催結果について、18番、泊漁港未利用地の陸上養殖による有効活用について及び19番、中海高潮に対する今年の対応について、森下空港港湾課長。

●森下空港港湾課長
 空港港湾課です。10ページをお願いいたします。境港におけるみなとを核とした官民連携による賑わいづくり検討委員会(第1回)の開催結果について御報告いたします。
 去る6月28日に検討委員会を開催しまして、意見交換を行ったところでございます。33団体の委員の方に御出席をいただきました。
 主な議事内容としましては、竹内南地区ににぎわいのある港のあるべき姿と持つべき機能を示した基本計画のイメージを事務局のほうから提案し、説明したところでございます。それについて意見交換を行っていただきました。
 基本計画では、人流、物流、防災の港の機能、それからにぎわいづくりの方策では、交流拠点機能と背後観光圏との連携というものを策定するということで、具体的な検討に入るということでございます。
 委員の方からの主な意見としましては、アミューズメント施設などをつくるには採算性を含めて十分な検討が必要だろうと。それから、クルーズ寄港時のおもてなしは必要だと。それから、クルーズツアー客にお金を使っていただく仕掛けづくりが必要だというふうな御意見が出ておりました。
 今後につきましては、10月に基本計画の骨子を決定し、来年の2月には基本計画を策定する予定にしております。
 続きまして、11ページをお願いいたします。泊漁港未利用地の陸上養殖による有効活用についてでございます。県管理の泊漁港におきましては、未利用となっている土地の有効利用を図るということで、井戸海水利用の陸上養殖事業者を募集して誘致したいということにしております。
 公募に至る経過でございますが、県の施策としまして水産業の強い産地づくりということで、昨年度は全国的に例のないマサバの陸上養殖技術の開発に着手したと。それから、県内の港湾漁港で井戸海水の試掘調査を行ったというところでございます。
 泊漁港においては、良質で水量豊富な井戸海水が取水できるということが判明したため、陸上養殖の経験のある企業等からの強い関心が寄せられているところでございます。また、本年度から国の方針によりまして、漁港区域内の未利用地を有効利用するために、民間事業者が養殖施設等を設置することが可能となったところでございます。このような状況を受けて、公募に至ったということでございます。
 事業用地としましては、下に写真を掲載しておりますが、湯梨浜町泊地内ということで、県所有地約6,000平米、これは漁港管理条例の適用になるということで占用料が必要だという土地でございます。
 応募資格としましては、県内に主たる事務所を置く法人。
 スケジュールとしましては、昨日募集の締め切りを行いまして、8月に評価委員会による評価を行って事業予定者を決定いたします。その後、湯梨浜町、地元住民あるいは県漁協の同意を経て、9月末に事業着手という予定にしております。
 続きまして、12ページをお願いいたします。中海高潮に対する今年の対応についてということでございます。
 この高潮ですが、昨年の9月に台風16号によって農林業被害が生じたということで、農林水産商工常任委員会あるいは中海圏域調査特別委員会に御報告いたしましたが、そのときに中海高潮被害の状況と要因を調査して対応するようにということがございましたので、今回米子市等を含めて調査した結果、対応を取りまとめましたので御報告いたします。
 調査概要としましては、高潮の状況ですが、グラフをお示ししております。9月18日17時に1.05メーターということで、観測史上第2位の高い値を記録しております。潮位の干満の影響もありまして、急激に上昇したと。しかも18日の深夜から70センチを超えて上昇したということで、特に樋門操作なのですけれども、その対応がおくれたというふうな状況があったようでございます。
 2点目でございます。浸水の状況ですが、米子市彦名地区及び崎津地区の耕地、樋門を通って海水が水路に流入し、圃場まで進入したと。それから、地下水位も上昇したということで、圃場内の湧水も発生したということでございます。
 13ページをお願いいたします。農作物の被害状況については既に御報告しております。水稲、白ネギ、ニンジン、合わせて2.45ヘクタール、400万円弱の被害を受けたということになっております。
 樋門操作の現状でございます。14ページに図面をおつけしておりますが、市の樋門、県の樋門、国の樋門ということで、合わせて197基ございます。全て米子に操作を委託しているということで、操作員の方は全部で16名ということで、かなりの樋門を管理していただいているという状況でございます。昨年の9月に樋門をしめたときは、深夜の連絡であったために、現地では既に水路内等に中海の海水が浸入していたところもあったという状況でございます。
 続きまして、3番目のことしの対応ということで、新たな対策を実施しております。
 まず、営農対策ということで、JA、改良普及所が主体となって行った対応ですが、ことしの4月に土壌塩分残留調査というものを行っておりまして、塩害については問題ないということで関係農家の方にお伝えしております。2点目が台風などによって高潮被害が予想される場合の事前・事後対策ということで、JAのほうから関係農家に周知徹底したところでございます。
 2点目の樋門操作員への連絡基準、連絡方法、樋門開閉操作の改善も行っております。今回の場合は深夜から急激に水位が上がったということもありまして、なるべく早目早目の対応ができないかということで、このような情報について改善を行ったところでございます。
 3点目の樋門の修繕等でございます。修理が必要な開度計は既に対応しておりますし、水位がわかる量水板についてはこれから設置するというふうな対応を行う予定でございます。


◎前田委員長
 ただいままでの説明に対しまして質疑を行います。

○藤縄委員
 湖山池ですけれども、1カ月前は塩分濃度がたしか7,200幾らだったと記憶しておりますけれども、この7月9日は幾らだったのですか。

●丸毛河川課長
 7月11日現在で8,000近い数値でございますので、9日もそのぐらいだと思っております。7,500程度だと思っておりますが。

●長谷川県土整備部長
 補足説明いたします。前回の常任委員会に報告したときの塩分濃度は、湖山池の青島地点で7,500か7,600ということでございました。いろいろと皆さんの御意見をいただいて、水門操作をきめ細かくして、できるだけ塩分濃度が下げられないかということをいたしました。その中で、6月19日にある程度まとまった雨が県内に降りまして、そういうことも影響して一時的に7月の上旬は青島地点で7,100とか200まで下がりました。下がっていた中で、7月8日から9日の朝にかけて水温の上昇等のこともあって、こういう状態が起こったとでいうことであります。

○藤縄委員
 塩分濃度の計測の表が欲しいです。毎日はかっておられる地点ごとのものがないと、たびたびにこうやって、どうだったか、どうだったという話になって、ほかは出ているでしょう。溶存酸素などはこうやって出ているわけだから、出していただいて、それで検討というか協議しないといけないと思っておりますので。

●丸毛河川課長
 塩分濃度の表を提出いたします。

◎前田委員長
 ちょっと言いたいけれども、水門をあけたら塩分が入るのです。塩分濃度は下げないといけないし、溶存酸素は回復させなければいけないし、この2つの項目をあの水門でできるはずがないのですよ、ずっと言っておるように。あれは日本海からの高潮を防ぐ水門ですから、微妙な塩分コントロールはできませんよ。要は、塩分は底をはって入るわけだから、そこをとめない限り幾らでも塩分が入ってどうしようもない。ずっと言っているのに何で水門を取りかえないのですか。耐震も問題があるのですよ。ずっと言っておるのですよ。とにかくあの水門を改修しなければどうにもならないと。


●長谷川県土整備部長
 おっしゃるとおり、溶存酸素の確保の一手段として海水を逆流させるということであります。海水の溶存酸素は大体5~6ミリグラム/リットルありますので、逆流させることによって湖山川あるいは一時的に池の溶存酸素を確保できる。そのかわり塩分が浸入して、池全体の塩分濃度が上昇するということで、おっしゃるとおりでございます。
 そして、今の水門操作は、高潮というか、洪水時の逆流防止あるいは高潮対策ですので、ギロチンのように上からどんと落とす方式であります。
 塩分というのは、塩分くさびという形で下のほうほど濃い塩分が、それも速いスピードで池に浸入するということで、委員長のおっしゃるとおりであります。
 そういうこともあって、この6月21日に船通しの部分ですけれども大型土のうを12袋ぐらい積んで、高さ1メートルございます。濃い塩分くさびが入らないようにし、その結果、藤縄委員の質問に答えましたように、多少なりとも塩分濃度が下がった、7,500~7,600から7,100~7,200に下がったということで、努力はしましたけれども、急激な水温上昇に伴ってこういう事態が起こったということであります。
 すぐすぐにはできませんけれども、おっしゃることはよくわかっておりますので、それへ向けて知恵を出して、仮設でも何でもできることは考えていきたいと、このように考えております。塩分の浸入を防ぐためには、やっぱり下から濃い塩分を浸入させないことが基本だということは十分認識しております。

◎前田委員長
 そこまでわかっておって、仮設でできるはずがないではないですか。僕はずっと取りかえないといけないと言っているのだ。それをしない県土整備部は怠けている。どうだ。

●長谷川県土整備部長
 いろいろと考えながら、この問題には全力で取り組んでいくと……。

◎前田委員長
 来年度予算があるのですから、検討してください。

●長谷川県土整備部長
 9月補正あるいは来年度予算も含めて検討させていただきます。

○福間委員
 5ページ。ちょっと矛盾したことを言うかもしれませんが、製品合格企業が県内で4社できたわけですね。これから3番の入札方式に基づいて入札にかけます。結局今度は価格競争になってしまうわけですか。そうすると、県内の合格企業として4社できて、企業育成という面からいくと、4社とも県内の優秀企業として育ってほしい、思いとしては。ところが、価格競争でやっていくと、1社に特定されてしまう可能性が出てくるのではないですか。そうすると、他の3社は数年間かけて企業努力をしろという格好になっていくのか。何かつらいなという気がするのです。
 というのは、4,000灯を段階的に変えていくわけでしょう。県内の企業育成という面からいくと、わかりやすくいえば、スタートラインだから、製品合格企業として例えば4社が全部かかわるのがいいのではないかという気がしないでもないのです。価格競争でいくなら1社に特化してしまいはしないかという気がしないでもないけれども、そこら辺をちょっと教えてください。

●山本道路企画課長
 5ページで御説明させていただきたいと思います。3番の入札方式に書いてございます2行目の終わりからでございますが、「入札価格だけでなく、県内産の度合や技術力(消費電力)も加えて、総合的な観点で」と。価格競争だけではございません。これが1点目でございます。
 あと、福間委員がおっしゃったとおり競争でございますので、当然4社のうち1社が全てとられるという可能性はございます。しかしながら、この入札に関して4,000灯を全部するのではなく、分けてやっていく。その間にもおのおの企業に努力していただいて、勝てる努力といいますか、今言った総合評価の部分で入札価格も含めた御努力をやっていただくということと、一番最後に5管内ごとに発注予定ということを書いてございます。当然、5管内ごとに発注予定にしますと、その製品の運搬に関しても、工場が東部、西部とかおのおのございますので、そういった観点でもそれにかかる費用も変わってきてございますので、執行部側としてもできるだけ多くの企業にとっていただきたいと期待いたしているところでございます。

◎前田委員長
 受注減点などはきかせないのか。全県1社でやるのか。それはちょっと無策ですよ。

●山本道路企画課長
 確かに受注減点と申しますか、そういった手法もあると思います。ただし、この取り組みに関しては、今回第1回目でございまして、そういった意見も参考にさせていただきながら今後検討してまいりたいと思っております。

◎前田委員長
 関連だけれども、これは物品購入なのか工事請負なのか、どっちの発注だ。

●山本道路企画課長
 これに至るまでに、企業様を集めて説明会だとかアンケート調査だとかいたしております。産業振興条例の基本理念にのっとると申しますか、意見としてございまして、設置まで含めた工事で発注すると、その社の価格といいますか、請け負われた業者さんとの民民の契約になりますので、価格が非常に抑えられる面があるということがございまして、分離して製品購入で購入いたしまして、県が別途設置工事を発注いたしまして、製品を支給という格好で取りつけることとしております。

◎前田委員長
 そうするとな、物品購入は理解できたけれども、最低制限価格の設定はできないのでしょう、物品購入であれば。どうしますか。

●山本道路企画課長
 それについても検討いたしてまいりましたが、何分新しい製品でございまして、ましてや鳥取県内で今までつくっていなかったという面がございまして、初回については最低制限価格は設けず、最低制限価格についても1回目の入札結果をもとに今後検討してまいりたいと思っております。

◎前田委員長
 最低制限価格を設けないと底なしですよ。いいのですか。そんなことで地場産業が育成できるのですか。

●長谷川県土整備部長
 全体計画は4,000灯でございます。第一弾として800灯を物品購入という形で発注いたします。対象は4社で、5管内で発注いたします。
 確かに価格面での競争ということと、理論的には5管内全て1社がとるということもあります。特に我々懸念しているのは、1社が全てとったらどうしようかというのはおっしゃるとおりなのです。どういう状態があらわれるかわかりませんけれども、とりあえず一発目の800灯は時間差を置きながら――時間差というのは5管内を同時に発注するのではなしに、多少時間差を置きながら発注していきたいと思っております。

◎前田委員長
 底なしだ、物品購入は。

○福間委員
 入札方式で、県内産の度合いや技術力も加えてという部分をおっしゃったのですけれども、その前に審査概要で書類審査から現地審査で路面照度や消費電力等技術的な部分というのも県土整備部で検討した上で4社を製品合格企業としておられるわけでしょう。あと何をするかといったら、どれほど安いかの競争だけになるでしょう。そうすると、今委員長から話があった県内企業、特にLED道路照明灯という全国にでも勝負をかけようかというような企業育成の面は商工労働と打ち合わせをしているのですかということを問いたいのです。そのことと、価格のいわゆる入札というものの公平性も保たなければいけない。価格が安ければ安いほどいいという議論というのは僕はなじまないという気がする。なぜかというと、そんなことをしたら県内企業は育たない。そこをどうするかというのは相当知恵を絞らないと、鳥取県産業振興条例の基本理念にのっとっているのかと言いたくなる。そこら辺を特に商工労働と検討してほしいということ。

●長谷川県土整備部長
 知恵を絞らないといけないというのはもっともであります。我々としても、この技術審査については相当知恵を絞ってここまでやってきたということで、それなりの自信は持っております。
 商工労働部との連携は当然のことでありまして、技術審査に当たりましては、常に商工労働部の担当にも仲間に入ってもらってやっておりますし、今回のことについても、商工労働部長にも産業振興室長にも伝えてあるということで、意見を伺いながら入札には向かっていきたいと考えております。
 入札は総合評価でございますので、価格点は70点、それから技術力ということで照度については高いほど有利になるということで10点、それと県内産割合を20点ということであります。特に東部については、県内の業者さんで金型を使ってみずからつくるところもありますし、この4社のうちでその部分は県外の大手メーカーから調達するところもあります。そういうことも配慮しながらやっていきたいということであります。価格だけではありません。価格以外の要素も含めた総合評価で、とりあえず800灯について決定したいということであります。

◎前田委員長
 今の説明はちょっとおかしいです。70%は価格が影響するのですよ。あとは3割でしょう。やっぱり7割を占めておる価格競争ですよ、これは。だから、最低制限価格を設定しなさいと言っているのですよ。

●長谷川県土整備部長
 そういうことも含めて、さらに検討させてください。よろしくお願いします。

○福間委員
 9ページ。この中で是正措置が24年度13件、25年度10件ありますが、この検査は毎年やっているのですか。

●山本治山砂防課長
 毎年この時期にやっております。

○福間委員
 そうすると、24年度の13件と25年度の10件の是正措置は、ダブったところはないですねと言いたいのです。例えば24年度13件と25年度10件には、実は24年度にも是正措置をしたのだが、実は25年度もありましたというのでは話にならないのではないですかということが言いたいのです。何のための検査をやっているのですかということが指摘したい。もしもあればです。そこをちょっと聞きたい。

●山本治山砂防課長
 現在そこまでの分析をしておりませんので、改めて御報告したいと思います。内容的には、同じ箇所であっても内容が違う場合も、例えば排水路が去年は不十分だったと。ことしは境界が不十分だったというようなこともあると思いますので、きちんと分析して御報告したいと思います。よろしくお願いいたします。

○福間委員
 最後ですけれども、12、13ページの中海高潮に対する対応について、私はお話を伺ってこんなぐあいに受けとめたのです。12ページで、これだけ浸ったのは初めての経験だという水稲農家。近年高潮の日数が急増しているという実態。13ページで、潮の干満とも関連しながら上昇する傾向が判明している中で、樋門操作がかなり影響力がありそうですねということがうかがい知れる。ところが、1人当たり2基から14基を管理しているけれども、実は樋門操作員の受け手がなかなかおられないと。高潮の日数が年々上がってきていますねという現状把握をしながら、例えば樋門操作をする人の条件あたりをアップしてあげておられるのだろうかという疑問を私は持つのです。受け手がいないのに、同じ労働条件で受けるわけがない。ちょっとそこら辺を問いたいのですけれども、どうなのでしょうか。

●森下空港港湾課長
 樋門操作員の方の待遇につきましては、現在県の操作員の方の日当といいますか費用につきましては、いわゆる歩合制のようなことではなくて、一律年間幾らというふうな契約でやっておりまして、委員御指摘のように待遇向上といいますか、操作員の方がふえていただくためには、実態に合った手当の支給といいますか、そういうものを検討しております。

○福間委員
 全部で97基ある全てを米子市に操作委託しておられるわけでしょう。そうすると、米子市の判断で操作員の対応などはしておられるように僕は見るのです。だったら、これだけ高潮が出てくるのに、樋門が非常に重要なウエートを占めるとするなら、どうしましょうかという議論というのを、(2)番の樋門操作員への連絡基準と連絡方法、このことも大事かもしれないけれども、実際になぜ受け手がないのかみたいな分析をされて、必要な財政措置あたりをしながらでもやっていくということを考えられないと、今までと同じ条件でしておいて、やり方をちょっと変えてみますみたいな話にはならないのではないですか。だって、金が毎年400~500万円ずつ高潮で出ていくのです。事故してから出すよりも、けがをする前に手当てする方法のほうがよくはないでしょうかということを僕は言っておきたいと思います。

●長谷川県土整備部長
 気象変動の影響ということかもしれませんけれども、ゲリラ豪雨、そして高潮が最近多くなっているということで、今後もこういう傾向かなと思っております。その中で、おっしゃられるとおりですので、受け手側の皆様方の業務量がふえてきておりますので、きちんとできるための待遇面も含めて、国、米子市、県とで協議会を設けて検討いたします。よろしくお願いいたします。

◎前田委員長
 直轄の樋門はみんな照明灯がついてカメラが入っておりますね。だから常時監視しているのですよ。それも自動で巻き上げしていますね。受け手がないのも、恐らくハンドルの巻き上げなのでしょう。自動化も含めて、要は電気を引き込んで遠隔監視もできるようなことを含めて一回話をされたらどうですか。

●長谷川県土整備部長
 予算のこともありますけれども、いい提案をいただきましたので、ぜひとも話をさせていただきたいと思います。

◎前田委員長
 一定額以上の工事又は製造の請負契約の報告については15ページのとおりでありまして、説明は省略いたします。
 その他に入ります。

○澤副委員長
 今最中だと思うのですが、特に文化観光で、香港からのチャーター便が始まっていると思うのですけれども、現状はどういう状況なのか。そして、鳥取県内にどのくらい泊まっているのか、わかっている範囲内で。

●安本文化観光局副局長兼国際観光推進課長
 御報告申し上げます。7月16日から始まりました香港チャーター便で2日に一回鳥取県のほうにいらっしゃっております。最初の便が155名、その次の便が131名、その次177名というふうに大変多くのお客様に来ていただいておりまして、県内におおむね1泊はしていただいておりまして、米子空港に入っていただきまして、また米子空港から帰るということでございます。
 現在、おもてなしも含めて、米子空港での歓迎と送迎といったことも含めまして、皆様のお声、満足していただいているかどうかも含めまして今調査中でございます。特に、団体4つのバスで毎回いらっしゃいますけれども、県外も含めて周遊して、最後に米子から帰られるという、その直前には米子のアスパル、農産物直売所に必ず寄っていただいておりまして、そして農産物等をお買い上げいただいているということでございます。
 実は、毎回の宿泊ですとか、何人どこに泊まるというのは、その都度今も募集をかけている状況でございますので、傾向なり分析等は随時やっていきたいと思っておりますけれども、おおむね東・中・西それぞれお泊まりいただいておりまして、満足していただいているというふうに伺っております。また随時御報告させていただきます。

○澤副委員長
 報告だけよろしくお願いしたいと思います。

●神庭文化政策課長
 別紙で入れております緊急雇用創出事業の実施状況についてをごらんください。先月の委員会におきまして、どういった方を採用しているかという浜田委員からの御質問に対しまして、委託先の調査が不十分でありましたことを、まずおわびいたします。
 その後、委託先を訪問して雇用の状況につきまして聞き取りをいたしました。2番以降でございますが、被雇用者の採用状況は公募、ハローワークを通しまして採用しております。条件はごらんのとおりでありますが、資格経験につきまして不問。これは特定の資格等は求めておりませんが、委託先のほうで商品開発のリサーチでありますとか企画立案、デザインに携わっていただけるような方という条件を想定して採用しておると聞いております。
 被雇用者についてですが、6月から採用しております。30代、県外から応募のあった女性でございます。特に資格はございませんが、過去の業務経験といたしまして大学の書籍部で大学のPRパンフの企画、制作を担当しておられました。また、大学のシンボルマークを使用した各種ノベルティー商品を企画。また民間企業におきまして相当年数営業も含む事務経験がありと伺っております。採用面接において、本人の強い意欲、活用できる有用な経験等を確認したため、採用に至ったと聞いております。
 現在におきましては、地元のお土産ですとか工芸品を調べたり、販路のリサーチ等を行っていると伺っております。

◎前田委員長
 ただいまの説明について意見がございましたら。(なし)
 ないようですので、文化観光局、県土整備部について以上で終了いたします。
 委員の皆様に御連絡いたします。次回の常任委員会は8月21日午前10時から開催しますので、よろしくお願いします。
 執行部の皆様には御退席いただいて結構でございます。御苦労さまでございました。(執行部退席)
 連絡はしておりますが、明日県内調査をしたいと思いますので、よろしくお願いします。ぜひとも作業服を着用していただきますようお願いします。長靴については当方で用意しますので、暑いですからぜひとも帽子は用意してください。
 県外調査については再度お配りをしております。7月31日から8月2日までということでございますので、皆様御参画方よろしくお願いいたします。
 以上で地域振興県土警察常任委員会を閉会いたします。御苦労さまでございました。

午後0時06分 閉会

 

Copyright(C) 2006~ 鳥取県(Tottori Prefectural Government) All Rights Reserved. 法人番号 7000020310000