平成25年度議事録

平成26年2月12日(2)会議録

 開催概要、資料はこちらです。
出席者
(8名)
委員長
副委員長
委員
興治 英夫
内田 隆嗣
砂場 隆浩
市谷 知子
浜崎 晋一
前田 八壽彦
小谷 茂
銀杏 泰利
欠席者
(なし)

 
 

説明のために出席した者
 岡村商工労働部長、西山農林水産部長外次長、課長、室長

職務のために出席した事務局職員
 上野課長補佐、若松課長補佐、前田係長

1 開会 午後2時6分

2 閉会 午後2時13分

3 司会 興治委員長

4 会議録署名委員 小谷委員 砂場委員

5 付議案件及びその結果
   別紙日程表及び下記会議概要のとおり


会議の概要

                                午後2時06分 開会

◎興治委員長
 ただいまから農林水産商工常任委員会を開会いたします。
 本日の日程は、お手元の日程のとおりでありますので、この順序に従って議事を進めさせていただきます。
 初めに、会議録署名委員を指名いたします。
 本日の会議録署名委員は、小谷委員と砂場委員にお願いいたします。
 それでは、付託議案に対する質疑を行っていただきます。
 質疑がないようですので、付議案に対する討論を行っていただきます。

○市谷委員
 議案第1号補正予算と議案第2号の基金条例に対する反対討論を行います。
 今回の131億円にも上る鳥取県緊急経済対策補正予算案ですけれども、県の一般財源からの財政出動は12億円のみで、そのほとんどが国の補正予算によるものであり、国の補正予算の性質をしっかり検証する必要があると思います。
 議場でも言いましたけれども、安倍政権は消費税増税を最終決定した昨年10月、4月からの消費税増税による駆け込み需要とその反動減を緩和し、さらなる経済成長に資する対策として、経済政策のパッケージを決定しました。今回の補正予算はその一部に位置づけられ、好循環実現の経済対策だと銘打たれています。
 しかし、日本の経済実態は、アベノミクスによって一部の大企業は潤っていても、労働者の賃金は18カ月連続で減少し、その中で灯油や生活必需品が値上がりをして、GDPの実質成長率は減速傾向となっています。こんなときに景気の好循環に一番水を差す消費税増税で約8兆円もの負担増を国民にかぶせたら大変なことになるのに、消費税増税で8兆円のお金を国民から吸い上げることを前提にしながら、今回景気対策として5.5兆円の税金をばらまくのは本末転倒で、景気悪化を心配するのであれば、私は国は消費税増税そのものを中止すべきであり、そしてこんな消費税増税をごまかすような補正予算は認められません。
 そして、安倍政権は持続的な経済成長に資する予算とも言っていますけれども、そんな中身ではありません。一番の景気対策は国民の所得をふやすことですけれども、きょうもちょっといろいろ議論がありました緊急雇用基金を活用した地域づくり事業、これは雇用拡大だとか賃上げということや処遇改善も言われておりますけれども、確実にそういうことにつながるかどうか、私は担保されていないと思います。県ではこれから担保できる仕組みをいろいろ検討されるということではありますけれども、この制度そのものが現状ではまだ担保されていないと私は思います。
 もう一つは、農地中間管理機構の問題ですけれども、西山農林水産部長も、担い手対策だし、受け手をきちんと探して、そこに集約されるようにということもおっしゃいました。ただ、議場でも言いましたけれども、私はやはり地域の農業を熟知している、地域の状況をよく熟知している農業委員がその判断の立場から外されているというのは非常に重大な問題だと思うのです。それで、いろいろ公募をかけて、例えば企業さんが出てきて、やはり農業というのは地域で一緒になってやるわけですから、例えば株式会社が出てきて、そこでもうからなかったからさようならというようなことにもなりかねません。それから、耕作放棄地対策としてではないということもおっしゃいましたけれども、でも実際に法律の中で、使えないような農地については最初から対象にするのはやめようというようなことが書かれていて、では本当に地域の農業を発展させるという立場から見たときに、大企業は入ってくる。いいところはとっていくかもしれないけれども、本当に都合の悪い農地については、結局この制度の中では放置されているという仕組みになっているということが私は重大な問題だと思います。
 ですから、国の経済対策、それから今回の農地中間管理機構の対策、これらが入っておりますこの1号予算は、決して経済の好循環だとか農業の好循環につながるという保証がないということで、1号議案とその予算の裏づけになっています第2号の基金条例には反対をしたいというふうに思います。
 ただ、今回、補正予算全体を見ていましたら、ここの委員会は、特に商工労働部なのですけれども、直接の国の経済対策のお金というよりも、長期の低金利の融資制度だとか、それから信用保証料の負担軽減だとか、鳥取県独自で何とか景気対策をとらなければいけないとかいうことで努力をされているというのは非常によくわかりました。全体の予算がどうしても国の経済対策が主になっておりますので、反対はするのですけれども、ただ、ここの部の中で非常に独自に努力をされているという点は、私は本当は賛成したいぐらいなのですけれども、全体のバランスを見ますとそういうわけにはいかないということで、反対をしたいと思います。

◎興治委員長
 その他、討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 ないですね。
 それでは、討論が出尽くしたようですので、これより採決に入ります。
 採決につきましては、討論のあった付託議案とそれ以外の付託議案に分けて採決することとしてよろしいでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がないようですので、そのようにさせていただきます。
 まず、議案第1号及び第2号について、原案のとおり可決することに賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 賛成多数であります。よって、以上の2議案は、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
 続いて、議案第3号について、原案のとおり可決することに賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 賛成全員であります。
 よって、本委員会に付託された議案は、全て原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
 なお、委員長報告の作成、内容については、委員長に一任いただけますでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がないようですので、そのようにさせていただきます。
 それでは、以上をもちまして農林水産商工常任委員会を閉会いたします。

                                午後2時13分 閉会

 

 

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