会議の概要
午前10時04分 開会
◎野田委員長
ただいまから、議会運営委員会を開会いたします。
まず、会議録署名委員に斉木委員、興治委員を指名いたします。
これより協議に入ります。
常任委員の所属変更についてでありますが、本日の本会議、再開後に日程に追加して、所属変更表のとおり所属変更を行いたいと思いますが、よろしゅうございますか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議がないようでありますので、さよう決定いたします。
○錦織議員
今見せてもらったのですけれども、このことについては事前に私のところに、常任委員会の慣例として2年に一度所属常任委員会を変わると。継続していてもいいのですけれども、慣例としては変わるということになっていまして、そういうことでこの前の議運のあった日に斉木議員から下話として共産党のほうは今回どうされるかと言われて、2年に一度ということであれば今回は交代しようかなと。うちは総務にもなかなか入れないしというようなことを話しているのですと話をしたら、そうしてもらうと都合がいいと、そうしてもらいたいと言われて、だけれどもそういうふうに決めつけられるとうちもまだこれが決定ではありませんということ、ただそれだけの話だったのです。うちは決定ではありませんよということで、今こうして配られているのですけれども、立ち話の中でこういうことが決められていいのかどうかということと、このたび議長選挙がありませんね。そのことに関連して、議長選挙は9月にあるというような話も聞いていますけれども、そのときまでは自民党は所属を動かさないというふうに聞いていますけれども、メンバーの交代とかというのは自民党自体はやられていないのですか。
特に、委員長、副委員長を持っておられるので、そこら辺のことが、この表を私は今初めて見たので一つ一つチェックするわけにいかないのですが、例えば、私の所属する農林水産商工常任委員会ですと、自民党の方は大体残っておられるのですね。内田博長委員が移動されていますけれども、通常こういうことというのはないのではないかと思われて、自民党の意向というか、9月にまた委員長がかわるとかそういうことはありませんね。議長がかわったときに、議長選挙があったときにまた委員長を変えるだとか副委員長を変えるだとかそういうことがあっては困るというふうに思うのですけれども、今回の考え方を、慣例ですと議長選挙と一緒に行われていたのが、常任委員会の所属変更だけを今やるということについて、どういう考えで提出しておられるのかということが私たちはなかなか理解できないのです。説明していただきたいのです。自民党の方はわかっておられるかもしれないけれども。
◎野田委員長
御意見をお伺いしました。
この件について議運で議論するということでなしに、会派間でいろいろお話しいただいているわけでありますし、委員の任期は4年というのが基本でありまして、その中で各会派でお話しいただいた中でこれが出てきたというぐあいに認識しております。
○斉木委員
私の名前が出たものですから、一言言っておきます。
先ほど話がありましたように、各会派間でいろいろ調整しながらメンバーを決めていく場合もありますけれども、錦織議員にお話ししたのは、おたくのほうはどうされますかという考えをお聞きしただけでございまして、都合がいいとか悪いとかそういう話は一切しておりません。
◎野田委員長
会派間で議論していただきながら決定をしていただくということで、こういうような形に変更したものが議運に出てきたということでございます。
○錦織議員
今回は単純に所属変更なのか、例えば委員長の改選とかもあるのかどうか。
◎野田委員長
それは委員長としての発言ということですし、個人の考えとしては各会派でいろいろお話しいただくわけですから、その結果が変更であればそのようになるかもしれませんし、今のままで続くということであればそのようになるかもしれませんし、議運委員長としては出てきたものを審議するということでありますので。
○錦織議員
でも、委員の所属が変わるということは、その新しい委員の中で当然委員長、副委員長を改選するというのがついて回ると私は思うのですけれども、どういうことですか。
○興治委員
もし理解が違っていたら修正してもらえばいいのですけれども、常任委員長、副委員長の任期というものも恐らく自治法上とか会議規則で4年というふうに理解されているのではないかと思います。だから、今まで慣例で途中で交代していたのは委員長、副委員長の辞任というよりも、常任委員の辞任というか、所属変更するから委員長、副委員長も自動的にいなくなると。
それで、新たに構成された常任委員会で委員長、副委員長を互選するということになっていたのではないかと思います。
今回、委員長、副委員長が他の委員会に変わるということが仮にあるのであればそこは決めないといけないけれども、他に変わっていなければ委員長、副委員長も自動的に存続されるということになるのではないですか。
○錦織議員
常任委員会のメンバーが変わるのに、委員長がよそに行ったところだけしますよとか、そんな都合のいいことができるわけですか、鳥取県議会として。それで、委員長が変わられたところは委員長を互選で選ぶわけですか。だから、委員長がそのまま継続する委員会もあれば、委員長を互選するところもあるなどとそんな変なやり方はおかしいと私は思いますけれども。
●尾坂事務局長
事務局としては、先ほど興治委員がおっしゃられた考え方と思っております。今回の場合は一部の委員の所属変更ということで、常任委員会の同一性は一切失われていないという考え方で、興治委員が言われたように委員長、副委員長がかわったところのみ委員長、副委員長の互選をしていただければというような考え方でおります。
○錦織議員
そうしたら、例えば農林水産商工常任委員会であれば上村委員長は互選で選ばれているわけだから、上村委員はそのまま委員長を続けるし、内田隆嗣委員も副委員長を続けられる。このメンバーだとそうですけれども、委員長をしていた人が例えば委員長をやめますと辞表を出してほかのところに移っていくというのはおかしいではないですか。
ちょっとわからないのですけれども、それではこの4つの常任委員会の中で委員長選挙が新たにあるところはあるのですか。
●尾坂事務局長
この中では福祉生活病院常任委員会が正副委員長の互選があると思います。それから地域振興県土警察常任委員会が副委員長の互選ということになる予定でございます。
○錦織議員
常任委員長というものはそこにいるメンバーの中から互選して選ばれますね。そうすると、例えば農林水産商工常任委員会だと8人のうち半数はメンバーが変わるのに選挙をしないのですか。それはおかしいではないですか。そこにいるメンバーで互選されるのに、メンバーが変わるのに選挙がないということはおかしいではないですか。そのメンバーの総意のもとに委員長を決めるというのに、メンバーが半分変わっているのにそのままなどと、そんなばかな話は通用しないと思いますけれども。常任委員会のメンバーが変わるのだったら新たにあとの2年間はこれでしましょうねと。全部が変わらないというのだったら4年間続けてもいいかもしれないけれども、こういうやり方は今まであったのですか。
●尾坂事務局長
先ほども申し上げましたけれども、正副委員長は変わっておりません。常任委員会の一部の委員の所属変更というとらまえ方で、同一性は失われていないので、今の時点では互選の必要はないという考え方でございます。
○錦織議員
今の時点ではと言われますけれども、例えば今度はこういうふうにしますよという事前の連絡も何もなくて、この間も常任委員会の入れかえだとかそういうことがあるのではないですかと長谷川議員が聞かれたときに、今は何もありませんと言われて、結局こういうことをぽんと今出されて、ああそうでしたか、そういえば斉木議員が聞きに来られたなみたいな、そんなことでは済まないと思います。今回はこういうやり方をしますよと、そういうことでないからこういうことが起こるのです、私たち納得できないから。だってやり方が絶対おかしいのだから。
こんなことを決めたらおかしいと思います。(「決めてしまわないといけません」と呼ぶ者あり)
○興治委員
会派間で決めたことが議運に上がってきたという説明だから……。
◎野田委員長
議運に上がってきたことでないとここでは審議できませんので、そこは御理解をいただきたいと思います。(錦織議員「ではどの場で言うのですか」と呼ぶ)
○斉木委員
たびたび私の名前が出ますので説明しておきますけれども、御案内のとおり委員の任期は議員の任期ということで、本来でしたら4年間やることができるのですけれども、今まで申し合わせで2年交替でやってきております。ただ、今回は全員がそのままやるということで、福祉生活病院は今までの正副委員長がほかの委員会に移られるものですから、自動的に正副委員長がいなくなると。ですから、そういう流れで今回議運に上がってきておりますので理解をいただきたいと思います。私が共産党さんにお話ししたのは、どうされますか、どんな考えですかとお聞きしただけのことでございますので、よろしくお願いします。
○錦織議員
そんな前提を聞いていないもの。
もう最後にしますけれども、私はこんなやり方は本当にいけないと思います。一般社会の常識では認められない。そして、その前提として今度の参議院議員選挙で自民党が議長選挙だとか委員長選挙だとかそういうことに関係して割れて混乱を起こしたくないという(伊藤美議長「ちょっと待ってください。それは余分なことだ」と呼ぶ)余分なことかもしれないけれども、それが大前提としてあるわけですから、そういうことに議会の運営を巻き込むことは非常によろしくないということを私は言っておきます。
○長谷川議員
やはり、発生している全ての問題は、基本線は議長を含めて常任委員会の委員の任期を含めて議員の任期とする4年間なのです。それを今回通されるなら一つの理屈が立ちますけれども、どうもそういうふうでもないようだと。この2年の任期の6月を越えた後には何か議長選挙とかが想定される向きを感じます。そういう中で、もう一方の常任委員会だけは議長選挙をにらみながら一部変更しようとするからこういうきしみといいますか、問題が出ているのだと思います。自民党は今回の委員の改選の取り扱いを議長選挙と絡めた、そしてもっと言えばやはり参議院議員選挙というものも想定をされた中で今回の委員の所属変更が提案されているということは強く申し上げたいと思います。(「終わりましょう」と呼ぶ者あり)
◎野田委員長
お話は賜っておきます。
提案をさせていただいております所属変更の表のとおり所属変更を行いたいと思いますが、よろしゅうございますか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議がないようでありますので、さよう決定いたします。
なお、所属変更後、本会議を暫時休憩し、正副委員長が欠けます福祉生活病院常任委員会は正副委員長の互選が行われます。また、副委員長が欠けます地域振興県土警察常任委員会は副委員長の互選が行われますので、御承知ください。
次に、その他でありますが、委員の皆さんで何かございませんか。(なし)
以上で予定しておりました協議事項は終わりました。
これをもって議会運営委員会を閉会いたします。
午前10時22分 閉会
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