平成26年度会議録・活動報告

平成26年10月10日会議録

開催概要、資料はこちらです。 
出席者
(11名)
委員長
副委員長
委員
小谷 茂
内田 隆嗣
砂場 隆浩
福田 俊史
広谷 直樹
長谷川 稔
澤 紀男
前田 八壽彦
伊藤 保
福間 裕隆
斉木 正一
欠席者なし
 
傍聴議員 銀杏議員

説明のため出席した者
   小倉地域振興部長 長谷川県土整備部長 森谷文化観光スポーツ局長外関係次長、課長

職務のため出席した事務局職員
 田中調査課課長補佐  梅林調査課係長  西村調査課主事 

1 開会 午後1時12分

2 閉会 午後1時43分

3 司会 小谷委員長 

4 会議録署名委員  斉木委員  砂場委員

5 付議案件及びその結果
   別紙日程表及び下記会議概要のとおり

会議の概要

                                午後1時12分 開会

◎小谷委員長
 それでは、ただいまから高速交通網調査特別委員会を開会いたします。
 本日の日程は、お手元に配付しております日程表のとおりでありますので、この順序に従って議事を進めさせていただきます。
 初めに、会議録署名委員を指名いたします。
 斉木委員と砂場委員にお願いいたします。
 それでは、これより議題に入ります。
 なお、質疑は、全ての説明終了後、一括して行いますので、そのようにお願いいたします。
 議題1、県内鉄道の高速化調査について、寺口交通政策課長の説明を求めます。

●寺口交通政策課長
 地域振興部のほうの資料の1ページをお願いいたします。本年度、これまで高速鉄道網のあり方検討事業ということで、九州新幹線の長崎ルートですとか山形・秋田のミニ新幹線など、先進事例の情報収集等を行いまして、県内鉄道の高速化調査のための前提条件を把握してきているところでございます。これらを踏まえまして、今後、智頭・因美線を通るルートと伯備線を通るルートの高速化調査に着手したいと思います。
 この調査に当たっての前提条件でございますが、電化工事とか軌道強化といった地上設備の改良が必要となるということがございまして、例えば電気設備の新設とか電化に伴うトンネル改築、レールのロングレール化とか枕木のPC枕木化といった改良等が必要になるということでございます。
 調査の前提とします車両の性能につきましては、新幹線の区間では時速270キロで安全・安定走行が可能であると。在来線の区間におきましては、直線部では時速130キロ、曲線部では現行の特急車両と同等速度で安全・安定走行が可能、ただし、半径400メートル未満という急な曲線部では現行急行並みということで、時速で言えば65キロから70キロぐらいというような速度になるということでございます。それからフリーゲージトレイン車両ということで、幅を変換するための軌間変換装置といったものの設備が必要になるということでございます。
 調査につきましては、線路状況とか新幹線と在来線のアプローチ部の検討、線形改良や電化関係の検討、到着時間の検討などをやっていきたいというふうに考えておりますが、全てをやるには約10カ月程度必要ということで、2カ年度に分けて調査したいと思っております。
 なお、この調査につきましては、伯備線ルートにつきましては島根、岡山県と3県共同で、因美・智頭線ルートにつきましては鳥取県で行いたいというふうに考えております。
 今年度の調査につきましては、基礎的な課題の抽出とか、それへの対応案というものを検討したいと思いますが、まずは第1に線路の状況の把握、それに伴う新幹線・在来線アプローチ部や線形改良の検討、踏切の調査等を行いたいというふうに考えております。
 これらの結果を踏まえ、27年度には留置・検修機能ということで、実際に夜間車両を置く場所や車検、修理をどこで行うのかといったことや、到達時間の算出、工事の内容とそれに伴う概算経費の算定をしたいと思っておりまして、基礎調査は今年度中に行い、全体の取りまとめを来年8月には行いたいというふうに考えているところでございます。
 参考までに、2ページに現在の県内の鉄道の路線状況を記載しておりますので、こちらも御確認いただければと思います。

◎小谷委員長
 次に議題2、香港EGLツアーズによる夏季連続チャーター便の実施結果について、市村観光戦略課観光誘客室長の説明を求めます。

●市村観光戦略課観光誘客室長
 文化観光スポーツ局の資料1ページをごらんください。香港EGLツアーズによる夏季連続チャーター便の実施結果について報告させていただきます。
 昨年に引き続きまして、ことし7月、8月の期間中に香港最大手訪日観光旅行社、EGLツアーズによる連続18便のチャーター便を行いましたので、その結果について報告させていただきます。
 1、チャーター便の概要についてですけれども、実施期間は7月12日から8月23日まで18便。離発着空港は、真夜中ですけれども香港を2時35分発、米子に7時20分に到着し、今回は米子イン・広島アウトという少し変則的なチャーター便となりました。機材はチャイナエアライン、催行会社は香港EGLツアーズ。ツアーの主な行程は、そちらにありますように、鳥取県内をめぐって、関西等に流れていって広島から帰るという行程でございました。
 来県者数は2,306人、平均搭乗率82.7%ということで、表に全部書いてございますが、初便が少し人数が少なかったのですけれども、夏休みを迎えましてだんだん満席の便も出るぐらいになり、搭乗率も上がってまいりました。宿泊先は、大山ロイヤルホテル以下、記載のとおりでございます。
 それで、おもてなしのところですけれども、今回はインバウンドにおける消費拡大の試みとしてカタログ販売を行いました。品目のほうは表のとおり、大山メロンほかでございます。今回は初チャレンジということで、それほど大きな数には至りませんでしたけれども、EGL社のほうから、今後もこのカタログ販売について連携して行っていこうという回答もいただいておりますので、ぜひカタログ販売も今後も並行して行っていきたいというふうに考えております。
 おもてなしとして、ウエルカムフルーツ及び菓子セットの提供ということで、県内に宿泊されたお客様には、サプライズとして、客室のほうにフルーツと知事メッセージカードをつけて提供しており、大変好評でございました。あわせてWi-Fiの無料貸し出しや妖怪列車等、水木しげるロードにおきましては、地元の高校生の協力により着ぐるみ等のお出迎えをさせていただき、大変好評でございました。
 今後の方向性についてですけれども、今回、チャーター便の無事完了を受け、文化観光スポーツ局の森谷局長のほうが知事の親書を携えて、8月29日に香港EGL本社のほうに参り、その際に今後の継続的なチャーター便の運航の協議もあわせて行ってきたところでございます。

◎小谷委員長
 それでは、ただいまの説明に対して質疑はありますか。

○前田委員
 高速の話です。調査は智頭・因美線と伯備線ですね。山陰線の調査がないのはなぜですか。

●寺口交通政策課長
 大変失礼しました。伯備線ルートと因美線・智頭線ルートという言い方をさせていただきましたが、鳥取-米子間、伯耆大山間につきましても、因美線・智頭線ルートの中であわせてさせていただきたいというふうに考えております。説明不足でした。

○前田委員
 了解しました。ぜひともお願いします。というのは、倉吉から鳥取間に古い規格のトンネルがたくさんあるのですよ。これはどうするのだろうかという感じでいつも乗っているのだけれども、どうされるのですか。

●寺口交通政策課長
 そこの部分につきましても、まず今回きちんと調査していただいて、その結果を踏まえまして、勉強なり検討なりさせていただきたいというふうに考えております。

○長谷川委員
 もう7~8年ぐらいになるのですか、JR米子支社が長谷川支社長の時代に、かなり山陰本線の鳥取-米子間もスピードアップが図られました。あれは計画どおり進捗、進展して、課題というものは残っていないですか。整備は計画どおりに終了しましたか。

●寺口交通政策課長
 たしか平成13年から15年ぐらいにかけてやったように記憶しておりますが、その際、当初にこういった整備をやろうというものにつきましては、15年度までで計画どおり完了したというふうに承知しております。

○長谷川委員
 その当時も相当なスピードアップに役立ったと思います。また、民間団体にも拠出金を仰いだりして、一部予定どおりにならなかった面もありましたけれども、整備はもう計画どおり終了したということですね。あのときは、米子-鳥取間を最大40分ぐらい短縮というのが目標でしたか。

●寺口交通政策課長
 計画した工事の内容等については、先ほど申し上げたとおりなのですけれども、当初目標等については今、手持ちの資料や記憶がございませんので、また確認させていただきたいと思います。

○長谷川委員
 当時はJRそのものも高速化に積極的で、一緒になって協議を進めていったように思うのです。今はどちらかというと、行政のほうが必要性を強く感じて調査に入ろうということなのですけれども、JRのほうは、高速化、時間短縮についてどういう方針でおられるのですか。

●寺口交通政策課長
 JRさん自身としては、具体的にここをこうしようという考えを持っているということは伺っておりませんので、まだ具体にこうしたいということはないと思いますが、まず今回の調査の結果を踏まえまして、その後にいろんな議論もいただきながら、JRさんにどういうお話をさせていただくようなことになるのか考えていきたいというふうに思います。

○長谷川委員
 我々は特別委員会で、基本的に常任委員会で話された内容がきょうの説明になっていると思いますが、スーパーはくとのいわゆる米子乗り入れというのも記事に出ていたのですけれども、きのうの委員会でのやりとりの中で出ていたのでしょうか。

●寺口交通政策課長
 そういった話は、きのうの常任委員会の中で出ておりませんし、我々としても個別にお話をしたり、案を出したりということもございません。あくまで鉄道の現状を踏まえた、今の前提条件に沿った調査をさせていただきたいということでございます。

○長谷川委員
 記事を手元に持っていないので詳細は把握できないのですけれども、そういうこともかねてから要望としてはあったところなので、それに応え得る設備面での調査などにもつながりがあるのかなと受けとめたのですけれども、いかがでしょうか。

●寺口交通政策課長
 先ほども申し上げましたが、今回の調査で、スーパーはくとを個別に念頭に置いてという意識は特にありません。

●小倉地域振興部長
 スーパーはくととターゲットを絞った取り組みではなくて、関西圏から出雲までの間の高速化を目的として、どこをどういうふうに改良していけばどれくらいの短縮が見込まれるかという基礎的なところをまず見出していくための調査です。ですから、それから先にスーパーはくとがあるかもわかりませんし、フリーゲージが出てくるのかもわかりません。ただ、それに答え得るような調査をやるということです。

○長谷川委員
 理解いたします。スーパーはくとがどういういきさつで紙面に上ったかわかりませんけれども、やはりスーパーはくとこそが今、関西から山陰まで、倉吉までですけれどもつなぐ数少ない列車になっておりますから、そういうものが本当に運行可能になるような設備面での条件整備が、今度の高速化の対象として検討されていけばいいのだろうと思います。その前提に、やはり平成13年、14年ぐらいにありました高速化も一役買うと思うのです。列車のすれ違いのところでスピードが落ちるので、構内を少し延長するとかで所要時間を短縮するとか、あのときもいろんな工夫がされておりましたから、高速化を目指すとすれば、さっきありましたトンネルというような問題が課題になってくるのではないかと思っております。

●小倉地域振興部長
 スーパーはくとを倉吉から例えば米子まで延伸することを目的としているわけではなくて、スーパーはくと以上の高速化を目的とした調査なのです。ですから、新幹線で例えば姫路まで来て、それから在来におりて高速で米子のほうまで行くとか、そういったことを前提とした調査としていますので、スーパーはくとにターゲットに絞った調査ではないということは御理解いただきたいと思います。

○砂場委員
 鉄道の高速化調査ですけれども、皆さんがされるのか、それともどこかの大学か研究所に委託するのですか。それと、調査費はどれくらいを想定されているのでしょうか。

●寺口交通政策課長
 調査につきましては、やはり鉄道の専門的なノウハウを持ったコンサルのほうに委託させていただきたいというふうに考えております。
 経費でございますけれども、今回の調査につきましては、両ルート含めて一つの調査事業という形で行いたいと思っていまして、今年度分の総額につきましては630万円ぐらいになるかと。まだ契約等もできておりませんので確定数字はございませんけれども、今いろいろ見積もっている中では、そういった規模かと考えております。

○砂場委員
 委託先はまだ決まっていないのですか。これからプロポーザルか何かで決まるのですか。

●寺口交通政策課長
 これもまだ未契約なので確定はしておりませんけれども、県内に営業所もあって、こういった鉄道関係の調査ができるというようなところを念頭に置いているところでございます。

○砂場委員
 では、もうどこか当てがあって、そこと随契をやるということですか。

●寺口交通政策課長
 そうです。

○砂場委員
 わかりました。
 もう1点はEGLツアーズのほうなのですけれども、これについては、利用者のアンケートみたいなことはされたのでしょうか。
 もう一つ、大好評とか大人気とか、いいことしか書いていないのだけれども、今後改善していくようなことは何もなかったのか、100点満点だったのだろうか。

●市村観光戦略課観光誘客室長
 まず最初に申し上げたいのは、決して100点満点ではございません。まだまだ改善のところがたくさんございまして、アンケートのほうも行っております。大体200サンプルぐらい出ておりまして、その中で、大体は、非常に行ってよかったというような感想が書いてあります。ただ、一番大きな課題としましては、今回、米子イン・広島アウトということで、最初の県内の1泊しかとれなかったというところがございますので、今後はなるべく県内の泊数をたくさんとる、伸ばすというようなことを考えていきたいと。
 イン、アウト両方、米子であろうが鳥取であろうがですけれども、米子イン・米子アウトという形になりますと、少なくとも入ってきたときの1泊、出ていくときの1泊ということで2泊がとれるような形になりますので、そういうことも含め、もう少し消費拡大ということも念頭に置きながら、今後の継続的なチャーター運航を考えていきたいと思っております。

○砂場委員
 今回の到達点はここまでで、それがだめだった、次はこういう課題があるから議論してくれというのが委員会への報告と思っているので、今回みたいに大好評、大好評というなら、逆にもう報告もしなくていいと思うのです。だから、何が課題かを明確に言っていただきたいと思うのと、今の話は、やる前から聞いているのです。市村室長のほうから、一番残念だったのはそこということですけれども、それ以外にはなかったのですか。利用された方々から、やはり言葉がなかなか通じなかったので旅館の教育をやってほしいとか、日本料理ではなく香港的なアレンジが欲しいとか、具体的に地域や僕らが考えなければいけないようなサジェスチョンのようなものは、アンケートの中になかったのでしょうか。

●市村観光戦略課観光誘客室長
 お客様の声につきましては昨年度もやっておりまして、昨年度の部分の改善点ということで、今回のツアーの中に生かした点はございます。例えばWi-Fiのルーター貸し出しというところについては、昨年のアンケートを反映してのことでございます。
 今回につきましては、少し満足がいった施設、余り満足がいかなかった施設と多少ばらつきがありますので、そこの分析を今後進めていきたいというふうに思っています。

○福間委員
 観光政策になるのか、どこか別のところで一遍議論しなければいけないのかもしれないと思うけれども、例えばこれを見ると、宿泊先が大山ロイヤル、天水、三朝館、三朝ロイヤル、望湖楼、ニューオータニと特定されてしまう。そうすると、特定されたホテルの観光客支援のために税金を投資するのですかみたいな議論になると思う。例えば皆生温泉なら、地域全体がどう連携するのですかみたいなところがないと、決まったホテルだけが恩恵を受けるみたいなことになる。例えば城崎などでは、みんなで連携して内湯までやっている。そんな格好になっていかないと、抜きんでたところだけが行政とタイアップして観光振興をやっているのかとなる。地域、ゾーンでということにならなければいけないのではないかという気がする。それは地元に誰かリーダーがおられなければいけないのだけれどもね。これはまた別のところで、感想だけ。ちょっとどこかで議論しなければいけないという気はする。

●森谷文化観光スポーツ局長
 チャーター便関係は観光のほうが担当していますけれども、今の福間委員のおっしゃることは、確かにそうだと思っています。そういう意味で、我々としてもチャーター便の運航で、宿泊先なども、別に今挙がっている特定のホテルあるいは旅館だけを御紹介しているわけではなく、例えば地域として皆生温泉がありますよ、ホテルはこういうところがありますよ、旅館はこういうところがありますよ、あるいは中部には三朝、鳥取だったらこういう旅館がありますというような形で、全体的なプロポーザルをしているわけなのです。けれども、実際にどのホテルをセレクトするかはEGL社が決めるわけで、選ばれる過程の中で、やはりまとまって泊まれるだけの部屋数があるとか、個別のいろいろな事情を踏まえた上で、今回こういった結果になっているということです。ただ、もう少し地域全体が盛り上がって受け入れ態勢をきちんととっていただけたら、宿泊の分散化みたいなこともできると思いますので、そういった観点で、我々もまた地域とも話をしていきたいし、EGLのほうにも話をしていきたいと思います。

○福間委員
 結局いろんなことがあるけれども、長良川の鵜飼いに友達と行ったときに、こんなことを経験したことがあるのです。皆生温泉などの場合だったら、一次会、二次会全部できるホテルが土産物まで取り込んでしまう。長良川温泉は、ホテルは泊まるだけ。鵜飼いは、鵜飼いの出るところまではバス会社を別につくっていて、鵜匠の鵜飼いの船はそこだけ。二次会はホテルではしません、柳ヶ瀬に行ってくださいと。柳ヶ瀬でも2,000円、3,000円、5,000円、1万円とランク分けをして、土産物も売りません、町に行ってくださいとやっている。それは、まちづくりの考えだと思うのです。皆生の温泉旅館がお考えにならなければいけないし、米子市なり三朝町なりがお考えにならなければいけないことだけれども、それを行政がタイアップしていくということでないと。競争の話だという議論になってしまうと、では勝ち抜いたところだけを行政がバックアップしているのかみたいなことになって、地域振興と結びつかないのではないかという気がしてね。まあこれはどんなことになるのかよくわからないが、僕はそういうことが大事ではないかなという気がするのですけれどもね。

◎小谷委員長
 答弁は要りますか。

○福間委員
 いや、もういいです。

◎小谷委員長
 ほかにはございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 ないようですので、その他に入ります。
 執行部、あるいは委員の皆様から何かありますか。

○内田副委員長
 きょうの新聞で目にしたのですけれども、米子道の4車線化の期成同盟というのができていて、あれはどんなものなのかわかれば教えていただきたいと思います。

●山本道路企画課長
 米子市さんが会長になられ、周辺市町村、そのほかの団体も入れておられますが、米子道の蒜山から米子までの4車線化を要望していこうという期成会でございます。

○内田副委員長
 県にも声はかかっているのですか。

●山本道路企画課長
 はい。相談もいただきまして、きのう、ちょうど市長会がございまして、平井知事は来賓として御招待いただいていたところなのですが、ちょうど県議会中ということで知事を含めて出席ができなくて、西部総合事務所が出席しております。市長会のほうに、県も入りましょうかと知事のほうが逆に提案されていまして、そういう方向で今動きつつあるということでございます。

○福田委員
 せっかく交通政策課長さんと観光戦略課長さんがお見えなので、この機会に聞きたいのですけれども、地方創生の運輸版といいますか、この間、新聞に出ていたのですけれども、国が初めて鉄道会社とかバス会社に直接支援をする、外郭団体を通して車両などをリースすると。今までの補助金と比べ、すごく画期的な取り組みだと出ていたのです。観光列車の運行とか地域のにぎわいづくりも支援をしていきたいという国土交通省のコメントだったのですけれども、私も先般、知事に一般質問しましたが、若桜鉄道の社長もかわって、沿線町もすごく空気が変わって、今、勝手連的に若桜鉄道を支援するような会もできてきていて、石破代議士も地元ということもあり、非常に地域の期待が高まっているのですが、ぜひとも寺口課長に中に入っていただいて、しっかりコーディネートしていただきたい。このチャンスを逃したら、もう二度とないなと地元の人間は言っていますけれども、いかがでしょうか。

●寺口交通政策課長
 あのバスのやり方は、出資方式による公設民営のようなことかなと、新聞報道で見させていただきました。我々もいろんな国の支援メニューとか、地方創生という観点の補助メニューをよく勉強させていただいて、交通を伴った地域づくりの取り組みというのを一生懸命考えていきたいというふうに思います。

○福田委員
 知事の言葉をかりれば、鳥取は地方創生の現場中の現場だと。若桜町は消滅率第25位。これをひっくり返すいいチャンスだと思うのです。岩﨑課長が鳥取力創造課長時代に随分仕掛けていただいて、隼駅なども今は全国区になっています。あと足りないところを助けていただいたりコーディネートしていただけば、鳥取県の中でもふるさと創生のモデルになり得ると思っています。知事にも今後、沿線町と若桜鉄道との話し合いの場を持つと言っていただきましたし、この間の鉄道を活かした地域づくりセミナーでも平井知事が随分前向きな御発言をされていたので、ぜひとも早目早目の対応をよろしくお願いしたいと思います。
 あともう1点……

◎小谷委員長
 福田委員に申し上げます。今の質問については高速交通の問題ではないので、控えるようお願いします。
 高速交通でほかにあるのですか。

○福田委員
 観光系はだめですか。

◎小谷委員長
 ほかにないですか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 意見がないようですので、以上をもちまして高速交通網調査特別委員会を閉会いたします。御苦労さまでした。

                                午後1時43分 閉会

 

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