小谷 茂 内田 隆嗣 斉木 正一 前田 八壽彦 広谷 直樹 福田 俊史 福間 裕隆 伊藤 保 長谷川 稔 澤 紀男 砂場 隆浩
説明のため出席した者 小倉地域振興部長、森谷文化観光スポーツ局長、長谷川県土整備部長、 山口県土整備部次長外各課長、関係職員
職務のため出席した事務局職員 田中調査課課長補佐 梅林調査課係長 西村調査課主事
1開会 午前10時31分 2閉会 午前11時07分
3司会 小谷委員長
4会議録署名委員 広谷委員 長谷川委員
5付議案件及びその結果 別紙日程表及び下記会議概要のとおり
会議の概要 午前10時31分 開会 ◎小谷委員長 それでは、ただいまから高速交通網調査特別委員会を開会いたします。 本日の日程は、お手元に配付しております、その日程表のとおり、この順序に従って議事を進めさせていただきます。 初めに、会議録署名委員を指名いたします。 広谷委員と長谷川委員にお願いいたします。 それでは、これより議題に入ります。 なお、質疑は全ての説明終了後、一括して行っていただきたいと思います。 議題1、県内空港の現状について、寺口交通政策課長の説明を求めます。 ●寺口交通政策課長 そういたしますと、資料のほうは地域振興部の資料の1ページをお願いいたします。鳥取、米子、県内2空港の現状について説明をさせていただきたいと思います。 まず、鳥取砂丘コナン空港についてでございます。 鳥取空港につきましては、この3月1日から愛称使用の開始をさせていただいたところでございまして、当日は、鳥取空港の国際会館のほうにおきまして、オープニングセレモニーを開催させていただいたところでございます。セレモニーのほうの参加者につきましては、この日行われました上海からのチャーター便の利用者、これは約200名おられましたが、こういった方を含めまして全体では500名の参加をいただいたところでございます。報道関係者につきましても、海外のマスコミも含めまして約50社の方に御来場いただいたところでございます。 この愛称使用に伴うこの直後の反応でございますが、鳥取-羽田便の3月便のまず予約状況を確認しましたところ、昨年に比べまして10%の増になっているというような状況になっております。また、この日を機に、この4月から募集しておりました鳥取空港サポートクラブの登録数、これが実は年末年始のころの600名というところから少し1~2カ月停滞していたところなのですけれども、この日を機に10日間で約50名の増がありまして、現在まで653名の登録数となっているところでございます。その他、この日から空港の飛行機の発着時間以外の時間でも、若いカップルの方とか親子連れが空港利用施設でいろんな写真を撮ったり、歩いている姿がよく見られるようになったというような状況になっております。 それで、実際、飛んでおります鳥取、それから羽田を結んでおります鳥取-東京便の状況でございますが、これは本年度1便増便されました4月から前月2月末での搭乗者数、これはちょっとまだ速報値でございますけれども、こちらのほうは31万1,000人となっておりまして、搭乗率は57.8%という状況でございます。現在、国の政策コンテストの期間中で1便増便されているところですが、我々、計画の中ではこの1年目の目標数字31万人と設定しておりますけれども、こちらのほうはもう達成できる見込みであるという状況になっております。ただ、この5便化を定着させるためには、さらに利用増に努め、増便に見合うだけの搭乗率、よく言われております60%といったような搭乗率を確保していく必要がございますので、今後も引き続きまして空港の愛称化も最大限に活用しながら、利用促進に取り組んでまいりたいというふうに考えているところでございます。 続きまして、米子鬼太郎空港のほうの状況でございます。 同じく米子-東京便についての状況でございますけれども、これも前月2月末までの搭乗者数、これも速報値でございますが、こちらのほうが45万人となっておりまして、搭乗率は 66.3%ということになっております。数字からいきますと昨年度は出雲大社の遷宮効果で非常に多くの方に御利用いただいたこともございまして、昨年度の数字には及ばないのですが、搭乗者数そのものは堅調に推移しているというふうに考えております。この堅調に推移しているということにつきましては、昨年度のもう1年前、平成24年度の年度間の利用者数が44万1,900人ということで、これはそれ以前のそれまでの数字の最高の数字であったわけですけれども、本年度は一昨年の以前の最高の数字に並ぶ45万人に既に2月で達しているということで、堅調に推移しているというふうに考えておるところでございます。それから、この米子-東京便につきましては、既に3月29日以降の夏ダイヤにおきましても6便の継続というのが確定しているところでございまして、今後も引き続き利用促進に取り組んで、この6便化を定着させていきたいというふうに考えているところでございます。 続きまして、スカイマーク便についてでございますが、スカイマーク便については、この2月1日から米子と神戸、それから米子と那覇、これらを1日各1往復という運航の状況になっているところでございますけれども、この便につきましては、8月末までは同便が継続運航されるのですが、先般、発表されましたように、9月1日以降はいずれも運休となりまして、スカイマーク便につきましては一旦全便が9月1日以降運休となることとなりました。 ただ、このスカイマーク社のほうが、9月1日以降のダイヤをこれは3月4日に公表したわけなのですけれども、その中では社の再生並びに経営改善が進み、盤石な経営基盤が整った後には、改めて米子路線への就航を検討したいといったようなコメントがついておりまして、こういったコメントがつくということも余りないのではないかというふうに考えているところでございまして、県といたしましても継続してスカイマーク社と定期的に社の状況等の情報共有等を行わさせていただきながら、航空便の利用促進に努めていきたいというふうに考えているところでございます。 最後に、米子-ソウル便についてでございますが、米子-ソウル便については、最近非常に好調に推移しておりまして、特に直近2月の利用実績につきましては、就航後初めて韓国人の方の利用数が3,000名を超え、搭乗率につきましては過去最高の88.7%というふうな状況でございまして、今後も引き続きこちらのほうも利用促進に努めていきたいというふうに考えているところでございます。 ◎小谷委員長 次に、議題2、海外からの春季国際チャーター便の運航について、市村観光戦略課観光誘客室長の説明を求めます。 ●市村観光戦略課観光誘客室長 それでは、文化観光スポーツ局の資料の1ページをごらんください。県内の空港を利用しての海外からの春季国際チャーター便の運航がたくさん来ておりますので報告をさせていただきます。 まず1番目ですが、中国(上海)チャーター便が鳥取砂丘コナン空港愛称化記念チャーターとして飛びました。実施時期は平成27年3月1日。発着空港は上海浦東空港から鳥取空港に、そして同日、鳥取空港から上海浦東空港に飛び立ちました。運航会社は中国東方航空。機材のほうはA320の154人乗りです。ツアー催行会社は上海東航国際旅行社です。ツアー行程のほうは3泊4日で、飛んできた飛行機にお客さんが123名乗ってこられて、その飛行機がまた上海に帰る便には、既に日本に入って、大阪から入ってきている旅行団が鳥取に前泊して乗って帰ったという、こういう行程であります。お客様のほうの聞き取り結果によりますと、上海より123名の中国観光客が来県したのですけれども、この来県した皆さんは愛称化記念イベントに参加した後、青山剛昌ふるさと館はじめ花回廊などを訪れました。観光客のほうからはまた来たいなどという感想も多くあり、空港での記念写真も盛んに行われておりました。 2番目です。台湾(台中)チャーター便です。 実施時期が平成27年3月5日に飛んできて、飛んでいって、また3月8日に飛んできて、飛んで帰ったということであります。発着空港のほうは台中空港から鳥取空港、そしてまた鳥取空港から台中空港であります。運航会社のほうはマンダリン航空の102人乗りでございます。ツアー催行会社のほうは、台湾側が星錡國際旅行社、日本側のほうが農協観光鳥取支店でございます。ツアー行程のほうは3泊4日で、こちらに入ってきた台湾の観光客の皆さんは、鳥取県内を視察して宿泊された後、岡山であるとか大阪であるとかというところにまた飛び立って、また鳥取のほうに帰って便に乗って帰るという、こういう行程でありました。聞き取り結果によりますと、台中より100名の台湾観光客が来県し、一般観光客に加え、今回は大手旅行会社幹部も来県、視察をしていただきました。鳥取砂丘コナン空港愛称化後、初の台湾からのチャーター便であり、多くの観光客の皆さんが空港などで記念撮影を盛んにされるなど盛り上がりを見せました。 3番目ですが、香港チャーター便、香港EGLツアーズ連続チャーター便でございます。 こちらは、昨年の7月、8月に連続チャーターを飛ばしてもらったところでありますが、今回、初めての春の連続チャーターということで飛ばすことになっております。実施時期のほうが27年3月14日から4月11日までの8往復。発着空港は香港国際空港から米子鬼太郎空港でございます。運航会社のほうが香港航空174人乗りです。ツアー催行会社のほうがイン、アウトともに香港EGLツアーズです。ツアー行程のほうは4泊5日でございまして、県内のほうを1泊もしくは2泊という予定であります。 4番目ですが、タイチャーター便です。 初のタイからのチャーター便が、このたび3月21日から3月25日の予定で飛ぶことになっております。発着空港のほうがスワンナプーム国際空港から米子鬼太郎空港に、そして米子鬼太郎空港から、またスワンナプーム国際空港に飛ぶという、そういう行程でございます。運航会社のほうはアジアアトランティック航空の251人乗りです。ツアー催行会社のほうが、イン側がタイシンエクスプレス、アウト側が農協観光鳥取支店です。ツアー行程のほうは4泊5日で、タイから来られるお客様は県内のほうに2泊もしくは3泊されて、またタイのほうにお帰りになりますが、県内のほうではいろいろショッピングのほうもされるということで、特に今タイではオニツカタイガーのシューズが大ブームとなっているということでございまして、県内のオニツカタイガー特約店のほうにも行ってお買い物をされるということも含まれております。 ◎小谷委員長 ただいまの説明について質疑はありませんか。 ○斉木委員 質疑ではないのですけれども、ちょっと。チャーター便ね、やはりこの3月とか4月の季節の変わり目といいますか、この辺では少し寒いのですけれども、一番いいのは5月前後が一番いいのですけれども、そのころできないのはやはり機材がないからなのか、何かありますか。 ●市村観光戦略課観光誘客室長 委員おっしゃるとおり、非常にこのチャーター便を飛ばすときに、大きなネックではありませんけれども、一番大きなところの一つが機材の調達でございます。運航会社、催行会社ともに、やはり一番もうかる路線、募集、募客をかけるのに一番確実なところから飛ばしてまいりますので、そういう点ではまだまだ鳥取県のほうはまだ頑張らないといけないというところで、今のところは、どちらかというと飛ばせられるところに調整して飛ばせるようにやっているというところでございます。 ◎小谷委員長 ほかにございませんか。 ○伊藤(保)委員 台湾からの連続チャーター便がこれからも出てくると思うんですけれども、特にジャイアントの分、訪中の報告の中で、小谷団長が報告されたように、要するに自転車などを入れるときに、それこそ手続の中で何か通しにくいというか、あの対応などは考えておられますか。 ●市村観光戦略課観光誘客室長 ジャイアントのほうには、このチャーター便を利用してのツアー催行ということはもう持ちかけておりまして、ジャイアントのほうも直接入れて直接出れるということで、チャーター便については非常に魅力に感じてもらっております。ことしは台湾チャーター便、何本か飛ぶ中で、ぜひジャイアントさんのほうとそういう交渉をやっていきたいと思っております。 自転車のほうなのですけれども、恐らく一般の定期便を使って自転車を搬入するよりも、この定期便を使って搬入するほうがかなり利用者のほうにとっては楽ではないかというふうに考えております。 ○伊藤(保)委員 ただ入るときに、何かエックス線か何かですね、あのときに、要するに入り口が狭くて何かできないということなんだけれども、それに対する対応というのはできていますか。 ●市村観光戦略課観光誘客室長 機材そのものは非常に高いものですので、そのために空港に備えつけるということは難しいというふうな回答は関係機関よりもらっております。ですので、その場の対応として、人的作業になりますけれども、人がこういうハンディーな機械でもってチェックをするというのをこれまでもやっておりますので、今後も多分恐らくその流れになるのではないかと思っております。 ◎小谷委員長 いいですね。 ○長谷川委員 スカイマーク便についてでありますが、ここでは盤石な経営基盤が整った後にはということで触れられておりますが、これはコメント、文書でありまして、その直前に知事のほうにも釈明においでになっておりますので、そのあたりの感触ですね、今言われている資本参加といいますか、経営の少し見直しみたいなことを含めてのどういう状況にあるのか、また、この再開についてはどういう見通しが立つのかをお示しいただければと思います。 ●寺口交通政策課長 委員おっしゃいましたように、2月の27日の日でございましたけれども、スカイマーク社の井手会長と有森専務が知事のほうに社の考えということで説明に来られました。それで、その際の社のほうの説明としては、ここに工業新聞に載ったコメントと同様のコメントでございました。それで、特に結論からいいますと、今まだ再開の検討ができる時期のめどというのは立っていないといいますか、まだ何もそこのところの見通しまではないのだけれども、まずは社として経営を立て直さないといけないということが、これがもう今最大の課題であり目標であるということで、その中で今、スポンサーとなる企業を募られて、その中で今検討をされておられたりとか、そういう状況でございまして、まだまだ全体といいますか、社そのものの立て直し、こういったところに全力を注ぐところでございまして、まだいつごろになったらこういう経営基盤が盤石に回復しそうかといったような見通しについてのお話は、その際は示されませんでした。 ○長谷川委員 その中で、一応、この路線の中で、米子空港というのはどの程度に位置づけられているという受けとめ方と、それからもう一つ続けて、このたび米子空港周辺の駐車場整備を進めておりますが、スカイマークが仮にこのような状態が当面続くとしても、駐車場整備計画には何ら影響はしないというか、これがなくても必要とされている整備計画でしょうか。 ●寺口交通政策課長 まず、スカイマーク社にとっての米子空港の位置づけということでございますけれども、これは実は済みません、先ほどはちょっとそこまでの話はできなかったのですが、同日の説明の中でも井手会長のほうから、この米子空港という拠点は、スカイマークにとっては日本海側で唯一の拠点であると。それでここのところにつきましては、ぜひとも自分たちもきちんと路線として育てて定着させたかったというようなお考えでございまして、米子の位置づけといいますか、そこについての重要性というのは社としても十分持っておられるのだろうなというふうに感じました。ただ、先ほども御説明しましたように、今はとにかく社の経営改善、再建というのが最大の懸案となっている中で、この米子をどうしても9月以降一旦運休させたいというのは、社としても断腸の思いで決断したところだといったようなコメントでございました。それから、米子という位置づけにつきましては、かなり重要視して考えていただいていたものだというふうに私は感じました。 駐車場のほうにつきましては、これはスカイマークが就航したっていうタイミングを契機には整備をさせていただいたのですけれども、もともと米子空港につきましては、既にあった空港の正面とか、少し先の奥の駐車場の状況だけではどうしても足り苦しいという状況がずっと恒常的にあったように聞いております。ですので、そういったものを解消するという意味を含めて、スカイマークが就航するという機で整備に取りかかったものでございますので、米子空港、今の状態でございましても、やはり現在整備している規模の駐車場は、利便性確保のためにも必要な規模だというふうに考えております。 ◎小谷委員長 ほかにございませんか。 ○砂場委員 スカイマークの件なのですけれども、いろいろお聞きしますと、どこの航空会社と組むかによって、航空路の展開が変わってくると、国交省のほうがそう言っているのですけれども、なかなかその手の情報が僕らのところに入ってこないのです。ANAだとかピーチとなりますとやはり競合路線ということでなかなか難しいでしょうし、JALだったら飛んでない路線ですから先に進むでしょうし、いろんなどこと組むかがすごく重要だという話を聞いているのですけれども、そこら辺、何か情報等々があったら教えていただきたいのが1点と、それからチャーター便についてなのですけれども、台湾に行ったときにビッグフット協会の皆さんとか、タイ関係の皆さんと行ったときに、やはり一旦関空に入ってとか、東京に入って鳥取に行くのは大変なのですよと。だから鳥取の大会に行きたいと、今回の鳥取マラソンでも20人近くのお客様が来られるわけですけれども、そういうときに合わせたチャーター便というのはできないのですかねという話をお聞きしてきたのですけれども、そういうふうな仕掛けというのは難しいのですかね。 ●小倉地域振興部長 スカイマークの件なのですけれども、我々も新聞情報以外の情報は入ってきていません。ただ、社のほうで今検討されているのは、支援をするよということで手を挙げられた航空会社、幾つかございます。例えばANA、それからエアアジア、アメリカン航空、デルタ航空、いろいろあるわけなのですけれども、まさに今、社の中でどういうふうな支援の内容を考えて、今、再生計画案を立てているところなので、そういった情報は一切流れてきません。これは聞いても絶対明かしてくれない情報ですので、我々としてはちょっと注視はしているところです。ただ、米子空港にとって、本当に再開に向けていいコラボができるような相手ならいいなという期待感を持って今は注視している以外にはないのかなと思っているところです。 ◎小谷委員長 もう1点。 ●市村観光戦略課観光誘客室長 台湾のチャーター便のイベント等に合わせての就航方法についての……(「台湾だけではない」と呼ぶ者あり)台湾だけでなくて、ええ、だったと思います。例えば一例を挙げれば、台湾の場合は、3月に飛ぶ台湾へのチャーター便の場合は、相互チャーターで、日本人が行って向こうから来てという形なのですけれども、ちょうどランタン祭りというのがありまして、この時期はこちらから向こうに行く人たちがある程度見に行くというのがあるもので、それに合わせてこの時期に飛ばしているというものもございます。 議員おっしゃるとおり、一番難しいのが相互チャーターになった場合は、こちらから向こうに行く人たちの集め方、それから向こうからこちらに来てもらうと、双方が要るものですので、それぞれの時期、バランス、状況を見ながら組んでいっているのが現状でございます。ですので、こちらから行く場合にも何かしら向こうに何か目玉があって、それから向こうから来てもらう場合も何かしらこちらの目玉があって、そこで組むということを常に我々というよりも旅行会社さん、航空会社さん、特に旅行会社さんのほうがそれを考えながらされているというのが現状でございますので、これからも多分そういう道を探っていくことが継続していくことになると思います。 ○砂場委員 では、情報収集のほうはよろしくお願いします。大変だというのはわかりますので、でも早目に情報をとることが次の一手になると思いますから。 ちょっと実は室長、今聞いていたのはそういうことではなくて、台湾とか外国に行って聞くときに、向こう側のスポーツをやっている皆さんたちと話すときに、やはりチャーター便があったらいいねと聞かれて、僕もいいなと思うのは、そういう交流が定着してしまうと毎年来ていただける、日本のほうも毎年向こうに行くような交流ができるので、そういうふうに旅行会社、旅行会社ではなくて、向こう側の体育協会ですとか、ビッグフット協会など、そういうところは話したら、結構、いやいや100人規模でも出せますよみたいな話もされるので、ですから、そういうところとうまくやって、鳥取県はエコトラックとかいろんなことをやっていますから、スポーツツーリズムを関係部署とも話しながらやっていくということが長い、終始安定したおつき合いになるだろうな。どうしても旅行会社がイベントでやると単発になりかねないので、そういうベースのものをつくってほしいというお願いなのですけれども、努力をお願いはできないですかね。 ●市村観光戦略課観光誘客室長 ちょっと私の言葉足らずで済みませんでした。何か今から言うと言いわけみたいな感じになってくるのですけれども、議員のおっしゃるそのとおりでございまして、実際にそのように働きかけであるとか、情報共有であるとかということをやりながら、どこかだけでチャーター便を飛ばすということはとてもできませんので、地域丸ごとでないととてもできないことでございますので、そういうようなことは引き続き行ってまいりたいと思います。 ◎小谷委員長 いいですね。ほかにございませんか。 ○福田委員 3月1日にオープンしました鳥取砂丘コナン空港なのですけれども、その当日のオープニングはちょっと私は行けなかったので、次の日ちょっと行ってみたのですが、あれでもう終わりなのですか。あれでもう終わり、さらにこれから、今後もっと発展するのですか。 ●寺口交通政策課長 3月1日に向けて、まずあそこまで整備をさせていただいたという状況でございまして、これにつきましては、これからも、これは実は米子鬼太郎空港もそうなのですけれども、毎年毎年少しずつに今度はなっていくかもしれませんけれども、そういったにぎわいのスペースとか、装飾等を付加してまいっておりますし、それから空港内でのソフト的なイベントですね。そういったことも、年度が明けてからになるかもしれませんけれども打っていって、例えば土日とかの一般の方の利用も促すといったような取り組みも今後継続してやっていきたいというふうに考えておりますので、これで終わりではございません。 ◎小谷委員長 いいですね、もう。ほかにございませんね。 ○前田委員 鳥取空港が4月1日から大阪航空局は引き揚げるのだけれども、その体制はどうなっている、万全ですか。 ●長谷川県土整備部長 一昨年の6月に鳥取空港のリモート化ということが出されました。我々、当初はびっくりしましたけれども、何回も大阪航空局、あるいは本省と話をしまして、この問題について詰めてまいりました。管制塔についても、最初は撤去するということでしたけれども、耐震補強をして残すということで、もう耐震補強も終わりました。 一番はやはり運航の安全ということが懸念されておりました。今度は鳥取空港に今7人いる運航情報官が全て撤退し、伊丹で行うということであります。それに関して、鳥取空港管理事務所の業務の問題とか、あるいは現場と伊丹との連絡の問題とか、そういうこともありまして、そこを詰めてまいりました。結果としまして、4月1日からリモート化されますけれども、人員体制を強化するということ、それと監視カメラを管制塔の上につけて空港管理事務所からも見えますし、あるいは伊丹からも見えると、そういうこともやってまいりました。あるいは国の支援のもとで、空港管理事務所の研修も今行っています。このようなことを積み重ねて、事務所についても今増設ということもやっております。いろんなことを積み重ねて体制を整えており、4月1日からのリモート化に備えておるということでございます。 ◎小谷委員長 ほかにございませんか。 ○澤委員 ソウル便のことをちょっと確認しておきたいと思います。 最高88.7%ということで、いろいろな要因が重なってこういうふうになったというふうに、いいことでないかなと思うのですが、前、一回ちょっと議場でも取り上げたことがあるのですけれども、インバウンド、いわゆる来てもらう分についてはこういう形でやっていこうと。アウトのことについては特にこのままでいいのかという部分ではないと思うのですね、当然そういうふうに思っていらっしゃる。そこで、前質問したことあるのですが、結局、国の政策として、例えば日本は成田ですとか、関空などをハブ化して、全国各地にやろうと。だけれども鳥取県の空港はそういうことはできないと。結局、逆に仁川の空港をハブ空港にして出ていかないと、鳥取の空港というのは米子空港ですね、生き残れないということを私もうちょっと認識しておるのですけれども、その中で、政策的に、例えば前、いわゆる仁川経由でよそに出ていくということについては、いろいろな商品造成とか、こういうこともやっていらっしゃったということを聞きました。今、それがどういう状況なのかなというのもちょっと確認したいと。それから今後についてもどういうふうに取り組んでいかなければいけないのかなというのをちょっときょうは確認しておきたいと思っています。 ●市村観光戦略課観光誘客室長 誘客室長でございます。先ほどの御質問でございますけれども、まず一つ、路線維持のためのアウトバウンド対策をどうするのかというところでございますけれども、とても必要だと思っております。今インバウンドのほうは円安という、こういう効果もあって、本当にうまく波に乗れたというふうに思っておりますけれども、これはいつ変動するかわかりません。基本的には定期路線維持というのはアウトで支えていく部分が非常に大きいと、それから、またはビジネス利用も大きいというふうにはよく認識しているところでございますので、そこのところの需要喚起というのは引き続き続けて行きたいと思っております。 喫緊の課題であります日本人利用というところでございますけれども、以前から仁川をハブとした第三国利用、世界につながっていきますよという、こういう商品をずっと継続的につくっております。ただ、この商品は、結局、仁川でトランジットしないといけません。トランジットする時間帯が非常に難しくて、例えば前泊を必要とする後泊を必要とするというものであると、幾ら旅行商品をつくっても、値段を頑張って下げたとしても余り利用されなくて、結局は関空利用、羽田利用、成田利用みたいなところに流れていってしまいます。昨今、大分便数が東南アジア向けの便数、それから欧米向けの便数も仁川のほうで充実してまいりまして、こちらから米子空港の米子-ソウル便を使って仁川で乗り継いで、東南アジア、ヨーロッパ、ハワイというようなところのトランジットの時間帯が前よりは改善されてきました。そのおかげもあってか、もともと低い数字なのでそんなに喜べないのですけれども、大体3倍程度、以前よりは第三国に行く利用者のほうがスタート時から比べると3倍以上伸びてきているというふうにアシアナ航空からは情報をもらっているところです。ですので、引き続き、もうソウルにダイレクトに行くというお客様だけでなくて、仁川をハブとしての第三国利用というのは引き続きどんどん打っていきたいというふうに思っております。それから加えて、そこだけに頼るといっても、どうしても数字そのもののボリュームは少ないので、やはり米子-ソウル便で韓国に行っていただくという、そういうお客様をふやしていくために、引き続きずっと今年はアシアナファンクラブ、アシアナ山陰ファンクラブ会員というものをふやして、お得な情報をダイレクトにメール等でお届けするという取り組みを進めておりますけれども、そちらのほうも引き続き続けてまいりたいと思います。 今、この米子-ソウル便を支えるための地元の応援団体として、山陰国際観光推進協議会というものを結成して69団体に入ってもらっているのですけれども、その69団体の皆様にもお力添えをいただいて、アシアナファンクラブの会員に入ってもらっているところでありまして、その69団体の一つは鳥取県議会様にもこの団体に入ってもらっておりまして、このたびこちらの皆様にもたくさんアシアナファンクラブ会員になっていただきましたので、ここで本当にこの場をかりて厚く御礼申し上げます。どうもありがとうございました。 ◎小谷委員長 ほかにないですね。(「はい」と呼ぶ者あり) それでは、議題3、本委員会の廃止についてでありますが、議員の改選期となりますので、本特別委員会を廃止したい旨、議長に申し出ることに御異議はございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) それでは、さよう決定いたします。 その他に入ります。その他ですが、委員の皆様から何かございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) 意見がないようですので、執行部の皆様は退席いただいて結構でございます。 委員の皆様には相談したいことがありますのでお残りください。 (執行部退席) それでは、お残りいただきましたのは、本委員会の活動報告についてであります。 本会議におきまして、各委員会の1年間の活動状況について報告をすることになっておりますので、本委員会の平成26年度の活動状況については、お手元に案を配付しておりますが、いかがでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) 異議ないということですね。それでは、ただいまの意見を踏まえ、活動報告とすることにいたします。 なお、最終の文面は委員長一任ということで御了承を願います。 そういうことで、では、以上をもちまして高速交通網調査特別委員会を閉会いたします。 午前11時07分 閉会
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