議員提出議案第9号

私学助成制度の堅持に関する意見書

 この議案を別紙のとおり提出する。
平成21年10月13日 

企画県土警察常任委員会

委員長 石村 祐輔

私学助成制度の堅持に関する意見書

 

 私立の高等学校、中学校及び幼稚園(以下「私立高等学校等」という。)は、本県の子供たちの教育の受け皿としての役割に止まらず、特色ある教育を通じて、本県教育の発展に大きな役割を果たしている。
教育の将来を考えるとき、公私が切磋琢磨しつつもそれぞれの教育体制を維持していくことが、教育の健全な発展、また個性、多様性の確保といった面からも必要である。
しかしながら、私立高等学校等の経営は、少子化による生徒数の減少等により従来に例を見ない厳しい状況にある。
そのため、私立学校振興助成法第1条に規定するとおり、教育条件の維持向上と保護者の経済的負担の軽減を図るとともに、私立高等学校等の経営の健全性を高めていくことが強く求められる。
このことを踏まえ、本県においては、全国的にも手厚い運営助成金制度を設けてこれを支援しているところであるが、本制度は、私学助成に係る国庫補助を基礎として県の一般財源を継ぎ足すことで成り立っている。
ついては、教育基本法第8条及び教育振興基本計画の趣旨に則り、現行の私学助成に係る国庫補助制度を堅持することを強く要望する。


 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。


  平成21年10月13日


                         鳥取県議会


内閣総理大臣

総務大臣

財務大臣

文部科学大臣   様

衆議院議長

参議院議長

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