議員提出議案第7号
児童養護施設の職員配置基準等の見直しを求める意見書
この議案を別紙のとおり提出する。
平成22年3月17日
児童養護施設の職員配置基準等の見直しを求める意見書
近年、児童養護施設においては、処遇困難な被虐待児の支援や保護者支援など、施設に従事する現場職員への負担が過重となり、きめ細やかな対応に支障を来している。
このため、本県では児童養護施設の児童指導員・保育士の負担軽減を図り、支援体制を充実することができるよう加配制度を創設するなど、独自の取組を積極的に実施しているところであるが、十分とはいえないのが現状である。
現在、国では、児童養護施設等の施設機能の見直し、職員配置基準のあり方等の検討がなされているが、入所児童一人ひとりの適切な処遇を保障するため、下記の事項についての配慮を強く要望する。
記
1 児童養護施設の職員の配置基準を処遇困難な児童の増加等の実態に即して見直すとともに、必要な財源措置を講ずること。
2 児童養護施設については、必要に応じた個室化、生活(養育)単位の小規模化等、設備の基準を入所児童の人権、養育環境に配慮したものに見直すとともに、必要な財源措置を講ずること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成22年 3月17日
鳥取県議会
内閣総理大臣
財務大臣
厚生労働大臣 様
衆議院議長
参議院議長