議員提出議案第2号
岡山大学病院三朝医療センターの存続を求める決議
この議案を別紙のとおり提出する。
平成23年10月3日
岡山大学病院三朝医療センターの存続を求める決議
現在、岡山大学において、岡山大学病院三朝医療センターの縮小、廃止に向けて検討を行っているところである。
同センターは、県の保健医療計画において、中部保健医療圏における脳卒中、心筋梗塞及び糖尿病に関する医療連携体制の中で役割を担っているところであり、県中部地域には必要な医療機関である。
また、同センターは、全国的にも珍しい、温泉治療を行う医療機関であり、温泉の湯を使ったリハビリテーションや回復期の医療のほか、ぜんそくやリウマチなどの患者が全国から訪れており、そのことが三朝温泉の価値を高める要因にもなっている。同センターの縮小、廃止が実施されれば、保養地としての三朝温泉の価値が下がり、本県の観光業界への影響も懸念されるところである。
この様な状況の中、岡山大学が、三朝医療センターの縮小、廃止の検討を行っていることは、誠に遺憾である。
ついては、次の事項を速やかに実行するよう強く求め、ここに決議する。
記
1 岡山大学においては、三朝医療センターが果たしている本県の観光と本県中部圏域の医療における役割を十分考慮するとともに、地元自治体の意見を十分斟酌し、現在の規模及び診療機能を維持しつつ、存続させること。
2 県においては、安心安全な県中部圏域の医療体制の確保を図るため、三朝医療センターの縮小、廃止の原因としてあがっている医師の確保について協力すること。
平成23年10月 3日