議員提出議案第2号
原子力発電所のテロ対策に関する意見書
この議案を別紙のとおり提出する。
平成23年12月16日
原子力発電所のテロ対策に関する意見書
今般の福島第一原子力発電所の事故は、国際社会に大きな衝撃を与えた。原発の安全対策は自然災害のみならず、テロ対策も重要であることは言うまでもない。
特に現在、収束に向けた努力が続けられている福島第一原発に対して、テロ組織等が攻撃を企てると、不安定な状態となっている原子炉から大量の放射性物質が放出される可能性もあり、厳重な警備体制が必要である。また、本県に隣接する島根原子力発電所もその位置から、テロ攻撃の危険性が心配されるところである。
しかしながら、わが国の警備体制は十分とは言えず、原発を含めた重要施設の警備についても、国家として確固たる意志を示さなければ、テロリストの標的となり、国民の生命・財産を危機にさらす可能性がある。
よって、政府においては、国民の安心・安全を確保するため、原子力発電所のテロ対策について、万全の体制をとられるよう強く要望する。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成23年12月16日
鳥取県議会
内閣総理大臣
防衛大臣
国家公安委員長
経済産業大臣
財務大臣
原発事故の収束及び再発防止担当大臣 様
内閣官房長官
衆議院議長
参議院議長