議員提出議案第8号
災害廃棄物の処理の推進を求める決議
この議案を別紙のとおり提出する。
平成24年3月19日
災害廃棄物の処理の推進を求める決議
東日本大震災発生から1年を経て、政府は、津波被災地の岩手県及び宮城県の災害廃棄物の処理について、被災3県を除く全国の都道府県に対して、法律に基づき、受入れを文書で要請することとした。
想定外が許されなくなった現在、いつ、どのような事態を迎えるか、誰にも想定できない。災害廃棄物の処理も国や被災地だけの問題ではなく、少しでも協力すること、被災地を支え、寄り添っていくことが、防災の原点であると心し、対応することが肝要である。
政府は、被災地以外の処理施設を活用した災害廃棄物の広域処理が不可欠として、全国の自治体に協力をよびかけているが、受け入れが進んでおらず、現在においても、被災地では多くの災害廃棄物が積み上げられ、早期の復旧復興への大きな支障となっている。
ついては、県においては、次の事項を速やかに実行するよう強く求め、ここに決議する。
1 国に対し責任をもって法律に基づく代行処理を行うとともに、受入れの際の不安が払拭されるよう明確な安全基準の設定と災害廃棄物処理の説明責任を果たすことを働きかけること。
2 一般廃棄物を実際に処理している県内市町村や企業に対し受入への理解を求めること。
平成24年 3月19日