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雷の基礎知識

  

雷とは

雷は、大気中で大量の正負の電荷分離が起こり、放電する現象です。放電する際に発生する音が雷鳴で、光が電光です。雲と地上の間で発生する放電を対地放電(落雷)といい、雲の中や雲と雲の間などで発生する放電を雲放電といいます。

雷を発生させる電荷の分離は、雲の中で「あられ」と氷晶(小さい氷のつぶ)の衝突により起こると考えられています。湿った空気が激しく上昇して上空の低い温度の層に達すると「あられ」や氷晶が多量に発生し、雷雲となります。このため、雷は上空高くまで発達した積乱雲で発生し、雷雲の背丈は夏は7km以上、冬は4km以上となります。

雷から身を守るには

雷鳴が聞こえるなど雷雲が近づく様子があるときは、落雷が差し迫っています。落雷から身を守るために以下のことに気をつけて下さい。

気象庁「雷から身を守るには」より引用
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/toppuu/thunder4-3.html

リーフレット「竜巻・雷・強い雨-ナウキャストの利用と防災-」

http://www.jma.go.jp/jma/kishou/books/nowcast/index.html


雷に遭遇した場合は安全な空間へ避難

  • グラウンドやゴルフ場、屋外プール、堤防や砂浜、海上などの開けた場所や、山頂や屋根などの高いところでは、人に落雷しやすくなるので、できるだけ早く安全な空間に避難して下さい。
  • 鉄筋コンクリート建築、屋根付きの自動車、バス、列車の内部は比較的安全な空間です。また、木造建築の内部も基本的に安全ですが、全ての電気器具、天井・壁から1m以上離れれば更に安全です。

安全な空間に避難できない場合の対応

  • 近くに安全な空間が無い場合は、電柱、煙突、鉄塔、建築物などの高い物体のてっぺんを45度以上の角度で見上げ、4m以上離れた範囲(保護範囲)に退避して下さい。高い木の近くは危険ですから、最低でも木の全ての幹、枝、葉から2m以上は離れてください。姿勢を低くして、持ち物は体より高く突き出さないようにして下さい。雷の活動が止み、20分以上経過してから安全な空間へ移動して下さい。 
  

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