犯罪インフラとは
犯罪インフラとは、犯罪を助長し、又は容易にする基盤のことをいい、不法滞在者等に在留資格を不正取得させる手段となる偽装結婚・偽装認知等のようにその行為自体が犯罪となるもののほかそれ自体は合法であっても、詐欺等の犯罪に悪用されている各種制度やサービス等があります。こうした犯罪インフラは、あらゆる犯罪の分野で着々と構築され、治安に対する重大な脅威となっています。
来日外国人犯罪組織や暴力団が利用
犯罪インフラは、国際犯罪組織や暴力団などによって、
外国人の不法就労、違法薬物売買、ヤミ金融、振り込め詐欺
などの別の犯罪に利用され、犯罪の温床となるおそれがあります。
【主な犯罪インフラの種類】
○ ツール型 ~犯罪に関わる通信・運搬手段、犯罪収益の集金・送金手段
・ 他人名義の携帯電話、犯罪に関わるインターネットサイト
・ 地下銀行、他人名義の預貯金口座
○ 生活基盤型 ~不法滞在者等の生活手段
・ 就労資格がない外国人の雇用(不法就労助長)
・ 地下営業(病院、薬局等)
○ 偽装型 ~資格・身分の偽装手段
・ 偽装結婚、偽装認知により不正取得された公的身分
・ 旅券、在留カード等偽変造された身分証明書 etc
犯罪インフラ事犯の発見にご協力を
警察では、関係機関と連携して、来日外国人や暴力団が関与する組織的な窃盗、強盗、薬物犯罪や不法就労、不法残留等の取締りを強化しています。
このような犯罪を未然に防止し、事件を早期に解決するためには、県民の皆さんの協力が不可欠です。
・ アパートの一室に外国人が頻繁に出入りしている
・ 周囲を気にしながら店舗等に入っていく
・ 特定の場所を見慣れない車両が徘徊している
・ 中古自動車を積んだトラックが頻繁に出入りする事業所に、見慣れない外国人がウロウロしている。
・ 不審な身分証明書を持っている
・ 他人名義の通帳やキャッシュカード、携帯電話を持っている
・ 雇用している外国人技能実習生が失踪した
など、不審に感じたら、110番や鳥取県警察本部捜査第二課(0857-23-0110(内線4545))、最寄りの警察署までご連絡ください。