警察改革
- 平成11年から12年にかけて、様々な警察不祥事が発生し、大きな問題となりました。これを契機として、12年3月、各界の有識者からなる「警察刷新会議」が発足し、あるべき警察の姿について議論が重ねられ、同年7月、国家公安委員会にあてて「警察刷新に関する緊急提言」が提出されました。
- 国家公安委員会と警察庁は、この提言を重く受け止め、同年8月、「警察改革要綱」を策定しました。また、同要綱を策定して5年余りが経過した17年12月には、警察改革を持続的に断行し、治安と信頼の回復を図るための指針として「警察改革の持続的断行について-治安と信頼の回復に向けて-」を策定しました。国家公安委員会と警察庁においては、この指針に基づき、警察改革の推進状況を不断に検証しつつ、都道府県公安委員会・都道府県警察とともに引き続き警察改革の取組みを進めることとしています。
警察署協議会制度の発足
- 警察刷新会議の「警察刷新に関する緊急提言」では、「地域における有識者からなる警察署評議会(仮称)を設置し、警察と住民間で共通の問題意識を持ち、警察が住民の声に基づいて行動するような仕組みが確立されなければならない」とされました。
- これを受け、平成12年に警察法が改正され、警察署に警察署協議会を置くものとされ、13年6月から、警察署協議会制度が発足しました。
警察署協議会の運営の基本
警察署協議会は、警察署長が住民の皆さんの要望・意見を伺い、これに誠実に対応して警察署の業務運営を改善するとともに、警察署長が十分な説明を行い、警察署の業務運営について理解と協力を求める場です。警察署と住民の皆さんが相互に理解を深めることが警察署協議会運営の基本です。