2018/02/06
がんは壁のいちばん内側の粘膜から発生し、進行するにつれて外側に向かって広がっていきます。
腹膜への転移再発は消化管の壁の外側から内側へ広がることもあります。
2018/02/06
どちらの治療も当院で可能です。特殊な治療のご希望があればほかの病院との連携も可能です。
2018/02/06
ドックを受けられる施設にもよりますが、がんに関しては、胃カメラで上部消化管のがん:咽頭がん、喉頭がん、胃がん、食道がん
便の検査で大腸がん、超音波検査・CTで肝臓がん、胆道がん、膵臓がん、腎臓がん、胸部レントゲン・CTで肺がんをスクリーニングする(ふるいわける)検査が項目に入っています。
痰の検査や乳がん・子宮がんの検査はオプションのことが多いです。
2018/02/06
抗がん剤治療の目的には大きく分けて、再発の予防のための治療と、手術で取り切れないがんそのものを叩く治療があります。前者では治療の期間に限りがありますが、後者ではがんがわからなくなる状態になるか進行して末期に近づくまで治療が続きますので、ほぼ区切りはありません。従いまして、副作用をうまくコントロールしながら治療がなるべく長期にわたって続けられるようにしないといけません。副作用の程度には個人差も大きいので担当医とよく相談しながら治療を続けることが大事です。
2018/02/06
盲腸がんそのものが大動脈まで広がっていくことはまれであると思いますが、転移のあるリンパ節が大動脈のすぐそばにあることがあり、手術ではきれいに取りきれないこともあります。
2018/02/06
大腸がんではCEAとCA19-9という腫瘍マーカーを測定しますが、通常はがんがある程度進行してこないと上昇はしません。進行がんでも上昇しないこともあります。CEAが異常値を示すのは大腸がん全体で約40%、CA19-9が異常値を示すのは20%程度です。最初に上昇がみられる場合には、治療効果の判定や再発・転移の早期発見に有効です。
CT検査やMRI検査は大腸がんが発見されてから、離れた臓器への転移やリンパ節転移の有無を調べるためにおこないます。手術後は転移・再発がないかを調べるためにおこないます。病変の大きさが1cm位にならないと診断が困難です。
大腸がんの日常診療にPETを用いることはほとんどありません。早期病変の発見に有用という報告もありますが、これもある程度の大きさがある病変でなければ描出は困難です。大腸内視鏡に比べると体への負担は少ないかもしれませんが費用が高額です。