北朝鮮によるミサイル発射に関する意見書
報道によると、今月27日、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が日本海に向けて複数の短距離弾道ミサイルを発射したことが確認された。のみならず、北朝鮮は、この5月下旬以降数回にわたり、日本海や黄海に向け短距離ミサイルを発射している。
かかる行為は、ミサイル発射凍結延長を明記した日朝平壌宣言、ひいては北朝鮮にあらゆる弾道ミサイル発射を禁じた国連安全保障理事会決議1718に違反するものである。とりわけ、6カ国協議再開を目前にし、また国際原子力機関(IAEA)の査察団が寧辺の核施設を実地査察に訪れるのを前にこうした行為に出たことは、国際社会に対する看過しがたい挑発であり、我が国の主権と安全保障、国際社会の平和と安定の観点から極めて遺憾な事態である。
本県議会は、県民の生命と財産の安全及び日本海で操業する漁業者の操業の安全を確保する観点から、北朝鮮の行為に対し強く抗議の意思を表明する。
よって、国におかれては、北朝鮮が二度とこうした暴挙に出ることのないよう、北朝鮮に対し断固たる措置を講じられるよう強く要請する。
平成 年 月 日
鳥取県議会
内閣総理大臣
外務大臣
防衛大臣 様
衆議院議長
参議院議長