議員提出議案第1号
湯梨浜町方面地区ウラン残土の早期撤去を求める決議
この議案を別紙のとおり提出する。
平成17年3月10日
湯梨浜町方面地区ウラン残土の早期撤去を求める決議
核燃料サイクル開発機構(核燃)が本県湯梨浜町方面地区に放置しているウラン残土については、方面地区自治会が核燃に対して撤去に関する協定の履行を求めていた訴訟で、昨年10月14日、最高裁判所が核燃の上告を棄却したことにより、自治会側勝訴の判決が確定したところである。
ところが、核燃は、去る2月15日に突如として、ウラン残土の一部を湯梨浜町川上地区の核燃所有地に搬入することを発表し、さらに、県立自然公園条例に基づいて出された搬入禁止命令に対しても、同月21日に取消訴訟を提起した。また、核燃は、県の禁止命令を理由として、3月10日までとなっている間接強制の猶予期間の延期を求めるなど、協定の履行を命ずる最高裁判所の判決にもかかわらず、問題の解決を先送りする対応を続けている。
ついては、核燃は、ウラン残土の撤去に関する協定の履行を命ずる判決に従われるよう決議する。
平成17年3月10日