議員提出議案第4号
鳥取県議会の権能強化を検討する協議機関の設置に関する決議
この議案を別紙のとおり提出する。
平成17年12月13日
鳥取県議会の権能強化を検討する協議機関の設置に関する決議
平成12年4月の地方分権一括法の施行により、国と地方とは対等の関係に改められるとともに、住民に身近な行政はできる限り地方にゆだね、地方の自主性及び自立性を十分発揮することが求められるようになった。これに伴い、地方公共団体の自己決定・自己責任の領域が拡大しており、二元代表制の一翼を担う地方議会は、住民の代表によって構成されるという特色を活かし、その役割と責任を果たしていかなければならない時代を迎えている。
しかしながら、現在の地方議会制度は、首長が優位となっている部分が少なくなく、地方議会の存在と役割が必ずしも重視されていない。地方議会こそが政治の場であり、首長に対する監視機能や、政策立案機能などの諸機能を充実強化していくことが必要となっている。
このためには、運用面での改革だけでなく、現在の法制度について、国との関係、首長をはじめとする執行部との関係及び主権者である県民との関係について点検を行い、必要な見直しを求めていくべきである。
ついては、本議会は、鳥取県議会の権能強化について、知事との協議機関を設置し、知事と共同して検討を進めることを決議する。
平成17年12月13日
鳥取県議会