議員提出議案第3号

北朝鮮による日本人拉致事件の早期解決を求める意見書

 この議案を別紙のとおり提出する。
平成18年12月18日

  • 野田 修 
  • 伊藤 保
  • 湯原 俊二
  • 前田 八壽彦
  • 小玉 正猛
  • 廣江 弌
  • 上村 忠史
  • 鉄永 幸紀
  • 石村 祐輔
  • 中尾 享

北朝鮮による日本人拉致事件の早期解決を求める意見書

 北朝鮮による日本人拉致事件については、国家の主権と日本国民の生命・人権に関わる重大な問題であり、その真相解明と拉致被害者の一日も早い救出は、国民全ての願いである。

 しかしながら、北朝鮮は、平成14年9月の日朝首脳会談において、その事実を認めて謝罪し、真相究明のための徹底した調査を約束したにもかかわらず、その後、誠意ある対応を行っておらず、本年2月の政府間協議でも、「生存者は既に全て帰国した」というこれまでの説明を繰り返すのみで、解決に向けた具体的方向は何ら示されていない。

 こうした中、本年11月20日に、鳥取県関係者としては初めて、松本京子さんが拉致被害者として政府から認定されたところである。

 国においては、拉致問題の真相解明と拉致被害者の一日も早い帰国を実現するため、下記事項について強く要望する。

1 一刻も早い全面解決に向けて、関係諸国や国際機関と連携し、政府一体となって全力で取組むこと。

2 松本京子さんについては、北朝鮮当局による再調査の早期実施、速やかな帰国の実現に努めること。

3 県内には、北朝鮮による拉致の可能性を指摘されている失踪者が他に3名いるが、これらについても引き続き徹底した捜査・調査を実施し、拉致被害者の認定に努めること。

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

  平成18年12月18日

                         鳥取県議会

内閣総理大臣

外務大臣

財務大臣

法務大臣      様

国家公安委員長

警察庁長官

衆議院議長

参議院議長

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