議員提出議案第6号
食の安全の確立を求める意見書
この議案を別紙のとおり提出する。
平成20年10月14日
食の安全の確立を求める意見書
食品の偽装、不正の発覚が続き、産地や消費期限、賞味期限の偽装にとどまらず、カビや毒物の混入した汚染米が食用として流通していたことやメラミンの混入した牛乳を使用した加工食品が輸入されていたことが判明するなど、国民の生命や健康に深刻な影響を及ぼしかねない重大な問題となっている。
食の安全確保のための規制としては、農林水産省の所管するJAS法、厚生労働省の所管する食品衛生法、経済産業省の所管する不正競争防止法などがあるが、法律によっては規制の対象とならないものもあったり、食品の生産、流通、消費の各段階を通じて食の安全の確保が図られる制度となっていない点がある。また、検査の形骸化も指摘されているところである。
国においては、食の安全、安心を守るために、必要な法整備を行うとともに、人員及び予算を確保して、食品の流通過程全体を見通した実効性のある検査体制を確立させることを強く要望する。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成20年10月14日
鳥取県議会
内閣総理大臣
財務大臣
厚生労働大臣
農林水産大臣 様
経済産業大臣
食品安全担当大臣
衆議院議長
参議院議長