防災・危機管理情報



 中部担当の自然保護監視員が、日々のパトロールの中で発見したこと、感じたこと等を綴りながら、中部地区の魅力的な自然の数々をご紹介します。
 

2007年3月16日

その1 はじめましての巻

 中部の山・川・海で、派手な制服(オレンジ色の上着)を着てウロウロしている男を見かけられたことはありませんか。それが私です。昨年の10月から現場を歩いています。
 秋晴れのある日、三朝町の若杉山(標高1020.6m)を地元の方と歩きました。草地が広がる山肌には、鳥取県が希少野生動植物の種として指定しているオキナグサが、守る会の努力で保護されていました。かつては山焼きが行われ、健全な草地が維持されていた場所です。地元の方と山頂でトマトをほおばりながら、昔はああだった、こうだったという貴重な話をいろいろ聞かせてもらいました。メンバーのみなさん、とてもお元気で、そのパワーに脱帽です。近い将来、若杉山の山焼きが復活する日が来るかもしれません。そんな予感を感じながら山を降りました。)

若杉山 オキナグサを守る会のメンバー

若杉山

  オキナグサを守る会のメンバー

 同じく三朝町に小鹿渓という渓谷があります。ここは、全長およそ1キロの遊歩道が整備され、渓谷に沿って歩けるようになっています。遊歩道はいつもきれいに管理されています。その秘密は、地元にある会の存在です。「小鹿渓を守る会」という組織です。日々、遊歩道を歩き、風倒木の撤去やごみ拾いに汗を流しておられます。これまた脱帽です。地元に愛され守られているという意味で、自然公園管理の手本のように思います。

小鹿渓遊歩道案内板 笑った顔に見える『笑顔石』

小鹿渓遊歩道案内板

  笑った顔に見える『笑顔石』

 それにしても、監視員とかパトロールの車はたくさんありますね。国土交通省の道路維持パトロール、河川パトロール、森林管理署の森林パトロールなどなど。私が席を置く、中部総合事務所の生活環境局にも、不法投棄を監視する監視員の方がいらっしゃいます。その他にも、世の中にはいろんな監視員さんがさまざまに活動しておられるのでしょうね。

 今回鳥取県に新しく誕生した自然保護監視員制度がみなさんに認知され、しっかり定着するよう、制度をお知らせすることも大きな仕事だと思います。派手な制服を着て、ウロウロすることこそ、第一に取り組む仕事かもしれません。

(2007年3月6日 谷口真一)

中部総合事務所環境建築局 2007/03/16 in 植物



問合せ先

中部総合事務所 環境建築局 環境・循環推進課

(自然公園担当)
電話:0858-23-3276  Fax:0858-23-3266

(野生鳥獣・狩猟免許担当)

電話:0858-23-3153  Fax:0858-23-3266

  
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