なにげなく日野総合事務所の駐車場を歩いていたら、なんともうつくしいものを
見つけてしまいました。
大きさは2.5cm、表面の色はオレンジ色に黒の模様が入っています。裏側がこ
れまた感動的です。濃いピンクと黒とオレンジが交互に重なりあっていて、まる
で宝石のようです。(写真より実物のほうがきれいです!)
なんだろうと思って調べたら、「オオキンカメムシ」というカメムシでした。カメムシ
の仲間はとてもきれいなものが多いのですが、こんなにきれいなものがいるのな
から、他のカメムシ達にも出会ってみたい!!夢は膨らみます。
オオキンカメムシはマニアの間では人気があるカメムシだとか。きれいですが、
やっぱりカメムシ。あの顔をしかめたくなるような臭いはあるみたいです…。
オオキンカメムシ【キンカメムシ科】
熱帯系の昆虫で海岸部に多く分布している。日本では主に本州南部以南で見
られるが、卵を持った雌が台風などの風に乗って広範囲で移動することが確認
されている。もともと熱帯系の昆虫なので、寒い地域での越冬は困難。暖かい
地域で葉の間などに数十頭が集まって越冬する。かつてアブラギリがよく栽培
されていたころには、害虫として知られていたが、現在ではその栽培があまり
行われていないために、害虫としての重要性はあまり高くない。
日野振興センター 2010/07/23