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仮に、弾道ミサイルが落下する可能性がある場合にとるべき行動について

弾道ミサイル飛来時の行動 

弾道ミサイル飛来時の行動について (pdf:571KB)

令和6年5月27日9時00分更新

弾道ミサイルは、発射からわずか10分もしないうちに到達する可能性もあります。仮に、弾道ミサイルが日本に落下する可能性がある場合は、国からの緊急情報を瞬時に伝える「Jアラート」を活用して、市町村防災行政無線で特別なサイレン音とともにメッセージを流すほか、緊急速報メール等により緊急情報をお知らせします。

メッセージが流れたら、落ち着いて、避難行動をとってください。

詳細な避難行動にについては、下記の動画をご覧ください。

 

弾道ミサイルが落下する可能性がある場合などにとるべき行動について、以下のQ&Aでご確認ください。

Q1 どのような場合にJアラートが使用されるのか。

 全国瞬時警報システム(Jアラート)は、弾道ミサイルが日本の領土・領海に落下する可能性又は領土・領海の上空を通過する可能性がある場合に使用されます。(このほか、緊急地震速報や津波警報など対処するのに時間的な余裕のない自然災害にも使用されます。)弾道ミサイルの場合、予測飛翔範囲の下にある都道府県等を対象に伝達されます。

 逆に、日本の領土・領海に落下する可能性又は領土・領海の上空を通過する可能性がないと判断した場合は、Jアラートは使用されません。

※令和54月に運用が見直され、ミサイル落下後や上空通過後となり避難の必要がなくなった場合や日本領土等への落下や上空通過の可能性がなくなった場合の避難の呼びかけの解除についてもJアラートでお知らせすることとなりました。

 また、領海外の日本の周辺海域(排他的経済水域(EEZ)等)にミサイルが落下する可能性がある場合は、Jアラートは使用しませんが、船舶、航空機に対して迅速に警報が発せられます。

Q2 実際、どのように情報伝達が行われるのか。

 政府からJアラートにより情報伝達があった場合は、市町村の防災行政無線等が自動的に起動し、屋外スピーカー等から警報が流れるほか、携帯電話にエリアメール・緊急速報メールが配信されます。

Q3 なぜミサイルが上空を通過する可能性がある場合もJアラートが伝達されるのか。

 ミサイルが上空を通過する際には、分離した部品等が日本に落下する恐れがあるため、落下に備えて避難する必要があります。

Q4 「ミサイルが発射された」「ミサイルが落下する」との情報伝達があった場合は、どうすればよいか。

 弾道ミサイルが日本に飛来する可能性がある場合には、弾道ミサイル発射の情報が伝達され、避難を呼びかけます。

 避難行動は状況によってさまざまになります。自分の置かれた状況の中で、より迅速に自分の身を守れる行動をとることが重要となります。

【屋外にいる場合】

 近くの建物(できれば頑丈な建物)の中又は地下施設に避難してください。

 周りに頑丈な建物や地下がないときは、近くに公園の遊具やベンチなどがあれば、その物陰に身を寄せたり、隠れて頭を守る態勢をとってください。

 もし周りに何もなければ、その場で伏せて頭部を守ってください。

【屋内にいる場合】

 すぐに避難できるところに頑丈な建物や地下があれば直ちにそちらに避難してください。それができなければ、爆風で壊れた窓ガラスなどで被害を受けないよう、できるだけ窓から離れ、できれば窓のない部屋へ移動してください。例えば、窓のないトイレやお風呂といった非常に狭い部屋に避難していただくのがよいです。特にお風呂やバスタブに入るとある程度衝撃から身を守ることができます。

【自動車の中にいる場合】

 車は燃料のガソリンなどに引火するおそれがあります。車を止めて近くの建物(できれば頑丈な建物)の中又は地下施設に避難してください。周囲に避難できる建物又は地下施設がない場合、車から離れた安全な場所で地面に伏せ、頭部を守ってください。

 高速道路を走行しているときなど、車から出ると危険な場合がありますので、そのような場合には車を安全な場所に停めて車内で姿勢を低くして行政からの指示があるまで待機してください。

Q5 なぜ建物の中又は地下へ避難するのか。

 ミサイル着弾時の爆風や破片などによる被害を避けるためには建物(できれば頑丈な建物)の中又は地下施設への避難が有効だからです。

 近くに建物又は地下がない場合も、ミサイル着弾時の爆風や破片などによる被害を避けるため、物陰に身を隠すか、地面に伏せて頭部を守ってください。

 過去の事例や海外の事例においても建物の陰にいて一命を取りとめた事例もあり、木陰に隠れたり、地面に伏せるだけでも、爆風や破片から身を守れる可能性はあるので、決して無駄と思わず行動を取ってください。

Q6 避難する際には、避難施設として都道府県知事に指定されている建物又は地下施設に避難しなければならないのか。

 避難施設として指定されているかどうかにかかわらず、近くの建物(できれば頑丈な建物)の中又は地下施設に避難してください。

Q7 都道府県知事が指定した緊急一時避難施設などの避難する場所の情報については、どのようにして知ることができるか。

 内閣官房のホームページ「国民保護ポータルサイト」で、緊急一時避難施設を含む避難施設の場所を確認できます。位置情報を入力したら今いる場所から近い施設を検索することも可能ですので、日ごろからどこに避難する場所があるのかということを把握しておくと、いざというときにすぐに行動することができます。普段平常時から確認してみてください。

避難施設

Q8 「ミサイルは、●●へ通過した」との情報伝達があった場合は、どうすればよいか。

 政府からの情報について、テレビやラジオで確認してください。

 引き続き避難をしていただく必要はありませんが、もし、不審な物を発見した場合には、決して近寄らず、すぐに警察、消防や海上保安庁に連絡してください。

Q9 「ミサイルが落下した」との情報伝達があった場合は、どうすればよいか。

 続報が伝達されますので、引き続き屋内に避難してください。

 弾頭の種類に応じて被害の様相や対応が大きく異なります。そのため、テレビ、ラジオ、インターネットなどを通じて情報収集に努めてください。また、行政からの指示があればそれに従って、落ち着いて行動してください。

 もし、近くにミサイルが着弾した場合は、弾頭の種類に応じて被害の及ぶ範囲などが異なりますが、次のように行動してください。

 屋外にいる場合は、口と鼻をハンカチで覆いながら、現場から直ちに離れ、密閉性の高い屋内の部屋又は風上に避難してください。

 屋内にいる場合は、換気扇を止め、窓を閉め、目張りをして室内を密閉してください。

 

(参考)Jアラートが出されたらどうすればいい(政府インターネットテレビ)

  

内閣官房国民保護ポータルサイト

仮に、弾道ミサイルが落下する可能性がある場合にとるべき行動が、内閣官房国民保護ポータルサイトで紹介されています。※外部リンク、別ウィンドウで開きます。

※PDFの内容は随時更新されていますが、ファイル名は変更されていないため、別ウィンドウで開いたPDFの表示を更新してください。

※PDFに記載されているJアラートや緊急速報メールによる情報伝達の仕組みはこちらを参考にしてください。

なお、携帯電話・スマートフォンのほとんどが、エリアメール・緊急速報メールを受信できますが、一部には受信できないものがあります。そこで消防庁で、お持ちの携帯電話・スマートフォンが受信できるかどうかの確認手順と、受信できない(又は受信できるか分からない)場合の対策をまとめていますので、ご確認ください。


また武力攻撃事態等における避難に当たって国民が留意しておくべき事項も紹介されていますので、こちらもご確認ください。

  

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