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避難に関する情報が変わりました。

災害対策基本法の改正に伴い、令和3年5月20日から避難情報が変わりました。

◆警戒レベルとは

住民の皆さんに現在の危険度を5段階の数字で理解していただくため、気象台が発表する情報の一部と、市町村が発令する避難に関する情報(避難指示など)に「警戒レベル」が表示されます。

「警戒レベル」は数字で示され、危険度が最も低い「警戒レベル1」から、最も高い「警戒レベル5」までの5段階があります。

 

◆避難に関する情報

災害対策基本法の改正に伴い、令和3年5月20日から「警戒レベル3」から「警戒レベル5」までの避難情報が変わりました。「警戒レベル3(高齢者等避難)」は、避難に時間がかかる高齢者等が避難を始める目安となるものであり、「警戒レベル4(避難指示)」は、全員が避難を開始するものです。

これらの情報は、報道機関や行政から様々な方法で住民の皆さんに呼びかけられます。常日頃から気象情報には気を配っていただくとともに、「警戒レベル」が発表された際には、以下に示す「どんな行動をとればいい?」を参考にして、決して逃げ遅れて被災することのないよう適切な避難行動などをとってください。

また、最も高い「警戒レベル5(緊急安全確保)」は、すでに災害が発生・切迫した状況で命の危険から身の安全を確保する行動を促すために発令される情報です。「警戒レベル5」を待つことなく、早め早めに避難行動をとりましょう。

一人ひとりが「自らの命は自らが守る」ことを認識し、避難情報がどのようなときに発令され、自分はどのように行動すればよいかを知っておきましょう。

<注意点>

避難情報は一般に「○○地区」などのある程度まとまった範囲を対象として発令されますが、家ごと、世帯ごとに立地条件や家族構成が異なるため、とるべき行動も変わってくることに留意してください。

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※1 市町村が災害の状況を確実に把握できるものではない等の理由から、警戒レベル5は必ず発令される情報ではありません。

※2 避難指示は、これまでの避難勧告のタイミングで発令されることとなります。

※3 警戒レベル3は、高齢者等以外の人も必要に応じ普段の行動を見合わせたり、避難の準備をしたり、危険を感じたら自主的に避難するタイミングです。

  

警戒レベル1

【どんなときに発令される?】

気象庁が発表する「早期注意情報(警報級の可能性)」で、気象警報の可能性が「中」または「高」とされたときに「警戒レベル1」となります。

 

【どんな行動をとればいい?】

もしもに備えて、災害への心構えを高めましょう。

(例:防災気象情報等の最新情報に注意する、非常持ち出しする物の確認 など)

 

警戒レベル2

【どんなときに発令される?】

気象台から、大雨注意報または洪水注意報が発表されると、「警戒レベル2」となります。

 

【どんな行動をとればいい?】

避難するときにどのような行動をとればよいか確認しておきましょう。

  • ハザードマップなどで災害リスク(今いるところが浸水するおそれがないか、土砂災害が発生するおそれがないかなど)を調べておく
  • 避難場所や、避難の経路、避難するタイミングなどを再確認しておく
  • 避難情報をどのようにして入手するか確認しておく など

警戒レベル3(危険な場所から高齢者等は避難)

【どんなときに発令される?】

市町村から「高齢者等避難」が発令されると「警戒レベル3」になります。

 

【どんな行動をとればいい?】

  • 避難に時間がかかる人、避難する際に手伝いが必要な人は、安全な場所(市町村から避難先として示された避難所など)への避難を始めましょう。
  • その他の人は、普段の行動を見合わせ始めたり、避難の準備をはじめましょう。今いる場所の災害リスクや、気象状況の様子を考慮して、「避難指示」が発令される前に自主的に避難することも選択肢の一つです。

警戒レベル4(危険な場所から全員避難)

【どんなときに発令される?】

  • 市町村から「避難指示」が発令されると「警戒レベル4」になります。 対象となる地域にいる人に避難を呼びかける情報です。
  • たとえば水害の場合、同一の建物であっても高層階を除外して発令されることがあります。

 

【どんな行動をとればいい?】

  • 市町村から示された避難所や安全な親戚や知人宅などへ避難することを基本とした避難行動をとりましょう。
  • ハザードマップ等で自宅等の浸水想定等を確認し、上階への移動等により身の安全を確保することができるときは、自宅に留まることも可能です。
  • 避難指示が発令された際にとるべき避難行動は、今いる場所の災害リスクや、気象状況などの条件によって変わります。安全に避難できるよう、できるだけ早めの判断をしましょう。

 

【おぼえておこう!】

  • 「警戒レベル4」は、全員に避難を呼びかける情報です。
  • 全部で5段階あるうち、上から2番目に危険なレベルです。
  • あと1段階あると思ってはいけません比較的安全に避難が可能な段階である「警戒レベル4」で避難行動をとりましょう

警戒レベル5(命の危険 直ちに安全確保)

【どんなときに発令される?】

  • 市町村から「緊急安全確保」が発令されると、最も危険度が高い「警戒レベル5」となります。
  • 「緊急安全確保」は、実際に災害が発生・切迫したときに発令される可能性があります。(災害が発生・切迫した時に必ず発令されるとは限りません。)

 

【どんな行動をとればいい?】

  • すでに災害が発生・切迫している状況です。命の危険からあなた自身や、ご家族などの身の安全を確保する行動をとりましょう。
  • 「身の安全を確保する行動」とは、今いる場所や気象状況など、さまざまな条件やタイミングによって異なります。その時点で考えられる範囲で、最も安全と考えられる行動をとりましょう。ただし、本行動をとったとしても身の安全を確保できるとは限りません。何より、「警戒レベル5」となるまで決断を先送りすることなく、もっと早い段階で安全に避難しましょう。

警戒レベルの一覧表

「警戒レベル」を表で整理すると次のようになります。

警戒レベル 住民の行動を促す情報 発表 住民がとるべき行動

レベル5
(命の危険 直ちに安全確保)

緊急安全確保 市町村

すでに災害が発生・切迫している状況であり、命の危険から身の安全を守るための行動をとる。

レベル4
(危険な場所から全員避難)

避難指示 市町村 指定緊急避難場所等への立退き避難を基本とする避難行動をとる。

レベル3

(危険な場所から高齢者等は避難)

高齢者等避難 市町村 高齢者等は立退き避難する。その他の者は立退き避難の準備をし、自発的に避難する。
レベル2 大雨注意報、洪水注意報 気象台 避難に備え自らの避難行動を確認する。
レベル1 早期注意情報(警報級の可能性) 気象台 災害への心構えを高める。

 

  

警戒レベル相当情報とは

従来から気象台や行政から発表され、避難の判断などに用いられていた気象情報、防災情報についても、「警戒レベル」と同じように5段階で危険度が整理されました。こちらは「警戒レベル相当情報」といいます。

詳しくは、内閣府(防災情報)のホームページをご覧ください。


◆防災気象情報をもとにとるべき行動と、相当する警戒レベルについて

情報 とるべき行動  警戒レベル 
 大雨特別警報

氾濫発生情報

 地元の自治体が警戒レベル5緊急安全確保を発令する判断材料となる情報です。災害が発生又は切迫していることを示す警戒レベル5に相当します。
 何らかの災害がすでに発生している可能性が極めて高い状況となっています。命の危険が迫っているため直ちに身の安全を確保してください。
警戒レベル5相当
 土砂災害警戒情報

危険度分布「非常に危険」(うす紫)

氾濫危険情報

高潮特別警報

高潮警報

 地元の自治体が警戒レベル4避難指示を発令する目安となる情報です。危険な場所からの避難が必要とされる警戒レベル4に相当します。 
 災害が想定されている区域等では、自治体からの避難指示の発令に留意するとともに、避難指示が発令されていなくてもキキクル(危険度分布)や河川の水位情報等を用いて自ら避難の判断をしてください。
警戒レベル4相当 

大雨警報(土砂災害)※1

洪水警報

危険度分布「警戒」(赤)

氾濫警戒情報

高潮注意報(警報に切り替える可能性が高い旨に言及されているもの※2)

 地元の自治体が警戒レベル3高齢者等避難を発令する目安となる情報です。高齢者等は危険な場所からの避難が必要とされる警戒レベル3に相当します。
 災害が想定されている区域等では、自治体からの高齢者等避難の発令に留意するとともに、高齢者等以外の方もキキクル(危険度分布)や河川の水位情報等を用いて避難の準備をしたり自ら避難の判断をしたりしてください。
警戒レベル3相当
 危険度分布「注意」(黄)

氾濫注意情報

 避難行動の確認が必要とされる警戒レベル2に相当します。
 ハザードマップ等により、災害が想定されている区域や避難先、避難経路を確認してください。
警戒レベル2相当

大雨注意報

洪水注意報
高潮注意報(警報に切り替える可能性に言及されていないもの※2)

 避難行動の確認が必要とされる警戒レベル2です。
 ハザードマップ等により、災害が想定されている区域や避難先、避難経路を確認してください。
警戒レベル2

早期注意情報(警報級の可能性)

注:大雨に関して、[高]又は[中]が予想されている場合

 災害への心構えを高める必要があることを示す警戒レベル1です。
 最新の防災気象情報等に留意するなど、災害への心構えを高めてください。
警戒レベル1

※1 夜間~翌日早朝に大雨警報(土砂災害)に切り替える可能性が高い注意報は、高齢者等は危険な場所からの避難が必要とされる警戒レベル3に相当します。

※2 警報に切り替える可能性については、市町村ごとの警報・注意報のページで確認できます。


もっと詳しく知りたいときは

「警戒レベル」についてもっと詳しく知りたいときは、以下のリンク先をご覧ください。

 

 

 

  

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