「雪山レジャーの心得」ちらしダウンロード(PDF:487KB)
一、登山届・下山届の提出
雪山は絶えず危険にさらされています。 万一の事態に備え、山に登る際は登山届・下山届を出しましょう。
※登山届については本ページ下部の「雪山レジャーに関する情報リンク」をご覧ください。
二、コースを外れない
スキーコースや登山道を外れての行動は、遭難の危険性がより高まります。
スキーコース、登山道から外れないようにしましょう。
三、単独行動は危険!
一人では適切な判断ができにくく、さらに遭難した場合に救助を求めることができません。
単独での行動はやめましょう。
四、携帯電話等の持参
いざというとき、警察消防に連絡通報できるのは携帯電話や無線機です。
入山前はフル充電を確実に行いましょう。
また、気温が低いと消耗時間も早いので予備の電源を用意した方が安全です。
五、気象状態の確認
入山する前に必ず期間中の気象状況を確認し、注意報・警報の発令中は回避しましょう。
登山中少しでも天候悪化の兆しが見えたら、潔く登山を中止するか引き返す勇気を持ちましょう。
六、万全な体調で
冬山は天候が急激に変化し、厳しい寒さにより体力が消耗します。
七、雪崩・雪ぴに注意
雪崩による遭難事故が全国的に発生しています。
積雪、降雪の状況や気温の変化など十分注意しましょう。
稜線では風下に大きな雪ぴができ、危険な稜線を形つくっています。
雪崩のおきやすい場所や雪ぴ等、危険な場所には近づかないことが大切です。
[外部リンク]政府広報「雪崩から身を守るために」
毎年、全国で雪崩による生き埋めや吹雪など天候悪化による遭難が相次いで発生しています。
「バックカントリー」とは管理されていない山のことを言います。そのため、バックカントリースキーでは、人工的に整備されたスキー場ではなく自然そのままの雪山を滑ることが可能なので、良質な雪質の斜面を、周りに誰もいない状態で思う存分楽しむことができると言えます。
しかし、整備管理されたスキー場と異なり、非常に危険ですので、皆様の自覚ある行動をお願いいたします。
バックカントリースキーに於ける様々な危険性
- スキー場エリア外で事故が発生した場合、場所の特定などに時間を要し捜索救助に時間がかかります。 最悪の場合、連絡も出来ず、事故が発生したことに気付かれなければ、捜索救助ができません。
- 雪山は天候が変わりやすく、吹雪はルートを見失い、容赦無く体温を奪います。降雪や吹雪などにより「ホワ イトアウト」の状況に陥る場合もあります。
- 疲れたからといっても、そこにレストハウスはありません。食料も自分で担がなければなりません。
- スキー場エリア外では、思わぬ所に危険が潜んでいます。
・ 雪庇(せっぴ)に乗ったため、雪庇が崩落し雪崩が発生する危険性
・ 硬いバーンに新雪が乗った状態をスキーやスノーボードで滑ったことにより雪崩が発生する危険性
・積雪に隠れた木の枝などに足を取られる危険性
・立ち木に衝突する危険性や沢の中に落ちる危険性
- 両足が固定されたスノーボードでは、下半身が埋まっただけでも脱出は困難です。
- スキー場の山頂やコース脇の斜面を、パトロール管理区域外を越えて滑走すること、いわゆるサイドカントリーもバックカントリーの一種になります。
※これらは一例ですが、いずれも命に関わることを自覚してください。
スキー場のエリア外は、自己責任が問われます
- 遭難等に伴い捜索を行なった場合、捜索費用等を負担しなければならないこともあります。
- 自分の技術・経験を過信していませんか? ゲレンデとは別のスキルが必要です。
誤った判断をしていませんか!一つ間違えば、命が亡くなります。
・スキー場のすぐ側だから大丈夫 ・滑った跡があるから大丈夫
・上手な人と一緒だから大丈夫 ・この沢を降りれば多分スキー場だから大丈夫
・ ビーコンを持っているから大丈夫 ・携帯電話があるから大丈夫
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